JPH07105691A - 記憶装置の書き込み/消去および管理方法 - Google Patents

記憶装置の書き込み/消去および管理方法

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JPH07105691A
JPH07105691A JP24654793A JP24654793A JPH07105691A JP H07105691 A JPH07105691 A JP H07105691A JP 24654793 A JP24654793 A JP 24654793A JP 24654793 A JP24654793 A JP 24654793A JP H07105691 A JPH07105691 A JP H07105691A
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュ・メモリ等の上書きができずバイ
ト単位で消去することができないメモリの書き込み/消
去、およびその管理を効率的に行うこと。 【構成】 本体処理装置2から記憶装置1にデータが送
られてくると、アドレスがデコード・テーブル1dによ
りデコードされ、一次記憶媒体1cを介して記憶領域1
aの新たなセクタ/ブロックに書き込まれる。また、旧
データが既に存在している場合には、そのデータを消去
したり、そのデータを格納した領域に消去可能フラグを
立てる。そして、所定の時期に所定の単位で、消去不可
のデータを一次記憶媒体1cに退避して空き領域の作成
等の処理を行う。また、記憶領域1aの一部が不良にな
った場合には、不良フラグを立て予備の領域で代替えす
る。その際、デコード・テーブル1d(1e)を書き換
えて予備の領域を割り当てたり、記憶領域を再編成する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパソコンの外部記憶装置
等に使用されるフラッシュ・メモリ等の上書きのできな
い記憶装置の書き込み/消去および管理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等の外部記憶装置とし
て、フラッシュ・メモリを使った外部記憶装置が注目を
あびている。フラッシュ・メモリは、不揮発性のためバ
ックアップ電源が不要であり、電気的に書き換えること
ができ、しかも安価であるが、次のような問題点を持っ
ている。 データを消去してからでなければ、データの書き込
みはできず、また、消去の単位はバイト単位は不可能で
あり、セクタ、ブロックもしくはチップ単位となる。こ
のため、通常のメモリのように、バイト単位でデータを
書き換えることはできず、読み出し速度に対して、書き
込み速度あるいは消去速度が遅い。 消去回数に制限があり、通常、消去回数が10万〜
100万回程度で消去不能となるといわれている。この
ため、セクタ、もしくはブロックの消去回数が平均化す
るように使用しないと、消去回数の多い部分が先に不良
となり、使用可能領域が減少する。
【0003】フラッシュ・メモリは上記のような問題点
をもっているため、フラッシュ・メモリを使用するにあ
たっては、データの退避領域を用意し、データの書き換
え時にデータを退避したり、管理テーブルを設けてデー
タの書き込み/消去を管理したり、さらに、不良セク
タ、ブロック等が発生した場合に救済措置を講ずるな
ど、種々の方策が講じる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュ・メモリは
不揮発性で電気的に書き換えることができる等の長所を
持っている反面、上記のように多くの問題点を持ってお
り、従来から使用されているDRAM、SRAM等の半
導体メモリとは異なり、その使用にあたって解決しなけ
ればならない問題点も多い。
【0005】本発明は上記した問題点に鑑みなされたも
のであって、本発明の第1の目的は、フラッシュ・メモ
リ等のように上書きができず、また、バイト単位で消去
することができないメモリの書き込み/消去、およびそ
の管理を効率的に行うことができる記憶装置の書き込み
/消去および管理方法を提供することである。本発明の
第2の目的は、上記メモリにおいて、消去回数を平均化
することができる記憶装置の書き込み/消去および管理
方法を提供することである。
【0006】本発明の第3の目的は、上記メモリにおい
て、書き込み速度を向上させることができる記憶装置の
書き込み/消去および管理方法を提供することである。
本発明の第4の目的は、上記メモリにおいて、信頼性を
向上させることができる記憶装置の書き込み/消去およ
び管理方法を提供することである。本発明の第5の目的
は、上記メモリにおいて、不良部分が発生したとき、救
済措置を講ずることができる記憶装置の書き込み/消去
および管理方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1ないし図6は本発明
の原理図であり、図1は本発明の全体の概略構成を示す
原理図、図2,図3は本発明の請求項1〜17の原理を
示す原理図、図4は本発明の請求項18〜30の原理を
示す原理図、図5は本発明の請求項31〜35の原理を
示す原理図、図6は本発明の請求項36,37の原理を
示す原理図である。
【0008】図1ないし図6において、1は記憶装置、
1aは上書きすることができず、また、セクタ、ブロッ
ク等の所定の単位でしかデータを消去することができな
い、例えばフラッシュ・メモリ等から構成される記憶領
域、1bは記憶領域1aへのデータの書き込み等を制御
したり、記憶領域1aの消去等を行う制御手段、1cは
記憶領域1aへのデータの書き込み時に一時的にデータ
を格納したり、また、記憶領域1aのデータを退避する
ための一次記憶媒体、1d,1eは記憶領域1aのアド
レスをデコードするためのデコードテーブル、2は本体
処理装置である。
【0009】上記課題を解決するため、本発明の請求項
1の発明は、図1および図2(a),(b)に示すよう
に、記憶領域1aが複数のブロック1a−1,…,1a
−Nと、該ブロックを区切ったセクタから構成され、書
き込まれたデータをブロック単位で消去する記憶装置1
の書き込み/消去方法において、ブロック1a−1,
…,1a−N内の消去不可のデータを空きセクタがある
他のブロックに退避するに際して、消去可能なセクタ数
が多いブロックから所定数のmブロックと、消去可能が
少ないブロックから所定数のnブロックを選択し、選択
されたブロックを同時に空きセクタがある他のブロック
に退避するようにしたものである。
【0010】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、退避先のブロックに消去可能セクタ数が多
い方のブロックと少ない方のブロックのセクタを散在さ
せて退避するようにしたものである。本発明の請求項3
の発明は、請求項1または請求項2の発明において、消
去不可のセクタを複数のブロックに退避させるに際し
て、退避先のブロックに退避するセクタ数が均一になる
ようにしたものである。
【0011】本発明の請求項4の発明は、図1および図
2(a),(c)に示すように、記憶領域1aが、退避
領域を含む複数のブロック1a−1,…,1a−Nから
構成され、書き込まれたデータをブロック単位で消去す
る記憶装置の書き込み/消去方法において、消去可能な
データを含むブロック1a−1,…,1a−Nのデータ
の内、消去不可のデータのみを退避領域に移動したの
ち、上記ブロックのデータを消去し、消去したブロック
を新たな退避領域とすることにより、空き領域を作成す
るようにしたものである。
【0012】本発明の請求項5の発明は、請求項4の発
明において、ブロック毎に消去可能なデータを消去する
ようにしたものである。本発明の請求項6の発明は、請
求項4または請求項5の発明において、ブロック1a−
1,…,1a−N中の消去可能なデータが所定個数以上
のときのみ、空き領域作成処理を行うようにしたもので
ある。
【0013】本発明の請求項7の発明は、請求項4,5
または請求項6の発明において、データの書き込み方向
に対して、退避領域の反対側のブロックの消去不可のデ
ータのみを退避領域に移動したのち、上記ブロックのデ
ータを消去し、消去したブロックを新たな退避領域とす
ることにより、空き領域を作成するようにしたものであ
る。
【0014】本発明の請求項8の発明は、図1および図
2(a),図3(a)に示すように、記憶領域1が、予
備領域を含む複数のブロック1a−1,…,1a−Nか
ら構成され、書き込まれたデータをブロック単位で消去
する記憶装置の書き込み/消去方法において、書き込み
ポイントを予備領域に設定し、データが書き込まれたブ
ロックの消去不可のデータを予備領域に移動したのち、
上記ブロックのデータを消去する処理を繰り返し、最後
に消去したブロック以外のブロックの空きセクタ数が予
備領域にあるセクタ数と等しいか、もしくは、大きくな
ったとき、予備領域のデータを最後に消去したブロック
以外のブロックに移動することにより空きブロックを作
成するようにしたものである。
【0015】本発明の請求項9の発明は、請求項8の発
明において、予備領域にデータを移動するブロックを、
消去可能データが多いブロックから選択していくように
したものである。本発明の請求項10の発明は、請求項
8または請求項9の発明において、予備領域のデータ
を、データを最後に消去したブロック以外のブロックに
移動する際、移動先の書き込みポイントを、データを最
後に消去したブロックの後のブロックから空きセクタを
検索して予備領域のデータを移動するようにしたもので
ある。
【0016】本発明の請求項11の発明は、請求項8,
9または請求項10の発明において、空きブロックが使
用不可になったとき、書き込みポイントを予備領域に設
定し、データが書き込まれたブロックの消去不可のデー
タを予備領域に移動したのち、上記ブロックのデータを
消去する処理を繰り返し、最後に消去したブロック以外
のブロックの空きセクタ数が予備領域にあるセクタ数と
等しいか、もしくは、大きくなったとき、予備領域のデ
ータを最後に消去したブロック以外のブロックに移動す
ることにより、空きブロックを作成し、使用不可となっ
た装置を救済するようにしたものである。
【0017】本発明の請求項12の発明は、請求項8,
9,10または請求項11の発明において、処理途中に
装置を停止し、再び立ち上げた際、予備領域に消去可能
なデータがある場合に、空きブロック作成中でかつ予備
領域のデータの移動中に処理が中断したと判断するよう
にしたものである。本発明の請求項13の発明は、請求
項8,9,10または請求項11の発明において、処理
途中に装置を停止し、再び立ち上げた際、予備領域に消
去可能なデータがなく、それ以外のデータがある場合
に、空きブロック作成中でかつ予備領域へデータの移動
してブロックを消去しているとき処理が中断したと判断
するようにしたものである。
【0018】本発明の請求項14の発明は、図1および
図2(a),図3(b)に示すように、記憶領域1が複
数のブロック1a−1,…,1a−Nから構成され、書
き込まれたデータをブロック単位で消去する記憶装置1
の消去方法において、ブロック毎に書き込みの有無を示
すフラグF1を設けて、フラグF1を参照して、書き込
まれたデータを消去するようにしたものである。
【0019】本発明の請求項15の発明は、請求項14
の発明において、全記憶領域を消去する際、書き込みの
有無を示すフラグF1を参照して、書き込みの有るブロ
ックのみ消去するようにしたものである。本発明の請求
項16の発明は、記憶領域1が複数のブロック1a−
1,…,1a−Nから構成され、書き込まれたデータを
ブロック単位で消去する記憶装置の消去方法において、
全記憶領域の消去処理が実行中であることを示す実行中
フラグF2を設け、全記憶領域を消去する際、最後に消
去するブロックに上記実行中フラグを立てるようにした
ものである。
【0020】本発明の請求項17の発明は、請求項16
の発明において、全記憶領域の消去処理を実行中に、処
理が中断された際、実行中フラグを参照して、全記憶領
域の消去処理の再開を行うようにしたものである。本発
明の請求項18の発明は、図1および図4に示すよう
に、記憶領域1が上書きできない複数のセクタで構成さ
れ、セクタに書き込まれたデータをセクタ単位で消去す
る記憶装置の書き込み管理方法において、同一のセクタ
番号を持つセクタを少なくとも2個用意し、同一番号が
付されたセクタのいずれか一方にデータがあった場合、
他方のセクタにデータを書き込むと同時に、一方のセク
タのデータを消去するようにしたものである。
【0021】本発明の請求項19の発明は、図1および
図4に示すように、記憶領域1が上書きできない複数の
セクタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセク
タ単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法におい
て、書き込みするセクタにデータがある場合、データを
一次記憶装置1cに転送している間に、上記セクタのデ
ータを消去し、データの消去完了後、もしくは、データ
転送の終了後、上記セクタにデータを書き込むようにし
たものである。
【0022】本発明の請求項20の発明は、請求項18
または請求項19の発明において、不良なセクタを代替
する予備の領域1b−1,1b−2と、書き込みセクタ
を管理する書き換え可能なデコード・テーブル1dを設
け、不良なセクタが発生したとき、上記デコード・テー
ブル1dを書き換えることにより、予備の領域1b−
1,1b−2に書き込みセクタを変更するようにしたも
のである。
【0023】本発明の請求項21の発明は、請求項1
8,19または請求項20の発明において、予備の領域
1b−1,1b−2がなくなつたとき、デコード・テー
ブル1dを書き換えてセクタを再構成するようにしたも
のである。本発明の請求項22の発明は、図1および図
4に示すように、記憶領域1が上書きできない複数のセ
クタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセクタ
単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法において、
N個のセクタ番号に対して、N+1個のセクタを設ける
とともに、N+1個の各セクタをN個のセクタ番号で共
有し、データをセクタへ書き込む際、データをN+1個
のセクタの内の空いているセクタに書き込むようにした
ものである。
【0024】本発明の請求項23の発明は、請求項22
の発明において、書き込みセクタを管理するデコード・
テーブル1dを設け、デコード・テーブル1dによりN
+1個のセクタを1ブロックとして管理するようにした
ものである。本発明の請求項24の発明は、請求項22
または請求項23の発明において、N+1個のセクタを
管理するデコード・テーブル1dを細分化し、セクタの
割当情報を持たせるようにしたものである。
【0025】本発明の請求項25の発明は、請求項23
の発明において、不良なセクタを代替する予備の領域1
b−1,1b−2を設け、不良なセクタが発生したと
き、デコード・テーブル1dを書き換えることにより、
予備の領域1b−1,1b−2に書き込みブロックを変
更するようにしたものである。本発明の請求項26の発
明は、請求項24の発明において、不良なセクタを代替
する予備の領域1b−1,1b−2を設け、不良なセク
タが発生したとき、デコード・テーブル1dを書き換え
ることにより、予備の領域に書き込みセクタを変更する
ようにしたものである。
【0026】本発明の請求項27の発明は、請求項26
の発明において、不良なセクタが発生したとき、エラー
のあったセクタのみを予備の領域1b−1,1b−2に
割り当て、元の領域はN−1個のセクタで共有するよう
にしたものである。本発明の請求項28の発明は、請求
項25,26または請求項27の発明において、予備の
領域1b−1,1b−2がなくなつたとき、デコード・
テーブル1dを再編成し空き領域を減少させるようにし
たものである。
【0027】本発明の請求項29の発明は、請求項26
の発明において、予備の領域1b−1,1b−2がなく
なつたとき、デコード・テーブルを再編成し、セクタ数
を減らし、予備の領域1b−1,1b−2と通常の書き
込み領域に分けるようにしたものである。本発明の請求
項30の発明は、図1,図4に示すように、読み書きが
