JPH07114331A - 疑似体験装置 - Google Patents

疑似体験装置

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JPH07114331A
JPH07114331A JP5261404A JP26140493A JPH07114331A JP H07114331 A JPH07114331 A JP H07114331A JP 5261404 A JP5261404 A JP 5261404A JP 26140493 A JP26140493 A JP 26140493A JP H07114331 A JPH07114331 A JP H07114331A
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suspension unit
shaking table
suspension
acceleration
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Kunio Teranishi
国雄 寺西
Yoshinori Komada
佳則 駒田
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Kayaba Industry Co Ltd
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F2300/00Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game
    • A63F2300/30Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game characterized by output arrangements for receiving control signals generated by the game device
    • A63F2300/302Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game characterized by output arrangements for receiving control signals generated by the game device specially adapted for receiving control signals not targeted to a display device or game input means, e.g. vibrating driver's seat, scent dispenser

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造で製造コストの増大を抑制する。 【構成】 運転手段52を備えた動揺台51と、この動
揺台51を車両用アクティブサスペンションを構成する
サスペンションユニット53で支持し、前記運転手段5
2の操作に基づく運転状態を検出する手段54と、前記
検出した運転状態に基づいて加速度を演算する手段55
と、前記演算した加速度に応じて前記動揺台51の姿勢
を変化させるように前記サスペンションユニット53を
駆動する手段56と、前記サスペンションユニット53
と床面との間に介装した振動発生手段57と、前記運転
状態に応じて前記振動発生手段57を駆動する制御手段
58とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジャー施設や訓練施
設に備える疑似体験装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー施設あるいは訓練施設に備える
疑似体験装置(シミュレーション装置)は、車両、航空
機又は船舶など様々な乗物の運転感覚やスリルを忠実に
再現するために、動揺台に搭乗者を乗せてを画像や音響
に同期させて前後左右に揺動させるものである。
【0003】この種の装置としては、実開平5−119
11号公報または実開平1−69266号公報等に開示
されるものが知られており、前者はロール(左右方向へ
の回動)、ピッチ(前後方向への回動)方向へそれぞれ
揺動自由にアクチュエータで支持された動揺台を画像情
報に合わせて予め設定した揺動パターンにより駆動する
ものであり、後者は上記前者と同様の動揺台にハンドル
などの運転手段を備え、運転手段の操作量に応じてアク
チュエータの変位量を演算し、この演算結果に基づいて
アクチュエータを駆動するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の装置では搭乗者が運転することができず、上記後者
の装置では運転手段の操作量に基づいて動揺台に与える
変位量を演算するとともに、運転状態に応じて振動など
を付与しようとすると、高速かつ大容量の制御装置が必
要となるだけでなく、応答性が高くかつ大きなストロー
クを備えたアクチュエータが必要となって、装置の構造
が複雑になるとともに、製造コストが増大するという問
題があった。
【0005】そこで本発明は、簡易な構造で製造コスト
