JPH06857A - 射出成型機の制御装置 - Google Patents

射出成型機の制御装置

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JPH06857A
JPH06857A JP16131892A JP16131892A JPH06857A JP H06857 A JPH06857 A JP H06857A JP 16131892 A JP16131892 A JP 16131892A JP 16131892 A JP16131892 A JP 16131892A JP H06857 A JPH06857 A JP H06857A
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JP
Japan
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output
pressure
load pressure
integrator
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Withdrawn
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JP16131892A
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English (en)
Inventor
Yuji Onishi
祐史 大西
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 速度−圧力制御の切り換え時に、設定された
目標値に高速かつ忠実に追随できる射出成型機の制御装
置を提供すること。 【構成】 シリンダ負荷圧検出器16により検出された
検出圧力と予め設定されたシリンダ負荷圧との偏差値を
検出する偏差値検出器22手段を備え、この偏差値検出
器の出力はPID補償器23に供給される。PID補償
器は偏差値に応じた駆動出力をサーボ弁14に供給す
る。このPID補償器には積分器24が並列に接続され
ている。この積分器の入力側にはスイッチ28が設けら
れている。前記偏差値検出器の出力は、前記偏差値を予
め設定された範囲の閾値と比較するコンパレータ26に
供給される。このコンパレータの出力は前記スイッチを
次のように開閉制御するように構成されている。このス
イッチは、前記偏差値が前記閾値の範囲内にあるときの
み前記偏差値検出器の出力が前記積分器に供給されるよ
うに、前記コンパレータの出力により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧射出成型機の制御装
置に関し、特にフィードバック制御方式の射出成型機に
おける速度−圧力切換え制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧射出成型機における充填工程
中の制御は、一つのバルブを用いて速度−圧力切換え制
御を経時的に連続して行っている。一方、制御すべき速
度や圧力の目標値の設定に対し、忠実な動作を再現性よ
く行うために一般にフィードバック制御が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の射出
成型機においては、速度制御から圧力制御への切り換え
は、射出成型機のスクリューの位置またはシリンダ圧力
などにより行われていた。しかしながら、シリンダ圧力
により速度(V)−圧力(P)制御の切り換えを行う場
合には、PID補償器上の制約により圧力を連続的な操
作量として与えることができない。このため、従来の装
置においては図6の斜線部61に示すように、速度−圧
力制御の切り換え直後に圧力が設定値より落ち込むとい
う問題点があった。この問題を解決するため補償器の圧
力ゲインを上げると補償器が発振を生じる不具合があ
り、また補償器のPID要素のうちの積分要素を大きく
取ると、図7に示すようにオーバーシュートやアンダー
シュートが大きくなるという欠点が生じ、有効な解決に
はならなかった。
【0004】従って本発明は、速度−圧力制御の切り換
え時において、設定された目標値に高速かつ忠実に追随
できる射出成型機の制御装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、射出シ
リンダの油圧制御部に供給する油の量を制御するサーボ
弁と、このサーボ弁を制御する制御装置と、前記射出シ
リンダの油圧制御部におけるシリンダ負荷圧を検出して
前記制御装置にフィードバックするシリンダ負荷圧検出
手段とを有する射出成型機において、前記制御装置は、
前記シリンダ負荷圧検出手段により検出された検出圧力
と予め設定されたシリンダ負荷圧との偏差値を検出する
偏差値検出手段と、この偏差値検出手段の出力が供給さ
れこの偏差値に応じた駆動出力を前記サーボ弁に供給す
るPID補償器と、このPID補償器に並列に接続され
前記偏差値検出手段の出力が入力信号として供給されそ
の出力が前記PID補償器の出力に加算される積分器
と、前記偏差値検出手段の出力が供給され、前記偏差値
を予め設定された範囲の閾値と比較するコンパレータ
と、このコンパレータの出力によりオン、オフ制御され
るように、前記積分器の入力側に設けられたスイッチン
グ手段とを備え、このスイッチング手段は、前記偏差値
が前記閾値の範囲内にあるときのみ前記偏差値検出手段
の出力が前記積分器に供給されるように構成したことを
特徴とする。
【0006】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明が適用される油圧射出成型機の構成
