JPH0667101U - 脱着が簡単なホイール付きスパイクタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】収納場所が小さくて，ジヤッキアップの必要も
なく簡単に脱着ができ，アイスバーン状態の路面では効
き目がよいスパイクタイヤを提供する。 【構成】ネジ溝（１）と止めフック（２）をもった軸
（３）を中心にもつ円盤型のステー（４）に，スタッド
レスタイヤのホイールと同じピッチの穴（５）をあけ
る。スパイクタイヤ（６）のホイール（７）の中心にも
ステーの軸（３）に合う穴を開け，ステーに組込みナッ
ト（８）で締める。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は，生産中止となったスパイクタイヤに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来スパイクタイヤは，道路を傷めるものとして生産中止となり，使用禁止地 域も多くの県で指定された。現在ではスタッドレスタイヤが主流である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし，これには次のような欠点があった。 このスタッドレスタイヤは，アイスバーン状態の路面では効き目がほとんどな くスリップ事故や追突事故が多発している。

【０００４】

【課題を解決するため手段】

そこで本考案は，スパイクタイヤ生産の復活を願うと共に，旧来より効き目が 効果的で使用禁止地域でのタイヤ脱着もワンタッチで簡単に出来るようにした ものである。

【０００５】

【作用】

本考案は，スタッドレスタイヤのホイールを車に装着するときに外側からステ ーも一緒に組み込んでおけば，センターナットなので必要なときにナット１コ でスパイクタイヤの脱着ができる。 従来のようなタイヤ交換ではないため，ジヤッキアップの必要もなく石や木片 に乗り上げて少し車輪を浮かせれば脱着は容易である。 しかも，従来のスパイクタイヤより幅も薄くていいので軽量で取扱いが容易で あり収納場所も小さくてよい。

【０００６】

【実施例】 以下，本案の実施例について説明する。 図１に示すように，ネジ溝（１）と止めフック（２）をもった軸（３）を中心 にもつ円盤型のステー（４）に，スタッドレスタイヤのホ イールと同じピッチの穴（５）をあける。 スパイクタイヤ（６）のホイール（７）の中心にもステー の軸（３）に合う穴を開け，ステーに組込みナット（８） で締める。 スタッドレスタイヤ（普通タイヤ）のホイールを車に装着するときに，外側か らステーも一緒に組み込んでおけばジヤッキアップの必要もなく脱着ができる 。 ステーの素材は，鉄・アルミ・カーボン・チタンなど軽くて強度のあるものが よく，軸の太さもなるべく太いものがよい。 止めフックの周囲にゴムを付けてもよい。 使用するスタッドレスタイヤのホイールによって，軸の長さ・ステーの直径・ 穴のピッチを変える必要がある。 スパイクタイヤは，スタッドレスタイヤの外側に装着するため従来のような幅 の広いものは必要なく，外形さえスタッドレスタイヤより多少大きければ自転 車のタイヤの幅のようなものでもよい。 トレッドパターンのゴムも，極端に溝を深くできその頂点にピンを打ってもい いし，ゴムの変わりにすべてをスパイクピンにして装着してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

本案は以上のような構造で，脱着に要する時間が短いので，ドライバーは面倒 くさがらずに使用しなくてもいい地域ではすぐに外せる為道路のいたみも激減 し，アイスバーン状態の路面でもすぐに装着出来るため安全性も向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の側面図である。

【図２】本考案の（イ）スパイクタイヤ，（ロ）ステー
の正面図である。

【符号の説明】

１ ネジ溝 ２ 止めフック ３ 軸 ４ ステー ５ 穴 ６ スパイクタイヤ ７ ホイール ８ ナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）ネジ溝と止めフックをもった軸を中
   心にもつ円盤型のステーに，スタッドレスタイヤのホイ
   ールと同じピッチの穴をあける。 （ロ）スパイクタイヤのホイールの中心にもステーの軸
   に合う穴を開け，ステーに組込みナット締めする。 以上の如く構成されたスパイクタイヤ。