JPH07100226A - 光学的増白剤混合物を含有するゴルフボール - Google Patents
光学的増白剤混合物を含有するゴルフボールInfo
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- JPH07100226A JPH07100226A JP6243443A JP24344394A JPH07100226A JP H07100226 A JPH07100226 A JP H07100226A JP 6243443 A JP6243443 A JP 6243443A JP 24344394 A JP24344394 A JP 24344394A JP H07100226 A JPH07100226 A JP H07100226A
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0041—Optical brightening agents, organic pigments
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- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
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- A63B37/0074—Two piece balls, i.e. cover and core
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフボールに単独で用いたチオフェン型光
学的増白剤０．１重量部の白色度と匹敵する白色度を与
える。 【構成】 高分子材料１００重量部に対し光学的増白剤
の重量部で、チオフェン型光学的増白剤約０．０１〜
０．０５重量部と、２，２´−（１，２−エテンジイル
ジ−４，１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールおよ
びその誘導体よりなる群から選択される第２の光学的増
白剤約０．００８〜０．０２５重量部との混合物を含有
する、目に見える外側層をもつゴルフボール。
学的増白剤０．１重量部の白色度と匹敵する白色度を与
える。 【構成】 高分子材料１００重量部に対し光学的増白剤
の重量部で、チオフェン型光学的増白剤約０．０１〜
０．０５重量部と、２，２´−（１，２−エテンジイル
ジ−４，１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールおよ
びその誘導体よりなる群から選択される第２の光学的増
白剤約０．００８〜０．０２５重量部との混合物を含有
する、目に見える外側層をもつゴルフボール。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールの外部表
面の白色度を増大するための光学的増白剤の使用に関す
る。
面の白色度を増大するための光学的増白剤の使用に関す
る。
【０００２】
【発明の背景】ゴルフボールには２つの型があり、それ
はワンピースボールと多部分ボールとである。ワンピー
スボールはボールの飛行特性を助けるため複数のディン
プルを成形してある高分子球体から成る。多部分ボール
は分離された個別のカバーで被覆される糸巻きまたはソ
リッド球芯から成る。本発明は主として後記の多部分型
のゴルフボールと問題のカバーの色を増強させる方法に
関しているが、この発明はまた前記のワンピースボール
に関しても使用できる。
はワンピースボールと多部分ボールとである。ワンピー
スボールはボールの飛行特性を助けるため複数のディン
プルを成形してある高分子球体から成る。多部分ボール
は分離された個別のカバーで被覆される糸巻きまたはソ
リッド球芯から成る。本発明は主として後記の多部分型
のゴルフボールと問題のカバーの色を増強させる方法に
関しているが、この発明はまた前記のワンピースボール
に関しても使用できる。
【０００３】数１０年間ゴルフボールカバーは主として
天然に存在するバラタから成っていた。この最近３０年
の間に合成の高分子材料およびその混合物がゴルフボー
ルカバーとして広く用いられるようになった。天然の形
では天然のバラタも合成高分子材料も何れも外観では白
くない。それ故、ゴルフボールに白色を与えるために最
初には２部分白色化システムが用いられた。このシステ
ムはカバー材料への白色顔料混合とカバー外部表面に白
色塗料層の塗装との両方を含む。
天然に存在するバラタから成っていた。この最近３０年
の間に合成の高分子材料およびその混合物がゴルフボー
ルカバーとして広く用いられるようになった。天然の形
では天然のバラタも合成高分子材料も何れも外観では白
くない。それ故、ゴルフボールに白色を与えるために最
初には２部分白色化システムが用いられた。このシステ
ムはカバー材料への白色顔料混合とカバー外部表面に白
色塗料層の塗装との両方を含む。
【０００４】ゴルフボールカバー表面への白色塗料層の
塗装の必要性はカバーとカバーに塗装される下塗り層と
ボールの最外装として塗装される透明上塗りとを包含す
るボールの外部層の１つまたはそれ以上の中への光学的
増白剤の混合により最近には除去された。ゴルフボール
のカバー中への光学的増白剤の混合は米国特許第４，６
７９，７９５号により記述されていている。米国特許第
４，８６５，３２６号はゴルフボールの外部表面にある
“透明塗料”中への光学的増白剤の使用を記述してい
る。米国特許第５，０００，４５８号は、ゴルフボール
カバーへの透明塗料の接着を増進するためカバーと透明
塗料との間に塗られているゴルフボールの上塗り中への
光学的増白剤の包含を記述している。
塗装の必要性はカバーとカバーに塗装される下塗り層と
ボールの最外装として塗装される透明上塗りとを包含す
るボールの外部層の１つまたはそれ以上の中への光学的
増白剤の混合により最近には除去された。ゴルフボール
のカバー中への光学的増白剤の混合は米国特許第４，６
７９，７９５号により記述されていている。米国特許第
４，８６５，３２６号はゴルフボールの外部表面にある
“透明塗料”中への光学的増白剤の使用を記述してい
る。米国特許第５，０００，４５８号は、ゴルフボール
カバーへの透明塗料の接着を増進するためカバーと透明
塗料との間に塗られているゴルフボールの上塗り中への
光学的増白剤の包含を記述している。
【０００５】
【発明の要約】チオフェン型光学的増白剤と２，２´−
