JPH0671444B2 - 鳩目ホツクの製造方法 - Google Patents

鳩目ホツクの製造方法

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JPH0671444B2
JPH0671444B2 JP60133665A JP13366585A JPH0671444B2 JP H0671444 B2 JPH0671444 B2 JP H0671444B2 JP 60133665 A JP60133665 A JP 60133665A JP 13366585 A JP13366585 A JP 13366585A JP H0671444 B2 JPH0671444 B2 JP H0671444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、布地等の可撓性シートの片面に当て付けられ
る装飾用の合成樹脂性ホック部材の裏面に、可撓性シー
トの他面に当て付けられる雄型又は雌型の止着用ホック
部材をカシメ止めするための金属製の鳩目部材を固着突
出してなる鳩目ホックの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
上記雌型又は雄型の止着用ホック部材をカシメ止めする
前の鳩目ホックとして、第12図に示すように、合成樹脂
製ホック部材aの裏面外周部に環状突起bを一体成形す
る一方、基端に鍔部cを形成した金属製鳩目部材dの前
記鍔部cを前記ホック部材aの裏面側に当接させると共
に、前記環状突起bを打撃して該環状突起bを前記鍔部
cの裏面側へ機械的に折り曲げることにより、鳩目部材
dをホック部材aに固着させたものが既に知られてい
る。
また、第13図に示すように、合成樹脂製ホック部材aの
裏面中程に外周部の環状突起bと同芯状の環状突起eを
一体成形し、この環状突起eを外側の環状突起bよりも
背が低くなるように打撃して、これを金属製鳩目部材d
の鍔部cの裏面側へ機械的に折り曲げることにより、鳩
目部材dをホック部材aに固着させたものも実公昭56-3
0251号によって既に提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の鳩目ホックは、前記環状突起bやeの機械的折曲
加工(押し潰し)によって合成樹脂製ホック部材aと金
属製鳩目部材dとを一体化するため、合成樹脂製ホック
部材の射出成形時に金属製鳩目部材をインサートしてい
た旧来の鳩目ホックに比べると、鳩目部材を同芯状に保
持した状態で溶融樹脂を注入する特殊な成形用金型が不
要であると共に、製造が容易であり、大幅なコストダウ
ンが可能である等の利点を有している反面、ホック部材
aと鳩目部材dとが不測に分離しやすい点で改良の余地
があった。
即ち、上記の鳩目ホックにおいては、ホック部材aの一
部(環状突起b,e)を押し潰して、その塑性変形させた
薄い樹脂部分を鳩目部材dの鍔部cに係合させることに
より、ホック部材aと鳩目部材dとを一体化させている
のであるが、例えばジヤンバー等において、その服地を
引っ張って雌雄のホックを外す際の引っ張り力が前記塑
性変形された薄い樹脂部分に、もろに掛り、このような
外力で前記樹脂部分が折損しやすいことによって、ホッ
ク部材aと鳩目部材dとが分離してしまうのである。
本発明は、この点を改良し、合成樹脂製ホック部材と金
属製鳩目部材とを別々に製作して後に両者を結合一体化
する、コスト上有利な製造手段を採用するにもかかわら
ず、ホック部材と鳩目部材とが分離することを効果的に
抑止できる鳩目ホックの製造方法を提供せんとしてい
る。
上記目的を達成するために本発明は、冒頭に記載した鳩
目ホックの製造方法において、前記ホック部材の裏面側
中央に隆起部を突出形成し、該隆起部に前記鳩目部材の
筒部を嵌合させると共に、この鳩目部材の前記隆起部の
側面に対する筒部の一部を前記隆起部の側面に食い込ま
せる状態で直径方向内方に突出させて、その突出部と前
記隆起部の側面の凹入部との係合により前記鳩目部材を
ホック部材に固着する点に特徴がある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第
1図は相互に弾性嵌合する雌型及び雄型ホック(スナッ
プファスナー)を示し、各ホックは、雌型止着用ホック
部材A及び雄型止着用ホック部材Bと、これらを布地等
の可撓性シートC,Dに取り付ける鳩目ホックE,Fとから構
成されている。
前記鳩目ホックEは、第2図に示すように前記可撓性シ
