JPH07117175A - 耐熱離型シート - Google Patents

耐熱離型シート

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JPH07117175A
JPH07117175A JP27047493A JP27047493A JPH07117175A JP H07117175 A JPH07117175 A JP H07117175A JP 27047493 A JP27047493 A JP 27047493A JP 27047493 A JP27047493 A JP 27047493A JP H07117175 A JPH07117175 A JP H07117175A
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JP
Japan
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treatment
heat
sheet
release sheet
resistant release
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Application number
JP27047493A
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English (en)
Inventor
Yasuo Komatsu
泰雄 小松
Masao Seki
昌夫 関
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、シート表面のピンホールがなく、耐
熱性と離型性が優れた耐熱離型シートを提供せんとする
ものである。 【構成】本発明の耐熱離型シートは、シリコーン接着剤
層で被覆されたガラス繊維布帛の少なくとも片面に、物
理的表面処理を施されたフッ素樹脂シートが貼着されて
いることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用の熱処理装置を使
用して製造することができる、耐熱性、離型性に優れ
た、特に食品用途の調理用品として使用し得る耐熱離型
シートに関する
【0002】。
【従来の技術】従来、ケーキ、クッキー等の菓子類、ハ
ンバーグ等の肉質のレトルト食品等の食品用途に耐熱性
と離型性の優れた食品用離型シートとして、ガラス繊
維、紙等の耐熱材料に離型性の優れたフッ素樹脂、例え
ば、ポリ四フッ化エチレンを含浸したシートが用いられ
ているが、従来技術ではこの樹脂を焼成させて使用して
おり、そのために特殊な高温熱融着装置を使用する必要
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術は、耐熱繊維に耐熱性と離型性に優れたポリ四フッ
化エチレン等のフッ素樹脂の緻密な膜を形成するため
に、該樹脂を繰り返し含浸しなければならず、含浸後の
乾燥と焼成工程で該樹脂の分散液に含まれる水分の蒸発
や界面活性剤の熱分解に起因する膜面のピンホールの形
成が問題となっていた。すなわち、ハンバーグ等の食品
を加熱処理した時に、このピンホールがアンカーとな
り、離型性が阻害され、食品が付着し、これが長時間使
用することにより焦げ付きの原因となり、また、焦げ付
きをゴム製のへらで掻き取る時に焦げ付き部分とシート
間の接着力が強く、このためシートが破れ、使用寿命を
短くする要因となっていた。また、加熱使用時に微細な
ピンホールから水分や油類が浸透し、内部のガラス繊維
布帛(織物等)の耐熱繊維の化学反応による劣化や熱劣
化を促進させる原因になっていた。また、焼成工程では
フッ素樹脂を焼結させるために250 〜400 ℃の高温度で
熱処理するために高温用の特殊な熱処理装置を用いる必
要があり、該装置にに係わる費用は製造コストに大きく
反映されるものであった。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、シート表面のピンホールがなく、耐熱性と離型性が
優れ、かつ加熱使用時に食品から染み出した水分や油に
よるガラス織物の劣化を防ぎ、耐久性が優れ、更に高融
点のフッ素樹脂を積層する時に加工温度を低くでき、高
温熱融着用の特殊な設備を使用することなく、汎用の25
0 ℃以下の熱処理装置を利用することが可能であり、熱
エネルギーの節約にも寄与できる優れた耐熱離型シート
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような構成を有するものである。
すなわち、本発明の耐熱離型シートは、シリコーン接
着剤層で被覆されたガラス繊維布帛の少なくとも片面
に、物理的表面処理を施されたフッ素樹脂シートが貼着
されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、ガラス繊維布帛(織物)に、ガラス
繊維と親和性の良いシリコーン接着剤を塗工した後に、
予め物理的表面処理が施されたフッ素樹脂フィルムを貼
り合わせて一体成型したものである。すなわち、フィル
ムを貼り合わせたことにより、表面が平滑でピンホール
のない、表面品位の良好なシートが得られ、従来のフッ
