JPH07119303A - 逆梁の施工方法 - Google Patents
逆梁の施工方法Info
- Publication number
- JPH07119303A JPH07119303A JP26656693A JP26656693A JPH07119303A JP H07119303 A JPH07119303 A JP H07119303A JP 26656693 A JP26656693 A JP 26656693A JP 26656693 A JP26656693 A JP 26656693A JP H07119303 A JPH07119303 A JP H07119303A
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- Japan
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- slab
- concrete
- reinforcement
- reverse
- reverse beam
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆梁を造作するにあたって不要なコンクリー
トの漏出を防止する。 【構成】 配設したスラブ筋４に逆梁用の梁筋５を仕込
んで配設し、梁筋５の上にメタルラス６を設置してから
梁筋５を囲んで逆梁用の型枠７を組み、この後、型枠７
内からコンクリートＣを打設するといった手順で、逆梁
１とともにスラブ２を造作する方法とした。メタルラス
６で型枠７とスラブ２との間が塞がれ、逆梁１の部分の
コンクリートＣがスラブ２と型枠７との間から漏れない
とともに、型枠７は浮き上がらない。
トの漏出を防止する。 【構成】 配設したスラブ筋４に逆梁用の梁筋５を仕込
んで配設し、梁筋５の上にメタルラス６を設置してから
梁筋５を囲んで逆梁用の型枠７を組み、この後、型枠７
内からコンクリートＣを打設するといった手順で、逆梁
１とともにスラブ２を造作する方法とした。メタルラス
６で型枠７とスラブ２との間が塞がれ、逆梁１の部分の
コンクリートＣがスラブ２と型枠７との間から漏れない
とともに、型枠７は浮き上がらない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅やビル等の建築物
において天井を構成するスラブの上側に突出して設けら
れるいわゆる逆梁の施工方法に関する。
において天井を構成するスラブの上側に突出して設けら
れるいわゆる逆梁の施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記逆梁は、梁が天井面に現われること
を避ける必要がある場合や、床部に収納部を設ける場合
に施工されるもので、従来では、図３に示すように、ス
ラブベニヤ１１の上に図示せぬスラブ筋を配設するとと
もに、逆梁用の梁筋１２をスラブ筋に仕込んだ状態で配
設した後（あるいはこの逆の手順でもよい）、まず、ス
ラブ筋を覆ってコンクリートＣを打設することによりス
ラブ１３を造作し、次いで、スラブ１３のコンクリート
Ｃが固まるかあるいは生乾きの状態となったら、スラブ
１３の上に梁筋１２を囲んで逆梁用の型枠１４を組み、
この型枠１４内にコンクリートＣを打設するといった方
法で施工されている。
を避ける必要がある場合や、床部に収納部を設ける場合
に施工されるもので、従来では、図３に示すように、ス
ラブベニヤ１１の上に図示せぬスラブ筋を配設するとと
もに、逆梁用の梁筋１２をスラブ筋に仕込んだ状態で配
設した後（あるいはこの逆の手順でもよい）、まず、ス
ラブ筋を覆ってコンクリートＣを打設することによりス
ラブ１３を造作し、次いで、スラブ１３のコンクリート
Ｃが固まるかあるいは生乾きの状態となったら、スラブ
１３の上に梁筋１２を囲んで逆梁用の型枠１４を組み、
この型枠１４内にコンクリートＣを打設するといった方
法で施工されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、先
に造作したスラブ１３の上面１３ａに凹凸が生じてしま
うことは避けられず、このため、スラブ１３の上面１３
ａと型枠１４との間にはどうしても隙間が空いてしま
い、この隙間から逆梁として打設したコンクリートＣが
漏出して施工精度の悪化を招く問題点があった。
に造作したスラブ１３の上面１３ａに凹凸が生じてしま
うことは避けられず、このため、スラブ１３の上面１３
ａと型枠１４との間にはどうしても隙間が空いてしま
い、この隙間から逆梁として打設したコンクリートＣが
漏出して施工精度の悪化を招く問題点があった。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、逆梁を造作するにあたって不要なコンクリート
の漏出が防止され施工精度の向上が図られる逆梁の施工
方法を提供することを目的としている。
あって、逆梁を造作するにあたって不要なコンクリート
の漏出が防止され施工精度の向上が図られる逆梁の施工
方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、スラブ筋と逆梁用の
梁筋とを配設し、この梁筋を囲んで逆梁用の型枠を組む
とともに、この型枠下面と前記スラブ筋の間であって造
作するスラブの上面に設定される位置に、そのスラブの
上面と略平行となるよう網部材を設置し、この後、型枠
内からコンクリートを打設して逆梁とともにスラブを造
作することを特徴としている。
するためになされたものであって、スラブ筋と逆梁用の
梁筋とを配設し、この梁筋を囲んで逆梁用の型枠を組む
とともに、この型枠下面と前記スラブ筋の間であって造
作するスラブの上面に設定される位置に、そのスラブの
上面と略平行となるよう網部材を設置し、この後、型枠