（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビス
ベンゾオキサゾールまたはその誘導体の１つとの特別な
混合物の使用がチオフェン型光学的増白剤だけの使用に
比較して予期できない有利さを与えることが発見され
た。さらに特別には、高分子カバー材料１００重量部に
対し、チオフェン型光学的増白剤、好ましくはチオフェ
ンベンゾオキサゾール約０．０１〜０．０５重量部と、
２，２´−（１，２−エテンジイルジー４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールまたはその誘導体の１つ
約０．００８〜０．０２５重量部との混合物のカバーへ
の含有により、白色ゴルフボールカバーの耐候性を改善
でき、そしてゴルフボールの或る度合いの白色度を得る
ために要する光学的増白剤量を低減できることが発見さ
れた。
（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビス
ベンゾオキサゾールまたはその誘導体の１つとの特別な
混合物の使用がチオフェン型光学的増白剤だけの使用に
比較して予期できない有利さを与えることが発見され
た。さらに特別には、高分子カバー材料１００重量部に
対し、チオフェン型光学的増白剤、好ましくはチオフェ
ンベンゾオキサゾール約０．０１〜０．０５重量部と、
２，２´−（１，２−エテンジイルジー４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールまたはその誘導体の１つ
約０．００８〜０．０２５重量部との混合物のカバーへ
の含有により、白色ゴルフボールカバーの耐候性を改善
でき、そしてゴルフボールの或る度合いの白色度を得る
ために要する光学的増白剤量を低減できることが発見さ
れた。
【０００６】Ｅａｓｔｍａｎ Ｋｏｄａｋにより商品名
Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の下に販売されている
２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールを、高分子カバー材料１
００部に対しＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１約０．０
７５ｐｐｈの濃度、温度約２２０°Ｆまたはそれ以下の
程度でイオノマーカバー原料および白色顔料と混合し、
そのカバー原料をゴルフボール球芯の周りに成形した場
合、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１はイオノマーに完
全には溶解せず、その結果としてその光学的増白剤は直
にカバーの表面にブルーミングを起しカバーに黄色みを
与える。高分子カバー材料１００部に対し、Ｅａｓｔｏ
ｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ 約０．０３ｐｐｈまたはそれ以
上の水準をより高い混合温度で使用する場合、その不溶
性は問題であることが見出された。より高い混合温度を
用いた場合ブルーミングが直に発生しないかもしれない
が、ゴルフボールカバーを高い温度に長時間に晒すとブ
ルーミングが観察され、ボールの白色度を低下する。本
発明はゴルフボールに光学的増白剤重量当り高度の白色
度と、改良された耐候性とを与える光学的増白剤を提供
することにより上記の問題を克服する。
Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の下に販売されている
２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールを、高分子カバー材料１
００部に対しＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１約０．０
７５ｐｐｈの濃度、温度約２２０°Ｆまたはそれ以下の
程度でイオノマーカバー原料および白色顔料と混合し、
そのカバー原料をゴルフボール球芯の周りに成形した場
合、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１はイオノマーに完
全には溶解せず、その結果としてその光学的増白剤は直
にカバーの表面にブルーミングを起しカバーに黄色みを
与える。高分子カバー材料１００部に対し、Ｅａｓｔｏ
ｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ 約０．０３ｐｐｈまたはそれ以
上の水準をより高い混合温度で使用する場合、その不溶
性は問題であることが見出された。より高い混合温度を
用いた場合ブルーミングが直に発生しないかもしれない
が、ゴルフボールカバーを高い温度に長時間に晒すとブ
ルーミングが観察され、ボールの白色度を低下する。本
発明はゴルフボールに光学的増白剤重量当り高度の白色
度と、改良された耐候性とを与える光学的増白剤を提供
することにより上記の問題を克服する。
【０００７】本発明の目的はゴルフボールに白色度を付
与するのに用いられる改良された光学的増白剤を提供す
ることにある。
与するのに用いられる改良された光学的増白剤を提供す
ることにある。
【０００８】本発明の他の目的は予め決定した度合いの
白色度を達成するために、在来の光学的増白剤より少量
で用いることができる光学的増白剤混合物を提供するこ
とにある。
白色度を達成するために、在来の光学的増白剤より少量
で用いることができる光学的増白剤混合物を提供するこ
とにある。
【０００９】本発明の他の目的は、ゴルフボールカバー
材料と比較的低い混合温度で混合した場合溶解性の問題
を持たない光学的増白剤混合物をもつゴルフボールを提
供することにある。
材料と比較的低い混合温度で混合した場合溶解性の問題
を持たない光学的増白剤混合物をもつゴルフボールを提
供することにある。
【００１０】本発明の尚他の目的は真白な外観を持つ耐
候性のあるゴルフボールを提供するすることにある。
候性のあるゴルフボールを提供するすることにある。
【００１１】本発明の尚他の目的はボール改良された耐
候性を付与する光学的増白剤を含有するゴルフボールを
提供することにある。
候性を付与する光学的増白剤を含有するゴルフボールを
提供することにある。
【００１２】本発明のその他の目的は明細書および特許
請求事項から明らかになるであろう。
請求事項から明らかになるであろう。
【００１３】好ましい形の本発明は高分子材料と白色顔
料と相溶性のある光学的増白剤とから形成され、目に見
