JPH0713278A - 蓄積性蛍光体シート組体およびその収納容器 - Google Patents

蓄積性蛍光体シート組体およびその収納容器

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JPH0713278A
JPH0713278A JP34646492A JP34646492A JPH0713278A JP H0713278 A JPH0713278 A JP H0713278A JP 34646492 A JP34646492 A JP 34646492A JP 34646492 A JP34646492 A JP 34646492A JP H0713278 A JPH0713278 A JP H0713278A
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JP
Japan
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stimulable phosphor
sheet
sheets
storage container
phosphor sheet
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JP34646492A
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Inventor
Mitsuharu Yoshida
光治 吉田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納容器に収納された複数の蓄積性蛍光体シ
ートを他の収納容器に入れ換える際に、シートの順番を
間違えないように、正しい順番でシートを積み重ねるこ
とができる蓄積性蛍光体シート組体およびその収納容器
を提供する。 【構成】 シート組体1が収納容器3に収納される際
に、収納容器3の一つの側壁内面3cに当接するシート1
A〜1Dの一端縁に、各シート毎に幅、長さ、位置およ
び/または数が異なる凸部2A〜2Dまたは凹部を設け
る。収納容器3の側壁内面3cには、シート1A〜1Dが
所定の順番に積層されたときにのみ、シートの凸部2A
〜2Dと係合する、この凸部2A〜2Dの幅、長さ、位
置および/または数に対応した凹部4A〜4Gまたは凸
部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄積性蛍光体シート組
体およびその収納容器に関し、とくに詳細には、シート
の順番を間違えることなく収納することができる蓄積性
蛍光体シートの組体およびその収納容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、試料を透過させた電子線を電
界あるいは磁界によって屈折させて、試料の拡大像を得
る電子顕微鏡が周知となっている。この電子顕微鏡にお
いては、試料を透過した電子線により対物レンズの後焦
点面に試料の回折パターンが形成され、その回折波が再
び干渉して試料の拡大像が形成されるようになってい
る。したがって投影レンズにより上記拡大像を投影すれ
ば試料の拡大像(散乱像)が観察され、また上記後焦点
面を投影すれば拡大された試料の回折パターンが観察さ
れる。なお対物レンズと投影レンズとの間に中間レンズ
を配置しておけば、この中間レンズの焦点距離調節によ
り、上述の拡大像(散乱像)あるいは回折パターンが随
意に得られる。
【0003】上述のようにして形成される拡大像あるい
は回折パターン(以下、一括して透過電子線像と称す
る)を観察するため従来は一般に、投影レンズの結像面
に写真フィルムを配して透過電子線像を露光させたり、
あるいはイメージインテンシファイアを配して透過電子
線像を増幅投影するようにしたり、あるいは蛍光板を配
して透過電子線像を可視化しテレビカメラで撮影したり
していた。しかし写真フィルムは電子線に対して感度が
低い上現像処理が面倒であるという欠点を有し、一方イ
メージインテンシファイアやテレビカメラを用いる場
合、画像の鮮鋭度が低い上、画像に歪みが生じやすいと
いう問題がある。
【0004】また上記のような透過電子線像に対して
は、像を見易くする等の目的で階調処理、周波数強調処
理、濃度処理、減算処理、加算処理等の画像処理や、フ
ーリエ解析法による3次元像の再構成、画像の2値化お
よび粒子径測定等のための画像解析、さらには回折パタ
ーンの処理(結晶情報の解析、格子定数、転移、格子欠
陥の解明等)等の処理が施されることが多いが、このよ
うな場合従来は、写真フィルムを現像して得た顕微鏡像
をミクロフォトメータで読み取って電気信号に変換し、
この電気信号を例えばA/D変換してからコンピュータ
により処理するという煩雑な作業を行なっていた。