可能で、かつ、記憶領域の一部が破壊する可能性のある
記憶領域1aと、記憶領域1a中のデータが記憶されて
いる場所を示す書き換え可能なデコーダ1dとを備えた
記憶装置1における記憶装置の管理方法において、デコ
ーダを2段設け、記憶装置1の記憶領域1aの一部が破
壊したとき、もしくは、デコータ1d,1eの一部が破
壊したとき、2段のデコーダ1d,1eのいずれか一
方、もくしは、両方を書き換えることにより、破壊した
部分へのデコードが行われないようにしたものである。
【0028】本発明の請求項31の発明は、図1および
図5に示すように、記憶領域1aと、記憶領域1aへの
データの書き込みを制御する制御手段1bとを備えた記
憶装置の管理方法において、記憶領域1aへ書き込むデ
ータの大きさを上記制御手段1bに送り、制御手段1b
が記憶領域1aへ書き込むデータの大きさと記憶領域1
aの内部状態に基づき書き込みに必要に時間を推定する
ようにしたものである。
【0029】本発明の請求項32の発明は、請求項31
の発明において、推定された記憶領域1aの書き込み時
間から書き込みに要する電力を求めるようにしたもので
ある。本発明の請求項33の発明は、請求項32の発明
において、求めた電力より、電力が有限な電源の残り電
力で記憶装置1への書き込みが可能か否かを判定するよ
うにしたものである。
【0030】本発明の請求項34の発明は、請求項31
の発明において、推定された記憶領域1aの書き込み時
間から記憶装置1の異常を判定するようにしたものであ
る。本発明の請求項35の発明は、図1および図4に示
すように、消去出来なくなる可能性のある記憶領域1a
上に記録されたフラグの判定方法において、記憶領域1
a上に同一の機能に対応した複数ビットのフラグを記録
し、該フラグの論理積によりフラグの判定を行うように
したものである。
【0031】本発明の請求項36の発明は、図1および
図6に示すように、記憶領域1aが複数に分割されてお
り、分割されたチップ内に複数のブロックが設けられ、
チップ内のブロックにデータを書き込む際、新たなブロ
ックにデータを書き込み、書き込んだデータがチップ内
に既に存在している場合には、そのデータをブロック単
位で消去する記憶装置の管理方法において、データを書
き込むチップを、書き込むデータに対応させて固定した
ものである。
【0032】本発明の請求項37の発明は、請求項36
の発明において、各チップ内にデータを書き込むための
複数のワークブロックを設け、ワークブロックに不良が
発生した場合に、不良となったワークブロックを書き込
み/読み出し不可とするようにしたものである。
【0033】
【作用】図1において、本体処理装置2から記憶装置1
に書き込みデータが送られてくると、制御手段1bはデ
ータを一次記憶媒体1cに格納する。そして、デコード
・テーブル1d(1e)を参照してアドレスをデコード
し、一次記憶媒体1cに格納されたデータを記憶領域1
aの新たなセクタもしくはブロックに書き込む。その
際、書き込むデータの論理アドレスと同一の論理アドレ
スのデータが記憶領域1aに既に存在している場合に
は、そのデータを消去したり、そのデータを格納した領
域に消去可能フラグを立てる。
【0034】また、データを格納した領域に消去フラグ
を立てた場合には、制御手段1bは所定の時期に所定の
単位で、消去不可のデータを一次記憶媒体1cに退避し
て記憶領域1aを消去し、一次記憶媒体1cに退避した
データを記憶領域1aに書き戻す等の処理を行い、空き
領域の作成等を行う。さらに、制御手段1bは記憶領域
1aの一部が不良になった場合には、デコード・テーブ
ル1d(1e)を書き換えるなどして、不良部分を予備
領域で代替する。
【0035】本発明の請求項1〜4の発明においては、
図2(a)に示すように、記憶領域1aが複数のブロッ
ク1a−1,…,1a−Nと、該ブロックを区切ったセ
クタから構成され、書き込まれたデータをブロック単位
で消去する記憶装置1の書き込み/消去方法において、
ブロック1a−1,…,1a−N内の消去不可のデータ
を空きセクタがある他のブロックに退避するに際して、
消去可能なセクタ数が多いブロックからmブロックと、
消去可能が少ないブロックからnブロック(m,nは任
意の整数)を選択し、選択されたブロックを同時に空き
セクタがある他のブロックに、セクタを散在させて均一
に、退避するようにしたので、空きブロックを作成する
ことができるとともに、結果的に各ブロックに書き換え
が多いセクタと書き換えが少ないセクタが混在すること
となり、ブロックの消去回数を平均化することができ
る。
【0036】本発明の請求項4〜7の発明においては、
記憶領域1aが、退避領域を含む複数のブロック1a−
1,…,1a−Nから構成され、書き込まれたデータを
ブロック単位で消去する記憶装置の書き込み/消去方法
において、消去可能なデータを含むブロック1a−1,
…,1a−Nのデータの内、消去不可のデータのみを退
避領域に移動したのち、上記ブロックのデータを消去
し、消去したブロックを新たな退避領域とすることによ
り、空き領域を作成するようにしたので、消去可能デー
タをなくすことができ、本処理を予め行っておくことに
より、書き込み時間を短縮することができる。
【0037】また、データの書き込み方向に対して、退
避領域の反対側のブロックの消去不可のデータのみを退
避領域に移動したのち、上記ブロックのデータを消去
し、消去したブロックを新たな退避領域とすることによ
り、書き込み場所を示す書き込みポインタと退避領域の
間に全ての空き領域を存在させることができる。したが
って、処理の中断があっても、書き込みポインタの示す
位置からデータを書き込むことができ、処理中断後に必
要とする処理量を少なくすることができる。
【0038】本発明の請求項8〜13の発明において
は、図2(a)に示すように、記憶領域1が、予備領域
を含む複数のブロック1a−1,…,1a−Nから構成
され、書き込まれたデータをブロック単位で消去する記
憶装置の書き込み/消去方法において、書き込みポイン
トを予備領域に設定し、データが書き込まれたブロック
の消去不可のデータを予備領域に移動したのち、上記ブ
ロックのデータを消去する処理を繰り返し、最後に消去
したブロック以外のブロックの空きセクタ数が予備領域
にあるセクタ数と等しいか、もしくは、大きくなったと
き、予備領域のデータを最後に消去したブロック以外の
ブロックに移動するようにしたので、空き領域を作成す
ることができる。また、空きブロックが使用不可になっ
たとき、使用不可となったブロックを救済して空きブロ
ックを作成することができる。
【0039】さらに、予備領域のデータを、データを最
後に消去したブロック以外のブロックに移動する際、移
動先の書き込みポイントを、データを最後に消去したブ
ロックの後のブロックから検索して予備領域のデータを
移動するようにすることにより、最後に消去をかけたブ
ロックと書き込みポインタの間に全ての空きセクタを存
在させることができ、処理中断後の処理を簡単にするこ
とができる。
【0040】またさらに、処理中断後、処理を再開した
とき、予備領域に消去可能なデータがあるか、あるい
は、消去不可のデータのみがあるかに応じて、処理中断
時点を判断することができ、処理中断時点の判断を単純
化することができる。本発明の請求項14〜17の発明
においては、図2(a)に示すように、記憶領域1が複
数のブロック1a−1,…,1a−Nから構成され、書
き込まれたデータをブロック単位で消去する記憶装置1
の消去方法において、ブロック毎に書き込みの有無を示
すフラグF1を設けて、フラグF1を参照して、書き込
まれたデータを消去するようにしたので、不要な消去を
避けることができ、消去時間の短縮を図ることができる
とともに、記憶媒体の寿命を延ばすことができる。
【0041】また、全記憶領域の消去処理が実行中であ
ることを示す実行中フラグF2を設けることにより、全
記憶領域の消去処理を実行中に、処理が中断された際、
実行中フラグを参照して、全記憶領域の消去処理中であ
ることを判断することができ、不意の処理中断に対応す
ることができる。本発明の請求項18の発明において
は、図4に示すように、記憶領域1が上書きできない複
数のセクタで構成され、セクタに書き込まれたデータを
セクタ単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法にお
いて、同一のセクタ番号を持つセクタを少なくとも2個
用意し、同一番号が付されたセクタのいずれか一方にデ
ータがあった場合、他方のセクタにデータを書き込むと
同時に、一方のセクタのデータを消去するようにしたの
で、書き込み速度を向上することができる。
【0042】本発明の請求項19の発明においては、図
3に示すように、記憶領域1が上書きできない複数のセ
クタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセクタ
単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法において、
書き込みするセクタにデータがある場合、データを一次
記憶装置1cに転送している間に、上記セクタのデータ
を消去し、データの消去完了後、もしくは、データ転送
の終了後、上記セクタにデータを書き込むようにしたの
で、請求項18の発明と同様、書き込み速度を向上する
ことができる。
【0043】本発明の請求項20,21の発明において
は、請求項18または請求項19の発明において、不良
なセクタを代替する予備の領域1b−1,1b−2と、
書き込みセクタを管理する書き換え可能なデコード・テ
ーブル1dを設け、不良なセクタが発生したとき、上記
デコード・テーブル1dを書き換えることにより、予備
の領域1b−1,1b−2に書き込みセクタを変更し、
予備の領域1b−1,1b−2がなくなつたとき、デコ
ード・テーブル1dを書き換えてセクタを再構成するよ
うにしたので、不良セクタ発生時の救済を行うことがで
きる。本発明の請求項22〜29の発明においては、図
4に示すように、記憶領域1が上書きできない複数のセ
クタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセクタ
単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法において、
N個のセクタ番号に対して、N+1個のセクタを設ける
とともに、N+1個の各セクタをN個のセクタ番号で共
有し、データをセクタへ書き込む際、データをN+1個
のセクタの内の空いているセクタに書き込むようにした
ので、書き込み速度を向上することができるとともに、
余分に用意するセクタの数を少なくすることができ、コ
ストダウンを図ることができる。
【0044】また、不良なセクタを代替する予備の領域
1b−1,1b−2を設け、不良なセクタが発生したと
き、デコード・テーブル1dを書き換え、予備の領域1
b−1,1b−2に書き込みブロックあるいはセクタを
変更するようにしたり、デコード・テーブル1dを再編
成するようにしたので、不良セクタ発生時の救済を行う
ことができる。
【0045】本発明の請求項30の発明においては、読
み書きが可能で、かつ、記憶領域の一部が破壊する可能
性のある記憶領域1aと、記憶領域1a中のデータが記
憶されている場所を示す書き換え可能なデコーダ1dと
を備えた記憶装置1における管理方法において、図4に
示すように、デコーダを2段設け、記憶装置1の記憶領
域1aの一部が破壊したとき、もしくは、デコータ1
d,1eの一部が破壊したとき、2段のデコーダ1d,
1eのいずれか一方、もくしは、両方を書き換えること
により、破壊した部分へのデコードが行われないように
したので、デコーダとして、EEPROM、フラッシュ
メモリ等のその一部が破壊する可能性のある記憶媒体を
用いた場合においても、アドレスがエラーとなる確率を
著しく減少させることができ、信頼性を確保することが
できる。
【0046】本発明の請求項31〜34の発明において
は、図5に示すように、記憶領域1aと、記憶領域1a
へのデータの書き込みを制御する制御手段1bとを備え
た記憶装置の管理方法において、記憶領域1aへ書き込
むデータの大きさを上記制御手段1bに送り、制御手段
1bが記憶領域1aへ書き込むデータの大きさと記憶領
域1aの内部状態に基づき書き込みに必要に時間を推定
しているので、推定された記憶領域1aの書き込み時間
と書き込みに必要な電力とから、現在の残存電力で書き
込みが可能か否かを判定することができ、システムの信
頼性を向上させることができる。
【0047】また、上記推定された記憶領域1aの書き
込み時間と実際の書き込み時間を比較する等により、記
憶装置1の異常を判定することもできる。本発明の請求
項35の発明においては、図5に示すように、消去出来
なくなる可能性のある記憶領域1a上に記録されたフラ
グの判定方法において、記憶領域1a上に同一の機能に
対応した複数ビットのフラグを記録し、該フラグの論理
積によりフラグの判定を行うようにしたので、全ビット
が不良にならない限り、正しい判定値を常に出力するこ
とができ、システムの信頼性を向上させることができ
る。
【0048】本発明の請求項36〜37の発明において
は、図6に示すように、記憶領域1aが複数に分割され
ており、分割されたチップ内に複数のブロックが設けら
れ、チップ内のブロックにデータを書き込む際、新たな
ブロックにデータを書き込み、書き込んだデータがチッ
プ内に既に存在している場合には、そのデータをブロッ
ク単位で消去する記憶装置の管理方法において、データ
を書き込むチップを、書き込むデータに対応させて固定
したので、制御手段1bは各チップ内のデータのみを管
理すればよく、全領域を管理する必要がない。このた
め、制御手段1bにおける管理テーブルを簡単にするこ
とができ、書き込み速度を向上させることができる。ま
た、各チップ内にデータを書き込むための複数のワーク
ブロックを設けることにより、ワークブロックに不良が
発生した場合に、不良となったワークブロックを救済す
ることができる。
【0049】
【実施例】次に、A.本発明の前提となるシステムの構
成、B.データの退避、空き領域の作成等の書き込み/
消去処理、C.消去処理、D.書き込み速度の向上およ
び不良セクタ発生時の予備領域の割り当て、E.アドレ
ス変換用デコード部の信頼性の向上、G.メモリへのデ
ータ書込み時間の推定処理、F.フラグ判定処理におけ
る信頼性の向上、G.管理テーブルを節約することがで
きるメモリ管理方法について、本発明の実施例を以下に
説明する。 A.本発明の前提となる記憶装置の構成。
【0050】図7は本発明の前提となるフラッシュ・メ
モリを使用した記憶装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において、20は例えばメモリ・カード等の記
憶装置、21はフラッシュ・メモリのデータの書換え、
消去等を制御するコントローラLSI、22はプロセッ
サ、23は各種テーブルを格納したり、データの書き込
み時のデータ・バッファあるいは退避バッファとして使
用されるSRAM、24はクロック発振器、25−1〜
25−5はフラッシュ・メモリである。
【0051】同図において、本体よりSRAM23に転
送されたデータをフラッシュ・メモリ25−1〜25−
5に書き込む際、前記したようにフラッシュ・メモリは
上書きができないので、データを書き込み場合には、新
たな領域にデータを書き込む。また、データ更新の場合
には、旧データに消去フラグを立てる等の措置を講ず
る。そして、旧データに消去フラグが立てられている場
合には、所定の時期に、消去フラグが付されていないデ
ータのみを所定の単位でSRAM23の退避領域に退避
し、フラッシュ・メモリの書き込むべき領域を消去した
のち、データを書き戻すことによりデータの整理を行
う。
【0052】図8は上記したSRAM23の内容を示す
図であり、同図に示すように、SRM23には下記のデ
ータが格納される。 (1) 消去回数テーブル フラッシュ・メモリの各ブロックの消去回数を保持して
いる。 (2) 消去可能セクタ数テーブル 各ブロックの消去可能セクタ・フラグの立っている総数
値を保持する。 (3) 書き込みポインタ フラッシュ・メモリに書き込みを開始するチップNo. ,
ブロックNo. ,セクタ・アドレスNo. を保持する。 (4) WORK−BLOCK−No. 現在のWORK−BLOCK−No. を示し、チップNo.
