JPH068885B2 - タ−ビン建屋の換気装置 - Google Patents

タ−ビン建屋の換気装置

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JPH068885B2
JPH068885B2 JP59227255A JP22725584A JPH068885B2 JP H068885 B2 JPH068885 B2 JP H068885B2 JP 59227255 A JP59227255 A JP 59227255A JP 22725584 A JP22725584 A JP 22725584A JP H068885 B2 JPH068885 B2 JP H068885B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Ventilation (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、タービン建屋の換気装置に係り、特に、沸騰
水型原子炉に適用するのに好適なタービン建屋の換気装
置に関する。
〔発明の背景〕
第4図に、従来のタービン建屋の換気装置を示す。ター
ビン建屋1内に、タービン架台3上に設置されたタービ
ン2が存在する。運転床4が、タービン建屋内に設けら
れ、タービン2の上部が運転床4より上方に突出してい
る。運転床4より上方のタービン建屋1内の空間5を、
運転床空間と称す。運転床空間5内への給気を導く給気
用ルーバー6及び運転床空間5内の空気を外部に排出す
る排気フアン7が、タービン建屋1の上部に設けられ
る。運転床4より下方のタービン建屋1内は、低放射能
領域8及び高放射能領域9に分かれている。高放射能領
域9は、タービン架台3の周囲を占めている。10は、
運転床4に設けられた大物搬入口である。給気フアン1
1から吐出された給気は、排気ダクト12A〜12Cを
経て低放射能領域8及び高放射能領域9に導かれる。低
放射能領域8及び高放射能領域9からの排気は、排気ダ
クト13A〜13Cにより排気フイルタ14、排気フア
ン15を順次導かれて排気筒16より放出される。
このような従来の装置では、もし何らかの理由により運
転床空間5内の放射能濃度が上昇した場合に、排気フア
ン7を通して外部環境に放射性物質が排出されてしまう
危険性がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、コンパクトな設備で放射性物質の放出
を抑制できるタービン建屋の換気装置を提供することに
ある。
〔発明の概要〕
本発明の構成要件は、タービン建屋内に設けられて前記
タービン建屋内を上下に気密性を持って上方の第1領域
及び下方の第2領域に区分する運転床と、前記第1領域
内に前記タービン建屋外から空気を導く開口と、前記第
1領域内から前記タービン建屋外へ前記第1領域内の空
気を第1の排気ファンで放出する第1排気手段と、前記
第1の排気ファンの駆動及び停止を制御するコントロー
ラと、前記第1領域で発生した放射能の測定手段と、前
記第1の排気ファンの停止時に前記第1の排気ファンに
連通する排気通路を封鎖する手段と、前記運転床に設け
られて前記第1の排気ファンの停止された時に前記第1
領域と前記第2領域を連通させる手段と、給気ファンで
前記タービン建屋から前記第2領域内へ空気を供給する
給気手段と、前記第2領域内の空気を前記タービン建屋
外にフイルタを通じて第2の排気ファンで流出させる第
2排気手段と、前記第2排気手段の排気量の加減手段と
からなるタービン建屋の換気装置であって、通常時に
は、第1の排気ファンが駆動されると前記タービン建屋
内の空気は前記タービン建屋外へ排気され、排気された
分新たに前記タービン建屋外から空気が前記開口から第
1領域内に流入され第1領域の換気が成され、前記第2
領域については、給気ファンで前記タービン建屋外から
空気が前記第2領域内に強制給気され、前記第2領域内
の空気は前記フイルタにかけら第2の排気ファンで前記
タービン建屋外へ排気されて換気が成され、前記第1領
域内の放射能レベルが高まったときには、前記放射能の
測定手段がその高まりを検出するから、その検出があっ
たら、前記第1の排気ファンを前記コントローラで停止
