JPH0654693U - ヘッドガード付きフォークリフト - Google Patents

ヘッドガード付きフォークリフト

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JPH0654693U
JPH0654693U JP25093U JP25093U JPH0654693U JP H0654693 U JPH0654693 U JP H0654693U JP 25093 U JP25093 U JP 25093U JP 25093 U JP25093 U JP 25093U JP H0654693 U JPH0654693 U JP H0654693U
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head guard
forklift
driver
window
monitoring
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Application number
JP25093U
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English (en)
Inventor
好一 高田
Original Assignee
テイセン産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の荷重に耐えるとともに、構造が簡単で
製造原価を安くする。 【構成】 運転席を囲むように車体に立設された支柱1
0,10aの上部に、運転者を保護する多孔板部22
と、作業を監視する監視窓部23と、これらを支持する
支持手段24から成るヘッドガード20が装着されるフ
ォークリフトであり、前記ヘッドガード20の前記監視
窓部23は、板状部材21に配設されるとともに、複数
のほぼ長円形状の窓穴23aからなり、かつ該各窓穴2
3a及び前記多孔板部22の各穴22aは、その周縁に
沿って上向きの折り曲げ部22b,23bが形成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パレタイズされたユニットロードの荷役と運搬を扱うフォークリフ トに関し、特に、該フォークリフトを運転する運転者を保護しながら、運転者用 の作業監視窓を備えるヘッドガードが装着されたフォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヘッドガード付きフォークリフトとしては、図6に示すフォー クリフトがある。このフォークリフトは、例えばエンジン式座乗形ニューマチッ クタイヤ付きのカウンタバランス形であり、通常、最大荷重約3tf以下のもの が多く生産、使用されている。
【0003】 同図において、このフォークリフト1は、車体2の前端にパレットを扱うため の一対のフォーク3が備えられ、該車体2に取付けられた一対の内外二重のマス ト4に沿い、油圧で駆動される一対のリフトシリンダ5によって昇降される。
【0004】 前記フォーク3の揚高は約3mが多く、特殊なフォークリフトの場合は最高9 m程度のものがある。 前記内外二重のマスト4は、荷役作業を容易にするためと運搬作業の荷物6の 安定性を保持するために、前記車体2の前方に取付けられた油圧駆動のチルトシ リンダ7により、前方に2°〜6°程度、後方に5°〜12°程度傾けられるよ うになっている。
【0005】 他方、前記フォークリフト1の車体2には、荷役及び運搬するフォークリフト の運転者8を保護するため、運転席9を囲むように該車体2に複数(図6では4 本)のアングル材による支柱10a,10aを立設した支柱枠10を配設し、そ の上端部にヘッドガード11を装着している。
【0006】 図7は、図6のVII−VII線矢視による前記ヘッドガード11の平面図で ある。 図7において、前記ヘッドガード11は、前記運転席9の後半部分に対応する 部分に、運転者8を保護するための多孔板12と、該運転席9の前半部分に対応 する部分に、高所の荷役作業を監視(図6の点線で示す)するための複数の監視 窓13,13と、これらを左右から溶着、支持する左,右側縁支持部材14a, 14b及び中央支持部材14cとからなっている。
【0007】 前記多孔板12は、前記ヘッドガード11の中央で左,右側縁支持部材14a ,14bに溶着されたアングル材の中央支持部材14cと、該左,右側縁支持部 材14a,14bとにそれぞれ溶着されるとともに、前記監視窓13,13は、 前記中央支持部材14cと後記雨どい(兼支持部材)15との間に、複数の角状 部材13a,13aを、所定の間隔で溶着して、形成されていた。
