JPH07152443A - 電流源スタート回路 - Google Patents

電流源スタート回路

Info

Publication number
JPH07152443A
JPH07152443A JP5299503A JP29950393A JPH07152443A JP H07152443 A JPH07152443 A JP H07152443A JP 5299503 A JP5299503 A JP 5299503A JP 29950393 A JP29950393 A JP 29950393A JP H07152443 A JPH07152443 A JP H07152443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
switch means
control signal
sleep
current source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5299503A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Suzuki
浩二 鈴木
Mitsunari Oya
充也 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd, Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5299503A priority Critical patent/JPH07152443A/ja
Publication of JPH07152443A publication Critical patent/JPH07152443A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流源回路が安定して動作するまでに時間を
要し、この時間もトランジスタの大きさ、周辺のトラン
ジスタ、配線等の配置により異なるという点について解
決する。 【構成】 電流源を動作させるために入力端子1にLレ
ベルのスリープ信号SPが入力されると、PMOS3が
オフし、PMOS4のドレイン電位が電源電位VDDか
ら切り離される。Lレベルのスリープ信号SPが遅延回
路10aに入力されると、所定の時間だけ遅延して遅延
回路10aからLレベルの信号VAが出力される。その
遅延時間だけNMOS10b及び10cがオンし、PM
OS4のドレイン電極からNMOS10b及び10cを
介して、GNDに電流IDが流れて、PMOS4のドレ
イン電極の電位が下がり、PMOS4及び5がオンし、
電流が流れて電流源回路が安定して動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリープ機能を有する
電流源回路をスリープオフして該電流源回路の動作の起
動を高速に行うための電流源スタート回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路において、スリ
ープモードに設定して電流源回路を停止させ、回路の消
費電流を少なくしている。図2は、従来の電流源回路の
一構成例を示す回路図である。この電流源回路は、相補
型電界効果トランジスタ(以下、CMOSと呼ぶ)等で
構成されており、電流源のオン又はオフを指示するスリ
ープ信号SPを入力する入力端子1を有している。入力
端子1は、インバータ2に接続され、インバータ2の出
力側には、電流源回路をオン又はオフするためのPチャ
ネル型電界効果トランジスタ3(以下、PMOSと呼
ぶ)のゲート電極に接続されている。PMOS3のソー
ス電極は、第1の電源(例えば、VDD)に接続されて
いる。PMOS3のドレイン電極は、PMOS4のドレ
イン電極に接続されている。PMOS4のドレイン電極
とゲート電極とが接続されている。PMOS4のソース
電極はVDD電源電位に接続されている。PMOS4の
ゲート電極が、PMOS5のゲート電極に接続されてい
る。PMOS4のドレイン電極とNチャネル型電界効果
トランジスタ7(以下、NMOSと呼ぶ)のドレイン電
極が接続されている。PMOS5のドレイン電極とNM
OS7のドレイン電極、ゲート電極、及びNMOS6の
ゲート電極が接続されている。NMOS6及びNMOS
7のソース電極は、第2の電源電位(例えば、グラウン
ドGND)に接続されている。PMOS5のゲート電極
は、カレントミラ2のPMOS8aのゲート電極に接続
されている。PMOS8aのソース電極は電源電位VD
Dに接続され、そのドレイン電極が出力端子9に接続さ
れ、この出力端子9には、図示しない負荷が接続され
る。
【0003】図2に示す電流源回路の動作を説明する。
電流源回路をスリープオンして停止させるために入力端
子1に高レベル(以下、Hレベルと呼ぶ)のスリープ信
号SPが入力されると、インバータ2で反転されてPM
