JPH0688169B2 - コアドリル - Google Patents

コアドリル

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JPH0688169B2
JPH0688169B2 JP9190991A JP9190991A JPH0688169B2 JP H0688169 B2 JPH0688169 B2 JP H0688169B2 JP 9190991 A JP9190991 A JP 9190991A JP 9190991 A JP9190991 A JP 9190991A JP H0688169 B2 JPH0688169 B2 JP H0688169B2
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JP
Japan
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center
drilling
core
base body
hole
Prior art date
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JP9190991A
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JPH04322907A (ja
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昌明 宮永
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Miyanaga KK
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Miyanaga KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的分厚い鋼板な
どの金属板に大口径孔を穿孔するのに好適なコアドリル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属板などに大口径孔を穿孔
するコアドリルとして、上端にシャンクを有する基体に
対し、下端開口周縁に穿孔刃部を設けたコア体を着脱自
在に取付け、基体中心部にセンターピンを備えたコアド
リルが提案されている。(例えば、特公昭58−549
21号公報参照)上記する構成のコアドリルにおいて、
センターピンは、常態においてバネの付勢下に先端部を
コア体より下方に突出させており、分厚い金属板に穿孔
する場合は、金属板面の穿孔中心位置に凹設した窪み
部、またはドリルにより適宜深さに穿設したセンター孔
にセンターピン先端部を保持させ、コアドリルを金属板
に押し付けてコア体により穿孔するのに合わせてセンタ
ーピンはバネに抗して基体内に押し込まれて行くもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、センターピ
ンを備えるコアドリルによる穿孔で、センターピンはコ
ア体による穿孔開始から穿孔を終了するまでの間、穿孔
中心位置に安定していることが求められるが、上記する
ように、金属板面の穿孔中心位置に形設した窪み部にセ
ンターピン先端をバネの付勢力で押し付けて保持させる
場合は、窪み部が浅かったり、バネの付勢力が弱かった
りすると、穿孔途中にセンターピンが窪み部から躍り出
るようなことがあって円滑に穿孔作業を継続できない場
合がある。
【0004】また、金属板面の穿孔中心位置にドリルに
より適宜深さにセンター孔を穿設する場合は、このセン
ター孔穿設のために通常穿孔用のドリルを別途用意して
おくことが必要で穿孔作業を繁雑にする。
【0005】そこで、上記するようなセンターピンを備
えるコアドリルの問題を解決するために、センターピン
に換えてコアドリルの基体中心部にセンタードリルを固
定的に装着したコアドリルも実用されている。
【0006】このセンタードリルを備えるコアドリルで
は、コア体による穿孔に先立って金属板面の穿孔中心位
置にセンタードリルでセンター孔が穿孔されるため、穿
孔途中でセンタードリルがセンター孔から躍り出るよう
なことはないが、分厚い金属板などに対する穿孔では、
コア体による穿孔が開始された後もセンタードリルによ
る穿孔も継続されるので、両方の同時的穿孔で切削抵抗
が増大して作業能率を低下させる難点がある。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みなされたもの
であって、金属板などの穿孔において穿孔中心位置に専
用の穿孔刃体によってセンター孔を先に穿設し、コア体
による穿孔時にはこのセンター孔にセンターピンを嵌入
保持させるようにしたことによって作業性の良いコアド
リルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明の要旨とするところは、シャンクを有する
基体に取付けたコア体と、基体中心部にバネの付勢下に
基体に対し軸心方向に出入り自在に装着したセンターピ
ンを備えたコアドリルにおいて、前記基体の下面中央部
に、下端部に所定の深さでセンター孔を穿孔する穿孔刃
部と、中心部にセンターピンを収嵌する中孔と、上端部
に基体との間で不回動に係合する係合部を設けた穿孔刃
体を着脱自在に取付けたことを特徴とするコアドリルに
ある。
【0009】
【作用】分厚い金属板などの穿孔において、穿孔中心位
置に穿孔刃体によって所定深さのセンター孔を穿孔し、
この後、穿孔刃体を外してセンターピンをセンター孔に
嵌入保持してコア体による目的の大口径孔の穿孔を行う
ので、センターピンの位置が確定して安定性が高い。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図1はこの発明にかかるコアドリルの一部
を欠除した正面図、図2は要部の側面図である。
【0012】図において、1 は基体で、上面中央に駆動
軸のチャックによる支持されるシャンク2 を有し、基体
1 回りに上部に肩部4 を段設したコア体取付け部3 を形
成し、このコア体取付け部3 周面に鈎状をなす係合溝5
を凹設している。
【0013】6 は基体1 に着脱自在に取付けた筒状をな
