JPH066170U - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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Publication number
JPH066170U
JPH066170U JP4433492U JP4433492U JPH066170U JP H066170 U JPH066170 U JP H066170U JP 4433492 U JP4433492 U JP 4433492U JP 4433492 U JP4433492 U JP 4433492U JP H066170 U JPH066170 U JP H066170U
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JP
Japan
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hydraulic
steering
operating
pressure
hydraulic cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP4433492U
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English (en)
Inventor
謙三 古賀
明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH066170U publication Critical patent/JPH066170U/ja
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台のダンプ駆動用油圧源を有効利用して、
構造の複雑化を招くことなく、操縦操作性に優れた運搬
車を提供する。 【構成】 機体走行系に介装した各操向用クラッチに対
する操作部材23R,23Lを操作するクラッチ作動用
油圧シリンダ22R,22Lに、操作部材23R,23
Lをクラッチ切り位置まで操作する操作ストローク対応
位置に排油路を形成し、この排油路中に可変リリーフ弁
29を介装し、操向レバー30の初期ストロークで各油
圧シリンダ22R,22Lに対する圧油供給を左右選択
し、引き続く操作で可変リリーフ弁29のリリーフ圧を
徐々に高めて、ブレーキ用油圧シリンダ24によるブレ
ーキ操作圧を高めるよう構成した油圧式操向作動機構1
4を設け、荷台の揺動操作用油圧シリンダ3の油圧回路
と油圧式操向作動機構14の油圧回路とを直列接続して
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、左右走行装置に対する伝動系に夫々操向用クラッチブレーキを介装 して、片側の走行装置の駆動を停止して旋回走行するよう構成するとともに、油 圧シリンダの駆動によりダンプ揺動自在な荷台を備えてある運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記運搬車において、従来では、左右の走行装置に対する操向用クラッチブレ ーキは人為操作具の操作に基づいて機械的なリンク機構を介して操作するよう構 成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような操向操作系は、走行装置として、例えばクローラ走行装置を用 いた場合のように旋回揺動操作でなく、左右走行装置の速度差により旋回操向す るために用いられるものであるが、上記したように人為操作に基づいて操向操作 する構造においては、ブレーキ操作の際に大きな制動力が必要であるから、操作 が重くて行い難い欠点があり、改善の余地があった。 本考案は、既存の油圧構造を有効利用して、大幅な構造の複雑化を招くことな く上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載した運搬車において、前記各操向用クラッチ に対する操作部材を操作するクラッチ作動用油圧シリンダを備え、この油圧シリ ンダのシリンダチューブに、前記操作部材をクラッチ切り位置まで操作する操作 ストローク対応位置に排油路を形成し、この排油路中に可変リリーフ弁を介装し 、操向レバーの初期ストロークで前記各油圧シリンダに対する圧油供給を左右選 択し、引き続く操作で前記可変リリーフ弁のリリーフ圧を徐々に高めて、ブレー キ用油圧シリンダによるブレーキ操作圧を高めるよう構成した油圧式操向作動機 構を設け、前記荷台揺動操作用油圧シリンダの油圧回路と前記油圧式操向作動機 構の油圧回路とを直列接続してある点にある。
【0005】
【作用】
機体の操向操作を行う場合には、操作レバーを左右の初期ストロークで左右い ずれの旋回するかを選択すると、該当する側の作動用油圧シリンダが選択されて 圧油が供給され、当該側のクラッチが切り操作され走行装置の駆動が停止される 。更に、操作レバーを操作すると、ブレーキ用油圧シリンダに対する排油圧が高 められ、ブレーキ操作圧が徐々に高くなり駆動が絶たれた側の走行装置にブレー キがかかる。その結果、他方の側の走行装置による推進力で機体が小回り旋回で きることになる。このとき、操作レバーの操作力は、油圧回路の切り換えと可変 リリーフ圧の変更操作だけであるから機体の制動力に較べ小さなもので済む。 しかも、このような油圧式操向作動機構に対する圧油供給は、従来より既存の ダンプ用油圧シリンダに対する圧油が直列状態でそのまま利用でき、専用の油圧 源を別途設ける必要が無い。
【0006】
【考案の効果】
