JPH0712509Y2 - 連結屋根板 - Google Patents

連結屋根板

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JPH0712509Y2
JPH0712509Y2 JP1987095290U JP9529087U JPH0712509Y2 JP H0712509 Y2 JPH0712509 Y2 JP H0712509Y2 JP 1987095290 U JP1987095290 U JP 1987095290U JP 9529087 U JP9529087 U JP 9529087U JP H0712509 Y2 JPH0712509 Y2 JP H0712509Y2
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JP
Japan
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leg
roof plate
edge
roof
locking
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JP1987095290U
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JPS642823U (ja
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四郎 市之瀬
鉄治 菅原
広 増田
祐二 野村
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は通常、アイデッキと称し、鉄骨構造物等の屋根
構法における防水の下地材として、あるいはフラット面
を生かした屋根、外壁および床等に用いることができる
荷重に対してかなりの高強度性を要求される連結屋根板
に関するものである。
(従来技術) 従来、鉄骨構造物等の連結屋根板として、例えば実開昭
49-58115号公報のように、屋根板の一端部に屋根板下面
支持縁とロック用係止部付き脚状リブ部を形成するとと
もに他端部に前記ロック用係止部と係合する係止部を有
する折曲縁を形成し、前記脚状リブ部の底部を薄扁平状
に形成したもの、あるいは実開昭49-110924号公報のよ
うに、脚状リブ部の底部を樋部となしたもの、また、実
公昭57-16976号公報および実開昭60-148423号公報のよ
うに、屋根材の重合接続部において、下面側屋根板の先
端部に折曲先端縁が上面側屋根板の下面に近接状態とな
るように折曲形成した断面凹状部を連設したものは公知
である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来技術における実開昭49-58115号公報
に開示されたものは、脚状リブ部のロック用係止部が屋
根板下面支持縁形成側の垂直壁部に一体に形成されてい
るので、前記ロック用係止部に屋根板の他端部のロック
用係止部を嵌合して屋根板を連結した場合に、前記屋根
板下面支持縁に作用する荷重によって前記ロック用係止
部形成側の垂直壁部が押し開かれるようになり、前記屋
根板の他端部側のロック用係止部の係合が甘く(緩み易
く)なるという問題点があったとともに前記実開昭49-5
8115号公報および実開昭49-110924号公報に開示された
ものの脚状リブの底部は、いずれもその断面形状が単な
る薄扁平の楕円状に形成されたものであるため、前記底
部内を流れる雨水の流れは悪く、また塵埃等が詰まり易
く、通気性も悪いので水はけが不完全となり、これが底
部内に溜って腐蝕の原因となる問題点があったととも
に、前記底部の強度も弱く、これを母屋代りに利用して
屋根葺き施工を簡単かつ容易に行うことができない等の
問題点があったものである。
また実公昭57-16976号公報および実開昭60-148423号公
報に開示されたものは、本考案の対象とする通常、アイ
デッキと称し、鉄骨構造物等の屋根構法における防水の
下地材として、あるいはフラット面を生かした屋根、外
壁おおび床等に用いることができる荷重に対してかなり
の高強度性を要求される比較的板厚のある連結屋根板に
関するものでなく、一般家屋の屋根用として用いられる
比較的板厚の薄い金属横葺屋根に関するものであるた
め、屋根板全体の形状が全く相違するとともに各屋根板
の連結端部は単なる重ね合わせ構造であるので、横ずれ
が生じ易く、また連結端部の強度を増すために前記連結
端部に多数の樋部を横方向に連設する必要があるため、
製造が面倒となるばかりでなく、前記樋部は屋根板重合
部における単なる排水溝の作用をなすのみで屋根板重合
部における毛細管現象による雨水の流出を防止し得るも
のでもなく、また本考案の連結屋根板にみられるように
脚状リブ部上端の強度を増加し、屋根板全体の強度を高
めることができないという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決することを目的とし、屋根板の
一端部に屋根板下面支持縁とロック用係止部付き脚状リ
ブ部を形成するとともに他端部に前記ロック用係止部と
係合するロック用係止部を有する折曲縁を形成し、前記
脚状リブ部に前記折曲縁を嵌合して前記折曲縁のロック
用係止部を前記脚状リブ部のロック用係止部に係止し屋
根板を連結するようにした連結屋根板において、前記脚
状リブ部のロック用係止部を前記屋根板下面支持縁を形
成した垂直壁部の反対側垂直壁部の略中間位置に、外方
に向け断面略V字状に形成するとともに前記脚状リブ部
の底部を断面形状が上,下辺寸法1.5に対し両側辺寸法
1の割合からなる矩形断面の立体的筐形筒状の母屋兼用
樋部に形成し、さらに前記屋根板下面支持縁の先端部に
折曲先端縁が屋根板の下面に近接状態となるよう折曲形
成した断面角型状の水滴受樋部を連設したことを特徴
