JPH0652800A - 流体塗布方法と流体塗布装置 - Google Patents
流体塗布方法と流体塗布装置Info
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- JPH0652800A JPH0652800A JP21976692A JP21976692A JPH0652800A JP H0652800 A JPH0652800 A JP H0652800A JP 21976692 A JP21976692 A JP 21976692A JP 21976692 A JP21976692 A JP 21976692A JP H0652800 A JPH0652800 A JP H0652800A
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- coating
- pressure
- fluid
- viscous fluid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】環境条件の変動に拘らず粘性流体の塗布品質を
安定化する。 【構成】粘性流体であるフリットスラリー1を塗布ノズ
ル2a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開
口端面に塗布するにあたり、塗布ノズルの直前における
フリットスラリーの粘性特性を測定し、この測定された
粘性特性に応じて塗布速度および/または圧送圧力など
の塗布条件を制御する。環境条件等の変動によって粘性
流体の粘性特性が変動しても、塗布直前の粘性特性に応
じた塗布条件となり、ノズルから吐出される流体の吐出
量、吐出幅などの諸条件が安定する。
安定化する。 【構成】粘性流体であるフリットスラリー1を塗布ノズ
ル2a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開
口端面に塗布するにあたり、塗布ノズルの直前における
フリットスラリーの粘性特性を測定し、この測定された
粘性特性に応じて塗布速度および/または圧送圧力など
の塗布条件を制御する。環境条件等の変動によって粘性
流体の粘性特性が変動しても、塗布直前の粘性特性に応
じた塗布条件となり、ノズルから吐出される流体の吐出
量、吐出幅などの諸条件が安定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の塗布方法および
塗布装置に関し、例えば、シール材であるガラスフリッ
トを塗布する方法およびその塗布装置に関する。
塗布装置に関し、例えば、シール材であるガラスフリッ
トを塗布する方法およびその塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー陰極線管は、図7に示す
ように、カラー蛍光体が塗布された蛍光面を有するパネ
ルガラス11の開口端面をファンネルガラス12の開口
端面に接合することにより構成されている。この接合に
際し、低融点半田ガラスを主成分とし、これに粘性調整
剤としての酢酸イソアミルやニトロセルロースなどの有
機溶剤を添加してスラリー状とした溶液13(以下、フ
リットスラリーと称する)が、ファンネルガラス12お
よび/またはパネルガラス11の開口端面に塗布され
る。
ように、カラー蛍光体が塗布された蛍光面を有するパネ
ルガラス11の開口端面をファンネルガラス12の開口
端面に接合することにより構成されている。この接合に
際し、低融点半田ガラスを主成分とし、これに粘性調整
剤としての酢酸イソアミルやニトロセルロースなどの有
機溶剤を添加してスラリー状とした溶液13(以下、フ
リットスラリーと称する)が、ファンネルガラス12お
よび/またはパネルガラス11の開口端面に塗布され
る。
【0003】この塗布作業においては、ファンネルガラ
ス12とパネルガラス11とで形成される陰極線管の内
部Sを気密に保持するために、フリットスラリー13を
一定量で開口端面に塗布する必要がある。従来では、フ
リットスラリーを収容したタンクから該フリットスラリ
ーを圧送し、ファンネルガラス開口端面に沿って移動す
るノズルにこのフリットスラリーを供給して、該ノズル
を移動させながらフリットスラリーの塗布作業を行って
いた(例えば、特開平4−118,834号公報参
照)。
ス12とパネルガラス11とで形成される陰極線管の内
部Sを気密に保持するために、フリットスラリー13を
一定量で開口端面に塗布する必要がある。従来では、フ
リットスラリーを収容したタンクから該フリットスラリ
ーを圧送し、ファンネルガラス開口端面に沿って移動す
るノズルにこのフリットスラリーを供給して、該ノズル
を移動させながらフリットスラリーの塗布作業を行って
いた(例えば、特開平4−118,834号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フリットスラリーは、
溶剤の蒸発や環境温度の変動などによって粘度が変動す
ることから、適正な塗布量を確保するためには粘度に応
じた塗布条件を設定する必要がある。そこで、従来より
広がり性評価法(以下、t/l法とも称する。)を用い
てフリットスラリーの粘度測定を行っていた。この広が
り性評価法とは、フリットスラリーの粘度を特定するた
めの評価方法であって、一定の条件下でフリットスラリ
ーをガラス板に落下させ、その中央部の厚さ(t)と平
均径(l)の比率を粘度の相対値とするものである。
溶剤の蒸発や環境温度の変動などによって粘度が変動す
ることから、適正な塗布量を確保するためには粘度に応
じた塗布条件を設定する必要がある。そこで、従来より
広がり性評価法(以下、t/l法とも称する。)を用い
てフリットスラリーの粘度測定を行っていた。この広が
り性評価法とは、フリットスラリーの粘度を特定するた
めの評価方法であって、一定の条件下でフリットスラリ
ーをガラス板に落下させ、その中央部の厚さ(t)と平
均径(l)の比率を粘度の相対値とするものである。
【0005】しかしながら、従来の広がり性評価法で
は、フリットスラリーのサンプルを取り出して測定を行
うバッチ的測定方法であるため、測定後に、溶剤の蒸発
や経時変化による粘度上昇が生じ、あるいは、厚さ
(t)と平均径(l)の測定誤差などが測定値に大きく
影響し、フリットスラリーの粘度を正確に測定できない
という問題があった。しかも、このようにリアルタイム
で測定できないため、塗布環境の変動に追従した塗布条
件の制御にt/l法をそのまま用いることができなかっ
た。
は、フリットスラリーのサンプルを取り出して測定を行
うバッチ的測定方法であるため、測定後に、溶剤の蒸発
や経時変化による粘度上昇が生じ、あるいは、厚さ
(t)と平均径(l)の測定誤差などが測定値に大きく
影響し、フリットスラリーの粘度を正確に測定できない
という問題があった。しかも、このようにリアルタイム
で測定できないため、塗布環境の変動に追従した塗布条
件の制御にt/l法をそのまま用いることができなかっ
た。
【0006】また、従来より知られているずり応力を利
用した粘度測定法(例えば、フォードカップ法など)で
は、フリットスラリーが極めて高粘度であることから、
測定値が安定しないという問題があった。しかも、フリ
