JPH0655591B2 - 車両の4輪操舵装置 - Google Patents

車両の4輪操舵装置

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JPH0655591B2
JPH0655591B2 JP28568485A JP28568485A JPH0655591B2 JP H0655591 B2 JPH0655591 B2 JP H0655591B2 JP 28568485 A JP28568485 A JP 28568485A JP 28568485 A JP28568485 A JP 28568485A JP H0655591 B2 JPH0655591 B2 JP H0655591B2
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stepping motor
steering
stepping
steering mechanism
wheel steering
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晃彦 三好
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の4輪操舵装置に関するものである。
(従来技術) 車両のなかには、特開昭60−199771号公報に示
すように、いわゆる4輪操舵と呼ばれるように、前輪と
共に後輪をも転舵させるようにしたものがある。
この4輪操舵においては、前輪転舵角に対する後輪転舵
角の比すなわち転舵比等の転舵特性を、車両の運転状態
に応じて変化させる関係上、後輪の転舵は電気的に制御
されるのが一般的である。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上述したように、後輪の転舵を電気的に制御
する場合、その制御の容易性等の観点から、転舵比を調
整するためのアクチュエータとしてステッピングモータ
(パルスモータ)を使用することが考えられる。このス
テッピングモータは、そのステッピング数(パルス数)
によってその回転角度が一律に定まるもので、ある基準
位置を原点とするステッピング数によって、所望の回転
位置すなわち転舵比とすることが容易かつ正確に制御し
得ることになる。このことは、転舵比をオープン制御し
て制御の応答性を速めること、すなわち車両の運転状態
の変化に速やかに追従して転舵比を変化させることがで
きるという点で極めて有利となり、また、転舵比をフィ
ードバック制御する場合でも、実際の転舵比を目標値と
なる転舵比に対して速やかに収束させることができるこ
とになる。
しかしながら、このステッピングモータは、その供給電
圧が低下した場合、その駆動トルクが低下するため、入
力されたステッピング数に応じた回転角度分だけ回転さ
れないこととなり、結果として、ステッピング数に応じ
た回転位置と実際の回転位置とに“ずれ”すなわち「脱
調」を生じてしまい、所望の転舵比を得るのに一つの障
害となる。特に、ステッピングモータに対する供給電圧
は、車両に塔載されたバッテリを電源とする関係上、か
なりの変動を伴うものであり、この点において何等かの
対策が望まれることになる。
したがって、本発明の目的は、転舵特性を調整するアク
チュエータとしてステッピングモータを使用するものを
前提として、このステッピングモータに対する供給電圧
の変化、特の供給電圧が低下した際の当該ステッピング
モータの「脱調」を防止し得るようにした車両の4輪操
舵装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明においては、ステッ
ピングモータは、供給電圧が同じであっても、その駆動
速度を小さくすれば駆動トルクが大きなる点に着目して
なされたものである。すなわち、供給電圧が低下した際
にはこの駆動速度を低下させることにより、所望の駆動
トルクを確保して、「脱調」を防止するようにしてあ
る。具体的には、第1図に示すように、 前輪と共に後輪をも転舵させるようにした車両の4輪操
舵装置において、 後輪の転舵特性を調整するためのステッピングモータ
と、 あらかじめ定められた転舵特性に基づいて前記ステッピ
ングモータを制御する転舵特性制御手段と、 前記ステッピングモータに対する供給電圧を検出する電
圧検出手段と、 前記ステッピングモータに対する供給電圧の低下に応じ
て、該ステッピングモータの駆動速度を低下させる駆動