させ、前記排気通路を封鎖する手段で第1排気手段を閉
じ、さらには、前記第1領域と前記第2領域を連通させ
る手段で前記第1領域と前記第2領域を連通させ、さら
には第2排気手段の排気容量を増加させ、第1領域内の
放射能汚染空気を前記第1領域と前記第2領域を連通さ
せる手段を通して前記第2領域内に引込み第2領域内の
空気と共に前記フイルタにかけら第2の排気ファンで前
記タービン建屋外へ排気されて換気が成される。
〔発明の実施例〕
沸騰水型原子炉のタービン建屋に適用した本発明の好適
な一実施例である換気装置を第1図に基づいて説明す
る。タービン架台3上に設置されるタービン2が内部に
配置されているタービン建屋1は、その内部に運転床4
を有している。運転床4に設けられる大物搬入口10
は、運転床4に開閉自在に取付けられた気密用の開閉扉
17により通常は密閉されている。タービン2と運転床
4との間には、シールのためにラバーブーツ18A及び
18Bが設置されている。開閉扉17を閉じてラバーブ
ーツ18A及び18Bの設置により、運転床4より上方
の運転床空間5と運転床4より下方の低放射能領域8及
び高放射能領域9とは気密性を持つて隔離されている。
運転床空間5を取囲むタービン建屋1の側壁に給気用ル
ーバー6が設けられている。複数の排気フアン7が、タ
ービン建屋1の天井部に設けられる。タービン建屋1の
外側で各々の排気フアン7を上方を被うように屋上ダク
ト19が設置されている。屋上ダクト19とタービン建
屋1との間に排気通路20が形成される。自重で自動的
に閉される開閉扉21が、屋上ダクト19に取付けられ
る。放射能モニタ22及び流量計23が、屋上ダクト1
9に設置される。
給気フアン25A,25B及び25Cは、給気ダクト2
6に並列に取付けられる。給気ダクト26は、給気ダク
ト27A,27B及び27Cに分岐されて低放射能領域
8及び高放射能領域9に第1図に示すようにそれぞれ連
絡される。低放射能領域8及び高放射能領域9にそれぞ
れ連絡される排気ダクト28A,28B及び28Cは、
排気ダクト29にまとめられる。フイルタ30A,30
B及び30C、及び排気フアン31A,31B及び31
Cは、それぞれ並列に配置されて排気ダクト29に接続
される。各々の排気フアンは、各各のフイルタの下流側
に配置される。排気フアン31A,31B及び31Cの
出口は、排気筒16に連絡される。
放射線モニタ23及び流量計23の出力信号は、コント
ローラ24及び32に入力される。コントローラ24
は、排気フアン7の駆動状態を制御する。コントローラ
32は、給気フアン25A〜25C及び排気フアン31
A〜31Cを制御する。
沸騰水型原子炉の運転中、タービン2等より運転床空間
5に放射性物質が放出されない正常な場合について説明
する。運転床空間5の換気は、以下のようにして行われ
る。排気フアン7が駆動されると、運転床空間5内の空
気が排気フアン7を通して排気通路20内に流出される
とともに、給気用ルーバー6を通して外部の空気が運転
床空間5内に流入する。排気通路20内に運転床空間5
から流出した空気が流れ始めると、それまで自重にて排
気通路20の出口を封鎖していた開閉扉21が空気流に
より上方に持上げられ、上記の出口を開放する。従つ
て、運転床空間5内の空気は、上記出口を通して外部環
境に放出される。排気通路20内を流れる空気の放射能
レベル及び流量が、放射線モニタ22及び流量計23に
より測定される。コントローラ24及び32は、測定さ
れた放射能レベル及び流量を入力して放射能放出量を求
める。コントローラ24及び32の機能を、1つのコン
トローラに持たせてもよい。コントローラ2は、求めら
れた放射能放出量が所定値より低くければ、排気フアン
7の運転を継続させるように制御する。開閉扉17が閉
されてラバーブーツ18A及び18Bが設置されている
ので、運転床空間5に流入した空気は、運転床4より下
方の低放射能領域8及び高放射能領域9に流入しない。
この状態では、運転床4、開閉扉17及びラバーブーツ
18A及び18Bは、タービン建屋1内を上部領域と下
部領域に気密的に分離している。
下部領域、すなわち、低放射能領域8及び高放射能領域
9の換気は、以下のようにして行う。給気フアン25A