,ブロックNo. を保持する。 (5) 整理ポインタ 現在、整理をしているチップNo. ,ブロックNo. ,セク
タ・アドレスNo. を保持する。 (6) 書き換え有無 現在、書き込みするデータが新規であるかどうかを示
す。 (7) 書き込み回数 整理時の本体書き込み回数を管理する。 (8) 退避カウンタ 整理時の退避動作のセクタ数を管理する。 (9) チップ数 カードの搭載フラッシュ−チップ数を保持する。 (10)セクタマップ・テーブル 論理アドレスの変換用にチップNo. ,ブロックNo. ,セ
クタ・アドレスNo. を保持する。
【0053】図9、図10はフラッシュ・メモリ25−
1〜25−5の内容を示す図であり、フラッシュ・メモ
リの各セクタには、次の(1) から(5) に示す制御情報、
データ等が格納されている。なお、この例においては、
セクタが126設けられており、各セクタには、(1) か
ら(5) の管理情報等とデータが格納され、126番目の
セクタの後に、次の(6) から(14)の管理情報等が格納さ
れている。 (1) 不良フラグ このセクタの状態を示し、使用不可の場合に、ここに書
き込みを行う。 (2) 消去フラグ このセクタのデータの状態を示し、書き換え等で無効に
なった場合に、ここに書き込みを行う。 (3) 論理アドレス このセクタの論理アドレスを示す。 (4) データ このセクタに書き込まれたデータ。 (5) チェックサム 書き込んだデータのチェックサム (6) 不良セクタ・メモリ 整理対象ブロックの中の不良セクタを示す。 (7) 整理元消去回数 整理対象ブロックの消去回数。 (8) 退避ブロックNo. データを退避してくるチップNo. ,ブロックNo. (9) 消去Start 整理対象ブロックの消去を開始する時に立てる。 (10)消去End 整理対象ブロックの消去を終了するときに立てる。 (11)All Erase対象 All Erase時に消去対象として確定した時に立
てる。 (12)空きブロック ブロック内にデータがあるかを示し、データがある場合
に立てられる。 (13)ブロック・ステータス このブロックの状態を示し、使用不可になった場合に立
てる。
【0054】図11ないし図15はフラッシュ・メモリ
25−1から25−5へのデータ書き込み時のプロセッ
サ22における処理を示すフローチャートであり、同図
を参照して書き込み時の動作を詳細に説明する。図11
のステップS1において、SRAM23の、現在書き込
みをするデータが新規であるか否かを示す「書き換えの
有無」(図8参照)を0として、ステップS2におい
て、整理中であるか否かを判別する。整理中でない場合
には、ステップS5に行き、SRAM23の、整理時の
本体書き込み回数を管理する「書き込み回数」を0にし
ステップS7に行く。
【0055】また、整理中の場合には、ステップS3に
行き、「書き込み回数」に1を加え、ステップS4にお
いて、書き込み回数が6であるか否かを判別する。書き
込み回数が6の場合には、ステップS6に行き、書き込
み回数を1にする。また、書き込み回数が6でない場合
には、ステップS7に行く。上記処理は、後述するよう
に、書き込み回数が2〜5の場合には整理動作を行わな
いようし、書き込み回数が1の時のみ整理動作を行うこ
とにより、頻繁な整理動作を避けるためであり、上記の
ように書き込み回数を設定することにより、5回に1回
整理動作を行うこととなる。
【0056】ステップS7において、書き込むデータの
論理アドレスがオーバーしているか否かを判別し、オー
バーしている場合には、エラー処理を行う。論理アドレ
スがオーバーしていない場合には、ステップS8に行
き、旧データかあるか否か、すなわち、現在書き込むデ
ータが新規なデータであるか否か判別し、新規なデータ
でない場合には、ステップS9において、SRAM23
の「書き換えの有無」を1にしてステップS11に行
く。また、新規なデータの場合には、ステップS10に
おいて、SRAM23の「書き換えの有無」を0にして
ステップS11に行く。
【0057】ついで、ステップS11において、本体か
らデータをSRAMに転送し、ステップS12において
転送エラーがあるか否かを判別する。転送エラーがある
場合にはエラー処理を行う。転送エラーがない場合に
は、図12のステップS13に行き、書き換えの有無、
すなわち、新規データであるかどうか判別し、新規デー
タでない場合には、データの更新であるので、ステップ
S14において旧データのあるセクタに消去ビットを書
き込み、ステップS15に行く。
【0058】ステップS15において、SRAM23の
整理時の書き込み回数を管理する「書き込み回数」が1
であるか否かを判別し、「書き込み回数」が1の場合に
は、ステップS16以降でフラッシュ・メモリの整理を
行う。また、「書き込み回数」が1でない場合には、図
15のステップS46に行き、ステップS46以降で、
SRAM23のデータをフラッシュ・メモリへ書き込
む。
【0059】ステップS16において、SRAM23上
の整理時における退避動作のセクタ数を管理する「退避
カウンタ」を0にして、ステップS17において、現在
整理をしているセクタアドレスNo. を示す「整理ポイン
タ」(セクタアドレス)が126セクタより多いか否か
を判別し、126より小さくない場合には、整理が終了
したものとして、図14のステップS38に行く。ま
た、「整理ポインタ」(セクタアドレス)が126セク
タより少ない場合には、ステップS18に行き、整理ポ
インタが0であるか否かを判別し、整理ポインタが0で
ない場合にはステップS22に行く。
【0060】整理ポインタが0の場合には、ステップS
19において、各ブロックの消去回数や消去可能セクタ
数をSRAM23のテーブルから求め、それをもとにし
て、整理対象を選択する。ついで、ステップS20にお
いて、フラッシュ・メモリ上のWORK−BLOCKの
退避ブロックNo. (図10参照)に整理対象のチップN
o. ,ブロックNo. を書き込む。
【0061】ステップS21において、書き込みエラー
があるか否か判別し、書き込みエラーがある場合には、
エラー処理を行い、書き込みエラーがない場合には、ス
テップS22に行く。ステップS22において、退避す
るデータを検索する。すなわち、フラッシュ・メモリの
データに消去フラグ(図9参照)が書き込まれている場
合には、次のセクタに行く。また、論理アドレスが無い
場合には消去フラグを書き込み、次のセクタに行き、論
理アドレスが異常のものは消去フラグと不良フラグを書
き込み、次のセクタに行く。
【0062】次いで、図13のステップS23に行き、
書き込みエラーがあるか否かを判別し、書き込みエラー
がない場合には、ステップS24において、整理ポイン
タ(セクタアドレス)が126番目のセクタを指してい
るか否かを判別し、整理ポインタが126である場合に
は、整理が終わったものとして、図14のステップS3
8に行く。
【0063】整理ポインタが126でない場合には、ス
テップS25に行き、退避するデータをフラッシュ・メ
モリからSRAM23に移動し、ステップS26におい
て、生成したチェックサムがフラッシュ・メモリ上のチ
ェックサム(図9参照)と一致するか否かを判別する。
一致しない場合には、ステップS27において、チェッ
クサムがFFhであるか否かを判別する。
【0064】そして、チェックサムがFFhでない場合
には、ステップS28にいき、フラッシュ・メモリ上の
チェックサムをFFhとし、データ退避元のセクタの不
良フラグを書き込み、ステップS29に行く。ステップ
S29において、書き込みエラーが有るか否か判別し、
ステップS30に行く。また、ステップS26におい
て、チェックサムが一致するか、S27において、チェ
ックサムがFFhの場合には、ステップS30に行き、
書き込みポインタが示すセクタから書き込めるセクタを
探し、ステップS31において、書き込み可能セクタが
あるか否かを判別する。書き込み可能セクタがない場合
には、エラー処理を行い、書き込み可能セクタがある場
合には、ステップS32に行き、SRAM23上のデー
タをフラッシュ・メモリに移動する。
【0065】ステップS33において、書き込みエラー
が有るか否かを判別し、書き込みエラーがある場合に
は、ステップS30に戻る。書き込みエラーがない場合
には、図14のステップS34に行き、データ退避元の
セクタの消去フラグを書き込む。そして、ステップS3
5において、書き込みエラーがあるか否かを判別し、書
き込みエラーがない場合には、ステップS36におい
て、SRAM23上のセクタマップテーブルを書き換え
るとともに、退避カウンタに1を加える。
【0066】ついで、ステップS38において、退避動
作が予め定められた所定回数(この場合には60回)行
われたか否かを判別し、退避動作が60回になった場合
には、ひとまずフラッシュメモリの整理を終えてステッ
プS38に行く。また、退避動作が60回になっていな
い場合には、図12のステップS22に戻り上記処理を
繰り返す。
【0067】退避カウンタが60になっているか、前記
した図12のステップS17において、整理ポインタが
126より小さくないと判別された場合には、ステップ
S38に行き、退避カウンタが0であるか否か判別す
る。そして、退避カウンタが0である場合、つまり、整
理ポインタが126より小さくない場合であって、か
つ、退避動作が行われていない場合には、ステップS3
9に行き、ステップS39以降で、不良フラグの情報を
不良セクタメモリに書き込む等の処理を行う。
【0068】すなわち、退避カウンタが0である場合に
は、処理時間が短かかったので、S39以降の不良フラ
グの情報を不良セクタメモリに書き込む等の処理を行
い、また、退避カウンタが0でない場合には、図15の
ステップS46に行き、SRAM23上のデータをフラ
ッシュ・メモリに移動する等の処理を行う。ステップS
39において、退避したブロックの不良フラグの情報を
書き込み先(書き込み先はWORK−BLOCK)の不
良セクタ・メモリ(図10参照)に書き込み、また、消
去回数を整理元消去回数欄(図10参照)に書き込む。
ステップS40において、書き込みエラーがあるか否か
を判別し、書き込みエラーがない場合には、ステップS
41に行き、整理したブロックを消去する。ステップS
42において、消去エラーがあるか否か判別し、消去エ
ラーがない場合には、図15のステップS43に行き、
消去したブロックに不良セクタメモリから不良フラグ情
報を戻し、整理元消去回数に1を加えて、消去回数に書
き込む。
【0069】ついで、ステップS44において、消去し
たブロックに対応するテーブルの消去回数に1を加え、
消去可能セクタ数を0にする。ステップS45におい
て、整理ポインタをWORK−BLOCKに入れ、整理
ポインタを0とする。次にステップS46に行き、書き
込みポインタの示すセクタから書き込めるセクタを探
し、ステップS47において書き込み可能セクタが有る
か否かを判別する。書き込み可能セクタがある場合に
は、ステップS48に行き、SRAM23上のデータを
フラッシュ・メモリに移動し、ステップS49におい
て、書き込みエラーがあるか否かを判別する。
【0070】書き込みエラーが有る場合には、ステップ
S46に戻り、書き込みエラーがない場合には、ステッ
プS50に行く。ステップS50において、書き換え有
無が1であるか否か、すなわち、書き込みするデータが
新規であるか否か判別し、書き換えの有無が1の場合に
は、ステップS51で消去フラグを書き込んだセクタに
対応する消去可能セクタ数テーブル(図8参照)の値に
1を加え、ステップS52に行く。
【0071】ステップS50において、書き換え有無が
0である場合には、ステップ52において、セクタマッ
プテーブル(図8参照)を書き換え、ステップS53に
おいて、次の書き込みに備えて、書き込みポインタの示
すセクタから書き込めるセクタを探しておき終了する。 B.書き込み/消去処理。
【0072】前記したように、フラッシュ・メモリは、
消去回数に制限があり、全てのメモリを有効に活用する
ためには、消去回数を平均化する必要がある。また、フ
ラッシュ・メモリは上書きをすることができず、データ
を書き換える場合には、新たなセクタにデータを書き込
んで、旧データに消去可能フラグを立ておくなどの措置
を講じ、適宜の時点で消去可能フラグが立っているセク
タを消去する必要がある。
【0073】このため、消去可能なデータを消去してデ
ータを書き込むための空き領域を確保する必要があると
ともに、上記空き領域が、不良ブロックが発生するなど
の原因により使えなくなったとき、救済措置を講じて新
たな空き領域を作成する必要がある。以下に、上記した
消去回数の平均化(実施例1)、消去可能なデータを消
去して空き領域を確保する空き領域の作成(実施例
2)、不良ブロック発生時の空き領域作成のための救済
措置(実施例3)等の領域処理についての本発明の実施
例を示す。 (1)実施例1(消去回数の平均化) 前記したように、フラッシュ・メモリは、消去回数に制
限があり、全てのメモリを有効に活用するためには、消
去回数を平均化する必要がある。
【0074】本実施例は、各ブロックの消去回数を意識
することなく、消去回数のバラツキを抑えることが可能
な実施例を示しており、本実施例においては、セクタ単
位で追記書き込み、ブロック単位で消去するメモリにお
いて、ブロックをセクタ単位で区切り、以下に示すよう
に、消化可能なセクタが多いブロックと、消去可能なセ
クタが少ないブロックとを混ぜ合わせて新しいブロック
に書き込むことにより、消去回数を平均化している。
【0075】次に本実施例について説明する。図16な
いし図20は本実施例における書き込み処理を示す図で
あり、本実施例においては、6セクタを持つ6ブロック
のフラッシュ・メモリにAからOの論理セクタを書き込
む例を示している。また、以下の説明においては、ブロ
ック内の空きセクタの数がN個(本実施例では2個)に
なった場合にM個のブロック(本実施例では2個)に退
避動作を行うこととし、また、消去可能セクタ数が多い
方からmブロック(本実施例では1ブロック)と消去可
能セクタの少ない方からnブロック(本実施例では1ブ
ロック)を選択して、同時に退避する。
【0076】なお、退避動作を行う場合には、前記した
ように、消去可能フラグが立っていないセクタを読み出
して、図7に示すSRAM23に移動し、ついで、SR
AM23に移動したセクタを新たなブロックに書き込
む。図16の(a)において、同一のセクタがないの
で、ブロック1とブロック2にセクタA,B,C,D,
E,F,G,H,Iを、最初のセクタから順番に書き込
む。
【0077】(b)において、セクタC,Dを書き込
む。この場合には、同一のセクタC,Dがあるので、既
にC,Dが書き込まれているセクタに消去可能フラグを
立て、新しいセクタC,Dを書き込む。ついで、図17
の(c)において、セクタJ,K,L,M,N,Oを書
き込む。この場合にも、(a)の場合と同様、同一のセ
クタがないので、既に書き込まれたセクタの後に順番に
書き込む。
【0078】(d)において、セクタH,I,J,K,
M,Nを書き込む。同一セクタが書き込まれているの
で、消去可能フラグを立て、新しいセクタH,I,J,
K,M,Nを書き込む。図18(e−1),(e−2)
において、セクタC,Dを書き込む。その際、空きブロ
ックの数が2個になっているので、退避動作を行う。
【0079】すなわち、図17の(d)において、消去
可能なセクタが最も多いブロック3と、消去可能セクタ
が最も少ないブロック4を選択し、ブロック3のセクタ
とブロック4のセクタを混在させ、退避先の各ブロック
のセクタ数が均一になるように、空きブロック5と6に
書き込む。その結果、図18(e−1)に示すように、
セクタO,I,K,Mがブロック5に、また、セクタ
H,J,L,Nがブロック6に書き込まれ、ブロック3
と4が空きブロックとなる。
【0080】この状態で、既にC,Dが書き込まれたブ
ロック2に消去可能フラグを立て、セクタC,Dを図1
8(e−2)に示すようにブロック5に書き込む。図1
9(f−1)において、セクタH,I,Jを書き込む。
この場合にも、同一のセクタが既にあるので、ブロック
5とブロック6に消去可能フラグを立て、ブロック6に
セクタH,Iを書き込むが、セクタJを書き込む時点で
空きブロックが2個になったので、前記と同様退避動作
を行う。
【0081】すなわち、(f−2)に示すように、消去
可能なセクタが最も多いブロック2と、消去可能セクタ
が最も少ないブロック6を選択し、ブロック2のセクタ
とブロック6のセクタを混在させ、退避先の各ブロック
のセクタ数が均一になるように、空きなブロック3と4
に書き込む。ついで、(f−3)に示すように、セクタ
Jを書き込む。この場合にも同一セクタがあるので、既
に書き込まれているブロック4のセクタに消去可能フラ
グを立て、ブロック3にセクタJを書き込む。
【0082】図20(g)において、セクタE,F,G
を書き込む。この場合にも同一セクタがあるので、既に
書き込まれているブロック1,3のセクタに消去可能フ
ラグを立て、ブロック3と4にセクタE,F,Gを書き
込む。図21は本実施例の処理を示すフローチャートで
あり、同図により本実施例の処理について説明する。
【0083】ステップS1において、本体よりデータを
受け取ると、ステップS2のおいて、空きセクタ有りの
ブロック数がN以下であるか否か判別する。空きセクタ
有りのブロック数がN以下でない場合には、ステップS
7に行く。空きセクタ有りのブロック数がN以下の場合
には、ステップS3において、消去可能セクタ数が多い
