JPH0714654Y2 - 歯車連結用アタッチメント - Google Patents

歯車連結用アタッチメント

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JPH0714654Y2
JPH0714654Y2 JP11366489U JP11366489U JPH0714654Y2 JP H0714654 Y2 JPH0714654 Y2 JP H0714654Y2 JP 11366489 U JP11366489 U JP 11366489U JP 11366489 U JP11366489 U JP 11366489U JP H0714654 Y2 JPH0714654 Y2 JP H0714654Y2
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JP
Japan
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shaft
pin
cut
gear
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JP11366489U
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Inventor
健蔵 小野
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連結方式が異なる回転軸と歯車とを連結する
ために使用される歯車連結用アタッチメントに関し、さ
らに詳述すれば、端部が断面D字状になったDカット型
軸と、断面円形状の端部にピンが挿通されたピン型軸の
端部に、該ピンを用いて装着される歯車とを連結するた
めの歯車連結用アタッチメントに関する。
(従来の技術) 動力伝達手段として使用される歯車は、該歯車を支持す
る軸に対して、少なくとも回転方向に移動しないように
固定する必要がある。軸と歯車との連結方式は、ピン型
およびDカット型と称せられる2種類の方式が、通常、
採用されている。
ピン型連結方式は、第4図に示すように、一端部に、軸
心に直交するようにピン挿通孔51が設けられたピン型軸
50と、該ピン型軸50に連結されるピン型歯車20とが使用
される。該ピン型歯車20の軸心部には、ピン型軸50が挿
通される真円状の軸挿通孔21が設けられており、一方の
端面側部分には、該軸挿通孔21に連通する一対の凹部22
および22が、軸心に対して対称的に設けられている。ピ
ン型軸50に歯車20を連結する場合には、まず、ピン型軸
50の端部におけるピン挿通孔51にピン60を挿通してお
く。該ピン60の端部は、ピン挿通孔51から突出した状態
になっている。そして、ピン型軸50の端部にピン型歯車
20を外嵌して、ピン60のピン挿通孔51から突出した両端
部をピン型歯車20の凹部22および22にそれぞれ嵌入させ
る。最後に、ピン型軸50の先端部にスリットリング40を
装着して、ピン型歯車20を抜け止めする。ピン60は、ピ
ン型軸50あるいはピン型歯車20の回転により、ピン型歯
車20の各凹部22および22に係止されるので、ピン型軸50
の回転は該ピン60を介してピン型歯車20に伝達され、同
様にピン型歯車20の回転も該ピン60を介してピン型軸50
に伝達される。
Dカットタイプの連結方式は、第5図に示すように、一
端部が、その側部を平坦面12が形成されるように切欠し
た断面D字状のDカット部11となったDカット型軸10
と、該Dカット型軸10に装着されるDカット型歯車70と
が使用される。該Dカット型歯車70は、その軸心部に、
Dカット型軸10のDカット部11の断面形状に対応した断
面D字状の軸挿通孔71を有する。該軸挿通孔71は、従っ
て、内周部分の一部が平坦面になっている。該Dカット
型歯車70は、内周部における平坦面が、Dカット型軸10
のDカット部11の平坦面に対向するように外嵌されて、
スリットリング40により抜け止めされる。該Dカット型
歯車71とDカット型軸10のDカット部11とは、各平坦面
が対向した状態で当接するために、両者は周方向に移動
しない固定状態になり、それぞれの回転力が相互に伝達
される。
(考案が解決しようとする課題) このよなピン型連結方式とDカット型連結方式とを比較
すると、ピン型連結方式では、ピン60を取り外すことに
より、ピン型歯車20をアイドル状態でピン型軸50に連結
し得る。しかし、連結のためにピン60が必要であるため
に、部品点数が多くなる。これに対し、Dカット型連結
方式では、Dカット型歯車70をアイドル状態で支持する
ことができないものの、ピンが不要であるために部品点
数が少なくなる。従来は、このような長所、短所を考慮
して、同一機器でも両タイプの連結方式が採用されてい
る場合が少なくない。しかし、ピン型軸50にDカット型
歯車70を連結することは不可能であり、その逆もまた不
可能である。このため、機器の製造およびメンテナンス
に際して、同一サイズで両タイプの歯車が必要になり、
膨大な数の歯車を用意しなければならず、その製造コス
トおよび管理コストが著しくかかる。
本考案は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、Dカット型の連結方式を使用されるDカット型軸
