JPH0675508U - 背中専用消炎鎮痛湿布剤貼り付け機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の人の手を借りずに、自分自身の手で背中
に消炎鎮痛湿布剤を貼ることを得る。 【構成】 背中専用消炎鎮痛湿布剤貼り付け機は、ボッ
クス４と柄３からなり、ラインコントロールリング２を
引くことにより、痛点探索突起７及び接着突起６がボッ
クス内へと下降する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、背中の筋肉痛等において、他の人の手を借りずに消炎鎮痛湿布剤を 背中に貼り付ける装置に係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、背中に消炎鎮痛湿布剤を貼る場合、他の人の手で貼ってもらうのが一般 的であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

他の人の手を借りずに、自分自身の手で、背中に消炎鎮痛湿布剤を痛い箇所に 的確に貼れるようにする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、消炎鎮痛湿布剤の裏面を、本考案における背中専 用消炎鎮痛湿布剤貼り付け機の接着突起上部の接着面に一度接着した後に、背中 に貼り移す。

【０００５】

【作用】

他の人の手を借りずに、背中に消炎鎮痛湿布剤を貼り付けることができる。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１〜図３において、ボックス４及び柄３は、塩化ビニール樹脂のようなプラ スチックを用いる。

【０００７】 図２において、ボックス４内部の痛点探索突起７、痛点探索突起固定プレート １０、接着突起６、接着突起固定プレート１１、接着突起固定プレート上限枠１ ４、コントロールライン通過筒１８、バネ固定底２３もボックスと同質のプラス チックを用いる。接着突起固定プレート上限枠１４、コントロールライン通過筒 １８、バネ固定底２３は、ボックス４の一部として一体化して形成加工する。

【０００８】 図１、図２、図５において痛点探索突起７は、ボックス４の中央に位置し、コ ントロールライン１７解放時には、接着突起６より高い位置にある。痛点探索突 起７の外側上部は、丸みのある尖った形である。上部内側には、痛点探索突起内 コントロールライン固定穴２２があり、ここでコントロールラインは、固定され る。

【０００９】 接着突起６は、痛点探索突起７を中央に長方形上で囲む形で八つある。接着突 起６上部の接着面１３は、平面であり、消炎鎮痛湿布剤の接着点となる。

【００１０】 痛点探索突起７及び痛点探索突起固定プレ一ト１０は、コントロールライン通 過筒１８を中心に痛点探索突起固定プレート上下変動バネ１６により痛点探索突 起上限筒２６の位置まで押し上げられる。

【００１１】 接着突起６及び接着突起固定プレート１１は、四本の接着突起固定プレート上 下変動バネ１５により接着突起固定プレート上限枠１４の位置まで押し上げられ る。

【００１２】 押し上げられた痛点探索突起７及び接着突起６は、突起通過上ぶた５より突出 する。

【００１３】 痛点探索突起固定プレート１０の位置は、常に接着突起固定プレート１１の上 にある。

【００１４】 図３〜図５において、コントロールライン１７は、天蚕糸のような細くて丈夫 な紐を用いる。コントロールライン１７は、痛点探索突起内コントロールライン 固定穴２２及びラインコントロールリング２で固定され、痛点探索突起７、コン トロールライン通過筒１８、柄３の空間を移動する。

【００１５】 図３において、コントロールライン垂直水平変換棒２１は、コントロールライ ン１７が摩擦による摩耗をおこさないよう、滑りのよい金属の棒を用い、底２４ とバネ固定底２３の空間に、左右両側面２５で水平に固定する。

【００１６】 コントロールライン安定柄穴誘導軸２０も、滑りのよい金属の棒を用い、柄の 上下で垂直に固定する。

【００１７】 ラインコントロールリング２は、金属または硬質のプラスチックを用い、親指 がはいる大きさの輸を使用する。

【００１８】 グリップ１は、汗等ですべらないようゴムをもちいる。

【００１９】 図５〜図８において、図４のようにラインコントロールリング２によりコント ロールライン１７が引っ張られると、痛点探索突起７及び痛点探索突起固定プレ ート１０は、下降し始め、図６のように痛点探索突起固定プレート１０が、接着 突起固定プレート１１にぶつかる位置まで下降すると、図７のように接着突起固 定プレート１１も下降を開始し、同時に接着突起６も下降し、最終的に図８のよ うに痛点探索突起７及び接着突起６の上部が突起通過上ぶた５より下方になるま で下降する。

