JPH0678647B2 - 重層鉄骨構造物 - Google Patents

重層鉄骨構造物

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JPH0678647B2
JPH0678647B2 JP18391186A JP18391186A JPH0678647B2 JP H0678647 B2 JPH0678647 B2 JP H0678647B2 JP 18391186 A JP18391186 A JP 18391186A JP 18391186 A JP18391186 A JP 18391186A JP H0678647 B2 JPH0678647 B2 JP H0678647B2
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JP
Japan
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truss
support
support structure
steel
floors
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JP18391186A
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実 鈴木
秀夫 小泉
雍夫 久野
武紀 熊谷
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JFE Steel Corp
Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、重層(高層)の鉄骨構造物、それも各階層を
形成するための梁が、複数階おきに設けられた支持構造
体に懸吊支持されてなる構造のものに関するものであ
る。
「従来の技術」 最近、重層の鉄骨構造物において、複数階層おきに、構
造体の柱間にわたる支持構造体を形成して、これら支持
構造体から次の(下の)支持構造体間に構成される複数
階分を、上部に形成したこの支持構造体に懸架させた構
造のものが提供されている。
これは第6図に模式的に示すようなもので、この重層鉄
骨構造物20は、柱21間にわたる支持構造体23が数階分お
きに形成され、これら支持構造体23の間に形成される階
層を形成するための梁24は、この支持構造体23に吊り部
材25によって懸吊されてなる構造のものとなっている。
ここにおいて、この支持構造体23は、ブレスを形成した
ものとなっている。勿論、前記梁24も構造物20の柱21に
架設されたものとなっているが、このような構造とする
ことにより、各階層を構成する梁24が受ける荷重は、そ
の大部分を上部の支持構造体23に担わせることができる
から、それら各階層を構成する梁24についてはそのメン
バーを小さくかつ数の少ないものとすることができると
いった利点を有するものである。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記構造の重層鉄骨構造物においては、下層
複数階を吊る支持構造体23が、上記したように、その下
層複数階を構成する前記梁24を軽減せしめるものである
が、構造物20の高さ方向に間隔を置いた配せられたこの
支持構造体23の部分がいわゆる空間を形成することとな
る。この空間は、構造物20の外観を特徴的なものとし、
一種のデザイン上の効果を持つものでもあるのだが、構
造物20の途中に幾層かにわたって形成されるものとして
は高さ方向の間隙が大きく、いわば無駄なものとなって
いる、といった問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、以
上のような構成なる重層鉄骨構造物において、上記欠点
を除去した重層鉄骨構造物を提供することを目的とする
ものである。
「問題点を解決するための手段」 そこで、上記目的を達成するため本発明は、重層構造物
の高さ方向に、複数階層分の間隔を置いて柱間にわたる
支持構造体が複数段形成され、該支持構造体間に形成さ
れる前記複数階層を構成する梁がそれぞれ該支持構造体
に懸吊されてなる重層鉄骨構造物において、前記支持構
造体間をトラスで構成し、しかも該トラスを構成する部
材のうち少なくとも下弦材にはPC鋼材によるプレストレ
スを導入したものとした。
「作用」 下方に複数階を懸吊する支持構造体がトラス構造とな
り、さらにそのトラスがプレストレスを導入されたもの
とされることにより、支持構造体は特にその高さ方向に
おいて小さいものとなり、しかも、支持構造体としてな
るこのトラスの上面には、このトラスが支持する床面
(フロア)を形成することが可能となる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すものであ
るが、本発明を、さらに特殊な構造をした重層鉄骨構造
物に適用している。
図において、全体として符号1で示されるものが本発明
の重層鉄骨構造物(以下、単に構造物と称す)である。
この構造物1は、いわゆるほぼ同容積の箱型をした2つ
の構造体、すなわち主構造体2と副構造体3とで構成さ
れ、かつこれらがちょうど互いに同軸的に45゜回転して
位置されたような形態を呈している。つまり、それぞれ
の構造体2,3の側壁からは、互いに相手の構造体の頂角
部が三角状に突出した形態となっている(第3図参
照)。主構造体2は主に構造物1の垂直自重を支持し、
一方の副構造体3は耐震壁4を形成して、主に構造物1
の耐震構造体として作用している。ちなみに、一般のい
わゆるチューブ構造の重層構造物は、これらが一体とな
って自重支持と耐震作用をなすものとなっている。
本発明は、実施例における、特に主構造体2に関するも
のであり、したがって、この主構造体2を中心に説明を
行うこととする。
主構造体2は、第1図に示すように、重層構造をなすも
のであるが、これを形成する階層の複数階(実施例では
7〜9階)置きには、支持構造体5が柱8にわたって設
けられている。支持構造体5は、トラス6で構成された
トラス構造体となっており、第4図および第5図はこの
トラス6を単純化して示したものである。トラス6は、
その下弦材6aがH形鋼で構成されたもので、このH形鋼
のウェブ26の両側に所定間隔をおいて設けられたリブ27
を貫通して、下弦材6a全長にわたるPC鋼線28を緊張する
ことにより、プレストレスが導入されたものとなってい
る(「トラス梁」特願昭60−175997)。ただし、図示例
(第1図)では、前記トラス6は、その下弦材6aおよび
上弦材自身がさらにトラスで形成された構造となってい