ットスラリーのずり応力とフリットスラリーの塗布性
(塗布量、塗布幅などの塗布特性)との間には、必ずし
も一定の相関関係があるとはいえなかった。
用した粘度測定法(例えば、フォードカップ法など)で
は、フリットスラリーが極めて高粘度であることから、
測定値が安定しないという問題があった。しかも、フリ
ットスラリーのずり応力とフリットスラリーの塗布性
(塗布量、塗布幅などの塗布特性)との間には、必ずし
も一定の相関関係があるとはいえなかった。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、環境条件の変動に拘らず粘
性流体の塗布品質を安定化することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、環境条件の変動に拘らず粘
性流体の塗布品質を安定化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体塗布方法は、粘性流体をノズルから吐
出させて目的部位に塗布するにあたり、前記ノズルの直
前における前記粘性流体の粘性特性を測定し、この測定
された粘性特性に応じて前記粘性流体の塗布条件を制御
することを特徴としている。
に、本発明の流体塗布方法は、粘性流体をノズルから吐
出させて目的部位に塗布するにあたり、前記ノズルの直
前における前記粘性流体の粘性特性を測定し、この測定
された粘性特性に応じて前記粘性流体の塗布条件を制御
することを特徴としている。
【0009】このとき、制御される粘性流体の塗布条件
は、ノズルの移動速度および/または粘性流体の圧送圧
力であることが好ましい。また、粘性流体の粘性特性
は、近赤外線を前記粘性流体に照射することにより求め
られる粘性流体の濃度であることが好ましい。
は、ノズルの移動速度および/または粘性流体の圧送圧
力であることが好ましい。また、粘性流体の粘性特性
は、近赤外線を前記粘性流体に照射することにより求め
られる粘性流体の濃度であることが好ましい。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の流体
塗布装置は、塗布すべき粘性流体を収容する流体収容タ
ンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布ノズル
と、前記塗布ノズルを把持して前記塗布ノズルを目的と
する塗布部位に移動せしめるノズル移動部と、前記ノズ
ル移動部の移動を制御するノズル移動部制御手段と、前
記塗布ノズルの直前に設けられ前記粘性流体の粘性特性
を測定する粘性測定手段と、前記粘性測定手段からの情
報を取り込んで、該情報に基づいて前記塗布ノズルの適
正な移動速度を求め、該適正な移動速度に応じた制御信
号を前記ノズル移動部制御手段に出力する塗布条件制御
手段と、を有することを特徴としている。
塗布装置は、塗布すべき粘性流体を収容する流体収容タ
ンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布ノズル
と、前記塗布ノズルを把持して前記塗布ノズルを目的と
する塗布部位に移動せしめるノズル移動部と、前記ノズ
ル移動部の移動を制御するノズル移動部制御手段と、前
記塗布ノズルの直前に設けられ前記粘性流体の粘性特性
を測定する粘性測定手段と、前記粘性測定手段からの情
報を取り込んで、該情報に基づいて前記塗布ノズルの適
正な移動速度を求め、該適正な移動速度に応じた制御信
号を前記ノズル移動部制御手段に出力する塗布条件制御
手段と、を有することを特徴としている。
【0011】このとき、粘性流体の粘性特性は、近赤外
線を前記粘性流体に照射することにより求められる粘性
流体の濃度であることが好ましい。
線を前記粘性流体に照射することにより求められる粘性
流体の濃度であることが好ましい。
【0012】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の流体塗布装置は、塗布すべき粘性流体を収容する流
体収容タンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布
ノズルと、前記粘性流体を圧送する圧力源と、前記圧力
源の圧力を制御する圧送圧力制御手段と、前記塗布ノズ
ルの直前に設けられ前記粘性流体の粘性特性を測定する
粘性測定手段と、前記粘性測定手段からの情報を取り込
んで、該情報に基づいて前記粘性流体の適正な圧送圧力
を求め、該適正な圧送圧力に応じた制御信号を前記圧送
圧力制御手段に出力する塗布条件制御手段と、を有する
ことを特徴としている。
明の流体塗布装置は、塗布すべき粘性流体を収容する流
体収容タンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布
ノズルと、前記粘性流体を圧送する圧力源と、前記圧力
源の圧力を制御する圧送圧力制御手段と、前記塗布ノズ
ルの直前に設けられ前記粘性流体の粘性特性を測定する
粘性測定手段と、前記粘性測定手段からの情報を取り込
んで、該情報に基づいて前記粘性流体の適正な圧送圧力
を求め、該適正な圧送圧力に応じた制御信号を前記圧送
圧力制御手段に出力する塗布条件制御手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0013】このとき、粘性流体の粘性特性は、近赤外
線を前記粘性流体に照射することにより求められる粘性
流体の濃度であることが好ましい。
線を前記粘性流体に照射することにより求められる粘性
流体の濃度であることが好ましい。
【0014】
【作用】粘性流体を塗布ノズルから吐出させて目的部位
に塗布する場合、塗布すべき粘性流体を流体収容タンク
から塗布ノズルに圧送すると共に、この圧送タイミング
に応じて、塗布ノズルを把持したノズル移動部を塗布ノ
ズルが目的とする塗布部位に位置するように移動せしめ
る。これと同時に、塗布ノズルの直前における粘性流体
の粘性特性を粘性測定手段によって測定し、この測定情
報を塗布条件制御手段に出力する。
に塗布する場合、塗布すべき粘性流体を流体収容タンク
から塗布ノズルに圧送すると共に、この圧送タイミング
に応じて、塗布ノズルを把持したノズル移動部を塗布ノ
ズルが目的とする塗布部位に位置するように移動せしめ
る。これと同時に、塗布ノズルの直前における粘性流体
の粘性特性を粘性測定手段によって測定し、この測定情
報を塗布条件制御手段に出力する。
【0015】塗布条件測定手段では、測定された粘性特
性に応じた塗布ノズルの適正な移動速度を求め、さら
に、この適正な移動速度に応じた制御信号をノズル移動
部制御手段に出力し、粘性流体の塗布速度を制御する。
例えば、測定された粘性流体の粘度が上昇している場合
には、塗布ノズルからの塗布量が減少するため、塗布ノ
ズルの移動速度を減少させ、逆に、測定された粘性流体
の粘度が下降している場合には、塗布ノズルからの塗布
量が増加するため、塗布ノズルの移動速度を増加させ
る。
性に応じた塗布ノズルの適正な移動速度を求め、さら
に、この適正な移動速度に応じた制御信号をノズル移動
部制御手段に出力し、粘性流体の塗布速度を制御する。
例えば、測定された粘性流体の粘度が上昇している場合
には、塗布ノズルからの塗布量が減少するため、塗布ノ