の増大を抑制可能な疑似体験装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、運転手段52を備えた動揺台51と、この動
揺台51を支持するサスペンションユニット53と、前
記運転手段52の操作に基づく運転状態を検出する手段
54と、前記検出した運転状態に基づいて加速度を演算
する手段55と、前記演算した加速度に応じて前記動揺
台51の姿勢を変化させるように前記サスペンションユ
ニット53を駆動する手段56と、前記サスペンション
ユニット53と床面との間に介装した振動発生手段57
と、前記運転状態に応じて前記振動発生手段57を駆動
する制御手段58とを備える。
【0007】また、第2の発明は、図2に示すように、
運転手段52を備えた動揺台51と、この動揺台51を
支持するサスペンションユニット53と、前記運転手段
52の操作に基づく運転状態を検出する手段54と、前
記検出した運転状態に基づいて加速度を演算する手段5
5と、前記演算した加速度に応じて前記動揺台51の姿
勢を変化させるように前記サスペンションユニット53
を駆動する手段56と、前記サスペンションユニット5
3と床面との間に介装した振動発生手段57と、運転状
態に応じて前記振動発生手段57を駆動する制御手段5
8と、前記運転状態に同期して予め設定した画像情報を
発生する手段59と、前記画像情報を表示する手段60
とを備える。
【0008】また、第3の発明は、図3に示すように、
運転手段52を備えた動揺台51と、この動揺台51を
支持するサスペンションユニット53と、前記運転手段
52の操作に基づく運転状態を検出する手段54と、前
記検出した運転状態に基づいて加速度を演算する手段5
5と、前記演算した加速度を所定の割合で減衰する手段
70と、前記加速度演算手段55と減衰手段70の出力
を選択的に切り換える手段71と、前記選択した出力に
応じて前記動揺台51の姿勢を変化させるよう前記サス
ペンションユニット53を駆動する手段56と、前記サ
スペンションユニット53と床面との間に介装した振動
発生手段57と、運転状態に応じて前記振動発生手段5
7を駆動する制御手段58と、前記運転状態に同期して
予め設定した画像情報を発生する手段59と、前記画像
情報を表示する手段60とを備える。
【0009】また、第4の発明は、前記第1〜第3の発
明において、前記動揺台の一点を回動自由に支持する一
方、動揺台の少なくとも2点を前記サスペンションユニ
ットで揺動自在に支持する。
【0010】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記サスペンションユニットを流体圧シリンダで
構成するとともに、前記流体圧シリンダの圧力を所定値
に保持する圧力制御手段を備える。
【0011】
【作用】したがって、第1の発明は、運転手段の操作に
応じて演算された加速度で動揺台が変位するようサスペ
ンションユニットを駆動するとともに、運転手段の操作
に同期した振動発生手段により動揺台には振動が加えら
れる。サスペンションユニットは動揺台に加わる振動を
減衰しつつ、加速度に応じて動揺台を傾けるので現実と
同様な運転感覚を得ることができる。
【0012】また、第2の発明は、運転手段の操作に応
じて演算された加速度で動揺台が変位するようサスペン
ションユニットを駆動するとともに、運転手段の操作に
同期した振動発生手段により動揺台には振動が加えら
れ、さらに、運転手段の操作に応じた画像が表示される
ため、運転操作に応じた加速度、振動及び画像によって
現実と同様な運転感覚を得ることができる。
【0013】また、第3の発明は、運転手段の操作に応
じて演算された加速度で動揺台が変位するようサスペン
ションユニットを駆動するとともに、運転手段の操作に
同期した振動発生手段により動揺台には振動が加えられ
るとともに、運転手段の操作に応じた画像が表示され、
切換手段によって動揺台に加わる加速度を切り換えるこ
とにより運転特性を変更することが可能となり、1回の
搭乗で複数の乗物を体験することができる。
【0014】また、第4の発明は、前記第1〜第3の発
明において、前記動揺台の一点を回動自由に支持する一
方、動揺台の少なくとも2点をサスペンションユニット
で揺動自在に支持したため、サスペンションユニットの
伸縮により回動自由な支点を軸としてロール方向及びピ
ッチ方向への揺動を行うことができる。
【0015】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記サスペンションユニットを流体圧シリンダで
構成するとともに、前記流体圧シリンダの圧力を所定値
に保持可能な圧力制御手段を備え、駆動手段は演算され
た加速度に基づく圧力を圧力制御手段へ指示し、流体圧
シリンダは所定の圧力を保持するよう駆動されて動揺台
に揺動を与えることができる。
【0016】
【実施例】図4〜図8に本発明の実施例を示す。
【0017】図4〜図8において、疑似体験装置を構成
する動揺台1には自動車の運転席が構成され、この動揺
台1をマイクロコンピュータ等で構成された制御ユニッ
ト10の指令により後述の油圧回路で駆動する例を示
す。
