JPH0694992B2 - インゴット供給機用コンベア装置とインゴット供給機とインゴット供給装置 - Google Patents

インゴット供給機用コンベア装置とインゴット供給機とインゴット供給装置

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JPH0694992B2
JPH0694992B2 JP27663688A JP27663688A JPH0694992B2 JP H0694992 B2 JPH0694992 B2 JP H0694992B2 JP 27663688 A JP27663688 A JP 27663688A JP 27663688 A JP27663688 A JP 27663688A JP H0694992 B2 JPH0694992 B2 JP H0694992B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属インゴットを溶解或いは機械加工或いは熱
処理等の後工程に、多段積みされた状態のまま定位置に
設置された状態で自動的に安定的に掴んで供給するため
のインゴット供給機と前記インゴット供給機あるいは他
の汎用ロボット等のインゴット供給装置の定位置にイン
ゴット供給機ないしはインゴット供給装置の指令に基づ
いて連続的に移送するためのインゴット供給機用コンベ
ア装置と前記のインゴット供給機とインゴット供給機用
コンベア装置を組み合わせることによって連続的に多量
の金属インゴットを一本づつ自動的に供給することを可
能としたインゴット供給装置に関するものである。
[従来技術及びその問題点] 従来、金属インゴットを自動的に溶解炉などに供給した
り機械加工する等のために供給する場合種々の装置が用
いられている。
例えば、大量に大型の溶解炉などへ供給する場合などは
種々のコンベア、リフター、クレーンに類するものが用
いられ、一本ずつ供給する場合には多関節型の汎用ロボ
ットやインゴット鋳造ラインからの梱包の為のシステム
を逆動的に改造して用いる場合が多かった。
近年において、第2図の特許出願番号63−222072の発明
の例のような安価で安定的に単体インゴットを供給する
ことを可能とした装置も出現し実績も上がっている。
しかしながら、汎用ロボットやインゴット鋳造ラインか
らの逆動的装置はイニシャルコストもランニングコスト
も割高となり、試作ライン・開発ラインなどに試みられ
ることはあっても厳密にコスト計算を要求される汎用商
品の生産ライン等に用いられることは経済原則から見て
困難と言え、第2図の発明の例の場合、被供給装置の時
間当たり要求量が多いと十数段に積み上げられた金属イ
ンゴットの積み替え頻度が高くなり、実用上は一時間に
一回位、例えばアルミニュウムインゴットの場合は単体
インゴットの重量が5kgとして時間当たり500kg位が限界
であり、単体インゴットを更に多量に供給することは困
難であった。
また、汎用ロボット等を効率的に連続的に使用するため
の定位置への移送手段が安価な装置としてはなかった。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、汎用商品
の生産ラインに用いることのできる安価で安定的かつ確
実なインゴット供給機の能力をより強化し、あるいは高
価な汎用ロボット等のインゴット供給装置を効率良く連
続的に活用するための安価なインゴット供給機用コンベ
ア装置を提供し、定位置に置かれた多段積みされたイン
ゴットを一本づつ被供給設備に安定的に供給する安価な
インゴット供給機と、この両者を組み合わせることによ
って自由度が高く安価で多目的の用途に用いられること
のできるインゴット供給装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例に関わるインゴット供給機用
コンベア装置とインゴット供給機そしてこれらを組み合
わせて構成されるインゴット供給装置の構造を示す図
で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図
である。
100本前後の単体インゴットで構成された500kg以上もの
荷重を持つ一運搬単位金属インゴット50とチェーンコン
ベア1で一運搬単位金属インゴット50を移送する場合に
チェーンコンベア1上で安定した平行位置関係に一運搬
単位金属インゴット50の端部を配置するためのセンタリ
ング板86が取り付けられたチェーンコンベア1の外殻に
固定されたセンタリングエアシリンダ87と、前記のセン
タリング板86と直角関係位置を構成しフォークリフト等
の運搬手段によって運搬されてきた一運搬単位金属イン
ゴット50を本発明に基づくインゴット供給機用コンベア
