JPH0670661A - 魚貝類の飼育水槽 - Google Patents
魚貝類の飼育水槽Info
- Publication number
- JPH0670661A JPH0670661A JP25195292A JP25195292A JPH0670661A JP H0670661 A JPH0670661 A JP H0670661A JP 25195292 A JP25195292 A JP 25195292A JP 25195292 A JP25195292 A JP 25195292A JP H0670661 A JPH0670661 A JP H0670661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- breeding
- siphon
- aquarium
- shellfish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009395 breeding Methods 0.000 title claims abstract description 71
- 230000001488 breeding effect Effects 0.000 title claims abstract description 71
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 48
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 title claims description 15
- 235000015170 shellfish Nutrition 0.000 title claims description 14
- 238000005273 aeration Methods 0.000 claims abstract description 16
- 235000014102 seafood Nutrition 0.000 claims description 2
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 abstract description 18
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract description 4
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 abstract 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 16
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000000384 rearing effect Effects 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 魚貝類の飼育水槽の底部に、鉛直方向の水流
を起こさせるエアーレーション管を配置すると共に、エ
アーレーション管に沿って溝部を形成し、該溝部に吸込
管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サイフォンブ
レーカーの端部と機械真空引き管の端部とに通じるサイ
フォン排水管に接続し、サイフォンブレーカーの他端部
を、飼育水槽内に配置した。 【効果】 残餌や糞をサイフォン排水によって間欠的に
排出するので、残餌や糞が底部に堆積しにくく、水槽の
掃除に手間がかからず、局部的な死水ができず、歩留ま
りの低下を招くことがなく、ランニングコストも掛から
ない。
を起こさせるエアーレーション管を配置すると共に、エ
アーレーション管に沿って溝部を形成し、該溝部に吸込
管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サイフォンブ
レーカーの端部と機械真空引き管の端部とに通じるサイ
フォン排水管に接続し、サイフォンブレーカーの他端部
を、飼育水槽内に配置した。 【効果】 残餌や糞をサイフォン排水によって間欠的に
排出するので、残餌や糞が底部に堆積しにくく、水槽の
掃除に手間がかからず、局部的な死水ができず、歩留ま
りの低下を招くことがなく、ランニングコストも掛から
ない。
Description
【0001】
【0002】本発明は魚貝類の飼育水槽に関し、例え
ば、アワビの飼育の際に使用される飼育水槽に関する。
ば、アワビの飼育の際に使用される飼育水槽に関する。
【0003】
【0004】一般に、アワビの飼育は、箱型の飼育水槽
を用い、該飼育水槽にアワビを入れた状態で、一方から
飼育用水を流し込み、逆方向から飼育用水を排出するこ
とにより行われている。
を用い、該飼育水槽にアワビを入れた状態で、一方から
飼育用水を流し込み、逆方向から飼育用水を排出するこ
とにより行われている。
【0005】
【0006】しかしながら、単に、一方から飼育用水を
流し込み、逆方向から飼育用水を排出するだけでは、残
