JPH0677744A - 能動フィルタ用増幅器 - Google Patents

能動フィルタ用増幅器

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Publication number
JPH0677744A
JPH0677744A JP3002209A JP220991A JPH0677744A JP H0677744 A JPH0677744 A JP H0677744A JP 3002209 A JP3002209 A JP 3002209A JP 220991 A JP220991 A JP 220991A JP H0677744 A JPH0677744 A JP H0677744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
collector
potential
voltage
input signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3002209A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Hagino
秀幸 萩野
Masato Shimizu
正登 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0677744A publication Critical patent/JPH0677744A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、入力信号と出力信号のオフセット
を改善し、フィルタ特性の劣化を抑制することに寄与で
きる能動フィルタ用増幅器を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、入力信号電位に基づいてベースバ
イアスされる第1のバイポーラトランジスタと出力信号
電位に基づいてベースバイアスされる第2のバイポーラ
トランジスタのそれぞれのエミッタ端子が共通接続され
て第2のバイポーラトランジスタのコレクタ端子に入力
信号電位と同等の出力信号電位を出力する差動電流増幅
回路と、入力信号又は出力信号を入力として前記第1の
バイポーラトランジスタのコレクタ電位を入力信号電位
又は出力信号電位に設定する電圧設定回路とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセットを改善した
能動フィルタ用増幅器に関する。
【0003】
【従来の技術】音声や画像処理に多用される能動フィル
タは、容量や抵抗とともに演算増幅器を用いて所望のフ
ィルタ特性を実現している。
【0004】このような能動フィルタとしては、例えば
図4に示すようなものがある。図4に示す能動フィルタ
は、負帰還がかけられた増幅器1の出力端2に容量C1
を付加して、低域通過フィルタを構成したものである。
この能動フィルタの増幅器1は、その具体的な回路構成
が例えば図5に示すように構成されているものがあり、
この回路構成は、文献「IEEE Transaction on Con
sumer Electronics,Vol. 34,No.3,AUG.,
1988」に記載されている。
【0005】図4において、増幅器1は、NPN型のバ
イポーラトランジスタQ1,Q2がエミッタ端子を共通
接続して差動増幅形に接続され、それぞれのトランジス
タQ1,Q2のコレクタ端子にPNP型のバイポーラト
ランジスタQ3,Q4からなり能動負荷となるカレント
ミラー回路が接続され、トランジスタQ2のコレクタ端
子が出力端子2に接続されて構成されている。
【0006】トランジスタQ1は、ベース端子が入力端
子3に接続されたトランジスタQ5,抵抗R1,ダイオ
ードD1を備えた回路によりバイアス制御され、トラン
ジスタQ2は、ベース端子が出力端子2に接続されたト
ランジスタQ6、抵抗R2,ダイオードD2を備えた回
路によりバイアス制御され、入力信号電圧と同等の信号
電圧が出力端子2に出力する増幅器として、能動フィル
タの増幅器1を構成している。
【0007】このような回路構成の増幅器1において
は、対となる素子の素子特性が同等となるように形成さ
れるのが望ましいが、必ずしも素子特性が同等になると
は限らず、素子特性にバラツキが生じることがある。
【0008】このように、素子特性にバラツキが生じた
場合に、例えばトランジスタQ1とQ2の特性にバラツ
キが生じて、それぞれのトランジスタQ1,Q2のコレ
クタ・エミッタ間電圧に差違が生じると、図5に示すよ
うなバイポーラトランジスタのアーリー効果によりそれ
ぞれのトランジスタQ1,Q2のコレクタ電流が異なる
ことになる。これにより、入力信号電圧と同等の電圧が
与えられるトランジスタQ1のコレクタ電位と出力信号
電圧となるトランジスタQ2のコレクタ電位に差違が生
じる。すなわち、本来同電位となるべき入力信号電圧と
出力信号電圧とに電位差が生じ、入力信号と出力信号間
にオフセット電圧が発生することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
図4に示した従来の能動フィルタに用いられる増幅器に
あっては、素子特性のバラツキにより入力信号電圧と出
力信号電圧との間にオフセットが生じていた。このた
め、このような増幅器を用いて能動フィルタを構成する
と、フィルタ特性が劣化するといった不具合を招くこと
になる。
【0010】そこで、本発明は、上記に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、入力信号と出力
信号間のオフセットを改善し、フィルタ特性の劣化を抑
制することに寄与できる能動フィルタ用増幅器を提供す
ることにある。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力信号電位に基づいてベースバイアス
される第1のトランジスタと出力信号電位に基づいてベ
ースバイアスされる第2のトランジスタのそれぞれのエ
ミッタ端子が共通接続されて第2のトランジスタのコレ
クタ端子に入力信号電位と同等の出力信号電位を出力す
る差動電流増幅回路と、入力信号又は出力信号を入力と
して前記第1のトランジスタのコレクタ電位を入力信号
電位又は出力信号電位に設定する電圧設定回路とから構
成される。
【0013】
【作用】上記構成において、本発明は、差動電流増幅回
路を構成する一方のトランジスタのコレクタ電位を入力
