JPH07103944B2 - サーモスタットバルブ - Google Patents

サーモスタットバルブ

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JPH07103944B2
JPH07103944B2 JP3312714A JP31271491A JPH07103944B2 JP H07103944 B2 JPH07103944 B2 JP H07103944B2 JP 3312714 A JP3312714 A JP 3312714A JP 31271491 A JP31271491 A JP 31271491A JP H07103944 B2 JPH07103944 B2 JP H07103944B2
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JP
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thermostat
retaining ring
base leg
clamping element
thermostat valve
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ベーグ ハンセン ヘニング
ポール マロッティ ステファン
フレデリクセン ビアルヌ
リッケガールド クヌード
Original Assignee
ダンフォス アクチェセルスカベト
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/01Control of temperature without auxiliary power
    • G05D23/02Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature
    • G05D23/021Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature the sensing element being a non-metallic solid, e.g. elastomer, paste
    • G05D23/023Control of temperature without auxiliary power with sensing element expanding and contracting in response to changes of temperature the sensing element being a non-metallic solid, e.g. elastomer, paste the sensing element being placed outside a regulating fluid flow

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブハウジングと、
サーモスタット頂部とを備え、該サーモスタット頂部の
中空円筒状ベース脚が、軸方向に固定され、前記ベース
脚に対しては相対的に回転可能な保持リングに囲まれて
おり、前記保持リングの頂部が、前記ベース脚の端面が
前記バルブハウジングの当接面に係合するまで、前記バ
ルブハウジングに軸方向に押しつけられるように配置さ
れたサーモスタットバルブであって、前記バルブハウジ
ング上のテーパーが付けられたクランプ面と、前記保持
リング内に、半径方向に調整可能で、前記クランプ面お
よび前記当接面に当接する少なくとも一つのクランプ要
素とを有するサーモスタットバルブに関するものであ
る。
【0002】
【先行技術】西独特許第3236372号(米国特許第
4508263号明細書)により知られているこの種の
公知のサーモスタットバルブにおいては、クランプ要素
は、保持リングのねじ山付きのボアに螺合される多角形
ソケットヘッドロックねじにより構成されており、ベー
ス脚の端面は、バルブハウジングの当接面に固定的に当
接するように、その先端部のテーパーが付けられた面
で、バルブハウジングのテーパーが付けられたクランプ
面に押しつけられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サーモスタッ
トバルブ内の温度は大きく変動するので、材料が延び縮
みして、変形し、特にベース脚がプラスチック材料によ
り作られているときは、永久変形が起こるために、ベー
ス脚の端面が、バルブハウジングの当接面に固定的に当
接していることを保証することができなくなる。このた
め、温度制御の精度が低下していまう。したがって、ロ
ック螺子を、時々、締めつけなければならないが、オペ
レータは、しばしば、過度のクランプ力を作用させるた
め、バルブハウジングのテーパーがつけられたクランプ
面が損傷し、あるいは、締めつけに使用する複数の角の
ある外部ヘッドを備えた鍵が曲がるという問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、バルブハウジングと、サーモ
