JPH07101282B2 - ネガ検定装置 - Google Patents

ネガ検定装置

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JPH07101282B2
JPH07101282B2 JP63251659A JP25165988A JPH07101282B2 JP H07101282 B2 JPH07101282 B2 JP H07101282B2 JP 63251659 A JP63251659 A JP 63251659A JP 25165988 A JP25165988 A JP 25165988A JP H07101282 B2 JPH07101282 B2 JP H07101282B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はネガ検定装置に係り、特に、LATD(大面積平均
透過濃度)により露光制御を行う写真焼付装置と組み合
わせて用いられるネガ検定装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の大型ラボシステムにおいては、LATDを測定して露
光量を求め、これに基づいてプリントを行う写真焼付装
置が用いられている。このようなLATD方式によれば、人
物等の主要被写体の濃度と画面全体の平均濃度とに差の
ない一般的なネガの場合に、人物も背景も適切な濃度の
プリント写真を作製することができる。
しかしながら、ユーザーネガには色々な状態のものが含
まれており、上記LATD方式で全てのネガをプリントする
ことは困難である。即ち、例えば「明るい背景における
人物」や「暗い背景における人物」等のような濃度フエ
リアネガや、人物に対し1つの鮮やかな色(R,G,B,C,M,
Yのうちの何れか1つ、又はその組み合わせ)が大きな
面積を占めるようなカラーフエリアネガの場合には、画
面全体の平均濃度でプリントすると、人物が濃くなった
り(露光オーバー)、または淡くなったり(露光アンダ
ー)、更には大きな面積を占める色により主要被写体が
影響を受けたりして、適切な濃度・色バランスのプリン
ト写真を得ることができない。
そこで、これらのサブジェクトフエリアに対応するため
に、ノッチャ・パンチャを用いて予めネガ検定を行い、
この検定結果によって、LATD方式による露光量を補正す
るようにしている。このノッチャ・パンチャにおいて
は、LATDで良好に仕上がらないものに対してマニュアル
で補正データを決定するようにしている。この補正デー
タは、記録媒体例えば紙テープに記録される。また、プ
リント必要駒に対しては、画面の中心線上でフイルムの
側縁に、半円形状の切欠きからなるノッチを付すように
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記ノッチャ・パンチャでは、ネガ検定
を人手により行っているため、効率向上に限界があると
いう問題がある。しかも熟練を要するため、初心者にと
って適切な濃度や色バランスとなる補正データを迅速に
決定することは困難であるという問題点がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであ
り、処理能力を向上すると共に、熟練を要することなく
ネガ検定することができるようにしたネガ検定装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、写真フイルムの各
駒を前検定して検定データを入力するための検定手段
と、この検定手段を経た写真フイルムの駒の各点を測光
するセンサおよびこのセンサからの測光値に基づきスキ
ャナーデータを算出する演算手段からなり、写真フイル
ムの移送路に直列に配置される複数個のスキャナーと、
1駒に対し1個のスキャナーを選択的に用い、駒分担し
て複数個のスキャナーを作動させるコントローラと、同
一駒に対するスキャナーデータと検定データとから露光
補正データを求め、これを出力する出力手段とから、ネ
ガ検定装置を構成したものである。
また、複数個のスキャナーを写真フイルムの移送路に直
列に配置する代わりに、同一測光位置に臨むように複数
個のスキャナーを配置するようにしてもよい。更には、
これに代えて、検定手段を経た写真フイルムの駒の各点
を測光するセンサと、このセンサからの測光値に基づき
スキャナーデータを算出する演算手段と、前記センサと