【００２０】 図１２〜図１５において、まず図９のように接着突起６上部の接着面１３に両 面シールをはる。そして図１０のように中央にカッターで十字の切り口をつけた 消炎鎮痛湿布剤を、図１１のように痛点探索突起７が、切り口から突き出るよう に、消炎鎮痛湿布剤裏面を接着突起６上部の接着面１３に接着する。その状態の 断面図が図１２である。ラインコントロールリング２でコントロールライン１７ が引っ張り始められると、図１３のように消炎鎮痛湿布剤の切り口から痛点探索 突起７が下方に抜ける。そして図１４のように痛点探索突起７及び接着突起６が 消炎鎮痛湿布剤の裏面と突起通過上ぶた５と接するところまでいったのち図１５ のように、さらに痛点探索突起７及び接着突起６が下降すると消炎鎮痛湿布剤の 裏面から接着突起６上部の接着面１３が切り離される。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２２】 請求項１のボックスと柄からなる本体においては、人間の手を延長した役割を 果たし、背中という人間の手が一番とどきにくい部分に、本体を使用することに より消炎鎮痛湿布剤を的確に貼ることを可能にした。

【００２３】 請求項２のボックスにおいては、痛点探索突起、接着突起等を内蔵し、消炎鎮 痛湿布剤を接着面に接着しておいて、自分の貼りたい箇所が見つかれば、ライン コントロールリングを引っ張り痛点探索突起、接着突起を下降させることにより 、消炎鎮痛湿布剤を背中に貼り移すことを可能にする。

【００２４】 請求項３の柄においては、手を延長する役割し、また内部においては、コント ロールラインの移動する空間を提供する。

【００２５】 請求項４の痛点探索突起においては、背中の痛い箇所を先端部分で、触れるこ とにより探し出し、その箇所を押しながら消炎鎮痛湿布剤を貼り移すので、確実 に痛い箇所に貼ることを助ける。また内側上部には、痛点探索突起内コントロー ルライン固定穴があり、ここでコントロールラインを固定することにより、コン トロールラインが下方へ引っ張られると痛点探索突起は、下降を開始する。

【００２６】 請求項５の痛点探索突起固定プレートにおいては、コントロールラインが下方 へ引っ張られると、痛点探索突起と共に下降し、痛点探索突起固定プレートが接 着突起固定プレートとぶつかると、接着突起を連動して引き下げる。

【００２７】 請求項６の接着突起においては、上部の接着面で、消炎鎮痛湿布剤の裏面を接 着することができ、コントロールラインが下方へ引っ張られ、痛点探索突起が下 降し、それに連動して接着突起が突起通過上ぶたより下になると、消炎鎮痛湿布 剤は、接着面から切り離される。

【００２８】 請求項７の接着突起固定プレートにおいては、痛点探索突起固定プレートが下 降し、接着突起固定プレートにぶつかると、接着突起と共に下降する。

【００２９】 請求項８の突起通過上ぶたにおいては、接着突起が突起通過上ぶたよりも下に 下がったときに、接着面から消炎鎮痛湿布剤を切り離す役割をする。

【００３０】 請求項９の接着突起固定ブレート上限枠においては、接着突起固定プレート上 下変動バネにより押し上げられる接着突起固定プレートの上限を決め、接着突起 の上限の位置も決定する。

【００３１】 請求項１０のコントロールライン通過筒においては、痛点探索突起内コントロ ールライン固定穴からコントロールライン垂直水平変換棒までの間のコントロー ルライン及び痛点探索突起、痛点探索突起固定プレート上下変動バネを安定させ る。

【００３２】 請求項１１のコントロールラインにおいては、親指でラインコントロールリン グを引くことにより、手の位置からかなり離れた背中で、痛点探索突起、接着突 起を引き下げることを可能にし、背中に消炎鎮痛湿布剤を貼り付ける事をたすけ る。

【００３３】 請求項１２のラインコントロールリングにおいては、グリップを人指し指、中 指、薬指、小指で握りながら親指でコントロールラインを操作することができる 。

【００３４】 請求項１３のコントロールライン垂直水平変換棒においては、ラインコントロ ールリングで水平に引いたコントロールラインの力を、垂直に引く力に変え、痛 点探索突起を引き下げる事を助ける。

【００３５】 請求項１４のコントロールライン安定柄穴誘導軸においては、コントロールラ イン垂直水平変換棒からコントロールライン柄穴の手前までのコントロールライ ンを、柄の中央へと位置を安定させる。

【００３６】 請求項１５の痛点探索突起固定プレート上下変動バネにおいては、痛点探索突 起固定プレート及び痛点探索突起を押し上げる働きをし、コントロールラインに より引き下げられた後は、元の状態に復元するのを促す。