内からコンクリートを打設して逆梁とともにスラブを造
作することを特徴としている。
【０００６】
【作用】本発明によれば、型枠内からコンクリートを打
設していくと、まずスラブ筋を覆ってスラブの部分が造
作され、このとき、コンクリートは網部材に浸透してス
ラブと型枠とが互いに結合された状態となり、この後、
逆梁の部分にコンクリートを打設していっても、網部材
の存在により型枠とスラブの間からの不要なコンクリー
トの漏出がほとんど防止されるとともに型枠の浮き上が
りも防止される。
設していくと、まずスラブ筋を覆ってスラブの部分が造
作され、このとき、コンクリートは網部材に浸透してス
ラブと型枠とが互いに結合された状態となり、この後、
逆梁の部分にコンクリートを打設していっても、網部材
の存在により型枠とスラブの間からの不要なコンクリー
トの漏出がほとんど防止されるとともに型枠の浮き上が
りも防止される。
【０００７】
【実施例】以下、図１および図２を参照して本発明の一
実施例を説明する。図１はコンクリートＣを打設する前
の段階、図２はコンクリートを打設して逆梁１とともに
スラブ２が構築された状態を示している。
実施例を説明する。図１はコンクリートＣを打設する前
の段階、図２はコンクリートを打設して逆梁１とともに
スラブ２が構築された状態を示している。
【０００８】まず最初に、スラブベニヤ３の上に、多数
のスラブ筋４を配設する。この場合スラブ筋４は上筋４
ａと下筋４ｂであり、下筋４ｂを一定間隔をおいて互い
に平行に並べるとともに、これら下筋４ｂの上に間隔を
おき、かつ下筋４ｂに直交させて多数の上筋４ａを一定
間隔をおいて互いに平行に並べる。次に、逆梁用の梁筋
５を、スラブ筋４に仕込んだ状態で逆梁１の造作位置に
沿って（図面においては表裏方向に沿って）配設する。
具体的には、梁筋５は複数の主筋５ａおよびフープ筋５
ｂからなる鉄筋籠であって、下側の複数の主筋５ａを上
筋４ａの下に配し、フープ筋５ｂの下辺を上筋４ａと下
筋４ｂの間に配する。なお、スラブ筋４と梁筋５の施工
順を逆にしてもよい。
のスラブ筋４を配設する。この場合スラブ筋４は上筋４
ａと下筋４ｂであり、下筋４ｂを一定間隔をおいて互い
に平行に並べるとともに、これら下筋４ｂの上に間隔を
おき、かつ下筋４ｂに直交させて多数の上筋４ａを一定
間隔をおいて互いに平行に並べる。次に、逆梁用の梁筋
５を、スラブ筋４に仕込んだ状態で逆梁１の造作位置に
沿って（図面においては表裏方向に沿って）配設する。
具体的には、梁筋５は複数の主筋５ａおよびフープ筋５
ｂからなる鉄筋籠であって、下側の複数の主筋５ａを上
筋４ａの下に配し、フープ筋５ｂの下辺を上筋４ａと下
筋４ｂの間に配する。なお、スラブ筋４と梁筋５の施工
順を逆にしてもよい。
【０００９】次いで、梁筋５の両側に、梁筋５と適宜間
隔をおいてメタルラス（網部材）６を設置する。このメ
タルラス６は、薄鋼板に一定間隔の切れ目を入れ引き伸
ばして網としたもので、平ラス、波形ラス等を用いる。
メタルラス６の設置状態は、後にできあがるスラブ２の
上面２ａに設定される位置にそのスラブ２の上面２ａと
略平行となるようにする。このメタルラス６を梁筋５に
沿って設置したら、メタルラス６の上に梁筋５を囲んで
逆梁用の型枠７を組む。
隔をおいてメタルラス（網部材）６を設置する。このメ
タルラス６は、薄鋼板に一定間隔の切れ目を入れ引き伸
ばして網としたもので、平ラス、波形ラス等を用いる。
メタルラス６の設置状態は、後にできあがるスラブ２の
上面２ａに設定される位置にそのスラブ２の上面２ａと
略平行となるようにする。このメタルラス６を梁筋５に
沿って設置したら、メタルラス６の上に梁筋５を囲んで
逆梁用の型枠７を組む。
【００１０】以上でコンクリート打設に要する準備がで
きたことになり、この後、型枠７内からコンクリートＣ
を打設して逆梁１とともに、スラブ２を造作する。すな
わち逆梁１とスラブ２とを一体的に造作する。コンクリ
ートＣを打設するにあたっては、まずスラブ筋４が覆わ
れてスラブ２の部分が充ちたら一旦コンクリートＣの打
設を停止し、スラブ２の部分のコンクリートＣの流動性
が失せたら、続いて逆梁１の部分にコンクリートＣを打
設する手順が好ましい。
きたことになり、この後、型枠７内からコンクリートＣ
を打設して逆梁１とともに、スラブ２を造作する。すな
わち逆梁１とスラブ２とを一体的に造作する。コンクリ
ートＣを打設するにあたっては、まずスラブ筋４が覆わ
れてスラブ２の部分が充ちたら一旦コンクリートＣの打
設を停止し、スラブ２の部分のコンクリートＣの流動性
が失せたら、続いて逆梁１の部分にコンクリートＣを打
設する手順が好ましい。
【００１１】さて、上記のようにコンクリートＣを打設
していくと、まずスラブ筋４を覆ってスラブ２の部分が
造作され、このとき、コンクリートＣはメタルラス６に
浸透してスラブ２と型枠７とが互いに結合された状態と
なる。メタルラス６ではなく孔のない単なる板材であっ
たらこの結合作用は生じない。したがって型枠７とスラ
ブ２との間に隙間が生じることがなく、この後、逆梁１
の部分にコンクリートＣを打設していっても、型枠７と
スラブ２の間からの不要なコンクリートＣの漏出はほと
んど防止される。この漏出防止の作用は、特にコンクリ
ートＣのスラブ２の部分の流動性が失せた後に逆梁１の
部分にコンクリートＣを打設する手順にしたがうと、一
層顕著に発揮される。そしてこの漏出防止とともに、メ
タルラス６により型枠７が浮き上がることも防止でき
る。その結果、逆梁１を施工する際の精度の向上が図ら
れるわけである。
していくと、まずスラブ筋４を覆ってスラブ２の部分が
造作され、このとき、コンクリートＣはメタルラス６に
浸透してスラブ２と型枠７とが互いに結合された状態と
なる。メタルラス６ではなく孔のない単なる板材であっ
