【発明の詳細な説明】
イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン誘導体、組成物及び利用法
発明の背景
WO38103138に、抗アレルギー及び抗炎症活性を有するベンゾ[5,6
] シクロへブタピリジンが記載されている。欧州特許出願第0.339.97
8号に、PAF拮抗剤、抗ヒスタミン薬及び/又は抗炎症薬として有用な(ベン
ゾ−又はピリド)シクロへブタ複素環が記載さている。
WO92106981に、6,11−ジヒドロ−11−(4−ビペリジニリデン
)−58−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン及び1−アセチル−
4−(5,6−シヒドロー11.!lilミーイミダゾ−[1゜2−bl [3
]ベンズアゼピン−11−イリデン)ピペリジンが記載されており、後者はPA
F拮抗剤として有用である。
J、Med、Chem、、λ旦(1983,974−980iこ、神経安定性を
有するいくつかの1−メチル−4−ピベリジニリデンー9−置換ピロロ[2,1
−bl [3]ベンズアゼピン誘導体が記載されている。
本発明の化合物は、中心の7員環が必ず縮合イミダゾール環の窒素原子を含む点
、及び好ましい抗アレルギー活性により引用文献から既知の化合物と構造的に異
なっている。
発明の塊里
本発明は式
の新規イミダゾ[2,1,−bl [3]ベンズアゼピン、製薬学的に許容し得
るその付加塩、及び立体異性体に関し、式中各点線は独立して任意の結合を示し
、
R1は水素、ハロ、C1−4アルキル又はCl−4アルキルオキシを示し、R2
は水素、ハロ、C1−4アルキル又はCl−4アルキルオキシを示し、R3は水
素、Cl−4アルキル、ヒドロキシカルボニルもしくはC1−4アルキルオキシ
カルボニルにより置換されたエチニル、ヒドロキシカルボニルもしくはC1−4
アルキルオキシカルボニルにより置換されたC4−4アルキル、ヒドロキシC1
−4アルキル、ホルミル又はヒドロキシカルボニルを示し、
R4は水素、C5−4アルキル、ヒドロキシCl−4アルキル、フェニル又はハ
ロを示し、
R5は水素、C1−4アルキル又はハロを示し、Lは水素:Cl−5アルキル、
ヒドロキシ、ハロ、C1−4アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C8−4
アルキルオキシカルボニル、C1−4アルキルオキソカルボニルCl−4アルキ
ルオキシ、ヒドロキシカルボニルCl−4アルキルオキシ、Cl−4アルキルオ
キシカルボニルアミノ、Cl−4アルキルアミノカルボニル、C1−4アルキル
アミノカルボニルアミノ、C1−4アルキルアミノチオカルボニルアミノ、アリ
ール、アリールオキシ及びアリールカルボニルから成る群より選ばれる1個の置
換基により置換されたCロアルキル:ヒドロキシ及びアリールオキシの両方によ
り置換されたC1−6アルキル:Cs−5アルケニル:アリールにより置換され
たC3−6アルケニルを示し、
ここで、各アリールはフェニルであるか、又は/X口、シアノ、ヒドロキシ、C
1−4アルキル、Cl−4アルキルオキシ、アミノカルボニル又はC1−、アル
キルオキシカルボニルもしくはヒドロキシカルボニルにより置換されたフェニル
により置換されたフェニルであるか、又はLは式
%式%(1)
AlkはC7−4アルカンジイルを示し、Yは0、S又はNHを示し、
N e t、 ’、Het2及び)−(e t 3はそれぞれ場合により1又は
2個のCl−4アルキル置換基によりそれぞれ置換されていてもよいフラニル、
チェニル、オキサシリル、チアジンル又はイミダゾリル:場合によりホルミル、
ヒドロキシCl−4アルキル、ヒドロキシカルボニル、Cl−4アルキルオキシ
カルボニル又は1個もしくは2個の01−4アルキルにより置換されていてもよ
いピロリル又はピラゾリル、場合によりアミノ又はC1−4アルキルにより置換
されていてもよいチアジアゾリル又はオキサジアゾリル、ぞ第1ぞれ場合により
Cl−4アルキル、C5−4アルキルオキシ、アミノ、ヒドロキシ又はハロによ
り置換されていてもよいピリジニル、ピリミンニル、ピラジニル又はピリダジニ
ル;イミダゾ[4,5−c]ピリジンHe t’はCH,アルキルにより置換さ
れた4、5−ジヒドロ−5−オキいは式
%式%
R6は水素又はCl−4アルキルを示し、A−Zは−5−CH=CH−1−3−
CH2−CH,−1−8−CH2−CH2−CH2−1CH=CH−C’H=C
’H−1−CH2CH2CH2−CH2−1−N (CH3)−C(CH3)=
CH−又は−CH=C(CH3)−0−を示し、
但し、6.11−ジヒドロ−11−(4−ビペリジニリデン)−5旦−イミダゾ
[2,1−b] [3]ベンズアゼピンを除く。
前記の定義で用いられるハロはフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを定義し、
Cl−4アルキルは炭素数が1−4の直趙状もしくは分枝鎮状飽和炭化水素基、
例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロ
ピル、1−メチルプロピル及び1,1−ジメチルエチルを定義し、Cl−6アル
キルは前記で定義したCl−4アルキル基及び炭素数が5=6のその高級同族体
、例えばペンチル及びヘキシルを定義し、C8−6アルケニルは炭素数が3−6
で二重結合を1個含む直鎖状もしくは分枝鎖状炭化水素基、例えば2−プロペニ
ル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニル、2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、3.3−ジメチル−2−プロペニル、ヘキセニルなどを定
義し、Cl−4アルカンジイルは、炭素数が1−4の2価の直鎖状もしくは分枝
鎖状炭化水素基、例えばメチレン、1,1−エタンジイル、1.2−エタンジイ
ル、1.3−プロパンジイル、1.4−ブタンジイルなどを定義する。
11文で用いられた製薬学的に許容し得る付加塩という用語は、式(I)の化合
物が形成することができる無毒性の治療的活性な付加塩の形態を定義する。塩基
性を有する式(1)の化合物は、従来の方法に従って遊離の塩基の形態を適した
量の適した酸で処理することにより、対応する治療的活性無毒性酸付加塩の形態
に変換することができる。適した酸の例は、例えば無機酸、例えば塩酸、臭化水
素酸などの酸を例とするハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸など、あるいは
有機酸、例えば酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、2−ヒドロキシプロパン酸
、2−オキソプロパン酸、エタンニ酸、ブロバンニ酸、ブタンニ酸、(Z)−2
−ブテンニ酸、(E)−2−ブテンニ酸、2−ヒドロキシカルボニル、2゜3−
ジヒドロキシブタンニ酸、2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリカルボン
酸、メタ:7スルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−メチル
ベンゼンスルホン酸、シクロヘキサンスルホン酸、2−ヒドロキシ安置、香酸、
4−アミノ−2−ビロトキシ安息香酸などである。酸性を有する式(1)の化合
物は同様の方法で対応する治療的活性無毒性塩基付加塩の形態に変換することが
できる。そのような塩基付加塩の形態の例は、例えばナトリウム、カリウム、カ
ルシウム塩、及び製薬学的に許容し得るアミン、例えばアンモニア、アルキルア
ミン、ベンザチン、N−メチル−D−グルカミン、ヒドラバミン、アミノ酸、例
えばアルギニン、リシンなどとの塩である。製薬学的に許容し得る付加塩という
用語は、式(1)の化合物が形成することができる溶媒和物、例えば水和物、ア
ルコレートなども含む。
前文で用いた立体異性体という用語は可能な種々の異性体及び式(1)の化合物
がとり得る立体配座形態を定義する。他に記載又は指示がなければ、化合物の化
学名はすべての可能な立体化学的及び立体配座的異性体の形態の混合物を示し、
該混合物は基本的分子構造のすべてのジアステレオマー、エナンチオマー及び/
又は配座異性体を含む。純粋な形態の、又は互いの混合物としての式(1)の化
合物のすべての立体化学的異性体は本発明の範囲内に含まれるものとする。
本発明のいくつかの化合物は種々の互変異性体として存在することができ、その
ような互変異性体のすべてが本発明の範囲内に含まれるものとする。
式(1)の興味深い化合物は、式中
R1が水素、ハロ又はC1−4アルキルを示し、R2が水素、ハロ、C1−4ア
ルキル又はCl−4アルキルオキシを示し、R3が水素、Cl−4アルキル、ヒ
ドロキシC1−4アルキル、ホルミル又はヒドロキシカルボニルを示し、
R4が水素、自−、アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、フェニル又はハロ
を示し、
Rsが水素を示し、
Lb<水素; C,−、アルキル、ヒドロキシ、c+−nアルキルオキシ、C1
−4アルキルオキシカルボニルアミ/、Cl−4アルキルアミノカルボニル、C
1−4アルキルアミノカルボニルアミ八Cl−4アルキルアミノチオカルボニル
アミ/、アリール又はアリールオキシにより置換されたC1−6アルキル:CI
、アルケニル:アリールで置換されたC8−6アルケニルを示し、ここで
各アリールはフェニル、あるいはハロ、C1−4アルキル又はCl−4アルキル
オキシで置換されたフェニルであるか、あるいはLが
−A l k−Y−He t 1 (a−1)−A l k−NH−CO−He
t2(a−2)又は−A l k−He t3(a−3)
の基を示し、ここで
AlkはCI−<アルカンジイルを示し、Yは0、S又はNHを示し、
He t ’、He t2及びHet3はそれぞれ場合により1又は2個の01
−4アルギル置換基によりそれぞれ置換されていてもよいフラニル、チェニル、
ピロリル、オキサシリル、チアジンル又はイミダゾリル:場合によリアミノ又は
C1,4アルキルにより置換されていてもよいチアジアゾリル又はオキサジアゾ
リル;それぞれ場合によりCl−4アルキル、C1−4アルキルオキシ、アミ八
ヒドロキシ又はノ10により置換されていてもよいピリンニル、ピリミジニル、
ピラジニル又はピリダジニル;イミダゾ[4,5−Cl ピリジン−2−イルを
示し、He t”はC3−4アルキルにより置換された4、5−ジヒドロ−5−
オキソ−IH−テトラゾリル、2−オキソ−3−オキサゾリジニル、2.3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−IH−ベンズイミダゾール−1−イル、あるいは式
%式%
R6は水素又はC1−4アルキルを示し、A−Zは−5−CH=CH−1−3−
CH,−CH,−1−3−CH2−CH2−CH,−1−CH= CH−C’
H= CH−又はCH2−CH,−CH2−CH2を示し、
但し6.11−ジヒドロ−11−’(4−ピベリジニリデン)−58−イミダゾ
[2,1−b] [3]ベンズアゼピンを除く化合物である。
別の群の式(1)の興味深い化合物は、LがCl−4アルキル又はヒドロキシカ
ルボニルもしくはCl−4アルキルオキシカルボニルにより置換されたCし4ア
ルキルを示す化合物である。
さらに興味深い化合物は、R1、R2、R3、R4及びR5が水素を示す式(夏
)の化合物である。
さらに別の群の式(1)の興味深い化合物は、式[式中、R1、R2、R3、R
4、R5及びLは式(1)の場合と同義であるコ
の化合物である。
好ましい化合物は、式中
R3が水素、C1−4アルキル、ホルミル、ヒドロキシC1−4アルキル又はヒ
ドロキシカルボニルを示し、
R4が水素、ハロ又はヒドロキソC1,、アルキルを示し、Lが水素、C1−4
アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−4アルキル、C
l−4アルキルオキシカルボニルC+−<アルキル、C1−4アルキルオキシカ
ルボニルアミノCl−4アルキル、アリールC,−、アルキル、プロペニルを示
すか、又は
Lが式(a−1)、(a−2)又は(a−3)の基であり、ここでHe t ’
、He t2及びHet3はそれぞれ場合によりCl−4アルキルによりそれぞ
れ置換されていてもよいフラニル、オキサシリル又はチアゾリル、場合によりア
ミ人ビリンニルにより置換されていてもよいチアジアゾリル、あるいはそれぞれ
場合によりヒドロキシにより置換されていてもよいピリミノニル1イミダゾ[4
,5−Clピリジン−2−イルを示し、
Het3は式(b−2)を示すこともできる式(1)の化合物である。
より好ましい化合物は、式中
R1が水素又はハロを示し、
R2が水素、ハロ又はC1−4アルキルオキシを示し、Lが水素、Cl−4アル
キル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシカルボニルCl−4アルキル、C1−
、アルキルオキシカルボニルC1−4アルキル、又は式(a−1)の基を示し、
ここでYがNHである好ましい化合物である。
さらに好ましい化合物は、
R4が水素又はハロを示し、
