JPH07124302A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH07124302A
JPH07124302A JP27709493A JP27709493A JPH07124302A JP H07124302 A JPH07124302 A JP H07124302A JP 27709493 A JP27709493 A JP 27709493A JP 27709493 A JP27709493 A JP 27709493A JP H07124302 A JPH07124302 A JP H07124302A
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hit
hit ball
area
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Hiromi Okumoto
博己 奥本
Shigenori Mizuno
成規 水野
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾球遊技機に関し、特別入賞状態がセットさ
れるまでの過程に遊技性をもたらすことができるように
する。 【構成】 遊技領域中の所定の入賞口に入賞した打球1
05が、第1の振り分け装置11によって作動領域A1
に振り分けられると、図柄表示装置30が変動を開始す
る。そして、その変動が停止したときの図柄が所定図柄
であるときに、第2の振り分け装置12によって特別領
域B1に振り分けられ、特別入賞状態がセットされる。
すなわち、入賞した打球105が第1の振り分け装置1
1によって作動領域A1に振り分けられるか否か、さら
に、作動領域A1に振り分けられたときに動作する図柄
表示装置30がいわゆる「当たり」状態になるか否か、
という過程を遊技者が視覚的に追いかけることが可能に
なり、特別入賞状態がセットされるまでの過程に遊技性
がもたらされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打球を遊技領域に打込
み、打込まれた打球が遊技領域を落下する間に入賞口に
入賞したときに、景品球が払出される弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】打球が遊技領域中の所定点に到達したと
きに図柄表示装置が表示図柄を変動させ始め、その変動
が停止したときの図柄が所定図柄であるときにすぐに特
別入賞状態をセットし、打球が入賞口に入賞し易い状態
とする弾球遊技機がよく知られている。この弾球遊技機
によると、遊技者が「当たった」という実感をいだくこ
とができるために広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
弾球遊技機は、遊技者にとって予想の困難な変動停止時
の図柄によって特別入賞状態がセットされたり、されな
かったりする。これを遊技者からみると、「当たり」と
「はずれ」がはっきりしすぎて変化に欠けるため、飽き
られ易い。したがって、特別入賞状態がセットされるま
での過程に遊技性が認められないという問題点があっ
た。本発明はこのような点に鑑みてなされたものであ
り、特別入賞状態がセットされるまでの過程に遊技性を
もたらすことのできる新たな弾球遊技機を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる弾球遊技
機は、図1に示すように、第1の振り分け装置11、第
2の振り分け装置12、第1のスイッチ21、第2のス
イッチ22、図柄表示装置30および特別入賞状態セッ
ト手段40を備える。第1の振り分け装置11は、入賞
した打球105を作動領域A1と非作動領域A2に振り
分ける。第2の振り分け装置12は、作動領域A1に振
り分けられた打球105を特別領域B1と非特別領域B
2に振り分ける。第1のスイッチ21は、作動領域A1
に振り分けられた打球105を検出する。第2のスイッ
チ22は、特別領域B1に振り分けられた打球105を
検出する。図柄表示装置30は、第1のスイッチ21が
打球105を検出したときに表示図柄を変動させ始め、
その後に変動を停止させる。特別入賞状態セット手段4
0は、第2のスイッチ22が打球105を検出したとき
に特別入賞状態をセットする。ここで、第2の振り分け
装置12は、遊技盤裏面のセーフ球誘導路に設けられて
おり、かつ、図柄表示装置30が所定の図柄で変動を停
止したときに、打球105を特別領域B1に振り分け
る。
【0005】また、第2の振り分け装置12は、正逆転
モータと、その正逆転モータで駆動される振り分け片を
主体に構成する。そして、この第2の振り分け装置12
と第1のスイッチ21と第2のスイッチ22は、一つの
ユニット20に一体化されており、このユニット20が
遊技盤裏面に着脱可能に構成してもよい。
【0006】
【作用】本発明によると、遊技領域中の所定の入賞口に
入賞した打球105が、第1の振り分け装置11によっ
て作動領域A1に振り分けられると、図柄表示装置30
が変動を開始する。そして、その変動が停止したときの
図柄が所定図柄であるときに、第2の振り分け装置12
によって特別領域B1に振り分けられ、特別入賞状態が
セットされる。すなわち、入賞した打球105が第1の
振り分け装置11によって作動領域A1に振り分けられ
るか否か、さらに、作動領域A1に振り分けられたとき
に動作する図柄表示装置30がいわゆる「当たり」状態
になるか否か、という過程を遊技者が視覚的に追いかけ
ることが可能になる。
【0007】また、第2の振り分け装置12と第1のス
イッチ21と第2のスイッチ22を一つのユニット20
に一体化し、さらに遊技盤裏面に着脱可能に構成するこ