信号電位又は出力信号電位に設定し、差動増幅形に接続
された両トランジスタのコレクタ・エミッタ電圧を等し
くするようにしている。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図1は本発明に係る能動フィルタ用増幅器
を備えた能動フィルタの一実施例における構成を示す回
路図である。同図に示す増幅器は、図4に示した増幅器
と同様に差動増幅形に構成されて、入力信号電位と同等
の電位を出力信号電位として得るものであり、図1にお
いて、図4と同符号のものは同一機能を有するものであ
り、その説明は省略する。
【0016】図1において、増幅器は、トランジスタQ
1のコレクタ電位を設定する電圧設定回路4を主要な構
成要素として備えている。
【0017】電圧設定回路4は、入力端子3に印加され
る入力信号を受けるNPN型のバイポーラトランジスタ
Q7,トランジスタQ1のコレクタ電位を設定するNP
N型のバイポーラトランジスタQ8,抵抗R3,ダイオ
ードD3,D4及び電流源5を備えて構成されている。
【0018】トランジスタQ7は、コレクタ端子が電圧
源Vccに接続され、エミッタ端子が電流源5を介してグ
ランドに接続されている。トランジスタQ8は、電圧源
VccとトランジスタQ1のコレクタ端子との間に接続さ
れ、電圧源VccとトランジスタQ7のエミッタ端子間に
直列接続された抵抗R3とダイオードD3,D4におけ
る抵抗R3とダイオードD3との直列接続点にベース端
子が接続されている。
【0019】このような構成にあっては、入力端子3に
印加される入力信号電圧と同等の電圧がトランジスタQ
8のエミッタ電位として得られる。これにより、トラン
ジスタQ1のコレクタ端子には、入力信号電圧と同等の
電圧が供給されて設定されることになる。
【0020】このように、トランジスタQ1のコレクタ
電位が入力信号電圧と同等となることによって、それぞ
れのトランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電
圧が等しくなる。このため、両トランジスタQ1,Q2
のコレクタ電流が等しくなり、バイポーラトランジスタ
のアーリー効果が抑制されて、入力信号電圧とほぼ同等
の出力信号電圧が得られ、入力信号電圧と出力信号電圧
との間のオフセットが改善される。
【0021】このことは、図4に示した従来構成と上記
本発明の構成とにおける入力信号電圧に対する出力信号
電圧のシミュレーション結果を示す図2から明らかであ
り、オフセットの改善効果は顕著となっている。
【0022】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0023】図3は本発明に係る能動フィルタ用増幅器
を備えた能動フィルタの他の実施例における構成を示す
図である。
【0024】図3に示す増幅器の特徴とするところは、
電圧設定回路4のトランジスタQ7のベース端子に出力
電圧を印加し、トランジスタQ8のエミッタ電位として
出力信号電位をトランジスタQ1のコレクタ端子に供給
設定するようにしたことにあり、他の構成は図1と同様
である。
【0025】このような構成にあっても、それぞれのト
ランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧は等
しくなり、上述した実施例と同様に従来に比してオフセ
ットが顕著に改善されるといった効果を得ることができ
る。
【0026】したがって、このような効果を呈する本発
明による増幅器を能動フィルタに適用することによっ
て、能動フィルタにおけるオフセットが改善されて、フ
ィルタ特性の劣化を抑制することができるようになる。
【0027】なお、本発明は、上記実施例に限ることは
なく、例えば電圧設定回路4は、差動電流増幅回路を構
成する一方のトランジスタQ1のコレクタ電位を入力信
号電位あるいは出力信号電位に設定する回路構成であれ
ば、特に図1または図2に示した回路構成に限定される
ことはない。また、本発明の増幅器は、適用する能動フ
ィルタの機能に限定されることはなく、様々な能動フィ
ルタに適用可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
差動増幅形に接続構成された一方のトランジスタのコレ
クタ電位を入力信号電位又は出力信号電位に設定するよ
うにしたので、差動増幅形に接続構成された両トランジ
スタのコレクタ・エミッタ間電位を同等にして両トラン
ジスタにおけるアーリー効果を抑制することができる。
これにより、入力信号電位と出力信号電位間のオフセッ
トが改善され、フィルタ特性の劣化を抑制することがで
きる増幅器を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る能動フィルタ用増幅器を備えた能
動フィルタの一実施例における構成を示す図である。
【図2】本発明に係る能動フィルタ用増幅器を備えた能
動フィルタの入出力電圧特性を示す図である。
【図3】本発明に係る能動フィルタ用増幅器の他の実施
例における構成を示す図である。
【図4】従来の能動フィルタの一構成を示す図である。
【図5】図4に示す能動フィルタの要部具体的構成を示
す図である。
【図6】バイポーラトランジスタのコレクタ・エミッタ
間電圧とコレクタ電流との特性関係を示す図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 出力端子 3 入力端子 4 電圧設定回路 5 電流源 Q1〜Q8 バイポーラトランジスタ R1〜R3 抵抗 D1〜D4 ダイオード C1 容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号電位に基づいてベースバイアス
    される第1のトランジスタと出力信号電位に基づいてベ
    ースバイアスされる第2のトランジスタのそれぞれのエ
    ミッタ端子が共通接続されて第2のトランジスタのコレ
    クタ端子に入力信号電位と同等の出力信号電位を出力す
    る差動電流増幅回路と、 入力信号又は出力信号を入力として前記第1のトランジ
    スタのコレクタ電位を入力信号電位又は出力信号電位に
    設定する電圧設定回路とを有することを特徴とする能動
    フィルタ用増幅器。
JP3002209A 1991-01-11 1991-01-11 能動フィルタ用増幅器 Pending JPH0677744A (ja)

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