Lが水素、Cl−4アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−4アルキル、C1−
4アルキルオキシカルボニルC1−4アルキル又は式(a−1)の基を示し、こ
こでHe t’がチアゾリルあるいはイミダゾ[4,5−c] ピリジン−2−
イルである、
より好ましい化合物である。
最も好ましい化合物は:
5.6−シヒドロー1l−(1−メチル−4−ビベリジニリデン)−11旦−イ
ミダゾ[2,1−b] [3]ベンズアゼピン、9−フルオロ−6,11−ジヒ
ドロ−11−(1−メチル−4−ピペリ1−b] [3]ベンズアゼピン、
6.11−ジヒドロ−11−(1−メチル−4−ビペリジニリデン)−8−フル
オロ−6,11−ジヒドロ−11−(1−メチル−4−ピペリ6.11−ジヒド
ロ−11−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−6,11−ジヒドロ−11
−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−b] [
3]ベンズアゼピン−3−カルボン酸7−フルオロ−6,11−ジヒドロ−11
−(1−メチル−4−ピペリbl [3]ベンズアゼピン−11−イリデン)−
1−ピペリジンプロパン酸二水和物、
これらの立体異性体及び製薬学的に許容し得る酸付加塩である。
以下の節にて、式(1)の化合物の製造の種々の方法を記載する。式(1)の化
合物及びその製造に介在する中間体の構造式を簡単にするために、イミダゾ[2
,Ib] [3]ベンズアゼピン部分を後文では記号式(1)の化合物は式(I
I)のアルコール又は式(l I I)のケトンの環化により製造することが
できる。
該環化反応は、式(T I)又は(I I T)の中間体を適した酸で処理し、
かくして活性中間体を得、それを環化して式(1)の化合物とすることにより簡
単に行うことができる。適した酸は例えば強酸、特にメタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、三フン化酢酸、メタンスルホン酸/三フッ化ホウ素、
フッ化水素酸/三フン化ホウ素を例とする超酸系、又はルイス酸、例えば塩化ア
ルミニウムなどである。Lが与えられた反応条件下で安定な式(T)の化合物の
みを上記の反応法に従って製造できることは明らかである。超酸の場合、反応は
過剰の該酸中で行うのが好ましく、塩化アルミニウムなどの固体ルイス酸の場合
、反応は好ましくは塩化ナトリウムなどの追加の塩の存在下で出発材料と試薬を
融解させることにより行うことができる。トリメチルシリルヨーダイトを用いた
環化脱水反応は、例えばトリクロロメタンを例とするハロゲン化炭化水素などの
反応不活性溶媒中で簡単に行われる。後者の反応はI5が自−4アルキルオキシ
力ルボニルを示す式(I I)又は(III)の中間体にも行うことができるの
は特に注目すべきであり、この場合環化脱水の他にカルバメートの分裂も観察さ
れ、Lが水素である式(I)の化合物が得られる。
前記及び以下の製造において、反応混合物は当該技術において既知の方法に従っ
て仕上げ、生成物を単離し、必要ならさらに精製する。
二環状部分の中心環が任意の結合を含まない式(1)の化合物は、式(TV)の
中間体を環化することにより製造することもできる。
式(I〜′)及び後文においてWは適した脱離基、例えばクロロ、ブロモなトラ
例とするハロ、あるいはメタンスルホニルオキシ、4−メチルベンセンスルホニ
ルオキソなどを例とするスルホニルオギン基を示す。
該環化反応は反応不活性溶媒、例えばベンゼン、メチルベンゼン、ジメチルベン
センを例とする芳香族炭化水素、メタノール、エタノール、1−ブタノールなど
を例とするアルカノール、2−プロパノン、4−メチル−2−ペンタノンなどを
例とするケトン、テトラヒドロフラン、1゜、4−ノオキザ:ノ、1.1゛ −
オキシヒスエタンなどを例とするエーテル、N、N−ツメチルホルムアミド、N
、N−ツメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ニトロベンゼン、1−メ
チル−2−ピロリジノンなどを例とする双極性非プロトン性溶媒、又はこれらの
溶媒の混合物中で簡単に行うことができる。例えばアルカリ又はアルカリ土類金
属炭酸塩、水素炭酸塩、アルコキシド、水素化物、アミド、水酸化物又はオキシ
ド、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert、ブトキシド、水素化ナト
リウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、酸化カルシウムなど、又は有機塩基、例えばアミン、例えばN、 N−ジ
エチルエタナミン、N−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミン、4−エチ
ルモルホリン、ピリジンなどの適した塩基を用い、反応の進行の間に遊離する酸
を捕獲することができる。ある場合には、ヨーダイト塩、好ましくはアルカリ金
属ヨーダイトの添加が適している。幾分かの高温及び攪拌は、反応速度を加速す
ることができる。
別の場合、式(I−a)により示されるピペリジニル部分及びイミダゾ[2,1
−b] [3]ベンズアゼピン部分の間に二重結合が存在する式(1)の化合物
は、式(V)又は(Vl)のアルコールの脱水により製造することができる。
該脱水反応は従来の脱水試薬を用い、当該技術において既知の方法に従って簡単
に行うことができる。適した脱水試薬は、例えば硫酸、リン酸、塩酸、メタンス
ルホン酸、カルボン酸、例えば酢酸、三フフ化酢酸及びそれらの混合物などの酸
、無水物、例えば酢酸無水物、五酸化リンなど、塩化亜鉛、チオニルクロリド、
三フッ化ホウ素エーテレート、塩化ホスホリルピリジン、硫酸水素カリウム、水
酸化カリウムなどの他の適した試薬である。ある場合には、該脱水反応は反応混
合物の加熱、特に還流温度までの加熱を必要とする。この場合もLが与えられた
反応条件下で安定な式(1−a)の化合物のみを上記の反応法に従って製造する
ことができる。後者の反応は点線が任意の結合を示さない中間体(V)について
行うと、二環状部分の二重結合及び二環状部分とピペリジンを架橋する単結合を
有する式(1)の化合物も与えることがあることは、特に注目すべきである・
式(I−b)で示されるLがC1−6アルキルである式(1)の化合物は式(1
−c)で示されるLが水素である式(1)の化合物に多数の方法で変換すること
ができる。第1の方法はCl−4アルキルクロロホルメートを用いた式(I−b
)の化合物の脱アルキル化−カルボニル化、続いてか(して得られた式(Vll
−a’)の化合物の加水分解を含む。
(1−cl
01−4アルキルクロロホルメートとの反応は、出発材料(1−b)を適した溶
媒中及び適した塩基の存在下で試薬と共に撹拌及び加熱することにより簡単に行
われる。適した溶媒は、例えばメチルベンゼン、ジメチルベンゼン、クロロベン
ゼンを例とする芳香族炭化水素、】、2−ジメトキシエタンなどを例とするエー
テルなどの溶媒である。適した塩基は、アルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩、
水素炭酸塩、水酸化物又は有機塩基、例えばN、 N−ジエチルエタナミン、N
−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミンなどである。
式(VII−a)の化合物は、従来の方法に従い酸性又は塩基性媒体中で加水分
解する。例えば臭化水素酸、塩酸又は硫酸などの濃酸を用いることができ、代わ
りに水中のアルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、アルカノール又は水−
アルカノール混合物などの塩基を用いることができる。適したアルカノールはメ
タノール、エタノール、2−プロパツールなどである。反応の速度を増すために
、反応混合物を特に還流温度まで加熱することが有利である。
式(1−b)の化合物は、例えばジクロロメタン、トリクロロメタンを例とする
ハロゲン化炭化水素、メチルベンゼン、ジメチルベンゼンを例とする芳香族炭化
水素、1.2−ジメトキシエタンを例とするエーテル、メタノール、エタノール
、2−プロパツールを例とするアルコールなどの適した溶媒中で、場合によりア
ルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩、水素炭酸塩、水酸化物又はアミン、例えば
N、N−ジエチルエタナミン、N−(1−メチルエチル)−2−プロ/くシアミ
ンなどの塩基の存在下で、それをα−ノ八クロC1−4アルキルクロロホルメー
ト共に撹拌及び加熱することにより直接式(1−c)の化合物に変換することが
できる。
式(T−c)の化合物は、反応不活性溶媒中の水素及び適した触媒の存在下にお
ける接触水添により、式(T−d)の化合物を脱ベンジル化することによっても
製造することができる。
持パラジウムなどである。該脱ベンジル化反応に適した反応不活性溶媒は、例え
ばメタノール、エタノール、2−プロパツールなどを例とするアルコール、酢酸
エチルなどを例とするエステル、酢酸などを例とする酸である。
Lが水素以外の式(1)の化合物は式(I−e)で示され、該りがLlであり、
式Ll−W (VI I I)の試薬を用いた式(I−c)の化合ルベンゼンな
どを例とする芳香族炭化水素、メタノール、エタノール、1−ブタノールなどを
例とするアルカノール、2−プロパノン、4−メチル−2−ペンタノンなどを例
とするケトン、テトラヒドロフラン、1゜4−ンオキサン、1,1゛ −オキシ
ビスエタンなどを例とするエーテル、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ニトロベンゼン、1−メチル−
2−ピロリジノンなどを例とする双極性非プロトン性溶媒、ジクロロメタン、1
.2−ジクロロメタンなどを例とするハロゲン化炭化水素又はそのような溶媒の
混合物などの反応不活性溶媒中で簡単に行うことができる。アルカリ又はアルカ
リ土類金属炭酸塩、水素炭酸塩、アルコキシド、水素化物、アミド、水酸化物又
はオキシド、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt e r t、 ブトキ
シド、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、炭酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、酸化カルシウムなど、又は有機塩基、例えばN、 N−
ジエチルエタナミン、N−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミン、4−エ
チルモルホリン、ピリジンを例とするアミンなどの適した塩基の添加を用いて反
応の進行中に遊離する酸を捕獲することができる。ある場合にはヨーダイト塩、
好ましくはアルカリ金属ヨーダイトの添加が適している。幾分かの高温及び撹拌
は、反応の速度を増すことができる。別の場合N−アルキル化は、当該技術にお
いて既知の相移動触媒反応の条件を適用することにより行うことができる。
Lが01−6アルキル又は置換C1−6アルキルである式(I)の化合物は、該
りが基L”H−で表される式(1−f)により示され、式L2=O(IX)の適
したケトン又はアルデヒドを用いた式(1−c)の化合物の還元的N−アルキル
化によっても製造することができる。L2=0は、式L”R2において2個の隣
接水素原子が酸素原子により置換され(−〇)、R2が場合により置換されてい
ることができる隣接2価C1−6アルキリデン基である中間体を示す。
アルキル化法に従い、適した反応不活性溶媒中で反応物の混合物を還元すること
により簡単に行うことができる。特に反応混合物は撹拌及び/又は加熱して反応
速度を加速することができる。適した溶媒は、例えば水、C1,□、アルカノー
ル、例えばメタノール、エタノール、2−プロパツールなど、エステル、例えば
酢酸エチル、γ−ブチロラクトンなど、エーテル、例えば1.4−ジオキサン、
テトラヒドロフラン、1.1゛−オキシビスエタン、2・−メトキシエタノール
など、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、トリクロロメタンなど、双
極性非プロトン性溶媒、例えばN、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなど、カルボン酸、例えば酢酸、プロパン酸など、又はそれらの溶媒の混
合物である。“当該技術において既知の還元的N−アルキル化法”という用語は
、反応をナトリウムシアノボロハイドライド、ナトリウムボロハイドライド、蟻
酸又はその塩、例えば蟻酸アンモニウムなどの還元剤を用いて、又は代わりに水
素雰囲気下で、場合により高温及び/又は高圧にて活性炭担持パラジウム、活性
炭担持白金などの適した触媒の存在下で反応を行うことを意味する。反応物及び
反応生成物の中心官能基が望ましくなくさらに水素化されるのを防ぐために、反
応混合物に適した触媒毒、例えばチオフェン、キノリン−硫黄などを加えるのが