複数の演算手段との間に接続され、センサからの測光値
を、駒毎に、複数の演算手段の1つに順番に送る測光値
出力切換え手段とを設けることもできる。
また、前記出力手段は、露光補正データを駒順に補正情
報記憶媒体に記録するようにしたり、露光補正データを
駒順に写真焼付装置に出力するようにしたりすることが
できる。
〔作用〕
写真フイルム、例えばネガフイルムに記録された駒は前
検定位置に位置され、ここで各駒が観察され前検定が行
われる。この前検定により濃度キー値やカラーキー値等
の検定データが入力されると共に、前検定した駒にノッ
チが付される。また、前検定によりプリント不要と判断
されると、パスキーが押され、ノッチが付されることな
く駒送りされる。前検定された写真フイルムは、各スキ
ャナーにより駒分担して測光され、この測光値に基づき
スキャナーデータが演算される。そして、スキャナーデ
ータと検定データとから露光補正データが求められ、こ
れが例えば紙テープ等の補正情報記憶媒体に記憶され、
補正情報記憶媒体を介して写真焼付装置に入力される。
また、記憶媒体を介する代わりに、露光補正データを直
接的に写真焼付装置に出力することもできる。これによ
り、写真焼付装置の露光量が適正に補正され、最適露光
量で写真焼付を行うことができる。
スキャナーデータの作成には時間がかかるが、複数のス
キャナーにより、または複数の演算手段により駒分担し
てスキャナーデータが次々と演算されるため、結果とし
て、演算処理をスキャナー又は演算手段の個数に応じて
高速で行うことができる。これにより、ネガ検定処理能
力を低下させることのないようにできる。
また、スキャナーデータが得られるため、前検定で入力
する検定データは粗いものでよく、経験の少ない初心者
でも容易に適正な露光量の写真プリントを迅速に作製す
ることができるようになる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図において、10はネガ検定する写真フイルム例えば
カラーネガフイルム11をロール状に巻き取ったリールで
ある。ネガフイルム11はリール10から搬送ローラ対12,1
3により1駒ずつ引き出され、プレジャッジ(前検定)
ステージ14にセットされる。プレジャッジステージ14の
下方には、白色光源15と、この光源15からの白色光を充
分に拡散してネガフイルム11を照射する拡散箱16とが配
置されている。オペレータは、このプレジャッジステー
ジ14でネガフイルム11の透過光を観察することにより、
前検定を行う。また、プレジャッジステージ14のネガフ
イルム11の一方の側縁上方には、ネガフイルム11にノッ
チを形成するためのノッチャ17が配置されている。
前検定により決定される検定データは、+補正、−補
正、補正なし等の粗いものであり、これはキーボード20
の濃度補正キー群21、カラー補正キー群22を操作するこ
とにより、I/Oポート23に送られる。I/Oポート23を介し
バスライン24に出力された検定データは、CPU28により
そのノッチカウント数で指定されたアドレスでRAM57に
記憶される。
キーボード20には、更にノッチキー26及びパスキー27が
設けられている。ノッチキー26は、上記各補正キー群2
1,22を操作して検定データの入力を完了した時に、操作
されるものである。このノッチキー26が操作されること
で、後述するCPU28の制御信号によりドライバ29を介し
てノッチャ17が作動し、ノッチがネガフイルム11に形成
される。これとともに、搬送ローラ対12,13によりネガ
フイルム11が1駒分送られ、新たな駒がプレジャッジス
テージ14にセットされる。
パスキー27は、補正の施しようのない撮影失敗駒の場合
に操作されるものである。このパスキー27が操作される
ことで、ノッチが付されることなく、ネガフイルム11が
搬送ローラ対12により1駒分だけ駒送りされ、新たな駒
がプレジャッジステージ14にセットされる。
また、キーボード20には、前検定モードと、この前検定
を行うことなく、そのままネガフイルム11をセットして
測光による自動露光量補正のみを行う無人モードとを選
択することができるように、前検定モード30と無人モー
ドキー31とが設けられている。
プレジャッジステージ14の後段でネガフイルム11の移送
路には、3個の測光ステージ35,36,37が直列に設けられ
ている。これら各測光ステージ35〜37は、離間して設け
られる搬送ローラ対40A〜40C,41A〜41Cと、これら搬送
