JPH07149591A - 無機質肥料 - Google Patents
無機質肥料Info
- Publication number
- JPH07149591A JPH07149591A JP29374393A JP29374393A JPH07149591A JP H07149591 A JPH07149591 A JP H07149591A JP 29374393 A JP29374393 A JP 29374393A JP 29374393 A JP29374393 A JP 29374393A JP H07149591 A JPH07149591 A JP H07149591A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- fertilizer
- weight
- silicates
- mgo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05D—INORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
- C05D3/00—Calcareous fertilisers
- C05D3/02—Calcareous fertilisers from limestone, calcium carbonate, calcium hydrate, slaked lime, calcium oxide, waste calcium products
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外壁材等の無機質板の廃材等の使用を条件と
した無機質肥料を提供する。 【構成】 無機質肥料において、ケイ酸塩であるケイ酸
カルシウム及びケイ酸マグネシウムを含有した無機質板
の粉砕物から成り、これら主成分の全量に対して、可溶
性酸化ケイ素を１０〜２５重量％並びにＣａＯ及びＭｇ
Ｏから成るアルカリ分を２５〜４０重量％含有する。
した無機質肥料を提供する。 【構成】 無機質肥料において、ケイ酸塩であるケイ酸
カルシウム及びケイ酸マグネシウムを含有した無機質板
の粉砕物から成り、これら主成分の全量に対して、可溶
性酸化ケイ素を１０〜２５重量％並びにＣａＯ及びＭｇ
Ｏから成るアルカリ分を２５〜４０重量％含有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁材等のセメント系
無機質板の廃材等を再利用することができる無機質肥料
に関するものである。
無機質板の廃材等を再利用することができる無機質肥料
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、外壁材等のセメント系無機質板及
びこれらの製造時に発生する端材や切削屑等の廃材は、
上記無機質板の材料の一部としてリサイクル使用するこ
とは、一般に行われている。
びこれらの製造時に発生する端材や切削屑等の廃材は、
上記無機質板の材料の一部としてリサイクル使用するこ
とは、一般に行われている。
【０００３】しかし、施工現場で発生する端材等の廃材
は、回収が困難であり、回収しても外壁材等のセメント
系無機質板の材料としてのリサイクル使用に限度がある
ため、埋め立て処理されることが多く、しかも、最近で
は埋め立て地が確保できない状況になってきており、加
えて地球環境の保全面でも問題になっている。
は、回収が困難であり、回収しても外壁材等のセメント
系無機質板の材料としてのリサイクル使用に限度がある
ため、埋め立て処理されることが多く、しかも、最近で
は埋め立て地が確保できない状況になってきており、加
えて地球環境の保全面でも問題になっている。
【０００４】そこで再利用により肥料として実用化され
ている例としてＡＬＣ（軽量気泡コンクリート）がある
が、無機質板の廃材等を再利用した無機質肥料について
は、満足できる段階には至っていない。
ている例としてＡＬＣ（軽量気泡コンクリート）がある
が、無機質板の廃材等を再利用した無機質肥料について
は、満足できる段階には至っていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事実に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外壁
材等のセメント系無機質板の廃材等の使用を条件とした
無機質肥料を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外壁
材等のセメント系無機質板の廃材等の使用を条件とした
無機質肥料を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無機質肥料
は、ケイ酸塩であるケイ酸カルシウム及びケイ酸マグネ
シウムを含有した無機質板の粉砕物から成り、これら主
成分の全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１０〜２５重
量％並びにＣａＯ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２５
〜４０重量％含有することを特徴とする。
は、ケイ酸塩であるケイ酸カルシウム及びケイ酸マグネ
シウムを含有した無機質板の粉砕物から成り、これら主
成分の全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１０〜２５重
量％並びにＣａＯ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２５
〜４０重量％含有することを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の無機質肥料は、肥料の有効成分である
