JPH06953A - 転写型インクジェットプリンタ - Google Patents

転写型インクジェットプリンタ

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JPH06953A
JPH06953A JP15814892A JP15814892A JPH06953A JP H06953 A JPH06953 A JP H06953A JP 15814892 A JP15814892 A JP 15814892A JP 15814892 A JP15814892 A JP 15814892A JP H06953 A JPH06953 A JP H06953A
Authority
JP
Japan
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ink
transfer
recording
medium
transfer drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP15814892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ozawa
善行 小沢
Hideo Yamazaki
英雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH06953A publication Critical patent/JPH06953A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録ヘッドから吐出したイン
クを転写媒体上で高固形分濃度に濃縮して記録紙上に転
写させる。 【構成】 インクジェット記録ヘッド11からインク滴
を吐出し、転写ドラム12上にインク像を形成し、転写
ドラム12であるメッシュ材料がインク像中の分散媒2
5を吸収することにより、高固形分濃度に濃縮して記録
紙14上に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク像を記録紙上に
形成するインクジェットプリンタに関し、さらに詳細に
は、転写媒体にインク像を形成した後、この転写媒体と
記録紙とを対向させて記録紙上にインク像を転写する転
写型インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写型インクジェットプリンタは、例え
ば特開平1ー226336の明細書に開示される方式の
画像形成装置が知られている。
【0003】これは図3に示すように、吐出ヘッド1に
よって、中間転写媒体3表面に形成したインク像に、記
録紙6を押し当てて押圧し、転写する。中間転写媒体3
の内部には中心軸にそって発熱体8が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の画像形
成装置においては、中間転写媒体の内部に設けられた発
熱体により中間転写媒体の表面温度を高温にすることに
より、中間転写媒体表面上で、インク滴中の溶媒を蒸発
させてにじみのない画像を形成している。しかしながら
中間転写媒体の表面温度を高温にするため、待機時間を
要する、装置が大型である、また中間転写媒体の表面に
おけるインク滴中の溶媒を大気に放出するという点でさ
らに解決しなければならない問題を抱えている。
【0005】本発明はこれらの問題を解決するもので、
その目的は、転写媒体上のインク像を短時間で効率よく
高固形分濃度に濃縮して、記録紙上に転写することので
きる新たな転写型インクジェットプリンタを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転写型インクジ
ェットプリンタは、顔料粒子と分散媒とからなるインク
を液滴として吐出するインクジェット式書き込み手段
と、吐出されたインク滴を担持して移動する転写媒体
と、記録書き込み手段の下手側で転写媒体上に記録媒体
を接触させて書き込まれた記録像をこの記録媒体上に転
写させる記録像転写手段とを備え、上記転写媒体が孔径
の異なる2種類のメッシュ材料からなることを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下に図示した実施例について説明する。
【0008】図1は本発明の第1実施例を示したもので
ある。
【0009】この転写型インクジェットプリンタは回転
する転写ドラム12の周囲に、回転方向上手側から順に
インクジェット式記録書き込み手段である記録ヘッド1
1と、圧力ローラ13と、クリーニングブレード16
と、絞りローラ15を配設したものである。
【0010】転写ドラム12は、金属素管20上に孔径
0.1μmの小孔メッシュ材料22と孔径0.2μmの
大孔メッシュ材料21とを順次積層して構成される。孔
径については、前記孔径に限定されることなく、孔径の
異なる2種類のメッシュ材料を用いて大孔メッシュ材料
が転写ドラム12表面になるよう積層され、大孔メッシ
ュ材料の孔径がインクの顔料粒子径よりも小さくあれば
よい。大孔メッシュ材料および小孔メッシュ材料として
は、インクの分散媒25に対して侵されないフッ素材料
等からなる例えばSUMITOMO ELECTRIC
