JPH0657602U

JPH0657602U - 引き回し鋸

Info

Publication number: JPH0657602U
Application number: JP825593U
Authority: JP
Inventors: 野猛肥田
Original assignee: 有限会社ハルヒ電工
Priority date: 1993-01-20
Filing date: 1993-01-20
Publication date: 1994-08-09

Abstract

(57)【要約】【目的】引き回し鋸一挺で、穴あけ、切り取り、切り
口の面取りを連続で作業する工具を提供する。【構成】引き回し鋸の本体（上）の先端にキリ先
（２）を設け、さらに、キリ先（２）と鋸刃（４）の間
にナイフ（３）を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、引き回し鋸の先端にキリ先を設け、さらにキリ先と鋸刃の間にナイフ部を設けた引き回し鋸に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、キリ、ナイフと引き回し鋸は別々の工具であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。キリで穴を空けてから、引き回し鋸をさして切り始め、切り終わった後、ナイフで面取りをしていた。このため工具を２回持ちかえ手間がかかり、作業能率も悪い、又、工具の種類も多く必要とする。本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

引き回し鋸の本体（１）の先端にキリ先（２）を設け、さらに、キリ先（２）と鋸刃（４）の間にナイフ部（３）を設ける。

【０００５】

【作用】

柄（５）を握り、手のひらあて部分（８）で押しながら引き回し鋸を回動させることにより、キリ先（２）で穴を空け、そのまま引き回し鋸の本体（１）を差し込んで鋸刃（４）で切る。さらに、切り落とした後の切り子や、ばりを落としながらナイフ部（５）で面取りをする。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）引き回し鋸の本体（１）の先端にキリ先（２）を設け、さらに、ナイフ部（３）を設ける。（ロ）キリ先（２）と鋸刃（４）の間にナイフ部（３）を設ける。（ハ）柄（５）に、指はさみ部分（６）を設け、さらに柄（５）の握り部分に指かけ部分（７）設け、引き回し鋸の後端部分に手のひらあて部分（８）を設ける。本案は、以上の構造でこれを使用するときは、指はみ部分（６）を人差し指と中指の間に入れて、指かけ部分（７）を中指と薬指で柄（５）をはさみ、さらに、手のひらあて部分（８）に手のひらをあてながら握り、キリ先（２）をを中心にして、手のひらあて部分（８）を手のひらで押しながら引き回し鋸の本体（１）を右回りに、左回りに回動を繰り返すと穴が空き、さらに、空いた穴に引き回し鋸の本体（１）さし込み、鋸刃（４）で切る。その時、人差し指中指に力を入れながら柄（５）を引く時、各々の指が指はさみ部分（６）と指かけ部分（７）にはまり滑ることなく容易に切ることができる。空けた穴の切り口に付く切り子、ばりを落とし、また、面取りをナイフ部分（５）で取り除く。他の実施例１として、図３のように四ツ目キリ先にし、ナイフ部（３）がなくてもよい。他の実施例２として、図４のように先よりきり先になってもよい。。他の実施例３として、図５のようにナイフ部（３）を鋸刃（４）と柄（５）の間に設けてもよい。

【０００７】

【考案の効果】

一挺の引き回し鋸で穴あけ、切る、面取りを連続して作業が出き、作業時間を短縮することができ、コンパクトにでき、軽量である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の他の実施例１である。

【図４】本考案の他の実施例２である。

【図５】本考案の他の実施例３である。

【符号の説明】

１本体２キリ先３ナイフ部４鋸刃５柄６指はさみ部分７指かけ部分８手のひらあて部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】引き回し鋸の本体（１）の先端にキリ先
（２）を設けた引き回し鋸。
【請求項２】引き回し鋸のキリ先（２）と鋸刃（４）
の間にナイフ部（２）を設けた請求項１の引き回し鋸。