スタット頂部とを備え、該サーモスタット頂部の中空円
筒状ベース脚が、軸方向に固定され、前記ベース脚に対
しては相対的に回転可能な保持リングに囲まれており、
前記保持リングの頂部が、前記ベース脚の端面が前記バ
ルブハウジングの当接面に係合するまで、前記バルブハ
ウジングに軸方向に押しつけられるように配置されたサ
ーモスタットバルブであって、前記バルブハウジング上
のテーパーが付けられたクランプ面と、前記保持リング
内に、半径方向に調整可能で、前記クランプ面および前
記当接面に当接する少なくとも一つのクランプ要素とを
有するサーモスタットバルブにおいて、バルブハウジン
グ上に、サーモスタット頂部をつねに固定的に位置させ
ることができ、テーパーがつけられたクランプ面を損傷
を防止することのできるサーモスタットバルブを提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【発明の構成および作用】本発明のかかる目的は、前記
保持リングが、その周囲の少なくとも一部にわたって、
その中心線を囲むガイド面を有し、該ガイド面と前記中
心線との間隔が、前記ガイド面の一端部から、半径方向
平面内に位置する他端部へ向かって、増大し、前記クラ
ンプ要素が、前記ガイド面に支持されるととも、前記保
持リングが回転するとき、前記ガイド面に支持されつ
つ、半径方向に変位可能であり、前記保持リングが、前
記クランプ要素と前記クランプ面との係合を解除するた
めに、第1スプリングの力に抗して回転可能であり、ロ
ッキング・リングが、前記ベース脚内において、前記バ
ルブハウジングを囲み、前記ベース脚が、前記バルブハ
ウジングに押しつけられるとき、前記ロッキング・リン
グが、第2スプリングの力に抗して、前記クランプ要素
が前記ロッキング・リングの周囲に当接する第1端部位
置から、前記クランプ要素の運動経路を越えた第2端部
位置へと軸方向に変位可能に構成されることによって達
成される。
【0006】本発明によれば、サーモスタット頂部とバ
ルブハウジングは、温度の変動および材料変形のいかん
にかかわらず、第1スプリングの力によって、相互に固
定的に保持される。保持リングは、したがって、クラン
プ要素は、クランプ面に加えられ得る荷重の許容程度に
対応して選択することのできる第1スプリングの力によ
ってのみストレスを加えられるので、クランプ面の損傷
が防止される。
【0007】ガイド面が、クランプ要素が係合するガイ
ド溝を画定し、ガイド溝が、ガイド面に平行な第2ガイ
ド面を有するように構成されることが好ましい。この種
のガイド溝は、クランプ要素に直接作用する任意に設け
られ得る復元スプリングをさらに要することなく、クラ
ンプ要素を両半径方向に簡単に調整することを可能にす
るものである。
【0008】ガイド溝を、保持リングの端面に形成する
ことができ、クランプ要素が、横方向突起で、ガイド溝
に係合可能に構成することができる。このように構成す
ることにより、ガイド溝をアンダアカットする必要がな
く、クランプ要素の形状を単純な形状とすることが可能
になる。第1スプリングを、その一端部がベース脚に、
他端部が保持リングに取付けられた捩じりバネにより形
成することができる。この種の捩じりバネは、均一なト
ルクを保持リングに作用させることができる。
【0009】さらに、クランプ要素の変位を、調整可能
なストップ手段により制限することが望ましい。ストッ
プ手段を適切に調整することによって、テーパーが付け
られたクランプ面とクランプ要素とが、互いに、軸方向
に越えて、案内され得る距離だけのクランプ要素の変位
を防止することができる。したがって、ストップ手段
は、サーモスタット頂部の盗難を防止するのに役立つ。
【0010】方向ロッキング手段を設けることにより、
保持リングをベース脚に結合させることができ、この方
向ロッキング手段は、方向ロッキング手段によって結合
される部分の一つの周囲の歯と歯の間に、スプリング力
の下で、係合する爪を備えており、この爪は、係合状態
において、サーモスタット頂部を取り外す目的で、保持
リングが、ベース脚に対して、相対的に回転することを
防止するとともに、サーモスタット頂部を取り外すため
に、工具だけによって、サーモスタット頂部と歯との係
合を解除し得ることが保証可能となる。この方向ロッキ
ング手段は、盗難に対する任意に追加し得る取り外し防
止手段として設けられ得る。
【0011】さらに、爪が、スライド部材上に形成さ
れ、スライド部材が、保持リングの開口部において、半
径方向に変位可能にガイドされるとともに、開口部の半
径方向外側開口縁の近傍で、その支点が、開口部の外側
開口縁を形成するレバー状工具の一端部が係合する実質
的に軸方向の凹部を備えており、歯が、ベース脚の周囲
に形成されていることが望ましい。この実施態様におい
ては、保持リングを、取り外しに必要な方向に回転さ
せ、サーモスタット頂部を交換し得るように、爪と歯と
の係合を比較的簡単に解除することができる。しかしな
がら、分解は、経験の無い者には困難である。
【0012】更に、スライド部材が、スライド部材の係
合位置においては、開口部の壁に形成された2つの穴の