OS3のゲート電極に低レベル(以下、Lレベルと呼
ぶ)の信号が入力されてPMOS3がオンし、PMOS
3のドレイン電極の電位がHレベルに変化する。PMO
S4、5及び8aのゲート電極には、Hレベルの信号が
入力されて、PMOS4、5及び8aがオフすると共
に、NMOS6及び7がオフして電流源回路が停止す
る。電流源回路を動作させるために入力端子1にLレベ
ルのスリープ信号SPが入力されると、インバータ2
で、反転されてPMOS3のゲート電極にHレベルの信
号が入力されて、PMOS3がオフする。PMOS4の
ドレインの電位が自然放電により下がる。この電位が、
PMOS4の順方向電圧よりも下がると、このPMOS
4のソース電極からドレイン電極に電流が流れて電圧が
下がり、PMOS5がオンする。PMOS5がオンする
と、PMOS5のドレイン電極の電位が上がり、NMO
S6及び7がオンし、電流が流れて、PMOS4のドレ
イン電極の電位が安定した電位に維持されて、カレント
ミラ8の出力端子9にPMOS4と5のチャネル幅の比
及びNMOS6と7のチャネル幅の比で決まる一定の電
流が負荷に出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電流源回路においては、次のような課題があった。 (1)電流源回路がスリープした状態では、PMOS4
のドレイン電極、ゲート電極、及びPMOS5のゲート
電極の電位がHレベルの電位維持されて、これらの電極
及び周辺の寄生容量が充電される。そのために、電流源
回路を動作させるためにPMOS3をオフして、PMO
S4のドレイン電極、ゲート電極及び、PMOSM5の
ゲート電極を電源電位VDDから切り離しても、これら
の電極の電位がリークによる自然放電によって下がるた
め、PMOS4、5、及びNMOS6、7がオンして、
電流源回路が安定して動作するまでに時間を要するとい
う問題点があった。 (2)電流源回路が安定して動作するまでの時間も、チ
ャネル幅等のトランジスタのサイズ、周辺のトランジス
タ及び配線等の配置により異なると言う問題点があっ
た。 本発明は前記従来技術が持っていた課題として、電流源
回路が安定して動作するまでに時間を要し、この時間も
トランジスタの大きさ、周辺のトランジスタ及び配線等
の配置により異なるという点について解決した電流源ス
タート回路を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は、前記課題を
解決するために、第1の電極と第1の電源電位に接続さ
れた第2の電極との間を、電源のスリープオン又はオフ
を指示する制御信号の制御電極への印加によって導通制
御される第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手
段の第1の電極に接続された第1の電極と前記第1の電
源電位に接続された第2の電極との間を、前記第1のス
イッチ手段の第1の電極の制御信号によって導通制御さ
れる第2のスイッチ手段と、第1の電極と前記第1の電
源電位に接続された第2の電極との間を、前記第2のス
イッチ手段の第1の電極に接続された制御電極によって
導通制御される第3のスイッチ手段と、前記第2のスイ
ッチ手段の第1の電極に接続された第1の電極と第2の
電源電位に接続された第2の電極との間を、前記第3の
スイッチ手段の第1の電極に接続された制御電極によっ
て導通制御される第4のスイッチ手段とを備えた電流源
回路において、次のような電流源スタート回路を設けて
いる。即ち、前記電流源スタート回路は、電源のスリー
プオン又はオフを指示する第1の制御信号が入力され、
該第1の制御信号に対して遅延した第2の制御信号を出
力する遅延手段と、前記第2のスイッチ手段の第1の電
極に接続された第1の電極と第2の電極との間を、前記
電源のスリープオン又はオフを指示する制御信号の制御
電極への印加によって導通制御される第5のスイッチ手
段と、前記第5のスイッチ手段の第2の電極に接続され
た第1の電極と前記第2の電源電位に接続された第2の
電極との間を、前記電源のスリープオン又はオフを指示
する制御信号の制御電極への印加によって前記第5のス
イッチ手段に対して相補的に導通制御される第6のスイ
ッチ手段とを備えている。そして、前記第5又は第6の
スイッチ手段のうち前記電源のスリープオフ時に導通す
るスイッチ手段の制御電極に前記第1の制御信号に基づ
く制御信号が入力され、前記第5又は第6のスイッチ手
段のうち前記電源のスリープオン時に導通するスイッチ
手段の制御電極に前記第2の制御信号に基づく制御信号
が入力される構成になっている。
【0006】第2の発明は、第1の発明と同様の電流源
回路において、次のような電流源スタート回路を設けて
いる。即ち、前記電流源スタート回路は、電源のスリー
プオン又はオフを指示する第1の制御信号が入力され、