に、ピン型連結方式に使用されるピン型歯車を連結し得
る歯車連結用アタッチメントを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のアタッチメントは、一端部における側部が平坦
面を有するように切欠されて断面D字状となったDカッ
ト型軸と、端部が真円状であって軸心とは直交するよう
にピンが挿通されたピン型軸の端部に装着されるよう
に、該ピン型軸の端部が挿通される真円状の挿通孔を軸
心部に有し、軸心方向の一方の端面側部分に、該ピンが
嵌入されて係止される凹部を有する歯車と、を連結する
歯車連結用アタッチメントであって、前記Dカット型軸
の端部における平坦面に当接される平坦な保持面を有
し、該保持面と前記Dカット型軸の端部の平坦面とが当
接された状態で該平坦面から該Dカット型回転軸の径方
向に突出した状態で保持される板状の保持部と、該保持
部が前記Dカット型軸の端部に保持された状態で、該D
カット型軸に嵌合される前記歯車の凹部内に嵌入して係
止されるように該Dカット型軸の径方向に該保持部から
突出された係止部と、を具備をしてなり、そのことによ
り上記目的が達成される。
(実施例) 本考案のアタッチメントは、第1図に示すように、Dカ
ット型の連結方式に使用されるDカット型軸10に、ピン
型の連結方式に使用されるピン型歯車20を連結するため
に使用される。Dカット型軸10は、その一端部が、一側
部を平坦面12が形成されるように切欠された断面D字状
のDカット部11になっている。該Dカット部11の先端部
近傍には、スリットリングを嵌め込むための環状の凹溝
13が設けられている。
該Dカット型軸10に連結されるピン型歯車20は、軸心部
に、真円状の軸挿通孔21を有する。該軸挿通孔21の内径
は、Dカット型軸10の外径より僅かに大きい。該ピン型
歯車20の一端面側部分には、軸心に対して対称的に一対
の凹部22および22が設けられている。該凹部22および22
は、軸挿通孔21に連通しており、軸心方向に所定の長さ
となっている。
Dカット型軸10に、ピン型歯車20を連結するために使用
される本考案のアタッチメント30は、環状の保持部31を
有する。該保持部31は薄板状をしており、その外周面
は、真円状になっていて、その外径はピン型歯車20の軸
挿通孔21の内径よりも若干大きくなっている。該保持部
31の内部は、Dカット型軸10のDカット部11における断
面形状に対応した断面D字状をしており、その内周面の
一部は、平坦な保持面32になっている。該保持部31の内
周面は、該保持部31がDカット型軸10のDカット部11に
外嵌され得るように、該Dカット部11の断面より若干に
大きく、該保持部31がDカット型軸10の端部に外嵌され
た状態では、その保持面32は、Dカット型軸10のDカッ
ト部11における平坦面12に当接する。
該アタッチメント30の保持部31には、その軸心に対して
対称的に一対の係止部34および34が設けられている。各
係止部34および34は、保持部31とは一体的に成形されて
いり、該保持部31の一方の端面から軸心とは平行に、か
つ、該保持部31における平坦な保持面32に対応する外周
面から径方向へ突出している。各係止部34および34は、
歯車20における一対の凹部22および22内に嵌入され得る
ように、各凹部22および22の内部空間より若干小さくな
っている。そして、ピン型歯車20の各凹部22および22に
各係止部34および34がそれぞれ嵌入されることにより、
該ピン型歯車20にアタッチメント30全体が、該ピン型歯
車20とは同心状に保持される。
このようなアタッチメント30を使用して、Dカット型軸
10と、ピン型歯車20との連結は、次のようにして行われ
る。
まず、ピン型歯車20の凹部22および22に、アタッチメン
ト30の係止部34および34をそれぞれ挿入し、該ピン型歯
車20の一端面に、アタッチメント30の保持部31における
一方の端面を当接させる。これにより、ピン型歯車20に
アタッチメント30が保持され、その保持部31が該ピン型
歯車20とは同心状になる。次いで、アタッチメント30の
保持部31を、Dカット型軸10のDカット部11に外嵌す
る。このとき、該保持部31の平坦な保持面32をDカット
型軸10の平坦面12に対向させておく。そして、ピン型歯
車20およびアタッチメント30を軸心方向に押し込む。そ
の結果、第2図に示すように、ピン型歯車20の軸挿通孔
21にDカット型軸10のDカット部が挿入される。アタッ
チメント30における保持部31をDカット部11の基端に達
するまで、ピン型歯車20およびアタッチメント30を押し
込むことにより、ピン型歯車20は該Dカット型軸10のD
カット部11における凹溝13を越えた状態になって、該凹
溝13がピン型歯車20の外側に露出する。そして、最後
に、Dカット型軸10のDカット部11における凹溝13にス
リットリング40を嵌め込んで、ピン型歯車20およびアタ
ッチメント30を抜け止めする。このように、ピン型歯車
20は、アタッチメント30によりDカット型軸10に装着さ
れた際に、該アタッチメント30の厚さ分だけ先端側に突
出した状態になるために、該Dカット型軸10における凹
溝13が露出し得るように、ピン型歯車20は若干薄くなっ
ているが、ピン型歯車20が通常の厚さであるために、凹