【0018】板状部材で構成された動揺台1は図5、6
に示すように、図中後方端部の中央をユニバーサルジョ
イント4を介して床面としての基盤41に立設された支
柱40で回動自由かつ基盤41から所定の高さに支持さ
れるとともに、動揺台1の図中前方端部の左右の所定の
位置では基盤41に立設された振動発生手段としてのサ
ーボシリンダ3、3で揺動自由に支持されたサスペンシ
ョンユニット2L、2Rを介して基盤41から所定の高
さに支持される。
【0019】そして、動揺台1の上面には図5、図6に
示すように、搭乗者が着席するシート27が図中前方に
向けた所定の位置に配設され、シート27に対応した所
定の位置にはステアリング20、アクセルペダル22、
ブレーキペダル24及びイグニッションキー26が配設
されて自動車の運転席を構成し、シート27に対峙する
所定の前方には図示しない固定手段によって支持された
表示手段としてのCRT17が固設される。
【0020】ここで、サスペンションユニット2L、2
Rは図7に示すように、乗用車などの車両のアクティブ
サスペンションに採用されるものと同様に構成され、圧
力制御弁33Lからの油圧により伸縮するロッド2cを
収装した油圧パワーシリンダ2bにスプリング2aを組
み合わせたもので、油圧パワーシリンダ2bには緩衝装
置としてのアキュームレータ2eが減衰バルブ2dを介
して設けられ、サーボシリンダ3に取り付けられた油圧
パワーシリンダ2bは圧力制御弁33Lからの油圧に応
じて動揺台1を変位させる一方、サーボシリンダ3から
の上下方向の振動をアキュームレータ2eで、減衰バル
ブ2dで吸収可能としたものである。なお、サスペンシ
ョンユニット2Rも上記と同様に構成される。
【0021】基盤41から所定の高さに支持された動揺
台1は後端中央をユニバーサルジョイント4で回動自由
に、前方両側を伸縮可能なサスペンションユニット2
L、2Rで揺動自由に支持されるため、ユニバーサルジ
ョイント4を軸としたピッチ方向、ロール方向へ揺動可
能に支持される。
【0022】このピッチ方向、ロール方向は、動揺台1
の前後方向を図中X軸、同じく幅方向をY軸、上下方向
をZ軸とすると、ピッチ方向はY軸回りの回動であり、
ロール方向はX軸回りの回動である。
【0023】動揺台1の制御は、図4に示すように、ス
テアリング20の舵角を検出する舵角センサ21、アク
セルペダル22の開度を検出するアクセル開度センサ2
3、ブレーキペダル24の踏み込み状態を検出するブレ
ーキスイッチ25及びイグニッションキー26からの信
号に基づいてコントロールユニット10は動揺台1に加
える加速度を演算してサスペンションユニット2L、2
Rを伸縮することで行われる。
【0024】コントロールユニット10は舵角センサ2
1、アクセル開度センサ23、ブレーキスイッチ25、
イグニッションキー26からの信号に応じて運転状態、
すなわち、動揺台1の前後方向(X軸方向)の加速度G
X及び幅方向(Y軸方向)の横加速度GYを演算する演算
コントローラ11と、演算コントローラ11からの前後
加速度GX、横加速度GYに基づいてサスペンションユニ
ット2L、2Rの変位量及び速度を演算するとともに駆
動するサスペンションコントローラ12と、予めデータ
レコーダ13に格納した路面状態に基づく振動パターン
を読み込んでサーボシリンダ3、3を駆動するコントロ
ーラ14と、演算コントローラ11からの運転状態に同
期してコントローラ14を作動させるシーケンサ15か
ら構成される。
【0025】サスペンションユニット2L、2Rを駆動
するサスペンションコントローラ12は図8に示す油圧
回路のように、サスペンションユニット2L、2Rにそ
れぞれ連通した電磁比例式の圧力制御弁33L、33R
へ指令電流を送出することによってサスペンションユニ
ット2L、2Rの油圧パワーシリンダ2bの駆動を行う
もので、サスペンションコントローラ12は演算コント
ローラ11が算出した前後及び横加速度GX、GYに基づ
いてサスペンションユニット2L、2Rの油圧パワーシ
リンダ2bに加わる油圧を所定値に制御、保持するもの
である。
【0026】図8はサスペンションユニット2L、2R
を駆動する油圧回路の概略を示し、この油圧回路につい
て説明すると、ポンプ31からの圧油はチェック弁34
を介して圧力制御弁33L、33Rへそれぞれ供給さ
れ、圧力制御弁33L、33Rがサスペンションコント
ローラ12からの指令電流に応じて増圧位置(a)へ変
位することでサスペンションユニット2L、2Rへの圧
油の供給が行われて図7に示したロッド2cが伸長す
る。
【0027】一方、圧力制御弁33L、33Rが減圧位
置(b)へ変位するとともに切換弁36が開弁位置へ切
り換えられると、サスペンションユニット2L、2R内
の作動油は圧力制御弁33L、33Rからオペレートチ
ェック弁35、切換弁36を介してタンク32へ排出さ
れロッド2cは収縮する。なお、リリーフ弁37は回路
圧を常時所定値に保持するためのものであり、サスペン
ションユニット2L、2Rと圧力制御弁33L、33R
との間にはフィードバック制御を行うための油圧センサ
38がそれぞれ介装され、検出された油圧はサスペンシ
ョンコントローラ12へ送出される。
【0028】振動発生手段としてのサーボシリンダ3、