【0008】 同時に、前記ヘッドガード11の前後に雨どい(兼支持部材)15,15を溶 着、配設して、降雨に際し、該ヘッドガード11(雨天の場合はカバーを被着す る)に降った雨水を、該雨どい15,15に集め、該雨どい15,15に設けら れた管16,16と図示しないプラスチック管とにより、車外に排水していた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ヘッドガード11は、前述のとおり、構造が極めて複雑で あり、製造上、時間が長くかかるとともに、原価が高いという問題点があった。 又、荷役及び運搬中、にわか雨などの一時的な降雨のときにおいて、前記ヘッ ドガード11の前記多孔板12の多数の穴から、該多孔板12上に降った雨水の 多くが、運転席9に滴り落ちるという問題点もあった。
【0010】 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前記問題点を解消し、所 定の荷重に耐えるととも、構造が簡単で、かつ、製造上時間がかからない、安価 なヘッドガードを装着したヘッドガード付きフォークリフトを提供することにあ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の構成は、運転席を囲むように車体に立設さ れた支柱の上部に、運転者を保護する多孔板部と、作業を監視する監視窓部と、 これらを支持する支持手段とから成るヘッドガードが装着されるフォークリフト において、次のとおりである。
【0012】 (1) 前記ヘッドガードの前記監視窓部は、板状部材に配設されるとともに、 複数のほぼ長円形状の窓穴からなり、かつ該各窓穴及び前記多孔板部の各穴は、 その周縁に沿って上向きの折り曲げ部が形成されることを特徴とする。
【0013】 (2) 前記監視窓部が、運転席からみて前記ヘッドガードの前半部分に配設さ れることを特徴とする。
【0014】 (3) 前記監視窓部が配設される前記板状部材に、折り曲げによる補強部が形 成されることを特徴とする。
【0015】
【作 用】
本考案は以上説明したように構成されているので、前記各窓穴及び多数の各穴 に形成された上向きの折り曲げ部により、前記ヘッドガードは荷重に対する機械 的強度が増すととも、構造が簡単で、製造が容易になる。
【0016】 同時に、前記ヘッドガード上に降った雨水は、前記各窓穴及び多数の各穴から 運転席に滴り落ちることなく、両側縁の雨どいに集められて、車外に排水される 。
【0017】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。 図1は、本考案のヘッドガード付きフォークリフトの一実施例で、該フォーク リフトに装着されるヘッドガードを示す平面図であり、図2は図1のII−II 線による断面図である。
【0018】 図1,図2及び図6において、ヘッドガード20は、運転席9を囲んで、フォ ークリフト1の車体2にアングル材(例えば山形鋼材)の支柱10a,10aを 立設した支柱枠10の上端部に取付け穴20aを介して固着され、一枚の板状部 材(例えば鋼板)21に形成された多孔板部22と、監視窓部23及びこれらを 支持する支持部24とから成る。
【0019】 前記ヘッドガード20の前記多孔板部22は、運転席9の後半部分に対応する 前記板状部材21の部分に配設され、複数(多数個)の穴22a,22aが穿設 されている。 又、前記監視窓部23は、該運転席9の前半部分に対応する前記板状部材21 の部分に配設され、左右対称に複数(本実施例では合計6個)の長円形状の窓穴 23a,23aが穿設されている。
【0020】 前記多孔板部22と前記監視窓部23とを支持する支持部24は、前記板状部 材21のほぼ中央部の左右に固着して、これを支持するように配設された管(例 えば鋼管)状の中央支持部材24aと、該板状部材21の左、右両側縁にそれぞ れ固着して、これを支持する左,右側縁支持部材(例えば鋼材)24b,24c とから成る。
【0021】 これらの中央支持部材24a,左,右側縁支持部材24b,24cは、H形状 に構成されるとともに、前記板状部材21を、その中央部から前記車体2の前後 方向に向かって、それぞれ下り勾配になるように支持している。
【0022】 前記多孔板部22に穿設された前記複数の穴22a,22aのそれぞれは、図 3の該穴22aの拡大断面図に示されるように、その周縁に沿って、上向きの折 り曲げ部22bが形成されており、その垂直方向の高さは上側表面から5〜10 mmである。
【0023】 同様に、前記監視窓部23に穿設された前記複数の窓穴23a,23aのそれ ぞれにも、図4の該窓穴23aの拡大断面図に示されるように、その周縁に沿っ て、上向きの折り曲げ部23bが形成されており、その垂直方向の高さは上側表 面から5〜10mmである。
【0024】 又、前記ヘッドガード20の機械的強度を増すため、前記監視窓部23のほぼ 中央で、車体2の前後方向に前記複数の窓穴23a,23aを左右に分離するよ うに、前記板状部材21に折り曲げによる補強部25を形成する。
【0025】 前記補強部25は、図1に示されるように平面的にはほぼ三角形状に形成され ており、図2及び図5の該補強部25の拡大断面図に示すように、山形状に折り 曲げて形成されている。
