JPH0660417U - ドレン抜き装置 - Google Patents

ドレン抜き装置

Info

Publication number
JPH0660417U
JPH0660417U JP730793U JP730793U JPH0660417U JP H0660417 U JPH0660417 U JP H0660417U JP 730793 U JP730793 U JP 730793U JP 730793 U JP730793 U JP 730793U JP H0660417 U JPH0660417 U JP H0660417U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
housing
main body
tip
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP730793U
Other languages
English (en)
Inventor
英雄 小林
Original Assignee
有限会社太陽機工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社太陽機工 filed Critical 有限会社太陽機工
Priority to JP730793U priority Critical patent/JPH0660417U/ja
Publication of JPH0660417U publication Critical patent/JPH0660417U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成のドレン抜き装置であって、ハウ
ジング内に析出した液体成分を自動的に一定量以下にす
る。 【構成】 フィルタ装置の本体20の底壁20c及び台
10を貫通して排出管11を設ける。排出管11の下端
近傍には先端にエルボ部12aを設けた水平管12が取
り付けられる。エルボ部12aには、先端にエルボ部1
3aを設けた垂直管13が取り付けられる。エルボ部1
3aの先端には水平管14が取り付けられる。水平管の
先端にはホース15が取り付けられる。本体内は外部か
ら空気を吸入するために負圧状態にされているが、排出
管内に空気中から析出した液体が貯められことにより負
圧状態が維持される。また、本体内に貯められた液体の
液面が垂直管の先端に達すると、サイフォン作用により
液体が排出管を通して本体外部に排出されることによ
り、本体内に液体が溢れることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドレン抜き装置に係り、特にハウジング内部にて気体を処理手段に よって処理することによりハウジング内部を大気圧より高く又は低い状態にする 気体処理装置の同ハウジングの底壁の外側面に設けるのに適したドレン抜き装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記気体処理装置、例えば空気中に含まれる油分等を含んだ空気中の同油分等 を除去するフィルタ装置を備えた空気清浄機は、ハウジングの内部に汚れた空気 を強制的に吸引して、フィルタ装置のフィルタ作用及び回転遠心力により油分等 を除去し、分離した油分等を底壁を貫通して外側に設けたドレン抜き装置により ハウジング外部に排出している。このため、上記ハウジング内を大気圧より低い 負圧状態に維持する必要があるため、単に装置の底部に外部と連通するドレン抜 き装置を設けるとハウジング内部の圧力を高くするように作用するので、気体処 理装置を運転する上で問題であった。 このため、従来、この種のドレン抜き装置は、気体処理装置の底部に所定量の 油分等が貯められたときに又は一定時間の経過毎に、開閉弁を開放させて内部の 油分等をハウジング外に排出させるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記ドレン抜き装置は、ハウジング内にどの程度油分等が貯まったか を調べることは容易ではなく、例えば液面センサ等を用いて液体が一定量に達し たことを検知して駆動装置により自動的に開閉弁を開放させることが考えられる が、機構が複雑になり価格が非常に高価になるという問題がある。また、油分等 の貯まった量に関係なく一定時間ごとに開閉弁を手動にて開け閉めすることも非 常に煩雑である。 本考案は、上記した問題を解決しようとするもので、ハウジング内の圧力を所 望の大気圧より高い又は低い状態を維持しつつ、ハウジング内に貯められた油分 等が所定量に達したときに自動的にかつ簡易にハウジング外に排出させることの 可能なドレン抜き装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の構成上の特徴は、ハウジング内部にて気体 を処理手段によって処理することによりハウジング内部を大気圧より高く又は低 い状態にする気体処理装置の同ハウジングの底壁の外側面に、気体から分離して ハウジングの底部に貯められた液体成分を同ハウジング外に排出するU字型パイ プを取り付けたことにある。
