JPH0713691Y2 - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JPH0713691Y2
JPH0713691Y2 JP12985489U JP12985489U JPH0713691Y2 JP H0713691 Y2 JPH0713691 Y2 JP H0713691Y2 JP 12985489 U JP12985489 U JP 12985489U JP 12985489 U JP12985489 U JP 12985489U JP H0713691 Y2 JPH0713691 Y2 JP H0713691Y2
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裕昭 加川
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Olympus Optic Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、超音波振動によって体内患部組織の切除等の
処置を行う超音波治療装置に関する。
[従来の技術] 超音波振動によって体内患部組織を乳化,切除する超音
波治療装置は、一般に第7図に示すように構成されてい
る。
すなわち、超音波振動子1の先端にホーン2を介してパ
イプ状の振動伝達部材3を接続してなり、上記振動伝達
部材3、ホーン2および超音波振動子1内には吸引路4
が貫通形成されている。そして、超音波振動子1が発生
する超音波振動をホーン2で増幅した後、振動伝達部材
3に伝達し、この振動伝達部材3の先端を体内患部組織
に接触させ、組織に超音波振動を与えることで、これを
乳化,切除し、さらにシース5と振動伝達部材3との隙
間6を通じて灌流液を送り込むとともに、吸引路4を通
じて吸引することで、灌流液とともに切除した組織片や
体液を体外に排除するものである。ところで、USP2,99
0,616号明細書では振動伝達部材の先端部にへら状部材
を設け、このへら状部材で癒着組織を剥離したり、粘膜
組織を除去するようにしたものが示されている。
ところが、上記USP2,990,616号明細書に示されるもので
は吸引路が設けられていないため、切除した組織片を体
外に排除することができなかった。
これに対し、実開昭61−14009号公報ではパイプ状の振
動伝達部材3の先端に、先端から後端にかけて厚みがほ
ぼ均一の板状部材7を取り付け、この板状部材7の先端
で組織を切除し、その組織片を吸引路4を通じて体外に
排除するようにしたものが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記実開昭61−14009号公報に開示され
るもののようにパイプ状の振動伝達部材3の先端に、先
端から後端にかけて厚みがほぼ均一の板状部材7を取り
付けた場合、両者の接続部の断面積が極めて小さく、超
音波振動の伝達ロスが大きいという問題があった。ま
た、板状部材7の取り付け強度も弱く、大振幅で駆動す
ることができなかった。さらに、振動伝達部材3の先端
面において超音波振動が反射してしまい、駆動効率が悪
化していた。
そこで、このような問題点を解決するために板状部材7
の厚みtを大きくすることが考えられるが、これでは板
状部材7によって癒着組織の剥離や粘膜組織の除去等を
行う際の操作性が悪化するばかりか、吸引路4の開口部
8の開口面積が小さくなり、切除した組織片が上記開口
部8でつまりやすくなる不具合を生じる。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、超音波振動の伝達ロスの低減、へら状
部材の固定強度の向上、駆動効率の向上が図れるととも
に、へら状部材の操作性の向上が図れ、しかも組織片の
つまりを防止できる超音波治療装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段および作用] 上記目的を達成するために本考案は、振動伝達部材の先
端に、先端よりも後端側を厚く形成したへら状部材を設
けるとともに、これらへら状部材と振動伝達部材との境
界部近傍に振動伝達部材の吸引路と連通する開口部を、
その中心軸を振動伝達部材の中心軸に対しずらせて設け
る。そして、へら状部材を先端よりも後端側を厚く形成
したので、このへら状部材と振動伝達部材との接続部の
断面積を拡大できるとともに、へら状部材の操作性を良
好に保ち、しかも開口部の中心軸を振動伝達部材の中心
軸に対しずらせたので、この開口部の開口面積を大きく
確保できる。
[実施例] 以下、本考案の第1の実施例について第1図ないし第3
図を参照して説明する。
第3図は本考案における超音波治療装置の全体を示し、
