JPH07141418A - 容器耐震設計支援装置 - Google Patents

容器耐震設計支援装置

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JPH07141418A
JPH07141418A JP29022393A JP29022393A JPH07141418A JP H07141418 A JPH07141418 A JP H07141418A JP 29022393 A JP29022393 A JP 29022393A JP 29022393 A JP29022393 A JP 29022393A JP H07141418 A JPH07141418 A JP H07141418A
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container
support
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natural frequency
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Application number
JP29022393A
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English (en)
Inventor
Eiji Adachi
Yukio Kanazawa
Nobuo Murakami
Masayuki Noguchi
Toshio Ueno
敏雄 上野
瑛二 安達
暢夫 村上
雅之 野口
幸雄 金澤
Original Assignee
Eiji Adachi
Hitachi Eng Co Ltd
Hitachi Ltd
瑛二 安達
日立エンジニアリング株式会社
株式会社日立製作所
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Publication date
Application filed by Eiji Adachi, Hitachi Eng Co Ltd, Hitachi Ltd, 瑛二 安達, 日立エンジニアリング株式会社, 株式会社日立製作所 filed Critical Eiji Adachi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容器に対するサポートの設置位置を適切に設定
でき容器の耐震性を向上する。 【構成】固定サポート位置決定部6は、容器寸法諸元,
容器設計条件を用い容器に対する必要最小板厚及び固定
サポートの最適位置を決定する。構造解析部7は、固有
値解析及び応答解析を行い、容器に対する固有振動数あ
るいは発生応力が設定された基準値を満足するか否かを
判定する。これらが基準値を満足しない場合、サポート
最適化処理部8は、形状的制約条件のもとに最も効果的
な個所にサポートを設定する。固有振動数あるいは発生
応力が基準値を満足する場合、重量最適化処理部9は、
一定の制約条件のもとに適宜容器板厚の増減処理を行
う。また、重量最適化処理部9は、局所的な最適解でな
く、全体的な最適解に到達するよう得られた解に励起処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器耐震設計支援装置
に係り、特に、原子力プラント及び化学プラント等に用
いられる容器の耐震設計を支援するのに好適な容器耐震
設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器の耐震設計は、与えられた質
量と剛性分布をもとに、経験に基づきサポート設置可能
な領域に固定サポートと必要に応じて、振れ止めサポー
トを設け、固有値解析及びそれにひきつづく応答解析を
行い、振動数あるいは発生応力を設計基準値と比較し、
設計案の妥当性を確認することによって行われている。
初期の設計案で基準値を満足した場合は、この段階で耐
震設計を終了する。しかしながら、この初期設計案は、
基準値を満足する多数の設計候補案の一つであり、最適
な設計ではなく、過剰設計となる場合が多い。
【0003】一方、基準値を満足しない場合は、サポー
トを追加あるいは移動する等して、新しい条件下で固有
値解析とそれにひきつづく応答解析を行い、振動数ある
いは発生応力が設計基準値を満たすまで、一連の作業を
繰り返すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の技術
は、各種計算結果の検討・対策立案等に長時間を要
し、得られる設計案が基準値を満たす候補の一つであ
り、必ずしも最適な設計ではなく、過剰設計となること
が多いものである。
【0005】本発明の目的は、容器に対するサポートの
設置位置を適切に設定できる容器耐震設計支援装置を提
供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、上記目的に加えて容
器の重量を減少できる容器耐震設計支援装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成できる
本発明の特徴は、対象とする容器の寸法及び設計条件に
関するデータを記憶するメモリと、前記メモリ内の前記
データに基づいて、入力装置にて指定された前記容器に