たらこの結合作用は生じない。したがって型枠７とスラ
ブ２との間に隙間が生じることがなく、この後、逆梁１
の部分にコンクリートＣを打設していっても、型枠７と
スラブ２の間からの不要なコンクリートＣの漏出はほと
んど防止される。この漏出防止の作用は、特にコンクリ
ートＣのスラブ２の部分の流動性が失せた後に逆梁１の
部分にコンクリートＣを打設する手順にしたがうと、一
層顕著に発揮される。そしてこの漏出防止とともに、メ
タルラス６により型枠７が浮き上がることも防止でき
る。その結果、逆梁１を施工する際の精度の向上が図ら
れるわけである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の逆梁の施工
方法によれば、スラブ筋と逆梁用の梁筋とを配設し、こ
の梁筋を囲んで逆梁用の型枠を組むとともに、この型枠
下面と前記スラブ筋の間であって造作するスラブの上面
に設定される位置に、そのスラブの上面と略平行となる
よう網部材を設置し、この後、型枠内からコンクリート
を打設して逆梁とともにスラブを造作することを特徴と
するもので、型枠内からコンクリートを打設してスラブ
の部分を造作した際にコンクリートは網部材に浸透して
スラブと型枠とが互いに結合された状態となり、この
後、逆梁の部分にコンクリートを打設しいっても、網部
材の存在により型枠とスラブの間からの不要なコンクリ
ートの漏出と型枠の浮き上がりがほとんど防止され、そ
の結果、逆梁を施工する際の精度の向上が図られるとい
った効果を奏する。
方法によれば、スラブ筋と逆梁用の梁筋とを配設し、こ
の梁筋を囲んで逆梁用の型枠を組むとともに、この型枠
下面と前記スラブ筋の間であって造作するスラブの上面
に設定される位置に、そのスラブの上面と略平行となる
よう網部材を設置し、この後、型枠内からコンクリート
を打設して逆梁とともにスラブを造作することを特徴と
するもので、型枠内からコンクリートを打設してスラブ
の部分を造作した際にコンクリートは網部材に浸透して
スラブと型枠とが互いに結合された状態となり、この
後、逆梁の部分にコンクリートを打設しいっても、網部
材の存在により型枠とスラブの間からの不要なコンクリ
ートの漏出と型枠の浮き上がりがほとんど防止され、そ
の結果、逆梁を施工する際の精度の向上が図られるとい
った効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例におけるコンクリート打設前
の段階を示す断面図である。
の段階を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例によって構築された逆梁を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】従来方法の一例を示す断面図である。
１ 逆梁 ２ スラブ ４ スラブ筋 ５ 梁筋 ６ メタルラス（網部材） ７ 型枠 Ｃ コンクリート
Claims (1)
- 【請求項１】 スラブ筋と逆梁用の梁筋とを配設し、こ
の梁筋を囲んで逆梁用の型枠を組むとともに、この型枠
下面と前記スラブ筋の間であって造作するスラブの上面
に設定される位置に、そのスラブの上面と略平行となる
よう網部材を設置し、この後、型枠内からコンクリート
を打設して逆梁とともにスラブを造作することを特徴と
する逆梁の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26656693A JPH07119303A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 逆梁の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26656693A JPH07119303A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 逆梁の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119303A true JPH07119303A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17432613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26656693A Pending JPH07119303A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 逆梁の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119303A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111438309A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-24 | 宁波优造建筑科技有限公司 | 一种批量梁钢筋倒立绑扎架及梁钢筋绑扎方法 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP26656693A patent/JPH07119303A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111438309A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-24 | 宁波优造建筑科技有限公司 | 一种批量梁钢筋倒立绑扎架及梁钢筋绑扎方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010109 |