JPH07133010A - スパイラルコンベヤ - Google Patents

スパイラルコンベヤ

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JPH07133010A
JPH07133010A JP27980493A JP27980493A JPH07133010A JP H07133010 A JPH07133010 A JP H07133010A JP 27980493 A JP27980493 A JP 27980493A JP 27980493 A JP27980493 A JP 27980493A JP H07133010 A JPH07133010 A JP H07133010A
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JP
Japan
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substrate
chain
transport path
spiral conveyor
spiral
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Application number
JP27980493A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Yokoya
重治 横矢
Hiroki Shinohara
啓樹 篠原
Mototsugu Torimoto
基次 鳥本
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 螺旋状の搬送路を移動する際のスラットの巻
き締まりを防止するとともに、物品を円滑に昇降搬送し
得るスパイラルコンベヤを提供する。 【構成】 搬送路に沿って移動するカーブチェーン4に
所望間隔で基板12を固定するとともに、基板12の一
方の端部、例えば移動方向の前方側に位置規制部材15
a、15bを設け、他方の端部である後方側に当接部1
2a、12bを形成し、螺旋搬送路を移動する場合に基
板12の中心側において位置規制部材15a、15bを
当接部12a、12bに当接させて位置規制を行い、基
板12及び基板12の上面に固定されたトッププレート
14の中心方向への巻き締まりを防止するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種物品を昇降搬送す
る際に用いられるスパイラルコンベヤに関するものであ
り、特に物品を載置して搬送するためのスラットや該ス
ラットを走行させるための駆動手段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】梱包輸送物等の各種物品を昇降搬送させ
る場合、ローラコンベヤやベルトコンベヤを斜面に構成
すると所要面積が大きくなり、またバケットによる垂直
昇降構成の場合は積み替え等の作業が必要になる。そこ
で、実開平4−125229号公報に開示されているよ
うなスパイラルコンベヤが多用されている。この種のス
パイラルコンベヤの一般的な構造は、螺旋状に構成した
搬送路に沿って循環移動するチェーンを設け、このチェ
ーンに固定したスラット上に物品を載置し、チェーンの
循環移動により物品を昇降移動するようになっている。
前記スラットは薄い鉄板のような剛体を平面長方形に形
成したものであり、そのほぼ中央部の下部がチェーンに
固定されるのであるが、スラットは隣接する一部が重な
り合うようにして固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成のスパイラル
コンベヤにあっては、螺旋状の搬送路に沿って旋回する
場合、半径方向の内側においてスラットの重なり量が多
くなり、外側方向においては重なり量が少なくなる。そ
して、重なり量は螺旋搬送路の半径が小さくなるにつれ
て多くなり、言わば巻き締まるような形態になる。スラ
ットの巻き締まり(中心方向への偏倚)が進行すると、
スラットの側面が搬送路の側面に擦れる等の種々の問題
が発生する。また、スラット上には物品が載置されスラ
ットを常に下方に押すような力が作用しているのである
から、スラットの重なり量が多くなると、搬送路との摩
擦が大きくなる。このため、チェーンを駆動させるため
のモータに過負荷がかかるうえに、摩擦のために搬送路
の傷みが増大する等の種々の問題が発生する。
【0004】しかも、従来のスパイラルコンベヤにあっ
ては、チェーン駆動用のモータは1台しか設けられてお
らず、前記のように過負荷や巻き締まり状態になると、
搬送が困難になる等の種々の問題があった。また、過負
荷を想定してモータを大型化すると、スパイラルコンベ
ヤが大型になるうえに、コスト高になってしまう。本発
明の第1の目的は、螺旋状の搬送路を移動する際のスラ
ットの巻き締まりを防止するスパイラルコンベヤを提供