素樹脂含浸方法に比べて、工程回数が少なく、省力化を
達成することができるととともに、フッ素樹脂フィルム
に物理的表面処理を施すことにより、未処理では、接着
不可能であったガラス繊維布帛とフッ素樹脂フィルムを
接着することに成功して、本発明は完成されたものであ
る。又、更に従来の高温で処理する熱融着方法に比べ、
接着剤処理により、常温から中程度の温度で処理が可能
となり、高温の特殊な装置を使用することなく汎用の熱
処理装置を利用することにより一体成型が可能となっ
た。
【0007】本発明の耐熱離型シートは、耐熱性の優れ
たガラス繊維布帛と、このガラス繊維布帛とフッ素樹脂
フィルムを接着するためのシリコーン接着剤と、このシ
リコーン接着剤との親和性を高めたるために、該フィル
ムを物理的表面処理することとの相乗効果により、耐熱
性、離型性および耐水・耐油性の3拍子揃った優れたフ
ッ素樹脂シート複合体を完成することができたものであ
る。
【0008】本発明で使用するガラス繊維は、その種
類、単繊維の直径に特に制約を受けないが、直径が10μ
以下が高強度を得るのに有用であり、特に本発明の耐熱
離型シートとして使用する場合には、汎用性を考慮しコ
ストとの関連から主として 4〜8μ程度のものが、好ま
しく使用される。
【0009】本発明で使用する布帛の組織は、特に限定
されないが、食品との密着性を良くするために平滑なも
のが好ましく、平織組織のものが好ましく用いられる。
【0010】本発明に使用されるシリコーン接着剤は、
東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製"SE9156
RTV"、"SE9157 RTV"、"SE9166 RTV"、" SE9186 RTV" 等
の一成分型室温硬化接着剤、" SE1701 LTV" 、"CY52-23
7"等の2液加熱硬化型の接着剤などが好ましく用いられ
る。
【0011】かかる接着剤の塗工は、ツインブレードコ
ーター、ロッドコーター、ナイフコーター、ロールコー
ター等により行うことができる。塗工後は、連続的にフ
ッ素フィルムを貼付ける。次いで必要に応じて加熱処理
を行う。
【0012】上記のシリコーン系接着剤層の上に貼付け
られる本発明のフッ素樹脂シートとしては、四フッ化エ
チレン重合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン
共重合体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、四フ
ッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体から選ばれた少なくとも一種が好ましく使用され
る。また、かかるフッ素樹脂シートには、色の識別、熱
伝導性を付与するためにカーボン、酸化チタン、アルミ
ナ、酸化ジルコニュウム等の顔料を予め、配合すること
もできる。フッ素樹脂層は貼着するフッ素樹脂シートの
種類と厚さを使用目的によって異なったものを使用する
が、概して500 μ以下のものが柔軟性と強度面から好ま
しく用いられる。
【0013】本発明の物理的表面処理としては、放電処
理、プラズマ処理、オゾン処理および紫外線処理から選
ばれた少なくとも一種を採用する。
【0014】本発明の放電処理は、常圧下または真空下
(プラズマ処理)のいずれでも有効であるが、特に真空
下で処理するプラズマ処理がより接着効果に優れていて
よい。かかる真空条件としては、好ましくは50Torr以
下、特に好ましくは0.01〜5Torr が採用され、発生する
グロー放電をフィルムに照射するものである。放電照射
の雰囲気は、不活性ガス雰囲気、活性ガス雰囲気のいず
れでも良いが取扱いの容易さ、環境面の汚染性などの上
からアルゴン、ヘリゥム、空気、酸素、窒素、一酸化炭
素、炭酸ガスなどの不活性ガスまたはこれらの混合ガス
を使用するのが好ましい。不活性ガスを雰囲気を用いれ
ば、改善効果が高く、均一な処理効果が得られる傾向に
ある。かかるプラズマ処理の放電条件としては、好まし
くは1kHz〜10GHz 、更に好ましくは、1kHz〜20MHz の範
囲の周波数が放電の持続性、均一性の点から有効であ
り、また放電電力(電力を放電電極面積で除した商)
は、好ましくは0.1 〜10 W/cm2 、更には0.5 〜8 W/
cm2 の範囲が短時間で安定した処理効果を発揮できるの
で好ましい。
【0015】本発明の物理的表面処理方法としてのオゾ
ン処理は、コロナ放電や低圧水銀ランプなどを使用した
オゾン生成装置からオゾンを所定の処理装置に供給する
か、または、オゾンの生成部分にフィルムを暴露する方
法が採用される。かかる処理でのオゾン濃度は、好まし
くは50〜10万ppm 、更に好ましくは、300 〜10万ppmが
有効である。かかるオゾン処理では、オゾン雰囲気の温
度を好ましくは80〜180 ℃の範囲にして、被処理フィル
ムを暴露するのが処理効果の点で良いが、かかる雰囲気
加熱手段としては、ヒーターなどの通常使用される加熱
手段を用いればよく、特に限定されるものではない。
【0016】本発明の紫外線処理は、公知の照射装置を
使用することができる。かかる紫外線の光源としては、
高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドラン
プ、キセノンランプなどを使用することができる。ま
た、処理速度を早めるためには、酸化力の強い原子状酸
素を生成する240 〜270nm の波長を持つものを使用する
のが好ましく、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ
等が好ましく使用される。特に、低圧水銀ランプは、酸
素と反応し、オゾンを生成する185nm の波長を持つので
好ましい。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。
【0018】実施例1〜5 予めサイジング処理された日東紡績株式会社製ガラス繊
維織物(WE106 104 ;質量:25 g/ m2 、厚さ:30μ、
織組織:平織、織密度:タテ×ヨコ=56×56本/25mm)
を表面のサイジング剤を除去するために、 360℃×10 m
in の条件で熱処理した。次いで、シリコーン接着剤
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製"SE915
6 RTV")をバーコーターにより塗工し、接着剤処理した
ガラス織物を得た。
【0019】次に下記に示す条件で物理的表面処理をし
た20μの四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合
体のフィルム2枚を上記の前処理したガラス織物に挾み
25℃×1min、75Kg/cm2 の加圧条件下でプレス機使い貼
り合せ、72時間放置し硬化させ68〜70μ厚のシートを
得た。
【0020】物理的表面処理方法 実施例1 紫外線処理後、低圧プラズマ処理 〃 2 低圧プラズマ処理 〃 3 常圧放電処理 〃 4 紫外線処理 〃 5 オゾン処理 (1) 放電処理条件 A.常圧放電処理 電極:金属棒をシリコーンラバーで被覆したロールを3m
m 距離で設置 放電周波数:35kHz 放電電力:1200W 処理速度:5m/min 処理回数:5 回 放電雰囲気圧力:760 torr 放電雰囲気ガス:空気 B.低圧プラズマ処理 装置:内部電極方式 放電電極:ステンレスチューブのガラス被覆物 アース電極:ステンレス製ドラム 放電周波数:350kHz 放電電力:8 W/cm2 雰囲気ガス、真空度:窒素、0.5Torr 処理速度:20cm/min 処理回数:1 回 (2) 紫外線処理 装置:低圧水銀ランプ 253.7nm 、照度25 mW /cm2 雰囲気温度:160 ℃ 雰囲気ガス:空気 処理時間:1 分 (3) オゾン処理 オゾン発生機:コロナ放電方式 原料ガス:酸素 オゾン濃度:8000ppm 処理温度:180 ℃ 処理時間:2 分 比較例1 20μの四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体
のフィルムを放電処理しない以外は実施例1と同一の方
法で製造し67μのシートを得た。
【0021】実施例6 予めサイジング処理された日東紡績株式会社製ガラス織
物(WE106 104 ;質量:25 g/ m2 、厚さ:30μ、織組
織:平織、織密度(タテ×ヨコ=56×56本/25mm)を表
面のサイジング剤を除去するために、 360℃×10min の
条件で熱処理した。次いで、シリコーン接着剤(東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製"SE1701 LTV")
をバーコーターにより塗工し、接着剤処理したガラス織
物を得た。
【0022】次いで、実施例2の低圧プラズマ処理を実
施した20μの四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共
重合体のフィルム2枚を上記の前処理したガラス繊維織
物に挟み、 170℃×30min 、75Kg/cm2 の加圧条件下で
プレス機使い貼り合せ、67μ厚のシートを得た。
【0023】比較例2 20μの四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体
のフィルムを放電処理しない以外は、実施例6と同一の
方法で、厚さ66μのシートを得た。
【0024】以上、実施例1〜6、比較例1〜2で得ら
れたシートについて、ガラス繊維織物と四フッ化エチレ
ン−六フッ化プロピレン共重合体フィルムの間の剥離力
を測定(測定条件:試料幅2cm 、引張り速度30mm/min
、測定機器:テンシロン)して表1の結果を得た。
【0025】
【表1】 表1から、物理的表面処理を施した実施例1〜6のもの
は、比較例1〜2のものに比して接着力が高い。
【0026】比較例3 予めサイジング処理された日東紡績(株)製ガラス織物
WE106 104 (質量:25g/ m2 、厚さ:30μ、織組織:
平織、織密度(タテ×ヨコ):56×56本 /25mm) を表面
のサイジング剤を除去するために、 360℃×10min の条
件で熱処理した。次いで、カップリング剤γ−(2−ア
ミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシランの
1.0%水溶液を含浸し、110 ℃×5min の熱処理条件で乾
燥した。
【0027】次に、四フッ化エチレン−六フッ化プロピ