装置に積載する時に相対的な位置目安となる直角方向基
準板88と前記のセンタリング板86と直角方向基準板88に
よって構成しうる一運搬単位金属インゴット50積載適正
空間基準角面内の相対的基準位置に配置されたインゴッ
ト積載板83と、前記のような一運搬単位金属インゴット
50積載適正空間基準角面内の相対的基準位置に適切にイ
ンゴット積載板83を配置するための積載板固定用取っ手
81が付きインゴット積載板83を配置した時にインゴット
積載板83と接触しない下方位置に取付けられた積載板固
定用エアシリンダー82と、前記のインゴット積載板83を
一運搬単位金属インゴット50を積載したままわずかな人
力によって動かすための前記のインゴット積載板83を支
持する位置に取付けられた複数のボールベアリング84
と、そしてロッドを伸ばすことによってロッド先端とイ
ンゴット積載板83下面との接触抵抗の増加によりインゴ
ット積載板83の前記の複数のボールベアリング84上での
滑り自由度を殺す為の前記の複数のボールベアリング84
の配置された相対的な中間位置でインゴット積載板83の
相対的基準位置のロッドを伸ばさない限りインゴット積
載板83の下面と接触しない位置に取付けられた複数の荷
固定用エアーシリンダー85とで構成されるセンタリング
ユニット8とセンタリングユニット8上に積載され前記
のチェーンコンベア1と相対的に適正な位置関係にある
前記の十数段にも積み重ねられた一運搬単位金属インゴ
ット50を前記のセンタリングユニット8ごと安定的に保
持し前記のチェーンコンベア1上へ降ろすことのできる
前記のセンタリングユニット8の下部四隅にそれぞれ配
置された4組のリフトダウンエアシリンダー21を備えた
センタリングベース89と、前記の一運搬単位金属インゴ
ット50を含む積載荷重を安定的に保持する架台とで構成
されるセンタリングベースユニット2の総ての荷重を安
定的に保持することのできるセンタリングベスユニット
2の上部に材料置場からフォークリフト等によって運搬
された一運搬単位金属インゴット50はセンタリングユニ
ット8を構成する積載板固定用取っ手81のついた積載板
固定用エアシリンダー82によって固定されたインゴット
積載板83上に静かに乗せられる。
図示されていないインゴット供給機用コンベア装置制御
盤面の積載板固定切り替えスイッチを切りにし、積載板
固定用エアーシリンダー82によるインゴット積載板83の
固定を解除する。ちなみに、荷固定用エアシリンダー85
のロッドを伸ばすことによってボールベアリング84に加
えて前記の荷固定用エアシリンダー85の伸びたロッド先
端との接触抵抗の増加によりインゴット積載板83の滑り
自由度を殺さない限り、一運搬単位金属インゴット50を
積載したまま、インゴット積載板83はセンタリングユニ
ット8を構成するボールベアリング84上をわずかな人力
によって自由に滑り動かすことができる。
このとき、図示されていないインゴット供給機用コンベ
ア装置制御盤面のセンタリング押ボタンをオンにすべく
押すと、センタリングエアシリンダー87によってセンタ
リング板86が立てられる。
そして一運搬単位金属インゴット50は人力によって直角
方向基準板88との間に若干の隙間例えば10mmの隙間を保
ちつつセンタリング板86に軽く押し当てられる。これで
金属インゴットはセンタリングユニット8上の定位置に
置かれることとなる。
更に図示されていないインゴット供給機用コンベア装置
制御盤面の荷固定スイッチを押すとセンタリング板86は
センタリングエアシリンダー87によって倒され、荷固定
用エアシリンダー85が働き荷固定用エアシリンダー85の
ロッドが伸びロッド先端との接触抵抗の増加によりイン
ゴット積載板83はボールベアリング84上での滑り自由度
を失い一運搬単位金属インゴット50ごと固定される。
ここで、図示されていないインゴット供給機用コンベア
装置制御盤面のリフトダウンスイッチを押すとリフトダ
ウンエアシリンダー21のリフトが解除され一運搬単位金
属インゴット50ごとセンタリングユニット8は下降し、
チェーンコンベア1を構成するチェーン15上に一運搬単
位金属インゴット50を設置し更に下降する。
リフトダウンエアシリンダー21はチェーンコンベアの動
きと干渉しない位置までインゴット積載板83等センタリ
ングユニット8の総ての機構を下降させた後停止する。
こうして一運搬単位金属インゴット50が本発明の一実施
例におけるコンベア装置の第一定位置にセットされたこ
とになる。
図示されていないインゴット供給機用コンベア装置制御
盤面のインゴット移動スイッチを押すと、一運搬単位金
属インゴット50はチェーンコンベア1上を横方向に移動
し、第二定位置センサ31によって検知されるとチェーン
