JPH0694060A - 水冷式ブレーキ装置 - Google Patents
水冷式ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0694060A JPH0694060A JP24499292A JP24499292A JPH0694060A JP H0694060 A JPH0694060 A JP H0694060A JP 24499292 A JP24499292 A JP 24499292A JP 24499292 A JP24499292 A JP 24499292A JP H0694060 A JPH0694060 A JP H0694060A
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- Japan
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- cooling water
- cooled
- water
- brake
- radiator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジエータのサイズを大きくすることなく十
分な放熱作用が得られる水冷式ブレーキ装置を提供す
る。 【構成】 ラジエータ１１で冷却された冷却水の一部を
ブレーキ手段２０に導いて冷却した後にラジエータ１１
へ戻すようにした水冷式ブレーキ装置において、ブレー
キ手段２０への冷却水循環供給回路に介装されるポンプ
３１と、ブレーキ手段２０への冷却水循環供給回路に並
列接続される補助放熱手段３５と、補助放熱手段３５へ
の冷却水循環を断続する切換手段３０と、冷却水の温度
を検出する水温検出手段Ｓ２と、当該ブレーキ装置の操
作状態を検出するブレーキ操作検出手段Ｓ３と、当該ブ
レーキ装置が操作状態であるときポンプ３１を作動させ
冷却水の温度が所定値以上のとき切換手段３０を作動さ
せて補助放熱手段３５へ冷却水を循環供給させる制御手
段（６１，６２，６３）を設けた。
分な放熱作用が得られる水冷式ブレーキ装置を提供す
る。 【構成】 ラジエータ１１で冷却された冷却水の一部を
ブレーキ手段２０に導いて冷却した後にラジエータ１１
へ戻すようにした水冷式ブレーキ装置において、ブレー
キ手段２０への冷却水循環供給回路に介装されるポンプ
３１と、ブレーキ手段２０への冷却水循環供給回路に並
列接続される補助放熱手段３５と、補助放熱手段３５へ
の冷却水循環を断続する切換手段３０と、冷却水の温度
を検出する水温検出手段Ｓ２と、当該ブレーキ装置の操
作状態を検出するブレーキ操作検出手段Ｓ３と、当該ブ
レーキ装置が操作状態であるときポンプ３１を作動させ
冷却水の温度が所定値以上のとき切換手段３０を作動さ
せて補助放熱手段３５へ冷却水を循環供給させる制御手
段（６１，６２，６３）を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のブレーキ
装置として使用される水冷式ブレーキ装置に関する。
装置として使用される水冷式ブレーキ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】水冷式ブレーキ装置の一つとして、車両
に使用されてラジエータで冷却されたエンジン冷却用冷
却水の一部をブレーキ手段（例えば、ディスクブレーキ
のパッド裏板）に導いて冷却した後にラジエータへ戻す
ようにしたものがあり、その一例が特開平２−１５９４
３１号公報に示されている。
に使用されてラジエータで冷却されたエンジン冷却用冷
却水の一部をブレーキ手段（例えば、ディスクブレーキ
のパッド裏板）に導いて冷却した後にラジエータへ戻す
ようにしたものがあり、その一例が特開平２−１５９４
３１号公報に示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の水冷式ブレ
ーキ装置では、ラジエータで冷却されてエンジンを冷却
するために循環供給される冷却水の一部をブレーキ手段
に導いて冷却するものであるため、既存の冷却装置を有
効に利用してコンパクトに構成できるといった利点が得
られるものの、山岳路等のように加速と減速を繰り返し
行って走行するような場合には、エンジン負担及びブレ
ーキ負担が大きくなってエンジンとブレーキでの各発熱
量の和がラジエータの放熱容量を越えてしまい、エンジ
ン及びブレーキ手段で十分な冷却効果が得られないおそ