レン共重合体の分散液(ダイキン工業製" ND-1" )を含
浸し、マングルで圧絞りした後、 110℃×5min の熱処
理をおこない乾燥し、ついで焼結を行なうために 300℃
×10min の熱処理をおなった。同様な操作を繰り返し四
フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体を含浸し
た68μ厚のシートを得た。
【0028】従来技術の含浸法(比較例3)と本発明の
接着剤使い法(実施例2)を比較するために離型性、シ
ート表面の電子顕微鏡による表面観察(倍率3000倍)を
行った。結果を表2に示す。
【0029】シートの離型性はシートをグリルのホット
プレートの上にセットし、その上にレトルトハンバーガ
ーを置き、200 ℃×50sec の熱処理の後、焼き上げ取り
だした。この操作を100 回繰り返し、シートの表面に付
着した焦げの面積と焦げの付着量を目視で比較観察し
た。
【0030】
【表2】 表2から、比較例3の含浸法と比較し、本発明の実施例
2は、表面が平滑であり、かつピンホ−ルがなく、この
ため焦げの付着が少なく、離型性が良い。また製造工程
での熱履歴が少ないため、引張り強力が高いことが判
る。更に、使用後のガラス織物の劣化が小さくシートの
強力低下が小さい。
【0031】実施例7 予めサイジング処理された日東紡績株式会社製ガラス繊
維織物(WE106 104 ;質量:25 g/ m2 、厚さ:30μ、
織組織:平織、織密度(タテ×ヨコ=56×56本/25mm)
を表面のサイジング剤を除去するために、 360℃×10mi
n の条件で熱処理した。次いで、シリコーン接着剤(東
レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製"SE9156 RT
V")をバーコーターにより塗工し、接着剤処理したガラ
ス繊維織物を得た。
【0032】次に実施例1と同一条件で放電処理した20
μのポリ四フッ化エチレンのフィルム2枚をガラス繊維
織物に挾み25℃×1min、75kg/cm2 の加圧条件下でプレ
ス機使い貼り合せ、72時間放置し硬化させ68μ厚のシー
トを得た。
【0033】比較例4 予めサイジング処理された日東紡績株式会社製ガラス繊
維織物(WE106 104 ;質量:25 g/ m2 、厚さ:30μ、
織組織:平織、織密度(タテ×ヨコ=56×56本/25mm)
を表面のサイジング剤を除去するために、 360℃×10mi
n の条件で熱処理した。次にポリ四フッ化エチレンの分
散液(ダイキン工業株式会社製" ND-2")を含浸し、マ
ングルで圧絞りした後、 110℃×5minの熱処理をして乾
燥し、ついで焼結を行なうために 380℃×10min の熱処
理をおなった。同様な操作を繰り返しポリ四フッ化エチ
レンを含浸して68μ厚のシートを得た。
【0034】実施例7と比較例4で得られたシートにつ
いて、引張り強力、離型性、シート表面の電子顕微鏡に
よる表面観察(倍率3000倍)を行い、表3の結果を得
た。
【0035】
【表3】 表3から、本発明の実施例3は従来技術の比較例4と比
較して表面が平滑であり、かつピンホールがなく、この
ため焦げの付着が少なく、離型性が良い。また製造工程
での熱履歴が少ないため、引張り強力が高いことが判
る。更に、使用後のガラス織物の劣化が小さくシートの
強力低下が小さい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、加熱使用時に食品から
染み出した水分や油によるガラス織物の劣化を防ぎ、耐
久性が優れ、更に高融点のフッ素樹脂を積層する時に加
工温度を低くでき、熱エネルギーの節約にも寄与できる
優れた耐熱離型シートを提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーン接着剤層で被覆されたガラス繊
    維布帛の少なくとも片面に、物理的表面処理を施された
    フッ素樹脂シートが貼着されていることを特徴とする耐
    熱離型シート。
  2. 【請求項2】フッ素樹脂シートが、四フッ化エチレン重
    合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合
    体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、四フッ化エ
    チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
    から選ばれた少なくとも一種の樹脂から構成されている
    ものである請求項1記載の耐熱離型シート。
  3. 【請求項3】物理的表面処理が、放電処理、オゾン処
    理、プラズマ処理および紫外線処理から選ばれた少なく
    とも1種の処理である請求項1記載の耐熱離型シート。
  4. 【請求項4】耐熱離型シートが、食品用途の調理用品と
    して使用されるものである請求項1記載の耐熱離型シー
    ト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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