JPH0677039U - テープレコーダのカセット移送機構 - Google Patents

テープレコーダのカセット移送機構

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JPH0677039U
JPH0677039U JP1485493U JP1485493U JPH0677039U JP H0677039 U JPH0677039 U JP H0677039U JP 1485493 U JP1485493 U JP 1485493U JP 1485493 U JP1485493 U JP 1485493U JP H0677039 U JPH0677039 U JP H0677039U
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JP
Japan
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lever
cassette
guide groove
cassette holder
gear
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Application number
JP1485493U
Other languages
English (en)
Inventor
卓巳 臼井
Original Assignee
アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フロントローディングタイプのテープレコーダ
を薄型にする。 【構成】一端にカセットホルダ27のピン28と係合す
る孔90を有するレバー9とガイド溝7を有するカムギ
ヤ2とからなり、カムギヤ2をフレームSの支軸24に
配し、レバー9の他端をガイド溝7に摺動可能に嵌合す
るレバー機構1である。カムギヤ2の回転に伴いレバー
9がガイド溝7を摺動しながらカセットホルダ27を水
平移動した後に降下してカセットTを移送する。移送時
にはレバー9がガイド溝7に摺動して引き出されまたは
引き戻される。従って、レバー9の一端がフレームSよ
り突出することがなくなり、その突出する分のスペース
が不要になるので、フロントローディングタイプのテー
プレコーダを薄型にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばロータリー式ディジタル・オーディオ・テープレコーダ( R−DAT)やVTR等のいわゆるフロントローディングタイプのテープレコー ダに適用して好適なカセット移送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばR−DATには、カセットを収納するカセットホルダがフレーム内を水 平移動後に略垂直方向に降下するフロントローディングタイプのものがある。図 4は従来例のカセット移送機構の要部を示す図であり、図4Aは右側面図、図4 Bは図4AのI−I線の断面図である。
【0003】 図4において、Sはフレームであり、このフレームSはベ−スプレート20( 図4B参照)とこのベ−スプレート20に連接された一対の側板21(図4では 右側のみを示す)からなる。側板21には、図4Aに示すように、後述するカセ ットホルダ27の移動方向を規制するガイド孔25、26が互いに相似形な逆L 字状に形成されている。このガイド孔25、26はカセットホルダ27の水平移 動方向と同一長さの水平部とこの水平部に連接されて下側に伸延する垂直部とか らなる。そして、ガイド孔25、26にカセットホルダ27のピン28、29が 移動可能にそれぞれ嵌入されている。
【0004】 27はカセットホルダであり、このカセットホルダ27は図示しないカセット を収納するものである。カセットホルダ27には、図4Bに示すように、その側 面にピン28、29が外側に向かって突設されている。ピン28と29は、図4 Aに示すように、所定間隔をもって配されている。ピン28、29が側板21の ガイド溝25、26にそれぞれ挿入されて側板21より外側に突出する。
【0005】 そして、上述したようにガイド溝25、26が互いに相似形な逆L字状に形成 されており、カセットホルダ27が所定の距離だけ水平移動した後、水平状態を 保持したまま垂直方向に降下する。これによって、カセットホルダ27がフレー ムS内に装着される。なお、カセットホルダ27には、カセットを収納する収納 部30が形成されている。
【0006】 31は駆動ギヤであり、この駆動ギヤ31は側板21に配された軸23に回転 可能に配されている。なお、駆動ギヤ31は、図示しないカセットホルダ27の 駆動機構の駆動ギヤに連接されている。32はレバーであり、このレバー32は カセットホルダ27を水平移動させた後に垂直方向に降下させるものである。
【0007】 レバー32には、ギヤ33が一体的に連接されている。また、レバー32とギ ヤ33は、側板21に配された支軸24に回転可能に配されている。さらに、ギ ヤ33が回転すると、レバー32も同一方向に回転するように構成されている。
【0008】 ギヤ33は、図4Aに示すように、駆動ギヤ31と噛合するように配されてい る。そして、駆動ギヤ31が回転すると、ギヤ33を介してレバー32が回転す る。