【0005】上記のような事情に鑑みて本出願人は、電
子顕微鏡像を高感度、高画質で記録再生可能で、しかも
各種処理が容易となるように、顕微鏡像を担持する電気
信号が直接得られる、新しい電子顕微鏡像記録再生方法
を提案した(特開昭61-51738号、特開昭61-93539号
等)。この電子顕微鏡像記録再生方法は基本的に、電子
線エネルギーを蓄積する蓄積性蛍光体シート等の2次元
センサに、試料を透過した電子線を真空状態で蓄積記録
し、次いで該2次元センサに光照射あるいは加熱を行な
って蓄積されたエネルギーを光として放出させ、この放
出光を光電的に検出して画像信号を得、この画像信号を
用いて試料の透過電子線像を再生するものである。
【0006】上記の2次元センサとは、電子線露出を受
けたときそのエネルギーの少なくとも一部を一時的に蓄
積し、後に外部から刺激を与えると蓄積しているエネル
ギーの少なくとも一部を光、電気、音等の検出可能な形
態で放出する能力を持つ材料からなるものである。この
2次元センサとして具体的には、例えば特開昭55-12429
号、同55-116340 号、同55-163472 号、同56-11395号、
同56-104645 号公報等に示される蓄積性蛍光体シートが
特に好適に用いられうる。すなわち、ある種の蛍光体に
電子線等の放射線を照射するとこの放射線のエネルギー
の一部がその蛍光体中に蓄積され、その後その蛍光体に
可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギー
に応じて蛍光体が蛍光(輝尽発光)を示す。このような
性質を示す蛍光体を蓄積性蛍光体と言う。蓄積性蛍光体
シートとは、上記蓄積性蛍光体からなるシート状の記録
体を意味するものであり、一般に支持体とこの支持体上
に積層された蓄積性蛍光体層とからなる。蓄積性蛍光体
層は蓄積性蛍光体を適当な結合剤中に分散させて形成し
たものであるが、この蓄積性蛍光体層が自己支持性であ
る場合、それ自体で蓄積性蛍光体シートとなりうる。な
お、この蓄積性蛍光体シートを形成するための輝尽性蛍
光体の例は、前記特開昭61-93537号に詳しく記載されて
いる。
【0007】また、上述の2次元センサとして、例えば
特公昭55-47719号、同55-47720号公報等に記載されてい
る熱蛍光体シートを用いることもできる。この熱蛍光体
シートは、主として熱の作用によって蓄積している放射
線エネルギーを、熱蛍光として放出する蛍光体(熱蛍光
体)からなるシート状の記録体である。
【0008】上記電子顕微鏡像記録再生方法において
は、蓄積性蛍光体シート等の2次元センサに電子顕微鏡
像を蓄積記録するようにしたから、電子顕微鏡像を高感
度で記録することが可能になり、したがって電子顕微鏡
の電子線露光量を低減でき、試料の損傷を少なくするこ
とができる。またこの方法においては電子顕微鏡像に階
調処理、周波数強調処理等の画像処理を施すことも極め
て容易になり、また前述したような回折パターンの処理
や、3次元像の再構成、画像の2値化等の画像解析も、
上記電気信号をコンピュータに入力することにより、従
来に比べ極めて簡単かつ迅速に行なえるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この蓄積性
蛍光体シートは複数枚重ね合せられて画像記録用のTE
Mマガジンに挿入されて、上述した電子顕微鏡内におい
て、積層されたシートの上から順番に電子顕微鏡像が蓄
積記録されるものである。そして、電子顕微鏡像が記録
が終了した後に、TEMマガジンが取り出されて、この
TEMマガジンから蓄積性蛍光体シートが取り出され、
画像読取り用のIPマガジンに挿入される。このシート
が挿入されたIPマガジンが、画像読取装置にセットさ
れて、蓄積性蛍光体シートに記録された電子顕微鏡像が
順次読み取られるものである。
【0010】しかしながら、IPマガジンに挿入された
シートから電子顕微鏡像を読み取る際には、IPマガジ
ン内に積層されたシートの下側のシートから順に読取り
が行われるため、撮影が行われた順に電子顕微鏡像の読
取りを行うためには、TEMマガジンからIPマガジン
にシートを入れ換える際に、積層されたシートの順序を
逆(すなわち、最初に撮影されたシートが最後になるよ
うにする)にする必要がある。
【0011】この際、シートの順序を逆にしなかった
り、何らかのミスによりシートの撮影した順序を間違え
たりすると、撮影を行った順番に電子顕微鏡像の読取り
を行うことができなくなってしまうという問題があっ
た。とくに、シートの入れ換えは暗室内で行われるた
め、順序を間違えることが多かった。
【0012】本発明は上記事情に鑑み、TEMマガジン
からIPマガジンに蓄積性蛍光体シートを入れ換える際
にも、シートの順番を間違えることなく、正しい順番で