とによって、弾球遊技機の製造工程を簡易化できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて、
まず機械的な構成について説明する。図2は、本発明の
一実施例である弾球遊技機の外観図である。図におい
て、弾球遊技機100の遊技盤表面101には、以下の
各部品が設けられている。なお、本実施例の場合、作動
図柄と普通図柄がそれぞれ数字として表示される。
【0009】まず、遊技盤表面101上には、遊技領域
とその周囲を区画するレール102が右回りの螺旋状に
設けられている。このレール102は、遊技盤表面10
1の左下部を始端とし、内側に1回転した左上部を終端
として設けられている。したがって、遊技盤表面101
の左下部から左上部までは、打球105が通るための通
路103になる。また、レール102のほぼ中間点(す
なわち、遊技盤表面101の右上部)には返しゴム19
0が設けられ、レール102の終端には戻り球防止ホル
ダー104が設けられている。そして、遊技者が手で発
射装置(図示せず)を操作すると、打球105がレール
102に沿って矢印Dの方向に打ち出される。なお、返
しゴム190は打球105が強く打ち出された場合に、
打球105を逆方向へ戻すために設けられている。ま
た、戻り球防止ホルダー104は、上記返しゴム190
によって戻された打球105が、通路103に逆入する
のを防止するために設けられている。
【0010】次に、遊技領域(すなわち、螺旋状に設け
らたレール102の内側)には、振り分け装置110、
大入賞口115、入賞口121,122、表示器付入賞
口123,124、アウト口129、表示器付風車13
1,132、風車135乃至138、ゲート140、普
通図柄表示装置141、普通電動役物145、第3種始
動口150、始動口入賞数表示器161、大入賞口入賞
数表示器162および表示灯171乃至176が設けら
れている。なお、遊技盤表面101の中央部には、上か
ら順番に入賞口121、普通図柄表示装置141、普通
電動役物145、振り分け装置110、大入賞口11
5、アウト口129が設けられている。また、打球10
5を散乱させる釘が、遊技盤表面101上に適当に配置
して設けられている。
【0011】振り分け装置110は遊技盤表面101の
中央よりやや下部に設けられ、その最上部に特定入賞口
111aを備えるとともに、中回転体112および作動
図柄表示装置113を備えている。ここで、作動図柄表
示装置113に表示された作動図柄が第2の所定柄と一
致した場合を「大当たり」とする。なお、上記振り分け
装置110の具体的な構成は、後述する図4および図5
において説明する。
【0012】表示器付風車131は振り分け装置110
の左斜め上方に隔てて設けられ、表示器付風車132は
振り分け装置110の右斜め上方に隔てて設けられてい
る。この表示器付風車131,132は、遊技盤表面1
01に埋め込まれた表示器を備えた風車であって、風車
135乃至138と同様に、打球105を左右に振り分
ける。風車135は振り分け装置110の左側に少し隔
てて設けられ、風車136は上記風車135より左斜め
上方に隔てて設けられている。同様に、風車137は振
り分け装置110の右側に少し隔てて設けられ、風車1
38は上記風車137より右斜め上方に隔てて設けられ
ている。
【0013】大入賞口115は、遊技盤表面101の中
央下部に設けられた横長の入賞口であって、上記「大当
たり」の際に開くふた116を備えている。また、入賞
口121は振り分け装置110の上部に隔てて設けられ
ている。入賞口122は風車135と風車136の間に
あって、かつ、風車135に接するように設けられてい
る。さらに、表示器付入賞口123,124は表示器を
備えた入賞口である。表示器付入賞口123は大入賞口
115の左側に少し隔てて設けられ、表示器付入賞口1
24は大入賞口115の右側に少し隔てて設けられてい
る。そして、アウト口129は大入賞口115の下部で
あって、レール102を挟んで設けられている。
【0014】ゲート140は振り分け装置110の上部
左側であって、かつ、入賞口122の上部に設けられて
いる。このゲート140は、打球105の通過を検出す
る。普通電動役物145は振り分け装置110と入賞口
121の間に設けられた電動のチューリップである。普
通図柄表示装置141は上記普通電動役物145と入賞
口121の間に設けられ、普通図柄を表示するための表
示器142,143を備えている。なお、表示器142
は2個の7セグメントLEDで構成されている。この7
セグメントLEDは、周知の通り、数字が表示可能な素
子である。また、表示器143は4個のLEDで構成さ
れており、所定の時期に打球105がゲート140を通
過した数だけのLEDを点灯する。始動口入賞数表示器
161と大入賞口入賞数表示器162は水平状に一体に
形成され、大入賞口115とアウト口129の間に設け
られている。この始動口入賞数表示器161と大入賞口
入賞数表示器162は、ともに7セグメントLEDで構
成されている。ここで、始動口入賞数表示器161は第
3種始動口150へ入賞した打球105の数を表示し、
大入賞口入賞数表示器162は大入賞口115へ入賞し
た打球105の数を表示する。
【0015】表示灯171乃至176は、遊技者の目を
楽しませるために、適宜点滅表示を行う表示灯である。
表示灯171乃至173は、遊技盤表面101の左部で
あってレール102に接するように、表示灯171から
順番に縦列して設けられている。同様に、表示灯174
乃至176は、遊技盤表面101の右部であってレール
102に接するように、表示灯174から順番に縦列し
て設けられている。