有利である。ある場合には、フッ化カリウム、酢酸カリウムなどのアルカリ金属
塩を反応混合物に加えるのも有利である。
Lが基He t 3− Ct−4アルキルを示す式(1)の化合物は式(1−g
)により示され、式(X)の適したアルケンへの式(1−c)の化合物(7)付
加反応により製造することができる。
Lが2−ヒドロキシ−C2−6アルキル又はアリールオキシ−2−ヒドロキシ−
C2−11アルキルである化合物は式(J−h)により示され、式(1−c)の
化合物を、R6が水素、C1−4アルキル又はアリールオキシCl−4アルキル
を示すエポキシド(XI)で処理することにより製造することができる。
(1−c)とそれぞれ(X)又は(XI)との反応は、ケトン、例えば2−プロ
パノン、4−メチル−2−ペンタノン、エーテル、例えばテトラヒドロフラン、
アルコール、例えばメタノール、エタノール、1−ブタノール、双極性非プロト
ン性溶媒、例えばN、 N−ジメチルホルムアミドなどの反応不活性溶媒中で反
応物を撹拌し、望ましいなら加熱することにより行うことができる。
式(V I I −b ) (7)化合物ハ、LがP−NH−Cx−4−rルキ
ルを示し、Pが例えばC8−4アルキルオキシカルボニルなどの保護基である式
(I−1)の化合物から、当該技術において既知の脱保護法に従って製造するこ
とができる。
式(VII−b)の化合物は式(Vll−c)の化合物の還元によっても製造す
ることができる。
(Vll<) (Vll−b)
該還元は水素含有媒体中で、活性炭担持パラジウム、活性炭担持白金、ラネイニ
ッケルなどの触媒の存在下で、メタノール、エタノールなどの適した溶媒中で出
発材料を撹拌、及び望ましいなら加熱することにより、あるいはテトラヒドロフ
ランなどのエーテル中でリチウムアルミニウムハイドライドなどの金属水素化物
を用いて還元することにより行うことができる。
Lが−A ] ]k−Y−Het’である式(1)の化合物は式(I−j)によ
り示され、式(I−k)の化合物を式(XII)の試薬を用いてアルキル化する
ことにより製造することができる。
代わりに式(I−Dの化合物は式(Vll−d)の化合物と式(Xlll)の試
薬の反応によっても製造することができる。
(Vll−d) (I−j)
上記のアルキル化反応は、例えばメチルベンゼン、ジメチルベンゼン、2−プロ
パノン、4−メチル−2−ペンタノン、1.4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、メタノー
ル、エタノール、1−ブタノールなどの反応不活性溶媒中で簡単に行うことがで
きる。アルカリ又はアルカリ土類金属炭酸塩、水素炭酸塩、水素化ナトリウム、
N、 N−ジエチルエタナミン又はN−(1−メチルエチル)−2−プロパンア
ミンなどの適した塩基の添加を用いて反応の進行中に遊離する酸を捕獲すること
ができる。
ある場合にはヨーダイト塩、好ましくはアルカリ金属ヨーダイトの添加が適して
いる。反応速度を増すために反応混合物を加熱することができる。
Lが式−A I k−NH−Co−He t2の基を示す式(1)の化合物は式
(1−1)により示され、式(XIV)のカルボン酸又はその活性(Vll−b
)
(X I V)と(VTI−b)の反応は一般に当該技術において既知のアミド
化反応法に従って行うことができる。例えばカルボン酸を活性誘導体、例えば無
水物又はカルボン酸ハライドに変換し、それを続いて(■rr−b)と反応させ
ることができ、あるいは(X I V)及び(Vll−b)をアミドを形成する
ことができる適した試薬、例えばN、 N−メタンテトライルビス[シクロへキ
サミン]、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨーダイトなどを用いて反応さ
せることにより行うことができる。該反E、ま、例えばテトラヒドロフランを例
とするエーテル、ジクロロメタン、トリクロロメタンを例とするハロゲン化炭化
水素、双極性非プロトン性溶媒などの適した溶媒中で簡単に行うことができる。
例えばN、N−ジエチルエタナミンなどの塩基の添加も適している。
Lが01−4アルキルアミノ(チオ)カルボニルアミノC2−4アルキルを示す
式(1)の化合物は式(T−m)により示され、例えばテトラヒドロフランを例
とするエーテルなどの反応不活性溶媒中におけるCl−4アルキルイソ(チオ)
ンアナートとの反応により式(VII−b)の化合物から製造することができる
。
He t’がイミダゾ[4,5−Cl ピリジン−2−イル基を示し、YがNH
を示す式CI)の化合物は式(I−n)により示され・以下0反タロヘキサンア
ミンコなどの脱水剤の存在下で、例えばテトラヒドロフランを例とするエーテル
などの反応不活性溶媒中における(Vll−b)と二硫化炭素の反応により製造
することができる。イソチオシアナーI・は・例えばテトラヒドロフランを例と
するエーテルなどの反応不活性溶媒中で3.4〜ジアミノピリジンと反応させ、
得られたチオウレアを酸化水M (I I )などの適した金属酸化物で処理す
ることにより環化する・ある場合には、反応混合物に少量の硫黄を補足するのが
適している・化合物(V I I −e)又は対応するイソシアナートは、(V
II−e)又(i対応するイソシアナートをテトラヒドロフランを例とするエー
テルなどの反応不活性溶媒中てC7〜4アルキルアミンと反応させることにより
式(1−rn)の化合物を製造するためにも用いることができる・式(1−o)
l::より示され、以下の反応図に従って式(Vll−b)の化合物から製造す
ることができる。
化合物(Vll−b)を2−プロパツールを例とするアルコールなどの反応不活
性溶媒中で式(XV)の試薬と反応させ、かくして得られる中間体(Vll−g
)を塩酸水溶液などの酸性水溶液で処qfることにより環化する。
R3及び/又はR4がヒドロキシメチルを示す式(I)の化合物は、R3及び/
又はR4が水素を示す式(I)の化合物である式(I−p)の化合物を、場合に
より適したカルボン酸−カルポン酸塩混合物、例えば酢酸−酢酸ナトリウムなど
の存在下でホルムアルデヒドを用いてホルミル化することにより製造することか
で今る。反応速度を増すために反応混合物を還流温度にまで加熱するのが有利で
ある。
かくして得た化合物(I−Q)及び(1−r)を、例えばそれぞれ酸化マンガン
(IV)、硝酸銀などの適した試薬と反応させることによりさらに酸化して対応
するアルデヒド又はカルボン酸とすることができる。
R4力い口である式(1)の化合物は式(1−s)により示され、式(1−Hに
より示されるR4が水素である式(1)の化合物をハロゲン化することにより製
造することができる。
該ハロゲン化反応は、出発材料を例えば場合により酢酸ナトリウムなどのカルボ
ン酸塩と混合した酢酸などのカルボン酸を例とする適した溶媒中でジハロゲン化
物で処理することにより簡単に行うことができる。
反応速度を増すために反応混合物を加熱することができる。
)−1et’がピロリル基を示す式(1)の化合物は式(1−u)で示され、式
(VII−b)の化合物を式(XVI)の化合物と反応させることにより製造す
ることができる。
(VD−b) (XVT)
同様にしてHe t”が2−C,−4アルキルオキシカルボニル−1−ピロリル
基を示す式(1)の化合物は式(1−v)により示され、式(Vll−b)の化
合物を式(XVII)の試薬と反応させることににより製上記の(Vll−b)
とそれぞれ(XVI)及び(XVII)との反応は、例えば酢酸など5)酸の存
在下で行うのが好ましい。
さらに式(I−u)の化合物は、以下の反応経路によりそれぞれ式(I−w)及
び(1−x)で示される対応するアルデヒド及びアルコール化合物に変換するこ
とができる。
(I−u)から(1−w)へのホルミル化は、例えば双極性非プロトン性溶媒、
例えばN、 N−ジメチルホルムアミド、N、 N−ジメチルアセトアミドなど
の反応不活性溶媒中の、例えば塩化ホスホリル、シアン化亜鉛と塩酸、トリクロ
ロメタンとヒドロキシトイオンなどのホルミル化剤の存在下で簡単に行うことが
できる。式(1−w)の化合物は例えばメタノール、エタノール、2−プロパツ
ールなどを例とするアルコールなどの反応不活性溶媒中、例えばリチウムアルミ
ニウムハイドライド、ナトリウムポロハイドライド、ナトリウムシアノポロハイ
ドライドなどの金属水素化物を例とする適した還元剤の存在下で式(1−x)の
化合物に還元することができる。
式(1−v)及び(1−w)の化合物は、酸又は塩基の存在下における(1−v
)の加水分解により、又は適した酸化剤の存在下における( 1−w)の酸化に
よりHe t3が2−ヒドロキシカルボニル−1−ピロリル基である対応する式
(1)の化合物に変換することができる。
R3が01−イアルキルオキシカルポニルエテニルである式(+)の化合物は式
(1−y)により示され、式(1−z)により示されるR3がホルミルである式
(1)の化合物を例えばピペリジン、ピリジンなどの塩基の存在下で式(XVT
II)の試薬と反応させることにより製造することができる。
式(1−y)の化合物は酸又は塩基の存在下でさらに加水分解してR3がヒドロ
キシカルボニルエチニルである式(1)の化合物とすることができる。
R3がメトキンカルボニルメチルである式(1)の化合物は式(1−aa)によ
り示され、例えばテトラヒドロフランなどの反応不活性溶媒中でベンジルトリチ
ルアンモニウムヒドロキシドの存在下で式(1−Z)の化合物を式(X I X
)の試薬と反応させることにより製造するこ式(1−aa)の化合物は酸又は塩
基の存在下でさらに加水分解し、R3がヒドロキシカルボニルメチルであ、る式
(I)の化合物とすること式(I)の化合物はさらに、当該技術において既知の
官能基変換法に従って互いに変換することができる。
例えばLがCl−4アルキルオキシ力ルボニル部分を含む式(I)の化合物は、
酸又は塩基の存在下で加水分解し、Lがヒドロキシカルボニル部分を含む式(1
)の化合物とすることができる。
LがCl−4アルキルオキシフェニルC+−Sアルキルである式(1)の化合物
は、例えば臭化水素酸、ヨー化水素酸又はルイス酸、例えばボロントリプルオリ
ド、アルミニウムトリクロリドなどの酸で処理するとLがヒドロキシフェニルc
t−eアルキルである式(1)の化合物に変換することができる。
前記の製造中に介在する式(V I”I −aからVII−g)の化合物は新規
化合物であり、該製造における中間体として利用するために特に開発された。結
局本発明は式
[式中各点線は独立して任意の結合を示し、R1、R2、R3、R4及びR5は
式(1)の化合物の場合と同義であり、Qは(Cl−sアルキル又はフェニル)
オキシカルボニル%Cl−4アルキルカルボニルを示すか、又はハロ、シアノ、
アミノ、イソチオシアナート、(4−アミノ−3−ピリジニル)アミノチオカル
ボニルアミノ、(CH。
0)ICHCHz NHC(=NCHs) −NH又ハメチルスルホニルオキシ
により置換されたC1@アルキルを示し、但しl−アセチル−4−(5,6−シ
ヒドロー11H−イミダゾール[1,2−b] [3]ベンズアゼピン−11−
イリデン)ピペリジンを除く]
の新規化合物、その付加塩又は立体異性体にも関する。
特に興味深い式(VII)の化合物は、式中Qが(CI−sアルキル又はフェニ
ル)オキシカルボニル、c、−4アルキルカルボニル、あるいはシアノ又はアミ
ノにより置換されたcl−6アルキルである化合物、その製薬学的に許容し得る
酸付加塩及びその立体異性体である。
以下の節では、前記の製造において用いられた出発材料の製造のいくつかの方法
を記載する。
式(11)の中間体は、式(III)の対応するケトンがら還元により製造する
ことができる。
該還元は、例えばメタノール、エタノールを例とするアルコール、酢酸を例とす
る酸、酢酸エチルを例とするエステルなどの溶媒中で、活性炭担持パラジウム、
活性炭担持白金、ラネイニンヶルなどの水素化触媒の存在下で出発ケトン(I
I I)を水素と反応させることにより簡単に行うことができる。
反応速度を増すために反応混合物を加熱することができ、望ましい場合水素の圧
力を上げることができる。
別の場合、式(T I)のアルコールは、例えば1.1′ −オキシビスエタン
、テトラヒドロフランなどを測点するエーテル、メタノール、エタノールなどを
例とするアルコールなどの適した溶媒中で例えばリチウムアルミニウムハイドラ
イド、ナトリウムボロハイドライド、ナトリウムシアノポロハイドライドなどの
還元剤を用いてケトン(I I I)を還元することによっても製造することが
できる。
式(I I I)のケトンは前文にて式(I−c)の化合物からの式(I−g)
の化合物の製造に関して記載した反応条件下で式(XX)の化合物を式(XXI
)の化合物に付加することにより製造することができる。
点線が任意の結合ではない式(+ I I>のケトンは、Wが前記と同義の活性
脱離基を示す式(XXII)の試薬を用いて式(XX)の中間体化合物を製造す
る場合に用いられた方法に従って簡単に行うことができさらに点線が任意の結合
ではない式(111)のケトンは、式(1−C)の化合物からの式(1−f)の
化合物の製造の場合に記載した反応条件下で式(XX)の化合物を還元的N−ア
ルキル化することによっても製造することができる。