社製のPOREFLON等で構成される。転写ドラム1
2の表面は印字領域30と非印字領域31とからなり、
非印字領域31中にはインク回収溝17およびインク回
収容器18が構成される。
【0011】この転写ドラム12は図示しない駆動手段
によって矢印Aの方向に回転する。記録ヘッド11の記
録動作中は転写ドラム12は停止し、記録ヘッド11が
走査端部で方向変換する際回転するため、間欠的に回転
する。なお、記録ヘッド11の記録動作は前記印字領域
30のみに行われる。プリンタが停止するときは、転写
ドラム12のインク回収溝17が記録ヘッド11の位置
で停止するように構成されている。
【0012】記録ヘッド11は圧電素子を用いる形式の
インクジェット記録ヘッドであり、記録信号に応じて、
インクをインク滴として複数のノズルから選択的に吐出
する。
【0013】インクは、エマルジョンインクであり、顔
料粒子が分散媒25である高抵抗低誘電率担体液に分散
したものである。分散媒25である高抵抗低誘電率担体
液は例えばエクソン化学社製アイソパーG、顔料粒子は
顔料として例えば日本チバガイギー社製MICROLI
TH Black C−Tと及び樹脂としてエチレンエ
チルアクリレートとから構成され、その粒径は0.3μ
m以上である。インクは上記顔料粒子を分散媒25に分
散して構成されている。顔料粒子の粒径については、前
記粒径に限定されることなく、大孔メッシュ材料21の
孔径よりも大きくあればよい。
【0014】記録媒体である記録紙14は矢印Fの方向
に搬送され転写ドラム12と接触し、背後から圧力ロー
ラ13によって押圧される。
【0015】圧力ローラ13はゴム等の弾性体で構成さ
れ、 転写ドラム12に圧接される。圧力ローラ13は
転写ドラム12に圧接することにより、転写ドラム12
に従動して矢印Bの方向に回転する。
【0016】クリーニングブレード16はゴム等の弾性
体で構成され、 転写ドラム12に当接される。
【0017】絞りローラ15は金属等の材料で構成さ
れ、小孔メッシュ材料22と大孔メッシュ材料21とを
押しつぶすだけの高い圧力で転写ドラム12に圧接され
る。絞りローラ15は転写ドラム12に圧接することに
より、転写ドラム12に従動して矢印Cの方向に回転す
る。
【0018】このように構成された実施例において、記
録ヘッド11からインク滴が吐出され、転写ドラム12
表面にインク像を形成する。転写ドラム12はインク滴
中の分散媒25だけを吸収し、転写ドラム12上のイン
ク像は高固形分濃度に濃縮された状態となる。
【0019】次に高固形分濃度に濃縮された状態のイン
ク像を、転写ドラム12上に圧力ローラ13を介して圧
接した記録紙14に転写する。このように高固形分濃度
に濃縮された状態のインク像を形成することにより、イ
ンク像が記録紙と接触する際に、顔料粒子が記録紙14
の繊維に沿って染み込み、インク像周辺部がヒゲ状にな
ることはない。また、転写ドラム12上に形成した記録
像を記録紙14上に転写させることにより、記録紙の種
類または厚さに制限を受けることがない。
【0020】転写後、転写ドラム12表面に転写残りと
なったインク像は、クリーニングブレード16によりか
きとられる。かきとられた廃インクは、転写ドラム12
の回転によってインク回収溝17に回収される。転写ド
ラム12に圧接された絞りローラ15により、転写ドラ
ム12の小孔メッシュ材料22中に吸収した分散媒25
をインク回収溝17に絞り出して、インク回収容器18
中に回収される。
【0021】次に転写ドラム12のメッシュ材料が、イ
ンク滴中の分散媒25を吸収する機構と、吸収した分散
媒25を回収する機構とを、図1および図2を用いて詳
細に説明する。大孔メッシュ材料21は孔径0.2μm
であり、インク滴中の顔料粒子は粒径0.3μm以上で
あるために、インク滴中の顔料粒子はすべて大孔メッシ
ュ材料21上に残り、分散媒25はその大部分が大孔メ
ッシュ材料21中に吸収される。したがって、大孔メッ
シュ材料21表面には高固形分濃度に濃縮されたインク
像が形成される。大孔メッシュ材料21中に吸収された
分散媒25は、大孔メッシュ材料21の下層に設けられ
た小孔メッシュ材料22中に、毛管現象によってすばや
く吸収される。このように、転写ドラム12が孔径の異
なる2種類のメッシュ材料からなることにより、転写ド
ラム12表面には分散媒25がすばやくなくなり、圧力
ローラ13により圧接した記録紙14に転写する際に
も、小孔メッシュ材料22から大孔メッシュ材料21す
なわち転写ドラム12表面に逆流することはないため、
記録紙14を汚すことなく記録像を転写することができ
る。
【0022】小孔メッシュ材料22中に吸収された分散
媒25は、転写ドラム12に圧接された絞りローラ15
により、転写ドラム12表面上の非印字領域31中に形
成されたインク回収溝17に絞り出される。インク回収
溝17は、転写ドラム12の回転方向に向かって逆V字
型に構成されされており、インク回収溝17中の壁面2
4は分散媒25を吸収しないように処理加工されてい
る。インク回収溝17中の長手方向端部の金属素管20
内部には、金網23で仕切られたインク回収容器18が
設けられている。インク回収容器18の内部には、分散
媒25を吸収するスポンジ等の弾性材料からなる分散媒
