JPH07106092B2 - 歩行型水田作業機 - Google Patents

歩行型水田作業機

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JPH07106092B2
JPH07106092B2 JP9586989A JP9586989A JPH07106092B2 JP H07106092 B2 JPH07106092 B2 JP H07106092B2 JP 9586989 A JP9586989 A JP 9586989A JP 9586989 A JP9586989 A JP 9586989A JP H07106092 B2 JPH07106092 B2 JP H07106092B2
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hand
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grip
walk
work machine
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JP9586989A
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真幸 原田
淳次 蔵野
光夫 信田
和男 百田
秋雄 樫井
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歩行型水田作業機に関する。
〔従来の技術〕
この種の歩行型水田作業機においては、従来は、畦際等
で旋回作動させる場合には、植付クラッチの切操作、或
いは、線引マーカの上げ操作、走行速度を低速側に切換
える操作等を行う為に、夫々の専用操作レバーを操作し
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、運転者として旋回作動に入る度毎に、何種
類かの操作レバーを短時間のうちに操作しなければなら
ず、実質的にはその作業負担は大なるものがあった。
本発明の目的は操縦ハンドルに対する簡単な改造を施す
ことによって、簡単な操作で持って旋回作動に必要な操
作を行うことのできるものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による特徴構成は操縦ハンドルの手元側握り部に
対する持上げ操作を検出する検出機構を設けるととも
に、前記検出機構の検出結果に基づいて歩行装置及び作
業装置に対する状態切換アクチュエータに作用して、そ
れら走行装置及び作業装置を旋回作動に必要な状態に自
動的に切換える機構を設けてある点にあり、その作用効
果は次の通りである。
〔作用〕
第1図を基に作用を説明すると、例えば、エンジン側の
アクセルアーム(21)を低速側に切換えるように、状態
切換アクチュエータとしての手元側アクセル操作レバー
(16)と操縦ハンドル(12)の手元側握り部(12B)と
をレリーズワイヤ(22A)で連係して、畦際旋回する際
に前記手元側握り部(12B)を持上げると操縦ハンドル
基端部(12A)に対して前記手元側握り部(12B)が揺動
して、手元側アクセル操作レバー(16)を低速側に切換
える。
このような方式で、主変速装置(24)に対する状態切換
アクチュエータとしてのシフトアーム(23)と前記手元
握り部(12B)をレリーズワイヤ(22A)で連係し、走行
装置を低速側の旋回作動状態に切換えることができると
ともに、植付クラッチ(25)の状態切換アクチュエータ
としてのクラッチアーム(25A)と前記手元側握り部(1
2B)とをレリーズワイヤ(22C)で連係する、或いは、
線引マーカ(9)を作用状態に設定する状態切換アクチ
ュエータとしてのロック揺動片(28)と前記手元側握り
部(12B)とをレリーズワイヤ(22D)で連係するといっ
た形態を採ることによって、線引マーカ、植付装置等の
作業装置を旋回作動に必要な状態に切換えることができ
る。
〔発明の効果〕
したがって前記手元側握り部への持上げ操作だけで走行
装置及び作業装置を旋回作動に必要な状態に切換えるこ
とができ、操作性を良好なものにできる。
ただし、この種の構成に近いものとして、例えば実公昭
63-43843号公報で開示されているように植付クラッチ切
操作に基づいて線引マーカーを引退させる構成のものが
あるが、本発明の場合は従来より習慣的に行なわれてい
るところの、田植機全体を前下り姿勢で旋回させる為に
手元の操縦ハンドルを持上げ操作する運転者の自然な動
作を利用している点と、わざわざ植付クラッチレバーを
操作する場合のように操縦用ハンドルから手を離すこと
がない点と、で従来構成のものより操作性の有利さを発
揮させるものである。
〔第1実施例〕 第4図に示すように、歩行型水田作業機は、走行機体フ