れがある。なお、ラジエータの放熱容量はラジエータの
サイズを大きくすることにより増大することができるも
のの、ラジエータの冷却水でブレーキ手段を冷却するこ
との上記した利点が十分に活かされなくなる。本発明
は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、そ
の目的はラジエータのサイズを大きくすることなく十分
な放熱作用が得られる水冷式ブレーキ装置を提供するこ
とにある。
ーキ装置では、ラジエータで冷却されてエンジンを冷却
するために循環供給される冷却水の一部をブレーキ手段
に導いて冷却するものであるため、既存の冷却装置を有
効に利用してコンパクトに構成できるといった利点が得
られるものの、山岳路等のように加速と減速を繰り返し
行って走行するような場合には、エンジン負担及びブレ
ーキ負担が大きくなってエンジンとブレーキでの各発熱
量の和がラジエータの放熱容量を越えてしまい、エンジ
ン及びブレーキ手段で十分な冷却効果が得られないおそ
れがある。なお、ラジエータの放熱容量はラジエータの
サイズを大きくすることにより増大することができるも
のの、ラジエータの冷却水でブレーキ手段を冷却するこ
との上記した利点が十分に活かされなくなる。本発明
は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、そ
の目的はラジエータのサイズを大きくすることなく十分
な放熱作用が得られる水冷式ブレーキ装置を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ラジエータで冷却されたエ
ンジン冷却用冷却水の一部をブレーキ手段に導いて冷却
した後にラジエータへ戻すようにした水冷式ブレーキ装
置において、前記ブレーキ手段への冷却水循環供給回路
に介装されるポンプと、前記ブレーキ手段への冷却水循
環供給回路に並列接続される補助放熱手段と、この補助
放熱手段への冷却水循環を断続する切換手段と、前記ラ
ジエータで冷却された冷却水の温度を検出する水温検出
手段と、当該ブレーキ装置の操作状態を検出するブレー
キ操作検出手段と、このブレーキ操作検出手段にて当該
ブレーキ装置が操作状態であることを検出されたとき前
記ポンプを作動させかつ前記水温検出手段にて検出され
た冷却水の温度が所定値以上のとき前記切換手段を作動
させて前記補助放熱手段へ冷却水を循環供給させる制御
手段を設けた。
ために、本発明においては、ラジエータで冷却されたエ
ンジン冷却用冷却水の一部をブレーキ手段に導いて冷却
した後にラジエータへ戻すようにした水冷式ブレーキ装
置において、前記ブレーキ手段への冷却水循環供給回路
に介装されるポンプと、前記ブレーキ手段への冷却水循
環供給回路に並列接続される補助放熱手段と、この補助
放熱手段への冷却水循環を断続する切換手段と、前記ラ
ジエータで冷却された冷却水の温度を検出する水温検出
手段と、当該ブレーキ装置の操作状態を検出するブレー
キ操作検出手段と、このブレーキ操作検出手段にて当該
ブレーキ装置が操作状態であることを検出されたとき前
記ポンプを作動させかつ前記水温検出手段にて検出され
た冷却水の温度が所定値以上のとき前記切換手段を作動
させて前記補助放熱手段へ冷却水を循環供給させる制御
手段を設けた。
【０００５】
【発明の作用・効果】本発明による水冷式ブレーキ装置
においては、ブレーキ操作検出手段にて当該ブレーキ装
置が操作状態であることを検出されたとき、制御手段に
よってポンプが作動させられてエンジン冷却用冷却水の
一部がブレーキ手段に導かれ、ブレーキ手段が的確に冷
却される。また、ブレーキ操作検出手段にて当該ブレー
キ装置が操作状態であることを検出されかつ水温検出手
段にて検出された冷却水の温度が所定値以上のとき、制
御手段によってポンプが作動させられるとともに切換手
段が作動させられて、エンジン冷却用冷却水の一部がブ
レーキ手段に導かれるとともに補助放熱手段へ循環供給
させられる。
においては、ブレーキ操作検出手段にて当該ブレーキ装
置が操作状態であることを検出されたとき、制御手段に
よってポンプが作動させられてエンジン冷却用冷却水の
一部がブレーキ手段に導かれ、ブレーキ手段が的確に冷
却される。また、ブレーキ操作検出手段にて当該ブレー
キ装置が操作状態であることを検出されかつ水温検出手
段にて検出された冷却水の温度が所定値以上のとき、制
御手段によってポンプが作動させられるとともに切換手
段が作動させられて、エンジン冷却用冷却水の一部がブ