【0005】
【作用】
上記のように構成した本考案においては、ハウジングの底壁にU字型パイプ形 状のドレン抜き装置を設けたことにより、気体から分離してハウジング内に貯め られた液体成分の液面がU字型パイプの頂部に達するまではハウジング及びU字 型パイプ内に留まっている。このため、ハウジング内の圧力が大気圧より高いか 又は低い所定の圧力に維持される。そして、ハウジング内に貯められた液体成分 の液面がU字型パイプの頂部に達すると、ハウジング内の液体成分はU字型パイ プにより形成されるサイフォン作用によりハウジング外部に排出され、一部がU 字型パイプ内に戻される。
【0006】
【考案の効果】
その結果、本考案によれば、ハウジング内の圧力の変動により気体処理装置の 作動を妨げることなく、ハウジング内の底部に析出した液体成分の量を自動的に 一定量以下に維持することができる。また、本考案に係るドレン抜き装置は簡易 な構成なので、安価に提供される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面により説明する。 図1及び図2は、本考案を適用した空気清浄機を概略的に示したものであり、 この空気清浄機は、台10上に載置された円筒形のフィルタ装置Aを備えている 。 フィルタ装置Aは、ステンレス製の円筒形の本体20を備えており、本体20 の上壁20aには後述する電動モータを取り付ける開口部20a1を設け、側壁 20b左側には空気流入用筒体21を一体的に取り付けるための開口部20b1 を設け、また側壁20b右側上部には空気流出用筒体22を一体的に取り付ける ための開口部20b2を設けている。なお、本体はステンレスの代わりに他の金 属,プラスチック又は塩化ビニール等の樹脂を用いてもよい。 本体20の内部は上下方向略中間位置にて周壁に固定された中央に通気孔23 aを有する円形仕切り板23により上側室K1と下側室に区分けされている。ま た、下側室は、円形仕切り板23に固定された円筒形仕切り板24により内側室 K2と外側室K3に区分けされており、円筒形仕切り板24の下方にて内側室K 2と外側室K3は連通している。
【0008】 本体20の上壁20aの開口部20a1には電動モータ30が設けられており 、電動モータ30の回転軸30aは上側室K1内に突出し、回転軸30aの突出 部分に羽根車31が取り付けられている。 羽根車31の下側の円形仕切り板23の中央通気孔23aの周囲には、円筒形 状のブラケット23bがボルト止めされており、ブラケット23bはその内側に 取り付けられたベアリング23cを介して円筒形の通気筒32を回転可能に支持 している。円形仕切り板23上には、円筒形状の空気誘導筒体25がブラケット 23bを囲んで設けられている。また、羽根車31と空気誘導筒体25の側方に は、複数のパンチングメタルをジグザグに折り曲げた空気通路部材44が、開口 部20b2に連通して設けられている。 通気筒32は、上端部に十文字に取り付けられた支持棒32aを設けており、 支持棒32aの中心には電動モータ30の回転軸30aが固定されている。また 、通気筒32の下端近傍の外壁には円形のフランジ部32bが取り付けられてお り、フランジ部32bには上面が開口した第1フィルタ部材33及び第1フィル タ部材より径の大きな第2フィルタ部材34がボルト止め固定されている。
【0009】 第1フィルタ部材33は、図1及び図2に示すように、側壁33aが円筒形の パンチングメタル33a1とその外側を被覆するスポンジ板33a2によって構 成され底壁33bが金属板により構成されている。また、第2フィルタ部材34 は、側壁34aが円筒形のパンチングメタル34a1とその外側に所定間隔で取 り付けられた複数のスポンジ板34a2によって構成され、かつ底壁34bが金 属板により構成されている。そして、両底壁33b,34bには、油分等流出用 の小孔33b1が設けられている。なお、フィルタ部材は2層に限るものでなく 、1層又は3層以上としてもよい。また、上記スポンジ板の代わりにガラス繊維 板,スチールウール板等を用いてもよい。
【0010】 外側室K3内には、図1及び図2に示すように、空気流入用筒体21から吸引 された空気を外側室K3に均一に分散させる金属製の空気誘導用羽根部材41が 設けられ、その下側に第2のフィルタ部材を構成する5枚のパンチングメタル製 のフィルタ板42が設けられている。なお、パンチングメタル板の代わりにガラ ス繊維板,スポンジ板等を用いてもよい。また、空気の分散効率等が若干低下し ても問題にならないような用途に対しては、空気誘導用羽根部材41を取り除い てもよい。 そして、本体20内の底壁20b近傍には、濾過した油成分を導くための傾斜 板からなるガイド部材43が周壁に取り付けられており、ガイド部材43の下端 部には底壁を貫通して本考案の要部であるドレン抜き装置Dが取り付けられてい る。