することにある。本発明の第2の目的は、搬送物品の荷
重に関わらず円滑な搬送を行い得るスパイラルコンベヤ
を提供することにある。本発明の第3の目的は、チェー
ンを駆動するモータの小型化を可能にするとともに、物
品の搬送を円滑に行い得るスパイラルコンベヤを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の目的
は、螺旋状に構成した搬送路に沿って移動するカーブチ
ェーンに、該カーブチェーンに所望間隔をもって連続的
に固定した基板と、該基板上に固定されて搬送する物品
Yを載置するトッププレートとにより構成したスラット
を連続的に設け、前記基板の移動方向の前方端または後
方端に、搬送路に沿って旋回する際に隣接する他の基板
に当接する当接部と、中心方向への巻き締まりを規制す
る位置規制部材とを形成したことを特徴とするスパイラ
ルコンベヤにより達成することができる。本発明に係る
第2の目的は、前記基板の側部に一対のローラを設けた
スパイラルコンベヤにより達成することができる。本発
明に係る第3の目的は、前記カーブチェーンを前記搬送
路の物品搬送経路中に設けた複数のモータにより駆動す
ることにより達成される。
【0006】
【作用】本発明に係るスパイラルコンベヤによれば、搬
送路に沿って移動するカーブチェーンに所望間隔で固定
された基板の一方の端部、例えば前方端に当接部が形成
され、他方の端部、例えば後方端に位置規制部材が形成
されている。したがって、搬送路中の旋回搬送路を移動
する場合、基板の中心側、すなわち内周側の間隔は密に
なり外側の間隔は疎になるが、中心側において当接部が
隣接する基板の位置規制部材に当接するので、それ以上
に密にならず巻き締まり防止が行われる。更に、基板の
側部には一対のローラが設けられているので、基板の上
部に固定したトッププレートに物品を載置しても円滑に
搬送することができる。また、カーブチェーンを複数の
モータにより駆動するように構成したので、個々のモー
タを小型化することができ、スパイラルコンベヤの小型
化を図ることができる。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図5を参照して本発明を適用し
たスパイラルコンベヤの第1実施例を詳細に説明する。
図1はスラットの構成を示す平面図、図2はスラットの
構成を示す要部の側面図、図3は搬送時のスラットの形
態を示す平面図、図4はスパイラルコンベヤの全体構成
を示す側面図、図5はスパイラルコンベヤの全体構成を
示す平面図である。なお、実施例の説明にあたっては、
図4及び図5を参照してスパイラルコンベヤの全体構成
について説明し、次いで図1以下を参照してスラットの
構成等の要部の説明を行う。
【0008】先ず、本実施例におけるスパイラルコンベ
ヤ1の全体構成を説明する。スパイラルコンベヤ1は、
物品を下層から上層に、又は上層から下層に搬送する搬
送路2、物品を載置するためのスラット3、スラット3
を移動させるためのカーブチェーン4、このカーブチェ
ーン4を駆動するためのモータ5、6、架台7、8等に
より構成されている。なお、搬送路2は連続したもので
あるが、説明の便宜のため直線状の下層搬送路2a、螺
旋搬送路2b、直線状の上層搬送路2cに区分けして説
明する。搬送路2の構成を更に詳しく説明すると、一対
の外枠9a、9bの内側に一対のガイド枠10a、10
bが設けられ、一対のガイド枠10a、10bの間に後
述するスラット3が移動可能に設けられている。なお、
図4及び図5においてはスラット3の図示を省略してい
るが、スラット3及びその下部に設けられるカーブチェ
ーン4やガイドレール16a、16b等については、図
1以下を参照して後に詳細に説明する。
【0009】スパイラルコンベヤ1は、スラット3やカ
ーブチェーン4を循環移動させるように構成され、図4
及び図5に矢印a、b、c、dで示す物品搬送系と、矢
印A、B、C、Dで示す言わば折り返し移動系を備えて
いる。この折り返し移動系は、図4に示すように上層搬
送路2cの下側から循環搬送路2bの中央部に抜ける移
動路2A、上層から下層に向けて下降させる下降移動路
2B、下降移動路2Bから搬送路2aの下側に至る移動
路2Cにより構成されている。なお、下降移動路2Bに
おいて、スラット3は垂直に下降移動されるのではな
く、図5の矢印Bの位置から符号Cで示す位置に斜めに
移動するようになっている。本例の場合は下から上へ物
品を搬送するが、駆動方向を逆にすることにより上から
下へ物品を搬送することができる。本実施例のスパイラ
ルコンベヤ1には、上層搬送路2cの終端にモータ5が
設けられ、螺旋搬送路2bの中程にもモータ6が設けら
れている。従来のスパイラルコンベヤにおいては、モー
タ6は設けられていないのであるが、本実施例ではスラ
ット3及びカーブチェーン4を円滑に移動させるためモ
ータ6を設けた。なお、モータ5、6とカーブチェーン
4の駆動機構については、第2実施例において詳細に説
明する。