コンベア1の運転は停止され、最初に運搬されてきた金
属インゴット50はチェーンコンベア1の第二定位置3に
セットされることとなる。
そこで図示されていないインゴット供給機用コンベア装
置制御盤面のセンタリングユニット原位置押ボタンを押
しセンタリングユニット8、センタリングベースユニッ
ト2の総てを原位置に戻し、別の十数段にも積み重ねら
れた金属インゴットをフォークリフト等で運搬してき
て、インゴット積載板83へ乗せることから繰り返すこと
となる。
しかし、二回目の積載後のチェーンコンベアの運転の定
位置の停止条件が若干異なる。
即ち、チェーンコンベア1の停止の指令は、二回目に積
載された金属インゴットが第二定位置3における第二定
位置センサ31によって検知されることより、最初に積載
された金属インゴットが第二定位置3から移動ししてイ
ンゴット供給機20にとってのインゴット定位置4に移動
したことがインゴット定位置センサ41によって検知され
ることが優先される。
第1図における実施例の場合更にもう一運搬単位金属イ
ンゴット50をチェーンコンベア上に設置できるので二回
目の積載同様の操作が繰り返される。ただしこの場合は
当然チェーンコンベアの運転操作は行われないこととな
る。
ここで本発明の実施例におけるインゴット供給機20との
組み合わせの場合一運搬単位金属インゴット50は薄い金
属あるいは樹脂性のバンドで梱包されているので、この
バンドを三組共切断除去する。
また、金属一運搬単位金属インゴット50の梱包仕様によ
っては、再上段の単体インゴットの向きの修正を手で行
う必要が2本ないし3本有る。
と同様、一運搬単位金属インゴット50の梱包仕様によっ
ては運搬手段を考慮して例えばフォークリフトの場合等
フォークを挿入するための下駄ともいうべきベース材を
再下段の単体インゴットの下に配置して梱包されてお
り、このベース材はインゴット供給機20で被供給装置に
供給されるのでなくベース材排出シュート5によりチェ
ーンコンベア1から床上に排出される。
上記実施例の場合のようにインゴット供給機20と組み合
わされるのでなく、高価な汎用ロボットと組み合わせて
使用される場合に、前記のバンドの切断除去、最上段イ
ンゴットの向きの修正、ベースインゴットの排出の必要
が無い。
上記実施例においてチェーンコンベア1上には三組の一
運搬単位金属インゴット50が定位置に積載され順次被供
給他設備へインゴット供給機20によって供給されるが、
使用する工場の操業条件によって二組ないしは四組以上
の一運搬単位金属インゴット50を定位置に積載するよう
にすることはチェーンコンベア1の仕様の変更によって
容易に行うことはできる。
本実施例においてインゴット供給機用コンベア装置に一
運搬単位金属インゴット50が三組定位置にセットされた
ならば、図示されていないインゴット供給機制御盤面に
おいて三組の一運搬単位金属インゴット50それぞれの梱
包仕様として段数及び一団の所要の列数を入力する。そ
してもし図示されていないインゴット供給機制御盤面の
インゴット供給機が原位置にいることがランプ表示され
ていない場合は、原位置指令の押ボタンスイッチを押す
ことによってあらかじめプログラムされている原位置へ
位置決めチャッキングユニット7、旋回軸ユニット9、
上下移動ラックユニット11とスライドユニット10そして
供給機前後進用エアシリンダー51が動作し原位置に位置
することとなり前記のランプが表示される。
ここで図示されていないインゴット供給機制御盤面の運
転動作選択スイッチを自動に切り替えるならば、図示さ
れていない被供給他設備への単体インゴットの供給が被
供給他設備の供給指令に基づき自動的に三組の一運搬単
位金属インゴットの総ての単体インゴットが供給し終わ
るまで繰り返される。
引き続き以下に、この一実施例に基づく本発明請求項2
に基づくインゴット供給機20の自動運転を説明する。
本発明請求項2に基づくインゴット供給機20は、本発明
請求項1に基づくインゴット供給機用コンベア装置ない
しは他の定位置移送装置によって移送され下部の定位置
に一段毎に交互に交錯させながら十数段にも積み重ねら
れた一運搬単位金属インゴット50を受け入れる。定位置
に配置された前記の一段毎に交互に交錯させながら十数
段にも積み重ねられた一運搬単位金属インゴット50の最
上段から最下段までを高さ方向にサーチし、被供給他設
備に前記の一運搬単位金属インゴット50を一本ずつ供給
するときには本発明請求項2に関わる他の機構或いは被
供給他設備と干渉することの無い位置まで高さ方向に上
下させる為に本発明請求項2に基づくインゴット供給機
20上部の梁に取付けられたスライドユニット10と上下移
動ラックユニット11とチャック上下移動用モーター16と