該第1の制御信号に基づき第3の制御信号及び該第3の
制御信号に対して遅延した第4の制御信号を出力する遅
延手段と、前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接続
された第1の電極と第2の電極との間を、前記電源のス
リープオン又はオフを指示する制御信号の制御電極への
印加によって導通制御される第5のスイッチ手段と、前
記第5のスイッチ手段の第2の電極に接続された第1の
電極と第2の電極との間を、前記電源のスリープオン又
はオフを指示する制御信号の制御電極への印加によって
前記第5のスイッチ手段に対して相補的に導通制御され
る第6のスイッチ手段とを備えている。そして、前記第
5又は第6のスイッチ手段のうち前記電源のスリープオ
フ時に導通するスイッチ手段の制御電極に前記第3の制
御信号に基づく制御信号が入力され、前記第5又は第6
のスイッチ手段のうち前記電源のスリープオン時に導通
するスイッチ手段の制御電極に前記第4の制御信号に基
づく制御信号が入力される構成である。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、以上のように電流源スタ
ート回路を構成したので、第1のスイッチ手段の制御電
極に電源のスリープオンを指示する制御信号が印加され
ると、第1のスイッチ手段が導通し、第1の電極が第1
の電源電位にほぼ等しくなり、第2、第3及び第4のス
イッチ手段の導通が遮断される。第1のスイッチ手段の
制御電極に電源のスリープオフを指示する制御信号が印
加されると、第1のスイッチ手段が非導通となり、第2
のスィッチ手段の第1の電極及び第3のスィッチ手段の
制御電極が第1の電源電位から切り離される。遅延手段
に電源のスリープオフを指示する第1の制御信号が入力
されると、この第1の制御信号に対して遅延した第2の
制御信号が出力される。第1及び第2の制御信号が第4
及び第5のスイッチ手段の制御電極に入力されて、第1
の制御信号に対する遅延時間だけ、第4及び第5のスイ
ッチ手段が共に導通し、第2のスイッチ手段の第1の電
極から第4及び第5のスイッチ手段を介して第2の電源
電位に電流が流れて、第2のスイッチ手段の第1の電極
の電位が変化する。第2の発明によれば、遅延手段に電
源のスリープオン又はオフを指示する第1の制御信号が
入力されると、第1の制御信号に基づき第3の制御信号
及び該第3の制御信号に対して遅延した第4の制御信号
を出力される。第3及び第4の制御信号が第4及び第5
のスイッチ手段の制御電極に入力されて、第4の制御信
号の第3の制御信号に対する遅延時間だけ、第4及び第
5のスイッチ手段が共に導通し、第2のスイッチ手段の
第1の電極から第4及び第5のスイッチ手段を介して第
2の電源電位に電流が流れて、第2のスイッチ手段の第
1の電極の電位が変化する。従って、前記課題を解決で
きるのである。
【0008】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す電流源回路の回路
図であり、従来の図2中の要素と共通の要素には共通の
符号が付されている。この電流源回路は、CMOS等で
構成され、従来の電流源回路に電流源スタート回路10
を付加した構成になっている。電流源スタート回路10
は、遅延手段としての遅延回路10a、スイッチング手
段としてのNMOS10b及び10cを有している。遅
延回路10aの入力側には、スリープオン又はオフを指
示するスリープ信号SPを入力する入力端子1が接続さ
れている。遅延回路10aの出力側には、NMOS10
cのゲート電極が接続されている。VAは遅延回路10
aの出力信号である。インバータ2の出力側には、NM
OS10bのゲート電極が接続されている。VBはイン
バータ2の出力信号である。NMOS10bのドレイン
電極は、PMOS4のドレイン電極に接続されている。
VCはPMOS4及び5のゲート電極の電位である。N
MOS10bのソース電極は、NMOS10cのドレイ
ン電極に接続されている。NMOS10cのソース電極
は、GNDに接続されている。IDはPMOS4のドレ
イン電極からNMOS10b及び10cを介してGND
に流れる電流である。
【0009】図3(a),(b)は図1中の遅延回路1
0aの回路図であり、同図(a)はCR型の遅延回路で
あり、同図(b)は多段のインバータ遅延回路である。
図3(a)に示すCR型の遅延回路では、スリープ信号
SPの入力端子1に接続されるインバータ10dを有し
ている。インバータ10dの出力側には、抵抗10eが
接続され、抵抗10eの出力側には、容量素子10f及
びインバータ10gが接続されている。容量素子10f
の他方の側は、接地電位に接続されている。インバータ
10dの出力側には、PMOS10cのゲート電極が接
続されている。図3(b)に示す多段のインバータ遅延
回路では、N個のインバータ10h−1,10h−2,