Ｓｉから成る可溶性酸化ケイ素と、ＣａＯ及びＭｇＯか
ら成るアルカリ分とにより構成されたケイ酸カルシウム
及びケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩を含有した無機質
板の粉砕物から成り、これら主成分の全量に対して、可
溶性酸化ケイ素を１０〜２５重量％及びアルカリ分を２
５〜４０重量％含有しているため、肥料としての効果を
有する。
Ｓｉから成る可溶性酸化ケイ素と、ＣａＯ及びＭｇＯか
ら成るアルカリ分とにより構成されたケイ酸カルシウム
及びケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩を含有した無機質
板の粉砕物から成り、これら主成分の全量に対して、可
溶性酸化ケイ素を１０〜２５重量％及びアルカリ分を２
５〜４０重量％含有しているため、肥料としての効果を
有する。
【０００８】以下、本発明を詳述する。本発明の無機質
肥料は、無機質板の粉砕物を含有する。この無機質板
は、セメント系に限られ、したがってセメントの有効成
分であるＳｉＯ2 、ＣａＯ、ＭｇＯ、Ｆｅ2 Ｏ3 等を含
有する。そしてこれらの成分によって、肥料として使用
されるケイ酸カルシウム及びケイ酸マグネシウム等のケ
イ酸塩が形成されている。
肥料は、無機質板の粉砕物を含有する。この無機質板
は、セメント系に限られ、したがってセメントの有効成
分であるＳｉＯ2 、ＣａＯ、ＭｇＯ、Ｆｅ2 Ｏ3 等を含
有する。そしてこれらの成分によって、肥料として使用
されるケイ酸カルシウム及びケイ酸マグネシウム等のケ
イ酸塩が形成されている。
【０００９】すなわち、このセメントの有効成分は、肥
効成分であるＳｉから成る可溶性酸化ケイ素並びにＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分でもある。
効成分であるＳｉから成る可溶性酸化ケイ素並びにＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分でもある。
【００１０】植物の生育に必要な元素は１０数種類あ
る。その中でＣａ及びＭｇは、肥料の５要素として位置
づけられていて、これらの元素は、大量補給が必要であ
り、一方Ｓｉ及びＦｅは、微量要素肥料として位置づけ
られていて、徐々に溶けて肥効を呈することが必要であ
る。
る。その中でＣａ及びＭｇは、肥料の５要素として位置
づけられていて、これらの元素は、大量補給が必要であ
り、一方Ｓｉ及びＦｅは、微量要素肥料として位置づけ
られていて、徐々に溶けて肥効を呈することが必要であ
る。
【００１１】無機質板の一例を示すと例えば、ポルトラ
ンドセメント、スラグ、フライアッシュ、ケイ石粉及び
ケイ砂等を原料とし、水和硬化させて得られた外壁用ボ
ード等を挙げることができ、製造時及び施工時に発生す
る端材や切削屑等の廃材が適用できる。
ンドセメント、スラグ、フライアッシュ、ケイ石粉及び
ケイ砂等を原料とし、水和硬化させて得られた外壁用ボ
ード等を挙げることができ、製造時及び施工時に発生す
る端材や切削屑等の廃材が適用できる。
【００１２】肥料としての効果を与えるためには、上記
主成分の全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１０〜２５
重量％及びＣａＯ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２５
〜４０重量％含有する必要がある。すなわち、本発明の
無機質肥料は、カッターミル等の粗砕機で上記廃材等を
粒径５〜１０ｍｍ程度に粗砕した粗砕品を振動ミル等の
粉砕機で７０メッシュ（２１０μｍ）以下に粉砕して得
られる。
主成分の全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１０〜２５
重量％及びＣａＯ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２５
〜４０重量％含有する必要がある。すなわち、本発明の
無機質肥料は、カッターミル等の粗砕機で上記廃材等を
粒径５〜１０ｍｍ程度に粗砕した粗砕品を振動ミル等の
粉砕機で７０メッシュ（２１０μｍ）以下に粉砕して得
られる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。
【００１４】肥料の効果を調べる肥効試験は、「植物に
対する害に関する栽培試験」に基づき日本肥糧検定協会
で実施した。
対する害に関する栽培試験」に基づき日本肥糧検定協会
で実施した。
【００１５】上記の試験で２０日後の育成結果がブラン
クの重量指数１００に対して１２０以上すなわち、本発
明の無機質肥料を与えることにより、植物の生育が２０
％以上良くなるものを合格とした。
クの重量指数１００に対して１２０以上すなわち、本発
明の無機質肥料を与えることにより、植物の生育が２０
％以上良くなるものを合格とした。
【００１６】（実施例１）セメント系の不燃外壁材の廃
材をカッターミルで粒径５〜１０ｍｍ程度の粗砕品に粗
砕した。
材をカッターミルで粒径５〜１０ｍｍ程度の粗砕品に粗
砕した。
【００１７】次に振動ミルで上記粗砕品を粉砕して７０
メッシュ（２１０μｍ）以下の無機質板の粉砕物を得
た。
メッシュ（２１０μｍ）以下の無機質板の粉砕物を得
た。
【００１８】この無機質板の粉砕物は、これら主成分の
全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１５重量％及びＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分を３８重量％含有して
いた。