速度補正手段と、 を備えた構成としてある。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説明する。
第2図において、1Rは右前輪、1Lは左前輪、2Rは
右後輪、2Lは左前輪であり、左右の前輪1R、1Lは
前輪転舵機構Aにより連係され、また左右の後輪2R、
2Lは後輪転舵機構Bにより連係されている。
前輪転舵機構Aは、実施例では、それぞれ左右一対のナ
ックルアーム3R、3Lおよびタイロッド4R、4L
と、該左右一対のタイロッド4R、4L同志を連結する
リレーロッド5とから構成されている。この前輪転舵機
構Aにはステアリング機構Cが連係されており、このス
テアリング機構Cは、実施例ではラックアンドピニオン
式とされている。すなわち、リレーロッド5にはラック
6が形成される一方、該ラック6と噛合うピニオン7
が、シャフト8を介してハンドル9に連結されている。
これにより、ハンドル9を右に切るような操作をしたと
きは、リレーロッド5が第2図左方へ変位して、ナック
ルアーム3R、3Lがその回動中心3R′、3L′を中
心にして上記ハンドル9の操作変位量つまりハンドル舵
角に応じた分だけ同図時計方向に転舵される。同様に、
ハンドル9を左に切る操作をしたときは、この操作変位
量に応じて、左右前輪1R、1Lが左へ転舵されること
となる。
後輪転舵機構Bも、前輪転舵機構Aと同様に、それぞれ
左右一対のナックルアーム10R、10Lおよびタイロ
ッド11R、11Lと、該タイロッド11R、11L同
志を連結するリレーロッド12と、を有し、実施例で
は、後輪転舵機構Bが油圧式のパワーステアリング機構
Dを備えた構成とされている。このパワーステアリング
機構Dについて説明すると、リレーロッド12にはシリ
ンダ装置13が付設されて、そのシリンダ13aが車体
に固定される一方、シリンダ13a内を2室13b、1
3cに画成するピストン13dが、リレーロッド12に
一体化されている。このシリンダ13a内の2室13
b、13cは、配管14あるいは15を介してコントロ
ールバルブ16に接続されている。また、このコントロ
ールバルブ16には、それぞれリザーバタンク17より
伸びる配管18、19が接続され、オイル供給管となる
一方の配管18には、図示を略すエンジンにより駆動さ
れるオイルポンプ20が接続されている。上記コントロ
ールバルブ16は、そのコントロールロッド21がスラ
イディング式とされたいわゆるブースタバルブタイプ
(スプールタイプ)とされて、該コントロールロッド2
1の入力部21aが後述する転舵比変更装置Eの移動部
材として兼用され、またコントロールロッド21の出力
部21bは、後輪転舵機構Bのリレーロッド12に一体
化されている。
このようなパワーステアリング機構Dにあっては、既知
のように、上記コントロールロッド21が第2図左方向
に変位されると、リレーロッド12が第2図左方向へ変
位され、これにより、ナックルアーム10R、10Lが
その回動中心10R′、10L′を中心にして第2図時
計方向に回動して、後輪2R、2Lが右へ転舵される。
そして、この転舵の際、コントロールロッド21の変位
量に応じて、シリンダ装置13の室13b内にはオイル
が供給され、上記リレーロッド12を駆動するのを補助
する(倍力作用)。同様に、コントロールロッド21を
第2図右方向に変位させたときは、この変位量に応じ
て、シリンダ装置13の倍力作用を受けつつ(オイルは
室13bへ供給される)、後輪2R、2Lが左へ転舵さ
れることになる。なお、第2図中13e、13fは、後
輪2R、2Lを中立位置へ向けて付勢するスプリングで
ある。
前輪転舵機構Aも、後輪転舵機構Bと同様にパワーステ
アリング機構Fを有するものとされている。このパワー
ステアリング機構Fは、前輪転舵機構Aのリレーロッド
5に対して付設されたシリンダ装置65を備え、そのシ
リンダ65aが車体に固定される一方、該シリンダ65
a内を2室65b、65cに画成するピストン65d
が、リレーロッド5に一体化されている。このシリンダ
65a内の2室65b、65cは、配管66あるいは6
7を介して、ステアリング機構Cのシャフト8に設けた
回転型のコントロールバルブ68に接続されている。こ
のコントロールバルブ68は、前記オイルポンプ20の
吐出側において接続された分流弁69より伸びる配管7
0、および配管19より分岐した配管71が接続されて
いる。このようなパワーステアリング機構Fは、ハンド
ル9の操作力を倍力(シリンダ装置65の室65bある