レームの前部にエンジン(1)及びこのエンジン(1)
とベルト伝動されたミッション、このミッションを収納
したミッションケース(2)の両横側面に上下揺動可能
に軸支されている車輪伝動ケース(4),(4)、この
車輪伝動ケース(4),(4)の先端に各々取付けられ
た推進車輪(5),(5)、ミッションケース(2)よ
り後方に向けて延出された伝動ケース(3)、この伝動
ケース(3)に装備された二条分の植付機構(6),
(6)、前記伝動ケース(3)の後端に取付けてある苗
のせ台(7)、整地フロート(8)、線引マーカ
(9)、操縦部(10)とで形成してあり、走行機体の前
後中間位置に施肥装置(11)を配して構成されている。
前記整地フロート(8)は後方の機体前後軸心(Y)周
りでローリング自在かつ横軸心(X)周りで上下揺動自
在に支持され、ローリング用連係機構(31)及び昇降用
連係機構(32)を介してローリングバルブ及び昇降用バ
ルブ(33)に連係されている。したがって、昇降制御を
例にとると、前記整地フロート(8)の上下動に基づい
て植付深さを一定にすべく前記推進車輪(5),(5)
を昇降させる昇降制御装置を設ける。尚、第1図中(3
4)は整地フロート(8)の昇降感度を設定するスプリ
ングである。
前記操縦部(10)は操縦ハンドル(12)と主クラッチレ
バー(13)等及び苗のせ台(7)より前方に主変速レバ
ー(14)等を装備してある。前記操縦ハンドル(12)は
前記伝動ケース(3)後端より立設された固定基端部
(12A)で対してU字型に一体形成して横軸心(Z)周
りで上下揺動可能に連結してある左右一対の手元側握り
部(12B),(12B)とからなり、この手元側握り部(12
B),(12B)に左右操向クラッチ(17),(17)用握り
レバー(15),(15)及び右手元側握り部(12B)にア
クセル操作レバー(16)を設けてある。
前記手元側握り部(12B),(12B)は一体で上下揺動可
能で、この手元側握り部(12B),(12B)と一体揺動す
る駆動アーム(18)と基端部(12A)との間にかけられ
た付勢バネ(19)によって下向き付勢されている。第3
図中(20)は手元側握り部(12B),(12B)の上限設定
具であり、上限設定具の当りを利用して更に持上げると
田植機自体を持ち上げることができる。又、手元側握り
部(12B),(12B)の揺動支点に図示してないが摩擦保
持機構を設けてあり、運転者が意志を持って持上げない
限り上昇揺動しない構成を採っている。
次に、走行装置及び作業装置を必要な状態に切換える構
成を説明する。第1図に示すように、 i) エンジン側のアクセルアーム(21)と前記手元側
握り部(12B)のアクセル操作レバー(16)とをワイヤ
連係するとともに、前記アクセル操作レバー(16)と前
記駆動アーム(18)とをレリーズワイヤ(22A)で連係
して、もって、前記手元側握り部(12B),(12B)が持
上げられると、前記アクセル操作レバー(16)が低速側
に操作される。
ii) 主変速装置(24)等のシフトアーム(23)と前記
駆動アーム(18)とをレリーズワイヤ(22B)で連係
し、同じく前記手元側握り部(12B),(12B)を持上げ
るとシフトダウンさせて低速走行状態に切換えることが
できる。
iii) 植付クラッチ(25)においても状態切換アクチ
ュエータとしてのクラッチアーム(25A)と前記駆動ア
ーム(18)とをレリーズワイヤ(22C)で連結し、前記
手元側握り部(12B),(12B)の持上げによって植付ク
ラッチ(25)を切状態にする。
iv) 次に、線引マーカ(9)を旋回時に非作用状態に
上昇退避させる構成を説明すると、機体フレームに上下
揺動自在に支持させた線引マーカ(9)を作用姿勢と非
作用姿勢に切換える手動操作レバー(27)を設け、この
手動操作レバー(27)に作用して線引マーカ(9)を作
用姿勢に維持するロック揺動片(28)を設けてある。こ
のロック揺動片(28)に対して前記駆動アーム(18)を
レリーズワイヤ(22D)で連係して、前記手元側握り部
(12B),(12B)を持上げると、前記ロック揺動片(2
8)がロック解除方向に作動して、線引マーカ(9)を
上昇退避状態に切換える。
v) 次に、前記整地フロート(8)の感度調節用スプ
リング(34)に対して、このスプリングを調節する状態
切換アクチュエータとしての揺動アーム(35)をレリー
ズワイヤ(22E)を介して手元側握り部(12B)に連係
し、手元側握り部(12B)が持上げ操作されると、前記
スプリングのフロート(8)押し付け力が弱くなり、制
御感度が敏感になることによってフロート(8)は上方
に揺動し推進車輪(8),(8)を押し下げて走行機体
を持上げ、畦旋回時の整地フロート(8)等の摺接抵抗
を軽減する構成にできる。
以上のように、アクセル操作レバー(16)、主変速装置
(24)用シフトアーム(23)等を状態切換アクチュエー
