JPH07151666A - 密度比重自動測定方法及び装置 - Google Patents

密度比重自動測定方法及び装置

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JPH07151666A
JPH07151666A JP32342293A JP32342293A JPH07151666A JP H07151666 A JPH07151666 A JP H07151666A JP 32342293 A JP32342293 A JP 32342293A JP 32342293 A JP32342293 A JP 32342293A JP H07151666 A JPH07151666 A JP H07151666A
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JP
Japan
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specific gravity
density
measuring
density specific
measured
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JP32342293A
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English (en)
Inventor
Koichi Saito
浩一 齋藤
Kazuhiro Nishida
和弘 西田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密度比重測定部内に供給された溶液中及び純
水の気泡を、短時間に自動的に除去し、分解能0.00
01g/cm以下の高精度で密度比重を再現良く測定す
る 【構成】 被測定液をサンプリング容器2に採取して減
圧下で脱泡を行い、密度比重測定セル5aに送液し、測
定セル5a内を密閉加圧して残存気泡を溶解消滅せし
め、液内の気泡を充分除去した後密度比重の測定後、被
測定液をドレイン容器9内を経由して排出し、系内をバ
ブリング洗浄し、ついで密度値が既知の純水について同
様の測定を行い、純水の測定値が一定の基準内かどうか
をチェックし、基準外の場合は洗浄以降の操作を繰り返
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造プロセス中で、密度
比重を自動測定する方法および装置に関する、特に高分
子懸濁溶液の密度比重を自動測定する方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の方法としては、サンプリングポン
プを用い、反応容器等より液体を吸入し、該液体を一度
サンプリングタンク内に入れ、、該サンプリングタンク
より測定試料を採取し、又は測定部に送り密度比重を測
定する方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は製造プロセスラインよりサンプリングした液
体中には気泡が多少なりとも混入しているか、または気
泡の混入の無い液体でも、サンプリング時に気泡の混入
を避けることは困難である。又この気泡の混入量は不定
である。従って分解能0.0001g/cm以下の精度
で再現良く密度比重を測定することは不可能であった。
又短時間で少ないサンプル液量で測定することは困難で
あった。又密度比重の検出部の洗浄には時間を要し、上
記分解能を維持し、再現良く測定が可能となるレベルの
洗浄度に達したかどうかの確認は出来なかった。
【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、密度比重測定検出部内に供給された溶液中の気泡を
短時間に自動的に除去し、分解能0.0001g/cm
以上の高感度で密度比重を再現よく測定し、更に密度比
重検出部内を汚れ等による測定誤差を生じない状態に維
持し、常に高精度の測定が可能な密度比重自動測定方法
及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 サンプリング容器と密度比重測定部とドレイン容器
からなる測定系を用いて被測定液の密度比重を測定する
密度比重自動測定方法において、該被測定液を該サンプ
リング容器に採取して減圧下で脱泡し、密度比重測定部
に送液し、該測定部内を密閉加圧して残存気泡を溶解せ
しめ、該被測定液の密度比重を測定し、該被測定液をド
レイン容器を経由して排出した後、前記測定系内を洗浄
し、ついで該測定系内に純水を供給し、前記と同様の脱
泡・送液・測定・排出を行うことを特徴とする密度比重
測定方法。 前記純水の密度比重の測定値を、予め定めた基準値
と比較し、該基準値の範囲に入らない場合は、再び前記
洗浄を行なった後、純水を供給し、前記と同様の測定を
行い、新たな純水の測定値が前記基準値の範囲に入るこ
とを確認することを特徴とする前記記載の密度比重自
動測定方法。 前記洗浄が、前記測定系内に洗浄水を満たした後、
洗浄水と加圧空気を供給しつつ、かつ該ドレイン容器側
から外気を導入しつつ、センプリング容器側から減圧す
ることによって気泡を発生させながら行うことを特徴と
する前記又は前記記載の密度比重自動測定方法。 サンプリング容器と密度比重測定部とドレイン容器
からなる測定系を備えた密度比重自動測定装置におい
