JPH0697881A - 中継局のチャネル割当て方法 - Google Patents

中継局のチャネル割当て方法

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JPH0697881A
JPH0697881A JP4246649A JP24664992A JPH0697881A JP H0697881 A JPH0697881 A JP H0697881A JP 4246649 A JP4246649 A JP 4246649A JP 24664992 A JP24664992 A JP 24664992A JP H0697881 A JPH0697881 A JP H0697881A
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station
channel
call
relay
relay station
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JP4246649A
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Hiroshi Matsuzawa
宏 松沢
Koji Otake
幸次 大竹
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は地域防災無線システムの中継局のリ
ンク中継用通話チャネルの割当て方法に関し、リンク先
の中継局と発呼を受け付けた中継局の夫々に共通の空き
チャネルがあるときは、確実にリンク中継ができるよう
にすることを目的とする。 【構成】 発呼を受け付けた中継局は、自局の通話チャ
ネル中に空きチャネルがあるか判定し(ステップ1
1)、あるときはすべての空きチャネルを割当て候補チ
ャネルとするチャネル指定コードを有する発呼信号をリ
ンク先の中継局へ送信する(ステップ12)。リンク先
の中継局において上記候補チャネルの中から選択された
割当てチャネルを示すチャネル指定コードを有する応答
信号ACKが、リンク先の中継局から送信されて発呼を
受け付けた中継局で受信され(ステップ13)、更にそ
の割当てチャネルが発呼局に通知される(ステップ1
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中継局のチャネル割当て
方法に係り、特に地域防災無線システムの中継局のリン
ク中継用通話チャネルの割当て方法に関する。
【0002】地域防災無線システムは例えば図7に示す
如きシステム構成とされており、警察や消防等の緊急車
両に設置された一般局A〜Eと市庁、区役所等に設置さ
れ、一斉通報、統制通信などを行なう基地局である統制
局(図示せず)と、一般局間、一般局と統制局との間で
直接に通信できないときに、サービスエリアを確保して
それらの間の通信を可能とする中継局1,2とで構成さ
れる。一般局A〜Eは移動局で図示しているが、固定局
でもよい。
【0003】中継局を経由する中継方法には大別してア
プローチ中継とリンク中継の2通りある。アプローチ中
継は中継局の同一無線ゾーン内に在圏する一般局間など
の通話を可能とする中継方法で、図7の例では一般局D
とCの間で中継局2によりアプローチ中継が行なわれて
いる。
【0004】この場合、一般局Dは発呼の際、呼出局番
号の他に、中継動作を行なう中継局番号も含んだ回線接
続信号をC/CA−CH(制御チャネル)で中継局2に
対して送信する。
【0005】中継局2は呼出局番号が示す一般局Cが自
無線ゾーン内に在圏していることを識別すると、自中継
局で管理している自局の通話チャネル(A1−CH〜A
4−CH)のうち、空きチャネルを選んで、呼出局であ
る一般局Cと発呼局である一般局Dに対して、その空き
チャネル(ここではA3−CHとする)をC/CA−C
Hで指示する。これにより、以後一般局DとCとの間
で、通話チャネルA3−CHを使用して通話が行なわれ
る。
【0006】一方、前記リンク中継は複数の中継局間を
無線回線でつなぎ、互いに異なる中継局の無線ゾーン内
の一般局間などの通話を可能とする中継方法で、図7の
例では一般局AとBとの間で中継局1,2によりリンク
中継が行なわれている。
【0007】かかる地域防災無線システムのチャネルは
図8に示すようになっており、アプローチ中継による通
話は一般局A,E(B〜D)から中継局1(2)への上