レーキ手段に導かれるとともに補助放熱手段へ循環供給
させられる。
【０００６】このため、補助放熱手段にて冷却水が冷却
されるとともに、この冷却水によってブレーキ手段が冷
却され、エンジンとブレーキでの各発熱量の和がラジエ
ータの放熱容量を越える場合でも十分な冷却性能を確保
できてブレーキ手段を十分に冷却することができる。し
たがって、ラジエータのサイズアップが不要であり、ラ
ジエータを含む既存の冷却装置を有効に利用してコンパ
クトに構成できるといった利点が十分に活かされる。
されるとともに、この冷却水によってブレーキ手段が冷
却され、エンジンとブレーキでの各発熱量の和がラジエ
ータの放熱容量を越える場合でも十分な冷却性能を確保
できてブレーキ手段を十分に冷却することができる。し
たがって、ラジエータのサイズアップが不要であり、ラ
ジエータを含む既存の冷却装置を有効に利用してコンパ
クトに構成できるといった利点が十分に活かされる。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図１は本発明による水冷式ブレーキ装置の全
体を概略的に示していて、この水冷式ブレーキ装置にお
いては、ラジエータ１１で冷却された冷却水の一部がウ
ォータインレット１２で分流されて電磁切換弁３０，ポ
ンプ３１及びホース３２を介してディスクブレーキ２０
のパッド２１（詳細には、パッドにおける裏板に形成し
た図示省略のウォータジャケット）に導かれるように構
成されるとともに、ホース３３とウォータアウトレツト
１３を介してラジエータ１１に還流するように構成され
ている。また、ホース３３と電磁切換弁３０を接続する
配管３４中には補助放熱器３５（例えば、エアコンの冷
媒によって冷却されるようにしたもの、或いは走行風に
よって冷却されるようにしたもの）が介装されていて、
電磁切換弁３０にて配管３４がポンプ３１に連通するよ
うにされると補助放熱器３５にも冷却水が循環供給され
るようになっている。なお、ラジエータ１１で冷却され
た冷却水は、周知のように、主としてエンジン５０を冷
却するために循環供給されている。
説明する。図１は本発明による水冷式ブレーキ装置の全
体を概略的に示していて、この水冷式ブレーキ装置にお
いては、ラジエータ１１で冷却された冷却水の一部がウ
ォータインレット１２で分流されて電磁切換弁３０，ポ
ンプ３１及びホース３２を介してディスクブレーキ２０
のパッド２１（詳細には、パッドにおける裏板に形成し
た図示省略のウォータジャケット）に導かれるように構
成されるとともに、ホース３３とウォータアウトレツト
１３を介してラジエータ１１に還流するように構成され
ている。また、ホース３３と電磁切換弁３０を接続する
配管３４中には補助放熱器３５（例えば、エアコンの冷
媒によって冷却されるようにしたもの、或いは走行風に
よって冷却されるようにしたもの）が介装されていて、
電磁切換弁３０にて配管３４がポンプ３１に連通するよ
うにされると補助放熱器３５にも冷却水が循環供給され
るようになっている。なお、ラジエータ１１で冷却され
た冷却水は、周知のように、主としてエンジン５０を冷
却するために循環供給されている。
【０００８】電磁切換弁３０は、マイクロコンピュータ
６１からの出力信号により作動する弁駆動回路６２がＯ
Ｎ作動したとき励磁されて配管３４をもポンプ３１に連
通させ、また弁駆動回路６２がＯＦＦ作動したとき消磁
されて配管３４とポンプ３１との連通を遮断するように
なっている。ポンプ３１は、マイクロコンピュータ６１
からの出力信号により作動するポンプ駆動リレー６３が
ＯＮ作動したとき作動し、またポンプ駆動リレー６３が
ＯＦＦ作動したとき停止するようになっている。マイク
ロコンピュータ６１は、イグニッションスイッチ（ＩＧ
スイッチ）Ｓ１のＯＮ作動によって図２のフローチャー
トに対応したプログラムの実行を開始し、またイグニッ
ションスイッチＳ１のＯＦＦ作動によってプログラムの
実行を終了するものであり、ラジエータ１１で冷却され
た冷却水の温度Ｔを検出する水温検出センサＳ２，当該
ブレーキ装置の操作状態を検出するブレーキスイッチＳ
３等と接続されている。
６１からの出力信号により作動する弁駆動回路６２がＯ
Ｎ作動したとき励磁されて配管３４をもポンプ３１に連
通させ、また弁駆動回路６２がＯＦＦ作動したとき消磁
されて配管３４とポンプ３１との連通を遮断するように
なっている。ポンプ３１は、マイクロコンピュータ６１