式CX X)の中間体は、式(XXIII)のエステルから、例えばメチルリチ
ウム、ブチルリチウム、ナトリウムアミド、ジアルキルリチウムアミド、例えば
ジイソプロピルリチウムアミドなどの強塩基又はそれらの混合物の作用により、
テトラヒドロフラン、ヘキサン、メチルベンゼンなど、又はそれらの混合物など
の反応不活性溶媒中で式(XXIV)の保護イミダゾール誘導体と反応させるこ
とにより簡単に製造すること(XXIV)においてPは保護基、例えば加水分解
により除去することができるジ(CI−4アルコキン)−メチル、C,−4アル
コキシメチル、ベンゼンスルホニル、トリメチルシリルエトキシメチル、N、N
−)アルキルアミノメチルを示す。(XXIII)と(XXIV)、の反応は低
温で簡単に行うことができる。例えば試薬(XXIV)を約−80℃から約−4
00Cの温度で強塩基に加えることができる。その後エステル(XXIII)を
加え、反応混合物を穏やかに室温に加温する。かくして得られた生成物を非常に
穏やかな酸加水分解により中間K (XX)に変換し、従来の方法で単離する。
Lがメチルを示す式(I I I)のケトンはLが水素を示すケトンから、式(
1−c)の化合物からの式(T−f)の化合物の製造に関して前文で記載した方
法に従い、ホルムアルデヒドを用いた還元的N−アルキル化により製造すること
ができる。
Lが水素を示す式(III)のケ]・ンは、式(1−b)の化合物からの式(I
−c)の化合物の製造に関して前文で記載した従来の方法に従い、酸性又は塩基
性媒体中の式(I I I−a)のカルバメートの加水分解により製造される。
式(I I I−a)の中間体は、式(XXV)の酸ハライドを式(XXVl)
のイミダゾール誘導体と反応させることにより製造することができる。
(xxv) (xxvr)
該反応は、例えばN、N−ジエチルエタナミン、N−メチルモルホリンリル又は
その混合物などの適した溶媒中で反応物を撹拌及び加熱することにより簡単に行
うことができる。
式(I T J−c)の中間体は式(XXVII)のエステルから、例工ばメチ
ルリチウム、ブチルリチウム、ナトリウムアミド、ジアルキルリチウムアミド、
例えばジイソプロピルリチウムアミド又はそれらの混合物などの強塩基の存在下
、例えばテトラヒドロフラン、ヘキサン、メチルベンゼンなど、又はその混合物
などの反応不活性溶媒中で式(XXVI)のイミダゾールと反応させることによ
り製造することもできる。
該反応は低温で簡単に行うことができる。例えば試薬(XXVI)を約−80°
Cから約−40°Cの温度で強塩基に加えること力(できる。続(、てエステル
を加え、反応混合物を穏やかに室温に加温する。
(xxvm
式(V)の中間体は、例えばテトラヒドロフランなどの反応不活性溶媒中のグリ
ニャル試薬(XXVTII)の式(XX I X)のケトンへの付加により製造
することができる。
式(XX I X)の二環状ケトンは今度は式(XXX)の中間体から、反応不
活性溶媒中で適した酸化剤を用いた酸化により製造される。
(XXX) (XXIK)
適した酸化剤は、例えば二酸化マンガン、二酸化セレン、硝酸アンモニウムセリ
ウムなどである。反応不活性溶媒は例えばジクロロメタン、トリクロロメタンな
どを例とするハロゲン化炭化水素である。
点線が任意の結合を示さない式(X X X>の化合物は該点線が任意の結合を
示す式(XXX)の対応する化合物から、例えば水添触媒などの存在下における
水素との反応などの当該技術において既知の水添法により製造することができる
。
式(XXX−a)の中間体は式(XXXI)のベンズアゼピンから、式(XXX
II)の試薬との反応、及びかくして得られた中間体(XXXlll)の酸性媒
体中における環化により製造することができる。(XXX11)において、Rは
CI−4アルキルを示すか、又は側基Rが一緒になって02−6アルカンンイル
、例えば1.2−エタンジイル、1.3−プロパンジイル、2.2−ジメチル−
1.3−プロパンジイルを示す。
(XXXIII)の製造は、例えばメタノール、エタノールなどを例とするアル
コールなどの反応不活性溶媒中で反応物を撹拌及び加熱することにより簡単に行
うことができる。
式(XXX−a)の中間体への環化反応は、例えば場合により塩酸などの無機酸
と混合した酢酸、プロパン酸などのカルボン酸中で出発材料(XXXIII)を
撹拌及び加熱することにより行う。
式(XXX)の中間体は、式(XXXIV)の中間体の環化によっても製造する
ことができる。
該環化反応は、例えば塩化アルミニウムなどのルイス酸の存在下で簡単に行われ
る。ある場合には適量の塩化ナトリウムを反応混合物に補足するのが適している
。
式(V)の中間体は、反応不活性溶媒中で酸の存在下にて式(I I I)の中
間体を環化することによっても製造することができる。
上記の反応において適した酸は、例えば塩化第2錫(IV)などを例とするルイ
ス酸である。適した反応不活性溶媒は、例えばジクロロメタン、1.2−ジクロ
ロエタンなどを例とするハロゲン化炭化水素である。
式(Vl)の中間体は例えばテトラヒドロフランなどの反応不活性溶媒中の、例
えばりチウムジイソプロピルアミドなどの存在下における式(xxxv)のケト
ンと式(XXX)(7)中間体の反応により製造するこ式(VII−c)の中間
体は、式(L−e)の化合物の製造に関して前文で記載した方法に従い、式(1
−c)の化合物を式(XXXVl)(VII<)
式(VII−d)の中間体は、Yが酸素である式(+−k)の化合物から、例え
ばチオニルクロリド、三塩化リン、塩化ホスホリルなどのハロゲン化剤と反応さ
せることにより、又は例えばメタンスルホニルクロリド、4−メチルベンゼンス
ルホニルクロリドなどのスルホン化剤と反応させることにより製造することがで
きる。
式(XV)の中間体は、以下の反応経路により製造することができる。
(XXXVI)とイソチオシアナート試薬との反応は、例えばテトラヒドロフラ
ンなどを例とするエーテルなどの反応不活性溶媒中で簡単に行うことができる。
得られる式(XXXVII)の中間体は、例えば2−プロパノンを例とするケト
ンなどの反応不活性溶媒中でメチル化する。
前文で記載した製造に介在する式(XXX)の化合物は、2−メチルイミダゾ[
2,1−bl [3]ベンズアゼピン、2−フェニルイミダゾ[2,1−bl
[3]ベンズアゼピン及び8.9−ジメトキシイミダゾ[2,1−bl [3]
ベンズアゼピンを除いて新規化合物であり、該製造における中間体として用いる
ために特に開発された。結局本発明は式[式中R1、R2、R3、R4及びR5
は式(1)の場合と同義であるコの2−メチルイミダゾ[2,1−bl [3]
ベンズアゼピン、2−フェニルイミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン
及び8.9−ジメトキシイミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピンを除く
新規化合物、その付加塩ならびに立体化学的異性体にも関する。
式(1)の化合物及び式(VII)の化合物のいくつか、特にQが(Cトロアル
キル又はフェニル)オキシカルボニル、Cl−4アルキルカルボニル
す化合物、製薬学的に許容し得るその酸付加塩ならびにその立体化学的異性体は
、有用な薬理学的性質を有する。特にこれらは活性な抗アレルギー剤であり、そ
の活性は多くの指標試験で得られる試験結果により明らかに示すことができる。
抗ヒスタミン活性は、
’Protection of Rats from Compound 48
/80−induced Lethality” 試験(Arch.Int.P
harmacodyn.Ther.、234,164−176、1978);
’Histamine−induced Lethality inGuine
a Pigs’ 試験(Arch,Int.Pharmac。
dyn.Ther.、251.39−51.1981);で示すことができ、広
範囲抗アレルギー活性は、’Passive cutaneous anaph
ylaxis in Rats’試験(Drug Dev.Res.、5.13
7−145、1985)(いくつかの化合物の場合、この試験は化合物48/8
0をAscarisアレルゲンで置換して修正した)、及び’Ascaris
Allergy in Dogs’試験(A r c hInt.Pharma
codyn.Ther.、251.39−51。
1981及びDrug Dev.Res.、8.95−102.198により示
すことができる。
本発明の化合物は、前文で引用した多様な試験法で得られた結果により証明され
る通り、広範囲の抗アレルギープロファイルを示す。
本発明の化合物の第2の有利な特徴は、その優れた経口活性にあり、本発明の化
合物を経口投与すると、皮下投与した場合と実際に等力価であることが見いださ
れた。
はとんどの本発明の化合物の特に重要な利点は、治療的投薬量で、多くの抗ヒス
タミン及び抗アレルギー性化合物に伴うやっかいな副作用である鎮静性がないこ
とである。本発明の化合物の非鎮静性は、例えばラットの睡眠−覚醒周期の研究
(Psychopharmacology。
97、436−442. (1.989))で得た結果により示すことができる
。
本発明の化合物の他の興味深い特徴は、その作用の迅速な開始及びその作用の好
ましい持続に関する。
抗アレルギー性の観点から、式(1)の化合物及びQが(Cl−aアルキル又は
フェニル)オキシカルボニル、Cl−<アルキルカルボニル又はシアノあるいは
アミノにより置換されたCI−、アルキルである式(VrI)の化合物、ならび
にその酸付加塩は、広範囲のアレルギー疾患、例えばアレルギー性鼻炎、アレル
ギー性結膜炎、慢性専麻疹、アレルギー性喘息などの処置に非常に有用である。
有用な抗アレルギー性の観点から、本化合物は投与のための種々の製薬学的形態
に調製することができる。本発明の抗アレルギー性組成物を製造するために、活
性成分としての有効量の塩基又は酸付加塩の形態の特定の化合物を製薬学的に許
容し得る担体と組み合わせて均一な混合物とし、その担体は投与に望まれる調剤
の形態に依存して多様な形態をとることができる。これらの製薬学的組成物は、
好ましくは経口的、直腸内、経皮的又は非経口的注射による投与に適した単位投
薬形態であることが望ましい。例えば経口的投薬形態の組成物の製造において、
懸濁液、シロップ、エリキサ−及び溶液などの経口的液体調剤の場合、例えば水
、グリコール、油、アルコールなどのいずれの通常の製薬学的媒体を用いること
もでき、あるいは粉末、丸薬、カプセル及び錠剤などの場合、澱粉、糖、カオリ
ン、滑剤、結合剤、崩壊剤などの固体担体を用いることができる。投与の容易さ
から錠剤及びカプセルが最も有利な経口投薬単位形態となり、その場合固体の製
薬学的担体が用いられるのは明らかである。非経口的組成物の場合、担体は通常
少なくとも大部分として滅菌水を含むが、例えば溶解性を助けるためなどの他の
成分を含むことができる。例えば担体が食塩水、グルコース溶液又は食塩水とグ
ルコース溶液の混合物を含む注射可能な溶液を製造することができる。注射可能
な懸濁液を製造することもでき、その場合適した液体担体、懸濁剤などを用いる
ことができる。経皮的投与に適した組成物の場合、担体は場合により浸透促進剤
及び/又は適した湿潤剤を、場合により皮膚に悪影響を与えないいずれかの性質
の適した添加剤を小さい割合で組み合わせて含む。該添加剤は皮膚への投与を容
易にし、及び/又は所望の組成物の製造の助けとなることができる。これらの組
成物は、例えば経皮バッチ、スポソツオン又は軟膏としてなどの種々の方法で投
与することができる。
本化合物の酸イ」加塩は対応する基本的形態よりその水溶性が向上しているため
に水性組成物の製造により適していることは明らかである。
投与を容易にし、投薬量を均一にするために前記の製薬学的組成物を投薬単位形
態で調製するのが有利である。本文の明細書及び請求の範囲で用いる投薬単位形
態は、1回の投薬として適した物理的に別個の単位を言い、各単位は所望の治療
効果を得るために算出されたあらかじめ決められた量の活性成分を必要な製薬学
的担体と共に含む。そのような投薬単位形態の例は錠剤(刻み付き又は被覆錠剤
を含む)、カプセル、丸薬、粉末毎、ウェハース(wafers)、注射可能溶
液又は懸濁液、茶さじ1杯、大さじ1杯など及びそれらの分離した倍数である。
本発明は又、抗アレルギー有効量の式(1)の化合物又はQが(CI−・アルキ
ル又はフェニル)オキシカルボニル、C,−、アルキルカルボニル又はシアノあ
るいはアミノにより置換されたCI−sアルギルを示す式(VII)の化合物、
ならびに製薬学的に許容し得るその酸付加塩を温血動物に投与することによる、
該アレルギー疾患に苦しむ温血動物の処置法に関する。
一般に抗アレルギー有効量は約0.001mg/kgから約20mg/kg体重
、より好ましくは約0.01mg/kgから約5mg/kg体重であるものとす
る。
以下の実施例は例示を目的とし、本発明の範囲をそのすべての特徴において制限
するものではない。
34.7gのベニN−ジエチルエタナミン及び59m1のピリジンの冷却混合物
に、69.2gの4−クロロカルボニル−1−・ピペリジンカルボン酸エチル(
温度≦20℃)及びその後30m1のアセトニトリルを滴下した。全体を室温で