…,10h−(N−1),10h−Nが直列に接続され
ている。但し、Nは偶数である。インバータ10h−1
が、スリープ信号SPの入力端子1に接続され、インバ
ータ10h−Nの出力側に、PMOS10cのゲート電
極が接続されている。
【0010】図4は、図1に示す電流源回路の動作を説
明するために波形図である。以下、図4を用いて図1に
示す電流源回路の動作を説明する。電流源回路を停止さ
せるために入力端子1にHレベルのスリープ信号SPが
入力されると、インバータ2で、反転されてPMOS2
のゲート電極にLレベルの信号VBが入力されてPMO
S2がオンして、トランジスタのドレイン電極の電位が
電源電位VDDに上昇する。PMOS4及び5のゲート
電極には、Hレベルの信号が入力され、これらのトラン
ジスタがオフすると共に、NMOS6及び7がオフし
て、この電流源回路が停止する。一方、遅延回路10a
の出力信号VAは、スリープ信号SPがHレベルに変化
して、図3(a)に示すRC回路の場合は時定数で決ま
る時間、又図3(b)に示す多段のインバータ遅延回路
の場合はインバータの個数N及び各インバータ10h−
1,10h−2,…,10h−(N−1),10h−N
を構成する素子サイズによって決まる時間の遅延時間を
経て、Hレベルに変化する。NMOS10b及び10c
が共にオンしている時間はないために、NMOS10b
及び10cに流れる電流IDはゼロのままであり、スリ
ープオン時にGND側に電流が流れることがない。電流
源を動作させるために入力端子1にLレベルのスリープ
信号SPが入力されると、インバータ2により反転され
てPMOS3のゲート電極にHレベルの信号VBが入力
されてPMOS3がオフして、PMOS4のドレイン電
極の電位が電源電位VDDから切り離される。
【0011】一方、インバータ2のHレベルの出力信号
VBは、NMOS10bのゲート電極に入力されて、そ
の直後にNMOS10bがオンする。遅延回路10aの
出力信号VAは、スリープ信号SPがLレベルに変化し
て、上述した一定の遅延時間を経て、Lレベルに変化し
て、NMOS10cがオフする。従って、スリープ信号
SPがLレベルに変化して、遅延回路10aの出力信号
VAがLレベルに変化するまでの遅延時間の間では、N
MOS10b及び10cが共にオンし、PMOS4のド
レイン電極等に充電されていた電荷が、NMOS10b
及び10cを介してGND側に電流IDが流れて、PM
OS4のドレイン電極の電位が下がる。PMOS4及び
5のゲート電極の電位が下がり、PMOS4及び5がオ
ンして、電流源回路が動作する。電流IDを流す時間を
制御することによって、PMOS4のドレイン電極の電
位を制御でき、高速にかつ安定して電流源回路を動作さ
せることができる。以上、説明したようにこの第1の実
施例では、以下の利点がある。 (i)電流源回路を動作するためにLレベルのスリープ
信号SPを入力端子1に入力してから、高速にかつ、安
定して電流源回路を動作させることができる。 (ii)電流源スタート回路に流れる電流は、Lレベルの
スリープ信号SPを入力してから、遅延回路10aから
Lレベルの信号VAが出力されるまでの遅延時間だけで
あるので低消費電流を維持することができる。
【0012】第2の実施例 図5は、本発明の第2の実施例を示す電流源回路の回路
図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。この電流源回路のス
ータートアップ回路12では、第1の実施例が、インバ
ータ2及び遅延回路10aにスリープ信号SPが入力さ
れるのに対して、遅延回路12aにのみスリープ信号S
Pが入力され,遅延回路12aの出力側にインバータ2
が接続され、さらに遅延回路12の入力端子13にクロ
ック信号φが入力されるようにしており、他の構成は第
1の実施例と同一である。SP1はインバータ2への入
力信号である。図6は、図5中の遅延回路12aの回路
図である。この遅延回路12aは、二つの遅延型フリッ
プフロップ(以下、D−FFと呼ぶ)12b及び12c
を有している。D−FF12aのデータ入力端子Dに
は、スリープ信号SPを入力する入力端子1が接続され
ている。D−FF12bのクロック入力端子CKには、
クロック信号φが入力される。D−FF12bの出力端
子Qには、インバータ2及びD−FF12cのデータ入
力端子Dが接続されている。D−FF12cのクロック
入力端子CKには、クロック信号φが入力される。D−
FF12cの出力端子Qには、NMOS10cのゲート
電極が接続されている。
【0013】図7は、電流源回路の動作を説明するため
に波形図である。クロック信号φは、所定の周波数でD
−FF12b及び12cのクロック入力端子CKに入力
される。電流源回路を停止させるために入力端子1にH
レベルのスリープ信号SPが入力されると、D−FF1
2bに入力されるクロック信号φの立上がりにおいてH