いは65cに対するオイルを供給することによる倍力)
してリレーロッド5に伝達するもので、このようなパワ
ーステアリング機構F自体の作用は、基本的には前記パ
ワーステアリング機構Dと同じなのでこれ以上の詳細な
説明は省略する。
ステアリング機構Cと後輪転舵機構Bとは、前記転舵機
構Aおよび転舵比変更装置Eを介して連係されている。
この転舵比変更装置Eからは、入力ロッド22が前方へ
伸び、その前端部に取付けたピニオン23が、前輪転舵
機構Aのリレーロッド5に形成したラック24と噛合さ
れている。なお、転舵比変更装置Eの出力ロッドは、前
述のように、コントロールバルブ16におけるコントロ
ールロッド21の入力部21aによって兼用されてい
る。
転舵比変更装置Eは、転舵特性調整手段を構成するもの
で、その一例を第3図により説明するが、実施例では、
前述した特開昭60−199771号公報に示すものと
実質的に同一の構成とされている。すなわち、前記コン
トロールロッド21の入力部21aは、車体に対して車
幅方向に摺動自在に保持されており、その移動軸線をl
として示してある。また、この転舵比変更装置Eは、
揺動アーム31を有しており、この揺動アーム31は、
その基端部が、ホルダ32に対してピン33により揺動
自在に枢着されている。このホルダ32は、その回動軸
32aが、前記入力部21aの移動軸線lと直交する
直交線lを中心として回動自在に車体に保持されてい
る。そして、前記ピン33は、この両線lとlとの
交点部分に位置すると共に、直交線lと直交する方向
に伸びている。したがって、揺動アーム31は、ピン3
3を中心にして揺動自在とされるが、ホルダ32を回動
させることによって、このピン33と移動軸線lとの
なす傾斜角すなわち、ピン33を中心とした揺動軌道面
の移動軸線lと直交する面(基準面)に対する傾斜角
が可変とされる。
前記揺動アーム31の先端部と入力部21aとは、連結
ロッド34により連結されている。すなわち、連結部材
34は、ボールジョイント35を介して揺動アーム31
の先端部に連結され、またボールジョイント36を介し
て、入力部21aに連結されている。このような連結ロ
ッド34により、揺動アーム31の各端部にあるボール
ジョイント35と36との間隔は、常に一定に保持され
ることになる。したがって、上記ボールジョイント35
が第3図左右方向に変位すれば、この変位に応じて、入
力部21aが第3図左右方向に変位されることとなる。
揺動アーム31のピン33を中心とした揺動は、ステア
リング機構Cの操作変位すなわちハンドル舵角に応じて
なされるものであり、このため実施例では、連結ロッド
34に対して、傘歯車からなる回動板37が連結されて
いる。この回動板37は、その回動軸37aが移動軸線
にあるように車体に回動自在に保持され、この回動
板37の偏心部分に対しては、前記連結ロッド34がボ
ールジョイント38を介して摺動自在に貫通している。
そして、傘歯車からなる回動板37に対しては、前記入
力ロッド22に連結された傘歯車39が噛合されてい
る。
このような回動板37により、揺動アーム31は、ハン
ドル舵角に応じた量だけピン33を中心にして揺動され
ることになるが、ピン33の軸線と移動軸線lとが傾
斜していると、このピン33を中心として揺動に伴なっ
て、ボールジョイント35が第3図左右方向すなわち移
動軸線l方向に変位し、この変位は、連結ロッド34
を介して入力部21aに伝達されて、該入力部21aが
変位されることになる。そして、このボールジョイント
35の第3図左右方向の変位は、ピン33を中心とした
揺動アーム31の揺動角が同じであったとしても、ピン
33の傾斜角すなわちホルダ32の回動角が変化する
と、変化されることになる(転舵比変更)。
前記傾斜角を変更するため、ホルダ32の回動軸32a
に対して、ウォームホイールとしてのセクタギア40が
取付けられると共に、該セクタギア40に噛合するウォ
ームギア41が、一対の傘歯車42、43を介して、傾
斜角変更手段としてのステッピングモータ44により回
転駆動されるようになっている。そして、このホレダ3
2の回動角すなわち傾斜角は、その回動軸32aに対し
て設けたポテンショメーテ等からなる転舵比検出センサ
45により検出されるようになっている。
ここで、上述した揺動アーム31のピン33を中心とし
た揺動角および揺動アーム31の傾斜角(ピン33の傾
斜角)が、ボールジョイント35(入力部21a)の移
動軸線l方向の変位に与える影響について説明する。
