JPH07151213A - 変速機 - Google Patents

変速機

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JPH07151213A
JPH07151213A JP30050993A JP30050993A JPH07151213A JP H07151213 A JPH07151213 A JP H07151213A JP 30050993 A JP30050993 A JP 30050993A JP 30050993 A JP30050993 A JP 30050993A JP H07151213 A JPH07151213 A JP H07151213A
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Akihiro Yamada
昭広 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は変速機に蓋を装着して閉塞した後
に、外部から蓋に形成された歯車のバックラッシの解消
操作をすることができる変速機を提供する。 【構成】 太陽歯車15の回転軸に対して偏心した回転
軸を有し、同太陽歯車15と第1の歯体36にて噛合し
て公転する遊星歯車8と、同遊星歯車8の第2の歯体4
0と噛合するリング歯車38を、変速機1の開口部を閉
塞する蓋体25に装着する一方、同リング歯車38の歯
体39を回転軸軸線に対して垂直方向に2分割して両分
割歯体39a,39bの相対位相の変更を可能とすると
ともに、変速機1外方からの両分割歯体39a,39b
の位相変更の操作をする調整機構43,44,45,4
6を前記蓋体25に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばギアドモータ等
の減速又は増速の際にモータ軸に連結して使用する変速
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータ軸の回転を変速して駆動を伝達す
る変速機が従来より用いられている。これら、変速機は
一般的には遊星歯車機構等の歯車にて変速を行う。ここ
に、歯車には歯の噛み合いにおけるは円滑な駆動伝達の
ためにバックラッシが形成されている。しかし、一方に
おいてバックラッシは回転量の遅れを招来するため回転
が不正確に伝達されがちである。そこで変速機では、歯
車を回転軸軸線に対して垂直方向に2分割し、相手側の
歯車と噛合させてバックラッシを調べ、そのバックラッ
シの隙間分だけ両分割歯体の位相をずらしてバックラッ
シを無くす技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、変速機によっ
ては、組立ての工程において最後に歯車と一体的に形成
された蓋体を装着し変速機を完成させるものがある。こ
のような、機種では組立が完了した時点では既に蓋内部
に歯車が隠れてしまうため上記のように歯体をずらす操
作はできず、この蓋体に形成された歯車のバックラッシ
を無くすことはできなかった。
【0004】本発明の目的は変速機に蓋を装着して閉塞
した後に、外部から蓋に形成された歯車のバックラッシ
を解消する操作をすることができる変速機を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明者は、請求項1の発明では太陽歯車の回転軸
に対して偏心した回転軸を有し、同太陽歯車と第1の歯
体にて噛合して公転する遊星歯車と、同遊星歯車の第2
の歯体と噛合するリング歯車を、変速機の開口部を閉塞
する蓋体に装着する一方、同リング歯車の歯体を回転軸
軸線に対して垂直方向に2分割して両分割歯体の相対位
相の変更を可能とするとともに、変速機外方からの両分
割歯体の位相変更の操作をする調整機構を蓋体に設ける
構成とした。また、請求項2の発明では、請求項1の構
成に加え前記太陽歯車の歯体は回転軸軸線に対して垂直
方向に2分割して両分割歯体の相対回動可能する構成と
した。
【0006】
【作用】上記の構成とすれば、請求項1の発明では、蓋
体を装着して変速機を閉塞した後で、調整機構を外部よ
り操作して蓋体のリング歯車の分割歯体の相対位相を変
更して噛合する遊星歯車の第2の歯体との間のバックラ