ズルの移動速度を減少させ、逆に、測定された粘性流体
の粘度が下降している場合には、塗布ノズルからの塗布
量が増加するため、塗布ノズルの移動速度を増加させ
る。
【0016】また、本発明では、測定された粘性流体の
粘性特性を塗布条件にフィードバックするにあたり、上
述した塗布ノズルの移動速度を制御する以外にも、粘性
流体の圧送圧力を制御することもできる。
粘性特性を塗布条件にフィードバックするにあたり、上
述した塗布ノズルの移動速度を制御する以外にも、粘性
流体の圧送圧力を制御することもできる。
【0017】すなわち、粘性流体を塗布ノズルから吐出
させて目的部位に塗布する場合、塗布すべき粘性流体を
流体収容タンクから塗布ノズルに圧送すると共に、この
圧送タイミングに応じて、塗布ノズルを把持したノズル
移動部を塗布ノズルが目的とする塗布部位に位置するよ
うに移動せしめる。これと同時に、塗布ノズルの直前に
おける粘性流体の粘性特性を粘性測定手段によって測定
し、この測定情報を塗布条件制御手段に出力する。
させて目的部位に塗布する場合、塗布すべき粘性流体を
流体収容タンクから塗布ノズルに圧送すると共に、この
圧送タイミングに応じて、塗布ノズルを把持したノズル
移動部を塗布ノズルが目的とする塗布部位に位置するよ
うに移動せしめる。これと同時に、塗布ノズルの直前に
おける粘性流体の粘性特性を粘性測定手段によって測定
し、この測定情報を塗布条件制御手段に出力する。
【0018】塗布条件測定手段では、測定された粘性特
性に応じた粘性流体の適正な圧送圧力を求め、さらに、
この適正な圧送圧力に応じた制御信号を圧送圧力制御手
段に出力し、粘性流体の圧送圧力を制御する。例えば、
測定された粘性流体の粘度が上昇している場合には、塗
布ノズルからの塗布量が減少するため、圧送圧力を増加
させ、逆に、測定された粘性流体の粘度が下降している
場合には、塗布ノズルからの塗布量が増加するため、圧
送圧力を減少させる。
性に応じた粘性流体の適正な圧送圧力を求め、さらに、
この適正な圧送圧力に応じた制御信号を圧送圧力制御手
段に出力し、粘性流体の圧送圧力を制御する。例えば、
測定された粘性流体の粘度が上昇している場合には、塗
布ノズルからの塗布量が減少するため、圧送圧力を増加
させ、逆に、測定された粘性流体の粘度が下降している
場合には、塗布ノズルからの塗布量が増加するため、圧
送圧力を減少させる。
【0019】粘性流体の粘性特性を測定するにあたって
は、近赤外線を粘性流体に照射することにより求められ
る粘性流体の濃度を粘度を特定する相対値とする。これ
により、粘性流体の粘性を連続的に測定することが可能
となり、その結果、リアルタイムなフィードバック制御
を行うことができる。
は、近赤外線を粘性流体に照射することにより求められ
る粘性流体の濃度を粘度を特定する相対値とする。これ
により、粘性流体の粘性を連続的に測定することが可能
となり、その結果、リアルタイムなフィードバック制御
を行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る塗布装置を示す
概念図、図2は同実施例を示す斜視図、図3は同実施例
に係るノズル移動部を示す正面図、図4(A)は同実施
例に係るノズルの移動方向を示す平面図、図4(B)は
他の実施例に係るノズルの移動方向を示す平面図、図5
は同実施例に係る近赤外線濃度計の測定値とt/l法に
よるスラリー粘度との関係を示すグラフ、図6は同実施
例に係るt/l法によるスラリー粘度とノズル速度との
関係を示すグラフである。
明する。図1は本発明の一実施例に係る塗布装置を示す
概念図、図2は同実施例を示す斜視図、図3は同実施例
に係るノズル移動部を示す正面図、図4(A)は同実施
例に係るノズルの移動方向を示す平面図、図4(B)は
他の実施例に係るノズルの移動方向を示す平面図、図5
は同実施例に係る近赤外線濃度計の測定値とt/l法に
よるスラリー粘度との関係を示すグラフ、図6は同実施
例に係るt/l法によるスラリー粘度とノズル速度との
関係を示すグラフである。
【0021】まず、図1〜図3を参照しながら、本発明
の一実施例に係る粘性流体の塗布装置の構成について説
明する。以下、陰極線管のファンネルガラスの開口端面
にフリットスラリーを塗布する具体例で本発明の塗布装
置を説明するが、粘性特性を連続的に測定して、これを
塗布条件に対してリアルタイムにフィードバック制御す
るという本発明の技術的思想は、陰極線管の接合にのみ
限定されることはない。
の一実施例に係る粘性流体の塗布装置の構成について説
明する。以下、陰極線管のファンネルガラスの開口端面
にフリットスラリーを塗布する具体例で本発明の塗布装
置を説明するが、粘性特性を連続的に測定して、これを
塗布条件に対してリアルタイムにフィードバック制御す
るという本発明の技術的思想は、陰極線管の接合にのみ
限定されることはない。
【0022】本実施例の粘性流体の塗布装置は、図1に
示すように、粘性流体であるフリットスラリー1を供給
する供給源14と、このフリットスラリー1をファンネ
ルガラスの開口端面に沿って塗布する塗布部15を備え
ている。
示すように、粘性流体であるフリットスラリー1を供給
する供給源14と、このフリットスラリー1をファンネ
ルガラスの開口端面に沿って塗布する塗布部15を備え
ている。
【0023】塗布部15は、ベース16上に設けられた
第1のロボット50aと第2のロボット50bとを有し
ており、これら第1のロボット50aと第2のロボット
50bには、第1のアーム51aと第2のアーム51b
がそれぞれ取り付けられている。また、それぞれのアー
ム51a,51bには、第1の塗布ノズル2aと第2の
塗布ノズル2bがそれぞれ固定された第1の保持ブラケ
ット53aと第2の保持ブラケット53bを把持する把
持チャック52a,52b,52cが設けられている。
第1のロボット50aと第2のロボット50bとを有し
ており、これら第1のロボット50aと第2のロボット
50bには、第1のアーム51aと第2のアーム51b
がそれぞれ取り付けられている。また、それぞれのアー
ム51a,51bには、第1の塗布ノズル2aと第2の
塗布ノズル2bがそれぞれ固定された第1の保持ブラケ
ット53aと第2の保持ブラケット53bを把持する把
持チャック52a,52b,52cが設けられている。
【0024】それぞれのアーム51a,51bは、第1
のロボット50aおよび第2のロボット50bに対し
て、図2に示すX方向に移動自在に設けられており、ま
た、それぞれの把持チャック52a,52b,52c
は、それぞれのアーム51a,51bに対して、図2に
示すY方向(X方向に直交する方向)に移動自在に設け
られている。これらアームおよび把持チャックの移動軌
跡および移動速度は、予めノズル移動部制御手段6に挟
持されて記憶されている。
のロボット50aおよび第2のロボット50bに対し
て、図2に示すX方向に移動自在に設けられており、ま
た、それぞれの把持チャック52a,52b,52c
は、それぞれのアーム51a,51bに対して、図2に
示すY方向(X方向に直交する方向)に移動自在に設け
られている。これらアームおよび把持チャックの移動軌
跡および移動速度は、予めノズル移動部制御手段6に挟