り制御チャネルCA−CHと、中継局1(2)から一般
局A,E(B〜D)への下り制御チャネルC−CHとの
変換と、一般局A,E(B〜D)から中継局1(2)へ
の上り通話チャネルAu−CHと、中継局1(2)から
一般局A,E(B〜D)への下り通話チャネルAd−C
Hの変換とによる。
【0008】通話チャネルAu−CHとAd−CHとは
一対で、A1〜A4の最大4チャネルある(すなわち、
Au1〜Au4,Ad1〜Ad4)。リンク中継による
通話は制御チャネルC/CA−CHを、リンク中継制御
チャネルL0−CHに変換し、また通話チャネルA1−
CH〜A4−CHをリンク中継通話チャネルL1−CH
〜L4−CHに変換して行なう。アプローチ中継通話チ
ャネルA1−CH〜A4−CHは、リンク中継通話チャ
ネルL1−CH〜L4−CHと一対である。
【0009】このようなチャネル系統を有する地域防災
無線システムでは、リンク中継の際に、異なる中継局の
夫々において空き通話チャネルがあるときは、通話を必
ず行なえるようにすることが必要とされる。
【0010】
【従来の技術】図9は従来の中継局のチャネル割当て方
法の一例のシーケンス図を示す。このチャネル割当て方
法のシーケンスは前記した図7の地域防災無線システム
において、一般局Aから一般局Bへのリンク中継時の例
を示す。図9において、一般局Aが呼出局である一般局
Bの局番号と、中継動作を行なう2つの中継局1及び2
の局番号とを含んだ回線接続信号を制御チャネルCA−
CHで自エリア中継局1に対して送信する(ステップ1
01)。
【0011】すると、中継局1は自局で管理している自
局の通話チャネルの中から空きチャネルを選択し(ステ
ップ102)、リンク中継先の中継局2へ制御チャネル
CA−CHに対応するリンク中継制御チャネルL0で、
その通話チャネルと呼出局番号を送信する(ステップ1
03)。ここでは、中継局1が選択した空き通話チャネ
ルがA1−CHとすると、A1−CH情報と一般局Bの
局番号などが中継局2へ送信される。
【0012】中継局2は指示された通話チャネルA1−
CHの空きを確認し(ステップ104)、制御チャネル
C−CHで一般局Bに対して通話チャネルA1−CHの
通話を指示する(ステップ105)。一般局Bは制御チ
ャネルCA−CHで中継局2へ応答信号ACKを返送す
る(ステップ106)。すると、中継局2は応答信号A
CKをリンク中継制御チャネルL0で中継局1へ返送し
(ステップ107)、これに基づき中継局1も一般局A
に対して通話チャネルA1−CHを指示する応答信号を
制御チャネルC−CHで返送する(ステップ108)。
以後、一般局AとBとの間で中継局1及び2を介してA
1−CHを使用して通話が行なわれる(ステップ109
〜111)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は発呼を
受け付けた中継局1がリンク中継通信の場合でも、自局
の通話チャネルの空き状態だけを見て通話チャネルを割
当て指示している。ところが、アプローチ中継の通話チ
ャネル割当ては、他の中継局と相関が無く、夫々の中継
局1及び2が独自に行なっているため、発呼を受け付け
た中継局1では空いている通話チャネルが、リンク先の
中継局2ではアプローチ中継のために使用中であること
が起こり得る。この場合、リンク先の中継局2は何も動
作しない。このことについて、図10のシーケンス図と
共に更に詳細に説明する。
【0014】一般局Dが同一エリア内の一般局Cを呼出
すために、中継局2に制御チャネルCA−CHを使用し
て発呼すると(ステップ201)、中継局2は自局で管
理している自局の通話チャネルのうち空きチャネルとし
てA4−CHを選択して、一般局Cに対して制御チャネ
ルC−CHでA4−CHでの通話を指示する。
【0015】これにより、一般局Cが中継局2に対して
応答信号ACKを制御チャネルCA−CHで返送すると
(ステップ203)、中継局2はこの応答信号ACK受
信後、一般局Dにも制御チャネルC−CHでA4−CH
での通話を指示する(ステップ204)。これにより、
一般局Dは通話チャネルA4−CHで中継局2を経由し
て一般局Cへ通信信号を送出する。
【0016】このように、中継局2が一般局CとDとの
間で通話チャネルA4−CHを割当てアプローチ中継を
している状態において、中継局2の無線ゾーン内に在圏
する一般局Bに対して、別の中継局1内の一般局Aから