を示す断面図およびその制御装置のブロック図である。
射出成型機11は、金型12と、この内部に溶融可塑化
樹脂を射出する射出部13とを含んで構成されている。
射出部13は、射出シリンダ13aとサーボ機構とを有
する。サーボ機構においては、その油圧シリンダ後部に
油13bが収容されており、油圧を制御するためのサー
ボ弁14により油13bを油圧シリンダに対して注入お
よび排出する。
【0007】このサーボ弁14により油圧を変えると、
スクリュー13cの位置が変わって金型12内に樹脂が
充填される。サーボ機構における油圧シリンダの後部に
は、シリンダ負荷圧を検出するシリンダ負荷圧検出器1
6が配置されている。このシリンダ負荷圧検出器16の
検出出力は制御装置17に与えられる。この制御装置1
7には、シリンダ負荷圧目標値などの情報を入力する目
標設定器18が接続されている。制御装置17の出力は
サーボ弁14に与えられる。
【0008】このような油圧射出成型機による射出成型
は、樹脂の可塑化→射出→保圧→冷却という工程で行わ
れる。この工程中の射出工程では、スクリュー13cが
可塑化された樹脂を所定の流速で金型12に射出する。
金型12内が可塑性樹脂により満たされると、サーボ弁
14の制御により、スクリュー13cの前進が停止さ
れ、保圧工程に入る。この射出工程から保圧工程への切
り換えは、射出成型機の速度/圧力切り換え制御により
行われる。
【0009】図2はこのようなサーボ弁14の制御を行
うための射出成型機用制御装置の構成を示すブロック図
である。端子21にはシリンダ負荷圧の設定値が与えら
れ、この信号は偏差値検出器22に一方の入力として供
給される。偏差値検出器22には射出成型機11のシリ
ンダ負荷圧検出器16の出力fbが他方の入力として与
えられる。偏差値検出器22はシリンダ負荷圧検出器1
6により検出された検出圧力と予め設定されたシリンダ
負荷圧設定値との偏差値を検出し、この出力をPID補
償器23に入力信号として与える。
【0010】PID補償器23はその入力信号に応じた
サーボ弁駆動出力を出力として発生し、これをサーボ弁
14に供給する。サーボ弁14は射出成型機11のサー
ボ機構における油圧シリンダの油圧を制御し、これによ
り発生した油圧シリンダのシリンダ負荷圧をシリンダ負
荷圧検出器16により検出し、この出力を偏差値検出器
22にフィードバックする。
【0011】PID補償器23にはこれと並列に積分器
24が接続されている。この積分器24には偏差値検出
器22の出力が入力信号として供給され、その出力は加
算器25によりPID補償器23の出力に加算される。
この積分器24は入力偏差に対する出力操作量が大きく
なるように積分定数が大きく設定されている。偏差値検
出器22の出力はまたコンパレータ26にその一方の入
力として供給される。コンパレータ26の他方の入力端
子27には予め設定された範囲の閾値が与えられてい
る。
【0012】コンパレータ26は、前記偏差値検出器2
2の出力と前記閾値圧とを比較し、偏差値が閾値の範囲
内にあるときのみ出力を発生する。このコンパレータ2
6の出力によりスイッチ28が開閉制御される。このス
イッチ27は、コンパレータ26の出力により積分器2
4の入力回路を開閉するように制御される。すなわち、
偏差値が閾値の範囲内にあるときのみ入力回路を閉成
し、偏差値検出器22の出力が積分器24に供給され
る。
【0013】次に、このように構成された本発明の制御
装置の動作を図3乃至図6を用いて説明する。図3の破
線31は予め設定されたシリンダ負荷圧の設定値で、曲
線32はシリンダ負荷圧検出器16の検出値を示してい
る。シリンダ負荷圧の設定値31と検出値32との差は
偏差値検出器22の出力である偏差値を示している。図
3では一点鎖線33,34によりコンパレータ26が動
作する閾値の範囲を便宜的にオーバラップさせて示して
おり、これら上下の閾値の範囲内に偏差値が存在する期
間のみ、コンパレータ26は出力を発生し、積分器24
の入力回路を閉成する。したがって、それ以外の期間に
おいてはコンパレータ26は出力を発生せず、積分器2
4の入力回路は開路状態にあるため、偏差値検出器22
の出力はPID補償器23のみを介してサーボ弁14に
与えられる。
【0014】速度−圧力の切り換え時点においては、図
3に示されるように、検出値32は急速に立上がり、偏
差値が上下の閾値33,34の範囲内に到達すると、コ
ンパレータ26が出力を発生する。これにより、積分器
24の入力に偏差値信号が加えられる。この積分器24
は積分定数が大きく設定されているため出力操作量が大
きい。この積分器24の操作量をPID補償器23の操
作量に加えることにより、図3に示されるように、検出
値32をシリンダ負荷圧の設定値31に迅速に整定する
ことができ、また図4の検出圧曲線41に示すように、
速度(V)−圧力(P)切換え制御の切り換え時42に
圧力が設定値43より落ち込むことが防止される。な
お、図4の波形44は速度検出値を、波形45は速度設
定値をそれぞれ示している。
【0015】上記の実施例においては設定波形として図
4に示すように、ステップ波形としたが、積分器を有効
に働かせるためには、図5に示すような、1次フィルタ
波形(A)、ランプ関数波形(B)、ランプ関数+1次
フィルタ波形(C)、ランプ関数+2次フィルタ波形
(D)、サイクロイド関数波形(E)等の発生器を端子
21の入力側に設ければよい。これらの波形の利用によ
り、設定値からの偏差が積分器を動作させる閾値内に入
る区間が長くなり、設定値への整定がより迅速になる。