【0016】図3は、遊技盤裏面における誘導路とスイ
ッチの配置を示す図である。なお、図2を参照して説明
することとし、図2と同一の要素には同一番号を付して
これらの説明は省略する。
【0017】図において、遊技盤裏面201には、誘導
路211乃至217、入賞検出スイッチ221,22
3,224,226、払出検出スイッチ222,22
5、普通電動役物ソレノイド231、大入賞口ソレノイ
ド232、入賞口穴121a,122a,123a,1
24a,150a、表示器131a,132aおよびア
ウト口穴129aが設けられている。ここで、入賞口穴
121aは入賞口121の穴である。同様に、入賞口穴
122aは入賞口122の穴である。また、入賞口穴1
23a,124aは、それぞれ表示器付入賞口123,
124の穴である。さらに、入賞口穴150aは、第3
種始動口150の穴である。そして、表示器131a,
132aは、それぞれ表示器付風車131,132の表
示器を設けるための穴である。さらに、アウト口穴12
9aはアウト口129の穴である。
【0018】誘導路211はレール251とレール25
2によって区画された通路である。同様に、誘導路21
2はレール251とレール253によって区画された通
路である。誘導路213はレール252とレール254
によって区画された通路である。誘導路214はレール
255によって打球105を振り分けユニット180へ
誘導する通路である。誘導路215,216は振り分け
ユニット180内に設けられ、誘導路215は特別領域
B1に誘導し、誘導路216は非特別領域B2に誘導す
る通路である。誘導路217はレール256とレール2
57によって区画された通路である。なお、上記振り分
けユニット180は遊技盤裏面201へ着脱可能に設け
られる一体形のユニットであって、その具体的な構成は
後述する図6において説明する。
【0019】ここで、誘導路211は入賞口穴121a
に入った打球105を誘導する。同様に、誘導路212
は入賞口穴122aに、誘導路217は入賞口穴150
aに、それぞれ入った打球105を誘導する。また、誘
導路213,214は振り分け装置110によって振り
分けられた打球105を誘導する。すなわち、誘導路2
13は「はずれ」としての非作動領域A2へ誘導する通
路であり、誘導路214は「当たり」としての作動領域
A1(具体的には、振り分けユニット180)へ誘導す
る通路である。
【0020】入賞検出スイッチ221,223,22
4,226および払出検出スイッチ222,225は、
それぞれ打球105の通過を検出するスイッチであっ
て、磁性の変化によって上記通過を判定する近接スイッ
チが一般に用いられる。ここで、入賞検出スイッチ22
1は、ゲート140を通過した打球105を検出する。
入賞検出スイッチ223は第1のスイッチ21に対応
し、作動領域A1に入った打球105を検出する。入賞
検出スイッチ224は第2のスイッチ22に対応し、特
別領域B1に入った打球105を検出する。入賞検出ス
イッチ226は、入賞口穴150aに入った打球105
を検出する。また、払出検出スイッチ222は、図2に
示す普通電動役物145に入った打球105を検出す
る。同様に、払出検出スイッチ225は、大入賞口11
5に入った打球105を検出する。これらの入賞検出ス
イッチ221,223,224,226および払出検出
スイッチ222,225によって検出された検出信号
は、いずれも図7および図8に示す制御部310に送ら
れる。
【0021】普通電動役物ソレノイド231は普通電動
役物145に構成されるチューリップを左右に動作させ
るためのソレノイドである。また、大入賞口ソレノイド
232は大入賞口115に設けられたふた116を、上
記「大当たり」の際に開閉させるためのソレノイドであ
る。
【0022】図4および図5は、第1の振り分け装置1
1の一例である振り分け装置110を示す図である。図
4(A)に振り分け装置110の側面図を、図4(B)
に振り分け装置110の正面図を、図5に振り分け装置
110の上面図をそれぞれ示す。なお、遊技者から弾球
遊技機100の遊技盤表面101を見る方向を正面とす
る。また、図4(A)は図4(B)の断面EEを示す図
である。振り分け装置110は、特定入賞口111a、
誘導路111b,111c,111d,111e、中回
転体112、作動図柄表示装置113、モータ114、
表示器115a乃至115f、表示灯116a乃至11
6dおよび払出検出スイッチ222から構成されてい
る。
【0023】特定入賞口111aは図4に示すように、
振り分け装置110の最上部正面に設けられており、図
2に示す普通電動役物145に入賞した打球105を受
ける。誘導路111b,111c,111d,111e
は、入賞した打球105を中回転体112へ誘導するた
めの通路である。ここで、誘導路111bは特定入賞口
111aに接続して設けられ、打球105を裏面(背
面)へ誘導する。誘導路111cは誘導路111bと直
角に接続して設けられ、打球105を下方へ落下させ
る。なお、誘導路111cの途中には払出検出スイッチ
222が設けられている。誘導路111dは図4および
図5に示すように、誘導路111cに接続して下りの円
弧状スロープで設けられ、打球105を右誘導路111
daと左誘導路111dbに分けた後、誘導路111e
に誘導する。誘導路111eは中回転体112の周囲に
隣接して設けられ、右誘導路111daまたは左誘導路
111dbのいずれかに誘導された打球105を中回転
体112に誘導する。
【0024】中回転体112は図5に示すように、60
度ごとに6個の貫通孔117a乃至117fが設けられ
ており、このうちの4個の貫通孔117b,117c,
117e,117fが同一半径上に設けられているのに