レベルのスリープ信号SPがラッチされて、D−FF1
2bの出力端子Qからインバータ2及びD−FF12c
のデータ入力端子DにHレベルの信号SP1が入力され
る。Hレベルの信号SP1がD−FF12cのデータ入
力端子Dに入力された後のクロック信号φの立上がりに
おいてHレベルのスリープ信号SP1がラッチされて、
D−FF12cの出力端子Qから、Hレベルの信号VA
がNMOS10cのゲート電極に入力される。そのた
め、Hレベルのスリープ信号SPが入力されてHレベル
の信号SP1が出力されてから、クロック信号φの1周
期だけ遅延して、Hレベルの信号VAが出力される。従
って、Hレベルの信号SP1がインバータ2に入力され
て、PMOS3がオンし、PMOS4及び5がオフし
て、電流源回路が停止する。
【0014】電流源を動作させるために入力端子1にL
レベルのスリープ信号SPが入力されると、D−FF1
2bに入力されるクロック信号φの立上がりにおいてL
レベルのスリープ信号SPがラッチされて、D−FF1
2bの出力端子Qからインバータ2及びD−FF12c
のデータ入力端子DにLレベルの信号SP1が入力され
る。Lレベルの信号SP1がD−FF12cのデータ入
力端子Dに入力された後のクロック信号φの立上がりに
おいてD−FF12cの出力端子QからLレベルのスリ
ープ信号SP1がラッチされて、D−FF12cの出力
端子Qから、Lレベルの信号VAがNMOS10cのゲ
ート電極に入力される。Lレベルの信号SP1が出力さ
れてから、クロック信号φの周期だけ遅延して、Lレベ
ルの信号VAが出力されることになる。そのため、Lレ
ベルの信号SP1が出力されてから、Lレベルの信号V
Aが出力されるまでのクロック信号φの周期の間、NM
OS10b及び10cが共にオンする。従って、PMO
S4のドレインからNMOS10b及び10cを介し
て、クラウンドGNDに電流が流れて、高速に電流源回
路が安定して動作する。
【0015】以上のようにこの第2の実施例では、第1
の実施例と同様の利点がある他に以下の利点がある。遅
延回路13による遅延時間はクロック信号φの周期であ
るので、この遅延時間は、クロック信号φの周期を制御
することに容易に変更することができるという利点があ
る。なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものがある。 (1) PMOS4及び5は、PNPバイポーラトラン
ジスタを使用してもよい。この時、PNPバイポーラト
ランジスタのベース電極が、ゲート電極に相当し、ソー
ス電極がエミッタ電極、ドレイン電極がコレクタ電極に
相当する。 (2) NMOS6及び7は、NPNバイポーラトラン
ジスタを使用してもよい。この時、NPNバイポーラト
ランジスタのベース電極が、ゲート電極に相当し、ソー
ス電極がエミッタ電極、ドレイン電極がコレクタ電極に
相当する。 (3) PMOS4は、ダイオードを使用してもよい。 (4) NMOS7は、ダイオード又は抵抗でもよく、
又NMOS7のソース電極に抵抗を接続し、この抵抗の
他端に接地電位を接続してもよい。 (5) PMOS10b及び10cのゲート電極の入力
を互いに入れ代えてもよい。 (6) NMOS及びPMOSの極性を変えることによ
り、第1の電源電位と第2の電源電位を交換することが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、遅延手段により電源のスリープオン又はオフ
を指示する第1の制御信号に対して遅延した第2の制御
信号を出力され、第1の制御信号に対する第2の制御信
号の遅延時間だけ第5及び第6のスイッチ手段を導通さ
せ、第2のスイッチ手段の第1の電極から第2の電源電
位に電流を流し、第2のスイッチ手段の第1の電極の電
位が変化するので、電流源回路を高速に安定動作させる
という効果がある。第2の発明によれば、第2の発明と
同様の効果があるうえに、遅延手段によってより正確に
遅延時間を制御できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による電流源スタート回
路を有する電流源回路の回路図である。
【図2】従来の電流源回路の回路図である。
【図3】図1中の遅延回路の回路図である。
【図4】図1の電流源回路の波形図である。
【図5】本発明の第2の実施例による電流源スタート回
路を有する電流源回路の回路図である。
【図6】図5中の遅延回路の回路図である。
【図7】図5の電流源回路の波形図である。
【符号の説明】
2 インバー
タ 3,4,5,8a PMOS 10,12 電流源ス
タート回路 6,7,10b,10c NMOS 10a,12a, 遅延回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極と第1の電源電位に接続され
    た第2の電極との間を、電源のスリープオン又はオフを