【0016】なお、実施例では、射出成型機に適用して
説明したが、本発明は射出成型機以外の制御系にも適用
可能であることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィードバック制御方式の射出成型機における速度−圧力
制御の切り換え時において、圧力が設定された目標値に
高速かつ忠実に追随できる制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される油圧射出成型機の構成を示
す断面図およびその制御装置のブロック図である。
【図2】本発明による油圧射出成型機の制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明による油圧射出成型機の制御装置の動作
を説明するためのシリンダ負荷圧の時間的変化を示すグ
ラフである。
【図4】本発明による油圧射出成型機の制御装置の動作
を説明するための設定圧に対するシリンダ負荷圧および
速度の時間的変化を示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施例を説明するための設定圧の
時間的変化を示すグラフである。
【図6】従来の油圧射出成型機の制御装置の動作を説明
するための設定圧に対するシリンダ負荷圧および速度の
時間的変化を示すグラフである。
【図7】従来の油圧射出成型機の制御装置の動作を説明
するためのシリンダ負荷圧の時間的変化を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
12 金型 13 射出部 13a 射出シリンダ 13b 油 13c スクリュー 16 シリンダ負荷圧検出器 21 端子 22 偏差値検出器 25 加算器 26 コンパレータ 28 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダの油圧制御部に供給する油
    の量を制御するサーボ弁と、このサーボ弁を制御する制
    御装置と、前記油圧制御部におけるシリンダ負荷圧を検
    出して前記制御装置にフィードバックするシリンダ負荷
    圧検出手段とを有する射出成型機において、前記制御装
    置は、前記シリンダ負荷圧検出手段により検出された検
    出圧力と予め設定されたシリンダ負荷圧との偏差値を検
    出する偏差値検出手段と、この偏差値検出手段の出力が
    供給されこの偏差値に応じた駆動出力を前記サーボ弁に
    供給するPID補償器と、このPID補償器に並列に接
    続され前記偏差値検出手段の出力が入力信号として供給
    されその出力が前記PID補償器の出力に加算される積
    分器と、前記偏差値検出手段の出力が供給され、前記偏
    差値を予め設定された範囲の閾値と比較するコンパレー
    タと、このコンパレータの出力によりオン、オフ制御さ
    れるように、前記積分器の入力側に設けられたスイッチ
    ング手段とを備え、このスイッチング手段は、前記偏差
    値が前記閾値の範囲内にあるときのみ前記偏差値検出手
    段の出力が前記積分器に供給されるように構成したこと
    を特徴とする射出成型機の制御装置。
JP16131892A 1992-06-19 1992-06-19 射出成型機の制御装置 Withdrawn JPH06857A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16131892A JPH06857A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 射出成型機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16131892A JPH06857A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 射出成型機の制御装置

Publications (1)

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JPH06857A true JPH06857A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15732820

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JP16131892A Withdrawn JPH06857A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 射出成型機の制御装置

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JP (1) JPH06857A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327094A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Japan Steel Works Ltd:The 保圧切替制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327094A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Japan Steel Works Ltd:The 保圧切替制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831