餌や糞が底部に堆積しやすく、通常は毎日掃除が必要
で、水槽の掃除に大変な労力を要するだけでなく、局部
的に死水ができ、歩留まりの低下を招くこともある。
流し込み、逆方向から飼育用水を排出するだけでは、残
餌や糞が底部に堆積しやすく、通常は毎日掃除が必要
で、水槽の掃除に大変な労力を要するだけでなく、局部
的に死水ができ、歩留まりの低下を招くこともある。
【0007】なお、飼育水槽に飼育用のカゴを取り付
け、残餌、糞をポンプによる水流で排出するものもある
が、ランニングコストがかかりすぎる。
け、残餌、糞をポンプによる水流で排出するものもある
が、ランニングコストがかかりすぎる。
【0008】従って、本発明の目的は、残餌や糞が底部
に堆積しにくく、水槽の掃除に手間がかからず、局部的
な死水ができず、歩留まりの低下を招くことがなく、ラ
ンニングコストも掛からない、魚貝類の飼育水槽を提供
することにある。
に堆積しにくく、水槽の掃除に手間がかからず、局部的
な死水ができず、歩留まりの低下を招くことがなく、ラ
ンニングコストも掛からない、魚貝類の飼育水槽を提供
することにある。
【0009】
【0010】本発明の課題を解決するための手段は、下
記の通りである。
記の通りである。
【0011】第1に、魚貝類の飼育水槽の底部に、鉛直
方向の水流を起こさせるエアーレーション管を配置する
と共に、吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、
サイフォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部と
に通じるサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレー
カーの他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育
水槽である。
方向の水流を起こさせるエアーレーション管を配置する
と共に、吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、
サイフォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部と
に通じるサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレー
カーの他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育
水槽である。
【0012】第2に、魚貝類の飼育水槽の底部に、鉛直
方向の水流を起こさせるエアーレーション管を配置する
と共に、エアーレーション管に沿って溝部を形成し、該
溝部に吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サ
イフォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部とに
通じるサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレーカ
ーの他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育水
槽である。
方向の水流を起こさせるエアーレーション管を配置する
と共に、エアーレーション管に沿って溝部を形成し、該
溝部に吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サ
イフォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部とに
通じるサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレーカ
ーの他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育水
槽である。
【0013】第3に、溝部に、開孔部群が形成された蓋
を取り付けた、上記第2記載の魚貝類の飼育水槽であ
る。
を取り付けた、上記第2記載の魚貝類の飼育水槽であ
る。
【0014】第4に、溝部に、サイフォン排水時に通過
する飼育水の流速が40〜50cm/秒を越えるように形
成された開孔部群が形成された蓋を取り付けた、上記第
2記載の魚介類の飼育水槽である。
する飼育水の流速が40〜50cm/秒を越えるように形
成された開孔部群が形成された蓋を取り付けた、上記第
2記載の魚介類の飼育水槽である。
【0015】
【0016】本発明によれば、エアーレーション管によ
って、底面から水面に向かう鉛直方向の水流が発生する
ことにより、飼育水槽内に循環流が発生する。
って、底面から水面に向かう鉛直方向の水流が発生する
ことにより、飼育水槽内に循環流が発生する。
【0017】そして、該循環流によって、飼育水槽内の
残餌や糞が運ばれて、飼育水槽の底部に一時的に堆積す
る。
残餌や糞が運ばれて、飼育水槽の底部に一時的に堆積す
る。
【0018】飼育水槽の底部に一時的に堆積した残餌や
糞は、飼育水槽の水面が最も高い位置になった際、機械
真空引き管によって真空状態になることで発生するサイ