とするものである。
(作用) 屋根板AAの連結に際しては、第2〜3図示のように屋
根板Aの一端部に形成した脚状リブ部1に隣接屋根板A
一端部に設けた折曲縁6を嵌合し、前記折曲縁6のロッ
ク用係止部5を前記脚状リブ部1のロック用係止部4に
係合して両屋根板AAを連結するものである。然る時は
前記脚状リブ部1上端における隣接屋根板Aの連結側下面
に断面角型状の水滴受樋部3が近接状態に位置して該
連結側下面部分に比較的大きな空間部Cが形成され、前
記脚状リブ部1の上端から前記脚状リブ部1の内部に雨水
が浸入した場合は第4〜5図矢示のように雨水は前記脚
状リブ部1の底部の筐形筒状の母屋兼用樋部7に連結す
る軒樋14部から建物外部へ排出されるものであり、また
前記脚状リブ部1の上端から前記脚状リブ部1の内部に浸
入した雨水の一部が毛細管現象により前記屋根板の連結
部の脚状リブ部上端から先端部側へ流出するようなこと
があっても、その水滴は前記断面角型状の水滴受樋部
によって受止められ屋外に排出されるものであり、前記
脚状リブ部1の底部に雨水が溜って腐蝕を起すようなこ
とがなく、また屋根葺き施工に際しては前記底部を母屋
代りに利用して施工を簡易、かつ容易に行うことができ
るものである。
さらにまた、前記脚状リブ部1のロック用係止部4は、
屋根板下面支持縁2を形成した反対側の垂直壁部1aの略
中間位置に、外方に向け断面略V字状に形成されている
ので、前記両ロック用係止部4,5の係止後に、前記屋根
板下面支持縁2側に荷重が作用し、前記屋根板下面支持
縁2側の垂直壁部を押し開くような力が働いた場合は、
前記折曲縁6側のロック用係止部5が前記脚状リブ部1
のロック用係止部4に押し込まれるようになり、両ロッ
ク用係止部4,5の係合はより一層強化されるものであ
る。
(実施例) 第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、1は屋根
Aの一端部に折曲形成された脚状リブ部であって、そ
の上部一端は脚状リブ部1に対し略水平状に折曲され屋
根板下面支持縁2ならびに折曲先端縁が屋根板の下面に
近接状態となるよう断面角型状の水滴受樋部3を連設
してなるものである。4は前記脚状リブ部1の垂直壁部1
aに形成されたロック用係止部であって、第1図示の如
く端部以外の脚状リブ部1に設けることも任意である。
5は折曲縁6に形成されたロック用係止部であって、両
ロック用係止部4,5は断面略V字状に形成されている。
また嵌合時に前記ロック用係止部4,5をコーキング剤
(図示せず)等により一体に固着するようにしてもよい
ものである。7は脚状リブ部1の底部に形成した断面形
状が上,下辺寸法1.5に対し両側辺寸法1の割合からな
る矩形断面の立体的筐形筒状の母屋兼用樋部であって、
前記脚状リブ部1の補強を兼ねると同時に外部から前記
脚状リブ部1内に浸入した雨水を前記筐形筒状の母屋兼
用樋部7内に落込み、該筐形筒状の母屋兼用樋部7から
外部へ排出できるようになっており、また構造物の条件
に応じては前記筐形筒状の母屋兼用樋部7を母屋代りに
利用することもできるものである。
第6図は前記筐形筒状の母屋兼用樋部7を母屋に利用し
た軽量鉄骨体構造物、簡易鉄骨構造物の一例を示すもの
であって、この場合は従来の母屋に代り前記筐形筒状の
母屋兼用樋部7が母屋として用いられている。また本考
案における屋根板Aは外壁、床等に利用することも可能
である。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、屋根板の一端部に
屋根板下面支持縁とロック用係止部付き脚状リブ部を形
成するとともに他端部に前記ロック用係止部と係合する
ロック用係止部を有する折曲縁を形成し、前記脚状リブ
部に前記折曲縁を嵌合して前記折曲縁のロック用係止部
を前記脚状リブ部のロック用係止部に係止し屋根板を連
結するようにした連結屋根板において、前記脚状リブ部
のロック用係止部を前記屋根板下面支持縁を形成した垂
直壁部の反対側垂直壁部の略中間位置に、外方に向け断
面略V字状に形成するとともに前記脚状リブ部の底部を
断面形状が上,下辺寸法1.5に対し両側辺寸法1の割合
からなる矩形断面の立体的筐形筒状の母屋兼用樋部に形
成し、さらに前記屋根板下面支持縁の先端部に折曲先端
縁が屋根板の下面に近接状態となるよう折曲形成した断
面角型状の水滴受樋部を連設したものであるから、施
工後の屋根板連結部分における脚状リブ部上端の隣接屋
根板連結側下面には断面角型状の水滴受樋部が近接状
態に位置し、該連結側下面部分に比較的大きな空間部を
形成して、前記脚部リブ部内に浸入した雨水の一部が毛
細管現象により前記屋根板の連結部の脚部リブ部上端か
ら先端部側へ流出してもこれを前記断面角型状の水滴
受樋部によって外部に落下することなく確実に受止め、
屋外に排出することができるものであり、また前記断面
角型状の水滴受樋部を屋根板下面支持縁の先端部に設
けることによって前記屋根板下面支持縁側における連結
屋根板の支持面積を大となし得て、連結屋根板下面の支
持を安定的に行えると同時に前記屋根板下面支持縁側お
よび前記脚状リブ上端部分の強度を増加し得、その結果
連結屋根板全体の強度を高めることができるものであ
る。
また前記脚状リブ部の上端から前記脚状リブ部内に外部
からの雨水が浸入した場合には、これを底部の筐形筒状
の母屋兼用樋部を経て建物外部へ容易に排出することが
でき、浸入雨水により脚状リブ部が腐蝕されることもな
く、しかも前記脚状リブ部の底部を断面形状が上,下辺
寸法1.5に対し両側辺寸法1の割合からなる矩形断面の
立体的筐形筒状の母屋兼用樋部となしたことにより、該
部および脚状リブ部の強度を著しく高め得るとともに、
前記母屋兼用樋部における断面空間を大となすことがで
き、その結果塵埃等の詰まりを防止し、通気性をよくし
て水はけを良好なものとすることができると同時に、こ