発呼があったものとする(ステップ207)。
【0017】中継局2はこの発呼を受け付けると、自局
で管理している自局の通話チャネルのうち、空きチャネ
ルとしてたまたま通話チャネルA4−CHを選択する
と、その通話チャネルA4−CHと呼出局である一般局
Bの局番号とを示す回線接続信号をリンク中継制御チャ
ネルL0−CHでリンク先の中継局2へ送信し(ステッ
プ208)、2秒のタイマをスタートさせる。
【0018】中継局2はこの回線接続信号を受信して
も、指示された通話チャネルA4−CHはアプローチ中
継のために使用中であるため、この通話チャネルA4−
CHをリンクチャネルに割当てることはできず、よって
中継局1には応答信号ACKを返さないで何もしない
(ステップ209)。
【0019】この状態が上記2秒タイマのタイムアウト
時まで継続すると、中継局1は中継動作を停止してしま
うため、この時点で一般局Aからの発呼は失敗に終る。
【0020】このように、従来方法では仮に中継局1で
は通話チャネルA1−CH〜A4−CHのすべてが空き
チャネルであり、中継局2ではA4−CHだけアプロー
チ中継に使用中で、他のチャネルA1−CH〜A3−C
Hが空きチャネルであったときに、一般局Aから中継局
1→中継局2経由の呼出を行なった場合、中継局1が自
局の空きチャネルの中からたまたまA4−CHを選択し
てしまうと、前記したように、リンク先の中継局2では
通話チャネルA1−CH〜A3−CHの計3チャネルが
空きであるにも拘らず、リンク中継の通話ができないと
いう問題がある。
【0021】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
発呼を受け付けた中継局は自局が管理する通話チャネル
の中の空きチャネルをすべて割当て候補としてリンク先
の中継局に送信して、リンク先の中継局がその中から通
話チャネルを選択することにより、上記の課題を解決し
た中継局のチャネル割当て方法を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は夫々本発
明の各要部の原理説明用フローチャートで、図1はリン
ク中継を必要とする発呼を受け付けた第1の中継局のフ
ローチャート、図2はリンク先の第2の中継局のフロー
チャートを示す。図1において、移動局又は固定局であ
る一般局からリンク中継の発呼を受け付けた第1の中継
局は、自局で管理している自局の通話チャネルの中から
空きチャネルがあるか否か判定し(ステップ11)、空
きチャネルがある場合は、すべての空きチャネルを示す
チャネル指定コードをつけて発呼信号をL0−CHでリ
ンク先の第2の中継局へ送信する(ステップ12)。
【0023】第2の中継局は図2に示す如く、受信した
上記発呼信号中に含まれているチャネル指定コードが示
す空きチャネル(候補チャネル)の中に、自局の通話チ
ャネルの空きチャネルがあるか判定し(ステップ2
1)、ある場合は所望の空きチャネルを選択して通話チ
ャネルに割当てると共に、その割当てた通話チャネルを
チャネル指定コードとして含む発呼信号を制御チャネル
C−CHで呼出局へ送信し(ステップ22)、更に応答
信号受信後、L0−CHで第1の中継局へ返送する(ス
テップ23,25)。
【0024】第1の中継局は第2の中継局からの応答信
号(ACK信号)を受信すると(ステップ13)、その
ACK信号中に含まれていたチャネル指定コード(すな
わち、第2の中継局で割当てられた通話チャネル)を含
む応答信号を制御チャネルC−CHで発呼元の一般局へ
送出する(ステップ15)。
【0025】これにより、第1の中継局及び第2の中継
局は、第2の中継局によりチャネル指定コードで指示さ
れた通話チャネルでリンク中継通信を開始する(ステッ
プ16,26)。
【0026】また、第1の中継局は図1に示すようにス
テップ12で発呼信号を第2の中継局へ送信した後、第
2の中継局からACK信号を受信しない状態を所定時間
α秒以上経過したときは、チャネル割当てを中止して待
受動作(アイドル動作)に入る(ステップ14,1
7)。
【0027】また、第2の中継局は図2に示すように、
ステップ22で発呼信号を送信後、呼出局からの応答が
所定時間α秒以上ないときは、チャネル割当てを中止し
て待受動作に入る(ステップ24,27)。
【0028】
【作用】本発明方法によれば、一般局より発呼を受け付
けた第1の中継局は、自局の通話チャネルの空線状態を