2時間、及び還流温度で4時間撹拌した。冷却後、30m1のNap)−150
%を加え、還流を1/2時間続けた。冷却した反応混合物を蒸発させ、残留物を
水中に取り上げた。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し
、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CHICI
t/CHsOH97,3)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物
を乾燥し、38g(3:3.9%)の4− [[1−(2−フェニルエチル)−
1旦−イミダゾール−2−イル]カルポニルコー1−ピペリジンカルボン酸エチ
ルを得た(中間体1)。
同様の方法で
4− [[1−[2−(2−クロロフェニル)エチル]−1旦−イミダゾール−
2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチルも製造した(中間体
37)。
b)9gの中間体(1)及び59m1の臭化水素酸48%の混合物を80℃で5
時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を2−プロパツール中で煮沸した
。冷却後、沈澱を濾過し、乾燥し、10. 85g (975%)の[1−(2
−フェニルエチル)−1旦−イミダゾール−2−イル] (4−ピペリジニル)
メタノンニ臭化水素酸塩;融点275゜3℃を得た(中間体2)。
同様の方法で
[1−[:2− (2−メチルフェニル)エチル]−1旦−イミダゾール−2−
イル] (4−ピペリジニル)メタノンニ臭化水素酸塩半水和物;融点231.
7℃も製造した(中間体38)。
C)55gの中間体(2) 、70m1のホルムアルデヒド及び70m1の蟻酸
の混合物を還流温度で5時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、Na
OH(水溶液)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾
燥し、濾過し、蒸発さぜた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;
CHtCIz/CHsOH90:10)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発
させ、残留物を乾燥し、30g(82,0%)の(1−メチル−4−ピペリジニ
ル)[1−(2−フエ同様の方法で
[1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル] −18−イミダゾール−2−
イル] (1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(中間体4)及び
[1−[2−(2−クロロフェニル)エチル]−1H−イミダゾール−2−イル
] (1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(中間体39)も製造した。
実施例2
70.6gの中間体(2)及び700m1のメタノールの混合物を、2gの活性
炭担持白金5%触媒の存在下にて常圧及び室温で水添した。
計算量の水素が吸収された後、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をアセ
トニトリルから結晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、54g−ルー2−イル]
−4−ピペリジンメタノール:融点144.6℃を得た(中間体5)。
実施例3
’a)28.9gの2−(4−メチルフェニル)エタノールメタンスルホン酸塩
、18.6gの1旦−イミダゾール、22.7gの炭酸カリウム及び600m1
のテトラヒドロフランの混合物を還流温度で18時間撹拌した。冷却後、反応混
合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げ、4−メチル−2−ペンタノンで抽出
した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発サセ、残留物を蒸留しく13.3Pa;1
20℃) 、20. 1g (83゜0%)の1− [2−(4−メチルフェニ
ル)エチル]−1H−イミダゾールを得た(中間体6)。
同様の方法で
1− [2−(3−メチルフェニル)エチル] −18−イミダゾール;沸点1
3.3Paにて120℃(中間体7)、1− [2−(4−ブロモフェニル)エ
チル] −18−イミダゾール(中間体8)及び
1− [2−(3−クロロフェニル)エチル]−1.H−イミダゾール:沸点1
3.3Paにて134℃(中間体9)も製造した。
b)67gの1−(2−クロロエチル)−3−メトキシベンゼン、53゜1gの
1旦−イミダゾール、99gの炭酸ナトリウム、500m1の4−メチル−2−
ペンタノン及び数個のヨー化カリウムの結晶の混合物を還流温度で48時間撹拌
した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、4−メチル−2−ペンタノンで抽出し
た。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物を蒸留しく13.3Pa ;
160°C) 、49. 5g (62゜8%)の1− [2−(3−メトキシ
フェニル)エチル]−1H−イミダゾールを得た(中間体10)。
実施例4
a)窒素下で撹拌した250m1のN、 N−ジメチルホルムアミドに、鉱油中
の6gの水素化ナトリウムの分散液及び82.1gの4−メチルイミダゾールを
分けて加え、その後132gのフェニルキシランを滴下した。全体を50時間撹
拌し、その後10100Oの水で希釈した。沈澱を濾過し、水及び2.2′−オ
キシビスプロパンで洗浄し、アセトニトリル及びエタノールの混合物から再結晶
した。生成物を濾過し、乾燥し、58.1部(28,7%)の5−メチル−α−
フェニル−IH−イミダゾール−1−エタノール、融点192.7℃を得た(中
間体11)。
b)57.1gの中間体(11)、HCIを飽和させた130m1の2−プロパ
ツール及び500m1のメタノールの混合物を5gの活性炭担持パラジウム10
%触媒の存在下にて常圧及び室温で水添した。計算量の水素が吸収された後、触
媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を水で希釈し、全体をNaOH(水溶液
)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し
、蒸発させた。残留物をメチルベンゼン(3x)と共蒸発させ、52.9g (
100%)の5−メチル−1−(2−フェニルエチル)−LH−イミダゾールを
得た(中間体12)。
同様の方法で
1− [2−(2−メチルフェニル)エチル] −18−イミダゾール(中間体
49)も製造した。
a)10.1gの中間体(10)、12gのN、 N−ジエチルエタナミン及び
150m1のアセトニトリルの冷却混合物(水浴)に、20℃以下の温度を保ち
ながら21.95gの4−クロロカルボニル−1−ピペリジンカルボン酸エチル
を滴下した。室温で2時間撹拌及び還流温度で4時間した後、10m1のNaO
Hを滴下した。全体を1/2時間還流し、冷却し、蒸発させた。残留物を水中に
取り上げ、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発
させ、22g (100%)の4− [[1−[2−(3−メトキシフェニル)
エチル]−1H−イミダゾール−2−イル]カルボニルコー1−ピペリジンカル
ボン酸エチルを得た(中間体13)。
同様の方法で
4− [[1−[2−(3−クロロフェニル)エチル]−1旦−イミダゾール−
2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体14)、
4− [[1−[2−(4−メチルフェニル)エチル]−1H−イミダゾール−
2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体15)、
4−[[5−メチル−1−(2−フェニルエチル) −1,1−1−イミダゾー
ル−2−イルコカルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体16)
、
4− [[1−[2’−(3−メチルフェニル)エチル]−18−イミダゾール
−2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体17)、
4− [[1,−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]−1其−イミダゾール
−2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体18)、
及び
4− [[1−[2−(2−メチルフェニル)エチル]−1H−イミダゾール−
2−イル]カルボニル]−1−ピペリジンカルボン酸エチル(中間体40)も製
造した。
b)4.4gの中間体(13)及び120m1の12N塩酸の混合物を還流温度
で72時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げ、NaO
Hで塩基性とし、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発さ
せた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:CHtCIz/CH3
0H(NHs) 90:10)で精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、2.63g (83,9%)の[1−[2−(
3−メトキシフェニル)エチル] −1H〜イミダゾール−2−イル](4−ビ
ベリジニノのメタノンを得た(中間体19)。
同様の方法で
[1−[2−(4−メチルフエニルンエチルE −IH−イミダゾール−2−イ
ル] (4−ピペリジニル)メタノンニ塩酸塩(中間体20)、[1−[2−(
3−クロロフェニル)エチルコーIH−イミダゾール−2−イル] (4−ピペ
リジニル)メタノン(中間体21)及び[1−[2−(2−メチルフェニル)エ
チルヨーN(−イミダゾール−2−イルフ (4−ピペリジニル)メタノンニ臭
化水素酸塩、融点268゜1℃(中間体41)も製造した。
c)130gの中間体(16)及び10100Oの臭化水素酸48%の混合物を
80℃で24時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を2−プロパツール
から再結晶した。冷却後、沈澱を濾過し、乾燥し、124.2g (95,6%
)の[5−メチル−1−(2−フェニルエチル)−LH−イミダゾール−2−イ
ル] (4−ピペリジニル)メタノンニ臭化水素酸塩を得た(中間体22)。
同様の方法で
[1−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1旦−イミダゾール−2−イル
] (4−ピペリジニル)メタノンニ臭化水素酸塩(中間体23)及び
[1−[2−(4−ブロモフェニル)エチル]−1旦−イミダゾール−2−イル
] (4−ピペリジニル)メタノンニ臭化水素酸塩半水和物(中間体24)も製
造した。
実施例6
5.24gの中間体(24) 、2gのポリオキシメチレン、3gの酢酸カリウ
ム、メタノール中の4%のチオフェン2ml及び150m1のメタノールの混合
物を2gの活性炭担持白金5%触媒の存在下にて常圧及び室温にて水添した。計
算量の水素が吸収された後、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を水中に
取り上げ、全体をに、CO,で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し
、抽出物を乾燥し、蒸発させ、3、 2g (85,0%)の[1−[2−(4
−ブロモフェニル)エチル]−11(−イミダゾール−2−イル] (1−メチ
ル−4−ピペリジニル)メタノンを得た(中間体25)。
同様の方法で
[1−[:2− (3−クロロフェニル)エチル] −LH−イミダゾール−2
−1’ル] (1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(中間体26)及び
[1−[2−(3−メトキシフェニル)エチル] −18−イミダゾール−2−
イk](1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(中間体27)も製造した。
の2,2−ジメトキシエタナミン及び50m1のメタノールの混合物を還流温度
で16時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル; CHzCI!/CHsOH95: 5)で精製した。所望の
留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をヘキサン中で撹拌した。沈澱を濾過し、4.