いま、揺動アーム31のピン33を中心として揺動角を
θ、移動軸線lと直交する基準面をδ、揺動アーム3
1の揺動軌道面が上記基準面δとなす傾斜角をα、ボー
ルジョイント35のピン33からの偏心距離をrとする
と、このボールジョイント3の移動軸線l方向の変位
Xは、X=rtan α・ sinθとなって、αおよびθをパ
ラメータとする関数なる。したがって、傾斜角αをある
一定の値に固定すれば、Xはθの関数つまりハンドル舵
角に応じたものとなり、この傾斜角αの値を変更すれ
ば、ハンドル舵角が同じであったとしてもXの値が変化
することになる。そして、この傾斜角αの変更がとりも
なおさず転舵比の変更となる。
前述のように傾斜角を調整して転舵比を変更する一例と
して第4図に示すような場合がある。この第4図におい
ては、車速に応じて転舵比を変更するようにしたもの
で、この第4図における前輪転舵角をある値とした場合
における前輪転舵角に対する後輪転舵角の転舵比が車速
に応じて変化する様子を、第5図に示してある。
前記ステッピングモータ44により駆動されるセクタギ
ア40は、その両揺動ストローク端が、一対のストッパ
48、49(第3図参照)により規制されるようになっ
ている。そして、このようなセクタギア40の全揺動範
囲(同位相側ストローク端→逆位相側ストローク端)に
渡って必要なステッピングモータ44の回転範囲は、そ
のステッピング数において「580」とされている。
第2図中51は、例えばマイクロコンピュータにより構
成された制御ユニットで、この制御ユニット51には、
前記転舵比センサ45からの出力の他、車速センサ53
およびステッピングモータ44への供給電圧を検出する
電圧センサ54からの各出力が入力されるようになって
いる。また、この制御ユニット51からは、前記ステッ
ピングモータ44に出力されるようになっている。
さて次に、上記制御ユニット51による制御内容につい
て、第6図〜第10図に示すフローチャートに基いて説
明するが、本実施例では、ステッピングモータ44に
「脱調」(ステッピング数とこれに対応した実際の位置
関係のずれ)が生じる可能生を考慮して、随時この基準
位置合わせすなわち「モータ位置初期化」を行うように
してある。そして、この「モータ位置初期化」は、セク
タギア40の一方のストッパ48あるいは49(実施例
では第3図矢印方向に各部材が作動したときに逆位相側
となるストッパ49)に当接させることにより行い、こ
のときがステッピング数「0」の原点位置とし、この原
点位置から駆動されたステッピング数をそのときのモー
タ位置「MP」とするようにしてある、そして、この
「モータ位置初期化」は、制御開始時(エンジン始動直
後)と、車速が零になる毎に行うようにしてある。ま
た、本実施例に示すフローチャーとでは、「フラグ
1」、「フラグ2」、の2種類のフラグを用いてある
が、各フラグの意味することは次のとおりである。
フラグ1 「モータ位置初期化」中であるか否かを区別するための
もので「0」のときか初期化終了を、また「1」が初期
化中であることを意味する。
フラグ2 「モータ位置初期化」を1度実行したときに「1」とさ
れて、車速が零でない状態から零になる毎に1回だけ
「モータ位置初期化」を行うために用いられるものであ
る。
以上のことを前提として、第6図〜第10図に示すフロ
ーチャートに従って各図毎に分説するか、説明の都合
上、第6図に示すようなメインルーチンに対する割込み
処理(第8図〜第10図)から説明する。
割込み処理1(第8図) この第8図に示す割込みルーチンは、ステッピングモー
タ44駆動のためのもので、タイマでセットされた所定
時間毎(例えばステッピングモータ44を1秒間に10
0ステップの割合で駆動したい場合は10msec毎)
に第6図のメインルーチンに割込みがなされる。そし
て、この割込毎に1ステッピング数だけ駆動するように
なっている。したがってこの割込時間(T)が長くなる
ほどステッピングモータ44の駆動速度が低下されるも
のであり、この割込時間が、後述する第7図に示すよう
に、ステッピングモータ44への供給電圧(V)に応じ
て変化されるものである。また、図中「CP」は、例え
ば第4図(第5図)に示すような車速をパラメータとす
るマップによって定まる転舵比特性とするのに必要な目
標後輪転舵角、すなわち目標ステッピング数であり、ま
た「MP」は前述したように、逆位相側ストッパ49を
原点位置とした場合の当該原点位置からのセクタギア4
0の揺動位置(後輪2R、2Lの転舵位置)をステッピ