て、該サンプリング容器内の上部空間には各々開閉弁を
介して真空ポンプと加圧空気管と大気開放管及び洗浄水
供給管を接続し、該サンプリング容器の下部は密度比重
測定部を介して前記ドレイン容器の上部空間に接続さ
れ、該ドレイン容器の上部空間は更に各々開閉弁を介し
て吸引ポンプ及び空気吸入口が連結されていることを特
徴とする密度比重自動測定装置。 前記サンプリング容器の上部空間が、更にサンプリ
ング管を介して製造プロセスラインの一部に設けたサン
プル弁に接続されていることを特徴とする前記記載の
密度比重自動測定装置。 重自動測定装置。によって達成される。
【0006】本発明の密度比重自動測定装置の測定系
は、密封容器であるサンプリング容器、その下に設けた
密度比重測定部、更にその下に設けた密封容器であるド
レイン容器、並びにこれらを順次接続する配管からなっ
ている。更に前記サンプリング容器の上部空間には一本
の圧力調整管を有し、該圧力調整管に各開閉弁を介して
真空ポンプ,加圧空気管,大気開放口等が連結され、サ
ンプリング容器内及び密度比重測定部内を1〜70kP
aに減圧にもできれば150kpa〜300kpaにも
加圧でき、しかも大気圧にすることも出来る。前記ドレ
イン容器内の上部空間には各開閉弁を介して吸引ポン
プ、及び空気吸入口が接続されている。この吸引ポンプ
によってサンプリング容器からドレイン容器に到る配管
内を減圧状態にして密度比重測定部内にサンプル液を満
たすことができる。又、洗浄時にドレインタンク内に洗
浄水を満たした後、洗浄水と加圧空気を同時に供給しな
がら空気吸入口より大気を取り入れ気泡を発生させなが
らバブリング洗浄をすることが出来る。
【0007】本発明に用いる密度比重測定部は、測定精
度が高く、自動洗浄に適した方式のものであれば特に限
定されるものではないが、好ましくは配管の一部が測定
セルを構成する方式が良い。例えば、配管の一部を測定
セルとし、単振動を与えた時の振動周期から密度値を求
めるセル振動方式が利用できる。セル振動方式の測定原
理は次の通りである。測定セルに単振動を与えた時の振
動周期は、 T=2π〔(M+ρV)/C〕1/2 ・・・・・・・(1) で表される。但し、π:円周率、M:セルの質量、ρ:
被測定液の密度、V:セルの容積、C:セルのバネ定数
である。(1)式から被測定液の密度ρは ρ=(T2 ・C/4π2 V)−M/V・・・・・・・(2) で表される。 ここで、A=C/4π2 V ・・・・・・・(3) B=M/V ・・・・・・・(4) とすると、これら定数A,Bは二種類の密度が既知の試
料(例えば空気と純水)について振動周期Tを測定する
ことにより予め求めることができる。被測定液の密度ρ
は、こうして求めた定数A,Bを用いて、その振動周期
Tの測定から、次式により求められる。 ρ=AT2 −B ・・・・・・・(5)
【0008】本発明においては、測定後の測定系が充分
に清浄であり、高精度の測定ができる状態にあることを
確認するため、被測定液を測定する度毎に、測定系を洗
浄後引き続いて純水について測定し、所定の誤差範囲内
に入っているかどうかをチェックする構成を採用してい
る。本発明の測定系に用いる容器及び配管は、測定時の
温度を一定に保つために保温することが望ましい。ま
た、本発明の測定系に用いる容器及び配管の接液部の材
料は、洗浄し易いものが好ましく、例えばテフロン,ガ
ラスなどが好適である。
【0009】本発明は測定に先立って、サンプリング容
器内を密閉状態で減圧することによって脱泡し、さらに
密度比重測定部において加圧することにより、気泡が残
っていてもそれを液中に溶解せしめることにより、完全
にかつ短時間で気泡を除去することができる。また、洗
浄時にはバブリング洗浄によって充分洗浄を行うことが
でき、又充分な脱泡・消泡を行った純水によって正確な
密度比重の測定を行うことにより、測定系内が十分に清
浄であることが確認できる。本発明は、被測定液をサン
プリング容器に採取した後は密度比重測定を全自動で行
うことができるが、更に、本発明のサンプリング容器の
上部空間に、サンプリング管を介して製造プロセスライ
ンに設けたサンプル弁と接続し、製造プロセスを流れる
対象物の一部を直接サンプリング容器に採取することに
より、オンラインの自動測定が可能である。更に、目的
に応じて適切な制御系と組合わせることにより、高精度
の密度比重の監視ないしは制御を行うことができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1を用いて説明する。 (1) 被測定液を、製造プロセスラインのサンプル弁
1より自動的に約200ccサンプリングしてサンプリ
ング管10を通してサンプリング容器2に受ける。 (2) サンプリング容器2は密閉容器であり、その上
部空間に圧力調整管12が設けられ、その管に各開閉弁
を介して水封式真空ポンプ3,加圧空気管4,大気開放
口13が連結されている。水封式真空ポンプ3により、
サンプリング容器2内を1〜70kPaに減圧しサンプ
ルの脱泡を行う。サンプルの脱泡後、サンプリング容器
内を大気開放口13に開けて大気圧にして、次に被測定
液を密度比重測定部5に吸引ポンプ6を用いて、配管1
1内を減圧状態で送液する。密度比重測定部5aとして
セル振動方式のものを用いた。 (3) 密度比重測定部5に被測定液が満たされたら、
バルブ7を閉じ、加圧空気管4を開けて150〜300
kpaの加圧空気で系内を加圧し、配管内壁等に付着し