フォン排水によって、飼育水と共に早い速度で吸込管に
吸い込まれた後、サイフォン排水管より排出される。
糞は、飼育水槽の水面が最も高い位置になった際、機械
真空引き管によって真空状態になることで発生するサイ
フォン排水によって、飼育水と共に早い速度で吸込管に
吸い込まれた後、サイフォン排水管より排出される。
【0019】ここで、飼育水槽内の水面位置が、サイフ
ォン排水によって低下し、サイフォンブレーカーの他端
側より低い位置になると、サイフォン排水が停止され
る。
ォン排水によって低下し、サイフォンブレーカーの他端
側より低い位置になると、サイフォン排水が停止され
る。
【0020】そして、飼育水が供給されることで、飼育
水槽の水面が上昇して最も高い位置になると、再び、サ
イフォン排水によって、残餌や糞が排出される。
水槽の水面が上昇して最も高い位置になると、再び、サ
イフォン排水によって、残餌や糞が排出される。
【0021】このようにして、飼育水槽内の残餌や糞
は、サイフォン排水によって飼育水槽外に間欠的に排出
される。
は、サイフォン排水によって飼育水槽外に間欠的に排出
される。
【0022】飼育水槽の底部に形成した溝部に、開孔部
群が形成された蓋を取り付けたものは、エアーレーショ
ン管によって発生する循環流によって運ばれる残餌や糞
が、蓋上に一時的に堆積した後、サイフォン排水によっ
て間欠的に排出される。
群が形成された蓋を取り付けたものは、エアーレーショ
ン管によって発生する循環流によって運ばれる残餌や糞
が、蓋上に一時的に堆積した後、サイフォン排水によっ
て間欠的に排出される。
【0023】また、蓋の開孔部群を通って残餌や糞を排
出するサイフォン排水の流速は、開孔部を通過する際
に、より早められる。
出するサイフォン排水の流速は、開孔部を通過する際
に、より早められる。
【0024】
【0025】以下、図面を参照しながら本発明の装置の
一実施例について説明する。
一実施例について説明する。
【0026】図1は、本発明の魚貝類の飼育水槽の一例
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【0027】該実施例の飼育水槽1は、底部に形成され
た溝部1aに、開孔部2a群が形成された蓋2(図面で
は破線で示す)を取り付けると共に、飼育水槽1内の一
側壁に沿って鉛直方向の水流を起こさせるエアーレーシ
ョン管3を配置し、溝部1aに吸込管4の一端を接続
し、該吸込管4の他端側を、上部で機械真空引き管5の
端部に通じる逆U字状のサイフォン排水管6の側面に接
続したものである。
た溝部1aに、開孔部2a群が形成された蓋2(図面で
は破線で示す)を取り付けると共に、飼育水槽1内の一
側壁に沿って鉛直方向の水流を起こさせるエアーレーシ
ョン管3を配置し、溝部1aに吸込管4の一端を接続
し、該吸込管4の他端側を、上部で機械真空引き管5の
端部に通じる逆U字状のサイフォン排水管6の側面に接
続したものである。
【0028】ここで、蓋2の開孔部2a群は、サイフォ
ン排水時に開孔部2aを通過する飼育水の流速が、40
〜50cm/秒を越えるように形成されている。
ン排水時に開孔部2aを通過する飼育水の流速が、40
〜50cm/秒を越えるように形成されている。
【0029】また、飼育水槽1の内部には、波型のシェ
ルター7を配置したアワビ飼育用のカゴ8が取り付けら
れている。
ルター7を配置したアワビ飼育用のカゴ8が取り付けら
れている。
【0030】エアーレーション管3は、飼育水槽1の一
側壁の幅とほぼ同じ程度の長さの管体であり、エアー供
給パイプ(図示せず)に接続され、上向き側にエアー吹
出孔(図示せず)群が形成されている。
側壁の幅とほぼ同じ程度の長さの管体であり、エアー供
給パイプ(図示せず)に接続され、上向き側にエアー吹
出孔(図示せず)群が形成されている。
【0031】該エアーレーション管3は、エアー吹出孔
群からエアー供給パイプより供給されるエアーを吹き出
すことで、飼育水槽1内の一側壁に沿って鉛直方向の水
流を起こさせる。
群からエアー供給パイプより供給されるエアーを吹き出
すことで、飼育水槽1内の一側壁に沿って鉛直方向の水
流を起こさせる。
【0032】サイフォン排水管6は、立設管61、62
の上部を連結管63で連結して逆U字状に形成したもの
である。
の上部を連結管63で連結して逆U字状に形成したもの
である。
【0033】立設管61の下端側には、総排水弁9が取
り付けられている。
り付けられている。
【0034】他方、立設管61の上端側には、機械真空
引き管5と共に、サイフォンブレーカー10、真空破壊
管11が、密封栓12を介して取り付けられている。
引き管5と共に、サイフォンブレーカー10、真空破壊
管11が、密封栓12を介して取り付けられている。
【0035】サイフォンブレーカー10の他端側は飼育
水槽1内に位置し、該サイフォンブレーカー10の他端
側の高さが、飼育水槽1の低レベルの水面位置となる。
水槽1内に位置し、該サイフォンブレーカー10の他端
側の高さが、飼育水槽1の低レベルの水面位置となる。
【0036】真空破壊管11の他端側は、立設管62の
