JPH07115104B2 - スピニング成形方法 - Google Patents

スピニング成形方法

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JPH07115104B2
JPH07115104B2 JP63238425A JP23842588A JPH07115104B2 JP H07115104 B2 JPH07115104 B2 JP H07115104B2 JP 63238425 A JP63238425 A JP 63238425A JP 23842588 A JP23842588 A JP 23842588A JP H07115104 B2 JPH07115104 B2 JP H07115104B2
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mandrel
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molded
rim
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Inventor
君夫 落合
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスピニング成形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来において、例えば、車両用ホイールWをスピニング
成形する場合、第2図に示すように、ディスク部D及び
リム素材筒3を鍛造又は鋳造で形成してホイール素材1
を得る。そして、この素材1をリム成形用マンドレル4
に外嵌めした状態で回転押圧具5で矢印方向にしごくこ
とによりリム部31を形成していた(特開昭61−115640
号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来のスピニング成形法にあって
は、被成形素材筒(リム素材筒)3と被挟持板部(ディ
スク部)Dとの連設部における肉厚が大であったため、
かかる素材1を鋳造するにあたって、前記連設部311に
クサレが生じやすく、ひいては、スピニング成形物の強
度を維持しにくいという不都合を有した。
そして、被成形素材筒3を成形用マンドレル4に設置す
る際に、この被成形素材筒3を前記成形用マンドレル4
に密着させていた。
このため、回転押圧具5でかかる素材筒3をしごく際
に、素材筒3とマンドレル4の成形面41との間に大きな
摩擦抵抗が生じ、この結果、素材筒3を成形面41の凸部
に沿ってしごくに手間がかかるという不都合も有した。
この発明の課題はかかる不都合を解決することである。
〔前記問題点を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、この発明のスピニング成形
方法においては、被挟持板部の周端縁に被成形素材筒を
一体形成し、この被成形素材筒を成形用マンドレルに外
嵌めした状態でスピニング成形することにより所定の形
状に成形するスピニング成形方法において、 肉薄に形成した前記被成形素材筒と肉厚に形成した前記
被挟持板部との略連設部における外壁面に周溝状のくび
れを形成すると共に、前記被成形素材筒と前記成形用マ
ンドレルとの間に傾斜状の隙間を形成したものである。
〔発明の作用〕
この発明に係るスピニング成形方法は、上記のように構
成されているため、被成形素材筒と被挟持板部との連設
部を肉薄にできるため、かかる素材を鋳造をするにあた
って、前記連設部に溶湯金属の凝固時におけるクサレ並
びに引け巣は生じにくく、すなわち、凝固時における凝
固温度勾配を緩和する機能を周溝状のくびれが果たし、
この結果、スピニング成形物の強度を維持しやすいもの
である。そして、被成形素材筒をマンドレルの成形面に
沿ってしごく際に、かかる被成形素材筒はかかる成形面
との間に隙間Sを有するため摩擦抵抗がなく、よってス
ピニングしやすいものである。
〔実施例の説明〕
この発明の実施例として車両用ホイールの製造法を採り
上げ、以下図面に基づいて説明する。
第1図において、Dは車両用ホイール素材1のディスク
部(この発明の「被挟持板部」に相当する。)、2はこ
のディスク部Dの表側周端縁に鋳造によって一体形成さ
れた表側リム部である。3は裏側リム素材筒(この発明
の「被成形素材筒」に相当する。)であり、ディスク部
Dの裏側周端縁に前記表側リム部2同様鋳造によって一
体形成されている。312はくびれであり、裏側リム素材
筒3とディスク部Dとの連設部における外壁面に形成さ
れている。このくびれ312は裏側リム素材筒3の周面に
わたって溝状に延びている。
このように構成される車両用ホイール素材1をマンドレ
ル4に設置する。この場合、裏側リム素材筒3とこのマ
ンドレル4のリム成形面41との間に隙間Sを形成する
が、かかる裏側リム素材筒3とリム成形面41とのなす角
度θは約8度が望ましい。又、リム素材筒3の周縁部32
はマンドレル4のリムフランジ成形面42よりも突出して
いる(ディスク部Dの半径方向に)。
そして、マンドレル4を軸心43の周囲に回転し、回転押
圧具5で前記裏側リム素材筒3を矢印方向にしごくこと
により、かかる素材筒3を仮想線の状態に順次変形し
(右側から左側に)、裏側リム31ひいては車両用ホイー
ルWを成形する。この場合、裏側リム素材筒3の外壁面
に前記くびれ312が形成されているため、スピニング作
業が迅速化できるとともに材料の歩留りが向上するもの
である。
その際、裏側リム素材筒3のスピニング成形の進行に髄
れて、マンドレル4と裏側リム素材筒3との密着具合が
進行することにより、それら相互の摩擦抵抗が無くよっ
てスピニング成形しやすいものである。なお、6はホイ
ール素材1をマンドレル4に挟持固定するための押圧板
である。
〔発明の効果〕
この発明に係るスピニング成形方法は、被挟持板部の周
端縁に被成形素材筒を一体形成し、この被成形素材筒を
成形用マンドレルに外嵌めした状態でスピニング成形す
ることにより所定の形状に成形するスピニング成形方法
において、 前記被成形素材筒と前記被挟持板部との略連設部におけ
る外壁面にくびれを形成したものであるため、 肉薄に形成した前記被成形素材筒と肉厚に形成した前記
被挟持板部との略連設部における外壁面に周溝状のくび
れを形成すると共に、前記被成形素材筒と前記成形用マ
ンドレルとの間に傾斜状の隙間を形成したため、被成形
素材筒と被挟持板部との連設部を肉薄にできる結果、か
かる素材を鋳造するにあたって、前記連設部に、溶湯金
属の凝固時におけるクサレ並びに引け巣は生じにくく、
すなわち、凝固時における凝固温度勾配を緩和する機能
を周溝状のくびれが果たし、この結果、スピニング成形
物の強度を維持しやすいものである。そして、被成形素
材筒をマンドレルの成形面に沿ってしごく際に、かかる
被成形素材筒はかかる成形面との間に隙間を有するため
摩擦抵抗がなく、よってスピニングしやすいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は図面はこの発明に係るスピニング成形方法の実
施例を示すもので、車両用ホイール素材をマンドレルに
設置した状態の断面図、 第2図は第1図に相当する従来例の図である。 3……裏側リム素材筒(被成形素材筒) 312……くびれ 4……リム成形用マンドレル(成形用マンドレル) D……ディスク部(被挟持板部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被挟持板部の周端縁に被成形素材筒を一体
    形成し、この被成形素材筒を成形用マンドレルに外嵌め
    した状態でスピニング成形することにより所定の形状に
    成形するスピニング成形方法において、 肉薄に形成した前記被成形素材筒と肉厚に形成した前記
    被挟持板部との略連設部における外壁面に周溝状のくび
    れを形成すると共に、前記被成形素材筒と前記成形用マ
    ンドレルとの間に傾斜状の隙間を形成したことを特徴と
    するスピニング成形方法。
JP63238425A 1988-09-21 1988-09-21 スピニング成形方法 Expired - Fee Related JPH07115104B2 (ja)

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