ートCの片面に当て付けられる装飾用の合成樹脂製ホッ
ク部材1と、その裏面に固着突出したところの全体とし
て筒状を呈する金属製鳩目部材2とから成り、一方の鳩
目部材2は、中間部に段部2aを有する基端側の大径筒部
2bと先端側の小径筒部2c、及び、前記大径筒部2bの基端
に設けた円形の鍔部2dとから構成されている。
他方のホック部材1は、球面形の頭部1aとその裏面側中
央に突出した隆起部1bと前記頭部1aの裏面外周部から突
出した環状隆起部1cとから構成されている。
前記隆起部1bは、前記鳩目部材2の大径筒部2b内に前記
段部2aの位置まで嵌入しており、隆起部1bの軸芯部には
適当な深さの細い穴1dが形成されている。この穴1dは、
ホック部材1を合成樹脂材料から射出成形したとき、頭
部1aの表面中央位置に合成樹脂の収縮いわゆる「ひけ」
による凹部が生じるのを防止するために設けられてい
る。
前記隆起部1bと嵌合する大径筒部2b部分の内面は、軸方
向の一部において直径方向内方へ突出しており、この突
出部2eを隆起部1bの側面と係合させることにより、鳩目
部材2をホック部材1に固着してある。
前記環状隆起部1cの内径は、隆起部1bの軸方向中間位置
で最小となるように設定され、かつ、この最小内径は前
記鍔部2dの直径よりも僅かに小さく設定されている。そ
して、鍔部2dを環状隆起部1cの内側へ当該環状隆起部1c
の弾性復元力に抗して押し込むことにより、鍔部2dを環
状隆起部1cと係合させてある。尚、環状隆起部1cの内側
面には外拡がりの斜面sが形成され、この斜面sの案内
作用によって、鍔部2dを環状隆起部1cの内側へ容易かつ
円滑に押し込めるように構成してある。
次に、上記鳩目ホックEの製造方法を説明すると、第3
図(イ)に示すように、ホック部材1を台5上に載置し
た状態で、複数本の挟持爪6…で鳩目部材2の筒部2bを
挟持したチャック装置7を下降させて、同図(ロ)に示
す如く、筒部2bを隆起部1bに嵌合させると共に、鍔部2d
を環状隆起部1cに係合させるのである。
この状態で、第3図(ロ)に仮想線で示す通り、外筒8
の先端を下降させて挟持爪6…を所定量閉じ動作させる
ことにより、前記隆起部1bに対応する筒部2bの一部が挟
持爪6の先端で強く挟持され、該部が直径方向内方に塑
性変形してその突出部2eが隆起部1bの側面に食い込み、
その食い込みによる隆起部1bの側面の凹入部と前記突出
部2eとの係合により、鳩目部材2をホック部材1に固着
するのである。
前記鳩目ホックFの構成は、前記鳩目ホックEと実質的
に同一であり、前記鳩目ホックEにおいては、前記鍔部
2dを環状隆起部1cに係合させる構成としているが、この
係合構成を有していない点でのみ鳩目ホックEと相違し
ている。
即ち、鳩目ホックFは、第4図に示すように、前記可撓
性シートDの片面に当て付けられる装飾用の合成樹脂製
ホック部材3と、その裏面に固着突出したところの全体
として筒状を呈する金属製鳩目部材4とから成り、一方
の鳩目部材4は、中間部に段部4aを有する基端側の大径
筒部4bと先端側の小径筒部4c、及び、前記大径筒部4bの
基端に設けた円形の鍔部4dとから構成されている。
他方のホック部材3は、球面形の頭部3aとその裏面側中
央に突出した隆起部3とから構成されており、前記頭部
3aは比較的薄肉に形成され、その裏面側の外周部には前
記鍔部4dの肉厚と等しい環状段差部3cが形成されてい
る。尚、3dは「ひけ」を防止するために隆起部3bの軸芯
部に形成された細い穴である。そして、前記隆起部3b
は、前記鳩目部材4の大径筒部4b内に前記段部4aの位置
まで嵌入し、かつ、筒部4bの内面が軸方向の一部におい
て直径方向内方へ突出し、この突出部4eが隆起部3bの側
面と係合することによって鳩目部材4がホック部材3に
固着されている。
この鳩目ホックFの製造方法は、第3図に示した装置を
用いて第5図に示すように、ホック部材3を台5上に載
置した状態で、複数本の挟持爪6で鳩目部材4の筒部4b
を挟持したチャック装置7を下降させて、筒部4bを隆起
部3bに嵌合させると共に、鍔部4dを環状段差部3cに嵌合
させ、かつ、外筒8を下降させて前記隆起部3bに対応す
る筒部4bの一部を挟持爪6の先端で挟持し、該部を直径
方向内方に塑性変形させると共に、それによる突出部4e
を隆起部3bの側面に食い込ませ、この食い込みによる隆
起部3bの側面の凹入部と前記突出部4eとの係合により、
鳩目部材4をホック部材3に固着するのである。
上記の鳩目ホック製造方法によれば、第2図および第3