下端側と共に、排水調整槽13内に位置している。
下端側と共に、排水調整槽13内に位置している。
【0037】なお、図中、13aは排水調整槽13の側
面に接続される1次排水管、13bは一次排水管13a
より低い位置の排水調整槽13の側面に接続される2次
排水管を示している。
面に接続される1次排水管、13bは一次排水管13a
より低い位置の排水調整槽13の側面に接続される2次
排水管を示している。
【0038】次に、上記の飼育水槽1の作用を説明す
る。
る。
【0039】カゴ8内のシェルター7によってアワビを
飼育する場合、通常は、エアーレーション管3によっ
て、飼育水槽1の一側壁に沿って底面から水面に向かう
鉛直方向の水流が発生することにより、飼育水槽1内に
循環流が発生する。
飼育する場合、通常は、エアーレーション管3によっ
て、飼育水槽1の一側壁に沿って底面から水面に向かう
鉛直方向の水流が発生することにより、飼育水槽1内に
循環流が発生する。
【0040】飼育水槽1内の残餌や糞は、該循環流によ
って運ばれ、飼育水槽1の底部に形成された溝部1aに
取り付けられた蓋2上に一時的に堆積する。
って運ばれ、飼育水槽1の底部に形成された溝部1aに
取り付けられた蓋2上に一時的に堆積する。
【0041】溝部1aに取り付けられた蓋2上に一時的
に堆積した残餌や糞は、飼育水槽1の水面が最も高い位
置(H.W.L.で示す)になった際、機械真空引き管
5によって真空状態になることで発生するサイフォン排
水によって、飼育水と共に蓋2の開孔部2aを通って早
い速度で吸込管4に吸い込まれた後、サイフォン排水管
6の立設管61、62を通って、立設管62の下端側か
ら排水調整槽13へ排出される。
に堆積した残餌や糞は、飼育水槽1の水面が最も高い位
置(H.W.L.で示す)になった際、機械真空引き管
5によって真空状態になることで発生するサイフォン排
水によって、飼育水と共に蓋2の開孔部2aを通って早
い速度で吸込管4に吸い込まれた後、サイフォン排水管
6の立設管61、62を通って、立設管62の下端側か
ら排水調整槽13へ排出される。
【0042】ここで、飼育水槽1内の水面位置が、サイ
フォン排水によって低下し、サイフォンブレーカー10
の他端側より低い位置(L.W.L.で示す)になる
と、サイフォン排水が停止される。
フォン排水によって低下し、サイフォンブレーカー10
の他端側より低い位置(L.W.L.で示す)になる
と、サイフォン排水が停止される。
【0043】そして、飼育水が供給パイプ(図示せず)
より供給されることで、飼育水槽1の水面が上昇して最
も高い位置になると、再び、サイフォン排水によって、
残餌や糞が排出される。
より供給されることで、飼育水槽1の水面が上昇して最
も高い位置になると、再び、サイフォン排水によって、
残餌や糞が排出される。
【0044】このようにして、飼育水槽1内の残餌や糞
は、サイフォン排水によって飼育水槽1外に間欠的に排
出される。
は、サイフォン排水によって飼育水槽1外に間欠的に排
出される。
【0045】なお、飼育水槽1の溝部1aに開孔部2a
群が形成された蓋2を取り付けているので、サイフォン
排水の際に、開孔部2aを通過する飼育水の流速が、蓋
2を設置しない場合と比較してより早められている。
群が形成された蓋2を取り付けているので、サイフォン
排水の際に、開孔部2aを通過する飼育水の流速が、蓋
2を設置しない場合と比較してより早められている。
【0046】この場合、開孔部2aを通過する飼育水の
流速は、40〜50cm/秒を越えるように、開孔部2a
が形成されている。
流速は、40〜50cm/秒を越えるように、開孔部2a
が形成されている。
【0047】
【0048】本発明区として、上記の実施例で説明した
波型のシェルターを配置した飼育水槽を用い、対照区と
して波型のシェルターを配置した通常の長方形の水槽を
用い、次のような共通の条件下で、アワビの飼育を17
8日間行った。
波型のシェルターを配置した飼育水槽を用い、対照区と
して波型のシェルターを配置した通常の長方形の水槽を
用い、次のような共通の条件下で、アワビの飼育を17
8日間行った。
【0049】・注水方法:掛け流し,・総注水量:4リ
ットル/分,・放養重量:710g
ットル/分,・放養重量:710g
【0050】試験の結果、対照区は飼育水槽の定期的な
清掃が必要であったのに対し、本発明区は、一時的には
残餌や糞による汚れが見られたが、汚れがある程度以上
蓄積して塊になった後、サイフォン排水により排出され
るので、原則として定期的な飼育水槽の清掃が不要であ
り、4週間に一度のメンテナンスで充分であった。
清掃が必要であったのに対し、本発明区は、一時的には
残餌や糞による汚れが見られたが、汚れがある程度以上
蓄積して塊になった後、サイフォン排水により排出され
るので、原則として定期的な飼育水槽の清掃が不要であ
り、4週間に一度のメンテナンスで充分であった。
【0051】本発明区と対照区との飼育結果を、表1に
示す。
示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1に示すとおり、本発明区による飼育結
