JPH066421Y2 - 一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブル - Google Patents

一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブル

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JPH066421Y2
JPH066421Y2 JP2271588U JP2271588U JPH066421Y2 JP H066421 Y2 JPH066421 Y2 JP H066421Y2 JP 2271588 U JP2271588 U JP 2271588U JP 2271588 U JP2271588 U JP 2271588U JP H066421 Y2 JPH066421 Y2 JP H066421Y2
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JP
Japan
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ribbon cable
foil tape
copper foil
wire
coaxial ribbon
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JP2271588U
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JPH01126018U (ja
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実 佐藤
嘉郎 功力
仁 秋山
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブル、特
に減衰量特性が改善された一括圧接コネクタ用同軸リボ
ンケーブルに関するものである。
[従来の技術] 内部導体外周に絶縁体を被覆した絶縁心線と、その絶縁
心線上に縦添えされたドレンワイヤと、前記絶縁心線と
そのドレンワイヤの外周に縦添え被覆したアルミ箔テー
プと、そのアルミ箔テープ外周に押出し被覆されたジャ
ケットとからなるケーブルコアを複数本並列配置してな
るものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記した一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブ
ルでは、ドレンワイヤとアルミ箔テープとが接触する構
造であるため、アルミ箔テープ表面にできている酸化皮
膜(酸化アルミニウム)を介してドレンワイヤとアルミ
箔テープとが接触するので、接触不良となり、ケーブル
長が短い程高減衰量になるという問題がある。特に、こ
の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルが内部配線材
として短尺で使用される場合に問題である。
そこで、アルミ箔テープの変わりにタフピッチ銅を圧延
し、厚さ10〜20μmにした銅箔テープを用いたが、
加工硬化により伸びが3〜5%と小さいため、銅箔テー
プに切れ(切断)が生じ、実用化できない。この銅箔テ
ープに10〜20%の伸びを付加するためには、250
℃の温度で1時間程度の焼鈍を行なうことになるが、銅
箔テープ同志に粘着が発生し、製造不可能である。
本考案は前記した従来技術の欠点を改善し、減衰量特性
を改善させた一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルの
提供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルは、内
部導体外周に絶縁体を被覆した絶縁心線と、その絶縁心
線上に縦添えされたドレンワイヤと、前記絶縁心線とそ
のドレンワイヤの外周に縦添え被覆した厚さ10〜20
μm、伸び10〜20%の無酸素銅からなる銅箔テープ
と、その銅箔テープ外周に押出し被覆されたジャケット
とからなるケーブルコアを複数本並列配置して構成した
ものである。
このように10〜20%の伸びを有する銅箔テープは、
純度99.99%以上の無酸素銅を圧延して厚さ10〜
20μmの銅箔テープにした後、120〜170℃の温
度で焼鈍することにより製造可能である。
[作用] 本考案の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルでは、
ドレンワイヤと銅箔テープを接触する構造に形成したこ
とにより、ドレンワイヤの接触状態が改良でき、減衰量
特性を改善することができる。
[実施例] 第1図は本考案の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブ
ルの一実施例を示すものである。1は内部導体、2は絶
縁体、3は絶縁心線、4はドレンワイヤ、5は銅箔テー
プ、6はジャケット、7はケーブルコアである。内部導
体1は錫メッキ軟銅線からなり、この内部導体1の外周
にはポリエチレンの絶縁体2が押出し被覆され、絶縁心
線3が形成される。ドレンワイヤ4は錫メッキ軟銅線か
らなり、絶縁心線3上に縦添えに設けられる。銅箔テー
プ5は厚さ20μm,伸び12%の無酸素銅の銅箔テー
プからなり、絶縁心線3とドレンワイヤ4の外周に縦添
え被覆して形成される。ジャケット6はポリ塩化ビニル
等のプラスチックからなり、銅箔テープ5の外周に押出
し被覆され、ケーブルコア7が形成される。次に、この
ケーブルコア7の5本を並列にし、ジャケット6を熱融
着して配置することから一括圧接コネクタ用同軸リボン
ケーブルが形成される。
この一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルの1m、1
0m、20m、30mの各々の長さにおける5本のケー
ブルコアの減衰量(於10MHz)を測定し、その平均値
を求めた。
なお、比較例として厚さ20μm、伸び12%のアルミ
箔テープを設けた一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブ
ルについて前記実施例と同様に減衰量を測定し、その平
均値を求めた。この結果を第2図に示した。
第2図に示したように、(2)のアルミ箔テープを用い
た従来の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルの減衰
量は長さが1mでは190dB/km、10mで100dB/k
m、20mで90dB/km、30mで80dB/kmであるのに
比較して、(1)の銅箔テープを用いた本考案の一括圧
接コネクタ用同軸リボンケーブルの減衰量は、長さが1
mでは120dB/km、10mで85dB/km、20mで80
dB/km、30mで75dB/kmといずれの長さにおいても低
い減衰量の値を示し、特に、1mの短尺で190dB/km
から120dB/kmと大幅に改善することができた。
これは、ドレンワイヤと銅箔テープを接触するように設
けたことにより、ドレンワイヤの接触状態が改良でき、
同軸ケーブルの減衰量特性を改善することができた。
なお、本考案の実施例では銅箔テープを単独で設けた
が、銅箔プラスチックラミネートテープを設けてもよ
い。
[考案の効果] 以上説明してきたように本考案の一括圧接コネクタ用同
軸リボンケーブルは、ドレンワイヤと銅箔テープを接触
する構造に形成したことにより、ドレンワイヤの接触状
態が改良でき、同軸ケーブルの減衰量特性を改善できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブ
ルの一実施例を示す横断面説明図、第2図は本考案の一
実施例の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルと従来
の一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブルの各々の減衰
量を示す減衰量特性図である。 1:内部導体、 2:絶縁体、 3:絶縁心線、 4:ドレンワイヤ、 5:銅箔テープ、 6:ジャケット、 7:ケーブルコア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部導体外周に絶縁体を被覆した絶縁心線
    と、その絶縁心線上に縦添えされたドレンワイヤと、前
    記絶縁心線とそのドレンワイヤの外周に縦添え被覆した
    厚さ10〜20μm、伸び10〜20%で純度99.9
    9%以上の無酸素銅からなる銅箔テープと、その銅箔テ
    ープ外周に押出し被覆されたジャケットとからなるケー
    ブルコアを複数本並列配置してなることを特徴とする一
    括圧接コネクタ用同軸リボンケーブル。
JP2271588U 1988-02-23 1988-02-23 一括圧接コネクタ用同軸リボンケーブル Expired - Lifetime JPH066421Y2 (ja)

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JPH01126018U JPH01126018U (ja) 1989-08-29
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