ッシを無くすことができる。また、請求項2の発明では
この作用に加え、既に変速機を内部に配設した太陽歯車
と遊星歯車の第1の歯体との間のバックラッシを調整機
構を操作して無くすことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明にかかる変速機の一実施例につ
いて図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1に示すように変速機たる増速機1の入
力軸2は図示しないモータ軸に連結されてモータからの
駆動が伝達され、出力軸3側へ回転を伝達するようにな
っている。尚、以下の説明において入力軸2側を後方側
と言い、出力軸3側を前方側と言う。入力軸2は入力軸
フレーム4の基端4aに形成された挿通穴5に挿通さ
れ、軸受6により回動自在に支持されている。同入力軸
フレーム4は挿通された入力軸2及びその前方に配設さ
れた遊星歯車8を覆うように前方方向に膨出部4bが形
成されており、同入力軸フレーム4の下側には載置用の
脚部9が形成されている。入力軸フレーム4の基端4a
には蓋10がボルト11により固着されており、同挿通
穴5を閉塞するようになっている。蓋10と入力軸2と
の間にはオイルシール12が介在されている。
【0009】同入力軸2の先端には円盤状に膨出された
太陽歯車15が形成されている。同太陽歯車15は入力
軸2の軸線に対して垂直な方向で前後に2分割されてお
り、太陽歯車分割体15a,15bが形成されている。
図1及び図4a,bに示すように。前方側の太陽歯車分
割体15aは太陽歯車15の大径部16と一体的に形成
され、後方側の太陽歯車分割体15bは太陽歯車 の小
径部17外周に回動可能に嵌着されている。両太陽歯車
分割体15a,15bの外周にはそれぞれ分割歯体18
a,18bが形成されており、両歯体18a,18bの
歯の高さ(輪径)は同一とされている。
【0010】図4a,b及び図6に示すように後方側の
太陽歯車分割体15bの端面には周方向に延びる長孔1
9が透設されており、同長孔19に対応する位置であっ
て太陽歯車15の大径部16(太陽歯車分割体15a)
端面にはボルト孔20が螺設されている。同長孔19の
外方より6角穴付き調整ボルト21がワッシャー22を
介してボルト孔20に螺入されており、大径部16に対
して分割歯体15bを締着するようになっている。すな
わち、太陽歯車分割体15bは太陽歯車分割体15aに
対して相対的に回動し、分割歯体15aに対して分割歯
体15bの相対的な位相を調整することが可能となって
いる。
【0011】前記入力軸2の前方には出力軸3が配設さ
れている。出力軸3はその基端において太陽歯車15の
内周側に形成された凹部23に軸受24を介して支持さ
れている。また出力軸3はその先端寄りにおいて出力軸
フレーム25の軸受26により支持され、先端は出力軸
フレーム25に形成された透孔25aより外方に突出さ
れている。尚、出力軸3先端と透孔25aの間にはオイ
ルシール27が介在されている。同出力軸3の胴部には
大径の円盤状の大径胴部3aが形成され、同大径胴部3
aの外周には遊星歯車8が軸受28を介して回動自在に
装着されている。軸受28前方にはスラストリング29
が介在されている。大径胴部3aは出力軸3の軸心に対
して偏心して形成された大径の円盤体であり、遊星歯車
8を入力軸2及び出力軸3に対して偏心した位置で回転
させるようになっている。出力軸3の大径胴部3aを挟
んだ前後には一対のバランスウェイト30,31が装着
されている。バランスウェイト30,31は出力軸3の
軸心に対して偏心した挿通孔30a,31aが形成され
たボス状の筒体であり、前記大径胴部3aの偏心位置に
対して打ち消しあう位置で装着されて出力軸3が回転す
る際のバランスをとるようになっている。前方側のバラ
ンスウェイト30と前記出力軸フレーム25に装着され
た軸受26との間には間隔規制用の規制パイプ33が装
着されている。
【0012】前記遊星歯車8の後方外周側には断面鍵状
に膨出したフランジ34が形成されており、前方側外周
面には円盤状の歯車本体35が形成されている。フラン
ジ34の内周面に周方向に沿っては第1の歯体36が形
成されている。第1の歯体36の内径は前記太陽歯車1
5の外径より大径とされており、第1の歯体36と前記