果は対照区と同程度であるので、本発明の飼育水槽は、
飼育に悪影響を及ぼすものでないことが確認された。
果は対照区と同程度であるので、本発明の飼育水槽は、
飼育に悪影響を及ぼすものでないことが確認された。
【0054】
【0055】本発明の飼育水槽は、残餌や糞をサイフォ
ン排水によって間欠的に排出するので、残餌や糞が底部
に堆積しにくく、水槽の掃除に手間がかからず、局部的
な死水ができず、歩留まりの低下を招くことがなく、ラ
ンニングコストも掛からない。
ン排水によって間欠的に排出するので、残餌や糞が底部
に堆積しにくく、水槽の掃除に手間がかからず、局部的
な死水ができず、歩留まりの低下を招くことがなく、ラ
ンニングコストも掛からない。
【図1】本発明の魚貝類の飼育水槽の一例を示す概略図
である。
である。
1 飼育水槽 1a 溝部 2 蓋 2a 開孔部 3 エアーレーション管 4 吸込管 5 機械真空引き管 6 サイフォン排水管 61,62 立設管 63 連結管 7 シェルター 8 カゴ 9 総排水弁 10 サイフォンブレーカー 11 真空破壊管 12 密封栓 13 排水調整槽 13a 1次排水管 13b 2次排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000151449 株式会社東京久栄 東京都中央区日本橋3丁目1番15号 (71)出願人 000233608 日立冷熱株式会社 東京都千代田区神田須田町1丁目23番地2 (71)出願人 000006781 ヤンマーディーゼル株式会社 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 (72)発明者 大滝 勝久 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北台205 福島県水産種苗研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 魚貝類の飼育水槽の底部に、鉛直方向の
水流を起こさせるエアーレーション管を配置すると共
に、吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サイ
フォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部とに通
じるサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレーカー
の他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育水
槽。 - 【請求項2】 魚貝類の飼育水槽の底部に、鉛直方向の
水流を起こさせるエアーレーション管を配置すると共
に、エアーレーション管に沿って溝部を形成し、該溝部
に吸込管の一端を接続し、該吸込管の他端側を、サイフ
ォンブレーカーの端部と機械真空引き管の端部とに通じ
るサイフォン排水管に接続し、サイフォンブレーカーの
他端部を、飼育水槽内に配置した、魚貝類の飼育水槽。 - 【請求項3】 溝部に、開孔部群が形成された蓋を取り
付けた、請求項2記載の魚貝類の飼育水槽。 - 【請求項4】 溝部に、サイフォン排水時に通過する飼
育水の流速が40〜50cm/秒を越えるように形成され
た開孔部群が形成された蓋を取り付けた、請求項2記載
の魚介類の飼育水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25195292A JPH0670661A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 魚貝類の飼育水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25195292A JPH0670661A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 魚貝類の飼育水槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670661A true JPH0670661A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17230430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25195292A Pending JPH0670661A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 魚貝類の飼育水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670661A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100399886C (zh) * | 2005-12-26 | 2008-07-09 | 浙江省海洋水产养殖研究所 | 海产贝类苗种中间培育装置 |
