JPH0715732B2 - 磁石消去ヘツド - Google Patents
磁石消去ヘツドInfo
- Publication number
- JPH0715732B2 JPH0715732B2 JP8851786A JP8851786A JPH0715732B2 JP H0715732 B2 JPH0715732 B2 JP H0715732B2 JP 8851786 A JP8851786 A JP 8851786A JP 8851786 A JP8851786 A JP 8851786A JP H0715732 B2 JPH0715732 B2 JP H0715732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- magnetizing
- magnetized
- erasing head
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープレコーダ，ビデオテープレコーダおよび
データレコーダに用いることができる磁石消去ヘッドに
関するものである。
データレコーダに用いることができる磁石消去ヘッドに
関するものである。
従来の技術 近年、磁石消去ヘッドはテープレコーダの小型化や回路
の簡素化に伴い、交流消去ヘッドにかわり使用される傾
向にある。
の簡素化に伴い、交流消去ヘッドにかわり使用される傾
向にある。
以下図面を参照しながら従来の磁石消去ヘッドについて
説明する。
説明する。
第５図および第６図は従来の磁石消去ヘッドのテープ走
行状態および内部構造をそれぞれ示すものである。ま
た、第７図および第８図は来の磁石消去ヘッドの着磁装
置および着磁状態をそれぞれ示すものである。
行状態および内部構造をそれぞれ示すものである。ま
た、第７図および第８図は来の磁石消去ヘッドの着磁装
置および着磁状態をそれぞれ示すものである。
第５図において、１はテープ、２はテープガイド、３は
録再ヘッド、17は消去ヘッドであり、18は消去ヘッド17
のコアである。第６図において、19はコア18を保持する
保持体である。第７図において、20はコア18に着磁する
ための着磁器、21は着磁器20のコイル、22は着磁器20の
第１磁極、23は着磁器20の第２磁極、24は着磁器20の第
３磁極である。第８図において、25は着磁器20のコイル
21に着磁電流Ｉを流すことにより、第１磁極22に発生し
た着磁磁界でコア18に着磁した第１着磁極、同様に26と
27は第２および第３磁極23および24に発生した着磁磁界
でコア18に着磁した第２および第３着磁極である。
録再ヘッド、17は消去ヘッドであり、18は消去ヘッド17
のコアである。第６図において、19はコア18を保持する
保持体である。第７図において、20はコア18に着磁する
ための着磁器、21は着磁器20のコイル、22は着磁器20の
第１磁極、23は着磁器20の第２磁極、24は着磁器20の第
３磁極である。第８図において、25は着磁器20のコイル
21に着磁電流Ｉを流すことにより、第１磁極22に発生し
た着磁磁界でコア18に着磁した第１着磁極、同様に26と
27は第２および第３磁極23および24に発生した着磁磁界
でコア18に着磁した第２および第３着磁極である。
以上のように構成された消去ヘッドについて、以下その
動作を説明する。
動作を説明する。
テープ１に記録する場合、テープ１は消去ヘッド17のコ
ア18に圧接されながら走行するため、テープを飽和磁化
するのに充分な着磁強度を有する磁石材料で構成される
コア18の消去磁界により飽和磁化されて消去された後、
録再ヘッド３にて新たに記録される。消去ヘッド17のコ
ア18には第８図a,bに示すように複数の着磁極が互いに
隣り合う着磁極とは逆極性でかつテープ走行方向にその
着磁強度が漸次減少するように設けられている。これ
は、交流消去と同様にテープの磁化を反転させながら残
留磁化を零に収れんすることを意図している。実際に交
流消去と同様にテープ上の残留磁気を零に収れんするた
めには、テープ走行の変動や各種テープ間の電磁変換特
性の差、さらには着磁極の着磁強度のバラツキなどの考
慮すると数十極の着磁極が必要である。コア18のテープ
