JPH0714533Y2 - 装飾用タイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、任意の絵、文字、図形等より成る印刷物や手
描き作品及び写真等（以下「原図」という）を用いて製
作する装飾用タイルに関する。

〔従来の技術〕

従来の原図を用いた装飾用タイルには、転写を用いて作
ったものと、焼物があった。

〔考案が解決しようとする問題点〕 このうち、転写を用いて作る装飾用タイルは、転写する
ために原板を必要とするため、手描きの原図を単品で製
品にするような場合、コストが非常に高くつくという欠
陥を存した。また、焼物においても上記したような単品
製作においてはコストが非常に高くつき、且つ、製作に
時間がかかるという欠陥を存した。

本考案は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。

〔問題点を解決する手段〕

上記目的を達成するため、本考案は、透明部材と、原画
面と非原画面を有し、前記透明部材の裏面に原画面が装
着される原図と、前記原図の非原画面を覆い、且つ、前
記透明部材の裏面に貼着される防水性フイルムとより構
成したものである。

〔実施例〕 この考案の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図において、１は平面状の原図である。３は透明部
材であり、透明なガラスや透明樹脂より成る。前記原図
１の原画面（絵等の描かれている側の面をいうものとす
る）は、前記透明部材の裏面に接着されている。５は防
水性フイルムであり、前記原図１の非原画面を覆うよう
に前記透明部材３の裏面に、熱圧着、接着剤による接着
又は高周波熱着等により貼着される。

第２図は透明部材の他の実施例であり、透明部材３の裏
面に凹みを設け、該凹みに原図１を嵌め込み、防水性フ
イルム５で覆ったものである。

上記したところにおいて、前記透明部材の表面は平面で
も、また凹凸模様を施したものであってもよい。また、
前記原図１の原画面は、前記透明部材３の裏面と非接着
でもよい。防水性フイルム５は防錆処理をした金属又は
樹脂であってもよい。

上記原図１、透明部材３及び防水性フイルム５より成る
装飾用タイルを使用する際には、本装飾用タイルの防水
性フイルムの側を壁面、床、天井等に貼着する。本装飾
用タイルは一枚のみで使用してもよく、又第３図に示す
如く、原図を分割して各原図より装飾用タイルを構成
し、該装飾用タイルを組み合わせることにより再び原図
を構成するようにしてもよい。

〔効果〕

本考案は上述のように構成したので、原図を用いた装飾
用タイルを簡易かつ安価に、しかも短時間で製作するこ
とができる効果が存する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２図は正面断面図、第３図は正面説明図で
ある。 １……原図、３……透明部材、５……防水性フイルム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】透明部材（３）と、原画面と非原画面を有
   し、前記透明部材（３）の裏面に原画面が装着される原
   図（１）と、前記原図（１）の非原画面を覆い、且つ、
   前記透明部材（３）の裏面に貼着される防水性フイルム
   （５）とより成る装飾用タイル。