からの出力信号により作動するポンプ駆動リレー６３が
ＯＮ作動したとき作動し、またポンプ駆動リレー６３が
ＯＦＦ作動したとき停止するようになっている。マイク
ロコンピュータ６１は、イグニッションスイッチ（ＩＧ
スイッチ）Ｓ１のＯＮ作動によって図２のフローチャー
トに対応したプログラムの実行を開始し、またイグニッ
ションスイッチＳ１のＯＦＦ作動によってプログラムの
実行を終了するものであり、ラジエータ１１で冷却され
た冷却水の温度Ｔを検出する水温検出センサＳ２，当該
ブレーキ装置の操作状態を検出するブレーキスイッチＳ
３等と接続されている。
【０００９】上記のように構成した本実施例において
は、イグニッションスイッチＳ１をＯＮ作動させてエン
ジン５０を始動させると、マイクロコンピュータ６１で
は図２のフローチャートに対応したプログラムが実行さ
れて切換弁３０及びポンプ３１の作動が以下のようにそ
れぞれ制御される。例えば、エンジン５０の始動時にお
いて、まず、ステップ１０１においてイグニッションス
イッチＳ１，ブレーキスイッチＳ３等の各種データが読
み込まれ、次に、ステップ１０２においてブレーキ装置
が非操作状態でブレーキスイッチＳ３がＯＦＦとされて
いる場合には「ＮＯ」と判定されて、ステップ１０３に
てポンプ駆動リレー６３をＯＦＦとする信号が出力さ
れ、またステップ１０４にてイグニッションスイッチＳ
１がＯＮされている場合には「ＹＥＳ」と判定されてス
テップ１０１に戻り、ステップ１０１，１０２，１０
３，１０４が繰り返し実行される。したがって、この場
合にはポンプ３１は駆動されず、ラジエータ１１からの
冷却水はディスクブレーキ２０のパッド２１に循環供給
されない。
は、イグニッションスイッチＳ１をＯＮ作動させてエン
ジン５０を始動させると、マイクロコンピュータ６１で
は図２のフローチャートに対応したプログラムが実行さ
れて切換弁３０及びポンプ３１の作動が以下のようにそ
れぞれ制御される。例えば、エンジン５０の始動時にお
いて、まず、ステップ１０１においてイグニッションス
イッチＳ１，ブレーキスイッチＳ３等の各種データが読
み込まれ、次に、ステップ１０２においてブレーキ装置
が非操作状態でブレーキスイッチＳ３がＯＦＦとされて
いる場合には「ＮＯ」と判定されて、ステップ１０３に
てポンプ駆動リレー６３をＯＦＦとする信号が出力さ
れ、またステップ１０４にてイグニッションスイッチＳ
１がＯＮされている場合には「ＹＥＳ」と判定されてス
テップ１０１に戻り、ステップ１０１，１０２，１０
３，１０４が繰り返し実行される。したがって、この場
合にはポンプ３１は駆動されず、ラジエータ１１からの
冷却水はディスクブレーキ２０のパッド２１に循環供給
されない。
【００１０】しかして、当該ブレーキ装置が操作されて
ブレーキスイッチＳ３がＯＮすると、ステップ１０２に
て「ＹＥＳ」と判定されて、ステップ１０５にてポンプ
駆動リレー６３をＯＮとする信号が出力され、またステ
ップ１０６にてプログラムのステップ１０１で読み込ま
れた水温検出センサＳ２からのデータにより冷却水の温
度Ｔが所定値Ｔｏ以上か否かが判定される。今、冷却水
の温度Ｔが所定値Ｔｏ未満であれば、ステップ１０６に
て「ＮＯ」と判定されて、ステップ１０７にて弁駆動回
路６２をＯＦＦとする信号が出力され、その後ステップ
１０４へと進む。また冷却水の温度Ｔが所定値Ｔｏ以上
であれば、ステップ１０６にて「ＹＥＳ」と判定され
て、ステップ１０８にて弁駆動回路６２をＯＮとする信
号が出力され、その後ステップ１０４へと進む。
ブレーキスイッチＳ３がＯＮすると、ステップ１０２に
て「ＹＥＳ」と判定されて、ステップ１０５にてポンプ
駆動リレー６３をＯＮとする信号が出力され、またステ
ップ１０６にてプログラムのステップ１０１で読み込ま
れた水温検出センサＳ２からのデータにより冷却水の温
度Ｔが所定値Ｔｏ以上か否かが判定される。今、冷却水
の温度Ｔが所定値Ｔｏ未満であれば、ステップ１０６に
て「ＮＯ」と判定されて、ステップ１０７にて弁駆動回
路６２をＯＦＦとする信号が出力され、その後ステップ
１０４へと進む。また冷却水の温度Ｔが所定値Ｔｏ以上
であれば、ステップ１０６にて「ＹＥＳ」と判定され
て、ステップ１０８にて弁駆動回路６２をＯＮとする信
号が出力され、その後ステップ１０４へと進む。
【００１１】したがって、通常走行時のように当該ブレ
ーキ装置が操作されても冷却水の水温が所定値Ｔｏ以上
とならないときには、ステップ１０１，１０２，１０