【0026】 更に、前記ヘッドガード20を構成する前記多孔板部22と前記監視窓部23 とは、互いに、前記中央支持部材24aと前記板状部材21により、車体2の前 後方向に向って、それぞれ下り勾配になるように形成され、その下側縁にそれぞ れ雨どい26a,26bが配設されている。
【0027】 従って、前記ヘッドガード20上に降った雨水は、下り勾配を利用して自然流 下させ、該雨どい26a,26bに集めて、該雨どい26a,26bに設けられ た管27a,27bと、図示しないプラスチック管とを介して、車外に排水され る。
【0028】 なお、本実施例において、前記多孔板部22に設けられる各穴22aは、円形 状のほか、長円形状、又は楕円形状などでもよく、又、前記監視窓部23に設け られる各窓穴23aは楕円形状などでもよい。
【0029】 なお、本考案の技術は前記実施例における技術に限定されるものではなく、同 様な機能を有する他の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記構成 の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案のヘッドガード付きフォークリフトによ れば、そのヘッドガードについて、作業監視用の監視窓部の複数の窓穴は、板状 部材にほぼ長円形状に配設され、かつ、該各窓穴及び運転者保護用の多孔板部の 各穴は、その周縁に沿って上向きの折り曲げ部がそれぞれ形成されるので、所定 の荷重に対し、耐えうる強度を備えるとともに、構造が簡単で、かつ製造上時間 がかからず、原価が安価になる。
【0031】 同時に、前記ヘッドガードは、その中央部から車体の前後方向に下り勾配にす るとともに、前記各窓穴及び各穴の周縁に形成される上向きの折り曲げ部により 、前記ヘッドガード上に降った雨水は、該各窓穴及多数の各穴から運転席に滴り 落ちることなく、前後両側縁に配設される雨どいに集められ、管などを介して車 外に排水される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘッドガード付きフォークリフトの一
実施例を示すヘッドガードの平面図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】図1のIII−III線による多孔板部の穴の
拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線による監視窓部の窓穴の拡
大断面図である。
【図5】図1のV−V線による補強部の拡大断面図であ
る。
【図6】従来のヘッドガード付きフォークリフトの正面
図である。
【図7】従来のヘッドガードの平面図である。
【符号の説明】
1 フォークリフト 2 車体 9 運転席 10 支柱枠 10a 支柱 20 ヘッドガード 21 板状部材 22 多孔板部 22a 穴 22b,23b 折り曲げ部 23 監視窓部 23a 窓穴 24 支持部 24a 中央支持部材 24b 左側縁支持部材 24c 右側縁支持部材 25 補強部 26a,26b 雨どい

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席を囲むように車体に立設された支
    柱の上部に、運転者を保護する多孔板部と、作業を監視
    する監視窓部と、これらを支持する支持手段とから成る
    ヘッドガードが装着されるフォークリフトにおいて、 前記ヘッドガードの前記監視窓部は、板状部材に配設さ
    れるとともに、複数のほぼ長円形状の窓穴からなり、か
    つ該各窓穴及び前記多孔板部の各穴は、その周縁に沿っ
    て上向きの折り曲げ部が形成されることを特徴とするヘ
    ッドガード付きフォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記監視窓部が、運転席からみて前記ヘ
    ッドガードの前半部分に配設されることを特徴とする請
    求項1のヘッドガード付きフォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記監視窓部が配設される前記板状部材
    に、折り曲げによる補強部が形成されることを特徴とす
    る請求項1のヘッドガード付きフォークリフト。
JP25093U 1993-01-08 1993-01-08 ヘッドガード付きフォークリフト Pending JPH0654693U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122426A (en) * 1981-01-21 1982-07-30 Canon Inc Stroboscopic light confirming device

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122426A (en) * 1981-01-21 1982-07-30 Canon Inc Stroboscopic light confirming device

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