える外部表面のある層を持っているゴルフボールであ
る。その光学的増白剤は本質的には、高分子材料の１０
０重量部に対して、チオフェン型、光学的増白剤、好ま
しくはチオフェンベンゾオキゾ−ル約０．０１〜０．０
５重量部と、２，２´−（１，２−エテンジイルジ−
４，１−フェニエン）ビスベンゾオキゾールおよびその
誘導体より成る群から選択される第２の光学的増白剤約
０．００８〜０．０２５重量部との混合物より成る。チ
オフェン型光学的増白剤が濃度約０．０１〜０．０３重
量部で、第２の光学的増白剤が濃度約０．０１３〜０．
０１７重量部で存在する場合、特に良好な結果が得られ
る。白色顔料は高分子材料１００重量部に対し、好まし
くは約１〜１０重量部の量で存在する。好ましくは、必
要ではないけれども、光学的増白剤の全量はゴルフボー
ルにＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３白色度指数尺度で１６０
またはそれ以上を付与するのに充分なことである。
料と相溶性のある光学的増白剤とから形成され、目に見
える外部表面のある層を持っているゴルフボールであ
る。その光学的増白剤は本質的には、高分子材料の１０
０重量部に対して、チオフェン型、光学的増白剤、好ま
しくはチオフェンベンゾオキゾ−ル約０．０１〜０．０
５重量部と、２，２´−（１，２−エテンジイルジ−
４，１−フェニエン）ビスベンゾオキゾールおよびその
誘導体より成る群から選択される第２の光学的増白剤約
０．００８〜０．０２５重量部との混合物より成る。チ
オフェン型光学的増白剤が濃度約０．０１〜０．０３重
量部で、第２の光学的増白剤が濃度約０．０１３〜０．
０１７重量部で存在する場合、特に良好な結果が得られ
る。白色顔料は高分子材料１００重量部に対し、好まし
くは約１〜１０重量部の量で存在する。好ましくは、必
要ではないけれども、光学的増白剤の全量はゴルフボー
ルにＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３白色度指数尺度で１６０
またはそれ以上を付与するのに充分なことである。
【００１４】特に好ましい態様においては、第２の光学
的増白剤は２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，
１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールである。
的増白剤は２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，
１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールである。
【００１５】特に好ましいチオフェン型光学的増白剤は
２，２´−（２，５−チオフェンジイル）ビス［５−
（１，１−ジメチルエチル）ベンゾオキサゾール］であ
る。
２，２´−（２，５−チオフェンジイル）ビス［５−
（１，１−ジメチルエチル）ベンゾオキサゾール］であ
る。
【００１６】本発明のゴルフボールは好ましくは光学的
増白剤を含有するカバー層を持つツーピースまたはマル
チピースボールである。カバー層は、ポリウレタン樹脂
と、ポリオレフイン樹脂と、炭素原子２〜８個をもつオ
レフインと炭素原子３〜８個をもつ不飽和モノカルボン
酸との反応生成物の金属塩であるイオン性共重合体とか
ら成る群の少なくとも１つの構成成分包含する高分子材
料から形成される。通常使用される白色顔料には二酸化
チタンと酸化亜鉛と硫化亜鉛と硫酸バリウムとリトポン
と鉛白とを含む。
増白剤を含有するカバー層を持つツーピースまたはマル
チピースボールである。カバー層は、ポリウレタン樹脂
と、ポリオレフイン樹脂と、炭素原子２〜８個をもつオ
レフインと炭素原子３〜８個をもつ不飽和モノカルボン
酸との反応生成物の金属塩であるイオン性共重合体とか
ら成る群の少なくとも１つの構成成分包含する高分子材
料から形成される。通常使用される白色顔料には二酸化
チタンと酸化亜鉛と硫化亜鉛と硫酸バリウムとリトポン
と鉛白とを含む。
【００１７】本発明の他の好ましい形は高分子カバー材
料と顔料と光学的増白剤とを含有し、後で光学的増白剤
を含有していない追加のカバー材料と混合することにな
る高分子カバー材料マスターバッチである。マスターバ
ッチと追加のカバー材料とはゴルフボールカバー原料を
得るためにＸｗｔ％マスターバッチと（１００−Ｘ）ｗ
ｔ％の追加カバー材料の量で混合される。マスターバッ
チは、マスターバッチの全重量に対するｗｔ％で本質的
にはチオフェン型光学的増白剤約１／Ｘ〜５／Ｘ ｗｔ
％と、２，２´−（１，２−エテンジイルジー４，１−
フェニレン）ビスベンゾオキサゾールおよびその誘導体
より成る群から選択される第２の光学的増白剤約０．８
／Ｘ〜２．５／Ｘ ｗｔ％との混合物からなる光学的増
白剤を含有する。好ましくは、マスターバッチからつく
られる最終的カバー材料はポリマー少なくとも９０ｗｔ
％を含有している。
料と顔料と光学的増白剤とを含有し、後で光学的増白剤
を含有していない追加のカバー材料と混合することにな
る高分子カバー材料マスターバッチである。マスターバ
ッチと追加のカバー材料とはゴルフボールカバー原料を
得るためにＸｗｔ％マスターバッチと（１００−Ｘ）ｗ
ｔ％の追加カバー材料の量で混合される。マスターバッ
チは、マスターバッチの全重量に対するｗｔ％で本質的
にはチオフェン型光学的増白剤約１／Ｘ〜５／Ｘ ｗｔ
％と、２，２´−（１，２−エテンジイルジー４，１−
フェニレン）ビスベンゾオキサゾールおよびその誘導体
より成る群から選択される第２の光学的増白剤約０．８
／Ｘ〜２．５／Ｘ ｗｔ％との混合物からなる光学的増
白剤を含有する。好ましくは、マスターバッチからつく
られる最終的カバー材料はポリマー少なくとも９０ｗｔ
％を含有している。
【００１８】本発明の尚他の好ましい形はゴルフボール
の製造方法である。その方法はゴルフ球芯を得る段階と
その球芯の周りにカバー層を成形させる段階とよりな
り、そのカバー層は高分子材料と、高分子材料１００重
量部に対して、白色顔料１〜１０重量部と、本質的にチ
オフェン型光学的増白剤、好ましくはチオフェンベンゾ
オキサゾール約０．０１〜０．０５重量部と２，２´−
（１，２−エテンジイルジー４，１−フエニレン）ビス
ベンゾオキゾールおよびその誘導体より成る群から選択
される第２の光学的増白剤約０．００８〜０．０２５重
量部との混合物よりなる相溶性の光学的増白剤とよりな