吸収体19が入っており、転写ドラム12が回転しても
回収した分散媒25がインク回収容器18から外へ漏れ
だすことはない。絞りローラ15により小孔メッシュ材
料22からインク回収溝17中へ絞り出された分散媒2
5は、転写ドラム12の回転中、転写ドラム12は矢印
Aの方向へ回転するためその遠心力によって矢印Dの方
向へ移動し、壁面24に至る。壁面24は分散媒25を
吸収しないため、そしてインク回収溝17が転写ドラム
12の回転方向に向かって逆V字型に構成されているた
め、転写ドラム12の回転中、その遠心力により、壁面
24にある分散媒25は矢印Eの方向へ移動し、インク
回収容器18に回収される。また転写ドラム12が回転
していない時においては、インク回収溝17が記録ヘッ
ド11の位置にあるため、インク回収溝17中の分散媒
25は重力によって矢印Dおよび矢印Eの方向へ移動
し、インク回収容器18に回収される。
【0023】本発明者等の実験では、外径110mmの
転写ドラム12に対し、顔料粒子を分散した固形分濃度
25%のインクを用い、転写ドラム12上でインクの固
形分濃度を80%に濃縮し、これを記録紙14に圧力転
写したところ、インク像周辺部がヒゲ状になることのな
い良好な転写画像を得た。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、転
写媒体が孔径の異なる2種類のメッシュ材料で構成され
ていることにより、転写媒体上でインク像を高固形分濃
度に濃縮する。従って、記録媒体上にインク像周辺部が
ヒゲ状になること、すなわちにじみのない鮮明な記録像
を形成することができるという効果を有する。
【0025】上記のインク像を高固形分濃度に濃縮する
ことは、メッシュ材料の吸収により行なわれるため、短
時間でインク像の濃縮が可能になり、高速印字の要請に
応えることができるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタの分散媒の回収機構を説明する図である。
【図3】従来例を示す図。
【符号の説明】
11 :記録ヘッド(インクジェット式記録書き
込み手段) 12 :転写ドラム(転写媒体) 13 :圧力ローラ(記録像転写手段) 14 :記録紙(記録媒体) 15 :絞りローラ 16 :クリーニングブレード 17 :インク回収溝 18 :インク回収容器 21 :大孔メッシュ材料 22 :小孔メッシュ材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料粒子と分散媒とからなるインクを液
    滴として吐出するインクジェット式記録書き込み手段
    と、吐出されたインク滴を担持して移動する転写媒体
    と、記録書き込み手段の下手側で転写媒体上に記録媒体
    を接触させて書き込まれた記録像をこの記録媒体上に転
    写させる記録像転写手段とを備え、上記転写媒体が孔径
    の異なる2種類のメッシュ材料からなることを特徴とす
    る転写型インクジェットプリンタ。
JP15814892A 1992-06-17 1992-06-17 転写型インクジェットプリンタ Pending JPH06953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15814892A JPH06953A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 転写型インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15814892A JPH06953A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 転写型インクジェットプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06953A true JPH06953A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15665311

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15814892A Pending JPH06953A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 転写型インクジェットプリンタ

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JP (1) JPH06953A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080731A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び清掃方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008080731A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び清掃方法

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