持されて記憶されている。
【0025】そして、ファンネルガラス12をセットし
て塗布を開始すると、ノズル移動部制御手段6から指令
信号が出力され、第1のロボット50aと第2のロボッ
ト50bとを介して、それぞれのアーム51a,51b
と把持チャック52a,52b,52cが所定の軌跡お
よび移動速度でX−Y平面上を移動する。なお、本実施
例における第1のロボット50a、第2のロボット50
b、第1のアーム51a、第2のアーム51b、第1の
把持チャック52a、第2の把持チャック52b、第3
の把持チャック52c、保持ブラケット53a、保持ブ
ラケット53bが、本発明のノズル移動部5を構成して
いる。
て塗布を開始すると、ノズル移動部制御手段6から指令
信号が出力され、第1のロボット50aと第2のロボッ
ト50bとを介して、それぞれのアーム51a,51b
と把持チャック52a,52b,52cが所定の軌跡お
よび移動速度でX−Y平面上を移動する。なお、本実施
例における第1のロボット50a、第2のロボット50
b、第1のアーム51a、第2のアーム51b、第1の
把持チャック52a、第2の把持チャック52b、第3
の把持チャック52c、保持ブラケット53a、保持ブ
ラケット53bが、本発明のノズル移動部5を構成して
いる。
【0026】本実施例では、ファンネルガラス13の開
口端面にフリットスラリー1を塗布するにあたり、図4
(A)に示すように、塗布始点P1 において2つの塗布
ノズル2a,2bの先端開口を閉塞しておき、この状態
から互いに逆方向に、それぞれ異なる軌跡に沿って塗布
ノズル2a,2bを移動させ、塗布終点P2 で両塗布ノ
ズル2a,2bの先端開口を再び閉塞させるようにして
いる。
口端面にフリットスラリー1を塗布するにあたり、図4
(A)に示すように、塗布始点P1 において2つの塗布
ノズル2a,2bの先端開口を閉塞しておき、この状態
から互いに逆方向に、それぞれ異なる軌跡に沿って塗布
ノズル2a,2bを移動させ、塗布終点P2 で両塗布ノ
ズル2a,2bの先端開口を再び閉塞させるようにして
いる。
【0027】この場合、塗布始点P1 および塗布終点P
2 において両塗布ノズル2a,2bの先端開口が精度良
く閉塞される必要があるため、それぞれの塗布ノズル2
a,2bが固定される保持ブラケット53a,53bの
構造を図3に示すように形成している。図示するよう
に、両保持ブラケット53a,53bに保持される第1
の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2bは、例え
ば、可撓性を有するホース17a,17bの先端に、あ
る程度の剛性と柔軟性とを備えたノズル部18a,18
bを挿入することによって形成される。これらノズル部
18a,18bの先端開口は互いに合致するように構成
され、両者の合致位置においては塗布ノズル2a,2b
内が液密に保持されるようになっている。
2 において両塗布ノズル2a,2bの先端開口が精度良
く閉塞される必要があるため、それぞれの塗布ノズル2
a,2bが固定される保持ブラケット53a,53bの
構造を図3に示すように形成している。図示するよう
に、両保持ブラケット53a,53bに保持される第1
の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2bは、例え
ば、可撓性を有するホース17a,17bの先端に、あ
る程度の剛性と柔軟性とを備えたノズル部18a,18
bを挿入することによって形成される。これらノズル部
18a,18bの先端開口は互いに合致するように構成
され、両者の合致位置においては塗布ノズル2a,2b
内が液密に保持されるようになっている。
【0028】一方、それぞれの保持ブラケット53a,
53bの上端には、水平方向(図2に示すY軸方向)に
伸延する第1の軸19aと第2の軸19bが設けられて
おり、さらに、それぞれの軸19a,19bがそれぞれ
のアーム51a,51bの移動によって互いに同一Y軸
上で合致連結できるように、一方の軸(本実施例では第
1の軸)19aの先端には凸部20が形成され、他方の
軸(本実施例では第2の軸)19bの先端にはこの凸部
20に係合する凹部21が形成されている。また、第2
の保持ブラケット(図3に示す右側のブラケット)53
bは、第2の把持チャック52bに把持される固定部2
2と、この固定部22に対して摺動軸23に沿って移動
可能に設けられた保持部24に分割されている。
53bの上端には、水平方向(図2に示すY軸方向)に
伸延する第1の軸19aと第2の軸19bが設けられて
おり、さらに、それぞれの軸19a,19bがそれぞれ
のアーム51a,51bの移動によって互いに同一Y軸
上で合致連結できるように、一方の軸(本実施例では第
1の軸)19aの先端には凸部20が形成され、他方の
軸(本実施例では第2の軸)19bの先端にはこの凸部
20に係合する凹部21が形成されている。また、第2
の保持ブラケット(図3に示す右側のブラケット)53
bは、第2の把持チャック52bに把持される固定部2
2と、この固定部22に対して摺動軸23に沿って移動
可能に設けられた保持部24に分割されている。
【0029】そして、第2の塗布ノズル2bは保持部2
4に固定されているので、両保持ブラケット53a,5
3bが接近して両塗布ノズル2a,2bの先端開口が合
致する際に、両軸19a,19bの凸部20と凹部21
が係合し、これによって両塗布ノズル2a,2bの位置
が精度良く定まる。これに加えて、両塗布ノズル2a,
2bが合致する際に、第2の保持ブラケット53bの保
持部24が、スプリング25の弾性力によって第1の保
持ブラケット53a側に付勢されることになり、これに
よって、両塗布ノズル2a,2bの先端開口が液密に合
致することになる。
4に固定されているので、両保持ブラケット53a,5
3bが接近して両塗布ノズル2a,2bの先端開口が合
致する際に、両軸19a,19bの凸部20と凹部21
が係合し、これによって両塗布ノズル2a,2bの位置
が精度良く定まる。これに加えて、両塗布ノズル2a,
2bが合致する際に、第2の保持ブラケット53bの保
持部24が、スプリング25の弾性力によって第1の保
持ブラケット53a側に付勢されることになり、これに
よって、両塗布ノズル2a,2bの先端開口が液密に合
致することになる。
【0030】本実施例に係る把持チャックは、第1のア
ーム51aに設けられた第1の把持チャック52aおよ
び第3の把持チャック52cと、第2のアーム51bに
設けられた第2の把持チャック52bからなり、それぞ
れ第1の軸19aおよび第2の軸19bに形成された環
状溝26a,26b,26cを挟持および開放する爪を
備えている。第1のロボット50aおよび第2のロボッ
ト50bは、それぞれ第1の把持チャック52aと第2
の把持チャック52bとによって、第1の塗布ノズル2
aと第2の塗布ノズル2bの保持ブラケット53a,5
3bを挟持した状態で、ファンネルガラス12の開口端
面に沿って移動させる。
ーム51aに設けられた第1の把持チャック52aおよ
び第3の把持チャック52cと、第2のアーム51bに
設けられた第2の把持チャック52bからなり、それぞ
れ第1の軸19aおよび第2の軸19bに形成された環