9g (100%)のN−(2,2−ジメトb)4.9gの中間体(28) 、
70m1の酢酸及び9mlの塩酸36%の混合物を70℃で18時間撹拌した。
反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。全体をNaOH’(水溶液
)で塩基性とし、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発さ
せ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2C12/CHs
OH95:5)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を1.1°
−オキシビスエタン中にて活性炭で処理した。全体を濾過し、濾液を蒸発させた
。残留物をヘキサン中で摩砕した。生成物を濾過し、乾燥し、1.04g (2
8,5%)の11旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン;融点8
5.5℃を得た(中間体29)。
c)5gの中間体(29) 、20gの二酸化マンガン及び1.50m1のトリ
クロロメタンの混合物を還流温度で50時間撹拌した。全体をケイ藻上上で濾過
し、20gの二酸化マンガンを加え、還流を48時間続けた(2x)。反応混合
物を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル; CH2CI !/CH30H95: 5)で精製した。所望の留分の溶離
剤を蒸発させ、残留物を1,1°−オキシビスエタン中で摩砕し、その後アセト
ニトリル中で煮沸した。冷却後、生成物を濾過し、乾燥し、2.61g (53
,2%)の11旦−イミダゾ−[2,1,−bl [3]ベンズアゼピン−11
−オン:融点218゜9℃を得た(中間体30)。
d)10mlのテトラヒドロフラン及び1.24gのマグネシウムの混合物を窒
素雰囲気下で撹拌した。1個のヨウ素の結晶を加え、その後1゜2gのブロモメ
タンを滴下し、還流温度にて25m1のテトラヒドロフラン中の6.7gの4−
クロロ−1−メチルピペリジンの溶液を加えた。
1時間還流した後、反応混合物を冷却した(0℃)。その後10℃以下の温度を
保ちながら25m1のテトラヒドロフランを加え、9.8部の中間体(30)を
分けて加えた。全体を室温で1時間撹拌し、NH,C1(水溶液)で分解した。
生成物をトリクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残
留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl2/CH30H(
NH3) 95 : 5)で精製した。
第2留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2留分にてアセトニトリルから結晶化し
、476部(32,2%)の1l−(1−メチル−4−ピペリジニル)−11H
−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−オール:融点155
.2℃を得た(中間体31)。
!誇男旦
実施例10(c)及び(d)の方法に従い、2−フェニル−118−イミダゾ[
2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−オンを1l−(1−メチル−4−
ピペリジニル)−2−フェニル−11H−イミダゾ[2゜1−bl [3]ベン
ズアゼピン−11−オール、融点239.8℃に変換した(中間体32)。
6gの中間体(32)及び300m1のメタノールの混合物を、3gの活性炭担
持パラジウム10%触媒の存在下で常圧及び室温にて水添した。計算量の水素が
吸収された後、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl2/CH1OH
95:5→CH2Cl□/CHsOH(NHs) 95 : 5))で精製した
。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化した。生
成物を濾過し、乾燥し、3. 2g (53,5%)の6゜11−ジヒドロ−1
1−(1−メチル−4−ピペリジニル)−2−フェニル−5H−イミダゾ[2,
1−bl [3]ベンズアゼピン−11−オール:融点225.3℃を得た(中
間体33)。
実施例9
a)46.2gの3−フルオロベンゼンエタノール、40m1のN、N−ジエチ
ルエタナミン及び500m1のジクロロメタンの冷却混合物(0℃)に、5℃以
下の温度を保ちながら41.2gのメタンスルホニルクロリドを滴下した。室温
で18時間撹拌した後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。
抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、81g (100%)の2− (3−フル
オロフェニル)エタノールメタンスルホネート(エステル)を得た(中間体34
)。
b)72gの中間体(34) 、45gの1旦−イミダゾ・−ル、55.5gの
炭酸カリウム及び10100Oのテトラヒドロフランの混合物を還流温度にて週
末を越えて撹拌した。反応混合物をケイ藻上上で濾過し、濾液を蒸発させた。残
留物を水中に取り上げ、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、
濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH
xC1!/CHsOH95: 5)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ
、残留物を蒸留しく53゜2Pa: 130℃)、37.8部(60,2%)
(7)1− [2−(3−フルオロフェニル)エチル]−1H−イミダゾールを
得た(中間体35)。
C)窒素下で冷却した(−70℃)5.5gの2−メチル−N−(1−メチルエ
チル)エタナミン及び100m1のテトラヒドロフランの混合物に、22m1の
ブチルリチウムを滴下し、−40℃で15分間撹拌した後、−70℃で95gの
中間体(35)を滴下した。−70℃にて撹拌を1時間続け、9.4gの1−メ
チル−4−ピペリジンカルボン酸エチルを加えた。全体を室温で18時間撹拌し
、水で分解し、蒸発させた。残留物を水中に取り上げ、生成物をジクロロメタン
で抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグ
ラフィ=(シリカゲル、CH2Cl2/CH30H95:5→CH2CI2/C
+(30H80: 20)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、8g(
50,7%)の[1−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−IH−イミダ
ゾール−2−イル] (1−メチル−4−ピペリジニル)メタノンを得た(中間
体36)。
実施例10
a)(窒素雰囲気下で)撹拌し、冷却した(−70°C)200mlのテトラヒ
ドロフラン中の188gのN−(1−メチルエチル)−2−プロパンアミンの混
合物に、ヘキサン中の2.5Mのブチルリチウム42m1を分けて加えた。混合
物を一40℃とし、この温度で15分間撹拌した。混合物を再び一70℃に冷却
し、テトラヒドロフラン中の17gの1−(ジェトキシメチル) −18−イミ
ダゾールの溶液をこの温度で滴下した。1時間撹拌を続け、200m1のテトラ
ヒドロフラン中の18.8gの1−メチル−4−ピペリジンカルボン酸エチルの
溶液を加えた。−70℃で1時間、及び室温でさらに1時間撹拌した後、混合物
を水で分解し、HCIで酸性化し、蒸発させた。残留物を水中に取り上げ、炭酸
カリウムでアルカリ性とし、ジクロロメタン及びメタノールの混合物で抽出した
。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をシリカ上で精製した(溶離剤
:CH,C1,/(CH,OH/NH3) 9515)。
純粋な留分を集め、溶離剤を蒸発させた。残留物をアセトニトリルから結晶化し
た。生成物を濾過し、乾燥し、2゜75gの(1旦−イミダゾール−2−イル)
(1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(12゜9%)、融点143.6℃
を得た(中間体42)。
b)200mlのN、N−ジメチルホルムアミドに窒素雰囲気下で撹拌しながら
鉱油中の水素化ナトリウム50%分散液1.3.2g、及びその後48.3gの
中間体(42)を分けて加えた。室温で1.5時間撹拌した後、N、N−ジメチ
ルホルムアミド中の65gの2−フルオロベンゼンエタノールメタンスルホネー
ト(エステル)の溶液を反応混合物に滴下した。反応混合物を60℃で18時間
撹拌し、冷却し、水で分解した。生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を
乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物を水中に取り上げ、塩酸で酸性化し、2.