タと称する。又、植付クラッチ(25)に対するクラッチ
アーム(25A)及びロック揺動片(28)揺動アーム(3
5)等を作業装置に対する状態切換アクチュエータと称
する。そして、前記駆動アーム(18)と前記アクチュエ
ータとを連係するレリーズワイヤ(22A)‥等を、前記
手元側握り部(12B),(12B)に対する持上げ操作を検
出する検出機構(22)と旋回作動に必要な状態に自動的
に切換える機構と称する。
〔第2実施例〕 第5図及び第6図に示すように、操縦ハンドル(12)と
しては、前記固定基端部(12A)に対して左右手元側握
り部(12B),(12B)が独立して上下動可能なものを採
用し、次のように構成することもできる。つまり、左右
手元側握り部(12B),(12B)と一体で揺動する左右の
駆動アーム(18A),(18B)と、左右の操向クラッチ
(17A),(17B)とを、左の駆動アーム(18A)が右の
操向クラッチ(17B)と、及び、右の駆動アーム(18B)
が左の操向クラッチ(17A)と連係されるように、レリ
ーズワイヤ(30A),(30B)で連結して、畦際での旋回
時に、旋回外側の手元側握り部(12B)を持上げると、
先行機体は前下りでかつ旋回内側へ傾くとともに、旋回
内側の操向クラッチ(17)を切操作するので動力が絶た
れ、旋回作動が容易になる。この場合に、第5図に示す
ように、前記駆動アーム(18A),(18B)とアクセルレ
バー(16)とをレリーズワイヤ(36)で連係して、何れ
の手元側握り部(12B),(12B)が持上げ操作されて
も、アクセルが低速側に操作される。又、図示していな
いが、前記第1実施例と同様に植付クラッチ(25)、主
変速装置(24)、線引マーカ(26)及び整地フロート
(8)が旋回作動に必要な状態に切換わるように、手元
側握り部の駆動アーム(18A),(18B)と各アクチュエ
ータを連係してもよい。
〔別実施例〕 操縦ハンドル(12)としては手元側握り部(12B)
と基端部(12A)とが一体で機体フレーム等に対して揺
動するものでもよい。
運転者の持上げ操作によって、手元側握り部(12
B)が基端部(12A)に対してスライドするものでもよ
く、そのスライドによって前記アクチュエータを旋回作
動に必要な状態に切換える構成を採ってもよい。
以上の場合は、レリーズワイヤを使用した例を示し
たが、操縦ハンドル(12)自体は機体フレームに固定さ
れたもので、作業者が持上げると手元側握り部(12
B),(12B)に歪が発生し、その歪を歪ゲージ等の検出
機構(22)で検出し、植付クラッチ(25)等の状態を切
換える油圧シリンダ等のアクチュエータを作動させる構
成を採ってもよい。この場合には、前記アクチュエータ
を旋回作動に必要な状態に自動的に切換える機構として
はマイコン等を含む制御装置をいう。
手元側握り部(12B)が基端部(12A)に対して揺動
又は摺動する状態をセンサで検出する構成を採ってもよ
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る歩行型水田作業機の実施例を示し、
第1図は旋回作動に必要な状態に切換える制御手構成
図、第2図は手元側握り部の持上り状態を示す側面図、
第3図は手元側握り部の持上り限度を規制する縦断側面
図、第4図は全体側面図、第5図は別実施例の旋回作動
に必要な状態に切換える制御構成図、第6図は第5図に
おける操縦ハンドル部の構造を示す縦断面図である。 (12)……操縦ハンドル、(22)……検出機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百田 和男 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 樫井 秋雄 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操縦ハンドル(12)の手元側握り部(12
    B)に対する持上げ操作を検出する検出機構(22)を設
    けるとともに、前記検出機構(22)の検出結果に基づい
    て走行装置及び作業装置に対する状態切換アクチュエー
    タに作用して、それら走行装置及び作業装置を旋回作動
    に必要な状態に自動的に切換える機構を設けてある歩行
    型水田作業機。
JP9586989A 1989-04-15 1989-04-15 歩行型水田作業機 Expired - Lifetime JPH07106092B2 (ja)

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JPH02273102A JPH02273102A (ja) 1990-11-07
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