で構成される上下移動ユニットと、前記一運搬単位金属
インゴット50の一段毎に交互に交錯され積み重ねられた
向きによって自動的に九十度後記の位置決めチャッング
ユニット7を旋回させる上下移動ラックユニット11の下
部に取付けられた旋回軸ユニット9と、前記の一運搬単
位金属インゴット50を被供給他設備に一本づつ供給する
にあたり供給すべき金属インゴットの高さ及び列に関わ
る位置を2組のインゴット検知フォトセンサ17とインゴ
ットサーチフォトセンサ71を用いてサーチし一本づつき
ちんと安定的に掴む前記の旋回軸ユニット9下部に一体
的に取付けられた位置決めチャッキングユニット7と、
本発明によるインゴット供給機から前記の一運搬単位金
属インゴット50を一本づつ供給されるために本発明によ
るインゴット供給機の前方に位置する被供給他設備の金
属インゴット受け入れ部まで位置決めチャッキングユニ
ット7を移動するためにスライドユニット10と水平位置
に取付けられた供給機前後進用エアシリンダー51と図示
されていない供給機前後進用電磁弁で構成される前後進
用ユニットと、図示されていない制御盤から供給される
信号線と動力線そして外部空圧源と結ばれた空圧配管を
運転中において決して損傷させることなく安全に保護さ
せながら稼働させるための可動ラインユニット12と前記
の各ユニットを安定的に安全に長期に亙って保持するこ
とのできる架台ユニットとで構成されている。
図示されていない被供給他設備よりインゴット供給指令
が出され、図示されていないインゴット供給機制御盤が
受け付けると、あらかじめ入力されている一運搬単位金
属インゴット50の積載段数のデータから、位置決めチャ
ッキングユニット7と一運搬単位金属インゴット50の再
上段の単体インゴットとの原位置における位置関係が相
対的に平行関係であるか直角交差関係であるかが判断さ
れ、直角交差関係であるならば図示されていないチャッ
ク旋回用電磁弁にチャック旋回用エアシリンダー91を作
動さすべく指令が図示されていないインゴット供給機制
御盤より届き旋回軸ユニット9が90度旋回し、平行関係
であるならばそのままで次の動作に移る。
続いて、位置決めチャッキングユニット7は上下移動ラ
ックユニット11とスライドユニット10とチャック上下移
動用モーター16とで構成される上下移動ユニットの下降
動作によってインゴット検知フォトセンサ17が一運搬単
位金属インゴット50の最上段を検知するまで下降する。
ここで前記のインゴット検知フォトセンサ17二個は位置
決めチャッキングユニット7の二個のインゴットサーチ
フォトセンサ71を結ぶ直線と直角に交差する線上に配置
されているので、連続的に連続的に供給していく過程そ
の時点での最上段を検知することができる。
位置決めチャッキングニット7が金属インゴット50の最
上段位置で停止したならば、チャック左右移動用モータ
ー72が移動し位置決めチャッキングユニット7は左方向
へ移動し、インゴットサーチフォトセンサ71が単体イン
ゴットをサーチしたならば停止する。
ここで直ちに図示されていないチャック開閉用電磁弁に
よって二個一組のインゴットチャック73が取り付けられ
たチャック用エアスライドブロック74が動作しインゴッ
トチャック73によって単体インゴットを掴む。
そして前記の上下移動ユニットが上昇動作を行い、単体
インゴットを位置決めチャッキングユニット7に掴んだ
ままリフト限リミットスイッチ95が作動するまで上昇す
る。
被供給他設備からの供給指令を受け付け、原位置におい
て旋回動作を行っていた場合は、ここで逆旋回を行う。
位置決めチャッキングユニット7はここで原位置方向へ
右移動し右移動限リミットスイッチ75よって停止され、
その後本インゴット供給機20の前方に位置する図示され
ていない被供給他設備の単体インゴット受け入れ部まで
供給機前後進用エアシリンダー51の駆動力によって動く
前後進ユニットにより前進する。
供給機前後進用エアシリンダー51によって図示されてい
ない被供給他設備の単体インゴット受け入れ部に位置決
めチャッキングユニット7が到達したならば、チャック
用エアスライドブロック74によるインゴットチャック73
の単体インゴットの掴みを解除し、単体インゴットを被
供給他設備に供給する。
そして直ちに、位置決め決め決キングユニット7は原位
置へ後進し停止する。
これで単体インゴット一本を被供給他設備へ供給するワ
ンサイクルが終了する。
以後引き続き被供給他設備からの供給指令を受け次第前
記のインゴット供給機20の自動の一連の動作がインゴッ
ト供給機用コンベア装置1上のインゴット定位置4に置
かれた一組の金属インゴット50の総ての単体インゴット
の供給を完了するまで繰り返す。
この過程で、初期に入力された列数の供給を完了したな