一方の中にロックされ、スライド部材の係合解除位置に
おいては、2つの穴の他方の中にロックされ得るロッキ
ング突起を備えたロッキングアームを備えていることが
好ましい。このようにして、サーモスタット頂部が適切
に位置決めされていない時やスライド部材が係合してい
ない時に、スライド部材が、開口部から脱出することな
く、その係合状態または係合解除状態を保持する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき、詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例
に係るサーモスタットバルブの一部切欠き略側面図、図
2は、そのA−A線略断面図、図3は、図1の一部拡大
略断面図である。図1、図2および図3において、本発
明の実施例に係るサーモスタットバルブは、バルブハウ
ジング1とサーモスタット頂部2とを備えている。バル
ブシャフトを作動させるピン3は、バルブハウジング1
から外方へ案内されている。
【0014】サーモスタット頂部2は、固定ベース4と
回転ノブ5とを有しており、これらは、慣用的な態様
で、サーモスタット作動素子を囲むとともに、調整手段
を有している。温度および所望の設定値に応じて、アク
チュエータ6は、シフトして、ピン3、したがって、バ
ルブの閉塞部材とを作動可能に構成されている。固定ベ
ース4は、複数の半径方向穴と、その周囲に、溝10と
を備えたベース脚7を有している。ベース脚7を囲む保
持リング11は、その内側に突出した4つのラグ12を
有しており、ベース脚7と固定ベース4とが弾力のある
可撓性プラスチック材料から形成されているので、軸方
向に押すことによって、溝10内に、スナップ係合させ
ることができる。
【0015】固定ベース4とベース脚7とは中空円筒状
であるので、サーモスタット頂部2を、ベース脚7に対
して相対的に回転可能な保持リング11とともに、ベー
ス脚7の端面13が、バルブハウジング1の肩により形
成されるバルブハウジング1の当接面14と係合するま
で、バルブハウジング1に押しつけることができる。バ
ルブハウジング1は、周囲に、保持リブ15を備えてお
り、その側面には、テーパーが付けられている。一側面
は、クランプ面16として作用し、半径方向に調整可能
で、クランプ面16に当接して、端面13と当接面14
との間にクランプ力を生じさせる2つの調整可能なクラ
ンプ要素17と協働する。クランプ要素17は、正確
に、穴8を通って、突出している。保持リング11は、
その周囲の一部にわたって、その中心線18を囲む2つ
のガイド面19を有しており、中心線18とガイド面と
の間の間隔は、一方の端部20(図2)から、それぞれ
のガイド面19の他方の端部21へ向かって、増大して
おり、これらの端部20、21は、その時その時に、保
持リング11の半径方向平面内にある。クランプ要素1
7は、各々、ガイド面19の一つに当接し、保持リング
11が回転させられるときには、半径方向に変位させら
れて、関連するガイド面19に当接する。各ガイド面1
9は、関連するガイド面19に平行な第2ガイド面23
を有するガイド溝22を画定している。ガイド溝22
は、保持リング11の端面に形成されており、クランプ
要素17は、それぞれの横突起24により、ガイド溝2
2の各々に係合している。
【0016】クランプ要素17をクランプ面16から外
すために、保持リング11は、ベース脚7を囲むスプリ
ング25の力、本実施例においては、捩じりバネの力に
抗して、回転可能である。スプリング25は、一端部2
6において、固定ベース4のボア27に係合することに
よって、ベース脚7に固着され、他端部28において
は、保持リングの内側の凹部29に係合することによっ
て、保持リング11に固着されている。
【0017】ベース脚7の内部で、バルブハウジング1
は、軸方向に変位可能に取付けられたロッキング・リン
グ30に囲まれている。ベース脚7が、バルブハウジン
グ1に押しつけられていくとき、このロッキング・リン
グ30は、図3に示されている端部位置から、第2スプ
リング31の力に抗して、図1に示されている端部位置
へと軸方向に変位可能である。図3に示された端部位置
においては、クランプ要素17はロッキング・リング3
0の周囲部に位置し、サーモスタット頂部2はバルブハ
ウジング1から外されており、図1に示された端部位置
では、サーモスタット頂部2はバルブハウジング1に係
合され、クランプ要素17の運動経路外に位置してい
る。
【0018】クランプ要素17の各々は、穴8の一つを
通るので、保持リング11を回転する際、それらを、保
持リング11によって、周囲方向に回転させることはで
きない。それらは、例えば、板の形であり、一方のエッ
ジは曲げられて、横突起24を形成している。したがっ
て、クランプ要素17を、中心線18に平行な軸のまわ
りに、回転することもできない。
【0019】第2スプリング31は、その一端部におい
ては、回転ノブ5に対向するロッキング・リング30の
エッジに当接し、その他端部においては、固定リング3
2に当接している。ロッキング・リング30は、さら