【0011】 ドレン抜き装置Dは、図3に示すように、本体底壁20cに台10を貫通して 設けた排出管11と、排出管11の下端近傍の側壁に直角に取り付けられ先端に エルボ部12aを備えた水平管12と、エルボ部12aに接続され先端にエルボ 部13aを備えた垂直管13と、さらにエルボ部13aに接続された水平管14 とを設けている。排出管11の下端部には清掃用のキャップ11aが嵌め込まれ ており、また、水平管14には油分等を収容容器に導くホース15が取り付けら れている。なお、排出管に取り付ける水平管、垂直管及び水平管は、1本の管を 折り曲げて形成する等適宜変形した形状にしてもよい。
【0012】 以上のように構成した空気清浄機の動作を説明する。 電源スイッチ(図示しない)が投入されると、電動モータ30が駆動を開始し 、羽根車31が回転して、本体20側壁の開口部20b1からフィルタ装置部A 内に空気を吸引する。空気流入用筒体21には伸縮性のホース(図示省略する) が接続されており、この伸縮性のホースを介して機械加工室等において発生する 油成分を含んだ汚染された空気が本体20の外側室K3内に吸引される。吸引さ れた空気は、空気流入用筒体21に続いて設けられた空気誘導用羽根41によっ て外側室全体に均一に分散されると共に、渦巻き状にされた空気に含まれる油分 等の一部が空気誘導用羽根41に付着する。空気誘導用羽根41を通過した空気 は、その下側の5枚のパンチングメタル製のフィルタ板42に導かれて、ここで 大きな粒径の油成分がさらに除去される。すなわち、空気誘導用羽根41とフィ ルタ板42の作用により吸引された空気中の大きな粒径の油成分が大雑把に除去 される。ここで除去された油分等は底壁20c近傍に設けられたガイド部材43 を伝って底壁20cに貫通して取り付けられたドレン抜き装置Dに導かれる。
【0013】 つぎに、空気は円筒形仕切り板24の下側を通って内側室K2の第2フィルタ 部材34及び第1フィルタ部材33内に流入する。ここで、両フィルタ部材33 ,34は、支持部32aを介して電動モータ30の回転軸30aに連結されてい るので羽根車31の回転に伴って回転しており、流入した空気に含まれる油分等 は、両フィルタ部材33,34のフィルタ作用及び回転による遠心力により効果 的に除去される。 ここで除去された油分等は、図3に示すように、両底壁33b,34bに設け られた油分流出用の小孔33b1,34b1を通って落下し、底壁20c近傍に 設けられたガイド部材43を伝って底壁に貫通して取り付けられたドレン抜き装 置Dに導かれる。 さらに、羽根車31により吸引され各フィルタ部材により粒の大きな油分等の 除去された空気は、上側室K1の上端部側壁に設けられた空気流出口22から外 部に放出される。
【0014】 ドレン抜き装置Dに導かれた油分等は、図3に示すように、排出管11に貯え られることにより、本体20内部を外部から遮断した状態にする。そのため、本 体内は所定の負圧状態に維持され、羽根車による空気吸引作用が妨げられること がない。また、ドレン抜き装置Dに導かれた油分等の高さが水平管14位置に達 すると、油分等はサイフォン作用によりホース15を通して外部に排出され、一 部が排出管11及び水平管12及び垂直管13内にもどされる。即ち、ドレン抜 き装置内の油分等は、常に自動的に一定量以下に保たれるので、本体内に満ち溢 れることはない。 また、上記実施例に係るドレン抜き装置Dは、排出管に水平管と垂直管と水平 管とを接続したのみの簡単な構成なので、安価に提供される。 なお、ドレン抜き装置D内の汚れ、汚物による詰まり等を除くためには、排出 管底部に設けたキャップ11aを外して清掃するようにすればよい。
【0015】 なお、上記実施例においては、第1及び第2フィルタ部材及びフィルタ板を備 えた形式のフィルタ装置を設けた空気清浄機について説明しているが、これに限 らず、ハウジング内に空気を吸引する他の形式の空気清浄機に対して本考案を適 用してもよい。 また、上記実施例においては、本考案をフィルタ装置を備えた空気清浄機に適 用した場合について説明しているが、ハウジング内部が大気圧より高く又は低い 状態にされるような他の形式の空気流通装置例えば焼却装置等に対して本考案を 適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を適用した空気清浄機の部
分破断正面図である。
【図2】図1のIIーII線方向に平面断面図である。
【図3】同空気清浄機のドレン抜き装置の要部を示す断
面図である。
【符号の説明】
11;排出管、12;水平管、13;垂直管、14;水
平管、20;本体、23;円形仕切り板、23a;通気
孔、21;空気流入用筒体、22;空気流出用筒体、2
4;円筒形仕切り板、30;電動モータ、31;羽根
車、31a;回転軸、33;第1フィルタ部材、34;
第2フィルタ部材、41;空気誘導用羽根、42;フィ
ルタ板、D;ドレン抜き装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内部にて気体を処理手段によ