ング数で示したものである。
上述のことを前提として、先ずステップS41におい
て、目標ステッピング数CPと現在位置MPとが一致し
ているか否かが判別され、CP=MPであるときは、後
輪2R、2Lが所定の転舵比特性通りの転舵角とされて
いるので、ステップS42においてステッピングモータ
44への通電電流を下降させ(カレントダウン)、この
後は、ステップS43で次の割込みに備えて、タイマが
後述した所定時間Tにセットされる。
上記ステップS41でC=MPではないと判別されたと
きは、ステッピングモータ44の駆動に備えて当該ステ
ッピングモータ44に対する供給電流を大きく(カレン
トタウン解除)した後、ステップS45において、CP
>MPであるか否かが判別される。そして、CP>MP
ではないと判別されたときは、ステッピングモータ44
の現在位置が目標ステッピング数CPよりも同位相側へ
位置されているので、ステップS46においてステッピ
ングモータ44を逆位相側へ向けて1ステッピングだけ
駆動する。そして、この「1ステッピング」の作動に伴
って、ステップS47で現在位置MPを1ステッピング
分だけ更新した後、ステップS43へ移行する。逆に、
ステップS45でCP>MPであると判別されたとき
は、ステップS48においてステッピングモータ44を
同位相側へ1ステッピングだけ駆動した後、ステップS
49で現在位置MPを更新して、ステップS43へ移行
する。
割込み(第9図) この割込み処理は、車速センサ53が速度計のメータケ
ーブルの回転に伴ってパルスを発生するものとされてい
る関係上、このパルス発生(パルス立ち上がり時あるい
は立下がり時)毎に、第6図のメインルーチンに対して
割込まれる。そして、車速センサ53は、例えば20パ
ルスセンサ(上記メータケーブルが1回転したときに発
生するパルス数が20であるセンサ)とされる一方、こ
のメータケーブルは、1km回転することにより637
回転されるものとされ、従って1km走行した際に発生
するパルス数は「12740パルス」とされる。このよ
うな車速センサ53から発生されたパスルは、ステップ
S51において順次カウント、積算されて、PCNT とし
て記憶される。
割込み3(第10図) この割込み処理は、前記第9図で説明した積算カウント
パルス数が、そのまま車速(km/h)として利用し得
るように、前述したように設定された車速センサ53お
よびメータケーブルとの関係上、282、575mse
c毎に第6図に示すメインルーチンに対して割込みがな
される。すなわち、ステップS52において前記PCNT
をそのまま車速値(km/h)として設定した後、ステ
ップS53において、第9図ステップS51の積算カウ
ント値PCNT がクリアされる。
なお、この第9図、第10図はあくまで車速検出の一例
であり、従来既知の適宜の手段によって車速を検出し得
るものである。
メインルーチン(第6図) 先ず、ステップS1においてシステム全体の初期化を行
うと共に、ステップS2において、MP=0、CP=−
580、フラグ1=「1」、ステッピングモータ44駆
動用割込みのためのタイマセット時間Tを初期値にセッ
トする。すなわち、CP=−580にセットすること
は、前述した第8図の説明から明らかなように、ステッ
プS45からステップS46を経る処理を強制的に行わ
せて、セクタギア40が逆位相側ストッパ49に当接す
るまで戻すためのもの、すなわち「モータ位置初期化」
を行うためであり、「580」の値にセットするのは、
セクタギア40が現在どの位置にあっても580ステッ
ピングだけ戻せば必らず逆位相側ストッパ49に当接さ
れて原点位置へ復帰させることができるためである。
この後、ステップS3において後述する電圧チェックを
行った後、ステップS4においてフラグ1が「1」であ
るか否かが判別される。このステップS4においては、
当初はステップS1でフラグ1が「1」にセットされて
いるため、ステップS5に移行する。このステップS5
では、CP=MPであるか否かが判別されるが、CP=
MPでないときは、ステップS3より再びステップS4
へ戻るループを経ることになり、このループを経ている
間における第8図のステッピングモータ44の駆動によ
り(MPが−580に近ずいていく)、やがてCP=M
Pとなる。そして、このCP=MPとなった時点で、
「モータ位置初期化」終了ということで、MP=0、C
P=0、フラグ1=0、フラグ2=1とされる。
前記ステップS4において、フラグ1が「1」ではない
と判断されたときは、ステップS7において現在の車速