に、半径方向内側に突出した突起33を有している。サ
ーモスタット頂部2が、バルブハウジング1に結合され
る前に、保持リング11は、スプリング25の付勢の下
で、クランプ要素17がガイド溝22の端部21に位置
するまで、ベース脚7に対して相対的に回転させられ
る。この位置において、クランプ要素17は、図3に示
されているように、スプリング31がロッキング・リン
グ30をクランプ要素17の運動経路に押し込まれ得る
まで、半径方向外側に変位させられる。
【0020】図3に示されたクランプ要素17がロック
された位置では、サーモスタット頂部2を、バルブハウ
ジング1に押しつけることができ、クランプ要素17
が、先に、保持リブ15に接触することはない。サーモ
スタット頂部2が、バルブハウジング1に押しつけられ
るとき、突起33は、最後には、バルブハウジング1の
半径方向の肩面34上に位置することになり、その結
果、サーモスタット頂部2が、スプリング31の力に抗
して、更に押されるときには、ロッキング・リング30
は、クランプ要素17の半径方向内側に突出する端部3
5を越えて、クランプ要素17の運動経路外へ移動す
る。このとき、スプリング25は、保持リング11を逆
回転、すなわち、図1において、時計回りに回転させる
ので、クランプ要素17は、図1に示されているよう
に、テーパーが付けられたクランプ面16まで移動し、
スプリング25の付勢の下で、その表面で、当接状態に
なるまで、半径方向内側に変位させられる。クランプ面
16にテーパが付けられているために、サーモスタット
頂部2は、このとき、ベース脚7の端面13で、当接面
14に押しつけられる。ベース脚7の端面13と当接面
14とは、基準面として作用する。ベース脚7の材料で
あると、あるいは、バルブハウジング1の材料であると
にかかわらず、生じ得る熱変形は、スプリング25の付
勢によって連続的に相殺される。クランプ要素17とテ
ーパーが付けられたクランプ面16との間に、過度の圧
力が発生することの防止も保証される。
【0021】図1ないし図3に示された実施例の一部を
修正して、たとえば、単一のクランプ要素のみを備えた
単一のガイド溝を設けることができる。更に、たとえ
ば、保持リング11の端面上で、約360°にわたり、
螺旋状に伸びる単一のガイド溝を設けることができ、そ
の場合には、180°離間した2つのクランプ要素17
を設けることができる。更に、図1ないし図3に示され
た複数のガイド溝22の代わりに、単一のガイド面19
を有する単一のガイド溝を設ける必要がある。その場
合、そのガイド溝は、半径方向内側に向かって開放して
おり、それぞれのクランプ要素は、復元スプリングによ
ってガイド面19に押しつけられる。この場合、所望な
らば、クランプ要素の突起24を省略することができ、
クランプ要素の周囲方向に伸びる突起が、復元スプリン
グを支持するために設けられる。さらに、各ガイド溝ま
たは単一のガイド溝は、保持リング11の半径方向内側
に形成された例えばT状断面を有するアンダーカットを
備え、その背後に、それぞれのクランプ要素17が係合
するようにしてもよい。所望ならば、その場合に、各ク
ランプ要素17の断面をT状断面として、ガイド溝の断
面と一致するようにしてもよい。
【0022】図2に示されているように、クランプまた
はクランプ要素の双方の変位をロッキング・スクリュー
よりなる調整可能なストップ部材36によって制限する
ことができる。ロッキング・スクリューよりなるストッ
プ部材36は、ガイド面19、23を通る半径方向ねじ
山付きボア36′にねじ込まれる。各クランプ要素17
に、螺子山付きボア36′を有するストップ部材36
を、それぞれ設けることもできる。それがねじ込まれる
ときには、ストップ部材36は、関連するクランプ要素
17が、保持リブ15の周囲を越えて、半径方向外方に
変位するのを防止する。ストップ部材36は、特別の工
具によってのみ調整可能であるので、このようにして、
サーモスタット頂部2には有効な盗難防止装置が備えら
れていることになる。
【0023】図4および図5は、本発明の他の実施例に
係るサーモスタットバルブを示しており、本実施例に係
るサーモスタットバルブは、方向ロッキング手段よりな
る盗難防止のための追加の又は代替的な取外し防止装置
を備えている。ロッキング手段は、一体形成された弾力
性のある爪38を有するスライド部材37と、ベース脚
7の外周囲の歯39とからなっている。スライド部材3
7は、保持リング11の半径方向の開口部40内で、半
径方向に案内され、また、開口部40の半径方向外側の
開口部の縁の近傍において、たとえば、ねじ回しの刃先
などのレバー状工具の一端部が係合する大きな軸方向の
凹部41を備えており、その回転の支点は、開口部40
の外側開口部の縁を形成している。スライド部材37
は、ロッキング突起43を備えたロッキングアーム42
を有しており、ロッキングアーム42は、爪38が歯3
9と係合可能なスライド部材37が係合している状態で
は、開口部40の壁に形成された2つの穴44、45の
一方、たとえば、穴44にロックされ得、スライド部材
37が外れている状態では、その2つの穴の他方、たと