走行方向の幅寸法には限界があるため、現在実用されて
いるものの着磁極数は最大でも10極程度であり、交流消
去並みの零消去には性能面でほど遠いものとなってい
る。限られたコア幅でできる限り着磁極数を多くするこ
とが性能向上に最も重要なことである。
ア18に圧接されながら走行するため、テープを飽和磁化
するのに充分な着磁強度を有する磁石材料で構成される
コア18の消去磁界により飽和磁化されて消去された後、
録再ヘッド３にて新たに記録される。消去ヘッド17のコ
ア18には第８図a,bに示すように複数の着磁極が互いに
隣り合う着磁極とは逆極性でかつテープ走行方向にその
着磁強度が漸次減少するように設けられている。これ
は、交流消去と同様にテープの磁化を反転させながら残
留磁化を零に収れんすることを意図している。実際に交
流消去と同様にテープ上の残留磁気を零に収れんするた
めには、テープ走行の変動や各種テープ間の電磁変換特
性の差、さらには着磁極の着磁強度のバラツキなどの考
慮すると数十極の着磁極が必要である。コア18のテープ
走行方向の幅寸法には限界があるため、現在実用されて
いるものの着磁極数は最大でも10極程度であり、交流消
去並みの零消去には性能面でほど遠いものとなってい
る。限られたコア幅でできる限り着磁極数を多くするこ
とが性能向上に最も重要なことである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第７図に示すような着磁方法では、着磁
するための第1,第２および第３磁極に対応する対向磁極
がないため、着磁磁界が分散して第８図ａに示すように
着磁極間の境界があいまいになる着磁のにじみ出し現象
が発生する。この着磁のにじみ出しは着磁強度が不安定
となるとともに着磁極間隔が小さくなると、隣接する着
磁極間での打消し合いがひどくなり、着磁極が相殺され
るという問題点を有していた。
するための第1,第２および第３磁極に対応する対向磁極
がないため、着磁磁界が分散して第８図ａに示すように
着磁極間の境界があいまいになる着磁のにじみ出し現象
が発生する。この着磁のにじみ出しは着磁強度が不安定
となるとともに着磁極間隔が小さくなると、隣接する着
磁極間での打消し合いがひどくなり、着磁極が相殺され
るという問題点を有していた。
本発明は前記問題点に鑑み、限られたコア幅内に数多く
の着磁極を着磁するための高密度着磁を実現するための
磁石消去ヘッドを提供するものである。
の着磁極を着磁するための高密度着磁を実現するための
磁石消去ヘッドを提供するものである。
問題点を解決するための手段 前述の問題点を解決するために本発明の磁石消去ヘッド
は、中空部に円柱状の着磁用磁極を挿入し、もう一方の
着磁用磁極をコアの円周面に圧接してコアの円周面に着
磁極を形成したパイプ状の磁石コアと、着磁極が形成さ
れているコア円周面が突出するようにインサート成形に
よる保持体にて構成したものである。
は、中空部に円柱状の着磁用磁極を挿入し、もう一方の
着磁用磁極をコアの円周面に圧接してコアの円周面に着
磁極を形成したパイプ状の磁石コアと、着磁極が形成さ
れているコア円周面が突出するようにインサート成形に
よる保持体にて構成したものである。
作用 本発明は上記の構成によって、コアの中空部に挿入され
た円柱状の着磁用磁極とコア円周面に圧接した着磁用磁
極との間でコア円周面に対して垂直方向の乱れの無い着
磁磁界が得られ、その結果、着磁のにじみ出しのない、
隣接磁極間での着磁の相互影響を受けていない着磁極が
得られ、限られたコア幅で多数の着磁極が得られる高密
度着磁が実現できる。
た円柱状の着磁用磁極とコア円周面に圧接した着磁用磁
極との間でコア円周面に対して垂直方向の乱れの無い着
磁磁界が得られ、その結果、着磁のにじみ出しのない、
隣接磁極間での着磁の相互影響を受けていない着磁極が
得られ、限られたコア幅で多数の着磁極が得られる高密
度着磁が実現できる。
また、保持体よりコアが突出した前面形状となり、保持
体とコアの境界において多少の段差が生じてもあらたに
成形加工を施すことなくテープとコアの良好な接触が得
られる。
体とコアの境界において多少の段差が生じてもあらたに
成形加工を施すことなくテープとコアの良好な接触が得
られる。