対する第1サポートの設置位置を決定するサポート位置
決定手段と、前記設置位置に前記第1サポートを設けた
前記容器に対する固有振動数及び地震時の発生応力を求
め、これらの値と各々の基準値との比較を行う構造解析
手段と、前記固有振動数及び前記発生応力の一方が該当
する基準値を満足しない場合は、前記容器の慣性モーメ
ントに基づいて前記第1サポートとは別に追加する第2
サポートの設置位置を設定するサポート最適化手段とを
備えたことにある。
【0008】上記他の目的を達成できる本発明の他の特
徴は、前記サポートを設けた場合で前記固有振動数及び
前記発生応力の両方が該当する基準値を満足する場合に
は、前記容器の重量を最小にできる前記容器の板厚を求
める重量最適化手段を備えたことにある。
【0009】
【作用】決定された設置位置に第1サポートを設けた容
器に対する固有振動数及び地震時の発生応力を求め、固
有振動数及び発生応力の一方が該当する基準値を満足し
ない場合は、容器の慣性モーメントに基づいて第1サポ
ートとは別に追加する第2サポートの設置位置を設定す
るので、容器に対して良好な耐震性を得ることができる
第1及び第2サポートの設置位置を設定できる。
【0010】サポートを設けた場合で固有振動数及び発
生応力の両方が該当する基準値を満足する場合には、容
器の重量を最小にできる容器の板厚を求めているので、
容器の耐震性を満足してかつ容器の重量を最小にでき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例である容器耐
震設計支援装置を図1を参照して説明する。
【0012】初期形状データメモリ2は、種々の容器寸
法諸元,設計圧力等の容器の設計条件、及び各種基準
(例えば、発電用原子力設備に関する構造等の技術基準
(告示);ノズル付近にサポート設置不可)等を記憶す
る。演算装置5は、入力装置1で指定された容器に関す
るデータを初期形状データメモリ2から読み出し、該当
する容器に取り付けるサポートの位置を求める。演算装
置5は、必要に応じてサポート位置を決定する処理を繰
り返す。演算装置5によって得られた最終的なサポート
位置の結果(容器の最適耐震設計案)、及び演算の途中
で得られたデータは、最新形状データメモリ3に記憶さ
れる。容器の最適耐震設計案等は、表示装置であるディ
スプレイ4に表示される。
【0013】演算装置5は、固定サポート位置決定部
6,構造解析部7,サポート最適化処理部8,重量最適
化処理部9及び表示情報作成部10を備える。
【0014】固定サポート位置決定部6は、初期形状デ
ータメモリ2より容器寸法諸元,設計圧力等の容器設計
条件を受け入れ、容器に対する必要最小板厚及び固定サ
ポートの最適位置を決定する。構造解析部7は、固有値
解析及び応答解析を行い、容器に対する固有振動数ある
いは発生応力が設定された基準値以下であるか否かを判
定する。固有振動数あるいは発生応力が基準値を満足し
ない場合はサポート最適化処理部8で、固有振動数ある
いは発生応力が基準値を満足する場合は重量最適化処理
部9で処理を行う。サポート最適化処理部8は、形状的
制約条件のもとに最も効果的な個所にサポートを設定す
る。重量最適化処理部9は、一定の制約条件のもとに適
宜容器板厚の増減処理を行う。また、重量最適化処理部
9は、局所的な最適解でなく、全体的な最適解に到達す
るよう得られた解に励起処理を行う。
【0015】次に、演算装置5の構成を詳細に説明す
る。
【0016】固定サポート位置決定部6にて行われる処
理を図2を用いて説明する。設計者が、耐震設計を行う
容器をコード等により入力装置1から指定する。ここ
で、例えば、図3に示す容器12が指定されたとする。
固定サポート位置決定部6は、指定された容器に関する
容器寸法諸元(例えば内径2.6m,高さ19.9m等),
設計圧力,材料密度,材料許容応力,サポート設定可能
範囲,集中質量,基準振動数,基準応力及び該当する基
準等を初期形状データメモリ2から初期条件として読み
込む(ステップ21)。指定された容器12の必要最小
板厚が、入力した上記各データ及び各種基準(例えば、
発電用原子力設備に関する構造等の技術基準(告示))
に基づいて求められる(ステップ22)。但し、同種の
容器に対して予め適切な板厚が設定されている場合は、
その板厚の値を入力条件として使用することも可能であ
る。設定した板厚及び容器寸法諸元等の必要なデータを
用いて対象とする容器12の集中質量を含めた質量分布
及び重心の位置を求め、サポート設定可能範囲を規定し
た基準(例えば、ノズル付近以外でサポート設置可能)を
反映して、当該容器12の最も重心に近接した位置に、
容器12の全自由度を拘束する固定サポート13A及び
13B(図3)を設ける(ステップ23)。固定サポー
ト13A及び13Bを設けた容器12に対する胴ばね定
数を、一般的に既知の手法(バイラード,ピー.ピ
ー.:ストレシーズ フロム ラジアル ロードゥ ア
ンド イクスターナル モーメントゥ イン シリンド
ゥリカル プレッシャー ベッセルズ,ウエルディング
ジャーナル,33巻12号,リサーチ サプレメン
ト,615−623頁(1954)〔Bijlaard, P.P.:
Stressesfrom Radial Loads and External Moments in
Cylindrical Pressure Vessels,Welding Journal, Vol.