らば、原位置での旋回動作がそれまで90度旋回を行って
いたのならば行わなくなり、行わなかったのならば行
う。即ち一段ごとに単体インゴットの整列方向を判断
し、各段ごとに確実に単体インゴットを掴んで被供給他
設備へ供給していく。
一連の動作が繰り返され前記のインゴット供給機用コン
ベア1上のインゴット定位置4に置かれた一運搬単位金
属インゴット50の総ての単体インゴットの供給を完了し
たならば、図示されていないインゴット供給機制御盤か
らインゴット供給機用コンベア装置制御盤へチェーンコ
ンベア運転指令が出される。
図示されていないインゴット供給機用コンベア装置制御
盤がチェーンコンベア運転指令を受け付けると、チェー
ンコンベア1は第二定位置上の一運搬単位金属インゴッ
ト50をインゴット定位置センサ41が検知するまで運転
し、インゴット定位置センサ41が検知しチェーンコンベ
ア1が停止したならば二組目の一運搬単位金属インゴッ
ト50はチェーンコンベア1上のインゴット定位置4にセ
ットされ、三組目の一運搬単位金属インゴット50はチェ
ーンコンベア1上の第二定位置3にセットされたことと
なる。
インゴット供給機20は二組目の一運搬単位金属インゴッ
ト50がインゴット定位置センサ41によって検知され、チ
ェーンコンベア1が停止したならば、図示されていない
インゴット供給機制御盤の被供給他設備からの供給指令
待機状態となる。
図示されていないインゴット供給機制御盤が被供給他設
備からの供給指令を受け付けたならば、最初に入力され
ている二組目の一運搬単位金属インゴット梱包仕様デー
タに基づき一連の自動動作が繰り返される。
二組目の金属インゴット50の供給が一組目同様終了した
ならば、三組目の一運搬単位金属インゴット50をチェー
ンコンベア1上の第二定位置3からインゴット定位置4
への移動から一連の動作が前記同様行われる。
こうして三組目の一運搬単位金属インゴット50の供給が
二組目同様終了したならば、チェーンコンベア上の一運
搬単位金属インゴット50の総てが図示されていない被供
給他設備へ供給されたことになり図示されていないブザ
ー、警報灯等でそのことが案内され、フォークリフト等
による運搬から繰り返されることとなる。
前記のように、インゴット供給機20とインゴット供給機
用コンベア装置1が一体化されて使用されるならば、自
由度が高く安価で多目的の用途に用いることのできるイ
ンゴット供給装置が成立する。
上記の実施例において個々の駆動源として電動モータ
ー、エアシリンダー、エアスライドブロック等が用いら
れているが個々の機能を満足する組み合わせ、例えば供
給機前後進用エアシリンダーにおいてエアシリンダーを
用いずとも機械的に前後進の動作機能を持つ機構であれ
ばよい。
同様、インゴット検知及びサーチにフォトセンサを用い
ているがこれらも基本的な検知能力を持ったセンサであ
れば良い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によって一段ごとに交互に
交錯させながら十数段にも積み重ねられた金属インゴッ
トを種々の用途のために、何組も連続的に安定的に確実
に被供給多設備に対して一本ずつ自動的に供給すること
のできる、インゴット供給機とインゴット供給機用コン
ベア装置とインゴット供給装置が十分な経済性のもとで
実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に関わるインゴット供給機用
コンベア装置とインゴット供給機そしてそれらを組み合
わせることによって成立する、インゴット供給装置の図
で(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図で
ある。 第2図は特許出願番号63−222072の発明に関する図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図
である。 1……チェーンコンベア 2……センタリングベースユニット 3……第二定位置 4……インゴット定位置 5……ベース材排出シュート 6……架台ユニット 7……位置決めチャッキングユニット 8……センタリングユニット 9……旋回軸ユニット 10……スライドユニット 11……上下移動ラックユニット 12……可動ラインユニット 15……チェーン 16……チャック上下移動用モーター 17……インゴット検知フォトセンサ 20……インゴット供給機 21……リフトダウンエアシリンダー 31……第二定位置センサ 41……インゴット定位置センサ 50……一運搬単位金属インゴット 51……供給機前後進用エアシリンダー 71……インゴットサーチフォトセンサ 72……チャック左右移動用モーター 73……インゴットチャック 74……チャック用エアスライドブロック 75……右移動限リミットスイッチ 81……積載板固定用取っ手 82……積載板固定用エアシリンダー 83……インゴット積載板 84……ボールベアリング 85……荷固定用エアシリンダー 86……センタリング板 87……センタリングエアシリンダー 88……直角方向基準板 89……センタリングベース 91……チャック旋回用エアシリンダー 95……リフト限リミットスイッチ 尚、図中同一符号は同一ないしは相当部位を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフト等の運搬手段によって運搬