実施例 以下、本発明の実施例の磁石消去ヘッドについて図面を
参照しながら説明する。第１図は本発明の一実施例にお
ける磁石消去ヘッドのテープ走行状態を示すものであ
る。第１図において、４は消去ヘッド、５はコアであ
る。第２図は消去ヘッド４の内部構造を示すものであ
り、６は保持体、７はコア５の突出部である。第３図は
消去ヘッド４の着磁装置を示すものであり、８は着磁
器、９は着磁器８のコイル、10は着磁器８の第１磁極、
11は着磁器８の第２磁極、12は着磁器８の第３磁極、13
は着磁器の第４磁極である。第４図は消去ヘッド４の着
磁状態を示すものであり、14は着磁器８のコイル９に着
磁電流Ｉを流すことにより、第１磁極10と第４磁極13と
の間に発生した着磁磁界でコア５に着磁した第１着磁
極、同様に15と16は第２および第３磁極11および12と第
４磁極13との間に発生した着磁磁界でコア５に着磁した
第２および第３着磁極である。
参照しながら説明する。第１図は本発明の一実施例にお
ける磁石消去ヘッドのテープ走行状態を示すものであ
る。第１図において、４は消去ヘッド、５はコアであ
る。第２図は消去ヘッド４の内部構造を示すものであ
り、６は保持体、７はコア５の突出部である。第３図は
消去ヘッド４の着磁装置を示すものであり、８は着磁
器、９は着磁器８のコイル、10は着磁器８の第１磁極、
11は着磁器８の第２磁極、12は着磁器８の第３磁極、13
は着磁器の第４磁極である。第４図は消去ヘッド４の着
磁状態を示すものであり、14は着磁器８のコイル９に着
磁電流Ｉを流すことにより、第１磁極10と第４磁極13と
の間に発生した着磁磁界でコア５に着磁した第１着磁
極、同様に15と16は第２および第３磁極11および12と第
４磁極13との間に発生した着磁磁界でコア５に着磁した
第２および第３着磁極である。
以上のように構成された消去ヘッドについて、以下第１
図〜第４図を用いてその動作を説明する。
図〜第４図を用いてその動作を説明する。
テープ１に記録する場合、テープ１は消去ヘッド４のコ
ア５に圧接させながら走行するため、テープを飽和磁化
するのに充分な着磁強度を有する磁石材料で構成される
コア５の消去磁界により飽和磁化されて消去された後、
録再ヘッド３にて新たに記録される。コア５は第３図に
示すように着磁器８のコイル９に着磁電流Ｉを流すこと
により、第１〜第３の磁極と第４磁極との間に発生する
着磁磁界にて第４図ａに示すような第１〜第３の着磁極
が形成されている。
ア５に圧接させながら走行するため、テープを飽和磁化
するのに充分な着磁強度を有する磁石材料で構成される
コア５の消去磁界により飽和磁化されて消去された後、
録再ヘッド３にて新たに記録される。コア５は第３図に
示すように着磁器８のコイル９に着磁電流Ｉを流すこと
により、第１〜第３の磁極と第４磁極との間に発生する
着磁磁界にて第４図ａに示すような第１〜第３の着磁極
が形成されている。
このように形成された第１〜第３の着磁極は、着磁器８
にそれぞれの着磁極を着磁する第１〜第３磁極に対極と
しての第４磁極を設けているので、コア５の円周面に対
して垂直に着磁磁界が加わり、第４図ａに示すように着
磁のにじみ出しのない、隣接着磁極間の相互作用のない
着磁となっている。このため、各着磁極の間隔も相互作
用を考慮することなく大幅に狭くすることが可能となる
とともに着磁強度の安定がはかることができ、限られた
コア幅内に数多くの着磁極を設ける高密度着磁が可能と
なる。
にそれぞれの着磁極を着磁する第１〜第３磁極に対極と
しての第４磁極を設けているので、コア５の円周面に対
して垂直に着磁磁界が加わり、第４図ａに示すように着
磁のにじみ出しのない、隣接着磁極間の相互作用のない
着磁となっている。このため、各着磁極の間隔も相互作
用を考慮することなく大幅に狭くすることが可能となる
とともに着磁強度の安定がはかることができ、限られた
コア幅内に数多くの着磁極を設ける高密度着磁が可能と
なる。
発明の効果 以上のように本発明は、中空部に円柱状の着磁用磁極を
挿入し、もう一方の着磁用磁極をコアの円周面に圧接し
てコアの円周面に着磁極を形成したパイプ状の磁石コア
と、着磁極が形成されているコア円周面が突出するよう
にインサート成形による合成樹脂製の保持体を備えるた