ローラ対の間のネガフイルム11の下方に配置される白色
光源43A〜43C及び拡散箱44A〜44Cとから構成されてい
る。また、各測光ステージ35〜37の上方には、スキャナ
ー45,46,47がそれぞれ設置されている。これらスキャナ
ー45〜47は、各測光ステージ35〜37の上方に配置された
結像レンズ50A〜50Cと、写真焼付するネガフイルム11の
各駒を3色分解測光するカラーイメージエリアセンサ51
A〜51Cと、各センサ51A〜51Cからの測光値をメモリ部に
記憶した後、これを読み出してスキャナーデータを算出
する演算部52A〜52Cとから構成されている。結像レンズ
50A〜50Cは、CDD等からなるイメージエリアセンサ51A〜
51Cの撮像部にネガ像を結像させる。
また、各測光ステージ35〜37の一側部には、各ステージ
35〜37に位置する駒を識別するためのノッチセンサ55A
〜55Cが配置されている。このセンサ55A〜55Cは例えば
投光素子と受光素子とから構成されており、ネガフイル
ム11の側縁に形成されたノッチを検出する。検出された
ノッチはCPU28により計数される。CPU28は、ROM56に記
憶した制御プログラムやRAM57に記録した各種データに
基づき、前記ノッチカウント数N等を基準にして各部を
制御する。
前記各スキャナー45〜47は、ノッチカウント数を基準に
したCPU28の制御信号に基づき個別に駆動される。例え
ば、第1のスキャナー45では、ノッチカウント数が「3n
−2」(nは自然数)の駒を測光・記憶・演算し、第2
のスキャナー46では「3n−1」の駒、第3のスキャナー
47では「3n」の駒をそれぞれ測光・記憶・演算する。各
スキャナーのカラーイメージエリアセンサ50A〜50Cは駒
の各点を3色分解測光する。この各点の測光値は演算部
52A〜52Cのメモリ部に記憶される。演算部52A〜52Cは、
それぞれマイクロコンピュータから構成されており、メ
モリ部に記憶した3色分解測光値に基づき、補正キーの
ステップ数で表した3色のスキャナーデータを自動的に
演算し、このスキャナーデータをバスライン24に送る。
CPU28は、各演算部52A〜52Cから順次出力されるスキャ
ナーデータを、検定データ(RAM57にノッチカウント数
で指定したアドレスで前検定時に記憶されたもの)に加
算する。加算された露光補正データは、ノッチカウント
数で指定したアドレスで、RAM57の別領域に書き込まれ
る。なお、検定データが係数の形式で出力される場合に
は、加算する代わりに、スキャナーデータに検定データ
を乗算する。
バスライン24には、I/Oポート60を介してパンチャ61が
接続されている。このパンチャ61は、キーボード20のパ
ンチキー32が操作されることで、CPU28の制御信号によ
りRAM57から加算後の露光補正データを読み出し、これ
をノッチカウント数と共に、テープ穿孔器62を介して紙
テープ63に穿孔パターンとして記録する。紙テープ63は
ガイドローラ64及び搬送ローラ対65により所定ピッチで
間欠移送され、これに連動してテープ穿孔器62が駆動す
る。このパンチャ61で出力される補正データの形式は、
従来の紙テープリーダーからの補正データと同じ形式で
あるため、このネガ検定装置による露光補正データを用
いる写真焼付装置は何らの変更も加える必要もなく、そ
のままの形で使用することができる。
なお、プレジャッジステージ14と第1の測光ステージ35
との搬送ローラ対13,40A間、および第1〜3の各測光ス
テージ35〜37の搬送ローラ対間には、フリーループを形
成用の隙間からなるフリーループ形成ステージ70が設け
られており、各スキャナー40〜42の演算処理速度が異な
る場合であってもフリーループが処理速度の違いを吸収
することができるようにされている。また、各ステージ
の搬送ローラ対12,13,40A〜40C,41A〜41Cそれぞれは、
各ステージ毎に個別にパルスモータにより駆動され、パ
ルスモータはドライバを介しCPU28により制御されてい
る。各フリーループ形成用ステージ70の入側の搬送ロー
ラ対13,41A,41Bの下部ローラには、運転初期時にネガフ
イルム11の先端を次の測光ステージに案内するためのガ
イド板71が揺動自在に設けられている。このガイド71板
は、運転初期のガイド時には、水平状態となり、また、
フリーループ形成時には、垂直状態となるようにCPU28
で制御される。また、第3の測光ステージ37の後段に
