JPH069130Y2 - 中空スラブラ−メン構造 - Google Patents
中空スラブラ−メン構造Info
- Publication number
- JPH069130Y2 JPH069130Y2 JP7110887U JP7110887U JPH069130Y2 JP H069130 Y2 JPH069130 Y2 JP H069130Y2 JP 7110887 U JP7110887 U JP 7110887U JP 7110887 U JP7110887 U JP 7110887U JP H069130 Y2 JPH069130 Y2 JP H069130Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow
- wall plate
- slab
- reinforced concrete
- beam direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は壁柱と中空スラブを組合せた中空スラブラー
メン構造に関するものである。
メン構造に関するものである。
鉄筋コンクリートスラブに薄肉鋼製パイプを埋設し、補
強,軽量化した中空スラブは梁がなく、床が撓みにくく
遮音性が高い。この中空スラブを集合住宅等に応用し、
耐力壁をスラブと同一または略同一の厚さのものとし、
これを梁間方向に配置し、桁行方向には壁を配置しない
で桁行方向ラーメン構造を構成する中空スラブラーメン
構造が発案された。そこで問題になったことは中空スラ
ブ中に埋設する上下鉄筋の端部の定着方法である。すな
わち通常の鉄筋の定着手段である折曲定着、すなわちベ
ンド定着とすると壁柱には柱なみの配筋があるところよ
り、配筋が密となり、コンクリート打設がきわめて困難
となる。
強,軽量化した中空スラブは梁がなく、床が撓みにくく
遮音性が高い。この中空スラブを集合住宅等に応用し、
耐力壁をスラブと同一または略同一の厚さのものとし、
これを梁間方向に配置し、桁行方向には壁を配置しない
で桁行方向ラーメン構造を構成する中空スラブラーメン
構造が発案された。そこで問題になったことは中空スラ
ブ中に埋設する上下鉄筋の端部の定着方法である。すな
わち通常の鉄筋の定着手段である折曲定着、すなわちベ
ンド定着とすると壁柱には柱なみの配筋があるところよ
り、配筋が密となり、コンクリート打設がきわめて困難
となる。
この考案は前記問題点を解消すべくしたもので、梁間方
向の鉄筋コンクリートの耐力壁板と、桁行方向に薄肉鋼
製パイプを埋設して補強,軽量化した中空鉄筋コンクリ
ートスラブとで桁行方向にラーメン構造としてあり、コ
ンクリートスラブの上下桁行方向の鉄筋は壁板内に挿通
し、かつ壁板内の縦方向に配した鋼板に溶接して定着し
てあり、これによって施工性良くし、かつベンド定着し
たものよりはるかに耐力にすぐれた構造として、中空ス
ラブラーメン構造の信頼性を確保したものである。
向の鉄筋コンクリートの耐力壁板と、桁行方向に薄肉鋼
製パイプを埋設して補強,軽量化した中空鉄筋コンクリ
ートスラブとで桁行方向にラーメン構造としてあり、コ
ンクリートスラブの上下桁行方向の鉄筋は壁板内に挿通
し、かつ壁板内の縦方向に配した鋼板に溶接して定着し
てあり、これによって施工性良くし、かつベンド定着し
たものよりはるかに耐力にすぐれた構造として、中空ス
ラブラーメン構造の信頼性を確保したものである。
この考案の実施例を図面において説明する。第1図乃至
第3図において梁間方向には連続して一体の鉄筋コンク
リート構造で壁柱となる耐力壁板1を配し、桁行方向に
は薄肉鋼製パイプ(通称ワインディングパイプ)を埋設
して補強軽量化した中空鉄筋コンクリートのスラブ3を
配して桁行方向にラーメン構造としてある。
第3図において梁間方向には連続して一体の鉄筋コンク
リート構造で壁柱となる耐力壁板1を配し、桁行方向に
は薄肉鋼製パイプ(通称ワインディングパイプ)を埋設
して補強軽量化した中空鉄筋コンクリートのスラブ3を
配して桁行方向にラーメン構造としてある。
耐力壁板1には柱として縦主筋4とフープ筋5が配筋し
てあり、またコンクリートスラブ43には桁行方向に上
下主鉄筋6およびスタラップ筋7が配筋してあり、この
上下主鉄筋6は耐力壁板1内の縦方向に配した鋼板8の
孔に挿入し溶接により固定してなる補助鉄筋9と鉄筋継
手用スリーブ10で接続して一体とする。
てあり、またコンクリートスラブ43には桁行方向に上
下主鉄筋6およびスタラップ筋7が配筋してあり、この
上下主鉄筋6は耐力壁板1内の縦方向に配した鋼板8の
孔に挿入し溶接により固定してなる補助鉄筋9と鉄筋継
手用スリーブ10で接続して一体とする。
なお前記補助鉄筋9は第4図,第5図のように施工前に
鋼板8に溶接により突出しておき、上下主鉄筋6とスラ
ブ内において重ね継ぎ、ガス圧接溶接等により接合する