33 No.12, Research Supplement, P615−623, (195
4)〕参照)により計算する(ステップ24)。以上の
処理で求めた必要最小板厚,固定サポート13A及び1
3Bの位置及び形状,胴ばね定数を、初期形状データメ
モリ2から読み込んだ初期条件とともに最新形状データ
メモリ3に記憶する(ステップ25)。以上により、固
定サポート位置決定部6での処理を完了する。
【0017】次に、構造解析部7が、固定サポート位置
決定部6の処理で得られた結果を受けて、図4に示す処
理を実行する。構造解析部7は、固定サポート決定部
6,サポート最適化処理部8または重量最適化処理部9
で得られた処理結果をもとにして構造解析を行う。
【0018】構造解析に必要なデータを最新形状データ
メモリ3から読み込む(ステップ26)。最新形状デー
タメモリ3は、固定サポート決定部6,サポート最適化
処理部8及び重量最適化処理部9のうちで処理が完了し
た処理部で得られたデータをすべて記憶する。つづい
て、固有値解析を行い、容器12の固有振動数を求める
(ステップ27)。ここでは、サポート最適化処理部8
及び重量最適化処理部9の処理がまだ実行されていない
ので、固定サポート決定部6で得られたデータを用いて
容器12の固有振動数が求められる。容器12に対して
得られた固有振動数と基準振動数との比較,判定を行う
(ステップ28)。固有振動数が基準振動数を満足しな
い場合は、容器12へのサポートを追加するためのサポ
ート最適化処理部8の処理が実行される。ステップ28
の判定が「yes」の場合、すなわち固有振動数が基準
振動数を満足している場合は、容器12の地震に対する
応答計算を行い、地震によって容器12に発生する応力
を求める(ステップ29)。ステップ29で求められた発
生応力が基準応力以下であるかを判定する(ステップ3
0)。発生応力が基準応力よりも大きい場合は、容器1
2へのサポートを追加するためのサポート最適化処理部
8の処理が実行される。発生応力が基準応力以下である
場合は、重量最適化処理部9の処理が実行される。
【0019】固定サポート決定部6で得られたデータを
用いて容器12の構造解析を行った場合は、ステップ2
8の判定が「no」となるので、容器12へのサポート
を追加するためのサポート最適化処理部8の処理が実行
される。
【0020】サポート最適化処理部8における処理内容
を図5に示す。構造解析部7における処理を実行した結
果、対象とする容器12に対する固有振動数が基準振動
数または発生応力が基準応力を満足しなかった場合に
は、サポート最適化処理部8において必要なサポートを
容器12の最も効果的な個所に追加設置する。
【0021】サポート最適化処理部8は、まず、最新形
状データメモリ3から、対象とする容器12に対する質
量分布,剛性分布,固定サポートの設置位置,胴ばね定
数のデータを読み込む(ステップ31)。次に、容器1
2の固定サポート位置に対する慣性モーメントを求め、
この慣性モーメントが最大となる部分を選択する(ステ
ップ32)。追加するサポート(振れ止めサポート)の
設置位置を、容器12において慣性モーメントが最大と
なる部分において決定する(ステップ33)。振れ止め
サポートを容器12において慣性モーメントが最大とな
る部分に設置するので、振れ止めサポートを耐震性を向
上できる適切な位置に設置することができる。
【0022】追加する振れ止めサポートの最適な設置位
置を効率よく見い出すために、ここでは、黄金分割法を
用いた。すなわち慣性モーメントが最大となる部分にお
いて黄金分割法を用いて逐次振れ止めサポートの設置の
候補位置を変更しながら、ヤコビ法による固有値解析を
行って最も効果的な振れ止めサポート位置(すなわち、
より高い固有振動数を与える位置)の絞り込みを行う。
黄金分割領域がある範囲以内(たとえば10mm以下)と
なったところで、その点を追加する振れ止めサポート1
4A及び14Bの設置位置とする。次に、振れ止めサポ
ート14A及び14Bを反映し、容器12の胴ばね定数
を計算する(ステップ34)。追加した振れ止めサポー
ト14A及び14Bの設置とこれらのサポートを反映し
て求めた胴ばね定数を最新形状データメモリ3に記憶さ
せる(ステップ35)。
【0023】構造解析部7は、固定サポート13A及び