電子顕微鏡像の読取りを行うことができる蓄積性蛍光体
シート組体およびその収納容器を提供することを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による蓄積性蛍光
体シートの組体は、一つの収納容器に積み重ねて収納さ
れる複数の蓄積性蛍光体シートからなる蓄積性蛍光体シ
ートの組体において、前記収納容器に収納される際に、
該収納容器の一つの側壁内面に当接する前記シートの一
端縁に、該各シート毎に幅、長さ、位置および/または
数が異なる凸部または凹部を設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】また、本発明による蓄積性蛍光体シートの
収納容器は、本発明による蓄積性蛍光体シートの組体を
収納するものであり、該収納容器の前記各シートの前記
一端縁が当接する側壁内面に、前記シートが所定の順番
に積み重ねられたときにのみ全ての前記シートの凸部ま
たは凹部と係合する該凸部または凹部の幅、長さ、位置
および/または数に対応した凹部または凸部を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明による蓄積性蛍光体シート組体は、収納
容器の一つの側壁内面に当接するシートの一端縁に、各
シート毎に、幅、長さ、位置および/または数が異なる
凸部または凹部を設けたため、この凸部または凹部の上
述した幅、長さ、位置および/または数に応じた所定の
順序で撮影を行い、読取りの際には、暗室内で凸部また
は凹部の幅等の順番を合わせるだけで撮影時と同一の順
序でシートを積み重ねることができ、シートの順序を間
違えることなく、撮影時と同一の順序により蓄積性蛍光
体シートから電子顕微鏡像を読み取ることができる。
【0016】また、本発明による収納容器は、前述した
蓄積性蛍光体シートの凸部または凹部の幅、長さ、位置
および/または数に対応した凹部または凸部を、シート
と当接する側壁内面に設けるようにしたため、この収納
容器を前述したIPマガジンとして使用すれば、蓄積性
蛍光体シートを一定の順序で積層しなければこの収納容
器に収納することはできないこととなる。したがって、
撮影時にこのシートが収納可能な順序で撮影を行い、読
取時には撮影後のシートをこの収納容器に収納できる順
序で積み重ねることにより、シートの順序がおのずと規
定され、撮影時と同一の順序により蓄積性蛍光体シート
から電子顕微鏡像を読み取ることができる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0018】図1は、本発明による蓄積性蛍光体シート
組体の第1実施例を表す図である。図1に示すように、
蓄積性蛍光体シート組体1は蓄積性蛍光体シート1A,
1B,1C,1Dからなり、各シート1A〜1Dには、
収納容器の側壁内面と当接する一端縁に、それぞれ幅が
異なる凸部2A,2B,2C,2Dが設けられている。
蓄積性蛍光体シート1A〜1Dを図示の順序で積み重ね
て電子顕微鏡の撮影用のTEMマガジンに挿入し、電子
顕微鏡像の記録を行い、次いで読取り用のIPマガジン
に入れ換える際に、蓄積性蛍光体シート1A〜1Dの各
凸部2A〜2Dの位置を撮影時と同様に規定することに
より、蓄積性蛍光体シートは撮影時と同一の順序に積み
重ねられることとなり、撮影時と読取り時の蓄積性蛍光
体シート1A〜1Dの順序を間違えることがなくなる。
この凸部の位置は手で容易に確認できるため、とくにシ
ートの入れ換えが行われる暗室内においては有効であ
る。
【0019】次いでこの蓄積性蛍光体シート1A〜1D
の組体1を収納するためのIPマガジンである収納容器
について説明する。
【0020】図2は蓄積性蛍光体シート1A〜1D組体
を収納するための収納容器を表す図である。図2に示す
ように収納容器3は、函型の容器本体3aと蓋体3bとから
なるものである。また、容器本体3aのシート組体1が当
接する側壁内面には、シート組体1の各シート1A〜1
Dに設けられた凸部2A〜2Bの幅に対応した凹部4A
〜4Gが階段状に設けられ、各階段の高さhは、各蓄積
性蛍光体シート1A〜1Dの厚さと略同一となってい
る。すなわち、蓄積性蛍光体シート1Aの凸部2Aは、
側壁内面3cの凹部4Aにのみ係合し、蓄積性蛍光体シー
ト1Bの凸部2Bは凹部4Bに、蓄積性蛍光体シート1
Cの凸部2Cは凹部4Cに、そして蓄積性蛍光体シート
1Dの凸部2Dは凹部4Dにのみ係合するようになって
いる。
【0021】したがって、蓄積性蛍光体シート組体1を
重ね合わせて収納容器3に挿入した際に、各蓄積性蛍光
体シートの順序が下からシート1A〜1Dの順になって
いなければ、各シート1A〜1Dの各凸部2A〜2D
は、各凹部4A〜4Dに係合することができないため、
シート組体1は収納容器3に挿入できないこととなって