調べるが、ここで通話チャネルを決定することはせず、
自局の空きチャネルをすべて割当ての候補としてリンク
先の第2の中継局に送信する(ステップ11,12)。
【0029】これにより、第2の中継局は自局の通話チ
ャネルの空きチャネルの状態とあわせて両中継局の空線
状態が把握できることとなるから、最適な通話チャネル
の割当てができる。
【0030】
【実施例】図3は本発明の第1実施例のシーケンス図を
示す。本実施例は図7に示した地域防災無線システムに
おいて、中継局1及び2内の各中央制御部の処理プログ
ラムを変更することにより実現される。
【0031】いま、中継局1の無線ゾーン内に一般局A
及びEが在圏し、中継局2の無線ゾーン内に一般局B,
C及びDが夫々在圏するものとし、また、一般局Dから
一般局Cに対してアプローチ中継の通話状態にあるとき
に、一般局Aから一般局Bに対して発呼があったものと
する。
【0032】まず、図3に示すように、一般局Dが制御
チャネルCA−CHを使用して中継局2へ一般局Cを呼
出局とする発呼信号を送信すると(ステップ301)、
中継局2は自局で管理している自局の通話チャネルの中
から空きチャネルA4−CHを選択し、その選択通話チ
ャネルA4−CHを制御チャネルC−CHで一般局Cへ
通知する(ステップ302)。
【0033】一般局Cはこの通知を受信すると、応答信
号ACKを制御チャネルCA−CHで中継局2へ返送す
る(ステップ303)。中継局2はこの応答信号ACK
を受信すると、発呼局である一般局Dに対し、通話チャ
ネルA4−CHでの通話を指示する応答信号ACKを送
出し(ステップ304)、以後中継局2によるアプロー
チ中継により、一般局DとCとの通話が開始される(ス
テップ305,306)。
【0034】次に、一般局Aから一般局Bを呼出局とす
る発呼が制御チャネルCA−CHで中継局1に通知され
ると(ステップ307)、中継局1は自局で管理してい
る自局の通話チャネルのうちの空きチャネルをすべて割
当ての候補とするチャネル指定コードを、呼出局である
一般局Bの局番号その他のコードに付加した回線接続信
号を生成し、これを発呼信号としてリンク中継制御チャ
ネルL0−CHでリンク先の中継局2へ送信する(ステ
ップ308)。
【0035】ここで、上記の回線接続信号(発呼信号)
の信号フォーマットは、図4(a)に示す如く、システ
ムコード16ビット、信号長コード4ビット、制御コー
ド4ビット、選択呼出コード12ヒット、チャネル指定
コード12ビット、中継受信コード8ビット、中継行先
コード8ビット、識別コード8ビット、コマンドコード
16ビット、自局コード12ビット、地域コード4ビッ
ト及び検定コード4ビットの時系列的合成信号である。
【0036】上記のシステムコードは地域防災無線シス
テムが適用されている市町村固有の番号、信号長コード
はこの信号のバイト数を示している。また、制御コード
はこの信号が発呼信号、通信の開始信号、通信の終了信
号、応答信号ACK及びNACK信号のいずれであるか
の制御種別を示している。
【0037】選択呼出コードは呼出局の局番号、中継受
信コードはこの信号を受信してほしい中継局の局番号、
中継行先コードはこの信号が送信される中継局の局番号
を夫々示し、アプローチ中継のときは中継受信コードと
行先コードとは同一番号となり、リンク中継のときは中
継行先コードはリンク中継先の中継局の局番号である。
【0038】識別コードは統制権のある基地局(統制
局)などの信号であるか否かを示し、またコマンドコー
ドは一般の通信、統制通信、一斉通報及び緊急連絡のい
ずれであるかを示す。更に、自局コードは発呼局の局番
号、地域コードは周波数のブロック番号(地域)を示す
コード、検定コードはこの回線接続信号の誤り検出のた
めのコードである。
【0039】この信号フォーマット中、12ビットのチ
ャネル指定コードは、中継局1又は2と一般局A,E又
はB〜Dとの間で伝送される場合は図4(b)に示す従
来と同じフォーマットであり、予備ビットと、割当て可
能な周波数がローバンドとハイバンドに分けられている
ため、どちらのバンド(帯域)かを示す帯域指定ビット
と、チャネル番号を示すチャネルビットとよりなる。
【0040】これに対し、中継局1,2間で伝送される
発呼信号中に含まれるチャネル指定コードは同図(c)
に示す如き信号フォーマットとされ、同図(b)の信号
フォーマットとは互いに異なったコード体系とされてい
る。
【0041】つまり、同一システム内の中継局1,2で