従って、この種の運搬車では常に配備されるダンプ揺動用油圧シリンダの油圧 源を有効利用して、専用の油圧源を設けることなく、機体操向操作が軽快に行え る操縦操作性に優れた運搬車を提供できるに到った。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図4に運搬車を示している。この運搬車は、左右のクローラ走行装置1R,1 Lを備えた機体フレーム2上に油圧シリンダ3によりダンプ揺動自在な荷台4を 搭載するとともに、荷台4の後部側に運転部5を設け、運転部5の下方に原動部 6を配備して構成してある。 前記原動部6は、エンジン7の動力を伝動ベルト8を介して静油圧式無段変速 装置Hに伝えるとともに、この静油圧式無段変速装置Hの出力をミッションケー ス9内のギア式減速機構10を介して左右クローラ走行装置1R,1Lに供給す るよう伝動系を構成してある。ミッションケース9内には潤滑油を貯溜してあり 、この油量を測定するオイルゲージ11はケース外方に露出する把手部11aと ケース内方側でオイル液面L内に進入するゲージ部11bとを夫々ゴムにより一 体成型して構成して低コスト化を図るとともに、図3に示すように、その挿入途 中部近傍に突起物Tが存在する場合であっても、ゲージ部11bを偏芯させて形 成することで、その突起物との干渉を阻止できるよう構成してある。 前記ミッションケース9内には、静油圧式無段変速装置Hからの動力を左右の 各クローラ走行装置1R,1Lに対して入り切り操作自在な油圧操作式操向用ク ラッチ12R,12Lを介装するとともに、クラッチが切り操作された側のクロ ーラ走行装置に制動を与える油圧操作式ブレーキ13を備えた油圧式操向作動機 構14を備えてある。詳述すると、図2に示すように、静油圧式無段変速装置H の出力がギア減速機構10を介して減速された後、最終伝動軸15に取付けられ た駆動ギア16に供給され、この伝動軸15の左右両側に前記駆動ギア16に咬 合連動する状態と外方に離間して伝動を絶つ状態とにスライド操作自在なスライ ドギア17R,17Lを外嵌してある。又、前記伝動軸15と平行状態で架設さ れたブレーキ軸18に一体回転自在に取付けられた左右ブレーキギア19R,1 9Lに咬合う左右ギア20R,20Lと伝動切り状態で咬合離間したスライドギ ア17R,17Lとが咬合う咬合部を形成し、前記ブレーキ軸18の一端側には 多板摩擦式ブレーキ13を備えてある。又、前記各スライドギア17R,17L は左右クローラ走行装置1R,1Lの車軸ギア21R,21Lと常に咬合状態と なるよう構成し、各スライドギア17R,17Lと駆動ギア16とにより操向用 クラッチ12R,12Lを構成してある。そして、各スライドギア17R,17 Lは左右一対の油圧シリンダ22R,22Lにより操作される操作部材23R, 23Lによりシフト操作するよう構成し、前記ブレーキ13は油圧シリンダ24 により制動操作するよう構成してある。 次に油圧回路構成について説明する。図1に示すように、エンジン7により駆 動される油圧ポンプPからの圧油がダンプ操作用切換弁26を介してダンプ用油 圧シリンダ3に供給され、この油圧シリンダ3の油圧回路と直列状態で上記した ような油圧式操向作動機構14の油圧回路に接続してあり、油圧ポンプを共用す る構成としている。前記油圧シリンダ3の回路からの圧油は3位置切換弁27を 介して選択的にクラッチ用油圧シリンダ22R,22Lに供給されるよう構成し 、前記操作部材23R,23Lをクラッチ切り位置まで操作する操作ストローク 対応位置に排油路28を形成し、この排油路28にブレーキ用油圧シリンダ24 を接続するとともに、この排油路中に排油圧を変更する可変リリーフ弁29を介 装してある。前記3位置切換弁27は電磁操作式に構成され、運転部5に配備し た操作レバー30の左右の初期揺動ストロークでいずれかの油圧シリンダ22R ,22Lに圧油が供給される状態に切り換わるよう構成し、前記初期ストローク よりも更に操作すると、前記可変リリーフ弁29のバネ力を可変させてリリーフ 圧を変更してブレーキ操作圧を徐々に高めて制動するようこれらを連係させてあ る。 従って、機体を操向操作する場合には、1本の操作レバー30を所望の方向に 揺動操作すると、旋回内側の走行装置に対する伝動が絶たれるとともに、ブレー キがかかり、旋回走行することができる。操作レバー30の操作は電磁弁の切り 換えとリリーフ弁29のバネ圧を変更させるだけの操作力で対応できるから軽く 行える。 又、ダンプ用油圧回路と操向用油圧回路とを直列に接続してあっても、ダンプ シリンダ3は複動型に構成されるので、当該シリンダ3の作動中でも供給量と同 量の排油量が確保できるので作動に支承は無い。
【0008】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧回路図
【図2】伝動系統図
【図3】オイルゲージの側面図
【図4】運搬車の全体側面図
【符号の説明】
1R,1L 走行装置 3 ダンプ用油圧シリンダ 4 荷台 12R,12L 操向用クラッチ 14 操向作動機構 22R,22L クラッチ用油圧シリンダ 23R,23L 操作部材 24 ブレーキ用油圧シリンダ 29 可変リリーフ弁 30 操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右走行装置(1R),(1L)に対す
    る伝動系に操向用クラッチ(12R),(12L)を介
    装して、片側の走行装置の駆動を停止して旋回走行する
    よう構成するとともに、油圧シリンダ(3)の駆動によ
    りダンプ揺動自在な荷台(4)を備えてある運搬車であ
    って、前記各操向用クラッチ(12R),(12L)に
    対する操作部材(23R),(23L)を操作するクラ
    ッチ作動用油圧シリンダ(22R),(22L)を備
    え、この油圧シリンダ(22R),(22L)に、前記
    操作部材(23R),(23L)をクラッチ切り位置ま
    で操作する操作ストローク対応位置に排油路を形成し、
    この排油路中に可変リリーフ弁(29)を介装し、操向
    レバー(30)の初期ストロークで前記各油圧シリンダ
    (22R),(22L)に対する圧油供給を左右選択
    し、引き続く操作で前記可変リリーフ弁(29)のリリ
    ーフ圧を徐々に高めて、ブレーキ用油圧シリンダ(2
    4)によるブレーキ操作圧を高めるよう構成した油圧式
    操向作動機構(14)を設け、前記荷台(4)揺動操作
    用油圧シリンダ(3)の油圧回路と前記油圧式操向作動
    機構(14)の油圧回路とを直列接続してある運搬車。
JP4433492U 1992-06-26 1992-06-26 運搬車 Pending JPH066170U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245275A (ja) * 1988-08-05 1990-02-15 Kubota Ltd 作業車の操向操作構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245275A (ja) * 1988-08-05 1990-02-15 Kubota Ltd 作業車の操向操作構造

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