【0010】次に、図1〜図3を参照してスラット3に
ついて説明する。スラット3は搬送路2に沿って連続的
に設けられたものであるが、その1組の構成を大別する
と、カーブチェーン4及びこのカーブチェーン4と一体
に移動するように固定された固定部材11、この固定部
材11に下面のほぼ中央部を固定された基板12、この
基板12の両側面に設けられた一対のローラ13a、1
3b、基板12の上側に固定されたトッププレート14
等により構成されている。スラット3の移動方向をXと
すると、基板12の片端側に図1及び図2に示すように
折り曲げにより当接部12a、12bが形成され、他端
側には巻き締まりを防止する位置規制部材15a、15
bが設けられ、各位置規制部材15a、15bの端部は
所定角度θの傾斜面に形成されている。また、基板12
の両側面には下方に折曲部12c、12dが形成され、
各折曲部12c、12dには一対のローラ13a、13
bが回転自在に取り付けられ、一対のローラ13a、1
3bは搬送路2上に所定間隔で配設した一対のガイドレ
ール16a、16b上を回転するように構成されてい
る。
【0011】基板12はカーブチェーン4に対し連続的
に固定されているのであるが、その間隔はカーブチェー
ン4が図1に示すように直線状に移動する際に当接せ
ず、螺旋状に移動する際、例えば図3に示すように左方
に旋回する際は前方の基板12の当接部12aと後方に
相当する基板12に設けた位置規制部材15aとが当接
するように設定される。そして、後方側のトッププレー
ト14の前縁部は、前方側のトッププレート14の後縁
部の下に重なり合うように構成されているので、カーブ
チェーン4が直線状に移動する場合は重なり量は均一に
なるが、図3に示すように旋回する場合は内径側の重な
り量が増大し、外径側の重なり量が少なくなる。しか
し、図3のように前方の基板12の当接部12aに後方
の基板12に設けた位置規制部材15aが当接するの
で、図示のように当接した状態に位置規制されることに
なる。これを中心からの半径Rについてみると、中心か
ら最小半径Rが前記当接により規定され、これ以上に巻
き締まることがない。また、トッププレート14の内径
側の重なり量も一定以上にならない。
【0012】次に、物品搬送時のスラット3の作用につ
いて、スパイラルコンベヤの上昇時を例にとって説明す
る。モータ5、6を駆動することによりカーブチェーン
4が搬送路2を矢印a、b、c、dで示すように移動
し、これと一体にスラット3も移動する。したがって、
図示を省略した搬送路から、あるいは作業員によって図
4及び図5に想像線で示すように下層搬送路2a上に物
品Yが移送されると、物品Yはスラット3上に載置され
た状態で、スラット3の移動にともなって下層搬送路2
aから螺旋搬送路2b、更に上層搬送路2cに搬送され
る。そして、上層搬送路2cの端部から図示を省略した
他のコンベヤに移送され、下層搬送路2aに載置された
物品Yの上方への搬送と他のコンベヤへの移送が行われ
る。このような物品Yの搬送が行われる間、スラット3
は物品搬送路系a、b、c、dから折り返し移動系A、
B、C、Dに移動し、再び物品Yを載置して搬送し得る
ように下層搬送路2aの上側に循環する。
【0013】ところで、下層搬送路2a及び上層搬送路
2cは直線状であるから、この間を走行するスラット3
は図1に示すように各基板12が所定間隔で分離状態で
移動する。しかし、螺旋搬送路2bにおいては、図3に
示すように前方の基板12の当接部12aに後方の基板
12に設けた位置規制部材15aが当接するので、それ
以上に半径R方向の中心部に向けて巻き締まらなくな
る。したがって、図3についてみれば、図示の状態以上
に半径が小さくなることはなく、故にトッププレート1
4がガイド枠10aに接触する等の不都合が生ぜず、こ
すれによる移動速度の低下や故障、更に異音の発生等を
未然に防止することができる。しかも、基板12には一
対のローラ13a、13bが設けられ、基板12及びト
ッププレート14とが搬送路2に対し接触しないように
構成されているので、一対のローラ13a、13bの回
転と相まって各スラット3を低摩擦で移動させることが
できる。その上、カーブチェーン4は2個のモータ5、
6により駆動されるので、前記スラット3の低摩擦移動
とともに、物品Yの搬送を停止させることなく効率的に
且つ正確に搬送させることができる。
【0014】次に、本発明の第2実施例を説明する。な
お、本実施例は前記第1実施例において一部言及したモ
ータ5、6の配設とカーブチェーン4の駆動機構に関す
るものであり、モータ5の説明にあたっては図1を参照
し、モータ6については図6〜図8を参照して説明す
る。モータ5は、カーブチェーン4の主駆動用モータで
ある。上層搬送路2cの端部には回転軸21が回転自在
に取り付けられ、この回転軸21にはカーブチェーン4
を駆動するためのギヤ22と、モータ5の回転力を伝達
するためのギヤ23とが取り付けられている。そして、