これは超音波振動子11の先端にホーン12を介してパイプ
状の振動伝達部材13を接続して達成されている。上記振
動伝達部材13、ホーン12および超音波振動子11内には吸
引路14が貫通形成され、上記超音波振動子11を覆う外装
ケース15の後端には上記吸引路14と連通する吸引口金16
が、また上記振動伝達部材13を覆うシース17の後端部に
はシース17と振動伝達部材13との隙間18に連通する送水
口金19がそれぞれ設けられている。そして、上記吸引口
金16には図示しないが吸引チューブを介して吸引ポンプ
が、また上記送水口金19には送水チューブを介して送水
ポンプがそれぞれ接続されている。
また、上記振動伝達部材13の先端には、第1図および第
2図に示すように癒着組織を剥離したり、粘膜組織を除
去するためのへら状部材20が一体に突設されている。こ
の場合、へら状部材20はその中心軸O1を振動伝達部材13
の中心軸O2に対し一致させて、先端よりも後端側を厚く
形成されている。つまり、へら状部材20の軸方向中途部
から後端にかけて、厚みを連続的に増加させている。ま
た、上記へら状部材20と振動伝達部材13との境界部に
は、へら状部材20の両側から吸引路14と連通する一対の
開口部21、22が設けられている。ここで、各開口部21、
22は、その中心軸O3、O4を振動伝達部材13の中心軸O2
対し斜めにずらせて設けられている。つまり、振動伝達
部材13の中心軸O2に対し各開口部21、22の中心軸O3、O4
がそれぞれある角度θをもっている。
このような構成において、超音波振動子11が発生する超
音波振動はホーン12で増幅された後、振動伝達部材13に
伝達される。そして、この振動伝達部材13の先端に設け
たへら状部材20の先端を体内患部組織に接触させ、組織
に超音波振動を与えることで、癒着組織を剥離したり、
粘膜組織を除去するものである。このとき、超音波振動
によって加熱された振動伝達部材13の冷却を兼ねて、シ
ース17と振動伝達部材13との隙間18に送り込まれた灌流
液はシース17の先端から体腔内に放出され、さらに乳
化,切除された組織片や体液とともに開口部21、22から
吸引されて、吸引路14を通って体外に排除される。
このように、へら状部材20を先端よりも後端側を厚く形
成したので、このへら状部材20と振動伝達部材13との接
続部の断面積を拡大することができる。したがって、超
音波振動の伝達ロスを低減でき、またへら状部材20の固
定強度を向上できるから、大振幅で駆動しても何等問題
なく、さらに振動伝達部材13の先端面における超音波振
動の反射を極力低減でき、駆動効率を向上することがで
きる。そして、へら状部材20の先端部は薄いので、へら
状部材20の操作性を良好に保つことができる。しかも、
各開口部21、22を、その中心軸O3、O4を振動伝達部材13
の中心軸O2に対し斜めにずらせて設けたので、開口部2
1、22をへら状部材20の両側に軸方向に沿って設ける場
合よりも、開口部21、22の開口面積を大きく確保でき
る。したがって、切除した組織片が上記開口部21、22で
つまることを防止できる。
第4図は本考案の第2の実施例を示す。
この実施例は振動伝達部材13の先端側部に一対の開口部
25、26を穿設したものである。つまり、各開口部25、26
は、その中心軸O3、O4を振動伝達部材13の中心軸O2に対
し直角にずらせて設けられている。なお、その他の基本
構成および作用は上記第1実施例と同様であるが、この
場合は特に、へら状部材20の形状に係わらず、開口部2
5、26の数、位置、形状および大きさ等を自由に選択で
きるという効果が得られる。また、へら状部材20と振動
伝達部材13との境界部に中空部がないため、へら状部材
20が振動伝達部材13に強固に固定され、超音波振動の伝
達ロスをより少なく、またへら状部材20の固定強度をよ
り向上できる。
第5図は本考案の第3の実施例を示す。
この実施例はへら状部材20を、その中心軸O1を振動伝達
部材13の中心軸O2に対し偏心させて設けるとともに、開
口部31を、その中心軸O3を振動伝達部材13の中心軸O2
対し偏心させて設けたものである。なお、その他の基本
構成および作用は上記第1実施例と同様であるが、この
場合は特に、大きな開口面積を有する単一の開口部31を
設けることができる。
第6図は本考案の第4の実施例を示す。
この実施例は上記第3の実施例において、開口部31を、
その中心軸O3を振動伝達部材13の中心軸O2に対し偏心さ
せるとともに、斜めにずらせて設けることで、開口部31
の開口面積をさらに拡大したものである。
なお、本考案は上記実施例に限定されず、例えばへら状
部材20は先端を鈍的に形成してもよいし、切刃を設けた
メスとして構成してもよく、あるいは鋸歯状刃を設けて