2°−オキシビスプロパンで2回洗浄し、炭酸カリウムで処理し、再度ジクロロ
メタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をエタノール
中で(E)−2−ブテンジオエートに変換した。塩を濾過し、乾燥し、61.9
g (50,6%)の[1−[2−(2−フルオロフェニル)エチル] −1H
,−イミダゾール−2−イル] (1−メチル−4−ピペリジニル)メタノン(
E)−2−ブテンジオエート(2:3);融点131.7℃を得た(中間体43
)。
実施例11
223gの4′ −メチル−(1,1’ ビフェニル)−2−カルボン酸メチル
を窒素流下で900m1のテトラヒドロフランに溶解した。その後そこに178
gの1−ブロモ−2,5−ピロリジンジオン及び触媒量の過酸化ジベンゾイルを
加えた。窒素雰囲気下の還流温度で2.5時間撹拌した後、反応混合物を冷却し
、濾過した。濾液を蒸発させ、〉30g(100%)の4゛−(ブロモメチル)
[1,1° −ビフェニル]−2−カルボン酸メチルを粗残留物として得た(
中間体44)。
実施例12
a)23gのナトリウム及び350m1のメタノールから出発して通常の方法で
製造したばかりのナトリウムメトキシド溶液に、100m1の上げた。温度が1
25℃に上昇するまで再び溶媒を除去した。30℃に冷却した1麦、185gの
(2−ブロモエチル)ベンゼンを残留物に加え、全体を終夜撹拌した。反応混合
物を1500mlの水及び230m1のベンゼンで希釈した。分離した水層をベ
ンゼンで2回抽出した。合わせた有機層を750m1の4N塩酸溶液で処理し、
その後塩基性とした。
生成物をベンゼンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。
油性残留物を真空蒸留し、55gの1−(2−フェニルエチル)−1H−イミダ
ゾール;沸点13.3Paにて140−145℃を得た(中間体45)。
b)34.5gの中間体(45)及び水中の37%のホルムアルデヒド200m
1の混合物を48時間撹拌及び還流した。蒸発させた後、残留物を水中に取り上
げ、冷却しながら希水酸化アンモニウム溶液で処理した。全体を30分間撹拌し
、メチルベンゼンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物を
カラムクロマトグラフィー(溶離剤・CH,CI□/CHsOH95: 5)で
精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2,2°−オキシビスプロ
パンと共に撹拌した。
沈澱生成物を濾過し、真空中で乾燥し、29.9g (73,8%)の1−(2
−フェニルエチル)−1H−イミダゾール−2−メタノール;融点75.4℃を
得た(中間体46)。
c)50mlのチオニルクロリドに4gの中間体(46)を分けて加えた。反応
混合物を30分間撹拌及び還流した。反応混合物を蒸発させ、残留物を2.2°
−オキシビスプロパン中で撹拌した。沈澱生成物を濾過し、乾燥し、4.61
g (89,6%)の2−(クロロメチル)−1−(2−フェニルエチル)−1
H−イミダゾール−塩酸塩:融点240゜2℃を得た(中間体47)。
d)19.6gの中間体47.59gの塩化アルミニウム及び25.5gの塩化
ナトリウムの混合物を100℃で30分間撹拌した。冷却後、反応混合物を氷水
中に注ぎ、水酸化ナトリウムで処理した。生成物をメチルベンゼンで抽出した。
抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、13゜bl [3]ベンズアゼピンを得た
(中間体48)。
2.5gの中間体(26)及びlQmlのトリフルオロメタンスルホン酸の混合
物を窒素下の110℃で72時間撹拌した。冷却後、反応混合物を氷水中に注ぎ
、全体をNaOH(水溶液)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し
、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2C1t/CHsOH
(NHs) 95 : 5)で精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留
物をアセトニトリルから結晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、0.95g (
40,4%)の8−クロロ−6,11−ジヒドロ−11−(1−メチル−4−ピ
ペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−bl[3]ベンズアゼピン、融点
186g 6℃を得た(化合物310)。
実施例14
2gの中間体(27)及び10inlのトリフルオロメタンスルホン酸の混合物
を100℃で1時間撹拌した。冷却後、反応混合物を氷水中に注ぎ、全体をNa
0H(水溶液)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾
燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:
CHzCl t/CHsOH(NHs)955)で精製した。所望の留分の溶
離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブテンジオエート(
1:2)塩に変換した。
塩を濾過し、乾燥し、1g(30,8%)の6.11−ジヒドロ−8−メトキ/
−11−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−5H−イミダゾ[2,1−b
l [3]ベンズアゼピン(Z)−2−ブテンジオニー)(1:2);融点19
0.3℃を得た(化合物3.01)。
実施例15
8gの中間体(36) 、24gの塩化アルミニウム及び10.3gの塩化ナト
リウムの混合物を全体が融解するまで140℃で撹拌した。120℃で1時間撹
拌を続けた。反応混合物を氷水中に注ぎ、全体をNa0H(水溶液)で塩基性と
した。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた
。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2C1t/CHsO
H95: 5→CHIC1!/CH30H(NH3) 90 : 10)により
精製した。所望の留分の溶離液を蒸発させ、残留物を2,2°−オキシビスプロ
パン中で摩砕し、4−メチル−2−ペンタノンから再結晶した。生成物を濾過し
、乾燥し、0゜58g (10,8g)の8−フルオロ−6,11−ジヒドロ−
11−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−bl
[3]ベンズアゼピン:融点152.4℃を得た(化合物3.15)。
実施例16
3.5gの中間体(5)及びiQmlのトリフルオロメタンスルホン酸の混合物
を110℃で18時間撹拌した。冷却後、反応混合物を氷水中に注ぎ、全体をN
aOH(水溶液)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を
水で洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させた。
残留物をエタノール中で(E)−2−ブテンジオエート(1: 2)塩に変換し
た。塩をエタノールから再結晶し、0. 8g (13,3%)の6゜11−ジ
ヒドロ−11−(4−ピペリジニル)−5旦−イミダゾ[2゜1−bl [3]
ベンズアゼピン(E)−2−ブテンジオエート(1: 2);融点220゜2°
Cを得た(化合物5.01)。
実施例17
2.2gの中間体(33) 、10m1の硫酸及び10m1のメタンスルホン酸
の混合物を70℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、全体をNaO
H(水溶液)で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥
し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;
CH2C12/CH30H95: 5→CH2CI2/CHsOH(NH3)
90 : 10)により精製した。所望の留分の溶離液を蒸発させ、残留物をア
セトニトリルから結晶化した。
生成物を濾過し、乾燥し、0.73g (34,2%)の6.11−ジヒドロ−
11−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−2−フェニル−51(−イミダ
ゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン:融点171.5℃を得た(化合物4
.01)。
実施例18
14.7gの中間体(31)及び150m1の酢酸無水物の混合物を還流温度で
2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。全体をN
aOH(水溶液)で塩基性とし、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、
濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2
Cl t/ CH30H95: 5→CH。
CI2/CH30H(NH3) 95:5)により精製した。第1留分の溶離液
を蒸発させ、残留物を1,1°−オキシビスエタン中に取り上げた。全体をfI
!過し、濾液を活性炭で処理した。濾過後、溶液を蒸発させ、残留物を2,2°
−オキシビスプロパン中で摩砕した。生成物を濾過し、乾燥し、1 6g (
11,5%)の生成物を得た。第2留分ち蒸発させ、残留物を1.1′ −オキ
シビスエタン中に取り上げた。全体を濾過し、濾液を第1留分の2.2′ −オ
キシビスプロパン−濾液と合わせ、蒸発させ、さらに8. 2g (59,1%
)の生成物を得た。合計収量:9゜8g(70,6%)の1l−(1−メチル−
4−ピペリジニリデン)−11H−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼ
ピン;融点135゜8℃を得た(化合物6.01)。
実施例19
7.2gの化合物(3,10) 、4.6gのN、 N−ジエチルエタナミン及
び200m1のメチルベンゼンの撹拌還流混合物に、12.5gのエチルクロロ
ホルメートを滴下した。1時間還流し、冷却した後、反応混合物を水で希釈した
。全体をにICOsで塩基性とし、メチルベンゼンで抽出した。抽出物を乾燥し
、濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;CH2
C1t/CHsOH95:5)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ
、残留物を1,1° −オキシビスエタン中で撹拌した。生成物を濾過し、乾燥
し、6. 62g(77,4%)の4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11
旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−イリデン)−1−
ピペリジンカルボン酸エチル;融点140.3℃を得た(化合物3.11)。
実施例20
a)2.5gの化合物(1,03)及び5Qmlの40%ホルムアルデヒドの混
合物を還流温度で1週間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り
上げた。全体をNH4OHで塩基性とし、1l2時間撹拌し、ジクロロメタンで
抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル; CH2C1t/CHsOH95: 5)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化した。生成
物を濾過し、乾燥し、0.45g (16,3%)の4− [5,6−シヒドロ
ー3−(ヒドロキシメチル)−11旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズ
アゼピン−11−イリデン]−1−ピペリジンカルボン酸エチル:融点191.
9℃を得た(化合物4.11)。
b)20gの化合物(1,03)及び400m1の40%ホルムアルデヒドの混
合物を還流温度で2週間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り
上げた。NH4OHで塩基性とした後、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽
出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル;CH,CI□/CH,OH95・5→CH2CI2/CH308(NHs
) 95・5)により精製した。
第3留分の溶離剤を蒸発させ、4. 1g (17,2%)の4− [5,6−
シヒドロー2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−11H−イミダゾ[2,1−b
l [3]ベンズアゼピン−11−イリデン]−1−ピペリジンカルボン酸エチ
ルを得た(化合物4.’18)。
実施例21
13gの化合物(1,03)、13gの水酸化カリウム及び100m1の2−プ
ロパツールの混合物を還流温度で6時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留
物を水中に取り上げた。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾
過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトクラフィー(シリカゲル:CHzC
Iz/CH30H(NHs) 90:10)により精製した。所望の留分の溶離
剤を蒸発させ、残留物をエタノール中で(E)−2−ブテンジオエート(1:2
)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、3.52g (18,3%)の6.11
−ジヒドロ−11−(4−ピペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−bl
[3]ベンズアゼピン(E)−2−ブテンジオエート(1: 2)半水和物;
融点192.5℃を得た(化合物1.04)。
実施例22
60gの化合物(6,02)及び500m1の48%臭化水素酸の混合物を還流
温度で5時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。N
a0H(水溶液)で塩基性とした後、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出
物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル; CH2CI 2/CHsOIi (NH3) 95:5→CH2Cl!/
CHsOH(NH3) 90:10)により精製した。第1留分の溶離剤を蒸発
させ、残留物をエタノール中で三臭化水素酸塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し
、27. 3g (37゜、 3%)の1l−(4−ビペリジニリデン)−11
旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ペンズアゼビンニ臭化水素酸塩半水和物:
融点246. 9℃を得た(化合物6.03)。
実施例23
6.1gの化合物(3,11)及び100m1の12N塩酸の混合物を還流温度
で18時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を2=プロパツール中で煮
沸した。冷却後、沈澱を濾過し、水中に取り上げた。
全体をNa0H(水溶液)で塩基性とし、ジクロロメタンで抽出した。
抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物をアセトニトリル中で煮沸した。冷
却後、生成物を濾過し、乾燥し、2. 9g (59,0%)の8−クロロ−6
,11−ジヒドロ−11−(4−ピペリジニリデン)−5を得たく化合物3.1
2)。
実施例24
5.6gの化合物(2,12) 、50m1のジクロロメタン及び2゜5gのN
、 N−ジエチルエタナミンの撹拌及び冷却(水浴)混合物に、2Qmlのジク
ロロメタン中の2.38gのエチルクロロホルメートの溶液を滴下した。室温で
1時間撹拌を続けた。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。抽
出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル; CHzC12/CH30H95・5)により精製した。所望の留分の
溶離剤を蒸発させ、残留物を1,1゛ −オキシビスエタン中で撹拌した。生成
物を濾過し、乾燥し、2.85g (40,5%)の4−(5,6−シヒドロー
9−メチル−11其−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−
イリデン)−1−ピペリジンカルボン酸エチル;融点156.5℃を得た(化合
物2.13)。
実施例25
1.79gの3−(2−り四ロエチル)−2−オキサゾリジノン、2゜65gの
化合物(1,04)、1.3gの炭酸ナトリウム、150m1の4−メチル−2
−ペンタノン及び1gのヨー化カリウムの混合物を還流温度で18時間撹拌した
。冷却後、反応混合物を水で希釈した。水層を分離し、ジクロロメタンて抽出し
た。合わせた有機層を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル:CH2Cl 2/CHsOH(MH3) 95 : 5
)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をエタノール中で(
E)−2−ブテンジオエート(2・3)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、3
.4g(61,5%)の3− [2−[4−[5,6−シヒドロー11H−イミ
ダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−イリデン]−1−ピペリジ
ニル]エチル]−2−オキサゾリジノン(E)−2−ブテンジオエート(2:3
);融点188.8℃を得た(化合物1.20)。
実施例26
2.3gの6−(2−クロロエチル)−7−メチルチアゾロ[3,2−alピリ
ミジン−5−オン、2.65gの化合物(1,04)、1゜3gの炭酸ナトリウ
ム及び100m1の4−メチル−2−ペンタノンの混合物を還流温度で24時間
撹拌した。冷却後、反応混合物を水で希釈した。生成物を4−メチル−2−ペン
タノンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル;C)I、CI!/CH,0H(NHり 95:5)
により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物2−プロパノンから結
晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、1.89g (41,3%)の6− [2
−[4−(5,6−ジヒドロ−11旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズ
アゼピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチル]−7−メチル−5旦
−チアゾロ[3,2−a] ピリミジン−5−オン、融点181゜8℃を得た(
化合物1.13)。
実施例27
0.83gのクロロアセトニトリル、2.65gの化合物(1,04)、11g
のN、 N−ジエチルエタナミン及び80m1のN、N−ジメチルアセトアミド
の混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、生成物をジクロ
ロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させ、残留物をアセトニト
リルから結晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、2. 0g (65,7%)の
4−(5,6−ジヒドロ−11旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼ
ピン−11−イリデン)−1−ピペリジンアセトニトリル;融点220.4℃を
得た(化合物1.26)。
実施例28
1.0gの3−クロロ−2−メチル−1−プロペン、2.6gの化合物(1,0
4)、1.6g(7)炭酸ナトリウム及び50m1のN、 N−ジメチルアセト
アミドの混合物を50℃で20時間撹拌した。冷却後、100m1の酢酸エチル
を加えた。全体を水(3X)で洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH,C12/CH3C)l−(95
:5)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパツ
ール中で(E)−ブテンジオエート(2・3)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥
し、2. 8g (56゜7%)の6.11−ジヒドロ−11−[1−(2−メ
チル−2−プロペニル)−4−ビペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−
bl [3]ベンズアゼピン(E)−2−ブテンジオエート(2・3):融点1
79゜5℃を得た(化合物108)。
実施例29
1.57gの4−クロロ−2−メチル−2−ブテン(N、N−ジメチルホルムア
ミドに溶解)、2.65gの化合物(1,04)、 1. 1gの炭酸ナトリウ
ム、0.01gのヨー化カリウム及び100m1のN。
N−7メヂルアセトアミドの混合物を室温にて18時間撹拌した。反応混合物を
水中に注ぎ、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸
発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CHzC1t/
CHsOH/CHsOH(NHs) 90 : 10 :1;HPLC;Lic
hroprep RP18;HtO中CH,Co。
NH4O,5%/CH3OH/CH1CN 40 : 55 : 5)により2
回精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2.2゛ −オキシビス
プロパンから結晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、0. 25g(7,5%)
の6.11−ジヒドロ−11−[1−(3−メチル−2−ブテニル)−4−ピペ
リジニリデン)−5H−イミダゾ[2,1−bl[3]ベンズアゼピン:融点1
27.2℃を得た(化合物1.09)。
実施例30
19gの化合物(2,03) 、6gのクロロアセトニトリル、8gのN、 N
−ジエチルエタナミン及び100m1のN、 N−ジメチルホルムアミドの混合
物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げ
た。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CHzCI!/CHsOH
95’: 5)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセ
トニトリルから結晶化した。
生成物を濾過し、乾燥し、4.15g (19,2%)の4−(9−フルオロ−
5,6−ジヒドロ−11旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン−
11−イリデン)−1−ピペリジンアセトニトリル:融点198.3℃を得た(
化合物2.08)。
実施例31
2.83gの化合物(2,03) 、2.1.2gの炭酸ナトリウム、5N−ジ
メチルホルムアミドに溶解)を滴下した。室温にて撹拌を50時間続けた。反応
混合物を水で希釈し、4−メチル−2−ペンタノンで抽出した。抽出物を乾燥し
、濾過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:CH2
Cl!/CH30H(NH3) 95:5)により精製した。所望の留分の溶離
剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z) −2−ブテンジオエート(
1:2)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、2. 65g (45,4%)の
9−フルオロ−6,11−ジヒドロ−11−[1−(3−メチル−2−ブテニル
)−4−ピベリジニリデン)−5H−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズア
ゼピン(Z:1−2−ブテンジオエート(1・2):融点203.4℃を得た(
化合物2.04)。
実施例32
1.5gの3−プロモー1−プロペン、2.65gの化合物(1,04)、1.