ギヤ22にはカーブチエーン4が巻き回されて噛み合
い、ギヤ23とモータ5のロータにはチェーン24が掛
け回されている。したがって、モータ5を矢印方向に回
転駆動すると、この回転力がチェーン24を介してギヤ
23に伝達され、ギヤ22が回転してカーブチェーン4
が循環移動するように駆動する。カーブチェーン4に
は、図1及び図2を参照して説明したようにスラット3
が連続的に設けられているので、カーブチェーン4と一
体にスラット3も循環し、物品Yの搬送を行う。
【0015】ところで、スパイラルコンベヤ1は搬送路
2に昇降過程があり、しかも物品Yを載置した状態で下
層搬送路2aから上層搬送路2cに旋回しながら上昇さ
せるのであるから、通常の直線状の、且つ水平に物品を
搬送するコンベヤに比較してモータ5に掛かる負荷が大
になる。そこで本実施例では、旋回搬送路2bに補助駆
動用とも言うべきモータ6を設け、モータ5に掛かる負
荷を低減するとともにカーブチェーン4への負担も低減
するように構成した。なお、モータ6によるカーブチェ
ーン4の駆動機構としては種々の構成が可能であるの
で、以下に図6を参照して第1例を説明し、図7及び図
8を参照して第2例を説明する。
【0016】図6に示した構成は、旋回搬送路2bの所
望位置、例えば図1及び図2に示すようにほぼ中間位置
に、旋回搬送路2bを横切るようにしてシャフト31を
回転自在に取り付け、このシャフト31に固定したギヤ
32にカーブチェーン4を噛み合わせるとともに、シャ
フト31をモータ6により回転駆動する構成である。な
お、シャフト31の構成と基板12の巻き締まり防止を
示すため、図6にはシャフト31の軸受け機構やトップ
プレート14の図示を省略した。モータ6には減速ギヤ
ボックス6aが設けられ、モータ6を回転駆動すること
により、シャフト31を所望の回転速度に減速して矢印
方向に回転駆動する。この結果、カーブチェーン4が矢
印X方向に移動し、カーブチェーン4に取り付けられて
いる基板12が同一方向に移動する。この際、各基板1
2に設けた位置規制部材15aが当接部12aに当接し
て各基板12の巻き締まりを防止し、各基板12やトッ
ププレート14のガイド枠10aの擦れを未然に防止す
る。
【0017】カーブチェーン4は主駆動用のモータ5に
より駆動されるだけでなく、螺旋搬送路2bにおいてモ
ータ6により移動方向に付勢されるので、モータ5に全
ての負荷がかからず、モータ5を小型のものにすること
ができ、モータ6も小型のものでよい。したがって、カ
ーブチェーン4の駆動が円滑に行われることから物品Y
の搬送も容易になり、搬送高さも大きくとれ、モータ
5、6を小型にすることができ、スパイラルコンベヤ1
の小型化、低コスト生産を図ることができる。
【0018】次に、図7及び図8を参照してカーブチェ
ーン駆動の第2例を説明する。本例は、カーブチェーン
4の循環経路のうちの所望範囲においてカーブチェーン
4を補助駆動するように構成したものである。すなわ
ち、旋回搬送路2bの所望位置にシャフト35が一対の
軸受け36a、36bにより回転自在に取り付けられ、
シャフト35であってカーブチェーン4の移動位置に対
応する位置にギヤ37が固定されている。また、シャフ
ト35から所望間隔Lの位置にシャフト38が一対の軸
受け39a、39bにより回転自在に取り付けられ、シ
ャフト38にはギヤ41が固定されている。そして、シ
ャフト38にはモータ6が連結され、ギヤ37、41間
にはドグ付き駆動チェーン42が掛け回されている。し
たがって、モータ6によりシヤフト38と一体にギヤ4
1を図7に示す矢印方向に回転駆動すると、ドグ付き駆
動チェーン42によりシャフト35、ギヤ37が同方向
に一体に回転する。
【0019】前記構成によれば、ギヤ37、41がカー
ブチェーン4の移動位置に設けられているのであるか
ら、カーブチェーン4の移動位置とドグ付き駆動チェー
ン42の移動位置とが一致し、ドグ付き駆動チェーン4
2のドグ42aがカーブチェーン4に係止するようにな
る。したがって、ドグ付き駆動チェーン42を前記のよ
うに駆動すると、ドグ42aがギヤ37の位置でカーブ
チェーン4を順次係止し、所望間隔Lについてカーブチ
ェーン4を送るようにして駆動させた後、ギヤ41の位
置で順次抜け出るようになる。故に、カーブチェーン4
はモータ5により駆動されるうえに、螺旋搬送路2bに
おいてモータ6により駆動されることになり、カーブチ
ェーン4を円滑に駆動し得るようになる。
【0020】以上に本発明の実施例を説明したが、螺旋
搬送路2bの螺旋方向は前記反時計方向に限定されな
い。すなわち、位置規制部材15a、15bは基板12
の前方側に左右一対で形成され、当接部12a、12b
も後方側に左右一対で形成されている。したがって、螺
旋方向が時計方向の場合は、当接部12bと位置規制部
材15bとが当接し、前記同様の効果を奏するようにな
る。このように、当接部12a、12bと位置規制部材
15a、15bとを左右一対に形成することにより、パ