が零であるか否かが判別される。この判別において、車
速が零でないすなわち走行中であると判別されたとき
は、ステップS8において、CPが、第4図(第5図)
に示すマップに基づいて車速に応じた値としてセットさ
れる。この後は、ステップS9において、フラグ1、フ
ラグ2が共に「0」にセットされて、ステップS3へ戻
る。
また、前記ステップS7で現在の車速が零であると判別
されたときは、ステップS10において、フラグ2か
「0」であるか否かが判別され、フラグ2が「0」でな
いときすなわち「1」のときは、「モータ位置初期化」
後にステッピングモータ44を駆動していないので、こ
の「モータ位置初期化」を再度行うことは不用であると
して、そのままステップS3へ戻る。またステップS1
0でフラグ2が「0」であると判別されたときは、「モ
ータ位置初期化」を行うため、ステップS11へ移行す
る(ステップS2でのセットと同じこと)。
電圧チェック(第7図) この電圧チェックは、先ずステップS21でステッピン
グモータ44への供給電圧Vを読込み、次いでステップ
S22でこの供給電圧Vに応じてタイマセット時間Tを
算出することによりなされる。この時間Tは、供給電圧
Vが所定電圧以上のときは一定値とされる。このよう
に、時間Tを、供給電圧Vが小さいほど大きくすること
により、前述した第8図の説明から明らかなように、ス
テッピングモータ44を1ステッピング数駆動するのに
要する時間(第8図の割込み時間)が長くなることを意
味して、ステッピングモータ44の駆動速度を低下させ
ることにより、ステッピングモータ44は、供給電圧V
の低下前と後とで同じような所定の大きな駆動トルクが
常に確保され、「脱調」が未然に防止される。なお、上
記供給電圧Vは、ステッピングモータ44への供給電圧
を直接検出するようにしてもよいが、バッテリ電圧をみ
ることにより間接的に検出するようにしてもよい。
以上実施例について説明したが、制御ユニット51をコ
ンピュータによって構成する場合は、デジタル式、アナ
ログ式のいずれであってもよいものである。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、電圧低下
した際における転舵特性調整用のステッピングモータの
脱調を未然に防止して転舵値を常に所定の転舵特性通り
に制御することが可能となる。
勿論、本発明においては、供給電圧が低下した場合にス
テッピングモータの駆動速度を低下させるように、換言
すれば供給電圧が正常な場合はステッピングモータの駆
動速度を速く設定するようにしてあるので、制御の応答
性を極力速いものとして確保しつつ制御の正確性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の全体構成図。 第2図は本発明の一実施例を示す平面全体図。 第3図は後輪転舵機構部分を示すスケルトン図。 第4図、第5図は転舵比特性の一例を示すグラフ。 第6図〜第10図は本発明による制御例を示すフローチ
ャート。 A:前輪転舵機構 B:後輪転舵機構 C:ステアリング機構 E:転舵比変更装置 1R、1L:前輪 2R、2L:後輪 9:ハンドル 44:ステッピングモータ 51:制御ユニット 54:電圧センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪と共に後輪をも転舵させるようにした
    車両の4輪操舵装置において、 後輪の転舵特性を調整するためのステッピングモータ
    と、 あらかじめ定められた転舵特性に基づいて前記ステッピ
    ングモータを制御する転舵特性制御手段と、 前記ステッピングモータに対する供給電圧を検出する電
    圧検出手段と、 前記ステッピングモータに対する供給電圧の低下に応じ
    て、該ステッピングモータの駆動速度を低下させる駆動
    速度補正手段と、 を備えていることを特徴とする車両の4輪操舵装置。
JP28568485A 1985-12-20 1985-12-20 車両の4輪操舵装置 Expired - Lifetime JPH0655591B2 (ja)

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JP5491978B2 (ja) * 2010-06-15 2014-05-14 京楽産業.株式会社 遊技機

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