め、コアの中空部に挿入した着磁用磁石とコア円周面に
圧接した着磁磁極間でコア円周面に垂直な着磁磁界を発
生させ、隣接した着磁極間の相互作用のない、高密度着
磁を実現することができる。
挿入し、もう一方の着磁用磁極をコアの円周面に圧接し
てコアの円周面に着磁極を形成したパイプ状の磁石コア
と、着磁極が形成されているコア円周面が突出するよう
にインサート成形による合成樹脂製の保持体を備えるた
め、コアの中空部に挿入した着磁用磁石とコア円周面に
圧接した着磁磁極間でコア円周面に垂直な着磁磁界を発
生させ、隣接した着磁極間の相互作用のない、高密度着
磁を実現することができる。
第１図は本発明の第１の実施例における磁石消去ヘッド
のテープ走行状態を示す斜視図、第２図は第１図の磁石
消去ヘッドの構造を示す断面図、第３図は第１図の磁石
消去ヘッドの着磁器を示す斜視図、第４図a,bは同ヘッ
ドのコアの着磁状態を示す模式図および着磁強度の分布
図、第５図は従来の磁石消去ヘッドのテープ走行状態を
示す斜視図、第６図は第５図の磁石消去ヘッドの構造を
示す断面図、第７図は同ヘッドの着磁器を示す斜視図、
第8a,bは同ヘッドのコアの着磁状態を示す模式図および
着磁強度の分布図である。 ５……コア、６……保持体、７……突出部。
のテープ走行状態を示す斜視図、第２図は第１図の磁石
消去ヘッドの構造を示す断面図、第３図は第１図の磁石
消去ヘッドの着磁器を示す斜視図、第４図a,bは同ヘッ
ドのコアの着磁状態を示す模式図および着磁強度の分布
図、第５図は従来の磁石消去ヘッドのテープ走行状態を
示す斜視図、第６図は第５図の磁石消去ヘッドの構造を
示す断面図、第７図は同ヘッドの着磁器を示す斜視図、
第8a,bは同ヘッドのコアの着磁状態を示す模式図および
着磁強度の分布図である。 ５……コア、６……保持体、７……突出部。
Claims (1)
- 【請求項１】中空部に円柱状の着磁用磁極を挿入し、も
う一方の着磁用磁極をコアの円周面に圧接してコアの円
周面に着磁極を形成したパイプ状の磁石コアと、着磁極
が形成されているコア円周面が突出するようにインサー
ト成形した保持体を備えたことを特徴とする磁石消去ヘ
ッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8851786A JPH0715732B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 磁石消去ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8851786A JPH0715732B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 磁石消去ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62245510A JPS62245510A (ja) | 1987-10-26 |
| JPH0715732B2 true JPH0715732B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=13945018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8851786A Expired - Lifetime JPH0715732B2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 磁石消去ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0827896B2 (ja) * | 1988-05-23 | 1996-03-21 | 嘉徳 北村 | 消去ヘツド |
-
1986
- 1986-04-17 JP JP8851786A patent/JPH0715732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62245510A (ja) | 1987-10-26 |
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