は通話チャネルA1−CHからA4−CHの周波数は予
め指定されたもので同一だから、中継局と一般局との間
の発呼信号のように、図4(b)の8ビットのチャネル
ビットによりチャネル番号Nの絶対値を2進数で表わし
て送信することはせずに、中継局1,2間の発呼信号の
場合、図4(c)に示す如く、チャネルビットの8ビッ
ト領域を自局の通話チャネル番号に対応するビット位置
を定め(A1−CH;0,A2−CH;1,A3−C
H;2,A4−CH;3)、そのビット位置に使用不可
の場合(アプローチ中継かリンク中継で使用中、又は故
障中)“0”、空きチャネルで使用可の場合“1”を送
る。
【0042】再び図3に戻って説明するに、中継局2が
上記の発呼信号を受信すると、中継局2は図2のフロー
チャートと共に説明したように、発呼信号中に含まれて
いた候補チャネル(ここではA1−CH〜A4−CHの
すべてが候補チャネルであるものとする)の中から自局
も空いている通話チャネルがあるかどうか判定する。中
継局2はこの時点ではアプローチ中継により通話チャネ
ルA4−CHを使用中であるが、残りのA1−CH〜A
3−CHは空きチャネルであるから、候補チャネルA1
−CH〜A4−CHの中から例えばA3−CHを通話チ
ャネルに割当てた、図4(a)に示す如きフォーマット
の回線接続信号を生成し、それを発呼信号として制御チ
ャネルC−CHで呼出局である一般局Bへ送信する(ス
テップ309)。
【0043】続いて、中継局2は上記の発呼信号を一般
局Bが正常に受信した旨の応答信号を一般局Bから制御
チャネルCA−CHで受信すると(ステップ310)、
割当てた通話チャネルがA3−CHであることを示す図
4(c)に示す信号フォーマットのチャネル指定コード
を有する応答信号ACKをリンク中継制御チャネルL0
−CHで中継局1へ送信する(ステップ311)。
【0044】中継局1はこの応答信号ACKをL0−C
Hで受信すると、その応答信号に含まれていたチャネル
指定コードを有する応答信号ACKを発呼局である一般
局Aへ制御チャネルC−CHで送信する(ステップ31
2)。また、これと同時に中継局1は前記ステップ30
8で発呼信号を送信したときにスタートさせた2秒タイ
マをクリアする。
【0045】一般局Aはこの応答信号ACKを受信する
と、その応答信号に含まれていたチャネル指定コードに
基づき、通話チャネルA3−CHで通話信号を中継局1
へ送信する(ステップ313)と同時に、前記ステップ
307の発呼時にスタートさせた5秒タイマをクリアす
る。
【0046】中継局1及び2は以後通話チャネルA3−
CHを割当てたリンク中継を行なって、一般局AとBと
の間の通話を進行させる。このように、本実施例によれ
ば、リンク先の中継局2がアプローチ中継で使用中の通
話チャネルがあっても、リンク先の中継局2が空きチャ
ネルを選択するようにしたため、リンク先の中継局2に
空きチャネルがある場合には必ずリンク中継による通話
ができる。
【0047】なお、一般局Aの発呼時から5秒間以上、
中継局1からの応答がない場合、又は中継局1の発呼信
号送出時から2秒間以上、中継局2から応答がない場合
には、リンク中継によるチャネル割当ては中止される。
【0048】次に本発明の第2実施例について図5のシ
ーケンス図と共に説明する。同図中、図3と同一処理ス
テップには同一符号を付し、その説明を省略する。本実
施例では、一般局Aからリンク中継の発呼を受け付けた
中継局1が、中継局2からの応答信号ACKを受信する
までの間に、別の一般局Eから中継局2の無線ゾーン内
の一般局Fへの発呼を受け付けた場合の例である。
【0049】中継局1は一般局Aからの発呼を制御チャ
ネルCA−CHで受信すると(ステップ307)、チャ
ネル割当て候補としてリンク先の中継局2に送信した通
話チャネルA1−CH〜A4−CHは割当て予約扱いと
し、リンク先の中継局2から割当てチャネル指示の応答
をもらうまでは(又は2秒タイマがタイムアウトするま
では)、チャネル割当動作を行なわないように構成され
ている。
【0050】従って、この場合は一般局Eからの発呼信
号が制御チャネルC−CHで中継局1により受信されて
も(ステップ401)、中継局1は中継局2からリンク
中継制御チャネルL0−CHでチャネル割当て指示のあ
る応答信号を受信する(ステップ311)まで、中継局
2への発呼動作を待機する(ステップ402)。
【0051】そして、中継局1は先の発呼の割当てチャ
