JPH0687814U - 傾斜測定器 - Google Patents

傾斜測定器

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Publication number
JPH0687814U
JPH0687814U JP3008793U JP3008793U JPH0687814U JP H0687814 U JPH0687814 U JP H0687814U JP 3008793 U JP3008793 U JP 3008793U JP 3008793 U JP3008793 U JP 3008793U JP H0687814 U JPH0687814 U JP H0687814U
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JP
Japan
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communication device
shaped substrate
bubble tube
attached
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Pending
Application number
JP3008793U
Other languages
English (en)
Inventor
健 吉岡
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低架の通信装置等の機器を立架する際に、通
信装置の任意の高さに取り付けて、通信装置の傾き状況
を正確に、しかもリアルタイムで確認できる測定器を提
供することを目的とする。 【構成】 同一平面上で主気泡管4と副気泡管5が直交
するように配設した水準器を、直角に折曲したL形基板
の外側面に取り付けた傾斜測定器であって、水準器はL
形基板の折曲した稜線が垂直のときに水平を指示するよ
うに取り付けられ、またL形基板の内側面には、着脱自
在に取り付け可能とする部材を設けた構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、垂直度あるいは水平度を測定する測定器に関するものであり、特に 低架の通信装置等の機器を立架する際に、その垂直、水平の据え付け具合を確認 調整するのに適した測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
局舎内に設置する交換機等の通信装置は、水平な床に垂直に設置する必要があ る。このため、設置にあたっては、垂直(水平)性を測定するのに水準器あるい は振り下げを用いていた。
【0003】 水準器は、気泡をガラス管などの透明な容器の中に流体と共に封入し、気泡の 移動により水平度または垂直度を測定するものであり、一度に直交する2方向の 傾きを測定できる主気泡管と副気泡管との2つの水準を備えた精密角形水準器( JIS B7510)がよく用いられている。一般に交換機などの通信装置の筐 体は直方体であるので、前述した水準器を通信装置の上面や側面に当てて傾きを 測定している。すなわち、通信装置の前後方向を主気泡管で測定するように水準 器を当てた場合には、主気泡管の気泡が通信装置の前後の傾きを示し、副気泡管 の気泡が通信装置の左右の傾きを示すようになるので、両方の気泡管の気泡がい ずれも中央にくるよう通信装置の傾きを調整すれば垂直に立架することができる 。
【0004】 次に、振り下げを説明する。振り下げの原理は、糸の先端に錘を付けて垂下し、 この糸を基準に垂直度等を測るものである。図4は、振り下げを用いた通信装置 11の立架の様子を示す斜視図であり、糸9の下端に錘10を取り付け、上端を 通信装置11に取付けられた固定部8に結び付けて振り下げとする。前述したよ うに通信装置11の筐体は直方体であるので、例えば通信装置11の右側面と正 面とが垂直になるように設置すれば、垂直に立架することができる。そこで、振 り下げの固定部8を通信装置11の右側面に取付け、錘10の振れを止めた状態 で糸9と通信装置11の筐体外面との間隔を複数位置で計測する。この時、正確 な傾きを求めるため計測位置をなるべく離すのが好ましく、例えば図示のように 糸9の固定部8近傍での間隔L1と、錘10の近傍での間隔L2を測定する。こ の時、L1〉L2の場合には、通信装置11は右上がりに傾いた状態になってい るので、右側を下げるように調整し、再度L1とL2を測定する。このような計 測・調整の操作をL1=L2となるまで繰り返す。これにより、通信装置11の 左右の傾きはなくなったと判断できる。次に、通信装置11の前後の傾きを調整 するため、振り下げの固定部8を正面に移し、同様に計測と調整の操作を繰り返 す。これにより通信装置11を垂直に立架することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように水準器を使用する場合には、通信装置の上面や側面に水準器を 当てておく必要があり、気泡を確認しづらい、或いは水準器を正確に設置できな い、更には水準器を固定できないという問題があった。また、振り下げを使用し た場合には、傾きを求めるのに正面と側面で2回操作する必要があること、計測 と調整を繰り返し行うことが必要であること等、通信装置の立架に多大な時間が かかるという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、上述した問題点を解決し、低架の通信装置等の機器を立架す る際に、通信装置の傾き状況を正確に、しかもリアルタイムで確認できる測定器 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案では、同一平面上で主気泡管と副気泡管が直 交するように配設した水準器を、直角に折曲したL形基板の外側面に取り付けた 傾斜測定器であって、水準器はL形基板の折曲した稜線が垂直のときに水平を指 示するように取り付けられ、またL形基板の内側面に着脱自在に取り付け可能と する部材を設けた構成とした。
【0008】
【作用】