ブロックからmブロックを退避対象とし、ステップS4
において、消去可能セクタ数が少ないブロックからnブ
ロックを退避対象とする。
【0084】ステップS5において、退避対象のブロッ
クからデータを空きブロックに移動する。その際の書き
込み方は、データを移動する毎に書き込みブロックを変
え、M個のブロックに書き込んだら最初に書き込んだブ
ロックに戻る。ついで、ステップS6において、退避対
象のブロックを消去する。ステップS7において、同一
論理セクタがあれば、既に書き込まれている物理セクタ
に消去可能フラグを立て、ステップS8において、本体
から受け取ったデータをフラッシュ・メモリに書き込
む。
【0085】ところで、一般にセクタには、システム・
プログラムのように殆ど書き換えが行われないデータを
格納したセクタと、常時書き換えが行われるデータを格
納したセクタがあり、普通にデータの書き込み/退避を
おこなっていると、殆ど書き換えが行われないセクタが
多いブロックは消去回数が少なくなる。したがって、上
記のように、消去可能なセクタが多いブロック(常時書
き換えが行われるセクタが多いブロック)と、消去可能
なセクタが少ないブロック(殆ど書き換えが行われない
セクタが多いブロック)とを混ぜ合わせて新しいブロッ
クに書き込むことにより、結果的に各ブロックに書き換
えが多いセクタと書き換えが少ないセクタが混在するこ
ととなり、ブロックの消去回数を平均化することができ
る。
【0086】本実施例においては、上記のような原理に
基づき書き込み処理をおこなっているので、各ブロック
の消去回数を意識することなく、消去回数のバラツキを
抑えることができ、フラッシュ・メモリのように消去回
数が有限なメモリの寿命を延ばすことが可能となる。ま
た、消去回数をカウントすることなく消去回数のバラツ
キを抑えることができるので、消去回数をカウントする
ための領域を設けることなく、メモリの管理を行うこと
も可能となる。 (2)実施例2(消去可能データの消去による空き領域
の作成) 前記したように、フラッシュ・メモリは上書きをするこ
とができず、消去した後でなければ書き込みを行うこと
ができない。このため、書き込み時、同一のセクタがあ
る場合には消去可能フラグを立て、適宜の時点で消去可
能フラグが立っているセクタを消去する必要がある。
【0087】本実施例は、上記のように、消去フラグが
たっている消去可能なデータを記憶媒体上からなくすた
めの領域処理を示しており、本実施例による領域処理を
処理の空き時間などに予め行っておくことにより、書き
込みできる領域を確保でき、書き込み時間を短縮するこ
とができる。図22から図25は本実施例における書き
込み/消去処理を示す図であり、同図により本実施例を
説明す。なお、本実施例においては、次の点を前提とし
ている。 ブロック数が6個で、1ブロックあたり、6個のセ
クタがあり、リード/ライトはセクタ単位で行い、消去
はブロック単位で行う。 書き込み方式は追記書き込み方式であり、同じアド
レスの論理セクタを書き込むときは、旧論理セクタに格
納されている物理セクタに消去可能フラグを立てる。 追記のために書き込み領域を5ブロック+退避領域
1ブロック(ブロック1〜ブロック6)とする。 書き込み領域がなくなった場合には、消去可能フラ
グが立っている物理セクタが一番多いブロックの消去不
可の物理セクタのデータを退避領域に移動して、移動元
のブロックを消去する。そして、そのブロックを退避領
域として使用し、今までの退避領域を書き込み領域とす
る(この一連の動作を退避動作と呼ぶ)。 本体から送られて来るセクタのアドレスはAからP
とする。 ブロック中に消去可能なデータがm以上あるとき、
本実施例における領域処理の対象とする(図22から図
25の例においては、m=1としている)。
【0088】なお、図22から図25中のブロックの右
に付された矢印は書き込み場所を示す書き込みポインタ
の位置である。図22(a)において、論理セクタA〜
Gを書き込む。この場合には、同一アドレスの論理セク
タがないので、書き込みポインタが指す位置から順番に
書き込む。
【0089】(b)において、論理セクタA,D〜Gを
書き込む。この場合には、同アドレスの論理セクタ
(A,D,E,F,G)があるので、消去可能フラグを
立てた後に、(a)と同様に書き込む。(c)におい
て、論理セクタH〜Nを書き込む。この場合には、同一
アドレスの論理セクタがないので、そのまま書き込む。
【0090】図23(d)において、A,G〜Lを書き
込む。この場合には、同アドレスの論理セクタ(A,
G,H,I,J,K,L)があるので、消去可能フラグ
を立てた後に書き込む。(e)において、A,H〜Jを
書き込む。この場合にも、同アドレスの論理セクタ
(A,H,I,J,)があるので、消去可能フラグを立
てた後に書き込む。
【0091】(f−1)において、A,I〜Lの書き込
みを行おうとするが書き込み領域がないので、退避動作
をを行う。すなわち、消去可能フラグが立っている物理
セクタが一番多いブロック(ブロック3)のデータを退
避領域(ブロック6)に移動して、移動元のブロックを
消去する。そして、そのブロック(ブロック3)を退避
領域として使用し、今までの退避領域(ブロック6)を
書き込み領域とする。
【0092】その結果、(f−1)のようになる。つい
で、図24(f−2)に示すように、A,I〜Lを書き
込む。この場合には、同アドレスの論理セクタがあるの
で、消去可能フラグを立てた後にA,I〜Lを書き込
む。この時、書き込みポインタは退避領域(ブロック
6)の先頭にある。
【0093】以上のよう書き込むことにより、消去可能
なデータを増えたので、本実施例による領域処理を行
う。すなわち、退避領域(ブロック3)から見て、書き
込み方向に対して一つ反対方向のブロック(ブロック
2)を処理対象として、ブロック2と3で退避動作を行
う。その結果、図24(g−1)に示すように、ブロッ
ク2が退避領域となり、ブロック3にブロック2の消去
不可のデータが移される。
【0094】次に上記と同様に、ブロック1とブロック
2で退避動作を行う。その結果(g−2)に示すよう
に、ブロック1が退避領域となり、ブロック2にブロッ
ク1の消去不可のデータが移される。ついで、上記と同
様にブロック5と1で退避動作を行う。その結果、図2
5(g−3)に示すように、ブロック5が退避領域とな
り、ブロック1にブロック5の消去不可のデータが移さ
れる。なお、ブロック6には消去可能のデータがないの
で、領域処理の対象としない。
【0095】同様にブロック4と5で退避動作を行う。
その結果、(g−4)に示すように、ブロック4が退避
領域となり、ブロック5にブロック4の消去不可のデー
タが移される。そして、退避領域の位置が処理を行う前
の退避領域の位置まできたので、領域処理を終わる。以
上のような処理を行うことにより、消去可能データは記
憶媒体上からなくなる。
【0096】次に(h)に示すように、A,H〜Jを書
き込む。この場合にも、同アドレスの論理セクタがある
ので、消去可能フラグを立てたのち書き込む。図26は
本実施例の処理を示すフローチャートであり、同図によ
り本実施例の処理を説明する。ステップS1において、
現在の退避領域のブロックNo. を記憶し、ステップS2
において、退避領域を処理対象とする。ステップS3に
おいて、処理対象を書き込み方向とは反対方向に一つ進
める。
【0097】ステップS4において、処理対象とステッ
プS1において保存した保存ブロックNo. を比較し、同
じであれば処理を終了する。処理対象と保存ブロックN
o. が異なる場合には、ステップS5に行き、処理対象
の消去可能セクタ数を所定値mと比較し、消去可能セク
タ数がm以下の場合には、ステップS3に戻り、上記処
理を繰り返す。消去可能セクタ数がmより大きい場合に
は、ステップS6に行き、処理対象を退避対象として、
ステップS7において、書き込みポインタを退避領域の
先頭に移動する。
【0098】ステップS8において、退避対象のブロッ
クからデータを移動する。ステップS9において、退避
対象のブロックを消去し、ステップS10において、退
避対象のブロックを退避領域とし、ステップS3に戻り
上記処理を繰り返す。本実施例においては、上記のよう
にして領域処理を行っているので消去可能データを無く
すことができ、本実施例の領域処理を予めおこなってお
くことにより、書き込み時間の短縮を図ることができ
る。
【0099】また、領域処理の対象となるブロックを書
き込み方向とは反対方向に進めているので、書き込み場
所を示している書き込みポインタと退避領域の間に全て
の空き領域を存在させることができる。その結果、どの
ような場合に処理の中断がおこっても、書き込みポイン
タの示す位置からデータを書き込んで行くことができ、
処理中断後に必要とする処理を少なくすることができ、
また、処理を全ておえていなくても、支障がない。 (3)実施例3(空き領域の作成のための救済措置) 前記したように、フラッシュ・メモリはデータ書込みの
ため、メモリ中に空き領域を確保しておく必要がある
が、本実施例は、上記空き領域が、不良ブロックが発生
するなどの原因により使えなくなったとき、救済措置を
講じて新たな空き領域を作成する実施例を示している。
【0100】図27から図33は本実施例の空き領域の
作成処理を示す図であり、同図により本実施例を説明
す。なお、本実施例においては、次の点を前提としてい
る。 ブロック数が7個で、1ブロックあたり、6個のセ
クタがあり、リード/ライトはセクタ単位で行い、消去
はブロック単位で行う。 書き込み方式は追記書き込み方式であり、同じアド
レスの論理セクタを書き込むときは、旧論理セクタに格
納されている物理セクタに消去可能フラグを立てる。 障害時の救済用に1ブロックの予備領域(ブロック
0)を確保し、追記のために書き込み領域を5ブロック
+退避領域1ブロック(ブロック1〜ブロック6)とす
る。 書き込み領域がなくなった場合には、消去可能フラ
グが立っている物理セクタが一番多いブロックの消去不
可の物理セクタのデータを退避領域に移動して、移動元
のブロックを消去する。そして、そのブロックを退避領
域として使用し、今までの退避領域を書き込み領域とす
る(この一連の動作を退避動作と呼ぶ)。 本体から送られて来るセクタのアドレスはAからP
とする。
【0101】図27(a)において、セクタA〜Gを書
き込む。この場合には、同じ論理セクタがないので、そ
のまま、ブロック1から書き込む。(b)において、セ
クタA,D〜Gを書き込む。この場合には、セクタA,
D〜Gと同一論理セクタがあるので、同一の論理セクタ
に消去可能フラグを立てたのち書き込む。
【0102】(c)において、セクタH〜Nを書き込
む。この場合には、同じ論理セクタがないので、そのま
ま書き込む。図28(d)において、セクタA,G〜L
を書き込む。この場合、セクタA,G〜Lと同一論理セ
クタがあるので、同一の論理セクタに消去可能フラグを
立てたのち書き込む。
【0103】(e)において、セクタA,H〜Jを書き
込む。この場合、セクタA,H〜Jと同一論理セクタが
あるので、同一の論理セクタに消去可能フラグを立てた
のち書き込む。図29(f−1)において、セクタA,
I〜Lを書き込むが、この場合には、書き込み領域がな
いので、退避動作を行った後書き込み処理を行う。すな
わち、消去可能フラグが立っているデータが最も多いブ
ロック(ブロック3)の消去可能でないデータを退避領
域(ブロック6)に移動して、移動元のブロックを消去
する。そして、そのブロック(ブロック3)を退避領域
として使用し、今までの退避領域を書き込み領域とす
る。
【0104】ついで、(f−2)において、セクタA,
I〜Lを書き込み領域となったブロック6に書き込む。
次に、(g)において、A,M,Nを書き込みを行う
が、上記(f)と同様書き込み領域がないので、まず、
退避動作を行う。すなわち、消去可能フラグが立ってい
るデータが最も多いブロック(ブロック5)の消去可能
でないデータを退避領域(ブロック3)に移動して、移
動元のブロックを消去する。そして、そのブロック(ブ
ロック5)を退避領域として使用し、今までの退避領域
を書き込み領域とする。
【0105】ここで、ブロック5が消去失敗により使用
不可となったとすると、退避領域がなくなるので救済措
置を行う。そこで、図30(h)に示すように、予備ブ
ロック0を仮の退避領域として退避動作を行う。すなわ
ち、図29(g)において、消去可能でないデータが最
も多いブロック(ブロック1)の消去可能でないデータ
を仮の退避領域(ブロック0)に移動して、移動元のブ
ロックを消去する。そして、そのブロック(ブロック
1)を退避領域として使用する。ついで、(i)に示す
ように、予備ブロック(ブロック0)の退避動作を行
う。すなわち、仮の退避領域として用いた予備領域(ブ
ロック0)の論理セクタB,Cをブロック3に移動す
る。
【0106】これで、予備領域と退避領域が作成された
ので、(j)において、論理セクタA,M,Nをブロッ
ク3に書き込む。次に、セクタA,G,H,O,Pを書
き込もうとするが、書き込み領域がないので、図31
(k−1)に示すように退避動作を行う。すなわち、消
去可能なデータが最も多いブロック(ブロック4)の消
去可能でないデータを退避領域(ブロック1)に移動し
て、移動元のブロックを消去する。そして、そのブロッ
ク(ブロック4)を退避領域として使用する。
【0107】ついで、(k−2)に示すように、セクタ
A,G,H,O,Pを書き込むが、セクタA,G,Hに
ついては同じアドレスの論理セクタがあるので、消去フ
ラグを立てたのちブロック1に書き込み、セクタO,P
については、そのまま、書き込む。次に、(l)におい
て、セクタAを書き込もうとするが、書き込み領域がな
いので、退避動作を行う。その結果、ブロック2が退避
領域となり、ブロック2にあったセクタD,E,Fがブ
ロック4に移動する。
【0108】ここで、ブロック2が消失失敗で使用不可
になったとすると、退避領域がなくなるので、救済措置
を行う。すなわち、消去可能なデータが最も多いブロッ
ク(ブロック3)のデータを仮の退避領域(ブロック
0)に移動して、移動元のブロックを消去する。そし
て、そのブロック(ブロック3)を退避領域として使用
する。その結果、図32(m)に示すようになる。
【0109】なお、この状態で、電力不足などにより、
処理に一旦ストップをかけたすると、処理を再開したと
き、装置側は予備領域に消去可能なセクタがなく、デー
タがあるので、空き領域作成中と判断できる。続いて、
空き領域作成のための救済措置を行い、ブロック6のセ
クタI,Jを予備領域(ブロック0)に移動し、ブロッ
ク6のセクタK,Lをブロック3に移動する。その結果
図32(n)に示すようになる。
【0110】ここで、退避領域のセクタを除いた空きセ
クタ数が、予備領域(ブロック0)にあるデータの数以
上なので、書き込みポイントを退避領域の後ろから検索
し、空いている領域に、予備領域(ブロック0)からデ
ータを移動する。その際、図33(o)に示すように、
予備領域(ブロック0)のセクタB,C,M,Nを移動
した段階で、本体側が電力不足等により一旦処理にスト
ップをかけたとする。この場合には、処理を再開した時
に、装置側は予備領域に消去可能なセクタがあるので、
空きブロック作成中の予備領域のデータ移動中と判断で
きる。
【0111】続いて、図33(p)に示すように、予備
領域(ブロック0)の論理セクタI,Jをブロック4に
移動して処理を終了する。図34は本実施例における空
き領域作成処理を示すフローチャートであり、同図によ
り、本実施例の処理を説明する。ステップS1におい
て、予備領域に消去可能セクタが有るか否かを判別し、
ある場合には、ステップS11に行く。ない場合には、
ステップS2に行き、書き込みポインタを予備領域の先
頭とし、ステップS3において予備領域にデータがある
か否かを判別する。予備領域にデータがある場合には、
ステップS10に行き、ない場合にはステップS4に行
き、退避領域を予備領域とする。
【0112】ステップS5において、書き込み領域の各
ブロックに消去可能セクタがない場合には、空き領域を
作成できないので処理を放棄(Abort )する。消去可能
セクタがある場合には、ステップS6に行き、消去可能
セクタの一番多いブロックを退避対象とし、ステップS
7において、退避対象のブロックからデータを予備領域
に移動する。
【0113】ステップS8において退避対象となるブロ
ックを消去し、ステップS9において、退避対象のブロ
ックを退避領域にする。ステップS10において、予
備領域のデータ数が退避領域以外の空きセクタ数より
多いか否か判別し、>の場合には、ステップS5に
戻り、上記処理を繰り返す。また、≦の場合には、
ステップS11に行き、書き込みポインタを退避領域の
次から書き込み方向に対して検索し、ステップS12に
おいて、空きセクタに予備領域からデータを移動する。
ステップS13において、予備領域を消去して終了す
る。
【0114】本実施例においては、上記のように空き領
域を作成しているので、記憶媒体中に使用不可のブロッ
クが発生しても、救済措置により空き領域を作成するこ
とができ、記憶装置して使用不可能となることを避ける
ことができる。また、処理途中で、本体側の電力不足な
どにより処理が中断しても、どの段階で処理が中断した
かを容易に判断することができ、処理中断における処理
段階の判断を単純化することが可能となる。 C.消去処理の効率化 フラッシュ・メモリは前記したように上書きをすること
ができず、消去した後でなければ書き込みを行うことが
できない。本実施例は、上記のようなフラッシュ・メモ