対し、2個の貫通孔117a,117dはそれよりも半
径方向内側に偏っている。また、中回転体112には、
これらの貫通孔を仕切るための仕切り118a乃至11
8fが中回転体112の中心から放射状に凸設されてい
る。
【0025】中回転体112の下方には、図4に示すよ
うに固定プレート112aが同軸に固定されている。さ
らに、固定プレート112の下方には、中回転体12を
回転させるモータ114が取り付けられている。この中
回転体112は、弾球遊技機100の電源投入とともに
一定速度で回転を続ける。また、固定プレート112a
には、図5に示すように2個の貫通孔112aa,11
2abが設けられている。一方の貫通孔112aaは中
回転体112の貫通孔117a,117dと同一半径上
に設けられており、打球105を作動領域A1に誘導す
る。他方の貫通孔112abは中回転体112の貫通孔
117b,117c,117e,117fと同一半径上
に設けられており、打球105を非作動領域A2に誘導
する。
【0026】作動図柄表示装置113は作動図柄を表示
する表示器であって、表示部113L,113Rを有す
る。この表示部113L,113Rは、いずれも7セグ
メントLEDで構成されている。上記の構成を有する作
動図柄表示装置113は、打球105が振り分け装置1
10(具体的には、中回転体112)によって作動領域
A1に振り分けられると、作動図柄変動時間(例えば、
2秒間)だけ数字を変動させながら表示する。その後、
表示部113Lが先に変動を停止し、この停止時の数字
を表示する。この際、表示部113Rには数字を変動さ
せながら表示する。さらに、表示部113Lに表示され
た数字に応じて規制される時間(例えば、1.5秒間)
を経過した後、表示部113Rが変動を停止し、この停
止時の数字を表示する。そして、表示部113Lと表示
部113Rに表示された数字が第2の所定柄と一致すれ
ば、特別入賞状態がセットされる。
【0027】表示器115a乃至115fは図4に示す
ように、いずれも振り分け装置110の下部正面のほぼ
水平状に設けられたLEDである。また、表示灯116
a乃至116dは、いずれも振り分け装置110の上部
正面に、特定入賞口111aを挟んで設けられた表示灯
である。これらの表示器115a乃至115fおよび表
示灯116a乃至116dは、遊技者の目を楽しませる
ために、適宜点滅表示を行う。
【0028】上記の構成を有する振り分け装置110で
は、打球105は以下に示すように誘導され、作動領域
A1と非作動領域A2に振り分けられる。まず、図4
(A)において、矢印D1に示す方向に特定入賞口11
1aへ入賞した打球105は、誘導路111bを矢印D
2に示す方向に誘導され、誘導路111cを矢印D3に
示す方向に誘導される。そして、図4(B)において、
打球105は誘導路111daを矢印D4aに示す方向
に誘導されるか、誘導路111dbを矢印D4bに示す
方向に誘導される。その後、図5において、打球105
は誘導路111eから連続的に回転する中回転体112
に設けられた貫通孔117a乃至117fのいずれかに
入る。この場合、貫通孔117a,117dに入ると打
球105は作動領域A1に誘導され(図1において矢印
D5aで示す)、貫通孔117b,117c,117
e,117fに入ると打球105は非作動領域A2に誘
導される(図1において矢印D5bで示す)。
【0029】図6は第2の振り分け装置12の一例であ
る振り分けユニット180を示す図であって、図6
(A)に正面図を、図6(B)に側面図をそれぞれ示
す。なお、図6(B)は図6(A)の断面FFを示す図
である。振り分けユニット180は、下回転体181、
動作スイッチ182、カム183、モータ184および
入賞検出スイッチ223,224を、一つのユニットに
一体化して構成されている。下回転体181はカム18
3とともにモータ184の回転軸184aと同軸上に設
けられ、左右方向に回転して打球105を特別領域B1
と非特別領域B2に振り分ける振り分け片である。この
下回転体181は、打球105を運搬して振り分けるた
めの凹部181aを備えており、凹部181aは通常図
面下方向に向いている。動作スイッチ182はモータ1
84の右転または左転を制御するスイッチである。ここ
で、モータ184は正逆転モータである。また、入賞検
出スイッチ223は誘導路214に設けられ、入賞検出
スイッチ224は誘導路215に設けられている。
【0030】上記の構成を有する振り分けユニット18
0では、打球105は以下に示すように誘導され、特別
領域B1と非特別領域B2に振り分けられる。まず、矢
印D5aに示す方向に誘導された打球105は、図6
(A)に示すように、下回転体181によって一時的に
保留される。このとき、入賞検出スイッチ223が打球
105を検出する。そして、作動図柄表示装置113が
動作して、表示された数字が第2の所定柄と一致し、特
別入賞状態がセットされると、動作スイッチ182によ
り下回転体181を右転(矢印D6の方向へ回転)させ
て、打球105を特別領域B1へ振り分ける。逆に、表
示された数字が第2の所定柄でない場合には、動作スイ
ッチ182により下回転体181を左転(矢印D7の方
向へ回転)させて、打球105を非特別領域B2へ振り
分ける。特別領域B1へ振り分けられた打球105は、
入賞検出スイッチ224がその通過を検出する。
【0031】次に、電気的な構成について説明する。図
7は弾球遊技機100の配線系統図であって、大きく盤
面部300と枠部400から構成されている。図におい
て、盤面部300は制御部310、中継部320および
端子部330から構成されている。また、枠部400は
防犯部410、発射制御部420、中継部430、端子
部440および中継部450から構成されている。