及び25Bが駆動され、給気フアン25Cは予備機であ
つて待機状態にある。また排気フアン31A及び31B
も駆動され、排気フアン31Cは予備機であつて待機状
態にある。給気フアン25A及び25Bは、外部の空気
を吸引してその空気を給気ダクト26に吐出する。給気
ダクト26に流入した空気は、給気ダクト27A〜27
Cにより低放射能領域8及び高放射能領域9に導かれ
る。低放射能領域8及び高放射能領域9内の空気は、排
気ダクト28A〜28Cにより排気ダクト29に流入す
る。この空気は、フイルタ30A及び30Bに導かれ
る。排気する空気中に含まれている放射性物質は、フイ
ルタ30A及び30Bによつて完全に除去される。放射
性物質が除去された空気は、排気フアン31A及び31
Bより吐出されて排気筒16により外部環境に放出され
る。コントローラ32は、放射線モニタ22及び流量計
23の出力信号に基づいて求めた放射能放出量が所定値
に達しない間、給気フアン25A及び25B及び排気フ
アン31A及び31Bの運転を継続させるように制御す
る。給気フアン25C及び排気フアン31Cは、その期
間、停止されている。
運転床空間5から排気通路20内に吐出された空気の放
射能、すなわち運転床空間5内の空気の放射能が所定値
より少ない場合には、前述した如くタービン建屋1内の
運転床4より上方の領域とそれより下方の領域は、別々
の換気装置にて換気され、放射性物質が含まれる可能性
の高い運転床4より下方の領域の空気が運転床4より上
方の領域に流入することはない。
次に、沸騰水型原子炉の運転中においてタービン建屋1
の運転床空間5の放射能が異常に上昇した場合のタービ
ン建屋1内の換気について説明する。
何ろから原因で沸騰水型原子炉の運転中に運転床空間5
内の放射能が異常に上昇すると、排気通炉20内の空気
の放射能を測定している放射線モニタ22の計測値が異
常に高くなる。コントローラ24は、この放射能の異常
値と流量信号に基づいて放射能放出量を求める。当然の
ことながら求めた放射能放出量は、所定値以上の値を示
す。この時、コントローラ24は、中央操作室(図示せ
ず)の異常を示す警報器にアラームを発するとともにモ
ータの電源を切ることによつて排気フアン7の駆動を停
止させる。これにより、排気通路20内を流れる空気流
が停止するので、開閉扉17は自重により下方に下がつ
て排気通路20の出口を封鎖する。従つて、放射能レベ
ルの高い運転床空間5内の空気は、排気通路20を経て
タービン建屋1外の環境に流出することができなくな
る。
この時、コントローラ32は、求めた放射能放出量が所
定値以上になるので、給気フアン25A及び25B及び
排気フアン31A及び31Bの運転を継続させ、新たに
排気フアン31Cを起動させる。コントローラ24及び
32にて設定されている放射能放出量の所定値は、等し
い値である。
排気通路20内の放射能異常上昇を示す警報が前述の如
く中央操作室で発せられた時、放射能に対する防護を行
つた作業員が、タービン建屋1の運転床空間5内に入つ
て開閉扉17を開ける。従つて、大物搬入口10を介し
て運転床空間5と低放射能領域8が連通される。
開閉扉17を開けることによつて、給気用ルーバー6を
介して運転床空間5内に流入した空気は、大物搬入口1
0を介して低放射能領域8へと流入し、排気ダクト29
を経て排気筒16より外部に放出される。給気用ルーバ
ー6から空気が流入するので、排気ダクト29を通る流
量が増大するが、排気フアン31Cを新たに駆動するた
めにその流量の増加は容易にカバーできる。放射能レベ
ルの異常上昇の原因となつた運転床空間5に放出された
放射性物質は、フイルタ30A〜30Cによつて除去で
きる。
運転床4より下方のタービン建屋1内の領域の換気は、
第1図の場合と同様に給気ダク27A〜27C及び排気
ダクト28A〜28Cによつて行われる。このように運
転床空間5の放射能レベル異常上昇時において、排気フ
アン7を介して外部環境に放射性物質が放出されること
がなくなるので、外部環境における被ばく量が著しく低
減される。すなわち、放射性物質が排気筒16から放出
された場合と排気通路20の出口から放出された場合で
は、敷地境界に達するまでに放射性物質が拡散する効果
が異なり、第3図に示すように排気通路2の出口から放