3も同様に油圧により上下方向、すなわち、図5、図6
のZ軸方向へ駆動され、詳述はしないが油圧源からの圧
油によって昇圧、減圧を高速で切り換えることでサスペ
ンションユニット2L、2RにZ軸方向の振動を加える
もので、シーケンサ15により演算コントローラ11の
演算結果と同期したコントローラ14はデータレコーダ
13に予め格納された凹凸、継目などの路面データに基
づく振動パターンを演算コントローラ11の運転状況に
同期して読み出し、サーボシリンダ3、3を所定の周波
数で振動させる。
【0029】演算コントローラ11は加速度及び運転状
態の演算だけでなく、演算した運転状態に応じて予め設
定された道路などの映像及び効果音を発生して表示手段
としてのCRT17に表示し、図示しないスピーカより
効果音を発生する。さらに、演算コントローラ11に接
続された操作盤16には図示しない切換スイッチが設け
られ、動揺台1上で運転する車両の緩衝器をパッシブモ
ード(受動型の緩衝器)とアクティブモード(能動型の
緩衝器)とを選択的に切り換えるもので、操作盤16の
切換スイッチを適宜切り換えることにより搭乗者に複数
種の車両の運転感覚を体験させるものである。
【0030】ここで、上記サスペンションユニット2
L、2R及びサスペンションコントローラ12は、現在
量産中の車両に採用されたアクティブサスペンションシ
ステムの一部を構成するものとほぼ同等であり、以下車
両のアクティブサスペンションについて簡単に説明す
る。なお、車両のアクティブサスペンションの詳細につ
いては山海堂刊「自動車のサスペンション」第244頁
〜第273頁等を参照されたい。
【0031】車両の緩衝器としては、従来からスプリン
グと油圧ダンパによる受動型のパッシブサスペンション
が広く採用されていたが、近年では、車両の姿勢制御を
容易に行うことが可能なアクティブサスペンションシス
テムを採用した車両が普及しつつある。
【0032】このアクティブサスペンションシステムは
上記図7に示した油圧パワーシリンダ2b等と同様の図
示しないサスペンションユニットを介して車体を支持す
るとともに、車両の運転状態を、前後Gセンサ、横Gセ
ンサ、上下Gセンサ、車速センサ、車高センサからの信
号に基づいて油圧パワーシリンダ2bの駆動制御を行う
コントローラを備え、運転操作による走行状態の変化と
路面などの外乱による走行状態の変化を検知し、油圧パ
ワーシリンダ2bを駆動して車両の姿勢を最適な領域に
制御するもので、この姿勢制御は次の4つに大別され
る。
【0033】(1)ロール制御 車両が旋回中に発生する横加速度を横Gセンサにより検
知し、検出値に応じて旋回外側車輪のサスペンションユ
ニットの圧力を増大させ、車体をロール方向へ回動させ
るモーメントを打ち消して車体の横方向の水平を保持さ
せる。
【0034】(2)ピッチ制御 車両の発進、制動時に発生する前後加速度を前後Gセン
サにより検知し、この検出値に応じて前後輪のサスペン
ションユニットを制御するもので、車体をピッチ方向へ
回動させるモーメント(ダイブ、スクヮット)を打ち消
す。例えば、制動時に発生するダイブを打ち消すには前
輪のサスペンションユニットを増圧する一方、後輪のサ
スペンションユニットを減圧して車体の前後方向の水平
を保持させる。
【0035】(3)バウンス制御 路面の凹凸による衝撃を上下Gセンサにより検知し、こ
の検出値から演算した速度及び方向に応じて前後輪のサ
スペンションユニットを伸縮させることで車体の制振を
行う。
【0036】(4)車高制御 乗員数や積載量の増減による車高の変化を車高センサに
より検知し、車高変化が生じたサスペンションユニット
を伸縮させて所定の車高を維持し、あるいは、車速セン
サの検出速度が所定値を越えると前後輪のサスペンショ
ンユニットを収縮させて車高を下げ、車両の高速安定性
を確保する。
【0037】以上のような制御を行うことで、アクティ
ブサスペンションは従来のパッシブサスペンションに比
して車体の安定性を向上させるものである。
【0038】次に、このようなアクティブサスペンショ
ンに採用されるサスペンションユニット2L、2R及び
サスペンションコントローラ12を用いて上記のように
構成された疑似体験装置の動揺台1を駆動するコントロ
ールユニット10における制御の内容を図9〜図11に
示すフローチャートを参照しながら詳述する。
【0039】図9のフローチャートにおいて、動揺台1
の搭乗者が図4、図5に示したイグニッションキー26
をオンにするとステップS1の判定に基づいて疑似体験
装置の作動を開始する。
【0040】動揺台1のシート27に着席した搭乗者の
運転操作を検出するため、アクセル開度センサ23の検
出値を読み込んでアクセルペダル22の開度を検知する
一方、ブレーキスイッチ25からのON、OFF信号を
読み込んでブレーキペダル24の操作状態を検知する
(ステップS2、S3)。
【0041】こうして読み込んだアクセルペダル22の
開度及びブレーキペダル24の信号から動揺台1の前後
方向、すなわち、図5、図6においてX軸方向の加速度
Xを演算する(ステップS4)。前後加速度GXの演算
は、アクセルペダル22の開度と予め設定した機関出力
との関係、又は、ブレーキペダル24の踏み込み時間と