は、測光を終了したネガフイルム11を巻き取るためのリ
ール33が配置されている。なお、各スキャナー40〜42の
1駒当たりの最大処理時間で、ネガフイルム11を駒送り
する場合には、フリーループ形成ステージ70を省略する
ことができる。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、前検定モードキー30が操作された場合の前検定モ
ードについて説明する。カラーネガフイルム11をセット
して、先ずプレジャッジステージ14に前検定対象駒を位
置させる。次に、駒を観察して前検定を行い、補正の必
要がある場合には各補正キー群21,22を操作して、決定
した検定データ(PK1,PK2)を入力する。ここで、PK1
は濃度キーのステップ数を表し、またPK2はカラーキー
のステップ数を表している。この検定データ(PK1,P
K2)は、+補正、−補正、補正なし等の粗いデータであ
る。入力終了後にノッチキー26が押されることで、ノッ
チャ17によりネガフイルム11にノッチが付され、この後
に1駒分だけ駒送りされる。また、ノッチが1個付され
ることにより、CPU28でノッチカウント数が「1」加算
される。CPU28は、このノッチカウント数をアドレスと
して、このノッチカウント数に対応して入力した検定デ
ータ(PK1,PK2)をRAM57に記憶する。また、撮影失敗
駒の場合にはパスキー27を押すことで、次の駒がプレジ
ャッジステージ14に位置決めされる。この場合には、ノ
ッチは付されることがなく、従って、ノッチカウント数
も「1」加算されることもない。以下、同様にして次々
と各駒が前検定される。
前検定されたネガフイルム11は、各測光ステージ35〜37
に順次移送される。各測光ステージ35〜37では、ノッチ
センサ55A〜55Cによりノッチが検出され、CPU28は各ノ
ッチセンサからのノッチ検出信号をカウントする。この
ノッチカウント数が第1の測光ステージ35では「3n−
2」の時に、第1のスキャナー45がCPU28により駆動さ
れる。これにより、カラーイメージエリアセンサ51Aに
より「3n−2」の駒の各点が3色分解測光され、この測
光値に基づき演算部52Aでこの駒のスキャナーデータ(P
K1,PK2)が演算される。同様にして、第2の測光ステ
ージ36では「3n−1」の時に、また第3の測光ステージ
37では「3n」の時に、これら測光ステージ36,37の各ス
キャナー46,47が駆動される。各演算部52A〜52Cは、各
駒のスキャナーデータ(PK1,PK2)を以下のような手順
により算出する。先ず、カラーイメージエリアセンサ51
A〜51Cからの各点の測光値が入力されると、これを内蔵
するメモリ部に記憶する。そして、記憶したこれらの測
光値の特徴を抽出し易くするために前段処理する。次
に、前段処理した測光値に基づき特徴抽出を行い、この
抽出結果によりパターン識別演算を行う。パターン識別
演算は、抽出結果から得られた識別パラメータと各種修
正プログラムにより識別処理することで行われる。この
パターンの識別結果及び特定な点またはエリアの特性値
とLATDとを用いてスキャナーデータ(SK1,SK2)を算出
する。ここで、SK1は濃度キーのステップ数を表し、ま
たSK2はカラーキーのステップ数を表している。
CPU28は、スキャナーデータ(SK1,SK2)と、前検定で
得た検定データ(PK1,PK2)とを用い、次式から露光補
正データ(K1,K2)を算出する。
K1=PK1+SK1 K2=PK2+SK2 得られた補正データ(K1,K2)は、CPU28により、ノッ
チカウント数Nで指定されたアドレスでRAM57に順次書
き込まれる。書き込まれた露光補正データ(K1,K2
は、キーボード20のパンチキー32が押されることで、パ
ンチャ61を介し紙テープ63に穿孔パターンとして記録さ
れる。
写真プリント時に、紙テープ63は、写真焼付装置の紙テ
ープリダーにセットされ、これから読み出した露光補正
データ(K1,K2)が写真焼付装置1のコントローラに送
られる。コントローラは、露光補正データ(K1,K2)に
基づき、次式により最適露光量Ei(iは赤色、青色の何
れか1つを表す)を演算する。
log Ei=LMi×CSi×(DNi−Di) +PBi+LBi+MBi+NBi +α×K1+β×K2 LM:倍率スロープ係数であり、ネガの種類とプリントサ
イズから決まる引伸倍率に応じてて予め設定されてい