れを従来の母屋に代り利用することができるので屋根板
葺き施工を簡易、かつ容易となすこともできるものであ
る。
本考案においてはまた、脚状リブ部のロック用係止部
が、屋根板下面支持縁を形成した反対側の垂直壁部の略
中間位置に、外方に向け断面略V字状に形成されている
ので、両ロック用係止部の係止後に、前記屋根板下面支
持縁に荷重が作用し、前記屋根板下面支持縁側の垂直壁
部を押し開くような力が働いた場合は、前記折曲縁側の
ロック用係止部が前記脚状リブ部のロック用係止部に押
し込まれるようになり、両ロック用係止部の係合はより
一層強化され屋根板の連結がより確実なものとなる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は正面図、第2図は屋根板の連結状態を示す一部拡
大斜視図、第3図は連結開始時の一部拡大正面図、第4
〜5図は施工状態の各例を示す一部断面図、第6図は筐
形筒状の母屋兼用樋部を母屋代りに利用した場合の一例
を示す一部断面図である。A ……屋根板、1……脚状リブ部、1a……垂直壁部、2…
…屋根板下面支持縁、3……水滴受樋部、4,5……ロッ
ク用係止部、6……折曲縁、7……筐形筒状の母屋兼用
樋部、8……鉄骨構造物、9……母屋、10……締金具、1
1……断熱材、12……アスファルト防水層、13……仕上
層、14……軒樋、C……空間部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増田 広 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 東邦 シートフレーム株式会社内 (72)考案者 野村 祐二 埼玉県草加市松原3丁目 C−22−401 (56)参考文献 特開 昭57−158459(JP,A) 実開 昭52−109320(JP,U) 実開 昭49−58115(JP,U) 実開 昭49−110924(JP,U) 実開 昭60−148423(JP,U) 実公 昭57−16976(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根板の一端部に屋根板下面支持縁とロッ
    ク用係止部付き脚状リブ部を形成するとともに他端部に
    前記ロック用係止部と係合するロック用係止部を有する
    折曲縁を形成し、前記脚状リブ部に前記折曲縁を嵌合し
    て前記折曲縁のロック用係止部を前記脚状リブ部のロッ
    ク用係止部に係止し屋根板を連結するようにした連結屋
    根板において、前記脚状リブ部のロック用係止部を前記
    屋根板下面支持縁を形成した垂直壁部の反対側垂直壁部
    の略中間位置に、外方に向け断面略V字状に形成すると
    ともに前記脚状リブ部の底部を断面形状が上,下辺寸法
    1.5に対し両側辺寸法1の割合からなる矩形断面の立体
    的筐形筒状の母屋兼用樋部に形成し、さらに前記屋根板
    下面支持縁の先端部に折曲先端縁が屋根板の下面に近接
    状態となるよう折曲形成した断面角型状の水滴受樋部
    を連設したことを特徴とする連結屋根板。
JP1987095290U 1987-06-23 1987-06-23 連結屋根板 Expired - Lifetime JPH0712509Y2 (ja)

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JP1987095290U JPH0712509Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23 連結屋根板

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Publication Number Publication Date
JPS642823U JPS642823U (ja) 1989-01-10
JPH0712509Y2 true JPH0712509Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=31319944

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JP1987095290U Expired - Lifetime JPH0712509Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23 連結屋根板

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Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645930Y2 (ja) * 1972-08-30 1981-10-27
JPS49110924U (ja) * 1973-01-19 1974-09-21
JPS562737Y2 (ja) * 1976-02-16 1981-01-22
JPS5716976U (ja) * 1980-07-03 1982-01-28
JPS57158459A (en) * 1981-03-25 1982-09-30 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Heat insulating and lighting enclosure
JPS60148423U (ja) * 1984-03-14 1985-10-02 渡部 渉 横葺き材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS642823U (ja) 1989-01-10

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