図に示すように、鳩目部材2,4の前記隆起部1b,3bに対応
する筒部2b,4b内面を直径方向内方へ突出させて、この
突出部2e,4eをホック部材1,3の隆起部1b,3bの側面と係
合させることにより、鳩目部材2,4をホック部材1,3に固
着するので、隆起部1b,3bの軸長を長くとることによっ
て、突出部2e,4eと係合する隆起部1b,3b側面の凹入部か
ら隆起部1b,3b先端までの樹脂部分の厚みを厚くでき、
ホック部材の一部を押し潰して形成した薄い樹脂部分を
鳩目部材の鍔部に係合させていた従来の鳩目ホックのよ
うに、鍔部に係合する薄い塑性変形の樹脂部分が折損す
るといった虞れがなく、ホック部材1,3と鳩目部材2,4と
の固着が強固であり、不測にホック部材1,3と鳩目部材
2,4とに分離することがない。
第6図および第7図は別実施例を示し、ホック部材1,3
の隆起部1b,3bの軸長を、止着用ホック部材A,Bを鳩目ホ
ックE,Fにカシメ止めする際に、筒部2B,4Bが拡径変形す
る位置よりも筒部先端側に位置するように長くした点に
特徴がある。
この実施例によれば、第8図(イ),(ロ)及び第9図
に示すように、ホック打ち機のハンマー9が筒部2b,4b
の先端を打撃して拡径変形させる際、筒部2b,4b内に嵌
入している合成樹脂製ホック部材1,3の隆起部1b,3bの先
端側部分1′b,3′bがハンマー9によって押し潰され
て直径方向外方へ拡径変形し、第10図に示すように、前
記先端側部分1′b,3′bが筒部2b,4bの拡径変形した部
分2′b,4′bの上に重ね合わされた状態となり、この
先端側部分1′b,3′bによる抜け止め効果が付加され
ることによって、ホック部材1,3と鳩目部材2,4との固着
がより一層確実かつ強固に行われるのである。
尚、第6図乃至第9図では、段部2a,4aを有する鳩目ホ
ックE,Fを示したが、第11図に示すように、隆起部1b(3
b)とこれを嵌合する筒部2b(4b)を先細りのテーパー
状にしたり、あるいは図示しないが、段部を有しないス
トレート形状にして実施することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の鳩目ホックの製造方法は、
合成樹脂製ホック部材の裏面側中央に隆起部を突出形成
し、該隆起部に金属製鳩目部材を嵌合させると共に、こ
の鳩目部材の前記隆起部の側面に対する筒部の一部を前
記隆起部の側面に食い込ませる状態で直径方向内方に突
出させて、その突出部と前記隆起部の側面の凹入部との
係合により前記鳩目部材をホック部材に固着したので、
合成樹脂製ホック部材と金属製鳩目部材とを別々に製作
した後に両者を結合一体化すると云うコスト上有利な手
段を採用しているにもかかわらず、突出部と係合する隆
起部側面の凹入部から隆起部先端までの樹脂部分の厚み
が有効に利用されてホック部材と鳩目部材との固着が確
実かつ強固であり、不測にホック部材と鳩目部材とに分
離する虞れがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は雌型及び雄型ホ
ックの断面図、第2図は雌型用鳩目ホックの断面図であ
り、第3図(イ),(ロ)はその鳩目ホックの製造説明
図である。第4図は雄型用鳩目ホックの断面図であり、
第5図はその鳩目ホックの製造説明図である。 第6図乃至第10図は別実施例を示し、第6図と第7図は
鳩目ホックの断面図、第8図(イ),(ロ)と第9図は
作用を説明する断面図、第10図はホックの断面図であ
る。第11図は鳩目ホックの変形例を示す断面図であり、
第12図と第13図は従来例を示す断面図である。 1,3…合成樹脂製ホック部材、2,4…金属製鳩目部材、1
b,3b…隆起部、2e,4e…突出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製ホック部材の裏面側に、筒部と
    その一端に連設した鍔部とから成る金属製鳩目部材を取
    り付けてなる鳩目ホックの製造方法であって、前記ホッ
    ク部材の裏面側中央に隆起部を突出形成し、該隆起部に
    前記鳩目部材の筒部を嵌合させると共に、この鳩目部材
    の前記隆起部の側面に対する筒部の一部を前記隆起部の
    側面に食い込ませる状態で直径方向内方に突出させて、
    その突出部と前記隆起部の側面の凹入部との係合により
    前記鳩目部材をホック部材に固着することを特徴とする
    鳩目ホックの製造方法。
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