【0009】 また、レバー32には、図4Aに示すように、長孔34がレバー32の長手方 向に沿って形成されている。この長孔34にカセットホルダ27のピン28が嵌 入される。そして、レバー32が回転すると、ピン28が長孔34の規制を受け ながら移動する。つまり、レバー32が回転することによってカセットホルダ2 7が移動する。
【0010】 長孔34の長さは、図4Aに示すように、カセットホルダ27が水平移動およ び垂直移動する際のピン28の位置を考慮して形成されている。つまり、カセッ トホルダ27は、そのピン28(レバー32)が図4Aの実線から1点鎖線を経 て2点鎖線の位置に移動してカセットホルダ27に収納される図示しないカセッ トをフレームS内に装着する。
【0011】 また、レバー32(ギヤ30)は、左側にも同様に配されている。ここで、レ バー32を左右に配したのは、カセットホルダ27をスムーズにスライドさせる ためである。
【0012】 なお、ベースプレート20には、図示しないが、ローラガイド等のローディン グ手段、キャプスタン、ピンチローラ等のテープ駆動手段、リール台および回転 ヘッド等が配されている。
【0013】 また、R−DAT用のカセットは、周知のように、そのスライダが移動した後 リッドが開蓋されるように構成されている。そのため、カセットホルダ27には 、カセットを収納部30に収納する際に、カセットのスライダのロックを解除し てスライドさせる解除部材が形成されている。また、フレームSには、図示しな いカセットがリール台に装着される際に、カセットのリッドを開蓋する開蓋部材 が配されている。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
図4の例においては、レバー32は支軸24を中心に回転するように構成され ているので、レバー32が支軸30を中心に回転することによってレバー32の 一端側がフレームSより突出する。例えば、図4Aの破線に示すように、支軸2 4とカセットホルダ27のピン28とが垂直方向において同一線上になった場合 には、レバー32の先端がフレームSより大きく突出する。従って、図4の例に おいては、レバー32の先端がフレームSより突出する高さL(図4A参照)の スペースが必要であったので、テープレコーダ本体が厚くなる。
【0015】 そこで、この考案は、フロントローディングタイプのテープレコーダを薄型に することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】 この考案においては、カセットを収納するカセットホルダが水平移動した後に 降下してカセットを装着する形式のテープレコーダのカセット移送機構において 、フレームの支軸に回転可能に配されるガイド溝を有するギヤと、カセットホル ダの側面に突設されたピンと、このピンに対して回転可能に係合する孔を一端側 に有すると共に他端側がガイド溝に摺動可能に嵌合するレバーを備え、ギヤの回 転に伴いレバーがガイド溝を摺動しながらカセットホルダを移送するものである 。
【0017】
【作用】
ギヤ2が回転すると、レバー9が回転してカセットホルダ27を移動する。こ の移動時に、レバー9がギヤ2のガイド溝7に摺動して引き出されまたは引き戻 されるので、レバー9がフレームより突出することがなくなり、その突出する分 のスペースが不要になる。従って、フロントローディングタイプのテープレコー ダを薄型にできる。
【0018】
【実施例】
以下、図1〜図3を参照しながら、この考案の一実施例について説明する。本 例はR−DATに適用したものである。図1において、図4と対応する部分には 同一符号を付してその詳細説明は省略する。図1は実施例のカセット移送機構の 要部を示す右側面図であり、図2はカセット移送機構におけるレバー機構の分解 斜視図である。
【0019】 図1において、1はレバー機構であり、このレバー機構1はカムギヤ2とレバ ー9とからなる。レバー9には、図2に示すように、孔9aと長孔9bが形成さ れている。そして、孔9aにカセットホルダ27のピン28が回転可能に係合し 、長孔9bにフレームSの側板21に形成された支軸24が挿入される。
【0020】 長孔9bの長さは、図3A〜Cに示すように、ピン28の移動する位置を考慮 して形成されている。なお、図3は、カセットTの移送状態を示す図である。
【0021】 カムギヤ2には、図2に示すように、その中心に孔3が形成されている。この 孔3に側板21の支軸24が挿入される。そして、カムギヤ2は、支軸24を中 心に回転する。また、カムギヤ2には、図2に示すように、その周面2aにギヤ 部5が形成されている。このギヤ部5は周面2aの一端側(下面側)で駆動ギヤ 31と噛合できるように形成され、かつカムギヤ2が回転する範囲に亘ってのみ 形成されている。
【0022】 さらに、カムギヤ2には、図1および図2に示すように、ガイド溝7がカムギ ヤ2の軸心と直交する方向に形成されている。このガイド溝7はカムギヤ2の他 端側(上面側)に形成されており、レバー9がガイド溝7に嵌合される。そして 、レバー9は、カムギヤ2の回転時にカムギヤ2のガイド溝9の規制を受けてカ ムギヤ2の軸心と直交する方向に摺動(スライド)する。なお、ガイド溝7がカ ムギヤ2の上面側に形成され、ギヤ部5がカムギヤ2の下面側に形成されている ので、レバー9がギヤ部5側に移動してもギヤ部5と衝突しない。