出した場合には排気筒16から放出した場合に比べて放
射能放出率が同じ場合に10倍の被ばく量となる。この
ように、本実施例においては、運転床空間5の放射能レ
ベルが異常に上昇した場合に排気筒16から放出される
ので、従来例に比べて被ばく量は1/10まで低減され
る。従つて、放射線被ばくに対する安全性が著しく向上
する。運転床空間5の放射能レベルが所定レベルよりも
低い沸騰水型原子炉の通常運転時においては、排気通路
20の出口から排気が放出される。しかしながら、コン
トローラ24及び32にて設定されている放射能放出量
の所定値は第3図の特性を考慮して低い値に設定されて
いるので、排気通路20の出口を介して運転床空間5の
空気を外部に排気しても被ばく量は極めて低く、安全で
ある。
第5図は、第4図の従来例の問題点、すなわち、運転床
空間5内の放射能レベルが異常に上昇した場合に排気フ
アン7を介して外部に放射性物質が放出されて被ばく量
が増大するという欠点を解消するタービン建屋の換気装
置を示している。このタービン建屋の換気装置は、従来
から知られている。第1図及び第4図と同一構成は、同
一符号で示す。この従来例は、タービン建屋1の側壁に
給気用ルーバー6を設けずそしてタービン建屋1の天井
に排気フアンを設けない代りに、運転床空間5を給気ダ
クト27Dによつて給気ダクト26にしかも排気ダクト
28Dによつて排気ダクト29にそれぞれ接続したもの
である。タービン建屋1内の運転床4より上方の領域及
びそれより下方の領域とも、給気フアン11及び排気フ
アン15により強制的に換気される。本従来例は、給気
用ルーバー6及び排気フアン7が設置されていないの
で、タービン建屋1内の空気がすべて排気筒16を介し
て排出される。このため、第1図に示す実施例の放射能
レベルの異常上昇の場合と同様に被ばく量が著しく小さ
い。しかしながら、本従来例では、給気フアン11及び
排気フアン15の容量が大きくなる。図示されていない
が、同じ容量の予備機(給気フアン11及い排気フアン
15とも)が必要になる。また、排気筒16での流量が
増加するので、排気筒16の直径が太くなる。
このような第5図の従来例と第1図の実施例とを比較す
ると、本実施例では正常時に排気通路20を通して運転
床空間5内の空気を放出するので、排気筒16からの排
気量を第5図の場合の約63万m/hから50万m
/hへと20%程度減少できる。従つて、本実施例で
は、排気筒16の直径を第5図の場合の90%に低減で
き、給気ダクト26に接続される給気フアン及び排気ダ
クト29に接続される排気フアンの容量を第5図の80
%の容量に低減できる。本実施例において、運転床空間
5の放射能レベルが異常に上昇した場合には、正常時の
排気に対する予備機である排気フアン31Cを起動させ
るので、異常上昇時の排気を考慮して新たに予備機を設
ける必要はない。放射能レベルの異常上昇が生じる確立
は、極めて低く、このために異常時の排気を考慮して新
たに予備機を設けなくてもよい。正常時の予備機である
排気フアン31Cを駆動することは、1ケ月程度の短期
間であれば、特に支障はない。この間に放射能レベル異
常上昇の原因を究明して修理をすれば、前述の正常時に
おける換気装置の運転状態に戻される。ただし、正常時
の運転に戻るま前に、作業員によつて開閉扉17が閉じ
られる。そして、コントローラ24及び32に操作盤よ
り指令を出して異常時から正常時の運転制御に移行させ
る。開閉扉17の開閉動作は、遠隔操作にて自動的に行
つてもよい。本実施例では、正常時においては給気フア
ン25A及び25B及び排気フアン31A及び31Bを
駆動するだけでよく、それらのトータル容量は第5図の
場合の給気フアン及び排気フアンの運転容量に比べて著
しく小さい。従つて、正常時における給気フアン及び排
気フアンの駆動に要する消費電力が小さい。
次に、約1年間に1回実施されるタービン2の定期検査
時におけるタービン建屋1の換気について説明する。第
1図に示す本実施例において定期検査に先立つて開閉扉
17が作業員によつて開けられる。そして、コントロー
ラ24及び32に、前述の操作盤よりタービン2の定期
検査を行う旨の信号を入力する。この信号を入力したコ
ントローラ24は、モータの電源を切ることによつて排