５，１０６，１０７，１０４が繰り返し実行されて、電
磁切換弁３０が消磁された状態でポンプ３１が駆動さ
れ、ラジエータ１１からの冷却水はディスクブレーキ２
０のパッド２１に循環供給されるものの、補助冷却器３
５には循環供給されない。また、山岳路等において加速
と減速を繰り返し行う走行時のように、エンジン負担と
ブレーキ負担が大きくなってエンジン５０とディスクブ
レーキ２０での各発熱量の和がラジエータ１１の放熱容
量を越える場合には、当該ブレーキ装置が操作されてい
るときに冷却水の水温が所定値Ｔｏ以上となり、ステッ
プ１０１，１０２，１０５，１０６，１０８，１０４が
繰り返し実行されて、電磁切換弁３０が励磁された状態
でポンプ３１が駆動され、ラジエータ１１からの冷却水
はディスクブレーキ２０のパッド２１に循環供給される
とともに、補助冷却器３５にも循環供給される。このた
め、かかる場合には、補助放熱器３５にて冷却水が冷却
されるとともに、この冷却水によってディスクブレーキ
２０のパッド２１が冷却され、エンジン５０とディスク
ブレーキ２０での各発熱量の和がラジエータ１１の放熱
容量を越える場合でも十分な冷却性能を確保できてエン
ジン５０及びディスクブレーキ２０を十分に冷却するこ
とができる。
ーキ装置が操作されても冷却水の水温が所定値Ｔｏ以上
とならないときには、ステップ１０１，１０２，１０
５，１０６，１０７，１０４が繰り返し実行されて、電
磁切換弁３０が消磁された状態でポンプ３１が駆動さ
れ、ラジエータ１１からの冷却水はディスクブレーキ２
０のパッド２１に循環供給されるものの、補助冷却器３
５には循環供給されない。また、山岳路等において加速
と減速を繰り返し行う走行時のように、エンジン負担と
ブレーキ負担が大きくなってエンジン５０とディスクブ
レーキ２０での各発熱量の和がラジエータ１１の放熱容
量を越える場合には、当該ブレーキ装置が操作されてい
るときに冷却水の水温が所定値Ｔｏ以上となり、ステッ
プ１０１，１０２，１０５，１０６，１０８，１０４が
繰り返し実行されて、電磁切換弁３０が励磁された状態
でポンプ３１が駆動され、ラジエータ１１からの冷却水
はディスクブレーキ２０のパッド２１に循環供給される
とともに、補助冷却器３５にも循環供給される。このた
め、かかる場合には、補助放熱器３５にて冷却水が冷却
されるとともに、この冷却水によってディスクブレーキ
２０のパッド２１が冷却され、エンジン５０とディスク
ブレーキ２０での各発熱量の和がラジエータ１１の放熱
容量を越える場合でも十分な冷却性能を確保できてエン
ジン５０及びディスクブレーキ２０を十分に冷却するこ
とができる。
【００１２】上記実施例においては、電磁切換弁３０の
構成を図１にて示したようにして、励磁時においてもラ
ジエータ１１からの冷却水供給が遮断されないようにし
たが、電磁切換弁３０の構成を図３にて示したようにし
て、励磁時にはラジエータ１１からの冷却水供給が遮断
されるようにして本発明を実施することも可能である。
構成を図１にて示したようにして、励磁時においてもラ
ジエータ１１からの冷却水供給が遮断されないようにし
たが、電磁切換弁３０の構成を図３にて示したようにし
て、励磁時にはラジエータ１１からの冷却水供給が遮断
されるようにして本発明を実施することも可能である。
【図１】 本発明による水冷式ブレーキ装置の一実施例
を概略的に示す全体構成図である。
を概略的に示す全体構成図である。
【図２】 図１のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムに対応するフローチャートである。
プログラムに対応するフローチャートである。
【図３】 図１に示した電磁切換弁の変形例を示す図で
ある。
ある。
１１…ラジエータ、２０…ディスクブレーキ（ブレーキ
手段）、３０…電磁切換弁、３１…ポンプ、３５…補助
放熱器、５０…エンジン、６１…マイクロコンピュー
タ、６２…弁駆動回路、６３…ポンプ駆動リレー、Ｓ１
…イグニッションスイッチ、Ｓ２…水温検出センサ、Ｓ
３…ブレーキスイッチ。
手段）、３０…電磁切換弁、３１…ポンプ、３５…補助
放熱器、５０…エンジン、６１…マイクロコンピュー
タ、６２…弁駆動回路、６３…ポンプ駆動リレー、Ｓ１
…イグニッションスイッチ、Ｓ２…水温検出センサ、Ｓ
３…ブレーキスイッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】 ラジエータで冷却されたエンジン冷却用