【0032】まず、盤面部300について説明する。制
御部310は後述する図6に示すCPU(プロセッサ)
311等を備えており、弾球遊技機100全体の制御を
する機能を有している。中継部320には、入賞検出ス
イッチ221,223,224,226および払出検出
スイッチ222,225が接続され、上記制御部310
へ送る検出信号を中継する。端子部330は4つのコネ
クタ端子を備え、制御部310から送られた信号を、こ
のうちの一つの端子331を用いて後述する端子部44
0へ送る。ここで、制御部310と中継部320の間、
および、制御部310と端子部330の間は、いずれも
コネクタを有するケーブルによって接続されている。な
お、枠部400内に設けられる静電防止器401は、静
電気による誤動作防止のために設けられたものであっ
て、制御部310にアース接続されている。
【0033】次に、枠部400について説明する。防犯
部410は遊技中における不正を防止するためのもので
あって、スピーカ412と賞球払出禁止スイッチ413
が接続されている。ここで、スピーカ412は効果音を
鳴動する。賞球払出禁止スイッチ413は賞球の払い出
しを禁止するスイッチである。
【0034】発射制御部420は打球105を発射する
ためのモータ駆動回路421を備えており、タッチ端子
422,ハンドルスイッチ423,発射装置停止スイッ
チ424およびモータ425が接続されている。ここ
で、タッチ端子422,ハンドルスイッチ423および
発射装置停止スイッチ424は、いずれも遊技者が手で
発射装置の操作を行うための端子あるいはスイッチであ
る。タッチ端子422は、遊技者の手が発射装置に触れ
ていることを検出する端子である。ハンドルスイッチ4
23は、モータ425を駆動して打球105を発射する
ためのスイッチである。また、発射装置停止スイッチ4
24は、打球105の発射を一時的に停止させるための
スイッチである。
【0035】中継部430は制御部310と防犯部41
0の間に設けられ、これらの相互間で送受信される信号
を中継する。なお、中継部430には、普通電動役物ソ
レノイド231、賞球払出モータ431および賞球払出
検出スイッチ432が接続されている。ここで、賞球払
出モータ431は、賞球の払い出しを行うためのモータ
である。賞球払出検出スイッチ432は賞球の払い出し
を検出する三連のスイッチである。
【0036】端子部440は防犯部410に接続され、
モータ114,184、動作スイッチ182、大入賞口
ソレノイド232、ヒューズ441を介して接続される
コンセント442、表示灯443乃至445および賞球
切れ検出スイッチ446を備える。中継部450は防犯
部410と発射制御部420の間に設けられ、枠検出ス
イッチ451を備える。なお、表示灯443乃至445
は図2に示す表示灯171乃至176等のいずれかであ
り、賞球切れ検出スイッチ446は賞球の球切れを検出
するスイッチである。
【0037】図8は、制御部310の構成を示すブロッ
ク図であって、本発明を実施するために必要な最小限の
構成を示す。図において、制御部310は、CPU31
1、ROM312、RAM313、入力処理回路31
4、音楽処理回路315、表示回路316および出力処
理回路317から構成されている。
【0038】CPU311は、ROM312に格納され
た制御プログラムに従って弾球遊技機100の全体を制
御する。ROM312にはEPROMあるいはEEPR
OMが使用され、上記制御プログラムの他に、普通電動
役物145を制御する役物制御プログラム、モータ18
4および特別入賞状態を制御する状態制御プログラムお
よびを大入賞口115を制御する大入賞口制御プログラ
ムが格納されている。RAM313にはSRAM等が使
用され、ゲートカウンタ、第1の時間カウンタ、第2の
時間カウンタ、始動口カウンタ、大入賞口カウンタおよ
び特別入賞状態フラグ等の各種のデータあるいは入出力
信号が格納される。
【0039】入力処理回路314は、入賞検出スイッチ
221,223,224,226および払出検出スイッ
チ222,225から送られたそれぞれの検出信号を受
けて、制御部310内で処理可能なデータ形式に変換
し、バス318を介してCPU311又はRAM313
へ転送する。音楽処理回路315は、CPU311から
バス318を介して送られた鳴動データに従って、アナ
ログ信号に変換して図7に示すスピーカ412へ送る。
【0040】表示回路316は、CPU311からバス
318を介して送られた表示データに従って、図2に示
す表示器113や始動口入賞数表示器161、大入賞口
入賞数表示器162、あるいは表示灯171乃至176
等の表示制御を行う回路である。出力処理回路317
は、CPU311からバス318を介して送られた駆動
データに従って、モータ114,184、普通電動役物
ソレノイド231、大入賞口ソレノイド232および動
作スイッチ182を駆動する駆動信号へ変換して送る。
なお、上記各構成要素はいずれもバス318に互いに結
合されている。
【0041】以上の構成によって、弾球遊技機100
は、以下に示すように動作する。まず、遊技者が手で発
射装置を操作すると、タッチ端子422およびハンドル
スイッチ423がオンになり、打球105が1個ずつ遊
技盤表面101上の任意の位置へ発射される。その後、
発射された打球105は、釘や風車135乃至138等
によって散乱しながら落下し、大入賞口115、入賞口
121乃至124および第3種始動口150のいずれか
に入るか、あるいはアウト口129に入る。なお、賞球
払出検出スイッチ432の作動によって、大入賞口11
5および入賞口121乃至124のうち、打球105が
いずれの入賞口に入ったかによって払い出す打球の個数