状溝26a,26b,26cを挟持および開放する爪を
備えている。第1のロボット50aおよび第2のロボッ
ト50bは、それぞれ第1の把持チャック52aと第2
の把持チャック52bとによって、第1の塗布ノズル2
aと第2の塗布ノズル2bの保持ブラケット53a,5
3bを挟持した状態で、ファンネルガラス12の開口端
面に沿って移動させる。
【0031】また、第3の把持チャック52cは、両保
持ブラケット53a,53bが接近して両塗布ノズル2
a,2bの先端開口が合致したときに、第2の軸19b
の環状溝26cを挟持し、第1のアーム50aに対して
第2の保持ブラケット53bを位置決めする機能を司
る。なお、この第3の把持チャック52cは、両保持ブ
ラケット53a,53bが離間する際には、第2の軸1
9bを開放する。
持ブラケット53a,53bが接近して両塗布ノズル2
a,2bの先端開口が合致したときに、第2の軸19b
の環状溝26cを挟持し、第1のアーム50aに対して
第2の保持ブラケット53bを位置決めする機能を司
る。なお、この第3の把持チャック52cは、両保持ブ
ラケット53a,53bが離間する際には、第2の軸1
9bを開放する。
【0032】ベース16には、被塗物であるファンネル
ガラス12を固定するための受け部27と、ファンネル
ガラス12の後方に伸延するネック部29を挟持して位
置決めする挟持体28が設けられている。
ガラス12を固定するための受け部27と、ファンネル
ガラス12の後方に伸延するネック部29を挟持して位
置決めする挟持体28が設けられている。
【0033】本実施例に係るフリットスラリー1の供給
源14は、以下のように構成されている。図1および図
2に示すように、低融点半田ガラスに粘性調整剤として
の酢酸イソアミルやニトロセルロースなどの有機溶剤を
添加してスラリー状としたフリットスラリー1を収容す
るメインタンク4aと、このメインタンク4aから配管
30を介してフリットスラリー1が供給されるサブタン
ク4bを有しており、このサブタンク4bは、例えば上
述した1台の塗布部15に対して一つ設けられている。
メインタンク4aには攪拌機31が設けられており、低
融点半田ガラスと溶剤との混合や、混合後のスラリーの
沈降防止に供されている。
源14は、以下のように構成されている。図1および図
2に示すように、低融点半田ガラスに粘性調整剤として
の酢酸イソアミルやニトロセルロースなどの有機溶剤を
添加してスラリー状としたフリットスラリー1を収容す
るメインタンク4aと、このメインタンク4aから配管
30を介してフリットスラリー1が供給されるサブタン
ク4bを有しており、このサブタンク4bは、例えば上
述した1台の塗布部15に対して一つ設けられている。
メインタンク4aには攪拌機31が設けられており、低
融点半田ガラスと溶剤との混合や、混合後のスラリーの
沈降防止に供されている。
【0034】メインタンク4aに収容されたフリットス
ラリー1は、メインタンク4aから図示しない圧送源か
らの圧力などによって、配管30を介してサブタンク4
bに供給されるが、この供給は、例えば図1に示すよう
に、サブタンク4bに設けられた液面センサ32の出力
信号によって制御されるようになっている。すなわち、
サブタンク4bの液面が所定位置以下に下がったときに
メインタンク4aからサブタンク4bへフリットスラリ
ー1を供給するようにし、サブタンク4b内のフリット
スラリー1が不足するのを防止している。
ラリー1は、メインタンク4aから図示しない圧送源か
らの圧力などによって、配管30を介してサブタンク4
bに供給されるが、この供給は、例えば図1に示すよう
に、サブタンク4bに設けられた液面センサ32の出力
信号によって制御されるようになっている。すなわち、
サブタンク4bの液面が所定位置以下に下がったときに
メインタンク4aからサブタンク4bへフリットスラリ
ー1を供給するようにし、サブタンク4b内のフリット
スラリー1が不足するのを防止している。
【0035】サブタンク4bにも攪拌機33が設けられ
ており、低融点半田ガラスと溶剤とを均一に混合した
り、混合後のスラリーの沈降防止に供されている。サブ
タンク4bに収容されたフリットスラリー1は、サブタ
ンク4bの最下面に接続された配管34を介して分岐体
35に導かれ、ここから第1のホース36aと第2のホ
ース36bによって、それぞれ第1の塗布ノズル2aと
第2の塗布ノズル2bに供給される。
ており、低融点半田ガラスと溶剤とを均一に混合した
り、混合後のスラリーの沈降防止に供されている。サブ
タンク4bに収容されたフリットスラリー1は、サブタ
ンク4bの最下面に接続された配管34を介して分岐体
35に導かれ、ここから第1のホース36aと第2のホ
ース36bによって、それぞれ第1の塗布ノズル2aと
第2の塗布ノズル2bに供給される。
【0036】サブタンク4bから塗布ノズル2a,2b
へのフリットスラリー1の供給は、サブタンク4b内に
供給される圧力によって行われるようになっている。つ
まり、サブタンク4bの上面に圧力源9、例えばエアー
源が接続されており、圧送圧力制御手段10によってサ
ブタンク4b内に供給される圧力が制御されるようにな
っている。
へのフリットスラリー1の供給は、サブタンク4b内に
供給される圧力によって行われるようになっている。つ
まり、サブタンク4bの上面に圧力源9、例えばエアー
源が接続されており、圧送圧力制御手段10によってサ
ブタンク4b内に供給される圧力が制御されるようにな
っている。
【0037】本実施例に係るサブタンク4bの配管34
の途中には、粘性測定手段7が設けられており、配管3
4内を通過して圧送されるフリットスラリー1に対して
近赤外線を照射してフリットスラリーの濃度を求め、こ
れを塗布条件制御手段8に出力するようになっている。
この近赤外線を利用した濃度測定装置7は、配管34内
を通過するフリットスラリー1の濃度を随時測定するこ
とができる。
の途中には、粘性測定手段7が設けられており、配管3
4内を通過して圧送されるフリットスラリー1に対して
近赤外線を照射してフリットスラリーの濃度を求め、こ
れを塗布条件制御手段8に出力するようになっている。
この近赤外線を利用した濃度測定装置7は、配管34内
を通過するフリットスラリー1の濃度を随時測定するこ
とができる。
【0038】本実施例に係る塗布条件制御手段8は、上
述した粘性測定手段7からの濃度情報を取り込んで、該
濃度情報をt/l法による粘度に変換し、予め記憶され
ている粘度に対する塗布ノズルの適正な移動速度を求め
る。そして、この適正な移動速度に応じた制御信号をノ
ズル移動部制御手段6に出力して、塗布ノズル2a,2
bの移動速度を補正する。なお、上述したように濃度情
報を一旦粘度情報に変換しなくとも、濃度情報から直接
適正な塗布ノズルの移動速度を求めるように構成しても
良い。
述した粘性測定手段7からの濃度情報を取り込んで、該
濃度情報をt/l法による粘度に変換し、予め記憶され
ている粘度に対する塗布ノズルの適正な移動速度を求め
る。そして、この適正な移動速度に応じた制御信号をノ
ズル移動部制御手段6に出力して、塗布ノズル2a,2
bの移動速度を補正する。なお、上述したように濃度情
報を一旦粘度情報に変換しなくとも、濃度情報から直接