冷却水の一部をブレーキ手段に導いて冷却した後にラジ
エータへ戻すようにした水冷式ブレーキ装置において、
前記ブレーキ手段への冷却水循環供給回路に介装される
ポンプと、前記ブレーキ手段への冷却水循環供給回路に
並列接続される補助放熱手段と、この補助放熱手段への
冷却水循環を断続する切換手段と、前記ラジエータで冷
却された冷却水の温度を検出する水温検出手段と、当該
ブレーキ装置の操作状態を検出するブレーキ操作検出手
段と、このブレーキ操作検出手段にて当該ブレーキ装置
が操作状態であることを検出されたとき前記ポンプを作
動させかつ前記水温検出手段にて検出された冷却水の温
度が所定値以上のとき前記切換手段を作動させて前記補
助放熱手段へ冷却水を循環供給させる制御手段を設けた
ことを特徴とする水冷式ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24499292A JPH0694060A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 水冷式ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24499292A JPH0694060A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 水冷式ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694060A true JPH0694060A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17126974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24499292A Pending JPH0694060A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 水冷式ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694060A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0971150A1 (en) * | 1998-07-06 | 2000-01-12 | Shimano Inc. | Method of cooling bicycle disk brake |
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| US6170617B1 (en) | 1998-07-08 | 2001-01-09 | Shimano Inc. | Method of cooling bicycle disc brake |
| US6196358B1 (en) | 1998-07-08 | 2001-03-06 | Shimano Inc. | Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake |
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| CN103950435A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-07-30 | 范伟俊 | 一种货车刹车散热系统 |
| CN107757579A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-03-06 | 王红彬 | 汽车刹车水循环降温装置 |
| CN109356952A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-02-19 | 佛山职业技术学院 | 一种鼓式制动器冷却装置 |
| CN113700781A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-11-26 | 安徽工程大学 | 一种可降温的汽车制动装置 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24499292A patent/JPH0694060A/ja active Pending
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