JP2014004554A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Shin Nippon Giken Kk | 液体への気体溶解装置 |
KR101533154B1 (ko) * | 2013-08-20 | 2015-07-02 | 이하송 | 복층 양식수조의 배수장치 |
CN105454143A (zh) * | 2014-09-12 | 2016-04-06 | 中国水产科学研究院黄海水产研究所 | 一种封闭循环水系统养殖池全自动定时排污方法及装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231461B2 (ja) * | 1978-11-03 | 1990-07-13 | Mallory & Co Inc P R | |
JPH05292852A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-09 | Nagahisa Uki | 養貝用水槽 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25195292A patent/JPH0670661A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231461B2 (ja) * | 1978-11-03 | 1990-07-13 | Mallory & Co Inc P R | |
JPH05292852A (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-09 | Nagahisa Uki | 養貝用水槽 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100399886C (zh) * | 2005-12-26 | 2008-07-09 | 浙江省海洋水产养殖研究所 | 海产贝类苗种中间培育装置 |
JP2014004554A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Shin Nippon Giken Kk | 液体への気体溶解装置 |
KR101533154B1 (ko) * | 2013-08-20 | 2015-07-02 | 이하송 | 복층 양식수조의 배수장치 |
CN105454143A (zh) * | 2014-09-12 | 2016-04-06 | 中国水产科学研究院黄海水产研究所 | 一种封闭循环水系统养殖池全自动定时排污方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0260272A1 (en) | An arrangement in an enclosure for fish breeding | |
US4121307A (en) | Positive flow swimming pool gutter | |
JPH0670661A (ja) | 魚貝類の飼育水槽 | |
US20090218265A1 (en) | Instant Reverse-Flush Aquarium and Fish-Pond Filter | |
KR20120119501A (ko) | 가두리 양식장 수질오염방지 이물질 분리수거 장치 및 방법 | |
KR20150004968A (ko) | 양식장 청소장치 | |
US3193103A (en) | Pond filter | |
KR101178320B1 (ko) | 다슬기 양식수조 청소기 | |
CN211407320U (zh) | 一种用于淡水养殖的吸污装置 | |
CN108669583A (zh) | 一种土豆去泥装置 | |
US4797028A (en) | Beaver control siphon apparatus | |
CN206196699U (zh) | 一种养虾池排污装置 | |
CN220529011U (zh) | 一种养殖和排污结构 | |
JPH05292852A (ja) | 養貝用水槽 | |
CN218302927U (zh) | 一种可调面积的螃蟹养殖池 | |
CN217708950U (zh) | 一种带冲洗的油水分离器 | |
KR200344519Y1 (ko) | 수조의 이물질 제거장치 | |
KR20200002351U (ko) | 다슬기 전용 양식수조와 다기능 이중배수관 | |
CN221335832U (zh) | 一种鱼缸鱼食残渣凊洁机 | |
TWI590761B (zh) | Aquaculture system | |
JP2002013123A (ja) | スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管 | |
CN104719231B (zh) | 南美洲鳗鲡一体化养殖系统 | |
CN216549688U (zh) | 一种淡水鱼鱼塘除污装置 | |
KR102702179B1 (ko) | 새우 양식장 | |
CN217850896U (zh) | 一种自动吸污装置 |