リにおいて、書き込み有無を示すフラグと、全空間消去
処理を実行中であることを示す実行中フラグを設けるこ
とにより、全記憶空間を消去する際の消去処理を効率良
く行うとともに、消去中に何らかの原因で処理が中断さ
れた場合においても、処理再開をすることができる実施
例を示している。
【0115】次に図35、図36により本実施例の処理
を説明する。なお、本実施例においは、ブロック数は6
個とし、各ブロックに書き込みフラグを書き込む領域を
設け、ブロック6に全空間消去処理を実行中であること
を示す実行中フラグを書き込む領域を設けている。図3
5(a)において、ブロック1,2,4の書き込み前
に、ブロック1,2,4に書き込み有無フラグを書き込
む。
【0116】ついで、全空間をクリアする初期化処理に
当たり、(b−1)に示すように、ブロック6に実行中
フラグを書き込む。(b−2)において、書き込み有無
フラグが書き込まれたブロック1を消去し、書き込む有
無フラグを消す。図35(b−3)において、書き込み
有無フラグが書き込まれたブロック2を消去し、書き込
む有無フラグを消す。
【0117】ここで、ブロック2の消去後、何らかの原
因により、ストップ・シーケンスに移り、その後立ち上
がった場合でも、ブロック6に実行中フラグが書き込ま
れているので、直ちに初期化動作中と判断し、初期化動
作に移ることができる。(b−4)において、ブロック
1〜3には書き込み有無フラグに書き込まれていないた
め、ブロック4を消去し、書き込む有無フラグを消す。
【0118】(b−5)において、ブロック1〜5には
書き込み有無フラグに書き込まれていないため、ブロッ
ク6を消去し、実行中フラグを消す。図37は本実施例
の処理を示すフローチャートであり、同図により本実施
例を説明する。ステップS1において、実行中フラグの
書き込みがあるか否かを判別し、有る場合には、ステッ
プS3に行き、ない場合にはステップS2において、最
終処理ブロックに実行中フラグを書き込む。
【0119】ステップS3において、処理対象をクリア
し、ステップS4において、処理対象に書き込み有無フ
ラグがあるか否かを判別する。書き込み有無フラグがな
い場合には、ステップS6に行き、有る場合には、ステ
ップS5において、処理対象を消去し、ステップS6に
おいて、処理対象を次に進める。ステップS7におい
て、実行中フラグの書き込みかあるか否か判別し、ある
場合には、ステップS4に戻り上記処理を繰り返す。ま
た、実行中フラグがない場合には、終了する。
【0120】本実施例においては、上記のように書き込
み有無フラグを設けているので、不要な消去を避けるこ
とができ、消去時間を短縮することができるとともに、
媒体の寿命を延ばすことができる。また、初期化実行中
であることを示す実行中フラグを設けているので、不意
の中断に対応することができる。 D.書き込み速度の向上、および、不良セクタ発生時の
予備領域の割り当て 前記したように、フラッシュ・メモリは上書きをするこ
とができず、消去した後でなければセクタの書き込みを
行うことができない。このため、前記したように、書き
込み時、同一のセクタがある場合には消去可能フラグを
立て、適宜の時点で消去可能フラグが立っているセクタ
を消去する必要があり、書込みの時間が掛かる。
【0121】また、前記したように、フラッシュ・メモ
リは、消去回数に制限があり、所定回数以上消去を行う
と消去が出来なくなる。このため、不良セクタが発生し
た場合には、予備の領域を割り当て救済措置を講ずる必
要があり、以下に示す実施例は、上書きができず、セク
タ単位で消去可能なメモリにおいて、上記した書き込み
時のタイムラグをなくし、書き込み速度を向上するとと
もに、不良セクタが発生した場合に予備領域を割り当て
る実施例を示している。
【0122】図38は本実施例のシステム構成を示す図
であり、図7に示したシステムに、EEPROM26が
付加されており、その他の構成は図7に示したものと同
一である。EEPROM26にはアドレス変換を行うデ
コード・テーブルが格納されており、上記EEPROM
26によりアドレスのデコードが行われる。そして、フ
ラッシュ・メモリの一部が不良になったとき、EEPR
OM26を書き換えて、救済措置を行う。なお、図38
には、EEPROM26が例示されているが、デコード
・テーブルを格納した記憶媒体としては、書き換えが可
能な記憶媒体であればよく、その他フラッシュ・メモリ
等を用いることができる。 (1)実施例1 図39、図40は本実施例の構成を示す図であり、図3
9において、261はEEPROM26(もしくはフラ
ッシュ・メモリ等の書き換え可能なROM)から構成さ
れるセクタ変換部である。25はフラッシュ・メモリで
あり、フラッシュ・メモリは第1の領域A、第2の領域
B、および予備領域Cが設けられ、第1の領域A、第2
の領域Bには、それぞれ、1〜4の4個のセクタが設け
られている。
【0123】図39において、データをセクタ1に書き
込む場合には、第1の領域Aと第2の領域Bを見て、既
に第1の領域Aにデータが有る場合には、第2の領域B
にデータを書き込む。また、上記データを書き込んでい
る間に、第1の領域Aのセクタ1−Aを消去する。その
際、書き込みエラーが発生した場合には、予備領域Cを
代替セクタとして割り当てる。
【0124】すなわち、第1の領域Aのセクタ1−Aに
書き込みエラーが発生した場合には、予備領域Cをセク
タ1−Aの代替とするため、セクタ変換部261のRO
Mを書き換え、図40に示すように、セクタ1−Aとし
て、予備領域Cを割り当てる。以上のように、書き込み
エラーが発生した場合、予備がある限り予備領域のセク
タを割り当て、予備がなくなった場合には、データを全
て図38に示したSRAM23等の外部の領域に退避
し、セクタ変換部261のROMを再編成し、データの
空間と予備の空間に分ける。また、その時、セクタは、
システムの構成に応じて、昇順、または、降順で初期状
態と同様に割り当てていくが、不良セクタは除外する。
【0125】本実施例においては、上記のように、書き
込みと同時に消去を行っているので、書き込み時のタイ
ムラグをなくすことができ、書き込み速度を向上させる
ことができる。また、予備領域を設け、不良セクタが発
生した場合に、予備領域に代替しているので、不良セク
タが発生した際の救済を行うことができる。 (2)実施例2 図41、図42は本実施例の構成を示す図であり、図4
1において、261はEEPROM、もしくは、フラッ
シュ・メモリ等の書き換え可能なROMから構成される
セクタ変換部、25はフラッシュ・メモリであり、フラ
ッシュ・メモリは第1の領域A、予備領域Cが設けら
れ、第1の領域Aには1〜4の4個のセクタが設けられ
ている。また、231は図38に示したSRAM23等
のデータの一次記憶媒体である。
【0126】図41において、データの書き込み時、一
次媒体231にデータを転送している間に、書き込むセ
クタを調べ、書き込むべきセクタにデータがあった場合
には、そのセクタを消去する。なお、転送が早く終了し
た場合には、消去終了までまち、また、転送が遅い場合
には、転送終了後、データを書き込む。また、書き込み
エラーが発生した場合には、セクタ変換部261のRO
Mの書き換えをおこなって、図42に示すように(セク
タ1−Aにエラーが発生した場合を示している)、予備
領域Cにセクタ1−Aの書き込みを行う。なお、通常の
セクタがエラーにならない限り、予備領域Cへの書き込
みは行わない。
【0127】本実施例においては、上記のように、デー
タを一次記憶媒体231に転送している間に、書き込む
べきセクタにデータがあった場合、消去を行っているの
で、第1の実施例と同様、書き込み時のタイムラグをな
くすことができ、書き込み速度を向上させることができ
る。また、予備領域を設け、不良セクタが発生した場合
に、予備領域に代替しているので、不良セクタが発生し
た際の救済を行うことができる。 (3)実施例3 図43、図44は本実施例の構成を示す図であり、図4
3において、261はEEPROM、もしくは、フラッ
シュ・メモリ等の書き換え可能なROMから構成される
セクタ変換部、25はフラッシュ・メモリであり、フラ
ッシュ・メモリはブロック1,ブロック2,予備ブロッ
ク1,予備ブロック2が設けられ、各ブロックには、ブ
ロック1,ブロック2には、セクタ1〜3A,1〜3
B,…,1〜3D、4〜6A,4〜6B,…,4〜6D
が設けられている。
【0128】そして、セクタ1〜3A,1〜3B,…,
1〜3Dは物理アドレスとしてはそれぞれ1セクタであ
り、ここに論理アドレス1,2または3のデータを書き
込むことができる。すなわち、論理アドレス1,2また
は3のデータを書き込む領域がA〜Dの4セクタ分設け
られており、データを書き込む場合には、A〜Dの内の
空いている領域に書き込む。
【0129】同様に、セクタ4〜6A,4〜6B,…,
4〜6Dも上記と同様であり、論理アドレス4,5また
は6のデータを書き込む場合には、A〜Dの内の空いて
いる領域に書き込む。以上のように、本実施例において
は、n+1(この実施例においてはn=3)セクタ単位
でブロック化されており、書き込む論理アドレスに対し
て、1セクタの空きが設けられている。
【0130】図43において、データをセクタ1に書き
込む際、セクタ1〜3A,1〜3B,…,1〜3Dを見
て、これらの中にセクタ1が既に存在する場合には、そ
のセクタを消去する。また、セクタには必ず空いている
セクタが存在するので、上記した消去と同時に、空いて
いるセクタに書き込みを行う。書き込み時、書き込みエ
ラーが発生した場合には、代替ブロックとして予備ブロ
ックを割り当てる。例えば、セクタ1〜3Aが不良とな
った場合には、図44に示すように、予備ブロック1を
代替ブロックとして割り当てる。そして、セクタ変換部
261のROMを書き換えて、エラーのあったブロック
1を予備ブロック1に割り当てる代替処理を行う。これ
により予備ブロック1がブロック1となる。
【0131】予備がある限り上記のような処理を行い、
予備がなくなった場合には、データを全て図38に示し
たSRAM23等の外部の領域に退避し、セクタ変換部
261のROMを再編成し、データの空間と予備の空間
に分ける。また、その時、セクタは、システムの構成に
応じて、昇順、または、降順で初期状態と同様に割り当
てていくが、不良セクタは除外する。
【0132】セクタ変換部261は、論理セクタから物
理セクタへの変換時、上記したように、n+1セクタ単
位でブロック化し、デコードするセクタ1に対して、書
き込み可能なn+1のセクタが存在するように構成す
る。そして、一部のセクタが不良となった場合には、上
記セクタ変換部261のテーブルを書き換えることによ
り、書き込みブロックを移動して、常にn+1のセクタ
のブロックを作成する。
【0133】本実施例においては、上記のように、n+
1セクタ単位でブロック化し、1セクタを空けておき、
書き込みと同時に消去を行っているので、実施例1,2
と同様、書き込み時のタイムラグをなくすことができ、
書き込み速度を向上させることができる。また、予備領
域を設け、不良セクタが発生した場合に、予備領域に代
替しているので、不良セクタが発生した際の救済を行う
ことができる。 (4)実施例4 図45、図46は本実施例の構成を示す図であり、図4
5において、261はEEPROM、もしくは、フラッ
シュ・メモリ等の書き換え可能なROMから構成される
セクタ変換部、25はフラッシュ・メモリであり、フラ
ッシュ・メモリはブロック1,ブロック2,予備1A〜
1Dが設けられ、ブロック1,ブロック2には、それぞ
れ、セクタ1〜3A,1〜3B,…,1〜3D,4〜6
A,4〜6B,…,4〜6Dが設けられている。
【0134】また、本実施例においては、実施例3と同
様、n+1(この実施例においてはn=3)セクタ単位
でブロック化し、1セクタを空けておく。図45におい
て、データをセクタ1に書き込む際、セクタ1〜3A,
1〜3B,…,1〜3Dを見て、これらの中にセクタ1
が既に存在する場合には、そのセクタを消去する。ま
た、セクタには必ず空いているセクタが存在するので、
上記した消去と同時に、空いているセクタに書き込みを
行う。
【0135】書き込み時、書き込みエラーが発生した場
合には、代替セクタとして予備1A〜1Dを割り当て
る。例えば、セクタ1〜3Aが不良となった場合には、
図46に示すように、予備1A〜1Dがブロック1とな
り、セクタ1〜3Aに対して予備1Aを割り当て、セク
タ変換部261のROMを書き換えて代替処理を行う。
これにより予備セクタ1Aがセクタ1〜3Aとなり、予
備1B〜1Dはブロック1の予備となる。
【0136】予備がある限り上記のような処理を行い、
予備がなくなった場合には、データを全て図38に示し
たSRAM23等の外部の領域に退避し、セクタ変換部
261のROMを再編成し、データの空間と予備の空間
に分ける。また、その時、セクタは、システムの構成に
応じて、昇順、または、降順で初期状態と同様に割り当
てていくが、不良セクタは除外する。
【0137】セクタ変換部261は、論理セクタから物
理セクタへの変換時、上記したように、n+1セクタ単
位でブロック化し、デコード時には、そのデコード・デ
ータよりアドレス変換するテーブルを設けセクタ1に対
して書き込み可能なn+1のセクタが存在するように構
成する。そして、一部のセクタが不良となった場合に
は、上記セクタ変換部261のテーブルを書き換えるこ
とにより、常にn+1のセクタのブロックを作成する。
【0138】本実施例においては、上記のように、n+
1セクタ単位でブロック化し、1セクタを空けておき、
書き込みと同時に消去を行っているので、実施例1,
2,3と同様、書き込み時のタイムラグをなくすことが
でき、書き込み速度を向上させることができる。また、
予備領域を設け、不良セクタが発生した場合に、予備領
域に代替しているので、不良セクタが発生した際の救済
を行うことができる。 (5)実施例5 図47、図48は本実施例の構成を示す図であり、図4
7,48において、図39、図40に示したものと同一
のものには同一の符号が付されており、261はEEP
ROM、もしくは、フラッシュ・メモリ等の書き換え可
能なROMから構成されるセクタ変換部、25はフラッ
シュ・メモリであり、フラッシュ・メモリはブロック
1,ブロック2,予備ブロック1,予備ブロック2が設
けられ、ブロック1,ブロック2、セクタ1〜3A,1
〜3B,…,1〜3D,4〜6A,4〜6B,…,4〜
6Dが設けられている。
【0139】また、本実施例においては、実施例3と同
様、n+1(この実施例においてはn=3)セクタ単位
でブロック化し、1セクタを空けておく。図47におい
て、データをセクタ1に書き込む際、セクタ1〜3A,
1〜3B,…,1〜3Dを見て、これらの中にセクタ1
が既に存在する場合には、そのセクタを消去する。ま
た、必ず空いているセクタが存在するので、上記した消
去と同時に、空いているセクタに書き込みを行う。
【0140】書き込み時、書き込みエラーが発生した場
合には、代替セクタとして予備セクタを割り当てる。例
えば、セクタ1〜3Aが不良となった場合には、予備ブ
ロック1を割り当て、セクタ変換部261のROMを書
き換えて、代替処理を行う。これにより、図48に示す
ように、予備ブロックのセクタ1,n,mAがセクタ1
に置き変わり、予備ブロックにセクタ1が存在すること
となり、元のブロックにはセクタ2,3がそのまま残
る。
【0141】すなわち、この実施例においては、ブロッ
クの構成は続きセクタでなくてもよく、元のブロックの
構成数を変更する。予備がある限り上記のような処理を
行い、予備がなくなった場合には、データを全て図38
に示したSRAM23等の外部の領域に退避し、セクタ
変換部11のROMを再編成し、データの空間と予備の
空間に分ける。また、その時、セクタは、システムの構
成に応じて、昇順、または、降順で初期状態と同様に割
り当てていくが、不良セクタは除外する。
【0142】本実施例においては、上記のように、n+
1セクタ単位でブロック化し、1セクタを空けておき、
書き込みと同時に消去を行っているので、実施例1,
2,3,4と同様、書き込み時のタイムラグをなくすこ
とができ、書き込み速度を向上させることができる。ま
た、予備領域を設け、不良セクタが発生した場合に、予
備領域に代替しているので、不良セクタが発生した際の
救済を行うことができる。
【0143】図49〜図51は上記実施例における処理
を示すフローチャートであり、図38に示したシステム
における本実施例の処理を説明する。ステップS1にお
いて、本体からセクタデータの書き込み要求があると、
ステップS2において、CPU22はコントローラLS
I21からの通知によりデータの書き込み要求があるこ
とを認識する。なお、コントローラLSI21がCPU
22に割り込みをかけて、データの書き込み要求を通知
してもよい。
【0144】ステップS3において、CPU22はEE
PROM26のデータを読み込み、その書き込み場所を
認識し、セクタデータが書かれているか否かをチェック
するため、フラッシュ・メモリ25−1,…,25−5
をアクセスし、ECCデータ、あるいは、フラッシュ・
メモリに格納された管理情報等を参照する。そして、ス
テップS5において、フラッシュ・メモリにデータが書
かれているか否かを判断し、データが書かれていない場
合には、図50のステップS8に行く。また、データが
書かれている場合には、ステップS6において、第2の
セクタにデータを書き込むための情報を読み込むため、
CPU22はEEPROM26をアクセスし、データを