つている。特に好ましい態様においては光学的増白剤は
一部分の高分子材料と温度約２５０゜Ｆまたはそれ以下
で混合し、マスターバッチを形成させる。つづいて、そ
のマスターバッチと残りの高分子材料と、好ましくは追
加の高分子材料９部に対しマスターバッチ約１部の比で
混合する。
の製造方法である。その方法はゴルフ球芯を得る段階と
その球芯の周りにカバー層を成形させる段階とよりな
り、そのカバー層は高分子材料と、高分子材料１００重
量部に対して、白色顔料１〜１０重量部と、本質的にチ
オフェン型光学的増白剤、好ましくはチオフェンベンゾ
オキサゾール約０．０１〜０．０５重量部と２，２´−
（１，２−エテンジイルジー４，１−フエニレン）ビス
ベンゾオキゾールおよびその誘導体より成る群から選択
される第２の光学的増白剤約０．００８〜０．０２５重
量部との混合物よりなる相溶性の光学的増白剤とよりな
つている。特に好ましい態様においては光学的増白剤は
一部分の高分子材料と温度約２５０゜Ｆまたはそれ以下
で混合し、マスターバッチを形成させる。つづいて、そ
のマスターバッチと残りの高分子材料と、好ましくは追
加の高分子材料９部に対しマスターバッチ約１部の比で
混合する。
【００１９】従って、本発明は更に以下記述する特徴と
性質と要素の関連とを持つ物品と幾つかの段階と、以下
の詳細な開示において例示すくごとく、他のおのおのに
関しての１つまたはそれ以上の段階の関連とを包含す
る。
性質と要素の関連とを持つ物品と幾つかの段階と、以下
の詳細な開示において例示すくごとく、他のおのおのに
関しての１つまたはそれ以上の段階の関連とを包含す
る。
【００２０】
【詳細な説明】本発明はより少量の総括的使用量の光学
的増白剤で、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢのみを用いて達成でき
るのと殆ど同じ度合いの白色度を達成することを可能に
する。更に前記の如く、好ましい混合物はＥａｓｔｏｂ
ｒｉｔｅ ＯＢ−１のみの使用より優れた改良された溶
解度を備えている。好ましくはその混合物をゴルフボー
ルカバー材料に添加する。しかし、純粋のＵｖｉｔｅｘ
ＯＢ の代わりにＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１と
Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢとの例えば約０．８：１の比での混
合物を用いるのが有利であってもよいとも信じられてい
る。
的増白剤で、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢのみを用いて達成でき
るのと殆ど同じ度合いの白色度を達成することを可能に
する。更に前記の如く、好ましい混合物はＥａｓｔｏｂ
ｒｉｔｅ ＯＢ−１のみの使用より優れた改良された溶
解度を備えている。好ましくはその混合物をゴルフボー
ルカバー材料に添加する。しかし、純粋のＵｖｉｔｅｘ
ＯＢ の代わりにＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１と
Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢとの例えば約０．８：１の比での混
合物を用いるのが有利であってもよいとも信じられてい
る。
【００２１】米国特許第４，６７９，７９５号に示され
ているように光学的増白剤は熱可塑性樹脂と熱硬化性樹
脂とを含む多種類のゴルフボールカバー材料と一緒に用
いることができる。好ましいカバー材料はポリウレタン
樹脂と、ポリオレフィン樹脂と、炭素原子２〜８個を持
つオレフィンと炭素原子３〜８個を持つ不飽和モノカル
ボン酸との反応生成物の金属塩であるイオン性共重合体
とから成る群の少なくとも１つの構成物を含有するもの
である。本発明に従ってゴルフボールカバーに用いる特
に好ましい高分子材料はＥ．Ｉ． ＤｕＰｏｎｔ ｄｅ
Ｎｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ ｏｆ Ｗ
ｉｌｍｉｎｇｔｏｎ， ＤＥ から名称“Ｓｕｒｙｌｎ
TM”の下で、およびＥｘｘｏｎ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏ
ｎ から名称“ＩｏｔｅｋTM”の下で入手できるエチレ
ンと不飽和モノカルボン酸とのイオン性共重合体であ
る。
ているように光学的増白剤は熱可塑性樹脂と熱硬化性樹
脂とを含む多種類のゴルフボールカバー材料と一緒に用
いることができる。好ましいカバー材料はポリウレタン
樹脂と、ポリオレフィン樹脂と、炭素原子２〜８個を持
つオレフィンと炭素原子３〜８個を持つ不飽和モノカル
ボン酸との反応生成物の金属塩であるイオン性共重合体
とから成る群の少なくとも１つの構成物を含有するもの
である。本発明に従ってゴルフボールカバーに用いる特
に好ましい高分子材料はＥ．Ｉ． ＤｕＰｏｎｔ ｄｅ
Ｎｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ ｏｆ Ｗ
ｉｌｍｉｎｇｔｏｎ， ＤＥ から名称“Ｓｕｒｙｌｎ
TM”の下で、およびＥｘｘｏｎ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏ
ｎ から名称“ＩｏｔｅｋTM”の下で入手できるエチレ
ンと不飽和モノカルボン酸とのイオン性共重合体であ
る。
【００２２】光学的増白剤を用いる場合でも前記の型の
白色顔料が高分子カバー組成物と一緒に用いられ、一般
には高分子材料の全重量に対し約１〜１０重量部が包含
される。白色顔料のより好ましい範囲は約１〜５重量
部、更により好ましい範囲は１〜３重量部である。
白色顔料が高分子カバー組成物と一緒に用いられ、一般
には高分子材料の全重量に対し約１〜１０重量部が包含
される。白色顔料のより好ましい範囲は約１〜５重量
部、更により好ましい範囲は１〜３重量部である。
【００２３】光学的増白剤は日光スペクトルの不可視紫
外線部分を吸収し、このエネルギーをスペクトルのより
長い波長の可視線部分に変換する材料である。既知の光
学的増白剤にはスチルベン誘導体と、ベンゼン並にビフ
ェニルのスチリル誘導体と、チオフェンベンゾオキサゾ
ールを含むビスベンズアゾール−２−イル誘導体と、ク
マリンと、カルボスチリルと、ナフチルイミドと、ジベ
ンゾチオフェン−５−５−ジオキシドの誘導体と、ピレ
ン誘導体とピリドトリアゾールとが含まれる。本発明に