を分ける。
【0042】ここで、打球105がゲート140を通過
すると、入賞検出スイッチ221がこの通過を検出して
CPU311へ検出信号を送る。この検出信号を受けた
CPU311は、RAM312に格納された役物制御プ
ログラムを実行して、まず普通図柄変動時間(例えば、
7秒間)だけ数字を変動させながら、普通図柄表示装置
141の表示器142に表示する(後述する図9のステ
ップS12)。その後、変動を停止し、この停止時の数
字を表示する。また、表示された数字が第1の所定柄で
ある場合には、「当たり」として出力処理回路317へ
駆動データを送って、普通電動役物145のチューリッ
プを開放時間(例えば、1秒間)だけ開ける(図9のス
テップS14)。
【0043】さらに、上記開放時間だけ開く普通電動役
物145に打球105が入賞すると、打球105は振り
分け装置110に誘導される。振り分け装置110で
は、回転する中回転体112によって、作動領域A1と
非作動領域A2に振り分けられる。そして、作動領域A
1に振り分けられた打球105は、入賞検出スイッチ2
23が検出してCPU311へ検出信号を送る。この検
出信号を受けたCPU311は、RAM312に格納さ
れた状態制御プログラムを実行する。
【0044】状態制御プログラムは、まず作動図柄変動
時間だけ数字を変動させながら、振り分け装置110に
備えられた表示器113へ表示する(後述する図10の
ステップS22)。その後、変動を停止し、この停止時
の数字を表示する。また、表示された数字が第2の所定
柄である場合には、動作スイッチ182により下回転体
181を右転させて、打球105を特別領域B1へ振り
分ける。逆に、表示された数字が第2の所定柄でない場
合には、動作スイッチ182により下回転体181を左
転させて、打球105を非特別領域B2へ振り分ける。
そして、特別領域B1に振り分けられた打球105は、
入賞検出スイッチ224が検出してCPU311へ検出
信号を送る(図10のステップS26)。この検出信号
を受けたCPU311は現在の特別入賞状態に応じて、
特別入賞状態をセットまたはリセットする。その後、R
AM312に格納された大入賞口制御プログラムを実行
する。
【0045】大入賞口制御プログラムは、まず打球10
5が第3種始動口150へ入賞したか否かを監視する
(後述する図11のステップS31)。もし、打球10
5が第3種始動口150へ入賞した場合は、「大当た
り」として大入賞口ソレノイド232を予め設定された
時間(例えば、10秒間)だけ駆動し、ふた116を開
ける(図11のステップS33)。このとき、大入賞口
115へ入賞すると、対応する個数の賞球を払い出す。
そして、特別時間(例えば、30秒間)を経過するか、
あるいは大入賞口115への入賞が所定の入賞個数に達
すると、特別入賞状態をリセットするとともに、ふた1
16を閉じる(図11のステップS38)。
【0046】図9は、本発明を実施するための処理手順
を示す第1のフローチャートである。なお、この処理手
順は図8に示すROM312に格納されている役物制御
プログラムをCPU311が実行することによって実現
され、一定時間(例えば、1ミリ秒)ごとに実行され
る。図中、Sの後に続く数字はステップ番号を示す。
【0047】〔S11〕ゲートスイッチの検査を行う。
ここで、ゲートスイッチは、打球105がゲート140
を通過するごとにカウントアップするゲートカウンタが
1以上の場合にオンとなり、0の場合にオフとなるスイ
ッチである。もし、ゲートスイッチがオンである(YE
S)ならばステップS12に進み、ゲートスイッチがオ
フである(NO)ならば本処理手順を終了する。 〔S12〕普通図柄表示処理を行う。具体的には、普通
図柄変動時間だけ数字を変動させながら、普通図柄表示
装置141の表示器142に表示する。その後、変動を
停止し、この停止時の数字を表示する。 〔S13〕ステップS12において表示器142に表示
された図柄の検査を行う。すなわち、表示器142に表
示された図柄が第1の所定柄と一致するか否かを検査す
る。もし、表示器142に表示された図柄が第1の所定
柄と一致する(YES)ならば「当たり」としてステッ
プS14に進み、表示器142に表示された図柄が第1
の所定柄と一致しない(NO)ならば「はずれ」として
ステップS18に進む。
【0048】〔S14〕普通電動役物145のチューリ
ップを開ける。 〔S15〕所定時間(開放時間)が経過したか否かを検
査する。具体的には第1の時間カウンタを備えて、この
第1の時間カウンタが最大値を超えたか否かを検査す
る。もし、開放時間が経過した(YES)ならばステッ
プS17に進み、開放時間が経過しない(NO)ならば
ステップS16に進む。 〔S16〕普通電動役物145への入賞を検査する。具
体的には、払出検出スイッチ222から出力される検出
信号の有無を検査する。もし、普通電動役物145への
入賞があった(YES)ならばステップS17に進み、
普通電動役物145への入賞がなかった(NO)ならば
ステップS15に戻る。 〔S17〕普通電動役物145のチューリップを閉じ
る。 〔S18〕ゲートカウンタのカウントダウンを行う。具
体的には、ゲートカウンタを1だけ減じる。なお、ゲー
トカウンタを1だけ増すカウントアップは、上記ステッ
プS11からステップS17の実行中において、打球1
05がゲート140を通過するごとに行われる。ただ
し、カウント最大値(例えば、4)を超える場合はカウ
ントアップを行わない。 〔S19〕ゲートカウンタの検査を行う。もし、ゲート
カウンタが0より大きな値である(YES)ならばステ
ップS12に戻り、ゲートカウンタが0である(NO)
ならば本処理手順を終了する。
【0049】図10は、本発明を実施するための処理手