得る。ついで、ステップS7において、フラッシュ・メ
モリのデータを消去し(効率を上げるためエラーチェッ
クは後で行う)、図50のステップS8に行く。
【0145】ステップS8において、本体よりデータを
SRAM23にデータを転送し、終了を待つ。ステップ
S9において、フラッシュ・メモリにデータを書き込む
ため、CPU22はコントローラLSI21に対してデ
ータの書き込みを通知し、コントローラLSI21はS
RAM23よりフラッシュ・メモリにデータを書き込
む。ついで、ステップS10において、CPU22はコ
ントローラLSI21よりデータ書き込み終了の通知を
受け、ステップS11において、データの書き込みエラ
ーがあったか否かを判断する。
【0146】データの書き込みエラーがなかった場合に
は終了し、書き込みエラーがあった場合には、ステップ
S12において、代替用セクタが有るか否かを判断し、
代替用セクタがある場合には、ステップS13に行き、
セクタアドレスを変更するため、EEPROM26をア
クセスしてデータを変更し、ステップS9に戻る。ま
た、代替用セクタがない場合には、図51のステップS
14に行き、消去中のフラッシュ・メモリがあるか否か
を判断し、消去中のフラッシュ・メモリがある場合に
は、ステップS15に行き、消去終了まで待って、消去
したセクタにデータを書き込み終了する。
【0147】ステップS14において、消去中のフラッ
シュ・メモリがないと判断された場合には、ステップS
16において、本体側にエラーを通知する。本体側で
は、ステップS17において、データを吸い上げEEP
ROM26を再編成するコマンドを送る。記憶装置側で
は、本体側からのコマンドに応じて、EEPROM26
を再編成し、本体から送られる1論理セクタに対して、
2セクタ以上の選択ができるようにする。これにより、
少し容量は減るが記憶装置として使用可能となる。
【0148】なお、上記処理においては、SRAM23
にデータを転送し、フラッシュ・メモリにデータを書き
込む場合について説明したが、SRAM23を設けず、
直接フラッシュ・メモリにデータを書き込むこともでき
る(この場合には、上記フローチャートのステップS
8,S9は一処理となる)。 E.アドレス変換用デコード部の信頼性の向上 論理アドレスを物理アドレスに変換するための変換テー
ブルとしてROMが使用されることがある。また、RO
Mの代わりに、フラッシュEEPROM、EEPROM
等を使用することも可能であるが、通常はデコード部を
可変にする必要がないため、使用されることが少ない。
【0149】一方、フラッシュ・メモリは、その媒体の
性質上、消去回数に制限があり、不良になると、不良に
なったアドレスが使用出来なくなる。そこで、前記した
D.の実施例(1)〜(5)に示すように、論理アドレ
スを物理アドレスに変換するための変換テーブルとし
て、フラッシュEEPROM、EEPROMなどの書き
換え可能なデコード部を用い、不良のセクタが発生した
場合、デコード部を書き換え、不良アドレスがないよう
に見せかける方法が用いられる。
【0150】しかしながら、変換テーブルとして、フラ
ッシュEEPROM、EEPROMなどを用いた場合、
これらのフラッシュEEPROM、EEPROMなどに
も、消去回数に制限があり、所定回数以上消去を行うと
不良が発生する。本実施例は、上記のように、デコード
部としてフラッシュEEPROM、EEPROMなどの
書き換え可能な記憶媒体が使用されている場合におい
て、デコード部を2段化とすることにより、デコード部
の寿命を延ばし、アドレス変換用デコード部の信頼性を
向上させる実施例を示している。
【0151】図52は本実施例のデコード部の構成を示
す図であり、同図(a)は通常の場合、(b)はセクタ
が不良になった場合、(c)はデコード部が不良になっ
た場合を示しており、301は1次デコード部、302
は2次デコード部、303はフラッシュ・メモリのセク
タを示している。同図において、フラッシュ・メモリの
セクタが正常な場合には、(a)に示すように、1次デ
コード部301がセクタ0のアドレスのデコード値とし
てアドレス「0000h」を出力し、2次デコード部3
02が「0000h」のデコード値として物理アドレス
「5555h」を出力し、フラッシュ・メモリのセクタ
0の物理アドレスを指定している。
【0152】ここで、フラッシュ・メモリの消去回数が
制限値を越えてセクタが不良となり、セクタ0の物理ア
ドレスをアドレス8888hの予備のセクタに切り替え
る場合には、同図(b)に示すように、2次デコード部
302を書き換えて、「0000h」のデコード値を
「5555h」から「8888h」に切り替える。これ
により、セクタ0として物理アドレス「8888h」が
割り当てられる。
【0153】上記のようにして、2次デコード部(もし
くは1次デコード部)を何度か書き換えることにより書
き換え制限値以上になり、2次デコード部に不良になる
と、同図(c)に示すように、一次デコード部301を
書き換えてそのデコード値をずらし、2次デコード部3
02がデコード値として「8888h」を出力する「2
222h」をデコード値として出力するように書き換え
る。これにより、2次デコード部302が不良になって
も、物理アドレス「8888h」をデコード値として出
力することができる。
【0154】以上のように、デコード部を2段化し、一
方のデコード部が不良になった場合に、他方のデコード
部を書き換えることにより、デコード部の寿命を2乗化
することができる。例えば、セクタが不良になるまでの
回数をL回(書き換え制限値)、2次デコード部が不良
になるまでの回数をM回(書き換え制限値)、1次デコ
ード部が不良になるまでの回数をN回(書き換え制限
値)とすると、アドレスがエラーになるまでの回数はN
×M×L回となる。
【0155】基本的に書き換え制限値はフラッシュEE
PROMで10万〜100万回、EEPROMで1万回
程度といわれているので、事実上、デコード部を2段化
するだけで、信頼性を十分確保することができる。 F.書き込み時間の推定処理 フラッシュ・メモリにおいては、データの書き込みに
際、退避処理等を行う必要があり、通常の半導体メモリ
の場合より書き込みに時間がかかる。
【0156】本実施例は、フラッシュ・メモリへの書き
込み時間の推定を行い、消費電力の推定、異常の検出等
を行う実施例を示している。次に本実施例について説明
する。今、記憶装置が図53に示すような状態になって
いる場合に、3セクタのデータを書き込む場合を考え
る。まず、前記した図7の本体よりプロセッサ22に書
き込むセクタ数を送る。書き込むセクタ数がプロセッサ
22に送られると、プロセッサは書き込むセクタ数によ
り書き込み時間を求める。ここで、図53のように書き
込むブロックが無い場合には、退避動作が行われるの
で、書き込み時間tは次のようにして求められる。
【0157】t=〔1セクタの書き込みに掛かる時間〕
×3+〔データの退避時間〕(秒) プロセッサ22は上記のようにして書き込み時間を計算
し、本体へ返す。本体は、上記書き込み時間を元に、次
の式により書き込み動作時の消費電力W1を求める。 W1=t÷3600×〔書き込み動作の消費電力〕
(W) また、本体はその電源部から残りの電力W2を読み取
り、得られた書き込み電力と比較し、W2>W1ならデ
ータの書き込みを行う。
【0158】一方、本体は上記のようにして得た書き込
み時間tと実際の書き込み時間を比較し、上記書き込み
時間tを越えても書き込みが終了しない場合には、記憶
装置の異常と判断し、例えば、ユーザに通知したり、書
き込み処理をストップ等の措置を行う。図54は本実施
例における本体の処理を示すフローチャートであり、同
図により本実施例を説明する。
【0159】ステップS1において、これから書き込む
データのサイズを記憶装置に送り、書き込みにかかる時
間を得る。ステップS2において、書き込みにかかる時
間と、時間当たりの消費電力をかけて書き込みにかかる
電力を得る。ステップS3において、残り電力と書き込
みで使用する電力を比較し、残り電力の方が少ない場合
には、異常処理を行う。また、残り電力の方が多い場合
には、ステップS4に行きデータを書き込み、ステップ
S5において、実際の書き込み時間が予想した時間より
多いか否か判別し、多い場合には、異常処理を行う。ま
た、書き込み時間が予想した時間以内の場合には、ステ
ップS6に行き、書き込み終了か否かを判別し、書き込
み終了でない場合にはステップS5に戻り、書き込み終
了の場合には、終了する。
【0160】以上のように、本実施例においては、書き
込み時間を求めることにより、書き込みに要する電力を
推定しているので、残り電力量で書き込みができるかど
うかの判断を行うことができる。このため、電池駆動等
のシステムにおいて、書き込み中に電力がなくなり書き
込みが途中で中断することを避けることができ、システ
ムの信頼性を向上させることができる。
【0161】また、実際の書き込み時間と推定した書き
込み時間を比較することにより、記憶装置の異常を検出
することができ、また、書き込み時間を表示するなどし
てユーザに知らせることにより、ユーザが記憶装置の異
常を判断することが可能となる。 G.フラグ判定処理における信頼性の向上 フラグの判定は、通常、1ビットを1機能に割り当て判
定している場合が多い。しかしながら、フラッシュ・メ
モリは過剰消去により消去不能になるという、致命的不
良原因を構造的にもっており、これが発生したセルはハ
イレベルのままで、ローレベルに戻らない状態に陥る。
【0162】このため、フラッシュ・メモリ上のフラグ
を1ビット1機能に対応させた場合には、そのビットが
不良になったとき、フラグの有効性がなくなってしま
う。本実施例は、フラッシュ・メモリ上の消去フラグ、
不良フラグ、パリテイー等に対して、フラグを複数用意
することにより、上記したフラッシュ・メモリの構造的
欠点に対処し、フラグ判定の信頼性を向上させた実施例
を示している。 (1)実施例1 図55は実施例1を示す図であり、同図(a)はフラグ
レジスタ、(b)は判定のための論理積回路、(c)は
真理値表を示している。
【0163】本実施例においては、同図(a)に示すよ
うに、一つの機能に対してフラグb0 ,b4 を用意して
フラグレジスタに格納する。そして、フラグ判定を行う
場合には、(b)に示すように、これらのフラグの論理
積を求めることにより、最終的な判定結果を得る。上記
のように判定しているので、同図(c)の行番号2のよ
うにビットb0 がハイレベルで固定になっても、その論
理積結果としては、正しい結果を得ることができる。同
様に、行番号3のように、ビットb4 がハイレベルで固
定になっても、その論理積結果としては、正しい結果を
得ることができる。 (2)実施例2 図56は実施例2を示す図であり、同図(a)は第1の
フラグレジスタ、(b)は第2のフラグレジスタ、
(c)はフラグ判定を行う論理積回路を示している。
【0164】本実施例は同一機能に対するフラグを別々
のフラグレジスタに格納するようにしたものであり、同
図(a)に示す第1のフラグレジスタのビットb0 にフ
ラグを格納し、同図(b)に示す第2のフラグレジスタ
のビットb0 とビットb2 に第1のフラグレジスタに格
納したフラグと同一の機能に対応するフラグを格納して
いる。
【0165】そして、フラグを判定する場合には、同図
(c)に示す論理積回路により上記フラグの論理積を求
める。本実施例においても、実施例1と同様、フラグの
一部がハイレベルで固定しても、正しい判定結果を得る
ことができる。以上のように、本実施例においては、フ
ラグの判定を複数ビットで行うようにしているので、全
てのビットが不良にならない限り、正しい判定値を常に
出力することができ、フラグ判定の信頼性を向上するこ
とができる。 H.管理テーブルの節約 本実施例は記憶装置が複数チップで構成され、各チップ
内に複数のブロックが設けられたフラッシュ・メモリ・
システムにおいて、管理テーブルを簡単化するととも
に、各ブロックを平均的に使用することができる実施例
を示している。
【0166】以上示した実施例においては、データを書
き込むチップ、ブロックに制約がなく、データは全ブロ
ックのセクタに書き込むことができたため、全領域を管
理するテーブルを設ける必要があったが、本実施例にお
いては、各チップ内に書き込むデータを固定とし、チッ
プ内において書き込むブロックを移動して書き込んでい
くことにより、全領域を管理することなくデータの書き
込みができるようにし、フラッシュ・メモリの管理を簡
単化するとともに、各ブロックの使用を平均化してい
る。
【0167】また、本実施例においては、チップ内に書
き込まれるデータをチップの全容量より一定量少なく
し、この一定量のブロックをワークブロックと不良ブロ
ック発生時の救済ブロックに当てている。そして、ブロ
ック内のデータの並びは固定とし、データを書き換える
場合、すでに旧ブロックに有効なデータが存在している
場合には、そのデータを前記した図7のSRAM23に
退避して、新データと一緒にして空いている領域に書き
込み、書き込みが成功したら旧データのブロックを消去
するようにしている。
【0168】次に本実施例を説明する。図57は本実施
例におけるチップ、ブロック、セクタ内構成を示す図で
あり、同図に示すように、チップは2Mbyteであり、チッ
プ内は1ブロック4KbyteのNo.000〜No.511
の512個のブロックに分割され、各ブロック内には、
1セクタ528byte のNo.00〜No.07の8個のセ
クタが設けられている。なお、同図のブロックNo.お
よびセクタNo.は物理アドレスを示している。
【0169】さらに、セクタ内には、同図に示すよう
に、256byte の実データ領域、Long命令用のECC
領域、不良データフラグ、不良ブロックフラグ、ブロッ
クアドレス、256byte の実データ用領域ECC領域が設
けられている。ブロック・アドレスは、SRAM23に
格納されているブロック・ポインタのアドレス値を示
し、ブロック・アドレスには、実データなしと判断した
セクタも書き込むこととしている。このようにすること
により、活線抜き差し時、セクタアドレス数が多い物が
正常データと判断することができる。なお、セクタアド
レス数が等しい場合はECC・チェックサムの正誤で判
断する。
【0170】不良ブロックフラグは、ブロックのコンデ
ィションを示しており、FFhで正常ブロック、≠FF
hで不良ブロックとしている。不良データフラグは、デ
ータのコンディションを示しており、FFhで正常デー
タ、≠FFhで不良データとしている。Long命令用
のECC領域は最大4byte である。
【0171】ECC領域は、実データのコンディション
を示しており、この領域の値によりデータの訂正および
誤り検出を行う。図58〜図62は本実施例における書
き込み処理を示す図であり、同図により本実施例を説明
する。本実施例においては、チップがNo.00〜N
o.04の5個で、各チップにワークブロックを4個設
けた場合の書き込みおよび管理方式を示している。
【0172】図58は全ブロックを消去した状態を示し
ており、同図に示すように、各チップにはワークブロッ
クがwork01〜04の4個設けられており、データ
は上記ワークブロックwork01〜04に書き込まれ
る。書き込みはセクタ単位で可能であるが、セクタ00
5の書き込み後にセクタ004を書き込むなど、上位の
セクタの書き込み後には下位のセクタの書き込みはでき
ない。
【0173】また、チップを越えてデータが移動するこ
とはなく、ブロック内のセクタの順番は不動である。さ
らに、例えば、論理ブロックアドレス00にセクタ00
0〜005のみを書き込む場合のように、書き込みデー
タが8セクタ全てを満たさない場合には、セクタ000
〜005のデータを書き込み後、セクタ006,007
にブロックアドレスのみを書き込む。
【0174】なお、この場合、1ブロックが8セクタで
あり、また、チップが5個であるので、論理アドレスn
のデータは、(論理アドレスn÷8)の商をさらに5で
割ったときに得られた余りのチップに書き込まれる。例
えば、n=121の場合には、121÷8は15で余り
1であり、15÷5は5で余りが0なので、No.00
のチップに書き込まれる。
【0175】本実施例におけるデータの書き込み処理は
次のように行われる。まず、図58に示す全ブロックを
消去した状態からセクタNo.000〜039(論理ア
ドレス)の40セクタを連続書き込みすると、図59に
示すように各チップのwork01にデータが書き込ま
れる。すなわち、最初に書き込まれるセクタNo.00
0〜007は論理ブロックアドレスが00なので、本体
からSRAM23にセクタNo.000〜007のデー
タを転送して、チップNo.00の書き込みポインタが
指すwork01からデータを書き込む。なお、論理ブ
ロックアドレスはチップ単位で管理される。
【0176】そして、この場合には論理ブロックアドレ
ス00が過去の存在しないので、チップNo.00のw
ork01はwork04の次の空き領域に移動する。
8セクタ分の書き込みが終了したら、書き込みポインタ
をチップNo.01のwork01に移動し、上記と同
様にセクタNo.008〜015のデータをwork0
1に書き込む。
【0177】以上のようにして、書き込みがチップN
o.04まで完了したら、書き込みポインタをチップN
o.00のwork02に移動する。次に、図59の状
態から、図60に示すようにセクタNo.120〜19
1(論理アドレス)の72セクタの連続書き込みをす
る。上記と同様、本体からSRAM23にセクタNo.