13B、及び振れ止めサポート14A及び14Bを備えた
容器12に対してステップ26及び27の処理を実行す
る。しかしながら、ステップ28の判定が「no」とな
る。このため、再び、サポート最適化処理部8での処
理、すなわちステップ31〜33の処理が実行される。
ステップ33の処理によって、容器12の下部における
振れ止めサポート15A及び15Bの設置位置が新たに
決定される。この後、ステップ34及び35の処理が実
行され、構造解析部7の処理が実行される。構造解析部
7のステップ28及び30の判定が「yes」となる。
このため、重量最適化処理部9の処理が実行される。
【0024】重量最適化処理部9の処理内容を図6及び
図7に示す。構造解析部7において設定されている二つ
の基準値を満足できた場合、重量最適化処理部9で、容
器重量の最適化を行う。まず、最新形状データメモリ3
から、容器12に対する質量分布,剛性分布,サポート
位置,胴ばね定数を読み込み(ステップ36)、容器1
2の板厚増減処理が実行される(ステップ37)。
【0025】板厚増減処理は、次のようにして行う。固
定サポート13A及び13B、及び振れ止めサポート1
4A,14B,15A及び15Bにおける局部応力が影
響を及ぼさない所までを同一要素とし、その他の部分の
要素分けとあわせて、板厚増減処理の要素分けとする。
各要素毎に、板厚を一定量(Δt)だけ変化させた場合
の固有振動数に対する影響度(感度)を求め、固定振動
数が最も大となるパターンを採用する。板厚の増厚処理
にあって基準値を超過した場合は、前回の板厚の変化量
を半減(Δt/2)させて減厚処理を実行し、又、板厚
の減厚処理にあって基準値を下回った場合は前回の板厚
の変化量を半減(Δt/2)させて増厚処理を実行す
る。板厚の変化量を逐次小さくしながら一連の板厚増減
処理を反復繰り返し、最終段階では増厚処理過程におい
て、変化量が基準値以上の一定幅内に収まった場合、あ
るいは変化量がある一定量以下となった場合に収束した
と判定する。
【0026】このようにして、基準値を満足する最も感
度の高い部分の板厚増減量を決定した後、最新の板厚分
布から固定サポート位置及び振れ止めサポート位置の再
決定を行う(ステップ38)。ステップ38では、前述
のステップ23,32及び33の処理が行われる。再決
定した固定サポート位置及び振れ止めサポート位置を考
慮して、容器の胴ばね定数を計算する(ステップ3
9)。ステップ37,38及び39の処理で得られた最
新のデータを、最新形状データメモリ3に記憶させる
(ステップ40)。ステップ41は、ステップ40にて
最新形状データメモリ3に記憶されたデータを用いて、
構造解析を行い、前述のステップ27及び29の処理を
行い、再決定した固定サポート位置及び振れ止めサポー
ト位置を反映した容器12の固有振動数及び地震時に発
生する応力を求める。得られた固有振動数及び地震時の
発生応力がそれぞれの基準値を満足しているかを判定す
る(ステップ42)。固有振動数及び地震時の発生応力
の両方が基準値を満足する場合は、図7に示す励起処理
を行う。固有振動数及び地震時の発生応力の一方が基準
値を満足しない場合、すなわちステップ42の判定が
「no」の場合は、ステップ36〜42の処理を繰り返
す。
【0027】構造解析部7のステップ28及び30の判
定が「yes」となっているので、ステップ37による
最初の板厚増減処理は、容器板厚の減厚処理を実行す
る。板厚増減処理で板厚を減少しすぎてステップ42の
判定が「no」になった場合には、ステップ37で板厚
を増加した増厚処理が実行される。容器の板厚減少,増
加が繰り返されてステップ42の判定が「yes」にな
るまで、ステップ36〜42の処理が繰り返される。こ
のような処理を行うことによって、固有振動数及び地震
時の発生応力の両方が基準値を満足するより適切な容器
の板厚が決定される。
【0028】第1回目の重量最適化の試行において到達
した解(固有振動数及び地震時の発生応力の両方が基準
値を満足する適切な容器の板厚W1 )は、必ずしも全体
的な最適解ではなく、初期条件により異なる可能性を持
った局部的な最適解であることが一般的である。そこ
で、励起処理を実行する。図7の初期最適化処理は、前
述のステップ36〜42の処理である。ステップ42の