    された一段毎に交互に交錯させながら十数段にも積み重
    ねられた一運搬単位金属インゴットを受取り、容易にか
    つ安定的に一個づつ被供給装置へ単体インゴットを供給
    するインゴット供給機ないしは汎用ロボット等のインゴ
    ット供給装置の定位置へ移送するためのチェーンコンベ
    ア上の定位置へ据えることのできるセンタリング板の取
    り付けられたセンタリングエアシリンダと直角方向基準
    板とインゴット積載板と積載板固定用取っ手のついた積
    載板固定用エアシリンダーとインゴット積載板をわずか
    な人力によって動かすための複数のボールベアリングと
    そして複数の荷固定用エアーシリンダーとで構成される
    センタリングユニットと、センタリングユニット上に積
    載され前記のチェーンコンベアと相対的な位置関係にあ
    る前記の十数段にも積み重ねられた一運搬単位金属イン
    ゴットを前記のセンタリングユニットごと安定的に保持
    し前記のチェーンコンベア上へ降ろすことのできる4組
    のリフトダウンエアシリンダーを備えたセンタリングベ
    ースと前記の一運搬単位金属インゴットを含む積載荷重
    を安定的に保持する架台とで構成されるセンタリングベ
    ースユニットと、前記のインゴット供給機ないしは汎用
    ロボット等のインゴット供給装置の定位置まで移送する
    ために多段階の定位置を判断決定するためのセンサを有
    したチェーンコンベアとで構成されることを特徴とする
    インゴット供給機用コンベア装置。
  2. 【請求項2】前記インゴット供給機用コンベア装置上の
    定位置に配置された、あるいは他の定位置移送装置によ
    って定位置に配置された一段毎に交互に交錯させながら
    十数段にも積み重ねられた一運搬単位金属インゴットの
    最上段から最下段までを高さ方向にサーチし被供給他設
    備に前記の一運搬単位金属インゴットを供給するときに
    は本発明に関わる他の機構或いは被供給他設備と干渉す
    ることの無い位置まで高さ方向に上下させるスライドユ
    ニットと上下移動ラックユニットとチャック上下移動用
    モーターとで構成される上下移動ユニットと、前記一運
    搬単位金属インゴットの一段毎に交互に交錯され積み重
    ねられた向きによって自動的に九十度後記の位置決めチ
    ャッキングユニットを旋回させる旋回軸ユニットと、前
    記の一運搬単位金属インゴットを被供給他設備に一本づ
    つ供給するにあたり供給すべき金属インゴットの高さ及
    び列に関わる位置を2組のインゴット検知フォトセンサ
    とインゴットサーチフォトセンサを用いてサーチし一本
    づつきちんと安定的に掴む位置決めチャッキングユニッ
    トと、本発明によるインゴット供給機から前記の一運搬
    単位金属インゴットを一本づつ供給されるために本発明
    によるインゴット供給機の前方に位置する被供給他設備
    の金属インゴット受け入れ部まで位置決めチャッキング
    ユニットを移動するための供給機前後進用エアシリンダ
    ーと供給機前後進用電磁弁で構成される前後進用ユニッ
    トと、図示されていない制御盤から供給される信号線と
    動力線そして外部空圧源と結ばれた空圧配管を運転中に
    おいて決して損傷させることなく安全に保護させながら
    稼働させるための可動ラインユニットと前記の各ユニッ
    トを安定的に安全に長期に亙って保持することのできる
    架台ユニットとで構成されることを特徴とするインゴッ
    ト供給機。
  3. 【請求項3】前記請求項に記載されたインゴット供給
    機用コンベア装置と前記請求項に記載されたインゴッ
    ト供給機とを組み合わせることによって成立することを
    特徴とするインゴット供給装置。
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