従えば、２つの商業的に入手できる光学的増白剤、即
ち、Ｃｉｂａ−Ｇｅｉｇｙ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎに
より販売され、２，２´−（２，５−チオフェンジイ
ル）ビス〔５−（１，１−ジメチルエチル）ベンゾオキ
サゾール〕であるＵｖｉｔｅｘ ＯＢと、前記の如く、
２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールである。Ｅａｓｔｂｒｉ
ｔｅＯＢ−１との混合物を用いることができる。本発明
に従えば、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢは高分子材料１００重量
部に対して０．０１〜０．０５重量部、より好ましくは
約０．０１〜０．０３重量部の濃度で存在する。Ｅａｓ
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１は高分子材料１００重量部に
対して０．００８〜０．０２５重量部、より好ましくは
約０．０１３〜０．０１７重量部の濃度で存在する。好
ましくは光学的増白剤組み合わせ物はゴルフボールに初
期白色度指数１５４以上、より好ましくは初期白色度指
数約１６４以上を与えるに充分である。好ましくは光学
的増白剤は、炭素原子２〜８個を持つオレフィンと炭素
原子３〜８個を持つ不飽和モノカルボン酸との反応生成
物のナトリウム、亜鉛および／またはリチウム塩である
イオン性共重合体約９９〜８９．５０％、より好ましく
は約９９〜９４．８０％をもつカバーに添加する。
外線部分を吸収し、このエネルギーをスペクトルのより
長い波長の可視線部分に変換する材料である。既知の光
学的増白剤にはスチルベン誘導体と、ベンゼン並にビフ
ェニルのスチリル誘導体と、チオフェンベンゾオキサゾ
ールを含むビスベンズアゾール−２−イル誘導体と、ク
マリンと、カルボスチリルと、ナフチルイミドと、ジベ
ンゾチオフェン−５−５−ジオキシドの誘導体と、ピレ
ン誘導体とピリドトリアゾールとが含まれる。本発明に
従えば、２つの商業的に入手できる光学的増白剤、即
ち、Ｃｉｂａ−Ｇｅｉｇｙ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎに
より販売され、２，２´−（２，５−チオフェンジイ
ル）ビス〔５−（１，１−ジメチルエチル）ベンゾオキ
サゾール〕であるＵｖｉｔｅｘ ＯＢと、前記の如く、
２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールである。Ｅａｓｔｂｒｉ
ｔｅＯＢ−１との混合物を用いることができる。本発明
に従えば、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢは高分子材料１００重量
部に対して０．０１〜０．０５重量部、より好ましくは
約０．０１〜０．０３重量部の濃度で存在する。Ｅａｓ
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１は高分子材料１００重量部に
対して０．００８〜０．０２５重量部、より好ましくは
約０．０１３〜０．０１７重量部の濃度で存在する。好
ましくは光学的増白剤組み合わせ物はゴルフボールに初
期白色度指数１５４以上、より好ましくは初期白色度指
数約１６４以上を与えるに充分である。好ましくは光学
的増白剤は、炭素原子２〜８個を持つオレフィンと炭素
原子３〜８個を持つ不飽和モノカルボン酸との反応生成
物のナトリウム、亜鉛および／またはリチウム塩である
イオン性共重合体約９９〜８９．５０％、より好ましく
は約９９〜９４．８０％をもつカバーに添加する。
【００２４】他のチオフェン型光学的増白剤もまた本発
明の高分子材料およびＥａｓｔｂｒｉｔｅ ＯＢ−１と
は相溶性があるだろうし、それ故これらの他の相溶性チ
オフェン型光学的増白剤も使用できることが期待され
る。しかし、光学的増白剤の全ての型のものがゴルフボ
ールカバー材料と相溶性があるわけではないことは注意
すべきである。更に、光学的増白剤はカバーを射出成形
または圧縮成形により球芯に成形する温度で安定でなけ
ればならない。技術に普通に熟達した人は相溶性あるチ
オフェン型光学的増白剤を選択できる。
明の高分子材料およびＥａｓｔｂｒｉｔｅ ＯＢ−１と
は相溶性があるだろうし、それ故これらの他の相溶性チ
オフェン型光学的増白剤も使用できることが期待され
る。しかし、光学的増白剤の全ての型のものがゴルフボ
ールカバー材料と相溶性があるわけではないことは注意
すべきである。更に、光学的増白剤はカバーを射出成形
または圧縮成形により球芯に成形する温度で安定でなけ
ればならない。技術に普通に熟達した人は相溶性あるチ
オフェン型光学的増白剤を選択できる。
【００２５】Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の製造者
により認められているように、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１を高水準でポリマーと共に用いた場合、光学的
増白剤の黄色が見え始める。このことは、Ｅａｓｔｏｂ
ｒｉｔｅ ０Ｂ−１濃度が約０．０２５ｗｔ％を、まず
ないが、越えた場合、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１
の追加量により白色度の改善があることが見出されて確
かめられている。更に、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−
１ ０．０３ｗｔ％またはそれ以上含有するゴルフボー
ルを１２５°Ｆの真空乾燥機中に置いて促進老化条件に
晒すと、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ はボールの表面にブル
ーミングし、その結果白色度に実質的な損失をもたら
し、ある場合には、ボールに緑白色の色相を与える。
により認められているように、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１を高水準でポリマーと共に用いた場合、光学的
増白剤の黄色が見え始める。このことは、Ｅａｓｔｏｂ
ｒｉｔｅ ０Ｂ−１濃度が約０．０２５ｗｔ％を、まず
ないが、越えた場合、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１
の追加量により白色度の改善があることが見出されて確