適正な塗布ノズルの移動速度を求めるように構成しても
良い。
【0039】次に作用を説明する。陰極線管の接合に用
いられるフリットスラリーなどのように極めて高粘度の
材料を塗布する場合、その塗布量や塗布幅などの塗布特
性は、t/l評価法による測定値に対して極めて高い相
関関係がある。本発明では、近赤外線を用いた濃度測定
値とt/l法による粘度との間には、図5に示すよう
に、極めて高い相関関係が存在することに着目し、この
近赤外線濃度値を用いることにより、フリットスラリー
の粘度を間接的に特定するように構成している。したが
って、塗布特性の制御に極めて有効なt/l評価法の長
所を備えながら、近赤外線を用いた連続的かつリアルタ
イムの測定を実現できるように構成されている。
いられるフリットスラリーなどのように極めて高粘度の
材料を塗布する場合、その塗布量や塗布幅などの塗布特
性は、t/l評価法による測定値に対して極めて高い相
関関係がある。本発明では、近赤外線を用いた濃度測定
値とt/l法による粘度との間には、図5に示すよう
に、極めて高い相関関係が存在することに着目し、この
近赤外線濃度値を用いることにより、フリットスラリー
の粘度を間接的に特定するように構成している。したが
って、塗布特性の制御に極めて有効なt/l評価法の長
所を備えながら、近赤外線を用いた連続的かつリアルタ
イムの測定を実現できるように構成されている。
【0040】まず、フリットスラリー1を塗布ノズル2
a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開口端
面に塗布する場合、フリットスラリー1が収容されたサ
ブタンク4b内に圧力源9から一定の圧力を加える。こ
のとき、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル
2bは、互いにその先端開口が合致した状態にあり、塗
布ノズル内が液密に保持されている。
a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開口端
面に塗布する場合、フリットスラリー1が収容されたサ
ブタンク4b内に圧力源9から一定の圧力を加える。こ
のとき、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル
2bは、互いにその先端開口が合致した状態にあり、塗
布ノズル内が液密に保持されている。
【0041】この圧送タイミングに応じて、第1のロボ
ット50aおよび第2のロボット50bを作動させるよ
うにノズル移動制御手段6から指令信号を出力する。こ
れにより、塗布ノズル2a,2bを把持した第1の把持
チャック52aと第2の把持チャック52bが移動し始
め、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2b
は、それぞれ教示された軌跡と移動速度にしたがって移
動し、その先端開口からはフリットスラリー1が吐出す
ることになる。
ット50aおよび第2のロボット50bを作動させるよ
うにノズル移動制御手段6から指令信号を出力する。こ
れにより、塗布ノズル2a,2bを把持した第1の把持
チャック52aと第2の把持チャック52bが移動し始
め、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2b
は、それぞれ教示された軌跡と移動速度にしたがって移
動し、その先端開口からはフリットスラリー1が吐出す
ることになる。
【0042】これと同時に、塗布ノズルの直前、すなわ
ち、サブタンク4bの配管34を通過するフリットスラ
リー1の濃度を粘性測定手段7によって測定し、この測
定された濃度情報を塗布条件制御手段8に出力する。
ち、サブタンク4bの配管34を通過するフリットスラ
リー1の濃度を粘性測定手段7によって測定し、この測
定された濃度情報を塗布条件制御手段8に出力する。
【0043】塗布条件測定手段8では、測定された粘性
特性、すなわち濃度をt/l法による粘度に変換し、こ
の変換された粘度に応じた塗布ノズルの適正な移動速度
を求める。これは、塗布条件測定手段8に、予め図6に
示すようなデータを記憶させておき、入力されたt/l
粘度値に対応したノズル速度を曲線により求めることが
できる。さらに、この適正な移動速度に応じた制御信号
をノズル移動部制御手段6に出力し、現状の塗布速度を
修正して、フリットスラリーの状態に応じた適正な塗布
速度に設定する。
特性、すなわち濃度をt/l法による粘度に変換し、こ
の変換された粘度に応じた塗布ノズルの適正な移動速度
を求める。これは、塗布条件測定手段8に、予め図6に
示すようなデータを記憶させておき、入力されたt/l
粘度値に対応したノズル速度を曲線により求めることが
できる。さらに、この適正な移動速度に応じた制御信号
をノズル移動部制御手段6に出力し、現状の塗布速度を
修正して、フリットスラリーの状態に応じた適正な塗布
速度に設定する。
【0044】例えば、測定されたフリットスラリーの粘
度が基準値よりも上昇している場合には、そのままの塗
布速度で塗布を行うと塗布ノズルからの塗布量が減少す
るので、塗布ノズルの移動速度を減少させる。逆に、測
定されたフリットスラリーの粘度が基準値よりも下降し
ている場合には、そのままの塗布速度で塗布を行うと塗
布ノズルからの塗布量が増加するため、塗布ノズルの移
動速度を増加させる。
度が基準値よりも上昇している場合には、そのままの塗
布速度で塗布を行うと塗布ノズルからの塗布量が減少す
るので、塗布ノズルの移動速度を減少させる。逆に、測
定されたフリットスラリーの粘度が基準値よりも下降し
ている場合には、そのままの塗布速度で塗布を行うと塗
布ノズルからの塗布量が増加するため、塗布ノズルの移
動速度を増加させる。
【0045】このように、本実施例の塗布方法および塗
布装置によれば、現在のフリットスラリーの状態に応じ
て塗布速度を制御するので、塗布不足や塗布過剰などを
防止することができ、決められた塗布量、塗布幅でフリ
ットスラリーを塗布することができる。
布装置によれば、現在のフリットスラリーの状態に応じ
て塗布速度を制御するので、塗布不足や塗布過剰などを
防止することができ、決められた塗布量、塗布幅でフリ
ットスラリーを塗布することができる。
【0046】また、フリットスラリーの粘性特性を測定
するにあたっては、近赤外線を圧送中のフリットスラリ
ーに照射することにより求められる濃度の相対値として
いるので、フリットスラリーの粘性を連続的に測定する
ことが可能となり、その結果、リアルタイムなフィード
バック制御を行うことができる。
するにあたっては、近赤外線を圧送中のフリットスラリ
ーに照射することにより求められる濃度の相対値として
いるので、フリットスラリーの粘性を連続的に測定する
ことが可能となり、その結果、リアルタイムなフィード
バック制御を行うことができる。
【0047】本発明は、上述した実施例にのみ限定され
ることなく、種々に改変することができる。例えば上記
実施例では、測定された粘性流体の粘性特性を塗布条件
にフィードバックするにあたり、塗布ノズルの移動速度
を制御するように構成したが、これ以外にも、粘性流体
の圧送圧力を制御するように構成することもできる。