順を示す第2のフローチャートである。なお、この処理
手順は図8に示すROM312に格納されている状態制
御プログラムをCPU311が実行することによって実
現され、一定時間ごとに実行される。ここで、ステップ
S26乃至S29は、特別入賞状態セット手段40を具
体的に実現するステップである。図中、Sの後に続く数
字はステップ番号を示す。
【0050】〔S21〕作動領域スイッチの検査を行
う。ここで、作動領域スイッチは、入賞検出スイッチ2
23が打球105を検出するとオンになるスイッチであ
る。もし、作動領域スイッチがオンである(YES)な
らばステップS22に進み、作動領域スイッチがオフで
ある(NO)ならば本処理手順を終了する。 〔S22〕作動図柄表示処理を行う。具体的には、作動
図柄変動時間だけ数字を変動させながら、振り分け装置
110の作動図柄表示装置113に表示する。その後、
変動を停止し、この停止時の数字を表示する。 〔S23〕ステップS22において作動図柄表示装置1
13に表示された図柄の検査を行う。すなわち、作動図
柄表示装置113に表示された図柄が第2の所定柄と一
致するか否かを検査する。もし、作動図柄表示装置11
3に表示された図柄が第2の所定柄と一致する(YE
S)ならばステップS24に進み、作動図柄表示装置1
13に表示された図柄が第2の所定柄と一致しない(N
O)ならばとしてステップS25に進む。
【0051】〔S24〕打球105を特別領域B1に誘
導するため、モータ184を右転させる。その後、ステ
ップS26に進む。 〔S25〕打球105を非特別領域B2に誘導するた
め、モータ184を左転させる。その後、ステップS2
6に進む。 〔S26〕特別領域スイッチの検査を行う。ここで、特
別領域スイッチは、入賞検出スイッチ224が打球10
5を検出するとオンになるスイッチである。もし、特別
領域スイッチがオンである(YES)ならばステップS
27に進み、特別領域スイッチがオフである(NO)な
らば本処理手順を終了する。 〔S27〕特別入賞状態を検査する。具体的には、特別
入賞状態フラグがオンかオフかを検査する。もし、特別
入賞状態フラグがオン(YES)ならばステップS28
に進み、特別入賞状態フラグがオフ(YES)ならばス
テップS29に進む。 〔S28〕特別入賞状態のセットを行う。具体的には、
特別入賞状態フラグをオンにする。その後、本処理手順
を終了する。 〔S29〕特別入賞状態のリセットを行う。具体的に
は、特別入賞状態フラグをオフにする。その後、本処理
手順を終了する。
【0052】図11は、本発明を実施するための処理手
順を示す第3のフローチャートである。なお、この処理
手順は図8に示すROM312に格納されている大入賞
口制御プログラムをCPU311が実行することによっ
て実現され、一定時間ごとに実行される。図中、Sの後
に続く数字はステップ番号を示す。
【0053】〔S31〕始動口スイッチの検査を行う。
ここで、始動口スイッチは、入賞検出スイッチ226が
打球105を検出するとオンになるスイッチである。も
し、始動口スイッチがオンである(YES)ならばステ
ップS32に進み、始動口スイッチがオフである(N
O)ならば本処理手順を終了する。 〔S32〕特別入賞状態がセット中か否かを検査する。
具体的には、特別入賞状態フラグがオンか否かを検査す
る。もし、特別入賞状態フラグがオンである(YES)
ならばステップS33に進み、特別入賞状態フラグがオ
ンでない(NO)ならばステップS34に進む。 〔S33〕大入賞口115のふた116を開ける。その
後、ステップS35に進む。 〔S34〕賞球払出処理を行う。すなわち、通常の入賞
口へ入賞した場合と同様に賞球の払い出しを行う。その
後、本処理手順を終了する。
【0054】〔S35〕所定時間(特別時間)が経過し
たか否かを検査する。具体的には第2の時間カウンタを
備えて、この第2の時間カウンタが最大値を超えたか否
かを検査する。もし、特別時間が経過した(YES)な
らばステップS37に進み、特別時間が経過しない(N
O)ならばステップS36に進む。 〔S36〕第3種始動口150へ第1の所定数(例え
ば、16)の入賞を検査する。具体的には、入賞するご
とに入賞検出スイッチ226から出力される検出信号を
カウントする始動口カウンタを備えて、この始動口カウ
ンタが第1の所定数を超えたか否かを検査する。もし、
第3種始動口150への入賞が第1の所定数を超えた
(YES)ならばステップS38に進み、第3種始動口
150への入賞が第1の所定数を超えない(NO)なら
ばステップS37に戻る。 〔S37〕大入賞口115へ第2の所定数(例えば、1
0)の入賞を検査する。具体的には、入賞するごとに払
出検出スイッチ225から出力される検出信号をカウン
トする大入賞口カウンタを備えて、この大入賞口カウン
タが第2の所定数を超えたか否かを検査する。もし、大
入賞口115への入賞が第2の所定数を超えた(YE
S)ならばステップS38に進み、大入賞口115への
入賞が第2の所定数を超えない(NO)ならばステップ
S35に戻る。 〔S38〕大入賞口115のふた116を閉じる。 〔S39〕特別入賞状態のリセットを行う。具体的に
は、特別入賞状態フラグをオフにする。その後、本処理
手順を終了する。
【0055】上記の処理手順では、打球105がゲート
140を通過すると、ステップS12を実行して普通図
柄表示装置141を作動させる。もし、「当たり」であ
ればステップS14乃至S16を実行して普通電動役物
145のチューリップを開ける。この普通電動役物14
5が開いたときに入賞すると、打球105は振り分け装
置110に誘導され、作動領域A1と非作動領域A2に
振り分けられる。そして、打球105が作動領域A1に