えば、穴45にロックされ得る。穴44、45の間の壁
46は、一方の穴44の側にも、他方の穴45の側に
も、傾斜する側面を備えている。更に、壁46に対し
て、穴45を画定する壁は軸方向側面を有し、ロッキン
グ突起43は、その端面に傾斜面を有するとともに、こ
の端面から離れた側に半径方向側面を有している。
【0024】爪38が歯39と係合しているスライド部
材37が係合された状態では、サーモスタット頂部2を
取り外す目的で、方向ロッキング手段によって、保持リ
ング11がベース脚7に対して相対的に回転しないよう
になっているので、方向ロッキング手段は、盗難防止の
ための取外し防止装置として役立つ。それにも関わら
ず、交換のために、サーモスタット頂部を取り外すこと
を可能とするために、例えば、ねじ回しの刃先などのレ
バー状工具を凹部41に挿入して、支点としての開口部
40の外側開口部の縁の回りに回転させることができ、
したがって、スライド部材37は半径方向外側に変位さ
せられ、爪38と歯39との係合状態が解除される。ス
ライド部材37が、このように外れている状態では、ク
ランプ要素17を、テーパーが付けられたクランプ面1
6から、半径方向外側へ、ロッキング・リング30の運
動経路外へ移動させるために、保持リング11を、図5
において、反時計回りに、回転させることができるの
で、サーモスタット頂部2をバルブハウジング1から外
すことができる。スライド部材37がこのように変位す
るとき、ロッキングアーム42は、ロッキング突起43
が壁46の一つの傾斜側面に支持されているので、図4
において、軸方向上方に弾力的に移動し、ロッキング突
起34は、壁46上を移動して、穴45の中に係合す
る。ここで、ロッキング突起43の軸方向面と穴45の
軸方向面とは互いに隣接して位置するので、スライド部
材を、更に半径方向外側に変位させることはできない。
スライド部材37が半径方向内側に変位するとき、ロッ
キング突起34は、穴45に再び係合するまで、壁46
上を再びスライドする。この位置において、爪38も、
再び歯39と係合するので、保持リング11を、取り外
し方向に回転させることはできない。
【0025】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包
含されるものであることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、バルブハウジングと、
サーモスタット頂部とを備え、該サーモスタット頂部の
中空円筒状ベース脚が、軸方向に固定され、前記ベース
脚に対しては相対的に回転可能な保持リングに囲まれて
おり、前記保持リングの頂部が、前記ベース脚の端面が
前記バルブハウジングの当接面に係合するまで、前記バ
ルブハウジングに軸方向に押しつけられるように配置さ
れたサーモスタットバルブであって、前記バルブハウジ
ング上のテーパーが付けられたクランプ面と、前記保持
リング内に、半径方向に調整可能で、前記クランプ面お
よび前記当接面に当接する少なくとも一つのクランプ要
素とを有するサーモスタットバルブにおいて、バルブハ
ウジング上に、サーモスタット頂部をつねに固定的に位
置させることができ、テーパーがつけられたクランプ面
を損傷を防止することのできるサーモスタットバルブを
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に係るサーモスタット
バルブの一部切欠き略側面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線略断面図である。
【図3】図3は、図1の一部拡大略断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例に係るサーモスタ
ットバルブの一部拡大略断面図である。
【図5】図5は、図4のV−V線略断面図である。
【符号の説明】
1 バルブハウジング 2 サーモスタット頂部 3 ピン 4 固定ベース 5 回転ノブ 6 アクチュエータ 7 ベース脚 8 穴 10 溝 11 保持リング 12 ラグ 13 ベース脚の端面 14 バルブハウジングの当接面 15 保持リブ 16 クランプ面 17 クランプ要素 18 中心線 19 ガイド面 22 ガイド溝 24 横突起 25 スプリング 27 ボア 29 凹部 30 ロッキング・リング 31 第2スプリング 33 突起 36 ストップ部材 36’螺子山付きボア 37 スライド部材 38 爪 39 歯 40 開口部 41 凹部 42 ロッキングアーム 43 ロッキング突起 44、45 穴 46 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビアルヌ フレデリクセン デンマーク国 8600 シルケボルグ ニセ ットセンデルヘーデ 4 (72)発明者 クヌード リッケガールド デンマーク国 8600 シルケボルグ エネ バルヴェイ 31エム (56)参考文献 特公 昭60−30873(JP,B2) 特公 昭64−9507(JP,B2)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブハウジングと、サーモスタット頂