このように構成したため、本考案の傾斜測定器に設けたL形基板の内側を、通 信装置の筐体の稜線部の任意の高さに取り付けることによって、気泡を確認しや すい高さで測定でき、しかも通信装置の前後左右の傾きが両方の気泡管の気泡の 位置で同時に正確に知ることができるので、通信装置の立架における調整を垂直 度(傾き)をリアルタイムに確認しながら行うことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。 図1は、本考案の傾斜測定器の一実施例を示す斜視図である。傾斜測定器は、 L形基板1と水準器2とから構成される。L形基板1は、中央部で直角に折り曲 げた形状である。水準器2は、直方体のケース3に主気泡管4と副気泡管5とが 直交するように設けられ、ケース3の上面から主気泡管4と副気泡管5の気泡6 、6が視認できるよう構成されている。これにより、水準器2は、その上面で相 互に直交する2方向の傾きを同時に測定することができる。ここで、主気泡管4 と副気泡管5とは、気泡をガラス管等の透明な容器中に液体と共に封入した周知 のものでよい。この水準器2は、図1のように直角に折り曲がったL形基板1の 一方の側板の外側面に折り曲がりの稜線が垂直なときに水準器2の上面が水平と なるように取り付けられている。また、L形基板1の両内側面には、厚さ均一の 平板磁石7を取り付けている。なお、図1ではL形基板1の両内側面に平板磁石 7を設けているが、片面だけに設けてもよい。更に、磁石は平板状である必要は なく、厚さが均一であれば、円板状等の磁石片を1または複数個、L形基板の内 側面に設ける構成でもよい。また、磁石に代えて、粘着材を用いてもよい。
【0010】 次に、本実施例の傾斜測定器の使用方法について、図2を参照して説明する。 図中、通信装置11は、立方体筐体を有し、その下面部には図示しないジャッキ 等の筐体の傾きを調整できる機構が設けられている。この通信装置11の筐体は 、一般に鉄板等の磁性体で構成されているので、傾斜測定器をそのL形基板1の 内側面に取り付けた磁石7によって、通信装置11の筐体に着脱自在に取り付け ることができる。なお、筐体が非磁性の材質の場合には、粘着テープなど筐体の 材質に適した部材をL形基板1の内側面に取り付けたものを用いる。
【0011】 従って、傾斜測定器のL形基板1の内側面を、図2のように通信装置11の前 面と側面との直角稜線部に押し付けて取り付けることにより、水準器2によって 通信装置11の前後、左右のそれぞれの傾き具合を同時に計測することができる 。
【0012】 このようにして通信装置11の直角稜線部に傾斜測定器を取り付けた状態の要 部を、垂直上方から見た平面図として図3に示す。図3では、主気泡管4の気泡 6はほぼ中央に位置し、副気泡管5の気泡6は中央より右方向に位置することか ら、通信装置11は前後には傾いていないが、右上がりに傾いていることがわか る。そこで、通信装置11下面部に設けた図示しないジャッキ等を調整して右側 を下げ、副気泡管5の気泡6が中央に位置するまで操作する。このように、両方 の気泡管4、5の気泡6、6が共に丁度中央に位置するように操作することによ り、通信装置11は垂直(水平)に設置されたこととなるので、立架作業は完了 する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の傾斜測定器では通信装置の筐体の垂直稜線部の 任意の高さに着脱自在に取り付けられるので気泡の確認しやすい場所に取り付け ることができ、しかも通信装置等の前後左右の傾きが両方の気泡管の気泡の位置 で同時にリアルタイムで知ることができるので、通信装置等の垂直度(傾き)を 確認しながら据え付け調整をすることができる利点がある。同時に、通信装置等 の機器の立架に際して、操作を簡易化し、かつ時間の短縮化を図ることができる 利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の傾斜測定器を示す斜視図で
ある。
【図2】本考案の傾斜測定器を通信装置に取り付けた状
態の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の通信装置に取り付けた傾斜測定器の状態
を上方から見た説明図である。
【図4】従来の垂直度を測定する方法を説明する斜視図
である。
【符号の説明】
1 L形基板 2 水準器 3 水準器のケース 4 主気泡管 5 副気泡管 6 気泡 7 平板状磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一平面上で主気泡管と副気泡管が直交す
    るように配設した水準器を、直角に折曲したL形基板の
    外側面に取付けた傾斜測定器であって、前記水準器は前
    記L形基板の折曲した稜線が垂直のときに水平を指示す
    るように取り付けられ、前記L形基板の内側面には着脱
    自在に取付け可能とする部材を設けたことを特徴とする
    傾斜測定器。
JP3008793U 1993-06-07 1993-06-07 傾斜測定器 Pending JPH0687814U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3008793U JPH0687814U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 傾斜測定器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3008793U JPH0687814U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 傾斜測定器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687814U true JPH0687814U (ja) 1994-12-22

Family

ID=12294015

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JP3008793U Pending JPH0687814U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 傾斜測定器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160135036A (ko) * 2015-05-15 2016-11-24 경북대학교 산학협력단 건축물의 패널 설치용 수준기
CN112229292A (zh) * 2020-10-26 2021-01-15 浙江美浓世纪集团有限公司 一种纸张量角器

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KR20160135036A (ko) * 2015-05-15 2016-11-24 경북대학교 산학협력단 건축물의 패널 설치용 수준기
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