入った場合には、ステップS22を実行して作動図柄表
示装置113を作動させる。もし、作動図柄表示装置1
13に表示された図柄が第2の所定柄と一致した場合に
は、ステップS26乃至S28を実行して特別入賞状態
をセットする。
【0056】さらに、打球105が第3種始動口150
へ入賞した場合は、「大当たり」としてステップS33
乃至S37を実行して、大入賞口115のふた116を
開ける。このとき、大入賞口115へ入賞すると、対応
する個数の賞球を払い出す。したがって、入賞した打球
105が振り分け装置110によって作動領域A1に振
り分けられるか否か、さらに、作動領域A1に振り分け
られたときに動作する作動図柄表示装置113がいわゆ
る「当たり」状態になるか否か、という過程を遊技者が
視覚的に追いかけることが可能になる。
【0057】なお、弾球遊技機100におけるその他の
部分の構造,形状,大きさ,材質,個数,配置,符号お
よび動作条件等についても、本実施例に限定されるもの
でない。例えば、打球105がゲート140を通過する
ことを条件として普通電動役物145のチューリップを
開けるように構成したが、第3種始動口150へ入賞す
ることを条件とする等のように、他の条件によって普通
電動役物145のチューリップを開けるように構成して
もよい。同様に、普通電動役物145へ入賞した打球1
05のみを振り分け装置110に誘導するように構成し
たが、直接振り分け装置110に入賞できるように構成
してもよい。
【0058】また、作動図柄と普通図柄はいずれも数字
としたが、英字やひらがな等の文字、あるいは果物や動
物等の絵、さらにはこれらの任意の組み合わせであって
もよい。このような様々の図柄にすることによって、遊
技者の目を楽しませながら遊技させることができる。さ
らに、普通図柄変動時間,開放時間,特別時間および作
動図柄変動時間は、いずれも所定の時間としたが、作動
図柄表示装置113や普通図柄表示装置141に表示さ
れた図柄等によって定められる時間のように、所定の条
件によって変動する時間であってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、遊技領
域中の所定の入賞口に入賞した打球を第1の振り分け装
置によって振り分け、さらに打球が作動領域に振り分け
られたときに図柄表示装置が動作し、図柄表示装置に表
示された図柄が所定の図柄である場合に特別入賞状態が
セットされる。このため、機械的に行われる「当たり/
はずれ」と電気的に行われる「当たり/はずれ」とが組
み合わさって、「当たり」を狙う期待感による楽しみ
を、特別入賞状態がセットされるまでの過程にもたらさ
れる。また、第2の振り分け装置と第1のスイッチと第
2のスイッチを一つのユニットに一体化し、さらに遊技
盤裏面に着脱可能に構成したので、製造工程における弾
球遊技機への取り付けが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】弾球遊技機の外観図である。
【図3】遊技盤裏面における誘導路とスイッチの配置を
示す図である。
【図4】第1の振り分け装置の一例を示す図であって、
(A)に側面図を、(B)に正面図をそれぞれ示す。
【図5】第1の振り分け装置の一例を示す図であって、
上面図を示す。
【図6】第2の振り分け装置の一例を示す図であって、
(A)に正面図を、(B)に側面図をそれぞれ示す。
【図7】弾球遊技機の配線系統図である。
【図8】制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を実施するための処理手順を示す第1の
フローチャートである。
【図10】本発明を実施するための処理手順を示す第2
のフローチャートである。
【図11】本発明を実施するための処理手順を示す第3
のフローチャートである。
【符号の説明】
11 第1の振り分け装置 12 第2の振り分け装置 20 ユニット 21 第1のスイッチ 22 第2のスイッチ 30 図柄表示装置 40 特別入賞状態セット手段 A1 作動領域 A2 非作動領域 B1 特別領域 B2 非特別領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞した打球を作動領域と非作動領域に
    振り分ける第1の振り分け装置と、 前記作動領域に振り分けられた打球を特別領域と非特別
    領域に振り分ける第2の振り分け装置と、 前記作動領域に振り分けられた打球を検出する第1のス
    イッチと、 前記特別領域に振り分けられた打球を検出する第2のス
    イッチと、 前記第1のスイッチが打球を検出したときに表示図柄を
    変動させ始め、その後に変動を停止させる図柄表示装置
    と、 前記第2のスイッチが打球を検出したときに特別入賞状
    態をセットする特別入賞状態セット手段とを備えてお
    り、 前記第2の振り分け装置は、遊技盤裏面のセーフ球誘導
    路に設けられており、かつ、前記図柄表示装置が所定の
    図柄で変動を停止したときに、打球を前記特別領域に振
    り分けることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第2の振り分け装置は、正逆転モー
    タと、その正逆転モータで駆動される振り分け片を主体
    に構成され、 前記第2の振り分け装置と前記第1のスイッチと前記第
    2のスイッチは、一つのユニットに一体化されており、 前記一つのユニットが前記遊技盤裏面に着脱可能になっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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