溝13が露出しない場合には、凹溝13に嵌合させて抜け止
めするスリットリング40を用いることなく、軸に装着さ
れて抜け止めするスリットリングを使用すればよい。
このようにしてDカット型軸10のDカット部11に装着さ
れたアタッチメント30は、保持部31の保持面32が、該D
カット型軸10のDカット部に11おける平坦面12に当接し
ているために、周方向に移動しないように保持される。
従って、Dカット型軸10が回転した場合には、その回転
に伴って、アタッチメント30全体が回転する。また、ア
タッチメント30の係止部34および34は、ピン型歯車20の
凹部21および21に嵌入した状態になっているので、アタ
ッチメント30の回転に伴ってピン型歯車20が回転する。
その結果、Dカット型軸10の回転が、ピン型歯車20に伝
達される。同様にして、ピン型歯車20が回転した場合に
も、その回転がDカット型軸10に伝達される。
アタッチメント30を使用しない場合には、Dカット型軸
10のDカット部11に、Dカット型連結方式に使用される
Dカット型歯車を直接連結することができる。また、ピ
ン型歯車20の凹部22および22に係止されるピンを使用す
ることにより、該ピン型歯車20をピン型の連結方式に使
用されるピン型軸に直接連結することができる。従っ
て、アタッチメント30により、ピン型歯車20は、ピン型
軸およびDカット型軸のいずれにも装着して連結するこ
とができる。その結果、機械の製造、メンテナンス字に
は、ピン型歯車だけを準備するだけでよく、歯車の製造
コストおよび管理コスト等を著しく低減することができ
る。
なお、上記実施例では、アタッチメント30はDカット型
軸10のDカット部11に外嵌される環状の保持部31を有す
る形状としたが、本考案はこのような実施例に限定され
ず、例えば、第3図に示すような形状であってもよい。
この実施例のアタッチメント30′は、上記実施例のアタ
ッチメント30における保持部31の保持面32より外周側に
位置する部分と略同様の形状をした保持部31′を有して
いる。該保持部31′は、平坦な保持面32′と、円弧状の
外周面とを有しており、該保持部31′は、ピン型歯車20
における軸挿通孔21内に嵌入し得る大きさになってい
る。該保持部31′には、一方の端面および外周面から突
出する係止部34′が設けられている。該係止部34′は、
ピン型歯車20からのアタッチメント30の脱離を防ぐため
に、歯車20における一方の凹部22内に密着状態で嵌入さ
れるようになっている。
該アタッチメント30′を使用した場合には、Dカット型
軸10のDカット部11における平坦面12に、保持部31′の
保持面32′が当接するために、Dカット型軸10に、ピン
型歯車20を装着することができる。保持部31′は、ピン
型歯車20の軸挿通孔21内に嵌入した状態となる。
(考案の効果) 本考案の歯車連結用アタッチメントは、このように、D
カット型軸にピン型歯車を連結させることができる。従
って、ピン型歯車は、ピン型軸およびDカット型軸のい
ずれにも連結することができる。従って、メンテナンス
等の際には、Dカット型歯車は不用になり、歯車の製造
コストおよび管理コスト等が著しく低減される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の歯車連結用アタッチメントの一実施例
を示す斜視図、第2図はその使用状態を説明するための
断面図、第3図は本考案の歯車連結用アタッチメントの
他の実施例を示す斜視図、第4図は従来のピン型連結方
式を説明するための断面図、第5図は従来のDカット型
の連結方式を説明するための断面図である。 10…Dカット型軸、11…Dカット部、12…平坦面、20…
ピン型歯車、21…軸挿通孔、22…凹部、30…アタッチメ
ント、31…保持部、32…保持面、34…係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部における側部が平坦面を有するよう
    に切欠されて断面D字状となったDカット型軸と、端部
    が真円状であって軸心とは直交するようにピンが挿通さ
    れたピン型軸の端部に装着されるように、該ピン型軸の
    端部が挿通される真円状の挿通孔を軸心部に有し、軸心
    方向の一方の端面側部分に、該ピンが嵌入されて係止さ
    れる凹部を有する歯車と、を連結する歯車連結用アタッ
    チメントであって、 前記Dカット型軸の端部における平坦面に当接される平
    坦な保持面を有し、該保持面と前記Dカット型軸の端部
    の平坦面とが当接された状態で該平坦面から該Dカット
    型回転軸の径方向に突出した状態で保持される板状の保
    持部と、 該保持部が前記Dカット型軸の端部に保持された状態
    で、該Dカット型軸に嵌合される前記歯車の凹部内に嵌
    入して係止されるように該Dカット型軸の径方向に該保
    持部から突出された係止部と、 を具備する歯車連結用アタッチメント。
JP11366489U 1989-09-28 1989-09-28 歯車連結用アタッチメント Expired - Lifetime JPH0714654Y2 (ja)

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