る。
CS:ネガの種類毎に用意されたカラースロープ係数であ
り、オーバー用とアンダー用との2種類があり、プリン
トすべきコマの平均濃度がアンダーかオーバーかを判定
して選択される。
DN:標準ノーマル濃度値。
D:プリントコマのLATDに基づく測光ゲイン値。
PB:標準カラーペーパーに対する補正ペーパーバランス
値であり、カラーペーパーの種類に応じて決められてい
る。
LB:標準焼付レンズに対する補正レンズバランス値であ
り、焼付レンズの種類に応じて決められている。
MB:全てのネガの種類に対して共通に加算されるマスタ
ーバランス値。
NB:ネガバランス(カラーバランス)値であり、ネガの
種類毎に決められている。
α:濃度キーのステップ幅。
β:カラーキーのステップ幅。
このようにして算出された色毎の最適露光量Eiに基づ
き、ネガフイルム11の各駒は焼付露光される。
なお、各測光ステージ35〜37及びこれに対応するスキャ
ナー45〜47の設置個数は、前検定処理能力を考慮して決
定される。即ち、前検定処理能力を1駒当たりの平均処
理時間T1で表し、各スキャナー45〜47の演算部52A〜52C
単体における1駒当たりの平均処理時間T2とすると、現
状では、演算処理時間T2は前検定処理時間T1の数倍かか
るため、前検定の処理能力を低下させることなく演算処
理するためには、複数個の演算部を用いて、T1≦m×T2
の条件を満たす必要がある。従って、m≧(T1/T2)を
満たす、m個の演算部を設置する。そこで、本実施例で
は、上記条件式を満たす3個のスキャナー45〜47を設置
している。
次に、前検定を行わない無人化モードを選択した場合に
は、スキャナーデータ(SK1,SK2)のみが、駒識別デー
タと共に紙テープ63に穿孔パターンとして記録される。
なお、この場合には、ノッチカウント数により各駒を識
別することができなくなるので、これに代えて、例えば
エッジセンサやパーフォレーションカウンタ等の他の駒
識別手段により、各駒を識別する。また、これに代え
て、ノッチャ17を各駒に全て自動的に付すようにし、こ
のノッチに基づき駒を識別するようにしてもよい。
上記実施例では、測光ステージ35〜37を3個設け、これ
ら測光ステージ35〜37にそれぞれスキャナー45〜47を設
けるようにしたが、これに代えて、第2図に示される本
発明の第2実施例のように、1つの測光ステージ80に臨
むように複数例えば3個のスキャナー45〜47を設け、駒
毎に選択して使用してもよい。なお、第1実施例と同一
構成部材には同一符号を付してその説明を省略する。こ
の実施例では、例えば、「3n−2」(nは自然数)の駒
が測光ステージ80に来た時には、第1のスキャナー45が
測光・記憶・演算する。そして、この第1のスキャナー
45の演算中に、次の「3n−1」の駒が測光ステージ80に
来た時には、第2のスキャナー46が測光を開始する。以
下、同様にして、測光ステージ80に来た駒が次々と各ス
キャナー45〜47により分担して測光され、これに基づき
各スキャナーで測光値が記憶され、スキャナーデータの
演算が行われる。この第2の実施例の場合には、複数の
測光ステージを設ける必要がなくなるから、構成を簡単
なものにして装置全体を小型化することができる。
更に、第2実施例のものに代えて、第3図に示される第
3実施例のように、1つの測光ステージ81に結像レンズ
82とカラーイメージスキャナー83を設け、この測光値を
切換え回路84により、駒毎に、複数の演算部52A〜52Cの
1つに順番に送るように構成することもできる。この第
3実施例の場合には、測光ステージのみならず、結像レ
ンズ及びカラーイメージエリアセンサも1個でよく、そ
の構成をより一層簡単なものにできる。
また、上記各実施例においては、露光補正データは濃度
キー、カラーキーのステップ数(K1,K2)で出力するよ
うにしたが、これに代えて、露光補正量(α×K1+β×
K2)として出力するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、CPU28で検定データと測
光値による補正データとを加算して、これを写真焼付装
置1に出力するようにされたが、これに代えて、検定デ
ータを各演算部40A〜40Cに送り、この検定データを演算
の補助データとして用いて補正データを演算するように
してもよい。更には、露光補正データはキー値のステッ
プ数で表す代わりに、上記露光量演算式の(DNi−Di