太陽歯車15の分割歯体18a,18bとは図6に示す
ように一部の歯体にて噛合するようになっている。ここ
に、遊星歯車8は入力軸2の中心軸線に対して偏心した
軸(図1においてA−A線で示す軸線)を中心に回転す
るようになっているため、図6に示すように常に一部の
分割歯体18a,18bのみと噛合するようになってい
る。そして、回転中心のずれにより遊星歯車8は自転す
る太陽歯車15の外周を周回する。図4bに示すように
前記太陽歯車15の前方側の分割歯体18aが前記第1
の歯体36の図上左壁面36aに当接した状態におい
て、両歯体18a、36間にはバックラッシpが形成さ
れている。一方、前記太陽歯車15の後方側の分割歯体
18bが前記第1の歯体36の図上右壁面36bに当接
した状態において、両歯体18b、36間にはバックラ
ッシqが形成されている。両分割歯体18a,18bは
相対的にこの位相の分だけずれて固定されているため、
結果的に互いのバックラッシp,qは相殺される。
【0013】同遊星歯車8の前方側の歯車本体35の外
周には第2の歯体40が周方向に沿って形成されてい
る。第2の歯体40は前記出力軸フレーム25のフレー
ムフランジ37に形成されたリング歯車38の分割歯体
39a,39bと噛合するようになっている。リング歯
車38は出力軸フレーム25のフレームフランジ37後
方に装着されている。図1及び図5a,bに示すように
リング歯車38は出力軸3の軸線に対して垂直な方向で
前後に2分割されており、2分割されたリング歯車分割
体38a,38bの内周面に沿ってそれぞれ分割歯体3
9a,39bが形成されている。前方側のリング歯車分
割体38aはボルト42によりフレームフランジ37に
固定されており、後方側のリング歯車分割体38bは前
方側のリング歯車分割体38aの後方に回動可能に装着
されている。両リング歯車分割体38a,38bの分割
歯体39a,39bの歯の高さ(輪径)は同一とされて
いる。同リング歯車38の歯体39a,39bの内径は
前記第2の歯体40の外径に対して大径とされている。
【0014】ここに、遊星歯車8は前記のように入力軸
2に対して偏心した軸を中心として回転する(上記A−
A線)ようになっているため、図7に示すように常に分
割歯体39a及び39bの一部のみと噛合するようにな
っている。そして、回転中心のずれにより遊星歯車8は
固定されたリング歯車38の内周を周回する。
【0015】図5a,b及び図7に示すように出力軸3
の側方であって前方側のリング歯車分割体38aの端面
には周方向に延びる調整機構たる長孔43が透設されて
おり、同長孔43に対応する位置であって出力軸フレー
ム25のフレームフランジ37にも対応する調整機構た
る長孔44が透設されている。一方、後方側のリング歯
車分割体38bには調整機構たるボルト孔45が螺設さ
れている。調整機構たる6角穴付き調整ボルト46がワ
ッシャー49を介して出力軸フレーム25前方より螺入
されており、出力軸フレーム25及び前方側のリング歯
車分割体38aに対して後方側のリング歯車分割体38
bを締着するようになっている。すなわち、調整ボルト
46を操作して分割歯体39aに対して分割歯体39b
を長孔43,44に沿って周方向に回動させることで両
歯体39a,39bの歯の相対位相を調整することが可
能となっている。
【0016】図5bに示すように前記リング歯車38の
前方側の分割歯体39aが第2の歯体40の図上左側壁
40aに当接した状態で、両歯体39a,40間にはバ
ックラッシrが形成されている。一方、前記リング歯車
38の後方側の分割歯体39bが第2の歯体40の図上
右側壁40bに当接した状態で、両歯体39b,40間
にはバックラッシsが形成されている。両分割歯体39
a,39bは相対的にこの位相の分だけずれて固定され
ているため、結果的に互いのバックラッシr,sは相殺
される。
【0017】蓋体たる出力軸フレーム25は入力軸フレ
ーム4の膨出部4bの前方に装着されている。出力軸フ
レーム25の後方方向に形成されたフレームフランジ3
7は入力軸フレーム3の膨出部4bに嵌合されている。
出力軸フレーム25は図2に示すように上方から固定ネ
ジ47により入力軸フレーム4と共締めされており、下
方前方から回動防止ボルト48にて入力軸フレーム4に