ることなく、種々に改変することができる。例えば上記
実施例では、測定された粘性流体の粘性特性を塗布条件
にフィードバックするにあたり、塗布ノズルの移動速度
を制御するように構成したが、これ以外にも、粘性流体
の圧送圧力を制御するように構成することもできる。
【0048】まず、フリットスラリー1を塗布ノズル2
a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開口端
面に塗布する場合、フリットスラリー1が収容されたサ
ブタンク4b内に圧力源9から所定の圧力を加える。こ
のとき、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル
2bは、互いにその先端開口が合致した状態にあり、塗
布ノズル内が液密に保持されている。
a,2bから吐出させてファンネルガラス12の開口端
面に塗布する場合、フリットスラリー1が収容されたサ
ブタンク4b内に圧力源9から所定の圧力を加える。こ
のとき、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル
2bは、互いにその先端開口が合致した状態にあり、塗
布ノズル内が液密に保持されている。
【0049】この圧送タイミングに応じて、第1のロボ
ット50aおよび第2のロボット50bを作動させるよ
うにノズル移動制御手段6から指令信号を出力する。こ
れにより、塗布ノズル2a,2bを把持した第1の把持
チャック52aと第2の把持チャック52bが移動し始
め、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2b
は、それぞれ教示された軌跡と移動速度にしたがって移
動し、その先端開口からはフリットスラリー1が吐出す
ることになる。
ット50aおよび第2のロボット50bを作動させるよ
うにノズル移動制御手段6から指令信号を出力する。こ
れにより、塗布ノズル2a,2bを把持した第1の把持
チャック52aと第2の把持チャック52bが移動し始
め、第1の塗布ノズル2aおよび第2の塗布ノズル2b
は、それぞれ教示された軌跡と移動速度にしたがって移
動し、その先端開口からはフリットスラリー1が吐出す
ることになる。
【0050】これと同時に、塗布ノズルの直前、すなわ
ち、サブタンク4bの配管34を通過するフリットスラ
リー1の濃度を粘性測定手段7によって測定し、この測
定された濃度情報を塗布条件制御手段8に出力する。
ち、サブタンク4bの配管34を通過するフリットスラ
リー1の濃度を粘性測定手段7によって測定し、この測
定された濃度情報を塗布条件制御手段8に出力する。
【0051】塗布条件測定手段8では、測定された粘性
特性に応じたフリットスラリーの適正な圧送圧力を求
め、さらに、この適正な圧送圧力に応じた制御信号を圧
送圧力制御手段10に出力し、フリットスラリー1の圧
送圧力を制御する。
特性に応じたフリットスラリーの適正な圧送圧力を求
め、さらに、この適正な圧送圧力に応じた制御信号を圧
送圧力制御手段10に出力し、フリットスラリー1の圧
送圧力を制御する。
【0052】例えば、測定されたフリットスラリーの粘
度が基準値よりも上昇している場合には、そのままの圧
送圧力で塗布し続けると、塗布ノズルからの塗布量が減
少するため、圧送圧力を増加させる。逆に、測定された
フリットスラリーの粘度が基準値よりも下降している場
合には、そのままの圧送圧力で塗布し続けると、塗布ノ
ズルからの塗布量が増加するため、圧送圧力を減少させ
る。
度が基準値よりも上昇している場合には、そのままの圧
送圧力で塗布し続けると、塗布ノズルからの塗布量が減
少するため、圧送圧力を増加させる。逆に、測定された
フリットスラリーの粘度が基準値よりも下降している場
合には、そのままの圧送圧力で塗布し続けると、塗布ノ
ズルからの塗布量が増加するため、圧送圧力を減少させ
る。
【0053】このように粘性特性を圧送圧力にフィード
バック制御しても、塗布不足や塗布過剰などを防止する
ことができ、決められた塗布量、塗布幅でフリットスラ
リーを塗布することができる。
バック制御しても、塗布不足や塗布過剰などを防止する
ことができ、決められた塗布量、塗布幅でフリットスラ
リーを塗布することができる。
【0054】また、フリットスラリーの粘性特性を測定
するにあたっては、近赤外線を圧送中のフリットスラリ
ーに照射することにより求められる濃度の相対値として
いるので、フリットスラリーの粘性を連続的に測定する
ことが可能となり、その結果、リアルタイムなフィード
バック制御を行うことができる。
するにあたっては、近赤外線を圧送中のフリットスラリ
ーに照射することにより求められる濃度の相対値として
いるので、フリットスラリーの粘性を連続的に測定する
ことが可能となり、その結果、リアルタイムなフィード
バック制御を行うことができる。
【0055】なお、上述した実施例は、本発明の流体塗
布方法と流体塗布装置を詳細に説明するための一具体例
であって、これによって本発明の技術的範囲は縮減され
ることはない。したがって、粘性特性をフィードバック
制御するのは、塗布ノズルの移動速度と圧送圧力の両方
でも良い。また、粘性測定手段は、近赤外線を利用した
濃度測定機にのみ限定されることなく、連続的にインラ
インで測定可能な手段であれば良い。
布方法と流体塗布装置を詳細に説明するための一具体例
であって、これによって本発明の技術的範囲は縮減され
ることはない。したがって、粘性特性をフィードバック
制御するのは、塗布ノズルの移動速度と圧送圧力の両方
でも良い。また、粘性測定手段は、近赤外線を利用した
濃度測定機にのみ限定されることなく、連続的にインラ
インで測定可能な手段であれば良い。
【0056】また、ファンネルガラスの開口端面にフリ
ットスラリーを塗布する際の軌跡は、図4(A)に示す
実施例にのみ限定されることなく、例えば、図4(B)
に示すように、塗布始点P1 から塗布を開始して、塗布
ノズルを時計方向あるいは反時計方向の何れかに移動せ
しめ、再び塗布始点P1 で塗布を終了するように構成し
ても良い。この場合のノズル移動部は、一つのロボッ
ト、一つのアーム、一つの把持チャック、および一つの
保持ブラケットがあれば良い。
ットスラリーを塗布する際の軌跡は、図4(A)に示す
実施例にのみ限定されることなく、例えば、図4(B)
に示すように、塗布始点P1 から塗布を開始して、塗布
ノズルを時計方向あるいは反時計方向の何れかに移動せ
しめ、再び塗布始点P1 で塗布を終了するように構成し
ても良い。この場合のノズル移動部は、一つのロボッ
ト、一つのアーム、一つの把持チャック、および一つの
保持ブラケットがあれば良い。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、粘性
流体をノズルから吐出させて目的部位に塗布するにあた
り、ノズルの直前における粘性流体の粘性特性を測定
し、この測定された粘性特性に応じて粘性流体の塗布条
件を制御するようにしているので、環境条件等の変動に
よって粘性流体の粘性特性が変動しても、塗布直前の粘
性特性に応じた塗布条件となり、ノズルから吐出される
流体の吐出量、吐出幅などの諸条件が安定する。
流体をノズルから吐出させて目的部位に塗布するにあた