ている微気泡を該溶液中に溶解消滅させる。このように
して、サンプル液の密度比重の測定を開始する。 (4) 測定終了後、サンプル液をドレイン容器9を通
して排出し、洗浄水14を系内に供給しながら、加圧空
気4を断続的に注入する。その後、サンプリング容器2
及びドレイン容器9内に、洗浄水14を満たした後、洗
浄液14と加圧空気を同時に供給しながら、空気吸入口
8を開にし、水封式真空ポンプ3を運転することによ
り、系内に気泡を混入させバブリング洗浄を行う。 (5) 洗浄終了後、サンプリング容器2内に洗浄水と
同じ配管を通して純水を供給し、上記(2),(3)の
処置を行い、密度比重測定セル5aにおいてこの時の密
度比重を測定する。この測定値を予め定めた基準値、例
えば充分な繰り返し測定によって得られた平均値、或い
は文献値と比較し、一定の誤差範囲内かどうかチェック
する。もし測定値が所定の誤差範囲内に入らない場合
は、上記(4)の洗浄を再度行った後、再び、密度比重
測定セル5a内に純水を供給し、上記(2),(3)の
処理を繰り返し、新たに純水の測定値を求めて再チェッ
クを行う。
【0011】
【発明の効果】本発明の方法及び装置により、測定時の
被測定液が含まれ誤差の原因となる気泡が完全に除去さ
れると共に、測定を行った後測定系が充分に清浄である
ことが確認できるため、密度比重の測定が常に分解能
0.0001g/cm以下の高精度で短時間かつ再現良
く自動測定できるようになった。又測定再現性の向上に
より再測定の減少で、サンプリングによるロス液量も減
少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密度比重自動測定方法及び装置の一実
施例のフローシート図
【符号の説明】
1 サンプル弁 2 サンプリング容器 3 水封式真空ポンプ 4 加圧空気管 5 密度比重測定部 5a 密度比重測定セル 6 吸引ポンプ 7 バルブ 8 空気吸入口 9 ドレイン容器 10 サンプリング管 11 配管 12 圧力調整管 13 大気開放口 14 洗浄水及び純水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプリング容器と密度比重測定部とドレ
    イン容器からなる測定系を用いて被測定液の密度比重を
    測定する密度比重自動測定方法において、該被測定液を
    該サンプリング容器に採取して減圧下で脱泡し、密度比
    重測定部に送液し、該測定部内を密閉加圧して残存気泡
    を溶解せしめ、該被測定液の密度比重を測定し、該被測
    定液をドレイン容器を経由して排出した後、前記測定系
    内を洗浄し、ついで該測定系内に純水を供給し、前記と
    同様の脱泡・送液・測定・排出を行うことを特徴とする
    密度比重測定方法。
  2. 【請求項2】 前記純水の密度比重の測定値を、予め定
    めた基準値と比較し、該基準値の範囲に入らない場合
    は、再び前記洗浄を行なった後、純水を供給し、前記と
    同様の測定を行い、新たな純水の測定値が前記基準値の
    範囲に入ることを確認することを特徴とする請求項1記
    載の密度比重自動測定方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄が、前記測定系内に洗浄水を満
    たした後、洗浄水と加圧空気を供給しつつ、かつ該ドレ
    イン容器側から外気を導入しつつ、センプリング容器側
    から減圧することによって気泡を発生させながら行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の密度比重自動測定
    方法。
  4. 【請求項4】 サンプリング容器と密度比重測定部とド
    レイン容器からなる測定系を備えた密度比重自動測定装
    置において、該サンプリング容器内の上部空間には各々
    開閉弁を介して真空ポンプと加圧空気管と大気開放管及
    び洗浄水供給管を接続し、該サンプリング容器の下部は
    密度比重測定部を介して前記ドレイン容器の上部空間に
    接続され、該ドレイン容器の上部空間は更に各々開閉弁
    を介して吸引ポンプ及び空気吸入口が連結されているこ
    とを特徴とする密度比重自動測定装置。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング容器の上部空間が、更
    にサンプリング管を介して製造プロセスラインの一部に
    設けたサンプル弁に接続されていることを特徴とする請
    求項4記載の密度比重自動測定装置。
JP32342293A 1993-11-30 1993-11-30 密度比重自動測定方法及び装置 Pending JPH07151666A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110579376A (zh) * 2019-09-28 2019-12-17 三门前庭机械科技有限公司 一种脱硫用石灰石浆液密度测量器

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CN110579376A (zh) * 2019-09-28 2019-12-17 三门前庭机械科技有限公司 一种脱硫用石灰石浆液密度测量器

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