    って処理することによりハウジング内部を大気圧より高
    く又は低い状態にする気体処理装置の同ハウジングの底
    壁の外側面に、気体から分離されてハウジングの底部に
    貯められた液体成分を同ハウジング外に排出するU字型
    パイプを設けたことを特徴とするドレン抜き装置。
JP730793U 1993-02-02 1993-02-02 ドレン抜き装置 Pending JPH0660417U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP730793U JPH0660417U (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ドレン抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP730793U JPH0660417U (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ドレン抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660417U true JPH0660417U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11662361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP730793U Pending JPH0660417U (ja) 1993-02-02 1993-02-02 ドレン抜き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0660417U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004261683A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Nippon Shokubai Co Ltd 易重合性物質の通過装置とその用途
JP2012166176A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Tlv Co Ltd 気液分離器
JP2018075517A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 昭和電機株式会社 オイルミスト除去装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004261683A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Nippon Shokubai Co Ltd 易重合性物質の通過装置とその用途
JP2012166176A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Tlv Co Ltd 気液分離器
JP2018075517A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 昭和電機株式会社 オイルミスト除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018054165A (ja) レンジフード
JPH03176019A (ja) 乾・湿両用クリーナー
WO2013027383A1 (ja) レンジフード
JPH0660417U (ja) ドレン抜き装置
JP4097440B2 (ja) 油水分離回収装置
CN218421249U (zh) 一种生活污水处理用过滤装置
KR102283859B1 (ko) 하수와 슬러지 분리기
JP2018054205A (ja) レンジフード
KR101633498B1 (ko) 음이온 발생 공기 청정기
JP3243579B2 (ja) 消泡装置
JP3650695B2 (ja) 空気清浄装置
EP0740575B1 (en) Air cleaning apparatus
CN214554484U (zh) 一种离心式净油机高效除水装置集水罩
CN216724454U (zh) 一种污水箱以及洗地机
JPH09220429A (ja) 空気清浄装置
CN215838821U (zh) 表面清洁装置及其污物回收装置
CN215112670U (zh) 一种发电厂用锅炉排渣除尘设备
KR102170049B1 (ko) 공기정화용 물필터
JP2951860B2 (ja) オイルミスト除去装置
JPH09267014A (ja) 空気清浄装置
JPH0585402U (ja) 油除去装置
CN215711939U (zh) 一种同层排水油水分离装置
CN218687817U (zh) 一种车载式市政道路施工用除尘装置
JP4757988B2 (ja) 真空吸引機における防沫装置
CN2165352Y (zh) 水除油式油烟净化机