120〜127のデータを転送して、セクタNo.12
0〜127は論理ブロックアドレスが03なので、チッ
プNo.00の書き込みポインタが指すwork02か
らデータを書き込む。そして、上記と同様、チップN
o.00のwork02、work03はwork01
の次の空き領域に移動する。
【0178】以下同様に、セクタNo.128〜191
のデータをチップNo.00〜No.04に書き込む。
ここで、図60の状態から、セクタNo.002〜00
3の2セクタを連続書き込みすると、図61に示すよう
になる。まず、SRAM23にセクタNo.002〜0
03のデータを転送する。この場合、書き込みデータが
セクタNo.002〜003なので、論理ブロックアド
レス00が指定され、これは過去に存在するので、旧デ
ータの退避が必要と判断される。また、書き込みデータ
がセクタNo.002〜003で、論理ブロックアドレ
ス00の最初から書き込まれないので、旧論理ブロック
アドレス00のデータをSRAM23に退避する。
【0179】なお、書き込みデータが論理ブロックアド
レスの先頭より2セクタ分のときには、書き込みデータ
を先に処理した後に旧論理ブロックアドレスのデータの
退避動作を行う。次に、SRAM23に退避した旧デー
タ000,001,004,005,006,007と
新データ002,003を書き込みポインタが指すチッ
プNo.00のwork04に書き込む。その際、書き
込みは000,001,002,003,004,00
5,006,007の順番に書き込む。
【0180】ついで、論理ブロックアドレス00がすで
に存在しているので、旧論理ブロックアドレスの消去を
行う。また、work04を旧論理ブロックアドレス0
0に移動する。上記のように2セクタ連続書き込みを行
ったのち、電源がOFFになり、再びONにすると、図
62に示すように、ワークブロックは使われているブロ
ックの次より指定される。また、上記のようにワークブ
ロックを指定していき、チップの最後まで検索してもワ
ークブロックを全部指定できなくなった場合には、チッ
プの最初に戻り、ワークブロックを指定する。
【0181】上記の処理において、ブロック消去エラー
が発生した場合には、不良フラグに00hを設定し、そ
のブロックは書き込みおよび読み出し不可とする。すな
わち、ワークブロックを一つ潰すことにより対処し、ワ
ークブロックがなくなったら、そのシステムは書き込み
不可とする。また、データ退避途中にエラーが発生した
場合には、不良データフラグを立てたのちにデータを書
き込む。なお、読み出し動作ではそのブロックにエラー
が検出されても、そのブロックを不良ブロックとしては
扱わない。
【0182】データ書き込みエラーが発生した場合に
は、そのブロックを不良ブロックとする。不良フラグの
立て方は、一度書かれているデータを退避し、不良ブロ
ックフラグのみを立てて、再度書き込む。不良ブロック
フラグも通常書き込みと同様、該当ブロック全てのセク
タに対して立てる。データ消去途中でエラーが検出され
た場合には、そのブロックは不良ブロックとする。不良
ブロックフラグの立て方は、不良ブロックフラグのみを
立てるのではなく、実データを含め全てALL
〔00〕
を書き込む。不良処理は該当ブロック全てのセクタに対
して行う。
【0183】以上のように、本実施例においては、各チ
ップ内に書き込むデータを固定とし、チップ内において
書き込むブロックを移動して書き込んでいくので、全領
域を管理する必要がない。このため、データを各チップ
内でのみ管理すればよく、管理テーブルを節約すること
ができ、また、書き込み動作の高速化を図ることができ
る。
【0184】また、ワークブロックにデータを書き込
み、ワークブロックをチップ内で移動させるように構成
したので、各ブロックを平均的に使用することができ
る。
【0185】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜4の発明においては、記憶領域1aが複数のブロック
と、該ブロックを区切ったセクタから構成され、書き込
まれたデータをブロック単位で消去する記憶装置の書き
込み/消去方法において、ブロック内の消去不可のデー
タを空きセクタがある他のブロックに退避するに際し
て、消去可能なセクタ数が多いブロックからmブロック
と、消去可能が少ないブロックからnブロックを選択
し、選択されたブロックを同時に空きセクタがある他の
ブロックに、セクタを散在させて均一に、退避するよう
にしたので、空きブロックを作成することができるとと
もに、結果的に各ブロックに書き換えが多いセクタと書
き換えが少ないセクタが混在することとなり、ブロック
の消去回数を平均化することができる。
【0186】本発明の請求項4〜7の発明においては、
上記構成の記憶領域を持つ記憶装置の書き込み/消去方
法において、消去可能なデータを含むブロックのデータ
の内、消去不可のデータのみを退避領域に移動したの
ち、上記ブロックのデータを消去し、消去したブロック
を新たな退避領域とすることにより、空き領域を作成す
るようにしたので、消去可能データをなくすことができ
る。したがって、、本処理を予め行っておくことにより
書き込み時間を短縮することが可能となる。
【0187】また、データの書き込み方向に対して、退
避領域の反対側のブロックの消去不可のデータのみを退
避領域に移動したのち、上記ブロックのデータを消去
し、消去したブロックを新たな退避領域とすることによ
り、書き込み場所を示す書き込みポインタと退避領域の
間に全ての空き領域を存在させることができる。したが
って、処理の中断があっても、書き込みポインタの示す
位置からデータを書き込むことができ、処理中断後に必
要とする処理量を少なくすることができる。
【0188】本発明の請求項8〜13の発明において
は、上記構成の記憶領域を持つ記憶装置の書き込み/消
去方法において、書き込みポイントを予備領域に設定
し、データが書き込まれたブロックの消去不可のデータ
を予備領域に移動したのち、上記ブロックのデータを消
去する処理を繰り返し、最後に消去したブロック以外の
ブロックの空きセクタ数が予備領域にあるセクタ数と等
しいか、もしくは、大きくなったとき、予備領域のデー
タを最後に消去したブロック以外のブロックに移動する
ようにしたので、空きブロックが使用不可になったと
き、使用不可となったブロックを救済して空きブロック
を作成することができる。
【0189】また、予備領域のデータを、データを最後
に消去したブロック以外のブロックに移動する際、移動
先の書き込みポイントを、データを最後に消去したブロ
ックの後のブロックから検索して予備領域のデータを移
動するようにすることにより、最後に消去をかけたブロ
ックと書き込みポインタの間に全ての空きセクタを存在
させることができ、処理中断後の処理を簡単にすること
ができる。
【0190】さらに、処理中断後、処理を再開したと
き、予備領域に消去可能なデータがあるか、あるいは、
消去不可のデータのみがあるかに応じて、処理中断時点
を判断することができ、処理中断時点の判断を単純化す
ることができる。本発明の請求項14〜17の発明にお
いては、上記構成の記憶領域を持つ記憶装置の記憶装置
の消去方法において、ブロック毎に書き込みの有無を示
すフラグを設けて、書き込みの有無を示すフラグを参照
して、書き込まれたデータを消去するようにしたので、
不要な消去を避けることができ、消去時間の短縮を図る
ことができるとともに、記憶媒体の寿命を延ばすことが
できる。
【0191】また、全記憶領域の消去処理が実行中であ
ることを示す実行中フラグを設けることにより、全記憶
領域の消去処理を実行中に、処理が中断された際、実行
中フラグを参照して、全記憶領域の消去処理中であるこ
とを判断することができ、不意の処理中断に対応するこ
とができる。本発明の請求項18の発明においては、記
憶領域が上書きできない複数のセクタで構成され、セク
タに書き込まれたデータをセクタ単位で消去する記憶装
置の書き込み管理方法において、同一のセクタ番号を持
つセクタを少なくとも2個用意し、同一番号が付された
セクタのいずれか一方にデータがあった場合、他方のセ
クタにデータを書き込むと同時に、一方のセクタのデー
タを消去するようにしたので、書き込み速度を向上する
ことができる。
【0192】本発明の請求項19の発明においては、上
記記憶領域を持つ記憶装置の書き込み管理方法におい
て、書き込みするセクタにデータがある場合、データを
一次記憶装置に転送している間に、上記セクタのデータ
を消去し、データの消去完了後、もしくは、データ転送
の終了後、上記セクタにデータを書き込むようにしたの
で、上記と同様書き込み速度を向上することができる。
【0193】本発明の請求項20,21の発明において
は、上記請求項18,19の発明において、不良なセク
タを代替する予備の領域と、書き込みセクタを管理する
書き換え可能なデコード・テーブルを設け、不良なセク
タが発生したとき、上記デコード・テーブルを書き換え
ることにより、予備の領域に書き込みセクタを変更し、
予備の領域がなくなつたとき、デコード・テーブルを書
き換えてセクタを再構成するようにしたので、不良セク
タ発生時の救済を行うことができる。
【0194】本発明の請求項22〜29の発明において
は、上記記憶領域を持つ記憶装置の書き込み管理方法に
おいて、N個のセクタ番号に対して、N+1個のセクタ
を設けるとともに、N+1個の各セクタをN個のセクタ
番号で共有し、データをセクタへ書き込む際、データを
N+1個のセクタの内の空いているセクタに書き込むよ
うにしたので、書き込み速度を向上することができると
ともに、余分に用意するセクタの数を少なくすることが
でき、コストダウンを図ることができる。
【0195】また、不良なセクタを代替する予備の領域
を設け、不良なセクタが発生したとき、デコード・テー
ブルを書き換えることにより、予備の領域に書き込みブ
ロックあるいはセクタを変更するようにしたり、デコー
ド・テーブルを再編成するようにすることにより、不良
セクタ発生時の救済を行うことができる。本発明の請求
項30の発明においては、読み書きが可能で、かつ、記
憶領域の一部が破壊する可能性のある記憶領域と、記憶
領域中のデータが記憶されている場所を示す書き換え可
能なデコーダとを備えた記憶装置における管理方法にお
いて、デコーダを2段設け、記憶装置の記憶領域の一部
が破壊したとき、もしくは、2段のデコータの一部が破
壊したとき、2段のデコーダのいずれか一方、もくし
は、両方を書き換えることにより、破壊した部分へのデ
コードが行われないようにしたので、デコーダとして、
EEPROM、フラッシュメモリ等のその一部が破壊す
る可能性のある記憶媒体を用いた場合においても、アド
レスがエラーとなる確率を著しく減少させることがで
き、信頼性を確保することができる。
【0196】本発明の請求項31〜34の発明において
は、記憶領域と、記憶領域へのデータの書き込みを制御
する制御手段とを備えた記憶装置の管理方法において、
記憶領域へ書き込むデータの大きさを上記制御手段に送
り、制御手段が記憶領域へ書き込むデータの大きさと記
憶領域の内部状態に基づき書き込みに必要に時間を推定
しているので、推定された記憶領域の書き込み時間と書
き込みに必要な電力とから、現在の残存電力で書き込み
が可能か否かを判定することができ、システムの信頼性
を向上させることができる。
【0197】また、上記推定された記憶領域の書き込み
時間と実際の書き込み時間を比較する等により、記憶装
置1の異常を判定することもできる。本発明の請求項3
5の発明においては、消去出来なくなる可能性のある記
憶領域上に記録されたフラグの判定方法において、記憶
領域上に同一の機能に対応した複数ビットのフラグを記
録し、該フラグの論理積によりフラグの判定を行うよう
にしたので、全ビットが不良にならない限り、正しい判
定値を常に出力することができ、システムの信頼性を向
上させることができる。
【0198】本発明の請求項36〜37の発明において
は、記憶領域が複数に分割されており、分割されたチッ
プ内に複数のブロックが設けられ、チップ内のブロック
にデータを書き込む際、新たなブロックにデータを書き
込み、書き込んだデータがチップ内に既に存在している
場合には、そのデータをブロック単位で消去する記憶装
置の管理方法において、データを書き込むチップを、書
き込むデータに対応させて固定したので、制御手段は各
チップ内のデータのみを管理すればよく、全領域を管理
する必要がない。このため、制御手段における管理テー
ブルを簡単にすることができ、書き込み速度を向上させ
ることができる。また、各チップ内にデータを書き込む
ための複数のワークブロックを設けることにより、ワー
クブロックに不良が発生した場合に、不良となったワー
クブロックを救済することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の概略構成を示す原理図である。
【図2】本発明の請求項1〜17の原理を示す原理図で
ある。
【図3】本発明の請求項1〜17の原理を示す原理図
(続き)である。
【図4】本発明の請求項18〜30の原理を示す原理図
である。
【図5】本発明の請求項31〜35の原理を示す原理図
である。
【図6】本発明の請求項36,37の原理を示す原理図
である。
【図7】本発明の前提となる記憶装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】記憶装置におけるSRAMの内容を示す図であ
る。
【図9】記憶装置におけるフラッシュ・メモリの内容を
示す図である。
【図10】記憶装置におけるフラッシュ・メモリの内容
を示す図(続き)である。
【図11】記憶装置における書き込み時の処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】記憶装置における書き込み時の処理を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図13】記憶装置における書き込み時の処理を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図14】記憶装置における書き込み時の処理を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図15】記憶装置における書き込み時の処理を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図16】消去回数のバラツキを抑える実施例を示す図
である。
【図17】消去回数のバラツキを抑える実施例を示す図
(続き)である。
【図18】消去回数のバラツキを抑える実施例を示す図
(続き)である。
【図19】消去回数のバラツキを抑える実施例を示す図
(続き)である。
【図20】消去回数のバラツキを抑える実施例を示す図
(続き)である。
【図21】消去回数のバラツキを抑える実施例の処理を
示すフローチャートである。
【図22】消去可能データをなくす処理の実施例を示す
図である。
【図23】消去可能データをなくす処理の実施例を示す
図(続き)である。
【図24】消去可能データをなくす処理の実施例を示す
図(続き)である。
【図25】消去可能データをなくす処理の実施例を示す
図(続き)である。
【図26】消去可能データをなくす処理の実施例を示す
フローチャートである。
【図27】空き領域の作成処理の実施例を示す図であ
る。
【図28】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図29】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図30】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図31】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図32】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図33】空き領域の作成処理の実施例を示す図(続
き)である。
【図34】空き領域の作成処理の実施例のフローチャー
トである。
【図35】消去処理の実施例を示す図である。
【図36】消去処理の実施例を示す図(続き)である。
【図37】消去処理の実施例のフローチャートである。
【図38】書き込み速度の向上を図る実施例のシステム
構成を示す図である。
【図39】書き込み速度の向上を図る第1の実施例を示
す図である。
【図40】書き込み速度の向上を図る第1の実施例を示
す図(続き)である。
【図41】書き込み速度の向上を図る第2の実施例を示
す図である。
【図42】書き込み速度の向上を図る第2の実施例を示
す図(続き)である。
【図43】書き込み速度の向上を図る第3の実施例を示
す図である。
【図44】書き込み速度の向上を図る第3の実施例を示
す図(続き)である。
【図45】書き込み速度の向上を図る第4の実施例を示
す図である。
【図46】書き込み速度の向上を図る第4の実施例を示
す図(続き)である。
【図47】書き込み速度の向上を図る第5の実施例を示