予め設定した制動力との関係から加速度又は減速度が得
られる。
【0042】ここで、前後加速度GXは、動揺台1が図
5において前方に向かう加速度GXを正、他方を負と
し、正の加速度GXは疑似体験中の車両(以下車両とす
る)の加速を、負の加速度GXは同じく減速をそれぞれ
意味する。
【0043】算出された前後加速度GXを積分すること
により車両速度を演算する(ステップS5)。
【0044】次に、舵角センサ21から操舵角度を読み
込んで(ステップS6)、前記車両速度と操舵角度との
関係から予め設定された動揺台1の横加速度GY、すな
わち、図5、図6に示したY軸方向の加速度を演算する
(ステップS7)。ここで、横加速度GYは、動揺台1
が図6の左方向(サスペンションユニット2R方向)に
向かう横加速度GYを正、他方を負とし、正の加速度GY
は車両の左旋回を、負の加速度GYは同じく右旋回をそ
れぞれ意味する。なお、図示はしないが、横加速度GY
の演算は、前記検出した操舵角度を微分して得られた操
舵角速度と車両速度との関係からも得ることができ、操
舵角度又は操舵角速度とを併用して演算結果の大きいほ
うを横加速度GYとしてもよい。
【0045】ステップS8では、運転中の車両のサスペ
ンションがアクティブサスペンションであるか、パッシ
ブサスペンションであるかを判定するもので、操作盤1
6の図示しない切換スイッチがパッシブモードであれ
ば、ステップS9の処理で前後加速度GX、横加速度GY
に応じてサスペンションユニット2L、2Rを伸縮駆動
させて動揺台1をピッチ又はロール方向へ揺動し、てシ
ート27上の搭乗者に加速度を体感させる一方、同じく
切換スイッチがアクティブモードであればステップS1
0の処理へ進んで動揺台1を揺動させない。
【0046】このアクティブモードでは上記したように
車両のアクティブサスペンションのロール、ピッチ制御
が行われて車体が常時水平を保持した運転状況を再現す
るものである。
【0047】ステップS10では、コントロールユニッ
ト10の演算コントローラ11が車両の速度、操舵角度
に基づく進行方向から予め設定された画像を発生し、C
RT17に表示する。
【0048】さらに、ステップS11では、上記演算さ
れた車両速度、進行方向に同期した路面データを呼び出
すようにシーケンサ15へ指令信号を送出する。シーケ
ンサ15はコントローラ14に演算コントローラ11が
発生する画像に同期した路面データを読み込ませるとと
もに、サスペンションユニット2L、2Rと基盤41と
の間に介装されたサーボシリンダ3、3を路面データに
応じた周波数で伸縮させて動揺台1に路面からの振動を
加える。
【0049】サーボシリンダ3からの振動は、サスペン
ションユニット2L、2Rに内蔵した上記図7に示す減
衰バルブ2d、アキュームレータ2eで所定の減衰特性
で緩衝されてから動揺台1に伝達されるため、動揺台1
上の搭乗者は実際の車両と同様に緩衝装置を介した振動
を体感することができ、CRT17の画像と併せて臨場
感のある運転状況を忠実に再現することができるのであ
る。
【0050】ここで、ステップS9のサスペンション駆
動処理について詳述する。
【0051】サスペンションユニット2L、2Rの駆動
は図10のフローチャートに示すように演算コントロー
ラ11からの前後加速度GX、横加速度GYに基づいて行
われる。
【0052】前後加速度GX及び横加速度GYの有無をス
テップS20で判定し、前後加速度GX又は横加速度GY
がある場合にはステップS21の処理へ進む一方、前後
加速度GX、横加速度GYが共に0である場合には定常走
行中又は停止中であると判定して図11に示す後述のレ
ベル処理へ進む。
【0053】ステップS21で前後加速度GXが0でな
ければ、すなわち、搭乗者が加減速操作を行っている場
合、ステップS22〜S24のピッチ処理を行う一方、
前後加速度GX=0であればステップS25の判定に進
む。
【0054】ピッチ処理は、まず、ステップS22で前
後加速度GXの方向を判定し、前後加速度GX>0であれ
ば車両の加速中であると判定し、サスペンションユニッ
ト2L、2Rを前後加速度GXに応じた位置まで伸長さ
せ、動揺台1はユニバーサルジョイント4を軸に前端が
上方へ向けて回動し、動揺台1は前後加速度GXに応じ
た角度で前端を上方へ向けて揺動する。
【0055】ここで、サスペンションユニット2L、2
Rの伸長は、サスペンションコントローラ12からの指
令電流によって図7に示した圧力制御弁33L、33R
がそれぞれ増圧位置(a)に切り換えられ、チェック弁
34から供給される圧油がサスペンションユニット2
L、2Rの油圧パワーシリンダ2bへ流入することで行
われる。
【0056】動揺台1の上方への揺動によって搭乗者は
シート27の背もたれに押し付けられ、あたかも動揺台
1が加速中であるかのうような重力を体感することがで
き、この動揺台1の姿勢は実際の車両の加速中に後軸側
のダンパ及びスプリングが沈み込むスクヮットを再現す
る。
【0057】一方、ステップS22の判定がNOである
場合には、車両は減速中であると判定し、サスペンショ
ンユニット2L、2Rを前後加速度GXに応じて伸縮さ
せ、動揺台1はユニバーサルジョイント4を軸に前端が