判定が「yes」になったときに、ステップ44の判定
を行う。まだ、励起処理を行っていないので、ステップ
44の判定は「no」となり、励起処理を実行する(ス
テップ45)。すなわち、初期最適化処理による既得の
最適解(板厚W1 )から、容器板厚を一定量だけ減少さ
せ、最適解領域の外から再び、最適解領域内へ収束させ
る励起処理が行われる。励起処理では、最初、既得の最
適解(板厚W1 )から一定量だけ減少された容器板厚を
用いて、ステップ38〜42の処理が実行される。ステ
ップ42の判定が「no」の場合には、ステップ36〜
42の処理が再度実行される。ステップ42の判定が
「yes」の場合にはステップ44の判定が行われる。
ここでは、この判定が「yes」となる。このときの最
適解は、励起処理によって得られた容器12に対する適
切な板厚W2 である。ステップ46は、励起処理によっ
て得られた最適解(板厚W2)と既得の最適解(板厚
1)と比較する。
【0029】(W1>W2)の関係を満足しない場合は、
板厚W1 が求める最適解であるとして重量最適化処理部
9の処理が終了する。(W1>W2)を満足する場合は、
1=W2と置く(ステップ47)。このW1から一定量
だけ減少された容器板厚を用いて上記のように該当する
ステップの処理を再度実行し、最適解である板厚W2
求める。ステップ46で(W1>W2)の関係を満足しな
い場合は、板厚W1 が求める最適解であるとして重量最
適化処理部9の処理が終了する。
【0030】励起処理によって得られた最終的なサポー
トの取り付け位置及び最適な板厚が決定された容器の形
状の表示情報が、表示情報作成部10で作成される。こ
の表示情報は、ディスプレイ4に表示される。固定サポ
ート位置決定部6,構造解析部7,サポート最適化処理
部8及び重量最適化処理部9において得られた情報も、
表示情報作成部10によって表示情報となり、ディスプ
レイ4に表示される。設計者は、この表示情報を見るこ
とによって、固定サポート位置決定部6,構造解析部
7,サポート最適化処理部8及び重量最適化処理部9に
おいて得られた情報を知ることができる。
【0031】このような本実施例における処理により、
固有振動数及び地震時の発生応力の両方が基準値を満足
する適切な容器の板厚を求めることができ、耐震性が良
く材料の消費量が少ない容器を得ることができ、最も合
理的な容器の耐震設計を行うことができる。
【0032】図2は、本実施例の容器耐震設計支援装置
を利用して耐震設計を行うことによって得られたサポー
トを有する容器12の一例を示す。この容器12は、高
さ19.9m,内径2.6mであり、設計圧力,材料許容
圧力をもとに本容器の適用規格から算出された必要最小
板厚が10mmである。容器内部には、ある位置まで内容
物(液体)を有し、その他、図示しない付加的な集中質
量を有するものである。最終結果として、容器底部から
1m上方に下部の振れ止めサポート15A及び15B,
初期板厚によりわずかに異なるが約6.4m 上方に固定
サポート13A及び13B,約17m上方に上部の振れ止
めサポート14A及び14Bを配置し、同様に初期板厚
によりわずかに異なるが、容器板厚は、下部振れ止め部
を約27mm,上部振れ止め部の容器板厚を約20mmとす
る容器重量が約21.2tonとなる容器の耐震設計案が得
られた。
【0033】本実施例の容器耐震設計支援装置を用いた
場合において、それぞれ容器の初期板厚10mm,20mm
及び30mmに対する容器の設定固有振動数への収束過程
を、図8(a),図8(b)及び図8(c)に示す。い
ずれの場合も、容器の固有振動数が設定固有振動数に収
束する。横軸の反復回数は、繰り返し計算の回数であ
る。図9(a),図9(b)及び図9(c)は、容器の
初期板厚10mm,20mm及び30mmに対する容器重量の
変化状態を示している。以上の最適化処理を行った結
果、最適化前に比べて容器全体の質量の32%を削減す
ることができた。
【0034】以上述べた本実施例は、以下の効果を得る
ことができる。
【0035】(1)固定サポート及び振れ止めサポート
の設置位置を容器の耐震性を向上できる適切な位置に設
定できる。特に、振れ止めサポートは、容器の慣性モー
メントが最大になる部分に設置されるので、最適な位置
に設置でき、容器の耐震性を向上できる。