ことができる。さらに上下主鉄筋6を延長して鋼板8に
直接溶接することもできる。
鋼板8に溶接により突出しておき、上下主鉄筋6とスラ
ブ内において重ね継ぎ、ガス圧接溶接等により接合する
ことができる。さらに上下主鉄筋6を延長して鋼板8に
直接溶接することもできる。
この考案は以上の鋼製からなり、中空鉄筋コンクリート
スラブ中の上下主鉄筋を耐力壁板中に挿入し、かつ壁板
内の縦方向に配した鋼板に溶接してあるので確実な定着
が可能であり、かつ実験によればベント定着よりもはる
かに耐力にすぐれており、しかも従来の折曲げ筋による
定着あるいはナット締による定着に比較して壁板内にお
ける配筋が容易かつ複雑とならず、コンクリート打設に
支障をもたらすことがない。したがってハンチを設けな
くても耐力壁板と中空鉄筋コンクリートスラブとで桁行
方向にラーメン構造を構成することができる。
スラブ中の上下主鉄筋を耐力壁板中に挿入し、かつ壁板
内の縦方向に配した鋼板に溶接してあるので確実な定着
が可能であり、かつ実験によればベント定着よりもはる
かに耐力にすぐれており、しかも従来の折曲げ筋による
定着あるいはナット締による定着に比較して壁板内にお
ける配筋が容易かつ複雑とならず、コンクリート打設に
支障をもたらすことがない。したがってハンチを設けな
くても耐力壁板と中空鉄筋コンクリートスラブとで桁行
方向にラーメン構造を構成することができる。
第1図はこの考案の構造の全体の概要を示した一部断面
の斜視図、第2図,第3図は要部の断面図、第4図,第
5図は鋼板と鉄筋の接続部側面図である。 1……耐力壁板、2……薄肉鋼製パイプ、3……スラ
ブ、4……縦主筋、5……フープ筋、6……上下主鉄
筋、7……スタラップ筋、8……鋼板、9……補助鉄
筋、10……鉄筋継手用スリーブ。
の斜視図、第2図,第3図は要部の断面図、第4図,第
5図は鋼板と鉄筋の接続部側面図である。 1……耐力壁板、2……薄肉鋼製パイプ、3……スラ
ブ、4……縦主筋、5……フープ筋、6……上下主鉄
筋、7……スタラップ筋、8……鋼板、9……補助鉄
筋、10……鉄筋継手用スリーブ。
Claims (1)
- 【請求項1】梁間方向の鉄筋コンクリートの耐力壁板
と、桁行方向に薄肉鋼製パイプを埋設して補強,軽量化
した中空鉄筋コンクリートスラブとで桁行方向にラーメ
ン構造としてあり、コンクリートスラブの上下桁行方向
の鉄筋は壁板内に挿通し、かつ壁板内の縦方向に配した
鋼板に溶接して定着してあることを特徴とする中空スラ
ブラーメン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110887U JPH069130Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 中空スラブラ−メン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110887U JPH069130Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 中空スラブラ−メン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63179302U JPS63179302U (ja) | 1988-11-21 |
JPH069130Y2 true JPH069130Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=30913370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7110887U Expired - Lifetime JPH069130Y2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 中空スラブラ−メン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069130Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6892799B2 (ja) * | 2017-07-20 | 2021-06-23 | 株式会社近畿興業エンジニアリングサポート | トラックバースの拡張プラットホームおよびその構築方法 |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP7110887U patent/JPH069130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63179302U (ja) | 1988-11-21 |
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