気フアン7の駆動を停止させる。コントローラ32は、
その信号を入力することにより今まで駆動されていた給
気フアン25Bを停止させ、しかも待機状態にあつた排
気フアン31Cを駆動させる。定期検査中は沸騰水型原
子炉の運転が停止されているので、高放射能領域9にあ
る復水器,給水加熱器等の熱発生源となる機器からの放
熱が少なくなる。従つて、高放射能領域9の熱除去の必
要がなくなり、高放射能領域9の換気風量を大幅に低減
できる。低放射能領域8も同様である。低放射能領域8
及び高放射能領域9の換気風量を低減できるので、給気
フアン25Aの一台のみの駆動で十分である。給気用ル
ーバー6から運転床空間5に流入した空気は、大物搬入
口10を通つて低放射能領域8内に達する。そして、こ
の空気は、給気フアン25Aにて供給された空気ととも
にフイルタ30A〜30Cを通つて排気筒16から外部
に放出される。このような状態は、タービン2の定期検
査期間中保持される。前述のような換気が行われている
間に、タービン2のケーシング(図示せず)が取外さ
れ、タービン2のローターの保守点検がなされる。保守
点検終了後、タービン2のローター上にケーシングが取
付けられる。そして、定期検査時の換気操作が終了し、
正常時の状態に戻る。定期検査時の換気操作終了は、コ
ントローラ24及び32にその旨の指令を入力すること
によつて行われる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、運転床上方の空間(第1領域)の放射
能レベルが高まったときには、運転床下方の空間(第2
領域)を運転床上方の空間の空気をフイルタを通じてタ
ービン建屋外部へ排気する流路として利用できるから、
運転床上方の空間から排気流路を専用に備えなくて済、
コンパクト化と放射性物の外部への放出の低減化とを両
立させることが出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例であるタービン建屋の
換気装置の構造図、第2図は第1図の換気装置の放射能
異常上昇時または定期検査時の換気状態を示す説明図、
第3図は放射性物質の放出源高さと被ばく線量との関係
を示す特性図、第4図及び第5図は従来のタービン建屋
の換気装置を構造を示す構造図である。 1…タービン建屋、2…タービン、4…運転床、5…運
転床空間、6…給気用ルーバー、7…給気用ルーバー、
8…低放射能領域、9…高放射能領域、16…排気筒、
17…開閉扉、19…屋上ダクト、22…放射線モニ
タ、24,32…コントローラ、25A,25B,25
C…給気フアン、26,27A〜27C…給気用ダク
ト、28A〜28C,29…排気ダクト、30A〜30
C…フイルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービン建屋内に設けられて前記タービン
    建屋内を上下に気密性を持って上方の第1領域及び下方
    の第2領域に区分する運転床と、前記第1領域内に前記
    タービン建屋外から空気を導く開口と、前記第1領域内
    から前記タービン建屋外へ前記第1領域内の空気を第1
    の排気ファンで放出する第1排気手段と、前記第1の排
    気ファンの駆動及び停止を制御するコントローラと、前
    記第1領域で発生した放射能の測定手段と、前記第1の
    排気ファンの停止時に前記第1の排気ファンに連通する
    排気通路を封鎖する手段と、前記運転床に設けられて前
    記第1の排気ファンの停止された時に前記第1領域と前
    記第2領域を連通させる手段と、給気ファンで前記ター
    ビン建屋外から前記第2領域内へ空気を供給する給気手
    段と、前記第2領域内の空気を前記タービン建屋外にフ
    イルタを通じて第2の排気ファンで流出させる第2排気
    手段と、前記第2排気手段の排気量の加減手段とからな
    るタービン建屋の換気装置。
JP59227255A 1984-10-29 1984-10-29 タ−ビン建屋の換気装置 Expired - Lifetime JPH068885B2 (ja)

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