もよい。その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることはもちろんである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、へら状部材を先端
よりも後端側を厚く形成したので、このへら状部材と振
動伝達部材との接続部の断面積を拡大できる。したがっ
て、超音波振動の伝達ロスを低減でき、またへら状部材
の固定強度を向上できるから、大振幅で駆動しても何等
問題なく、さらに振動伝達部材の先端面における超音波
振動の反射を極力低減でき、駆動効率を向上できる。そ
して、へら状部材の先端部は薄いので、へら状部材の操
作性を良好に保つことができる。しかも、開口部の中心
軸を振動伝達部材の中心軸に対しずらせたので、この開
口部の開口面積を大きく確保できる。したがって、切除
した組織片が上記開口部でつまることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例を示し、第
1図は要部の拡大断面図、第2図は同じく側面図、第3
図は超音波治療装置全体の側面図、第4図は本考案の第
2の実施例を示す要部の拡大断面図、第5図は本考案の
第3の実施例を示す要部の拡大断面図、第6図は本考案
の第4の実施例を示す要部の拡大断面図、第7図は従来
における超音波治療装置全体の側面図である。 11…超音波振動子、13…振動伝達部材、14…吸引路、20
…へら状部材、21、22、25、26、31…開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子の先端に、内部に吸引路を有
    する振動伝達部材を設け、上記超音波振動子が発生する
    超音波振動を上記振動伝達部材を介して生体組織に伝達
    するとともに、上記吸引路を介して吸引する超音波治療
    装置において、上記振動伝達部材の先端に、先端よりも
    後端側を厚く形成したへら状部材を設けるとともに、こ
    れらへら状部材と振動伝達部材との境界部近傍に上記吸
    引路と連通する開口部を、その中心軸を振動伝達部材の
    中心軸に対しずらせて設けたことを特徴とする超音波治
    療装置。
JP12985489U 1989-11-01 1989-11-07 超音波治療装置 Expired - Lifetime JPH0713691Y2 (ja)

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JP12985489U JPH0713691Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 超音波治療装置
US07/573,673 US5076276A (en) 1989-11-01 1990-08-24 Ultrasound type treatment apparatus
DE4028518A DE4028518A1 (de) 1989-11-01 1990-09-07 Ultraschall-diagnosevorrichtung
US07/780,130 US5163433A (en) 1989-11-01 1991-10-21 Ultrasound type treatment apparatus

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JP12985489U JPH0713691Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 超音波治療装置

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US7137963B2 (en) 2002-08-26 2006-11-21 Flowcardia, Inc. Ultrasound catheter for disrupting blood vessel obstructions
US6942677B2 (en) 2003-02-26 2005-09-13 Flowcardia, Inc. Ultrasound catheter apparatus
US7540852B2 (en) 2004-08-26 2009-06-02 Flowcardia, Inc. Ultrasound catheter devices and methods
US8246643B2 (en) 2006-11-07 2012-08-21 Flowcardia, Inc. Ultrasound catheter having improved distal end

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