ーツとしての基板12の汎用性が向上し、スパイラルコ
ンベヤ1の設計自由度が向上する。また、当接部12
a、12bを基板12の後方側に形成し、位置規制部材
15a、15bを前方側に形成してもよい。更に、モー
タ6の配設位置は螺旋搬送路2bに限定されず、折り返
し移動系2cから下層搬送路2aへの変換位置等に設け
てもよく配設数を増してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るス
パイラルコンベヤによれば、螺旋状に構成された搬送路
に沿って移動するカーブチェーンに所望間隔で基板を固
定するとともに、基板の一方の端部、例えば前方側に当
接部を形成し、他方の端部である後方側に位置規制部材
を形成し、螺旋搬送路を移動する場合に基板の中心側に
おいて当接部を位置規制部材に当接させて位置規制を行
い、基板の中心方向への巻き締まりを防止するように構
成した。したがって、基板はもとより基板上に固定した
トッププレートが搬送路を構成するガイド枠等に接触す
ることがなく、またトッププレートの重なり量も規定さ
れるので、カーブチェーンを駆動するモータの過負荷の
低減、擦れによる損傷、異音の発生等を防止することが
でき、物品の搬送を円滑に行うことができる。更に、基
板にはローラを設けるとともに、カーブチェーンは複数
のモータにより駆動するように構成したので、基板やト
ッププレートにより構成したスラットの移動を低負荷
で、且つ円滑に行うことができ、物品搬送の効率化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるスラットの構成を示
す要部の平面図である。
【図2】スラットの構成を示す要部の側面図である。
【図3】螺旋搬送路を移動する際の作用を示すスラット
の平面図である。
【図4】スパイラルコンベヤの全体構成を示す側面図で
ある。
【図5】スパイラルコンベヤの全体構成を示す平面図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例であるカーブチェーンの駆
動機構を示す斜視図である。
【図7】カーブチェーンの駆動機構の他の例を示す側面
図である。
【図8】カーブチェーンの駆動機構の他の例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 スパイラルコンベヤ 2 搬送路 2a 下層搬送路 2b 螺旋搬送路 2c 上層搬送路 3 スラット 4 カーブチェーン 5、6 モータ 11 固定部材 12 基板 12a、12b 当接部 13a、13b 一対のローラ 14 トッププレート 15a、15b 位置規制部材 16a、16b ガイドレール 21、31、35 シャフト 22、23、32、37 ギヤ 24 チェーン 42 ドグ付き駆動チェーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に構成した搬送路(2)に沿って
    移動するカーブチェーン(4)に、 該カーブチェーン(4)に所望間隔をもって連続的に固
    定した基板(12)と、 該基板(12)上に固定されて搬送する物品Yを載置す
    るトッププレート(14)とにより構成したスラット
    (3)を連続的に設け、 前記基板(12)の移動方向の前方端または後方端に、
    搬送路(2)に沿って旋回する際に隣接する他の基板
    (12)に当接する当接部(12a、12b)と、中心
    方向への巻き締まりを規制する位置規制部材(15a、
    15b)とを形成したことを特徴とするスパイラルコン
    ベヤ(1)。
  2. 【請求項2】 前記基板(12)の側部に一対のローラ
    (13a、13b)を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のスパイラルコンベヤ(1)。
  3. 【請求項3】 前記カーブチェーン(4)を前記搬送路
    (2)の物品搬送経路中に設けた複数のモータ(5、
    6)により駆動することを特徴とする請求項1記載のス
    パイラルコンベヤ(1)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002087570A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Seibu Electric & Mach Co Ltd トレーによる物品搬送装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002087570A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Seibu Electric & Mach Co Ltd トレーによる物品搬送装置

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