下方へ向けて回動し、動揺台1は前後加速度GXに応じ
た所定の角度で前端を下方へ向けて揺動する。
【0058】サスペンションユニット2L、2Rの収縮
は、上記伸長時とは逆に、圧力制御弁33L、33Rが
それぞれ減圧位置(b)に切り換えられるとともに切換
弁36が開弁し、油圧パワーシリンダ2bの圧油がオペ
レートチェック弁35、切換弁36を介してタンク32
へ放出されることで行われる。
【0059】動揺台1の下方への揺動によって搭乗者は
ステアリング20側へ押し付けられ、あたかも動揺台1
が減速中であるかのうような重力を体感することがで
き、この動揺台1の姿勢は実際の車両の制動時に前軸側
のダンパ及びスプリングが沈み込むダイブを再現するこ
とができる。
【0060】動揺台1の横方向の駆動は、ステップS2
5の判定において横加速度GYが0でなければ、すなわ
ち、搭乗者が操舵操作を行っている場合にステップS2
6〜S30のロール処理を行う一方、横加速度GY=0
であればRETURNへ進み、サスペンション駆動処理
を終了して図9のフローチャートに示したステップS1
0へ進む。
【0061】ステップS26では横加速度GYの正負の
判定を行って、横加速度GYが正であれば前述のように
左旋回と判定し、サスペンションユニット2Lを上記と
同様にして横加速度GYに応じた所定量だけ伸長させる
一方、サスペンションユニット2Rを同じく所定量だけ
収縮させて動揺台1を図5のCRT17に向かって右側
へ揺動させる(ステップS27、28)。
【0062】動揺台1の右側への揺動によって搭乗者に
は右側へ押し出される方向に重力が加えられ、あたかも
動揺台1が左旋回中であるかのうような重力を体感する
ことができ、この動揺台1の姿勢はパッシブサスペンシ
ョンを備えた実際の車両が左旋回中に旋回外側となる右
側のダンパ及びスプリングが沈み込むロールを再現する
ことができる。
【0063】一方、横加速度GYが負であれば右旋回と
判定し、サスペンションユニット2Lを横加速度GY
応じた所定量だけ収縮させる一方、サスペンションユニ
ット2Rを同じく所定量だけ伸長させて動揺台1を図5
のCRT17に向かって左側へ揺動させる(ステップS
29、30)。
【0064】動揺台1の左側への揺動によって搭乗者に
は左側へ押し出される方向へ重力が加わり、あたかも動
揺台1が右旋回中であるかのうような重力を体感するこ
とができ、この動揺台1の姿勢は車両が右旋回中に旋回
外側となる左側のダンパ及びスプリングが沈み込むロー
ルを再現することができる。
【0065】ロール処理が終了した後は、前記ステップ
S10の画像出力処理へ進む。
【0066】上記ステップS20で定常走行中又は停止
中であると判定された場合には、動揺台1を所定の水平
位置に保持する図11に示すレベル処理を行う。
【0067】ステップS31で圧力制御弁33L、33
Rとサスペンションユニット2L、2Rとの間に介装さ
れた圧力センサ38の検出油圧Pを読み込み、ステップ
S32で油圧Pが所定値でなければ動揺台1が傾斜中で
あると判定し、ステップS33〜S35の所定の水平位
置へ復帰する処理が行われる。
【0068】油圧Pが所定値未満であればサスペンショ
ンユニット2Lが所定の水平位置より下方にあると判定
し、ステップS34でサスペンションユニット2Lに加
わる油圧が上昇するよう圧力制御弁33Lを励磁して伸
長させる。
【0069】油圧Pが所定値を越える場合にはサスペン
ションユニット2Lが所定の水平位置より上方にあると
判定し、ステップS35でサスペンションユニット2L
に加わる油圧が減少するよう圧力制御弁33Lを減圧位
置(b)へ切り換えて収縮させ、ステップS31〜S3
5の処理をサスペンションユニット2L、2Rについて
それぞれ繰り返して行うことにより動揺台1を所定の水
平位置へ復帰させることができる。このレベル処理の終
了後には図9に示したステップS10へ進む。
【0070】上記ステップS1〜S11を繰り返すこと
により動揺台1の搭乗者の運転操作に応じて演算された
前後加速度GX及び横加速度GYに応じてサスペンション
ユニット2L、2Rが変位し、動揺台1がユニバーサル
ジョイント4を軸として揺動することによって搭乗者は
運転操作に対応した加速度を体感することができ、同時
に運転操作に対応した振動パターンで動揺台1はサスペ
ンションユニット2L、2Rを介して加振され、搭乗者
は実際の車両と同様な乗心地で運転するとともに、シー
ト27の前方に配設されたCRT17には運転操作に応
じた画像が表示されるため現実の運転感覚を体験するこ
とができ、さらに、操作盤16の切換スイッチを操作す
ることにより一回の搭乗で複数の車両を体験することが
可能となるのである。
【0071】このように、動揺台1の1点をユニバーサ
ルジョイント4で回動自由に、2点を伸縮可能なサスペ
ンションユニット2L、2Rで揺動自在に支持し、これ
らサスペンションユニット2L、2Rを予め設定した振
動パターンで上下方向に振動するサーボシリンダ3、3
を介して揺動自在に支持するとともに、動揺台1の前方
にCRT17を配設し、運転操作に同期して加速度、路
面からの振動及び画像を表示するようにしたため実際の
運転感覚を忠実に再現することが可能となり、サーボシ