対して締着されている。尚、入力軸フレーム4の上部に
は潤滑油を注入するためのオイル注入口50が形成され
ており、入力軸フレーム4の下部側方にはオイル抜き用
のドレーン51が形成されている。
【0018】次に本実施例の増速機1の作用を説明す
る。入力軸フレーム4に対して入力軸3を装着する一
方、出力軸3に遊星歯車8、バランスウェイト30,3
1、規制パイプ33等を前もって装着した上で、入力軸
3に連結する。この段階で入力軸3の太陽歯車15の分
割歯体18a,18bを次のように調整して遊星歯車8
の第1の歯体36との間に生ずるバックラッシを無く
す。すなわち、太陽歯車15と遊星歯車8の第1の歯体
36を噛合させ、調整ボルト21が緩んだ状態で太陽歯
車15の後方側の分割歯体18bを回動させる。する
と、両分割歯体18a,18bと間の相対的な位相がず
れ、前方側の分割歯体18aは第1の歯体36の左側壁
36aに当接する。一方後方側の分割歯体18bは第1
の歯体36の右側壁36bに当接し、両分割歯体18
a,18bの歯体36に対するバックラッシはなくな
る。
【0019】次いで調整ボルト21を締め付けて分割歯
体18a,18bを固定する。最後に出力軸フレーム2
5の透孔25aにて出力軸3に装着し、固定ネジ47及
び回動防止ボルト48にて組立てを完了させる。この段
階では出力軸フレーム25に装着されたリング歯車38
の分割歯体39a,39bの相対位相はずれておらず、
ほぼ同一位相となっている。従って、遊星歯車8の第2
の歯体40とはバックラッシを有したままで噛合され
る。
【0020】次に増速機1の組立を完了させた後で、出
力軸フレーム25より突出した6角穴付きの調整ボルト
46を操作することで、リング歯車38の両分割歯体3
9a,39bの相対位相をずらし、遊星歯車8の第2の
歯体40との間に生ずるバックラッシを無くす。すなわ
ち、リング歯車38と遊星歯車8の第2の歯体40との
噛合状態において、後方の分割体38bに螺設された調
整ボルト46を操作し後方の分割体38bを周方向に回
動させるようにする。すると両分割歯体39a,39b
と間の相対的な位相がずれ、前方側の分割歯体39aは
第2の歯体40の左側壁40aに当接する。一方、後方
側の分割歯体39bは第2の歯体40の右側壁40bに
当接し、。両分割歯体39a,39bの歯体40に対す
るバックラッシはなくなる。次いで、遊嵌状態の分割体
38bを調整ボルト46にて締め付て両分割体38a,
38b及び出力軸フレーム25を共締めする。このよう
な構成とすれば、次の様な効果が奏される。 (i)出力軸フレーム25を装着して増速機1の組立を
完了させた後で外部からリング歯車38と遊星歯車8の
第2の歯体40との間のバックラッシを無くすことがで
きる。従って、リング歯車38と最後に装着する出力軸
フレーム25とが一体化された増速機1でもバックラッ
シの問題を解消することができる。また、リング歯車3
8を出力軸フレーム25より先に装着する必要がないた
め、リング歯車38のための取付けブラケット等の部品
が不要となり、また、組立て工程も簡略化されるため製
造コストの低減となる。 (ii)太陽歯車15とリング歯車36に対して1つの遊
星歯車8だけで噛合するタイプの遊星歯車機構であり、
複数の遊星歯車を有するタイプに比べ組立てが簡単であ
る。 (iii )オイル注入口50より注入された潤滑油は変速
機内部下方に貯溜されて、遊星歯車機構を潤滑するが、
リング歯車38の調整ボルト46は出力軸3の側方に装
着されているため、この潤滑油がボルト孔45から漏出
することがない。
【0021】以上本発明の一実施例について詳述したが
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば以下のような他の態様で実施することも可能である。 (1)上記実施例における太陽歯車15と遊星歯車8の
第1の歯体36との間のバックラッシは、太陽歯車15
に分割体15a,15bを形成して解消した。しかし、
図8に示すようにこれを逆に遊星歯車8の第1の歯体3
6を分割して分割体60a,60bとし、それぞれに分
割歯体61a,61bを形成し太陽歯車15の外周に形
成された歯体62と噛合させてるようにしてもよい。
【0022】また、上記実施例では太陽歯車15の分割