    指示する制御信号の制御電極への印加によって導通制御
    される第1のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と前記第1の電源電位に接続された第2の電極と
    の間を、前記第1のスイッチ手段の第1の電極の制御信
    号によって導通制御される第2のスイッチ手段と、 第1の電極と前記第1の電源電位に接続された第2の電
    極との間を、前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接
    続された制御電極によって導通制御される第3のスイッ
    チ手段と、 前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と第2の電源電位に接続された第2の電極との間
    を、前記第3のスイッチ手段の第1の電極に接続された
    制御電極によって導通制御される第4のスイッチ手段と
    を備えた電流源回路において、 前記電源のスリープオン又はオフを指示する第1の制御
    信号が入力され、該第1の制御信号に対して遅延した第
    2の制御信号を出力する遅延手段と、 前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と第2の電極との間を、前記電源のスリープオン
    又はオフを指示する制御信号の制御電極への印加によっ
    て導通制御される第5のスイッチ手段と、 前記第5のスイッチ手段の第2の電極に接続された第1
    の電極と前記第2の電源電位に接続された第2の電極と
    の間を、前記電源のスリープオン又はオフを指示する制
    御信号の制御電極への印加によって前記第5のスイッチ
    手段に対して相補的に導通制御される第6のスイッチ手
    段とを設け、 前記第5又は第6のスイッチ手段のうち前記電源のスリ
    ープオフ時に導通するスイッチ手段の制御電極に前記第
    1の制御信号に基づく制御信号が入力され、前記第5又
    は第6のスイッチ手段のうち前記電源のスリープオン時
    に導通するスイッチ手段の制御電極に前記第2の制御信
    号に基づく制御信号が入力される構成にしたことを特徴
    とする電流源スタート回路。
  2. 【請求項2】 第1の電極と第1の電源電位に接続され
    た第2の電極との間を、電源のスリープオン又はオフを
    指示する制御信号の制御電極への印加によって導通制御
    される第1のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と前記第1の電源電位に接続された第2の電極と
    の間を、前記第1のスイッチ手段の第1の電極の制御信
    号によって導通制御される第2のスイッチ手段と、 第1の電極と前記第1の電源電位に接続された第2の電
    極との間を、前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接
    続された制御電極によって導通制御される第3のスイッ
    チ手段と、 前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と第2の電源電位に接続された第2の電極との間
    を、前記第3のスイッチ手段の第1の電極に接続された
    制御電極によって導通制御される第4のスイッチ手段と
    を備えた電流源回路において、 前記電源のスリープオン又はオフを指示する第1の制御
    信号が入力され、該第1の制御信号に基づき第3の制御
    信号及び該第3の制御信号に対して遅延した第4の制御
    信号を出力する遅延手段と、 前記第2のスイッチ手段の第1の電極に接続された第1
    の電極と第2の電極との間を、前記電源のスリープオン
    又はオフを指示する制御信号の制御電極への印加によっ
    て導通制御される第5のスイッチ手段と、 前記第5のスイッチ手段の第2の電極に接続された第1
    の電極と第2の電極との間を、前記電源のスリープオン
    又はオフを指示する制御信号の制御電極への印加によっ
    て前記第5のスイッチ手段に対して相補的に導通制御さ
    れる第6のスイッチ手段とを設け、 前記第5又は第6のスイッチ手段のうち前記電源のスリ
    ープオフ時に導通するスイッチ手段の制御電極に前記第
    3の制御信号に基づく制御信号が入力され、前記第5又
    は第6のスイッチ手段のうち前記電源のスリープオン時
    に導通するスイッチ手段の制御電極に前記第4の制御信
    号に基づく制御信号が入力される構成にしたことを特徴
    とする電流源スタート回路。