すコア体で、下端開口周縁に穿孔刃部7 を設け、上端開
口部内面にコア体取付け部3 の係合溝5 に係合する係合
突起8 を設けたもので、基体1とコア体6 との結合に
は、コア体6 の上端開口部にコア体取付け部3 を嵌挿し
て係合突起8 を係合溝5 に入れ、上端開口縁を肩部4 に
当接させた状態で基体1 とコア体6 を相対的に回動させ
ると、係合突起8 が係合溝5 端部に到達して上端開口縁
と肩部4 の当接関係を強め、また、係合突起8 が係合溝
面に圧着させられて基体1 とコア体6 はがた付きなく確
り結合させる。
【0014】9 は基体1 に対し軸心方向に出入り自在に
装着したセンターピンで、頭部10を有し、先端部11を円
錐状もしくは角錐状に尖らせている。
【0015】12は基体1 の下面中央に開口し、シャンク
2 部に掛けて軸心部長手方向に穿設したセンターピン9
が出入りする中孔で、基体1 の下面側に段部13を形設し
てセンターピン9 の貫通部12a を設けており、この貫通
部12a にセンターピン9 をシャンク2 側から挿入して段
部13にピン頭部10を係止させてセンターピン9 が抜出し
ないようにしている。
【0016】14は取付け孔12内に装填したバネで、ピン
頭部10を押圧してセンターピン9 を外向きに付勢し、常
態ではピン先端部11がコア体6 下端より下方に突出する
ようにしている。
【0017】15は基体1 下面中央部に着脱自在に取付け
た穿孔刃体で、下端部にセンターピン9 と同径で所定の
長さの穿孔刃部16を設け、体内中心部には上端に開口し
てセンターピン9 を収嵌する中孔17を設け、上端部には
基体1 との係合部18を設けたもので、この係合部18は、
センターピン9 を中央にして基体1 下面に突設した係合
突起19a と、この係合突起19a に対応して穿孔刃体15上
端部に凹設した切り込み状の係合溝19b と、この係合溝
19bの側部開放端部を横切るようにして穿孔刃体15周面
に設けた溝条20と、この溝条20に嵌着され、縮径方向に
弾力が作用する弾性リング21からなり、センターピン9
を中孔17内に収嵌して係合突起19a と係合溝19b が係合
した状態で弾性リング21は係合突起19a の側部両端面に
設けた溝条20に弾力的に嵌入して基体1 に対する穿孔刃
体15の取付け状態を維持し、且つ、不回動とするもの
で、基体1 に対して穿孔刃体15を引き離す方向 (軸心方
向)に引っ張ると弾性リング21が係合突起19a の溝条20
から外れて基体1 と穿孔刃体15が分離される。
【0018】上記構成において、分厚い金属板に対する
穿孔要領を説明する。
【0019】基体1 にコア体6 を取付け、基体1 下面に
は結合部を介して穿孔刃体15を取付けた状態で、まず、
穿孔刃体15の穿孔刃部16により金属板の穿孔中心位置に
センター孔を穿孔する。このセンター孔が所定の深さに
達したところで、一旦、作業を中断して基体1 から穿孔
刃体15を外し、センターピン9 の先端部11をセンター孔
内に挿入保持してコア体6 の穿孔刃部7 によって目的の
大口径孔を穿孔する。
【0020】
【効果】上記のように構成したこの発明によれば、セン
ターピンを備えたコアドリルの基体下面に着脱自在に穿
孔刃体を組合せ、コア体による穿孔に先立って穿孔刃体
により所定深さのセンター孔を穿孔した後、このセンタ
ー孔にセンターピンを嵌入保持させてコア体により目的
の大口径孔を穿孔するようにしたから、センターピンの
位置が確定して安定性が高く円滑な穿孔を実現する。ま
た、穿孔刃体は嵩が小さく基体に取付けて形態上からは
ほとんど従来のセンタードリルを備えたコアドリルと変
わらず取扱いに便利であり、しかも、穿孔作業上からは
従来のセンタードリルを備えたコアドリルに比べて、セ
ンタードリルとコア体との穿孔が同時的に進行すること
がないので切削抵抗を小さくして穿孔能率を高くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるコアドリルの一部を欠除した
正面図である。
【図2】要部の側面図である。
【符号の説明】
1 …基体 2 …シャンク 6 …コア体 9 …センターピン 14…バネ 15…穿孔刃体 16…穿孔刃部 17…中孔 18…係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクを有する基体に取付けたコア体
    と、基体中心部にバネの付勢下に基体に対し軸心方向に
    出入り自在に装着したセンターピンを備えたコアドリル
    において、前記基体の下面中央部に、下端部に所定の深
    さでセンター孔を穿孔する穿孔刃部と、中心部にセンタ
    ーピンを収嵌する中孔と、上端部に基体との間で不回動
    に係合する係合部を設けた穿孔刃体を着脱自在に取付け
    たことを特徴とするコアドリル。
JP9190991A 1991-04-23 1991-04-23 コアドリル Expired - Lifetime JPH0688169B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9190991A JPH0688169B2 (ja) 1991-04-23 1991-04-23 コアドリル

Applications Claiming Priority (1)

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JP9190991A JPH0688169B2 (ja) 1991-04-23 1991-04-23 コアドリル

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Publication Number Publication Date
JPH04322907A JPH04322907A (ja) 1992-11-12
JPH0688169B2 true JPH0688169B2 (ja) 1994-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04322907A (ja) 1992-11-12

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