歯体18a,18bは外方を向き、遊星歯車8のフラン
ジ34に形成された第1の歯体36は内方を向いてい
た。しかし、図9に示すように太陽歯車15に断面チャ
ンネル状に屈折したフランジ63を形成し、分割歯体6
4a,64bを内方に向けて形成するようにしてもかま
わない。分割歯体64a,64bと噛合する第1の歯体
36は遊星歯車8のフランジ34に対して外方に向かっ
て形成されることとなる。その他、本発明はリング歯車
38と閉塞用の蓋を兼ねた出力軸フレーム25とが一体
化され、かつ1つの遊星歯車8を有するタイプの増速機
1ならば態様を変更して実施することは自由である。 (2)その他、太陽歯車15側のバックラッシ解消機構
は必ずしもなくともよく、調整ボルト46の装着位置は
必ずしも出力軸3の側方でなくとも良い。また、入力と
出力とは逆でも良い等本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において変更して実施することは自由である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は太陽歯車
の回転軸に対して偏心した回転軸を有し、同太陽歯車と
第1の歯体にて噛合して公転する遊星歯車と、同遊星歯
車の第2の歯体と噛合するリング歯車を、変速機の開口
部を閉塞する蓋体に装着する一方、同リング歯車の歯体
を回転軸軸線に対して垂直方向に2分割して両分割歯体
の相対位相の変更を可能とするとともに、変速機外方か
らの両分割歯体の位相変更の操作をする調整機構を蓋体
に設けたため、外方から調整機構を操作することで組立
て後においてもバックラッシを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である増速機の平断面図であ
る。
【図2】同じ実施例の増速機の一部破断正面図である。
【図3】同じ実施例における増速機の要部の部材を分解
して説明する分解斜視図である。
【図4】同じ実施例における調整機構の要部を説明する
説明図であり、(a)は調整機構の平面拡大断面図であ
り、(b)は破断背面図である。
【図5】同じ実施例における調整機構の要部を説明する
説明図であり、(a)は調整機構の平面拡大断面図であ
り、(b)は破断背面図である。
【図6】同じ実施例の増速機においてB−B線より見た
正面図である。
【図7】同じ実施例の増速機においてC−C線より見た
正面図である。
【図8】他の実施例を説明する要部側断面図である。
【図9】他の実施例を説明する要部側断面図である。
【符号の説明】
1…変速機たる増速機、8…遊星歯車、15…太陽歯
車、18a,18b…分割歯体、43…調整機構たる長
孔、19…調整機構たる長孔、20…調整機構たるボル
ト孔、21…調整機構たる調整ボルト、25…蓋体たる
出力軸フレーム、38…リング歯車、39a,39b…
分割歯体、43…調整機構たる長孔、44…調整機構た
る長孔、45…調整機構たるボルト孔、46…調整機構
たる調整ボルト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽歯車(15)の回転軸に対して偏心
    した回転軸を有し、同太陽歯車(15)と第1の歯体
    (36)にて噛合して公転する遊星歯車(8)と、同遊
    星歯車(8)の第2の歯体(40)と噛合するリング歯
    車(38)を、変速機(1)の開口部を閉塞する蓋体
    (25)に装着する一方、同リング歯車(38)の歯体
    (39)を回転軸軸線に対して垂直方向に2分割して両
    分割歯体(39a,39b)の相対位相の変更を可能と
    するとともに、変速機(1)外方からの両分割歯体(3
    9a,39b)の位相変更の操作をする調整機構(4
    3,44,45,46)を前記蓋体(25)に設けたこ
    とを特徴とする変速機。
  2. 【請求項2】 前記太陽歯車(15)の歯体は回転軸軸
    線に対して垂直方向に2分割し、調整機構(19,2
    0,21)により両分割歯体(18a,18b)の相対
    位相の変更を可能としたものである請求項1に記載の変
    速機。
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