全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１５重量％及びＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分を３８重量％含有して
いた。
【００１９】この無機質板の粉砕物を，１鉢当たり５ｇ
肥料として与えた。これによる２０日後の育成結果は、
ブランクの重量指数１００に対して１２７であった。
肥料として与えた。これによる２０日後の育成結果は、
ブランクの重量指数１００に対して１２７であった。
【００２０】（実施例２）実施例１において、別のセメ
ント系の不燃外壁材の廃材をを使用した。
ント系の不燃外壁材の廃材をを使用した。
【００２１】この無機質板の粉砕物は、これら主成分の
全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１７重量％及びＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２９重量％含有して
いた。
全量に対して、可溶性酸化ケイ素を１７重量％及びＣａ
Ｏ及びＭｇＯから成るアルカリ分を２９重量％含有して
いた。
【００２２】この無機質板の粉砕物を，１鉢当たり５ｇ
肥料として与えた。これによる２０日後の育成結果は、
ブランクの重量指数１００に対して１２９であった。
肥料として与えた。これによる２０日後の育成結果は、
ブランクの重量指数１００に対して１２９であった。
【００２３】実施例１及び実施例２のように本発明によ
ると、植物の生育が２０％以上良くなる無機質肥料を得
ることができ、これらの無機質肥料は、肥料としての効
果があった。
ると、植物の生育が２０％以上良くなる無機質肥料を得
ることができ、これらの無機質肥料は、肥料としての効
果があった。
【００２４】すなわち本発明により、外壁材等のセメン
ト系無機質板の廃材等を使用した無機質肥料を得ること
ができた。
ト系無機質板の廃材等を使用した無機質肥料を得ること
ができた。
【００２５】
【発明の効果】本発明の無機質肥料によると、外壁材等
のセメント系無機質板の廃材等を使用した無機質肥料を
得ることができる。
のセメント系無機質板の廃材等を使用した無機質肥料を
得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 ケイ酸塩であるケイ酸カルシウム及びケ
イ酸マグネシウムを含有した無機質板の粉砕物から成
り、これら主成分の全量に対して、可溶性酸化ケイ素を
１０〜２５重量％並びにＣａＯ及びＭｇＯから成るアル
カリ分を２５〜４０重量％含有することを特徴とする無
機質肥料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29374393A JPH07149591A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 無機質肥料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29374393A JPH07149591A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 無機質肥料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07149591A true JPH07149591A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17798669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29374393A Pending JPH07149591A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 無機質肥料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07149591A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002068869A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-08 | Ig Tech Res Inc | けい酸質の肥料 |
| WO2007083445A1 (ja) * | 2006-01-17 | 2007-07-26 | Osamu Yamada | 植物の生育促進及び品質改良方法、並びに同方法に使用する生育促進剤及び品質改良剤 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP29374393A patent/JPH07149591A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002068869A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-08 | Ig Tech Res Inc | けい酸質の肥料 |
| WO2007083445A1 (ja) * | 2006-01-17 | 2007-07-26 | Osamu Yamada | 植物の生育促進及び品質改良方法、並びに同方法に使用する生育促進剤及び品質改良剤 |
| JPWO2007083445A1 (ja) * | 2006-01-17 | 2009-06-11 | 蔵 山田 | 植物の生育促進及び品質改良方法、並びに同方法に使用する生育促進剤及び品質改良剤 |
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