    部とを備え、該サーモスタット頂部の中空円筒状ベース
    脚が、軸方向に固定され、前記ベース脚に対しては相対
    的に回転可能な保持リングに囲まれており、前記保持リ
    ングの頂部が、前記ベース脚の端面が前記バルブハウジ
    ングの当接面に係合するまで、前記バルブハウジングに
    軸方向に押しつけられるように配置されたサーモスタッ
    トバルブであって、前記バルブハウジング上のテーパー
    が付けられたクランプ面と、前記保持リング内に、半径
    方向に調整可能で、前記クランプ面および前記当接面に
    当接する少なくとも一つのクランプ要素とを有するサー
    モスタットバルブにおいて、前記保持リングが、その周
    囲の少なくとも一部にわたって、その中心線を囲むガイ
    ド面を有し、該ガイド面と前記中心線との間隔が、前記
    ガイド面の一端部から、半径方向平面内に位置する他端
    部に向かって増大し、前記クランプ要素が前記ガイド面
    に支持されるとともに、前記保持リングが回転すると
    き、前記ガイド面に支持されつつ、半径方向に変位可能
    であり、前記保持リングが、前記クランプ要素と前記ク
    ランプ面との係合を解除するために、第1スプリングの
    力に抗して回転可能であり、ロッキング・リングが、前
    記ベース脚内において、前記パートナーハウジングを囲
    み、前記ベース脚が、前記バルブハウジングに押しつけ
    られるとき、前記ロッキング・リングが、第2スプリン
    グの力に抗して、前記クランプ要素が前記ロッキング・
    リングの周囲に当接する第1端部位置から、前記クラン
    プ要素の運動経路を越えた第2端部位置へと軸方向に変
    位可能に構成されたことを特徴とするサーモスタットバ
    ルブ。
  2. 【請求項2】 ガイド面が、前記クランプ要素が係合す
    るガイド溝を画定しており、該ガイド溝が、前記ガイド
    面に平行な第2ガイド面を有していることを特徴とする
    請求項1に記載のサーモスタットバルブ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド溝が、前記保持リングの端面
    に形成され、前記クランプ要素が、横方向突起で、前記
    ガイド溝に係合されることを特徴とする請求項2に記載
    のサーモスタットバルブ。
  4. 【請求項4】 前記第1スプリングが、その一端部がベ
    ース脚に、他端部が保持リングに取付けられた捩じりバ
    ネにより形成されたことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか一項に記載のサーモスタットバルブ。
  5. 【請求項5】 前記クランプ要素の変位を、調整可能な
    ストップ手段により制限されたことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか一項に記載のサーモスタットバル
    ブ。
  6. 【請求項6】 前記保持リングが、方向ロッキング手段
    により、前記ベース脚に結合させられ、前記方向ロッキ
    ング手段が、方向ロッキング手段によって結合される部
    分の一つの周囲の歯と歯の間に、スプリング力の下で、
    係合する爪を備えており、該爪は、係合状態において、
    前記サーモスタット頂部を取り外す目的で、前記保持リ
    ングが、前記ベース脚に対して、相対的に回転すること
    を防止するとともに、前記サーモスタット頂部を取り外
    すために、工具だけによって、前記サーモスタット頂部
    と前記歯との係合を解除し得るように構成されたことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のサ
    ーモスタットバルブ。
  7. 【請求項7】 前記爪が、スライド部材上に形成され、
    該スライド部材が、前記保持リングの開口部において、
    半径方向に変位可能にガイドされるとともに、前記開口
    部の半径方向外側開口部の縁の近傍で、その支点が、前
    記開口部の前記外側開口部の縁を形成するレバー状工具
    の一端部が係合する実質的に軸方向の凹部を備えてお
    り、前記歯が、前記ベース脚の周囲に形成されたことを
    特徴とする請求項6に記載のサーモスタットバルブ。
  8. 【請求項8】 前記スライド部材が、該スライド部材の
    係合位置においては、前記開口部の壁に形成された2つ
    の穴の一方の中にロックされ、前記スライド部材の係合
    解除位置においては、前記2つの穴の他方の中にロック
    され得るロッキング突起を備えたロッキングアームを備
    えたことを特徴とする請求項7項に記載のサーモスタッ
    トバルブ。
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