かめられている。更に、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−
１ ０．０３ｗｔ％またはそれ以上含有するゴルフボー
ルを１２５°Ｆの真空乾燥機中に置いて促進老化条件に
晒すと、Ｅａｓｔｏｂｒｉｔｅ はボールの表面にブル
ーミングし、その結果白色度に実質的な損失をもたら
し、ある場合には、ボールに緑白色の色相を与える。
【００２６】前記の如く、ゴルフボールカバー原料を製
造する好ましい方法の１つは例えばＴｉＯ2 を含む白
色化顔料と光学的増白剤とウルトラマリンとを高濃度に
添加されているマスターバッチを混合することである。
マスターバッチは普通顆粒状の形で貯蔵される。ゴルフ
ボールカバーを成形しようとする場合、その顆粒状マス
ターバッチを白色化顔料を含有していない追加の高分子
カバー材料と混合する。マスターバッチと追加のポリマ
ーとを例えば追加のポリマー９部に対しマスターバッチ
１部の比で混合し、それからそのカバー材料をゴルフボ
ール球芯の周りに射出成形または圧縮形成する。この型
のカバー形成法を用いる場合、光学的増白剤はマスター
バッチ中に、最終的カバー中の光沢剤濃度の１０倍の濃
度で存在する。従って最終的なＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１濃度決定において追加すべき考慮は、後でゴル
フボールカバーに用いた場合ブルーミングを防止するた
め、マスターバッチ中にＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−
１が充分に溶解性があることを確認することである。
造する好ましい方法の１つは例えばＴｉＯ2 を含む白
色化顔料と光学的増白剤とウルトラマリンとを高濃度に
添加されているマスターバッチを混合することである。
マスターバッチは普通顆粒状の形で貯蔵される。ゴルフ
ボールカバーを成形しようとする場合、その顆粒状マス
ターバッチを白色化顔料を含有していない追加の高分子
カバー材料と混合する。マスターバッチと追加のポリマ
ーとを例えば追加のポリマー９部に対しマスターバッチ
１部の比で混合し、それからそのカバー材料をゴルフボ
ール球芯の周りに射出成形または圧縮形成する。この型
のカバー形成法を用いる場合、光学的増白剤はマスター
バッチ中に、最終的カバー中の光沢剤濃度の１０倍の濃
度で存在する。従って最終的なＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１濃度決定において追加すべき考慮は、後でゴル
フボールカバーに用いた場合ブルーミングを防止するた
め、マスターバッチ中にＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−
１が充分に溶解性があることを確認することである。
【００２７】本発明に従うと、マスターバッチの全重量
に対し、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢ 例えば０．２ｗｔ％と混
合して例えばＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ ０．１
５ｗｔ％を含有する顆粒状マスターバッチは、追加の材
料９部に対しマスターバッチ１部の割合で追加カバー材
料と混合した場合、良好な白色度と耐候性とを持つゴル
フボールを製造することが発見された。より一般的に言
えば、Ｘをカバー材料の全重量に対するマスターバッチ
の百分率とした場合、チオフェン型光学的増白剤１／Ｘ
〜５／Ｘ ｗｔ％ と第２の光学的増白剤例えば２，２
´（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビ
スベンゾオキサゾール約０．８／Ｘ〜２．５／Ｘ ｗｔ
％との混合物を含有するマスターバッチはカバー材料の
全重量に対してチオフェン型光学的増白剤０．０１〜
０．０５ｗｔ％と第２の光学的増白剤約０．００８〜
０．０２５ｗｔ％とを持つ最終的カバーをもたらす。こ
の様な低光学的増白剤濃度で、ポリマー少なくとも約９
０ｗｔ％を含有するカバーにおいては、光学的増白剤の
ｗｔ％およびｐｐｈの値ははぼ同じである。前記のよう
に、この型のボールはよい白色度特性を持つことにな
る。この有利な結果はポリエチレンテレフタレート繊維
中でＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ ３５０ｐｐｍの
水準は溶解限界を越えてもよいことを示しているＥａｓ
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の技術文献の見地では予期さ
れない。
に対し、Ｕｖｉｔｅｘ ＯＢ 例えば０．２ｗｔ％と混
合して例えばＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ ０．１
５ｗｔ％を含有する顆粒状マスターバッチは、追加の材
料９部に対しマスターバッチ１部の割合で追加カバー材
料と混合した場合、良好な白色度と耐候性とを持つゴル
フボールを製造することが発見された。より一般的に言
えば、Ｘをカバー材料の全重量に対するマスターバッチ
の百分率とした場合、チオフェン型光学的増白剤１／Ｘ
〜５／Ｘ ｗｔ％ と第２の光学的増白剤例えば２，２
´（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビ
スベンゾオキサゾール約０．８／Ｘ〜２．５／Ｘ ｗｔ
％との混合物を含有するマスターバッチはカバー材料の
全重量に対してチオフェン型光学的増白剤０．０１〜
０．０５ｗｔ％と第２の光学的増白剤約０．００８〜
０．０２５ｗｔ％とを持つ最終的カバーをもたらす。こ
の様な低光学的増白剤濃度で、ポリマー少なくとも約９
０ｗｔ％を含有するカバーにおいては、光学的増白剤の
ｗｔ％およびｐｐｈの値ははぼ同じである。前記のよう
に、この型のボールはよい白色度特性を持つことにな
る。この有利な結果はポリエチレンテレフタレート繊維
中でＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ ３５０ｐｐｍの
水準は溶解限界を越えてもよいことを示しているＥａｓ
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の技術文献の見地では予期さ
れない。
【００２８】本発明も一般的記述をしたが、以下の実施