【0023】 また、側板21の支軸24の先端に形成された溝25(図2参照)にワッシャ 6が嵌合されて支軸24からカムギヤ2およびレバー9が抜けないようになって いる。なお、本例は以上のように構成されており、その他は図4の例と同様であ る。
【0024】 本例においては、図3Aに示すように、カセットTをカセットホルダ27の収 納部30(図4B参照)に挿入する。この収納状態ではカセットホルダ27のピ ン28がガイド孔25の前側に位置するので、図1および図2に示すように、レ バー9はカムギヤ2より引出されている。なお、カセットTが収納部30に収納 されると同時に、カセットTのスライダ40が相対的に前側にスライドする。
【0025】 そして、駆動ギヤ31が反時計方向に回転すると、カムギヤ2が駆動されてレ バー9が時計方向に回転する。そのため、レバー9は、図1および図3Aの状態 から図3Bの状態、つまりレバー9が垂直状態になるまでカムギヤ2のガイド溝 7に順次引込まれる。また、レバー9が回転することによってカセットホルダ2 7が後側にスライドする。
【0026】 カセットホルダ27のピン28と支軸24が垂直方向において同一線上に位置 する状態(レバー9の垂直状態)では、図3Bに示すように、レバー9の引込み 量が最大となる。従って、この状態においても、レバー9の先端がフレームSの 上方より突出しない。なお、この状態では、カセットTのリッド41が図示しな い解除部材によって開蓋される途中である。
【0027】 さらに、レバー9が回転すると、図3Cに示すように、レバー9はカムギヤ2 のガイド溝7より順次引出されていく。そして、カセットホルダ27が水平方向 から垂直方向に降下する。なお、図3Cに示す状態では、カセットTは図示しな いリール台に装着されてリッド41が開蓋する。
【0028】 本例によれば、レバー9がカムギヤ2のガイド溝7に摺動して引出されまたは 引戻されるので、レバー9の一端がフレームS(側板21)より突出することが なくなり、その突出する分のスペースが不要になる。従って、本例によれば、フ ロントローディングタイプのテープレコーダを薄型にできる。
【0029】 なお、上述実施例においては、レバー9のカムギヤ2からの抜け止め手段がレ バー9と支軸24と係合されることによって行なっている例を示したが、レバー の抜け止め手段はこれに限定されるものではなく、例えばカムギヤに抜け止め部 を形成する等によっても同様に適用できる。
【0030】 また、レバー機構1の構成は、上述実施例のものに限定されるものではなく、 カムギヤ2からレバー9を摺動可能に構成するものであれば、同様に適用できる 。
【0031】 さらに、上述実施例においては、この考案をR−DATに適用したものである が、例えばVTR等のフロントローディング方式のテープレコーダにも同様に適 用できる。
【0032】
【考案の効果】
この考案によれば、レバーがギヤのガイド溝に摺動して引き出されまたは引き 戻されるので、レバーがフレームより突出することがなくなり、その突出する分 のスペースが不要になる。従って、この考案によれば、フロントローディングタ イプのテープレコーダを薄型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部を示す側面図である。
【図2】実施例の分解斜視図である。
【図3】実施例のカセット移送状態を示す側面図であ
る。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 レバー機構 2 カムギヤ 7 ガイド溝 9 レバー 21 側板 24 支軸 25,26 ガイド孔 27 カセットホルダ 28,29 ピン 30 収納部 31 駆動ギヤ T カセット S フレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを収納するカセットホルダが水
    平移動した後に降下して上記カセットを装着する形式の
    テープレコーダのカセット移送機構において、 フレームの支軸に回転可能に配されるガイド溝を有する
    ギヤと、上記カセットホルダの側面に突設されたピン
    と、このピンに対して回転可能に係合する孔を一端側に
    有すると共に他端側が上記ガイド溝に摺動可能に嵌合す
    るレバーを備え、 上記ギヤの回転に伴い上記レバーが上記ガイド溝を摺動
    しながら上記レバーで上記カセットホルダを移送するこ
    とを特徴とするテープレコーダのカセット移送機構。
JP1485493U 1993-03-29 1993-03-29 テープレコーダのカセット移送機構 Pending JPH0677039U (ja)

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JP1485493U JPH0677039U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 テープレコーダのカセット移送機構

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JP1485493U JPH0677039U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 テープレコーダのカセット移送機構

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