【0036】(2)良好な耐震性を維持でき容器の重量
を減少できる。これは、容器を構成するために必要な材
料の量を減少できる。
【0037】(3)励起処理により、最も合理的な容器
の最適耐震設計を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、容器に対するサポート
の設置位置を適切に設定でき容器の耐震性を向上でき
る。
【0039】本発明の他の特徴によれば、良好な耐震性
を保持し容器の重量を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である容器耐震設計支
援装置の構成図である。
【図2】図1の固定サポート位置決定部における処理手
順を示す説明図である。
【図3】図1の支援装置によりサポートの設置が行われ
る容器の構成図である。
【図4】図1の構造解析部における処理手順を示す説明
図である。
【図5】図1のサポート最適化処理部における処理手順
を示す説明図である。
【図6】図1の重量最適化処理部における処理手順を示
す説明図である。
【図7】図1の重量最適化処理部における処理手順を示
す説明図である。
【図8】容器の初期板厚10mm,20mm及び30mmに対
する固有振動数の基準値への収束過程を示す特性図であ
る。
【図9】容器の初期板厚10mm,20mm及び30mmに対
する容器重量の変化状態を示す特性図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…初期形状データメモリ、3…最新形
状データメモリ、4…ディスプレイ、5…演算装置、6
…固定サポート位置決定部、7…構造解析部、8…サポ
ート最適化処理部、9…重量最適化処理部、10…表示
情報作成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 幸雄 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野口 雅之 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上野 敏雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 村上 暢夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象とする容器の寸法及び設計条件に関す
    るデ−タを記憶するメモリと、前記メモリ内の前記デー
    タに基づいて、入力装置にて指定された前記容器に対す
    る第1サポートの設置位置を決定するサポート位置決定
    手段と、前記設置位置に前記第1サポートを設けた前記
    容器に対する固有振動数及び地震時の発生応力を求め、
    これらの値と各々の基準値との比較を行う構造解析手段
    と、前記固有振動数及び前記発生応力の一方が該当する
    基準値を満足しない場合は、前記容器の慣性モーメント
    に基づいて前記第1サポートとは別に追加する第2サポ
    ートの設置位置を設定するサポート最適化手段とを備え
    たことを特徴とする容器耐震設計支援装置。
  2. 【請求項2】前記サポートを設けた場合で前記固有振動
    数及び前記発生応力の両方が該当する基準値を満足する
    場合には、前記容器の重量を最小にできる前記容器の板
    厚を求める重量最適化手段を備えた請求項1の容器耐震
    設計支援装置。
JP29022393A 1993-11-19 1993-11-19 容器耐震設計支援装置 Pending JPH07141418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106223697A (zh) * 2016-07-20 2016-12-14 邱炎新 一种抗爆多层住宅结构的构建方法
WO2019221578A1 (ko) * 2018-05-16 2019-11-21 한국원자력연구원 방사성 폐기물 용기 제작 통합 관리 시스템 및 이를 이용한 방사성 폐기물 용기 제작 통합 관리 방법

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