ネルがA3−CHに確定した時点で、一般局Eからの発
呼要求に基づき自局の空きチャネルA1−CH,A2−
CH及びA4−CHを割当ての候補とするチャネル指定
コードを有し、かつ、呼出局が一般局Fであることを示
す回線接続信号を生成して、それを発呼信号としてリン
ク中継制御チャネルL0−CHでリンク先の中継局2へ
送信する(ステップ403)。
【0052】以後、ステップ309〜313と同様の処
理がなされ、一般局Aと一般局Fとの間でリンク中継に
よる通話が可能となる。従って、本実施例では、リンク
中継を必要とする発呼が同じ中継局1に連続してあって
も、夫々について確実にリンク中継ができる。
【0053】次に本発明の第3実施例について図6のシ
ーケンス図と共に説明する。同図中、図3と同一処理ス
テップには同一符号を付し、その説明を省略する。本実
施例は、後発の発呼に対して前記第2実施例のように、
いつも待機させるものではなく、後発の発呼が同じ中継
局経由のリンク中継通信であった場合は、待機せずに直
ちにリンク先の中継局に対して自局の空線状態を含む発
呼信号を送出し、リンク先の中継局にチャネル割当ての
決定をまかせるものである。
【0054】すなわち、図6において中継局1は先発の
発呼信号に対してチャネル割当てを指示する応答信号が
中継局2より返送されてくる以前に、先発の発呼信号と
リンク先の中継局が同じ発呼信号を一般局Eから受信す
ると(ステップ501)、直ちに発呼信号を生成してリ
ンク中継制御チャネルL0−CHで中継局2へ送信する
(ステップ502)。
【0055】ただし、このとき中継局2へ送信される発
呼信号中に付加されているチャネル指定コードは、A1
−CH〜A4−CHが空きチャネルであることを示すと
共に、リンク先の中継局2からのチャネル割当て指示を
受け取っていない状態のまま受付けた発呼信号であるこ
とを示すようになされている。先発の発呼に対して候補
チャネルのどのチャネルが割当てられ、結果的にどのチ
ャネルが空きチャネルになるかが現時点ではわからない
ためである。
【0056】中継局2は後発の発呼信号を受信すると、
この時点では既に先発のリンク中継の発呼に対して通話
チャネルA3−CHを割当て、またアプローチ中継に通
話チャネルA4−CHを使用しているので、残りの候補
チャネルA1−CH及びA2−CHのうち、例えばA2
−CHを割当てた回線接続信号を生成し、それを発呼信
号として制御チャネルC−CHで呼出局である一般局F
へ送信する(ステップ503)。
【0057】この発呼信号を受信した一般局Fからの応
答信号を制御チャネルCA−CHで中継局2が受信する
と(ステップ504)、中継局2は割当てた通話チャネ
ルがA2−CHであることを示すチャネル指定コードを
含む応答信号ACKをリンク中継制御チャネルL0−C
Hで中継局1へ送信する(ステップ505)。
【0058】これにより、中継局1は制御チャネルC−
CHで通話チャネルA2−CHに割当てる旨の応答信号
を一般局Eに送信する(ステップ506)。以後は中継
局1及び2を経由したリンク中継通信が一般局EとFと
の間でできる。
【0059】このように、本実施例によれば、リンク中
継先の中継局が先発の発呼と同じ後発の発呼に対して
は、直ちに発呼動作が開始されるため、短時間で、か
つ、確実にリンク中継通信ができる。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、リンク中
継先の中継局がチャネル割当てを決定するようにしてい
るため、リンク中継先の中継局と発呼を受け付けた中継
局の双方に共通の空きチャネルがある場合は必ずチャネ
ル割当てができる。また、同じ中継局に連続してリンク
中継を必要とする発呼がなされた場合は、先発の発呼に
対するチャネル割当て指示を待ってから後発の発呼通知
動作に入るようにしているため、後発の発呼に対しても
空きチャネルがある場合はチャネル割当てが確実にで
き、更に後発の発呼が先発の発呼と同じリンク先の中継
局を経由するリンク中継通信の場合は、即座にリンク先
の中継局へ後発の発呼信号を送出しているため、迅速な
チャネル割当てができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の原理説明用フローチャートであ
る。
【図2】本発明の他の要部の原理説明用フローチャート
である。
【図3】本発明の第1実施例のシーケンス図である。