しまう。したがって、積み重ねた蓄積性蛍光体シート組
体1が収納容器3に挿入できない場合は、各シート1A
〜1Dの順序が間違っていることとなり、組体1が収納
容器3に挿入できた場合は、各シート1A〜1Dは正し
い順序で積層されていることとなる。この、シート組体
1が収納容器3に挿入できているか否かは手で容易に確
認することができるため、シートの入れ換えが行われる
暗室内においても、シートを正しい順序で容易に積み重
ねることができる。
【0022】正しい順序で積み重ねられたシート組体1
が収納された収納容器3は、図示しない読取装置に挿入
され、各蓄積性蛍光体シート1A〜1D毎に撮影時と同
一の順番により電子顕微鏡像が読み取られる。
【0023】次いで本発明の第2実施例について説明す
る。
【0024】図3は、本発明による蓄積性蛍光体シート
組体の第2実施例を表す図である。図3に示すように、
蓄積性蛍光体シート組体11は蓄積性蛍光体シート11A,
11B,11C,11D,11Eからなり、各シート11A〜11E
には、収納容器の側壁内面と当接する一端縁に、それぞ
れ数が異なる凹部12A,12B,12C,12D,12E,12F
が設けられている。なお、凹部12A〜12Fは、各凹部が
他のシートの凹部の位置と一致するように各シートに設
けられている。例えば、図3に示すように、蓄積性蛍光
体シート11Fの凹部12Fは、他のシート11A〜11Eの対
応する凹部の位置および形状と一致するように設けられ
ており、シート11Eの凹部12Eは、他のシート11A〜11
Cの対応する凹部12A〜12Cと一致するように設けられ
ている。すなわち、各シートの凹部は、自分よりも多く
の凹部を有するシートの凹部と位置および形状が一致す
るように各シートに形成されるものである。蓄積性蛍光
体シート11A〜11Eを図示の順序で積み重ねて電子顕微
鏡の撮影用のTEMマガジンに挿入し、電子顕微鏡像の
記録を行い、次いで読取り用のIPマガジンに入れ換え
る際に、蓄積性蛍光体シート11A〜11Eを各凹部12A〜
12Fの位置を撮影時と同様に規定することにより、蓄積
性蛍光体シートは撮影時と同一の順序に積み重ねられる
こととなり、撮影時と読取り時の蓄積性蛍光体シート11
A〜11Eの順序を間違えることがなくなる。この凸部の
位置は手で容易に確認できるため、とくにシートの入れ
換えが行われる暗室内においては有効である。
【0025】次いでこの蓄積性蛍光体シート11A〜11E
の組体11を収納するためのIPマガジンである収納容器
について説明する。
【0026】図4は蓄積性蛍光体シート11A〜11E組体
を収納するための収納容器を表す図である。図4に示す
ように収納容器13は、函型の容器本体13a と蓋体13b と
からなるものである。また、容器本体13a のシート組体
11が当接する側壁内面には、シート組体11の各シート11
A〜11Eに設けられた各凹部12A〜12Eの数および形状
に対応した凸部14A〜14Eが設けられ、各階段の高さの
差hは、各蓄積性蛍光体シート11A〜11Eの厚さと略同
一となっている。すなわち、蓄積性蛍光体シート11Aは
5つの凹部12Aを有するため、収納容器13の側壁内面13
c の5つの凸部14A〜14Eのすべてと係合し、蓄積性蛍
光体シート11Bは4つの凸部14B〜14E、蓄積性蛍光体
シート11Cは3つの凸部14C〜14E、蓄積性蛍光体シー
ト11Dは2つの凸部14D,14E、蓄積性蛍光体シート11
Eは1つの凸部14Eとそれぞれ係合するようになってい
る。
【0027】したがって、蓄積性蛍光体シート組体11を
重ね合わせて収納容器13に挿入した際に、各蓄積性蛍光
体シートの順序が下からシート11A〜11Eの順になって
いなければ、各シート11A〜11Eの各凹部12A〜12E
は、各凸部14A〜14Eに係合することができないため、
シート組体11は収納容器13に挿入できないこととなって
しまう。したがって、積み重ねた蓄積性蛍光体シート組
体11が収納容器13に挿入できない場合は、各シート11A
〜11Eの順序が間違っていることとなり、組体11が収納
容器13に挿入できた場合は、各シート11A〜11Eは正し
い順序で積層されていることとなる。この、シート組体
11が収納容器13に挿入できているか否かは前述した本発
明の第1実施例と同様に手で容易に確認することができ
るため、シートの入れ換えが行われる暗室内において
も、容易にシートを正しい順序で積み重ねることができ
る。
【0028】なお、本発明による蓄積性蛍光体シート組
体およびその収納容器は上述した実施例に限定されるも
のではない。例えば、図5(a) に示すように、シート組
体21の各蓄積性蛍光体シート毎に、位置が異なる凸部22
A〜22Dを設け、収納容器には、図5(b) に示すように
この凸部22A〜22Dと係合する凹部24A〜24Dを設ける