るため、この、トラス構造の下弦材6aを構成する上弦材
および下弦材の双方に前記PC鋼線28が付設されてプレス
トレスが導入されたものとなっている。
上記のような構成なる支持構造体5には、吊り部材7が
垂下付設されている。本実施例においてこの吊り部材7
はワイヤとしている。そして、これら支持構造体5の下
方にそれぞれ形成される複数階の各フロアを構成する梁
9(第1図のみ図示)は、前記吊り部材7に懸吊された
ものとなっている。つまり、上下の支持構造体5の間に
形成される前記複数階分のフロアは、全て吊り部材7に
よって上部の支持構造体5に吊り下げられて支持された
ものとなっているわけである。ただし、これらの梁9
は、完全に支持構造体5のみに支持されているものでな
く、その端部および前記副構造体3(耐震壁4)との交
点において、柱8および副構造体3の構成部材に接続さ
れていることはいうまでもない。なお、第1図、第3図
において符号15および符号16で示されるものは、構造物
1の下層階に突設された一種のベランダである。これら
は、構造物1周辺の地面Gを覆う屋根の機能をも果たす
るようになっている。
以上の如く構成された重層鉄骨構造物1においては、各
階層を構成する梁9が受ける荷重は、その大部分を上部
の支持構造体5に担わせることができるから、それら各
階層を構成する梁9のメンバーを小さくかつ数の少ない
ものとすることができる上に、その支持構造体5をトラ
スで構成し、かつこれにプレストレスを導入したので、
支持構造体5は荷重による撓みを低減させることが可能
となるばかりでなく、導入されたプレストレスにより、
トラス6を下向きに曲げようと働く力に起因してその下
弦材6aに加わる引張荷重の一部を負担させることがで
き、その分、トラス6、すなわち支持構造体5の軽量化
をも実現する。これにより支持構造体5(トラス6)
は、その成(セイ)、すなわち高さ方向の寸法を小さい
ものとすることが可能となり、建物としての本質的な有
用性を考慮した場合にいわゆる無駄な空間として存在す
る前記支持構造体5の占める空間が極力小さいものにな
り得るのである。
しかも、支持構造体5をこのようにトラス構造体とすれ
ば、その上面に、このトラスを支持体としてトラス上フ
ロア10,10……を形成することが可能となる。しかも、
これらトラス上フロア10の上部に形成される各階層は、
上記したとおり、それら上部の支持構造体5に吊り部材
7により懸吊されてなるもの、すなわち上方より支持さ
れたものであるから、各支持構造体5の直ぐ上方に形成
される懸吊最下フロア11,11……(すなわち支持構造体
5,5……がそれぞれ懸吊する複数のフロアのうち最下部
のもの)の下部には柱等の支持部材を必要としない。し
たがって、これにより、前記トラス上フロア10の上方に
は、その全面において柱等の存在しない大空間(大広
間)12を形成することが可能となる。
なお、本実施例は、本発明による重層鉄骨構造物1を、
以上のように、主構造体2と副構造体3とに独立させた
特殊な構造のものとした。これは、このような構成とす
ることにより、上記のような機能を果たす支持構造体5
を視覚的に強調でき、機能とデザインとの融合を図った
ちめである。しかし、本実施例のものに限らず、本発明
を一般的な形態の重層鉄骨構造物に適用した場合におい
ても上記効果が得られるものであることは明らかであ
る。
「発明の効果」 以上説明したとおり、本発明は、重層構造体の高さ方向
に、複数階層分の間隔を置いて柱間にわたる支持構造体
が複数段形成され、該支持構造体間に形成される前記複
数階層を構成する梁がそれぞれ該支持構造体に懸吊され
てなる重層鉄骨構造物において、前記支持構造体をトラ
スで構成し、しかも該トラスを構成する部材のうち少な
くとも下弦材にはPC鋼材によるプレストレスを導入した
ものとしたので、各階層を構成する梁のメンバーを小さ
くかつ数の少ないものとする上に、トラス、すなわち支
持構造体の軽量化をも実現することができる。これによ
り支持構造体は、その成を小さいものとすることがで
き、この支持構造体の占める空間を極力小さいものとす
ることができる。しかも、トラスよりなる支持構造体の
上面には、柱などの支持体の一切存在しない大空間を形
成できる、等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は一部を断面で見る立面図、第2図は概略を表す
斜視図、第3図は平面図、第4図はトラス6の概要を説
明する部分正面図、第5図は第4図におけるI−I′断
面図。第6図は従来例を示す部分立面図である。 1……重層鉄骨構造物、2……主構造体、3……副構造
体、5……支持構造体、6……トラス、6a……下弦材、
7……吊り部材、8……柱、9……梁、10……トラス上
フロア、12……大空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 雍夫 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 熊谷 武紀 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重層構造体の高さ方向に、複数階層分の間
    隔を置いて柱間にわたる支持構造体が複数段形成され、
    該支持構造体間に形成される前記複数階層を構成する梁
    がそれぞれ該支持構造体に懸吊されてなる重層鉄骨構造
    物において、前記支持構造体がトラスで構成され、しか
    も該トラスを構成する部材のうち少なくとも下弦材には
    PC鋼材によりプレストレスが導入さていることを特徴と
    する重層鉄骨構造物。
JP18391186A 1986-08-05 1986-08-05 重層鉄骨構造物 Expired - Lifetime JPH0678647B2 (ja)

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JP18391186A JPH0678647B2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 重層鉄骨構造物

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JPS6340031A JPS6340031A (ja) 1988-02-20
JPH0678647B2 true JPH0678647B2 (ja) 1994-10-05

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