に乗じる係数の形として出力することもできる。
また、上記各実施例においては、パンチャ61により補正
データを出力するようにしたが、これに代えてフロッピ
ィディスク、半導体記憶装置(例えば、ICカード、LSI
カード等)等の他の記録媒体に記録して出力することも
できる。また、これらの記憶媒体を介することなく直接
的に写真焼付装置のコントローラに補正データを出力す
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、プレジャッジス
テージと測光ステージとを設けるようにし、測光ステー
ジにはスキャナーを配置したから、スキャナーによるス
キャナーデータが自動的に得られるため、前検定の検定
データが粗いものでもよくなり、前検定を熟練を要する
ことなく初心者でも簡単に行うことができるようにな
る。しかも、前検定による検定データとスキャナーデー
タとから露光補正データを作成するから、高精度な露光
補正が可能になる。また、前検定処理速度に対応して複
数のスキャナーまたは複数の演算部を設けるようにした
から、前検定の処理能力を低下させることなくスキャナ
ーデータを演算することができるようになり、結果とし
て処理能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に係るネガ検定装置を示す概略図であ
る。 第2図は、本発明の第2実施例における要部を示す概略
図である。 第3図は、本発明の第3実施例における要部を示す概略
図である。 11……ネガフイルム 14……プレジャッジステージ 17……ノッチャ 20……キーボード 35〜37,80,81……測光ステージ 45〜47……スキャナー 51A〜51C,83……カラーイメージエリアセンサ 52A〜52C……演算部 55A〜55C……ノッチセンサ 61……パンチャ 70……フリーループ形成ステージ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フイルムの各駒を前検定して検定デー
    タを入力するための検定手段と、 この検定手段を経た写真フイルムの駒の各点を測光する
    センサおよびこのセンサからの測光値に基づきスキャナ
    ーデータを算出する演算手段からなり、写真フイルムの
    移送路に直列に配置される複数個のスキャナーと、 1駒に対し1個のスキャナーを選択的に用い、駒分担し
    て複数個のスキャナーを作動させるコントローラと、 同一駒に対するスキャナーデータと検定データとから露
    光補正データを求め、これを出力する出力手段とからな
    ることを特徴とするネガ検定装置。
  2. 【請求項2】写真フイルムの各駒を前検定して検定デー
    タを入力するための検定手段と、 この検定手段を経た写真フイルムの駒の各点を測光する
    センサおよびこのセンサからの測光値に基づきスキャナ
    ーデータを算出する演算手段からなり、同一測光位置に
    臨むように設けられる複数個のスキャナーと、 1駒に対し1個のスキャナーを選択的に用いて順番に複
    数個のスキャナーを作動させるコントローラと、 同一駒に対するスキャナーデータと検定データとから露
    光補正データを求め、これを出力する出力手段とからな
    ることを特徴とするネガ検定装置。
  3. 【請求項3】写真フイルムの各駒を前検定して検定デー
    タを入力するための検定手段と、 この検定手段を経た写真フイルムの駒の各点を測光する
    センサと、 このセンサからの測光値に基づきスキャナーデータを算
    出する複数の演算手段と、 前記センサと複数の演算手段との間に接続され、センサ
    からの測光値を、駒毎に、複数の演算手段の1つに順番
    に送る測光値出力切換え手段と、 同一駒に対するスキャナーデータと検定データとから露
    光補正データを求め、これを出力する出力手段とからな
    ることを特徴とするネガ検定装置。
  4. 【請求項4】前記出力手段は、露光補正データを駒順に
    補正情報記憶媒体に記録するようにした請求項1、2、
    又は3記載のネガ検定装置。
  5. 【請求項5】前記出力手段は、露光補正データを駒順に
    写真焼付装置に出力するようにした請求項1、2、又は
    3記載のネガ検定装置。
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