リンダ3からの振動はサスペンションユニット2L、2
Rでそれぞれ減衰されて実際の車両と同様の乗心地を得
ることができ、さらに、サスペンションユニットとして
指令圧力を保持可能な車両用アクティブサスペンション
のサスペンションコントローラ12及びサスペンション
ユニット2L、2Rを流用するとともに、振動発生手段
として既存のサーボシリンダを流用したため、従来の疑
似体験装置で必要とされていた高応答速度かつロングス
トロークのアクチュエータが不要となって、従来の疑似
体験装置に比して簡易な構成となって安価に提供するこ
とが可能となる。
【0072】また、サスペンションユニット2L、2R
の制御をコントロールユニット10で、サーボシリンダ
3の制御をコントローラ14でそれぞれ行うようにした
ため、コントロールユニット10、コントローラ14は
それぞれの処理速度に応じた能力を具備していればよ
く、従来のように高速、大容量の制御装置が不要となっ
てマイクロプロッセッサによるパーソナルコンピュータ
等で簡易かつ安価に構成することができ、レジャー施設
あるいは教習所などの訓練施設への導入を促進すること
ができる。
【0073】図12は他の実施例を示し、ステップS5
1〜S61は上記図9のフローチャートにおけるステッ
プS1〜S11にそれぞれ対応し、ステップS58の判
定でNOとなった場合にステップS62の処理を付加し
たものである。
【0074】上記第1の実施例においては、操作盤16
の切換スイッチがアクティブ側にあれば動揺台1を駆動
せずに車両用アクティブサスペンションの理論どうりに
水平を保持したが、実際には加減速、旋回に応じて加速
度は発生する。このためステップS62ではステップS
54、S57で演算された前後加速度GX、横加速度GY
にそれぞれ所定の定数K(ただし、0<K<1)を乗じ
て減衰させるもので、搭乗者は切換スイッチを操作する
ことによって、動揺台1に加わる加速度を変更すること
ができ、1回の搭乗で複数の車両の運転感覚を体験する
ことができる。
【0075】なお、上記実施例において、運転手段とし
て自動車の運転装置による構成を開示したが、図示はし
ないが、船舶、鉄道車両、航空機等に置き換えることが
でき、この場合、データレコーダ13に格納する振動パ
ターンをそれぞれ波動、レールの状態、空力的変動に応
じたものにすればよい。
【0076】また、上記実施例において、動揺台1の後
端中央をユニバーサルジョイント4で、前端部両側をサ
スペンションユニット2L、2Rでそれぞれ支持した
が、動揺台1は少なくともロール及びピッチ方向に揺動
自在であればよく、図示はしないが、前後両側の4点を
それぞれ上記と同様なサスペンションユニットで支持す
ることもできる。この場合、動揺台1はZ軸方向(バウ
ンス方向)への変位及びZ軸回り(ヨー方向)への揺動
も可能となる。
【0077】また、上記実施例において、サスペンショ
ンユニット2L、2Rが流体圧シリンダとして油圧パワ
ーシリンダ2bを備えた例を示したが、空圧シリンダに
よって構成することができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、動揺
台に揺動を与えるサスペンションユニットと床面との間
に振動発生手段を介装したため、動揺台に加わる振動は
サスペンションユニットで減衰されるて実際の車両など
の乗物と同様の乗心地を得ることができ、揺台の運転手
段の操作に同期した加速度で運転感覚を忠実に再現する
ことができ、サスペンションユニットを駆動する駆動手
段と、振動発生手段を駆動する制御手段でそれぞれ独立
して行うようにしたため、サスペンションユニットの駆
動手段と振動発生手段の制御手段はそれぞれの処理速度
に応じた能力を具備していればよく、従来のように高
速、大容量の制御装置が不要となってマイクロプロッセ
ッサによるパーソナルコンピュータ等で構成することが
でき、かつ、従来のように高い応答性及び大きなストロ
ークを備えたアクチュエータが不要となり、簡易かつ安
価に構成することが可能となってレジャー施設あるいは
教習所などの訓練施設への導入を促進することができ
る。
【0079】また、第2の発明は、動揺台に揺動を与え
るサスペンションユニットと床面との間に振動発生手段
を介装するとともに、運転状態と同期した画像を表示手
段へ表示するようにしたため、運転手段の操作に同期し
て加速度、振動及び画像によって忠実に運転感覚を再現
することができる。
【0080】また、第3の発明は、動揺台に揺動を与え
るサスペンションユニットと床面との間に振動発生手段
を介装するとともに運転状態と同期した画像を表示する
手段に加えて、演算された加速度と、減衰された加速度
を切り換える手段を備えたため、切換手段の操作により
異なる加速度で動揺台を駆動することができ、1回の搭
乗で複数の運転感覚を体験することが可能となる。
【0081】また、第4の発明は、前記第1〜第3の発
明において、動揺台の一点を回動自由に支持する一方、
動揺台の少なくとも2点をサスペンションユニットで揺
動自由に支持したため、ピッチ及びロール方向の揺動を
簡易な構成で実現することができる。