【００３７】 請求項１６の接着突起固定プレート上下変動バネにおいては、接着突起固定プ レート及び接着突起を押し上げる働きをし、痛点探索突起固定プレートにより押 し下げられた後、コントロールラインが解放されれば、元の位置に復元するのを 促す。

【図面の簡単な説明】

【図１】消炎鎮痛湿布剤貼り付け機を斜め横から見た図
である。

【図２】ボックスを分解した図である。

【図３】コントロールラインを中心に本体内部を見た図
である。

【図４】ラインコントロールリングの引き方を示した図
である。

【図５】ボックス断面図で、コントロールライン解放時
を示した図である。

【図６】ボックス断面図で、痛点探索突起固定プレート
が、接着突起固定プレートにぶつかるところまで、コン
トロールラインを引っ張った図である。

【図７】ボックス断面図で、痛点探索突起及び接着突起
が、突起通過上ぶたと同じ高さの位置になるまでコント
ロールラインを引っ張った図である。

【図８】ボックス断面図で、痛点探索突起の上部及び接
着突起の上部の位置が、突起通過上ぶたよりも下になる
まで、コントロールラインを引っ張った図である。

【図９】接着突起上部の接着面に、消炎鎮痛湿布剤の裏
面を接着するための両面シールを貼り付けている図であ
る。

【図１０】接着突起上部の接着面に、消炎鎮痛湿布剤の
裏面を接着しようとしている図である。

【図１１】接着突起上部の接着面に、消炎鎮痛湿布剤を
接着した図である。

【図１２】消炎鎮痛湿布剤を接着面に、接着したボック
スの断面図で、コントロールライン解放時の図である。

【図１３】痛点探索突起の上部が、消炎鎮痛湿布剤より
も低い位置になるまでコントロールラインを引っ張った
時のボックスの断面図である。

【図１４】消炎鎮痛湿布剤が、突起通過上ぶたとぶつか
るところまで、コントロールラインを引っ張った時のボ
ックスの断面図である。

【図１５】接着突起上部の接着面から消炎鎮痛湿布剤
が、切り離されるところまでコントロールラインを引っ
張った時のボックスの断面図である。

【図１６】痛点探索突起で、痛い箇所を探している図で
ある。

【図１７】消炎鎮痛湿布剤を、背中に貼り移している図
である。

【図１８】消炎鎮痛湿布剤を、背中に本体から貼り移し
ているのを後方から見た図である，

【符号の説明】

１ グリップ ２ ラインコントロールリング ３ 柄 ４ ボックス ５ 突起通過上ぶた ６ 接着突起 ７ 痛点探索突起 ８ 接着突起通過穴 ９ 痛点探索突起通過穴 １０ 痛点探索突起固定プレート １１ 接着突起固定プレート １２ コントロールライン通過筒通過穴 １３ 接着面 １４ 接着突起固定プレート上限枠 １５ 接着突起固定プレート上下変動バネ １６ 痛点探索突起固定プレート上下変動バネ １７ コントロールライン １８ コントロールライン通過筒 １９ コントロールライン柄穴 ２０ コントロールライン安定柄穴誘導軸 ２１ コントロールライン垂直水平変換棒 ２２ 痛点探索突起内コントロールライン固定穴 ２３ バネ固定底 ２４ 底 ２５ 側面 ２６ 痛点探索突起上限筒 イ 両面シール ロ 消炎鎮痛湿布剤 ハ 貼り付け面 ニ 痛点探索突起通過用切り口

Claims (16)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボックス（４）と柄（３）からなる本
   体。
2. 【請求項２】 ボックス（４）。
3. 【請求項３】 柄（３）。
4. 【請求項４】 痛点探索突起（７）。
5. 【請求項５】 痛点探索突起固定プレート（１０）。
6. 【請求項６】 接着突起（６）。
7. 【請求項７】 接着突起固定プレート（１１）。
8. 【請求項８】 突起通過上ぶた（５）。
9. 【請求項９】 接着突起固定プレート上限枠（１４）。
10. 【請求項１０】コントロールライン通過筒（１８）。
11. 【請求項１１】コントロールライン（１７）。
12. 【請求項１２】ラインコントロールリング（２）。
13. 【請求項１３】コントロールライン垂直水平変換棒（２
    １）
14. 【請求項１４】コントロールライン安定柄穴誘導軸（２
    ０）
15. 【請求項１５】痛点探索突起固定プレート上下変動バネ
    （１６）。
16. 【請求項１６】接着突起固定プレート上下変動バネ（１
    ５）