り、ノズルの直前における粘性流体の粘性特性を測定
し、この測定された粘性特性に応じて粘性流体の塗布条
件を制御するようにしているので、環境条件等の変動に
よって粘性流体の粘性特性が変動しても、塗布直前の粘
性特性に応じた塗布条件となり、ノズルから吐出される
流体の吐出量、吐出幅などの諸条件が安定する。
【0058】したがって、例えばカラー陰極線管のファ
ンネルガラスとパネルガラスとの接合に本発明を適用す
れば、塗布量不足による陰極線管の気密性の低下や、塗
布量過大による拭き取り作業の増加などを解消すること
ができ、信頼性の高い陰極線管を得ることが可能とな
る。
ンネルガラスとパネルガラスとの接合に本発明を適用す
れば、塗布量不足による陰極線管の気密性の低下や、塗
布量過大による拭き取り作業の増加などを解消すること
ができ、信頼性の高い陰極線管を得ることが可能とな
る。
【図1】本発明の一実施例に係る塗布装置を示す概念図
である。
である。
【図2】同実施例を示す斜視図である。
【図3】同実施例に係るノズル移動部を示す正面図であ
る。
る。
【図4】(A)は同実施例に係るノズルの移動方向を示
す平面図、(B)は他の実施例に係るノズルの移動方向
を示す平面図である。
す平面図、(B)は他の実施例に係るノズルの移動方向
を示す平面図である。
【図5】同実施例に係る近赤外線濃度計の測定値とt/
l法によるスラリー粘度との関係を示すグラフである。
l法によるスラリー粘度との関係を示すグラフである。
【図6】同実施例に係るt/l法によるスラリー粘度と
ノズル速度との関係を示すグラフである。
ノズル速度との関係を示すグラフである。
【図7】従来の陰極線管を示す一部破断正面図である。
1…フリットスラリー(粘性流体) 2…塗布ノズル 2a…第1の塗布ノズル 2b…第2の塗布ノズル 3…ファンネルガラス開口端面(塗布部位) 4…流体収容タンク 4a…メインタンク 4b…サブタンク 5…ノズル移動部 50a…第1のロボット 50b…第2のロボット 51a…第1のアーム 51b…第2のアーム 52a…第1の把持チャック 52b…第2の把持チャック 52c…第3の把持チャック 53a…第1の保持ブラケット 53b…第2の保持ブラケット 6…ノズル移動部制御手段 7…濃度測定機(粘性測定手段) 8…塗布条件制御手段 9…圧力源 10…圧送圧力制御手段
Claims (6)
- 【請求項1】粘性流体をノズルから吐出させて目的部位
に塗布するにあたり、前記ノズルの直前における前記粘
性流体の粘性特性を測定し、この測定された粘性特性に
応じて前記粘性流体の塗布条件を制御することを特徴と
する流体塗布方法。 - 【請求項2】前記制御される粘性流体の塗布条件は、ノ
ズルの移動速度および/または粘性流体の圧送圧力であ
ることを特徴とする請求項1に記載の流体塗布方法。 - 【請求項3】前記粘性流体の粘性特性は、近赤外線を前
記粘性流体に照射することにより求められる前記粘性流
体の濃度であることを特徴とする請求項1または2に記
載の流体塗布方法。 - 【請求項4】塗布すべき粘性流体を収容する流体収容タ
ンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布ノズル
と、前記塗布ノズルを把持して前記塗布ノズルを目的と
する塗布部位に移動せしめるノズル移動部と、前記ノズ
ル移動部の移動を制御するノズル移動部制御手段と、前
記塗布ノズルの直前に設けられ前記粘性流体の粘性特性
を測定する粘性測定手段と、前記粘性測定手段からの情
報を取り込んで、該情報に基づいて前記塗布ノズルの適
正な移動速度を求め、該適正な移動速度に応じた制御信
号を前記ノズル移動部制御手段に出力する塗布条件制御
手段と、を有することを特徴とする流体塗布装置。 - 【請求項5】塗布すべき粘性流体を収容する流体収容タ
ンクと、前記流体収容タンクに接続された塗布ノズル
と、前記粘性流体を圧送する圧力源と、前記圧力源の圧
力を制御する圧送圧力制御手段と、前記塗布ノズルの直
前に設けられ前記粘性流体の粘性特性を測定する粘性測
定手段と、前記粘性測定手段からの情報を取り込んで、
該情報に基づいて前記粘性流体の適正な圧送圧力を求
め、該適正な圧送圧力に応じた制御信号を前記圧送圧力
制御手段に出力する塗布条件制御手段と、を有すること
を特徴とする流体塗布装置。 - 【請求項6】前記粘性流体の粘性特性は、近赤外線を前
記粘性流体に照射することにより求められる前記粘性流
体の濃度であることを特徴とする請求項4または5に記
載の流体塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21976692A JPH0652800A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体塗布方法と流体塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21976692A JPH0652800A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体塗布方法と流体塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652800A true JPH0652800A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16740670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21976692A Pending JPH0652800A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 流体塗布方法と流体塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7708174B1 (en) | 2006-05-12 | 2010-05-04 | The Build-Up Plastic & Metal Co., Ltd. | Top sizer for garment hanger |
JP2017032393A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社大道産業 | 破砕粘性計測装置 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP21976692A patent/JPH0652800A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7708174B1 (en) | 2006-05-12 | 2010-05-04 | The Build-Up Plastic & Metal Co., Ltd. | Top sizer for garment hanger |
JP2017032393A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社大道産業 | 破砕粘性計測装置 |
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