【0082】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記サスペンションユニットが所定の圧力を保持
可能な圧力制御手段を備えた流体圧シリンダで構成した
ため、車両用アクティブサスペンションを流用して簡易
に構成することができ、製造コストを抑制して安価な疑
似体験装置を提供することが可能となって、レジャー施
設あるいは教習所などの訓練施設への導入を促進するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応したクレーム対応図である。
【図2】第2の発明に対応したクレーム対応図である。
【図3】第3の発明に対応したクレーム対応図である。
【図4】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図5】動揺台を示す正面図である。
【図6】同じく動揺台を示す側面図である。
【図7】サスペンションユニットの概略構成図。
【図8】油圧回路の概略を示すブロック図である。
【図9】制御の内容を示すフローチャートである。
【図10】同じくサスペンション駆動処理の内容を示す
フローチャートである。
【図11】同じくレベル処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図12】他の実施例を示す制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 動揺台 2L、2R サスペンションユニット 3 サーボシリンダ 4 ユニバーサルジョイント 11 演算コントローラ 12 サスペンションコントローラ 13 データレコーダ 14 コントローラ 16 操作盤 17 CRT 20 ステアリング 22 アクセルペダル 24 ブレーキペダル 26 イグニッションキー 51 動揺台 52 運転手段 53 サスペンションユニット 54 検出手段 55 加速度演算手段 56 駆動手段 57 振動発生手段 58 制御手段 59 画像情報発生手段 60 表示手段 70 減衰手段 71 切換手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転手段を備えた動揺台と、この動揺台
    を支持するサスペンションユニットと、前記運転手段の
    操作に基づく運転状態を検出する手段と、前記検出した
    運転状態に基づいて加速度を演算する手段と、前記演算
    した加速度に応じて前記動揺台の姿勢を変化させるよう
    に前記サスペンションユニットを駆動する手段と、前記
    サスペンションユニットと床面との間に介装した振動発
    生手段と、運転状態に応じて前記振動発生手段を駆動す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする疑似体験装置。
  2. 【請求項2】 運転手段を備えた動揺台と、この動揺台
    を支持するサスペンションユニットと、前記運転手段の
    操作に基づく運転状態を検出する手段と、前記検出した
    運転状態に基づいて加速度を演算する手段と、前記演算
    した加速度に応じて前記動揺台の姿勢を変化させるよう
    に前記サスペンションユニットを駆動する手段と、前記
    サスペンションユニットと床面との間に介装した振動発
    生手段と、運転状態に応じて前記振動発生手段を駆動す
    る制御手段と、前記運転状態に同期して予め設定した画
    像情報を発生する手段と、前記画像情報を表示する手段
    とを備えたことを特徴とする疑似体験装置。
  3. 【請求項3】 運転手段を備えた動揺台と、この動揺台
    を支持するサスペンションユニットと、前記運転手段の
    操作に基づく運転状態を検出する手段と、前記検出した
    運転状態に基づいて加速度を演算する手段と、前記演算
    した加速度を所定の割合で減衰する手段と、前記加速度
    演算手段と減衰手段の出力を選択的に切り換える手段
    と、前記選択した出力に応じて前記動揺台の姿勢を変化
    させるよう前記サスペンションユニットを駆動する手段
    と、前記サスペンションユニットと床面との間に介装し
    た振動発生手段と、運転状態に応じて前記振動発生手段
    を駆動する制御手段と、前記運転状態に同期して予め設
    定した画像情報を発生する手段と、前記画像情報を表示
    する手段とを備えたことを特徴とする疑似体験装置。
  4. 【請求項4】 前記動揺台の一点を回動自由に支持する
    一方、動揺台の少なくとも2点を前記サスペンションユ
    ニットで揺動自在に支持したことを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれか一つに記載の疑似体験装置。
  5. 【請求項5】 前記サスペンションユニットを流体圧シ
    リンダで構成するとともに、前記流体圧シリンダの圧力
    を所定値に保持する圧力制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項4に記載の疑似体験装置。
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