例は、本発明をより容易に理解されるため説明の目的の
ために加えたものである。実施例はどんな方法ででも、
他に特に指示しない限り本発明の範囲を限定するもので
はない。
例は、本発明をより容易に理解されるため説明の目的の
ために加えたものである。実施例はどんな方法ででも、
他に特に指示しない限り本発明の範囲を限定するもので
はない。
【００２９】
【実施例】表１に示す組成物をもつマスターバッチＡ〜
Ｇを温度約１８０〜２００゜Ｆで運転される双ロールミ
ル中で調整する。混合し、冷却後そのマスターバッチ材
料を、追加する。Ｉｏｔｅｋ ８０００およびＩｏｔｅ
ｋ ７０３０を含む最終処方物１〜１１中への使用のた
め粒状にする。最終処方物を表２に示す。
Ｇを温度約１８０〜２００゜Ｆで運転される双ロールミ
ル中で調整する。混合し、冷却後そのマスターバッチ材
料を、追加する。Ｉｏｔｅｋ ８０００およびＩｏｔｅ
ｋ ７０３０を含む最終処方物１〜１１中への使用のた
め粒状にする。最終処方物を表２に示す。
【００３０】仕上げされたゴルフボ−ルは引き込み式の
ピンを用い、射出成形空洞中に予め形成されたポリブタ
ジエンゴルフボ−ル球芯を中心に置いて製造される。１
１の異なる組成物のカバ−材料は約３８５゜Ｆでゴルフ
ボ−ル球芯のまわりに射出成形さる。それから成形され
たボ−ルを試験する。
ピンを用い、射出成形空洞中に予め形成されたポリブタ
ジエンゴルフボ−ル球芯を中心に置いて製造される。１
１の異なる組成物のカバ−材料は約３８５゜Ｆでゴルフ
ボ−ル球芯のまわりに射出成形さる。それから成形され
たボ−ルを試験する。
【００３１】ゴルフボ−ルの初期の白色度と黄色度と反
射率とを比色計を用いて測定する。それから、ボ−ルの
長期老化を促進させるため、３０日間、１２５゜Ｆ、水
銀柱２７インチの真空乾燥器中におく。白色度と黄色度
と反射率との測定は７日後に行ない、３０日の期間が過
ぎてから再び行なう。その結果を表３に示す。白色度指
数試験はＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３に従って行なう。黄
色度指数試験はＡＳＴＭ Ｄ−１９２５−７０に従い行
い、反射率はＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３を用いて測定す
る。
射率とを比色計を用いて測定する。それから、ボ−ルの
長期老化を促進させるため、３０日間、１２５゜Ｆ、水
銀柱２７インチの真空乾燥器中におく。白色度と黄色度
と反射率との測定は７日後に行ない、３０日の期間が過
ぎてから再び行なう。その結果を表３に示す。白色度指
数試験はＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３に従って行なう。黄
色度指数試験はＡＳＴＭ Ｄ−１９２５−７０に従い行
い、反射率はＡＳＴＭ Ｅ３１３−７３を用いて測定す
る。
【００３２】表３に示されているように、Ｅａｓｔｏｂ
ｒｉｔｅ ＯＢ−１ ０．０１５重量部とＵｖｉｔｅｘ
ＯＢ ０．０２重量部との組成物、即ち光学的増白剤
全体で、０．０３６重量部を含有するゴルフボ−ルカバ
ーはＵｖｉｔｅｘ ＯＢ ０．１重量部を含有する対照
のカバ−の白色度と黄色度と反射率と匹敵する白色度と
黄色度と反射率との初期値を持っている。更に真空乾燥
器中での１週間後及び３０日間後の白色度と黄色度と反
射率との値は実施例２の混合混物と対照実施例１とに関
して遜色はない。それ故この混合物はＵｖｉｔｅｘ Ｏ
Ｂ ０．０１ｗｔ％と置き換えることができる。
ｒｉｔｅ ＯＢ−１ ０．０１５重量部とＵｖｉｔｅｘ
ＯＢ ０．０２重量部との組成物、即ち光学的増白剤
全体で、０．０３６重量部を含有するゴルフボ−ルカバ
ーはＵｖｉｔｅｘ ＯＢ ０．１重量部を含有する対照
のカバ−の白色度と黄色度と反射率と匹敵する白色度と
黄色度と反射率との初期値を持っている。更に真空乾燥
器中での１週間後及び３０日間後の白色度と黄色度と反
射率との値は実施例２の混合混物と対照実施例１とに関
して遜色はない。それ故この混合物はＵｖｉｔｅｘ Ｏ
Ｂ ０．０１ｗｔ％と置き換えることができる。
【００３３】実施例２と３とのＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１とＵｖｉｔｅｘ ＯＢ との混合物は、真空乾
燥器中３０日後の白色度においてＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１ 単独を用いた実施例４〜１１の何れよりも
少ない損失であった。従ってＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ Ｏ
Ｂ−１とＵｖｉｔｅｘ ＯＢ との混合物はＥａｓｔｏ
ｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ 単独の使用より優れた耐候性を
持っている。
ＯＢ−１とＵｖｉｔｅｘ ＯＢ との混合物は、真空乾
燥器中３０日後の白色度においてＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ
ＯＢ−１ 単独を用いた実施例４〜１１の何れよりも
少ない損失であった。従ってＥａｓｔｏｂｒｉｔｅ Ｏ
Ｂ−１とＵｖｉｔｅｘ ＯＢ との混合物はＥａｓｔｏ
ｂｒｉｔｅ ＯＢ−１ 単独の使用より優れた耐候性を
持っている。
【００３４】実施例７と８においてＥａｓｔｏｂｒｉｔ
ｅ ＯＢ−１ ０、０２５重量部を含有するカバー組成
物も白色度と黄色度と反射率とにおいて実施例１と２と
のカバーに匹敵していることが示されている。しかし、
実施例７と８との光学的増白剤組成物は、特に、マスタ
ーバッチ中に必要とされているＥａｓｔｏｂｒｉｔｅＯ
Ｂ−１の高濃度の使用においてブルーミングを起す可能
性のあることによって、劣っていると見なされている。
ｅ ＯＢ−１ ０、０２５重量部を含有するカバー組成
物も白色度と黄色度と反射率とにおいて実施例１と２と
のカバーに匹敵していることが示されている。しかし、
実施例７と８との光学的増白剤組成物は、特に、マスタ
ーバッチ中に必要とされているＥａｓｔｏｂｒｉｔｅＯ
Ｂ−１の高濃度の使用においてブルーミングを起す可能
性のあることによって、劣っていると見なされている。
【００３５】実施例９〜１１で示されるごとく、Ｅａｓ
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の不溶性はＥａｓｔｏｂｒｉ
ｔｅ ＯＢ−１濃度０．０３重量部またはそれ以上を持