JP5299503A 1993-11-30 1993-11-30 電流源スタート回路 Withdrawn JPH07152443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5299503A JPH07152443A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 電流源スタート回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5299503A JPH07152443A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 電流源スタート回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07152443A true JPH07152443A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17873429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5299503A Withdrawn JPH07152443A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 電流源スタート回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07152443A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042347A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Canon Inc 撮像素子及びその制御方法、及び撮像装置
JP2010211539A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fukuoka Pref Gov Sangyo Kagaku Gijutsu Shinko Zaidan 基準回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042347A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Canon Inc 撮像素子及びその制御方法、及び撮像装置
JP2010211539A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fukuoka Pref Gov Sangyo Kagaku Gijutsu Shinko Zaidan 基準回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3625851B2 (ja) レベルシフタ回路
JPH11103239A (ja) 制御可能なデューティサイクルを有する精密オシレータ回路及び関連方法
JP3902769B2 (ja) 降圧電圧出力回路
US6624710B2 (en) External oscillator resistor detection circuit
EP0381238B1 (en) Bi-MOS logic circuit having a switch circuit for discharging electrical charge accumulated in a parasitic capacitor
JPH0685648A (ja) 出力回路
US5198704A (en) Bi-CMOS output circuit with limited output voltage
JP3963421B2 (ja) 制御発振システムとその方法
JPH07152443A (ja) 電流源スタート回路
JPH0254698B2 (ja)
KR20030072527A (ko) 직류-직류 컨버터의 발진기
KR19990024891A (ko) 파워 업 회로
JP2003188711A (ja) バイアス回路及び電源装置
JP3626980B2 (ja) 反転増幅回路
JP3635519B2 (ja) 発振回路
KR0157916B1 (ko) 파워 온 리셋 회로
JPH09107273A (ja) パルス発振器
JP2581851B2 (ja) ヒューズ検出回路
JPH11112247A (ja) 出力バッファ回路
JPS6382019A (ja) 相補形mos高インピ−ダンス回路
JP3249368B2 (ja) アラーム音出力回路
JP2001094411A (ja) 半導体集積回路
JPH0832421A (ja) 遅延論理回路素子
JP2846338B2 (ja) シュミットトリガ回路
JPH0541635A (ja) 発振回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130