ようにしてもよい。
【0029】また、図6(a) に示すように、シート組体
31の各蓄積性蛍光体シート毎に、位置が異なる凹部32A
〜32Dを設けて、収納容器には、図6(b) に示すように
この凹部を係合する凹部34A〜34Dを設けるようにして
もよい。さらに、図7(a) に示すように、シート組体41
の各蓄積性蛍光体シート毎に、数が異なる凸部42A〜42
Dを設けて、収納容器には、図7(b) に示すようにこの
凸部と係合する凹部44A〜44Dを設けるようにしてもよ
い。また、図8(a) に示すように、シート組体51の各蓄
積性蛍光体シート毎に、幅が異なる凹部52A〜52Dを設
けて、収納容器には図8(b) に示すように、この凹部と
係合する階段状の凸部54を設けるようにしてもよい。こ
のように、本発明による蓄積性蛍光体シート組体および
その収納容器は、種々多様な態様が考えられるものであ
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る蓄積性蛍光体シート組体およびその収納容器は、蓄積
性蛍光体シートを所定の順序に積層して収納容器に挿入
して電子顕微鏡像を記録するようにすれば、読取りのた
めに蓄積性蛍光体シートを収納容器に入れ換えする際
に、電子顕微鏡像をシートに記録した順序がわからなく
なっても、シートを収納容器に挿入することにより、シ
ートの順序の間違いを発見することができるため、容易
に正しい順序で蓄積性蛍光体シートから電子顕微鏡像を
読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓄積性蛍光体シート組体の第1実
施例を表す図
【図2】本発明による収納容器の第1実施例を表す図
【図3】本発明による蓄積性蛍光体シート組体の第2実
施例を表す図
【図4】本発明による収納容器の第2実施例を表す図
【図5】本発明による蓄積性蛍光体シート組体およびそ
の収納容器の他の実施例を表す図
【図6】本発明による蓄積性蛍光体シート組体およびそ
の収納容器の他の実施例を表す図
【図7】本発明による蓄積性蛍光体シート組体およびそ
の収納容器の他の実施例を表す図
【図8】本発明による蓄積性蛍光体シート組体およびそ
の収納容器の他の実施例を表す図
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51 蓄積性蛍光体シート組体 1A〜1D,11A〜11E 蓄積性蛍光体シート 2A〜2D,22A〜22D,42D〜42D シート凸部 12A〜12E,32A〜32D,52A〜52D シート凹部 3,13 収納容器 4A〜4G,24A〜24D,44A〜44D 収納容器凹部 14A〜14E,34A〜34E,54 収納容器凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの収納容器に積み重ねて収納される
    複数の蓄積性蛍光体シートからなる蓄積性蛍光体シート
    の組体において、 前記収納容器に収納される際に、該収納容器の一つの側
    壁内面に当接する前記シートの一端縁に、該各シート毎
    に幅、長さ、位置および/または数が異なる凸部または
    凹部を設けたことを特徴とする蓄積性蛍光体シート組
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蓄積性蛍光体シート組体
    を収納する収納容器であって、 該収納容器の前記各シートの前記一端縁が当接する側壁
    内面に、前記シートが所定の順番に積み重ねられたとき
    にのみ全ての前記シートの凸部または凹部と係合する該
    凸部または凹部の幅、長さ、位置および/または数に対
    応した凹部または凸部を設けたことを特徴とする収納容
    器。
JP34646492A 1992-12-25 1992-12-25 蓄積性蛍光体シート組体およびその収納容器 Withdrawn JPH0713278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9909608B2 (en) 2013-08-01 2018-03-06 NejiLaw inc. Structure for preventing reverse rotation of threaded body

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9909608B2 (en) 2013-08-01 2018-03-06 NejiLaw inc. Structure for preventing reverse rotation of threaded body

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