つカバーに関して、白色度における期間を通じての実質
的減少をもたらしている。
ｔｏｂｒｉｔｅ ＯＢ−１の不溶性はＥａｓｔｏｂｒｉ
ｔｅ ＯＢ−１濃度０．０３重量部またはそれ以上を持
つカバーに関して、白色度における期間を通じての実質
的減少をもたらしている。
【００３６】
【表１】
【００３７】
【表２】
【００３８】
【表３】
Claims (20)
- 【請求項１】 目に見える外側表面を有する層を持ち、
その層が、（イ）高分子材料と、（ロ）白色顔料約１〜
１０重量部と、（ハ）その高分子材料１００重量部を基
として、実質的にチオフェン型光学的増白剤約０．０１
〜０．０５重量部と、２，２´−（１，２−エテンジイ
ルジ−４，１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールお
よびその誘導体より成る群から選択される第２の光学的
増白剤約０．００８〜０．０２５重量部との混合物より
成る相溶性光学的増白剤と、を包含するゴルフボール。 - 【請求項２】 第２の光学的増白剤が２，２´−（１，
２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビスベンゾ
オキサゾールである請求項１に記載のゴルフボール。 - 【請求項３】 チオフェン型の光学的増白剤が２，２´
−（２，５−チオフェンジイル）ビス〔５−（１，１−
ジメチルエチル）ベンゾオキサゾール〕を含む、請求項
１に記載のゴルフボール。 - 【請求項４】 第２の光学的増白剤が約０．０１３〜
０．０１７重量部の量で存在する請求項１に記載のゴル
フボール。 - 【請求項５】 第２の光学的増白剤が約０．０１３〜
０．０１７重量部の量で存在する請求項３に記載のゴル
フボール。 - 【請求項６】 チオフェン型光学的増白剤が約０．０１
〜０．０３重量部の量で存在する、請求項４に記載のゴ
ルフボール。 - 【請求項７】 高分子材料から形成されている層がイオ
ノマーを含有する、請求項１に記載のゴルフボール。 - 【請求項８】 高分子材料から形成されている層がポリ
ウレタン樹脂と、ポリオレフィン樹脂と、炭素原子２〜
８個を持つオレフィンと炭素原子３〜８個を持つ不飽和
モノカルボン酸との反応生成物の金属塩であるイオン性
共重合体とより成る群から選択された少くとも１種を包
含する、請求項１に記載のゴルフボール。 - 【請求項９】 高分子材料から形成されている層が更
に、その高分子材料１００重量部に基づいて白色顔料約
１〜５重量部を包含している、請求項８に記載のゴルフ
ボール。 - 【請求項１０】 高分子材料からなる層が、炭素原子２
〜８個を持つオレフィンと炭素原子３〜８個を持つ不飽
和モノカルボン酸との反応生成物のナトリウム塩と亜鉛
塩とリチウム塩とから成る群から選択される少くとも１
種からなるイオン性共重合体約９９〜９４．８０％を含
有する、請求項１に記載のゴルフボール。 - 【請求項１１】 目に見える外側表面を有するイオノマ
ー層により囲まれている球芯を持ち、そのイオノマー層
がイオノマー１００重量部に対して実質的に２，２−
（２，５−チオフェンジイル）ビス〔５−（１，１−ジ
メチルエチル）ベンゾオキサゾール約０．０１〜０．０
５重量部と２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，
１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾールまたはその誘
導体０．００８〜０．０２５重量部との混合物よりなる
相溶性の光学的増白剤を包含しているゴルフボール。 - 【請求項１２】 光学的増白剤を含有するマスターバッ
チＸ重量％と光学的増白剤を含有していない追加のイオ
ノマー（１００−Ｘ）重量％との混合物を含有し、イオ
ノマー少くとも９０重量％を持つゴルフボールカバーの
形成に用いるマスターバッチであつて、高分子材料１０
０重量部と、実質的にはチオフェン型光学的増白剤約１
／Ｘ〜５／Ｘ重量％と、２，２´−（１，２−エテンジ
イルジ−４，１−フェニレン）ビスベンゾオキサゾール
およびその誘導体とからなる群から選択される第２の光
学的増白剤約０．８／Ｘ〜２．５／Ｘ重量％との混合物
より成る光学的増白剤とを含有し、光学的増白剤の重量
部はイオノマーマスターバッチの全重量に対するもので
あるイオノマーマスターバッチ。 - 【請求項１３】 第２の光学的増白剤が２，２´−
（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニレン）ビス
ベンゾオキサゾールである、請求項１２に記載のマスタ
ーバッチ。 - 【請求項１４】 チオフェン型光学的増白剤が２，２´
−（２，５−チオフェンジイル）ビス〔５−（１，１−
ジメチルエチル）ベンゾオキサゾール〕を包含する、請
求項１２に記載のマスターバッチ。 - 【請求項１５】 第２の光学的増白剤が約１．３／Ｘ〜
１．７／Ｘ重量％の量で存在する、請求項１２に記載の
マスターバッチ。 - 【請求項１６】 チオフェン型光学的増白剤が約１Ｘ〜
３／Ｘ重量％の量で存在する、請求項１２に記載のマス
ターバッチ。 - 【請求項１７】 高分子材料がポリウレタン樹脂と、ポ
リオレフィン樹脂と、炭素原子２〜８個をもつオレフィ
ンと炭素原子３〜８個をもつ不飽和モノカルボン酸との
反応生成物の金属塩であるイオン性共重合体とより成る
群の少なくとも１種を含有する、請求項１２に記載のマ
スターバッチ。 - 【請求項１８】 ゴルフボール球芯を得、そしてその球
芯の周りにカバー層を成形し、そのカバー層が高分子材
料と、白色顔料１〜１０重量部と、実質的には、チオフ
ェン型光学的増白剤約０．０１〜０．０５重量部と、
２，２´−（１，２−エテンジイルジ−４，１−フェニ
レン）ビスベンゾオキサゾールおよびその誘導体とより
成る群から選択される第２の光学的増白剤約０．００８
〜０．０２５重量部との混合物より成る相溶性の光学的
増白剤とを包含し、光学的増白剤と白色顔料との重量部
は高分子材料の１００重量部に対してである、ゴルフボ
ールの製造方法。 - 【請求項１９】 更に光学的増白剤を小部分の高分子材
料と温度２５０°Ｆまたはそれ以下で混合し、成形に先
立ってマスターバッチを形成させる段階を包含する、請
求項１８に記載の方法。 - 【請求項２０】更にマスターバッチを追加の高分子材料
と混合する段階を包含する、請求項１９に記載の方法。
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