す図である。
【図48】書き込み速度の向上を図る第5の実施例を示
す図(続き)である。
【図49】書き込み速度の向上を図る実施例のフローチ
ャートである。
【図50】書き込み速度の向上を図る実施例のフローチ
ャート(続き)である。
【図51】書き込み速度の向上を図る実施例のフローチ
ャート(続き)である。
【図52】アドレス変換用デコード部を2段とした実施
例を示す図である。
【図53】書き込み時間推定処理の実施例における記憶
領域の状態を示す図である。
【図54】書き込み時間推定処理の実施例のフローチャ
ートである。
【図55】フラグ判定処理の第1の実施例を示す図であ
る。
【図56】フラグ判定処理の第2の実施例を示す図であ
る。
【図57】管理テーブルを節約する実施例における記憶
領域の構成を示す図である。
【図58】管理テーブルを節約する実施例を示す図であ
る。
【図59】管理テーブルを節約する実施例を示す図(続
き)である。
【図60】管理テーブルを節約する実施例を示す図(続
き)である。
【図61】管理テーブルを節約する実施例を示す図(続
き)である。
【図62】管理テーブルを節約する実施例を示す図(続
き)である。
【符号の説明】
1,20 記憶装置 1a 記憶領域 1b 一次記憶媒体 1c 制御手段 1d,1e デコード・テーブル 2 本体処理装置 21 コントローラLSI 22 プロセッサ 23 SRAM 24 クロック発振器 25−1〜25−5 フラッシュ・メモリ 26 EEPROM 261 セクタ変換部 301 1次デコード部 302 2次デコード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 省吾 神奈川県横浜市中区本町4丁目36番地 株 式会社富士通コンピュータテクノロジ内 (72)発明者 伊藤 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 竹原 勝 神奈川県横浜市中区本町4丁目36番地 株 式会社富士通コンピュータテクノロジ内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶領域(1a)が複数のブロック(1a-1,
    …,1a-N)と、該ブロックを区切ったセクタから構成さ
    れ、書き込まれたデータをブロック単位で消去する記憶
    装置(1) の書き込み/消去方法において、 ブロック(1a-1,…,1a-N)内の消去不可のデータを空きセ
    クタがある他のブロックに退避するに際して、 消去可能なセクタ数が多いブロックから所定数のmブロ
    ックと、消去可能が少ないブロックから所定数のnブロ
    ックを選択し、選択されたブロックを同時に空きセクタ
    がある他のブロックに退避することを特徴とする記憶装
    置の書き込み/消去方法。
  2. 【請求項2】 退避先のブロックに消去可能セクタ数が
    多い方のブロックと少ない方のブロックのセクタを散在
    させて退避することを特徴とする請求項1の記憶装置の
    書き込み/消去方法。
  3. 【請求項3】 消去不可のセクタを複数のブロックに退
    避させるに際して、退避先のブロックに退避するセクタ
    数が均一になるようにすることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2の記憶装置の書き込み/消去方法。
  4. 【請求項4】 記憶領域(1a)が、退避領域を含む複数の
    ブロック(1a-1,…,1a-N)から構成され、書き込まれたデ
    ータをブロック単位で消去する記憶装置の書き込み/消
    去方法において、 消去可能なデータを含むブロック(1a-1,…,1a-N)のデー
    タの内、消去不可のデータのみを退避領域に移動したの
    ち、上記ブロックのデータを消去し、 消去したブロックを新たな退避領域とすることにより、
    空き領域を作成することを特徴とする記憶装置の書き込
    み/消去方法。
  5. 【請求項5】 ブロック毎に消去可能なデータを消去す
    ることを特徴とする請求項4の記憶装置の書き込み/消
    去方法。
  6. 【請求項6】 ブロック(1a-1,…,1a-N)中の消去可能な
    データが所定個数以上のときのみ、空き領域作成処理を
    行うことを特徴とする請求項4または請求項5の記憶装
    置の書き込み/消去方法。
  7. 【請求項7】 データの書き込み方向に対して、退避領
    域の反対側のブロックの消去不可のデータのみを退避領
    域に移動したのち、上記ブロックのデータを消去し、 消去したブロックを新たな退避領域とすることにより、
    空き領域を作成することを特徴とする請求項4,5また
    は請求項6の記憶装置の書き込み/消去方法。
  8. 【請求項8】 記憶領域(1) が、予備領域を含む複数の
    ブロック(1a-1,…,1a-N)から構成され、書き込まれたデ
    ータをブロック単位で消去する記憶装置の書き込み/消
    去方法において、 書き込みポイントを予備領域に設定し、データが書き込
    まれたブロックの消去不可のデータを予備領域に移動し
    たのち、上記ブロックのデータを消去する処理を繰り返
    し、 最後に消去したブロック以外のブロックの空きセクタ数
    が予備領域にあるセクタ数と等しいか、もしくは、大き
    くなったとき、予備領域のデータを最後に消去したブロ
    ック以外のブロックに移動することにより空きブロック
    を作成することを特徴とする記憶装置の書き込み/消去
    方法。
  9. 【請求項9】 予備領域にデータを移動するブロック
    を、消去可能データが多いブロックから選択していくこ
    とを特徴とする請求項8の記憶装置の書き込み/消去方
    法。
  10. 【請求項10】 予備領域のデータを、データを最後に
    消去したブロック以外のブロックに移動する際、移動先
    の書き込みポイントを、データを最後に消去したブロッ
    クの後のブロックから検索して予備領域のデータを移動
    することを特徴とする請求項8または請求項9の記憶装
    置の書き込み/消去方法。
  11. 【請求項11】 空きブロックが使用不可になったと
    き、書き込みポイントを予備領域に設定し、データが書
    き込まれたブロックの消去不可のデータを予備領域に移
    動したのち、上記ブロックのデータを消去する処理を繰
    り返し、 最後に消去したブロック以外のブロックの空きセクタ数
    が予備領域にあるセクタ数と等しいか、もしくは、大き
    くなったとき、予備領域のデータを最後に消去したブロ
    ック以外のブロックに移動することにより、空きブロッ
    クを作成し、使用不可になった装置を救済することを特
    徴とする請求項8,9または請求項10の記憶装置の書
    き込み/消去方法。
  12. 【請求項12】 処理途中に装置を停止し、再び立ち上
    げた際、予備領域に消去可能なデータがある場合に、空
    きブロック作成中でかつ予備領域のデータの移動中に処
    理が中断したと判断することを特徴とする請求項8,
    9,10または請求項11の記憶装置の書き込み/消去
    方法。
  13. 【請求項13】 処理途中に装置を停止し、再び立ち上
    げた際、予備領域に消去可能なデータがなく、それ以外
    のデータがある場合に、空きブロック作成中でかつ予備
    領域へデータの移動してブロックを消去しているとき処
    理が中断したと判断することを特徴とする請求項8,
    9,10または請求項11の記憶装置の書き込み/消去
    方法。
  14. 【請求項14】 記憶領域(1) が複数のブロック(1a-1,
    …,1a-N)から構成され、書き込まれたデータをブロック
    単位で消去する記憶装置(1) の消去方法において、 ブロック毎に書き込みの有無を示すフラグ(F1)を設け、
    フラグ(F1)を参照して書き込まれたデータを消去するこ
    とを特徴とする記憶装置の消去方法。
  15. 【請求項15】 全記憶領域を消去する際、書き込みの
    有無を示すフラグ(F1)を参照して、書き込みの有るブロ
    ックのみ消去することを特徴とする請求項14の記憶装
    置の消去方法。
  16. 【請求項16】 記憶領域(1) が複数のブロック(1a-1,
    …,1a-N)から構成され、書き込まれたデータをブロック
    単位で消去する記憶装置の消去方法において、 全記憶領域の消去処理が実行中であることを示す実行中
    フラグ(F2)を設け、全記憶領域を消去する際、最後に消
    去するブロックに上記実行中フラグを立てることを特徴
    とする記憶装置の消去方法。
  17. 【請求項17】 全記憶領域の消去処理を実行中に、処
    理が中断された際、実行中フラグを参照して、全記憶領
    域の消去処理の再開を行うことを特徴とする請求項16
    の記憶装置の消去方法。
  18. 【請求項18】 記憶領域(1) が上書きできない複数の
    セクタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセク
    タ単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法におい
    て、 同一のセクタ番号を持つセクタを少なくとも2個用意
    し、同一番号が付されたセクタのいずれか一方にデータ
    があった場合、 他方のセクタにデータを書き込むと同時に、一方のセク
    タのデータを消去することを特徴とする記憶装置の書き
    込み管理方法。
  19. 【請求項19】 記憶領域(1) が上書きできない複数の
    セクタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセク
    タ単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法におい
    て、 書き込みするセクタにデータがある場合、データを一次
    記憶装置(1c)に転送している間に、上記セクタのデータ
    を消去し、データの消去完了後、もしくは、データ転送
    の終了後、上記セクタにデータを書き込むことを特徴と
    する記憶装置の書き込み管理方法。
  20. 【請求項20】 不良なセクタを代替する予備の領域(1
    b-1,1b-2) と、書き込みセクタを管理する書き換え可能
    なデコード・テーブル(1d)を設け、 不良なセクタが発生したとき、上記デコード・テーブル
    (1d)を書き換えることにより、予備の領域(1b-1,1b-2)
    に書き込みセクタを変更することを特徴とする請求項1
    8または請求項19の記憶装置の書き込み管理方法。
  21. 【請求項21】 予備の領域(1b-1,1b-2) がなくなつた
    とき、デコード・テーブル(1d)を書き換えてセクタを再
    構成することを特徴とする請求項4または請求項18,
    19または請求項20の記憶装置の書き込み管理方法。
  22. 【請求項22】 記憶領域(1) が上書きできない複数の
    セクタで構成され、セクタに書き込まれたデータをセク
    タ単位で消去する記憶装置の書き込み管理方法におい
    て、 N個のセクタ番号に対して、N+1個のセクタを設ける
    とともに、N+1個の各セクタをN個のセクタ番号で共
    有し、 データをセクタへ書き込む際、データをN+1個のセク
    タの内の空いているセクタに書き込むことを特徴とする
    記憶装置の書き込み管理方法。
  23. 【請求項23】 書き込みセクタを管理するデコード・
    テーブル(1d)を設け、デコード・テーブル(1d)によりN
    +1個のセクタを1ブロックとして管理することを特徴
    とする請求項22の記憶装置の書き込み管理方法。
  24. 【請求項24】 N+1個のセクタを管理するデコード
    ・テーブル(1d)を細分化し、セクタの割当情報を持たせ
    たことを特徴とする請求項22または請求項23の記憶
    装置の書き込み管理方法。
  25. 【請求項25】 不良なセクタを代替する予備の領域(1
    b-1,1b-2) を設け、 不良なセクタが発生したとき、デコード・テーブル(1d)
    を書き換えることにより、予備の領域(1b-1,1b-2) に書
    き込みブロックを変更することを特徴とする請求項23
    の記憶装置の書き込み管理方法。
  26. 【請求項26】 不良なセクタを代替する予備の領域(1
    b-1,1b-2) を設け、 不良なセクタが発生したとき、デコード・テーブル(1d)
    を書き換えることにより、予備の領域に書き込みセクタ
    を変更することを特徴とする請求項24の記憶装置の書
    き込み管理方法。
  27. 【請求項27】 不良なセクタが発生したとき、エラー
    のあったセクタのみを予備の領域(1b-1,1b-2) に割り当
    て、元の領域はN−1個のセクタで共有することを特徴
    とする請求項26の記憶装置の書き込み管理方法。
  28. 【請求項28】 予備の領域(1b-1,1b-2) がなくなつた
    とき、デコード・テーブル(1d)を再編成し空き領域を減
    少させることを特徴とする請求項25,26または請求
    項27の記憶装置の書き込み管理方法。
  29. 【請求項29】 予備の領域(1b-1,1b-2) がなくなつた
    とき、デコード・テーブルを再編成し、セクタ数を減ら
    し、予備の領域(1b-1,1b-2) と通常の書き込み領域に分
    けることを特徴とする請求項26の記憶装置の書き込み
    管理方法。
  30. 【請求項30】 読み書きが可能で、かつ、記憶領域の
    一部が破壊する可能性のある記憶領域(1a)と、記憶領域
    (1a)中のデータが記憶されている場所を示す書き換え可
    能なデコーダ(1d)とを備えた記憶装置(1) における記憶
    装置の管理方法において、 デコーダを2段設け、記憶装置(1) の記憶領域(1a)の一
    部が破壊したとき、もしくは、デコータ(1d,1e) の一部
    が破壊したとき、 2段のデコーダ(1d,1e) のいずれか一方、もくしは、両
    方を書き換えることにより、破壊した部分へのデコード
    が行われないようにしたことを特徴とする記憶装置の管
    理方法。
  31. 【請求項31】 記憶領域(1a)と、記憶領域(1a)へのデ
    ータの書き込みを制御する制御手段(1b)とを備えた記憶
    装置の管理方法において、 記憶領域(1a)へ書き込むデータの大きさを上記制御手段
    (1b)に送り、制御手段(1b)が記憶領域(1a)へ書き込むデ
    ータの大きさと記憶領域(1a)の内部状態に基づき書き込
    みに必要に時間を推定することを特徴とする記憶装置の
    管理方法。
  32. 【請求項32】 推定された記憶領域(1a)の書き込み時
    間から書き込みに要する電力を求めることを特徴とする
    請求項31の記憶装置の管理方法。
  33. 【請求項33】 求めた電力より、電力が有限な電源の
    残り電力で記憶装置(1) への書き込みが可能か否かを判
    定することを特徴とする請求項32の記憶装置の管理方
    法。
  34. 【請求項34】 推定された記憶領域(1a)の書き込み時
    間から記憶装置(1)の異常を判定することを特徴とする
    請求項31の記憶装置の管理方法。
  35. 【請求項35】 消去出来なくなる可能性のある記憶領
    域(1a)上に記録されたフラグの判定方法において、 記憶領域(1a)上に同一の機能に対応した複数ビットのフ
    ラグを記録し、該フラグの論理積によりフラグの判定を
    行うことを特徴とする記憶装置上に記録されたフラグの
    判定方法。
  36. 【請求項36】 記憶領域(1a)が複数に分割されてお
    り、分割されたチップ内に複数のブロックが設けられ、
    チップ内のブロックにデータを書き込む際、新たなブロ
    ックにデータを書き込み、書き込んだデータがチップ内
    に既に存在している場合には、そのデータをブロック単
    位で消去する記憶装置の管理方法において、 データを書き込むチップを、書き込むデータに対応させ
    て固定したことを特徴とする記憶装置の管理方法。
  37. 【請求項37】 各チップ内にデータを書き込むための
    複数のワークブロックを設け、ワークブロックに不良が
    発生した場合に、不良となったワークブロックを書き込
    み/読み出し不可とすることを特徴とする請求項36の
    記憶装置の管理方法。
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