【図4】本発明で伝送される信号のフォーマット説明図
である。
【図5】本発明の第2実施例のシーケンス図である。
【図6】本発明の第3実施例のシーケンス図である。
【図7】地域防災無線システムの一例の構成図である。
【図8】地域防災無線システムのチャネル系統図であ
る。
【図9】従来方法の一例のシーケンス図である。
【図10】従来方法の課題説明用シーケンス図である。
【符号の説明】
1,2 中継局 11〜17,21〜27 ステップ A〜E 一般局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局又は固定局である一般局からリン
    ク中継の発呼を受け付けた第1の中継局(1)は、自局
    で管理している自局の通話チャネルの中からすべての空
    きチャネルを示すチャネル指定コードを含む発呼信号を
    リンク先の第2の中継局(2)へ送信し(11,1
    2)、 該第2の中継局(2)は受信した該発呼信号中の該チャ
    ネル指定コードが示す空きチャネルの中から、自局の通
    話チャネルの空きチャネル状態に応じて所望の空きチャ
    ネルを選択して通話チャネルに割当てると共に、該割当
    てた通話チャネルを呼出局及び前記第1の中継局(1)
    へ送信し(21,22,23,25)、 該第1の中継局(1)は該第2の中継局(2)からの応
    答信号中に含まれていた割当てられたチャネルを前記発
    呼先の一般局に通知する(13,15)ことにより、該
    第2の中継局(2)で割当てられた通話チャネルにより
    該第1及び第2の中継局(1,2)を介してリンク中継
    を行なう(16,26)ことを特徴とする中継局のチャ
    ネル割当て方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の中継局(1,2)
    は、前記発呼信号又は割当てられた通話チャネルの送信
    後、所定時間内に応答がないときは前記チャネル割当て
    を中止して待受動作に入る(14,17,24,27)
    ことを特徴とする中継局のチャネル割当て方法。
  3. 【請求項3】 前記チャネル指定コードは、前記第1及
    び第2の中継局(1,2)と一般局(A〜E)との間で
    伝送されるチャネル指定コードとは異なった信号フォー
    マットで、かつ、自局が管理している自局の通話チャネ
    ル番号に対応したビット位置毎に、2進値で空きチャネ
    ルの別を示すことを特徴とする請求項1記載の中継局の
    チャネル割当て方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の中継局(1)は前記発呼信号
    送出後、前記第2の中継局(2)から前記割当てられた
    通話チャネルの通知が入力されるまでに、別の一般局
    (E)からの発呼を受け付けたときには、該割当てられ
    た通話チャネルの通知が入力されるのを待って、前記別
    の一般局(E)からの発呼に関する前記発呼信号を送信
    する(402,403)ことを特徴とする中継局のチャ
    ネル割当て方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の中継局(1)は前記発呼信号
    送出後前記第2の中継局(2)から前記割当てられた通
    話チャネルの通知が入力されるまでに、別の一般局
    (E)から該発呼信号と同じ第2の中継局(2)経由の
    リンク中継通信の発呼があったときは(501)、該発
    呼受け付け後直ちに該第2の中継局(2)へ自局の空き
    チャネルを示すチャネル指定コードを含む別の発呼信号
    を送信し(502)、該第2の中継局(2)に多重処理
    させることを特徴とする請求項1記載の中継局のチャネ
    ル割当て方法。
  6. 【請求項6】 前記別の発呼信号中のチャネル指定コー
    ドは、前記第2の中継局(2)からチャネル割当指示を
    受け取っていない状態のまま次の発呼を受け付けたこと
    を示す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の中継
    局のチャネル割当て方法。
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