0gの炭酸水素ナトリウム及び100m1のエタノールの混合物を還流温度で5
時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。生成物を4
−メチル−2−ペンタノンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残
留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2C]2/CH30H/
CH30H(NH3) 90 :10、O→90:10:1)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブテ
ンジオエート(1・2)塩に変換した。塩を濾過し、100℃の真空中で2時間
乾燥し、1、 1g (20,5%)の6.11−ジヒドロ−11−[1−(2
−プロペニル)−4−ピペリンニリデン)−58−イミダゾ[2,1−bl[3
]ベンズアゼピン(Z)−2−ブテンジオエート(1:2);融点160.8℃
を得た(化合物1.07)。
実施例33
2.7gの化合物(3,04) 、Igのポリオキシメチレン、メタノール中4
%のチオフェンの溶液2ml及び150m1のメタノールの混合物を1gの活性
炭担持パラジウム10%触媒の存在下にて常圧及び50℃で水添した。計算量の
水素が吸収された後、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル; CH。
CI□/CHsOH(NHs) 95 : 5)により精製した。所望の留分の
溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパツール中で(E)−2−ブテンジオエー
ト)1:2)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、3.1g(59,0%)の6
.11−ジヒドロ−8−メチル−11−[1−メチル−4−ピベリジニリデン)
−5旦−イミダゾ[2,x−bl [3]ベンズアゼピン(E)−2−ブテンジ
オエート(1:2);融点211゜0℃を得た(化合物3.05)。
実施例34
2.7gの化合物(5,01) 、2gのポリオキシメチレン、メタノール中4
%のチオフェンの溶液2ml及び150m1のメタノールの混合物を2gの活性
炭担持白金5%触媒の存在下にて常圧及び室温で水添した。計算量の水素が吸収
された後、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。
残留物をジクロロメタン及びNH40Hに分配した。水層を分離し、ジクロロメ
タンで再抽出した。合わせた有機層を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物を2
,2′ −オキシビスプロパン及びアセトニトリルの混合物から結晶化した(2
x)。生成物を濾過し、乾燥し、0.76g(26,2%)の6.11−ジヒド
ロ−11−[1−メチル−4−ピペリジ二すデン)−5)(−イミダゾ[2,1
−bl [3]ベンズアゼピン半水和物;融点117.8℃を得た(化合物5.
02)。
実施例35
2.65gの化合物(1,04) 、20m1の酢酸及び15m1の2−プロパ
ノンの混合物を窒素下の室温にて2時間撹拌した。そこに1゜5gのナトリウム
テトラヒドロボレートを分けて加え、撹拌を18時間続けた。反応混合物を水で
希釈し、NaOH15%で塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽
出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl2/CHsOH
/CH30H(NH3) 90:10’l)により精製した。所望の留分の溶離
剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブテンジオエート(1
,:2)塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、2.5g(46,3%)の6.1
1−ジヒドロ−11−[1−(1−メチルエチル)−4−ビペリジニリデン]−
5旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン(Z)−2−ブテンジオ
エート(1:2);融点183゜6℃を得た(化合物106)。
実施例36
4gの化合物(4,03) 、2mlの酢酸、3gの酢酸ナトリウム及び20m
1のホルムアルデヒド37%の混合物を還流温度で50時間撹拌した。反応混合
物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。全体をNa0H(水溶液)で塩基性
とし、ツクOOメタン及びメタノールの混合物で抽出した。抽出物を乾燥し、濾
過し、蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2C
l 2/CH30H95: 5→CH□C] 2/CH30)((NH3) 9
0 : 1.0)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をア
セトニトリル及び2.2′ −オキシビスプロパンの混合物から結晶化した。生
成物を濾過し、乾燥し、0.4g (9,2%)の6.11−ジヒドロ−3−メ
チル−11−(1−メチル−4−ビペリジニリデン)−58−イミダゾ[2,1
−bl[3コベンズアゼピン−2−メタノール:融点166.8℃を得た(化合
物4.21)。
実施例37
1.6gの(2−ピリジニル)エテノ、2.7gの化合物(5,01)及び10
0m1の1−ブタノールの混合物を還流温度で18時間撹拌した。反応混合物を
蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl2/
CHsOH/CH30H:NHs 90 : 10 : 1)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化した。生成
物を濾過し、乾燥し、1. 7g (45,6%)の6.11−ジヒドロ−11
−[1−12−(2−ピリジニル)エチル]−4−ピベリジニリデン)−5旦−
イミダゾ[2,1−bl [3コベンズアゼピン:融点170.3℃を得た(化
合物5.04)。
実施例38
32gの化合物(1,,04)及び300m!のメタノールの撹拌混合物に気体
オキシランを室温にて1時間吹き込んだ。室温で3時間撹拌した後、混合物をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2CI t/CH30H/CH3
OH:NH390:10:0→90:10:5)により精製した。所望の留分の
溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリル中で(Z)−2−ブテンジオエート
塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、15g (23,1%)の4−(5,6−
シヒドロー118−イミダゾC2,1−bl [3]ベンズアゼピン−11−イ
リデン)−1−ピペリジンエタノール(Z)〜2−ブテンジオエート(1:2)
:融点1457℃を得た(化合物1.30)。
実施例39
300mlのメタノール/NH,中の9.6gの化合物(4,08)の溶液を、
3gのラネイニッケル触媒の存在下で水添した。完全な反応の後、触媒を濾過し
、濾液を蒸発させ、12.5g (1,00%)の4−(5,6−シヒドロー3
−メチル−11旦−イミダゾ[2,1−bl[3]ベンズアゼピン−11−イリ
デン)−1−ピペリジンエタナミンを得た(化合物409)。
実施例40
057gのリヂウムアルミニウムハイドライドを100m1のテトラヒドロフラ
ンに窒素下で分けて加えた。テトラヒドロフラン中の2゜3gの化合物(1,2
6)の溶液を滴下し、反応混合物を還流温度で3時間撹拌した。混合物を2ml
の水、2mlの水酸化ナトリウム溶液15%で分解した。ケイ藻上上で濾過した
後、濾液を蒸発させ、2.3g(975%)の4−(5,6−ノヒドロー11且
−イミダゾ[2,l−bl [3]ベンズアゼビニ/−11−イリデン)−1−
ピペリジンエタナミンを得た(化合物5.07)、。
間撹拌した後、l 1gの2−クロロピリミジンを加え、全体を室温で16時間
撹拌した。反応混合物を水で分解し、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出
物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル; CH,CI□/CH30H90: 10)により精製した。所望の留分
の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブテンジオエー
ト塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、1. 4g (22,6%)の6.11
−ジヒドロ−11−[1−[2−(2−ピリミジニルオキシ)エチル]−4−ピ
ペリジニリデン)−5旦−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン(Z
)−2−ブテンジオエート(1:2);融点172.6℃を得た(化合物1.3
1)。
実施例42
3.3gの2−クロロピリミジン、3.2gの化合物(4,09)、1.26g
の炭酸水素ナトリウム及び200m1のエタノールの混合物を還流温度で18時
間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。生成物をジク
ロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl 2/CH30H95・5→9
0:10)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化した。生成
物を濾過し、乾燥し、2.56g (63,9%)のN−[2−[4−(5,6
−シヒドロー3−メチル−11H−イミダゾ12.1−bl [3]ベンズアゼ
ピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチルコー2−ピリミジンアミン
;融点17L3℃を得た(化合物4゜2.0gの5−ブロモ−1,3,4−チア
ジアゾール−2−アミン、3.42gの化合物(1,27) 、1.2gの炭酸
ナトリウム、0,01gのヨー化カリウム及び200m1のN、 N−ジメチル
アセトアミドの混合物を120℃で4時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残
留物をジクロロメタン中で撹拌した。有機層を乾燥し、濾過し、蒸発させた。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl!/CH30H
/CHsOH:NHs 90 : 10 : 1→90ニア+3)により精製し
た。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリル及びエタノールの
混合物から結晶化した。生成物を濾過し、乾燥し、1.62g(36,2%)の
N”−[2−[4−(5,6−ジヒドロ−11旦−イミダゾ[2,1−bl [
3]ベンズアゼピン−11−イリデン)−1=ピペリジニル]エチル]−1,3
,4−デアジアゾール−2,5−ジアミン、融点251.4℃を得た(化合物1
.33)。
ナミン及び200m1のジクロロメタンの撹拌混合物に2.4gの2−クロロ−
1−メチルピリジニウムヨーダイトを分けて加えた。室温で1時間撹拌した後、
ジクロロメタン中の2.9部の化合物(1,27)の溶液を滴下した。完了後、
反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をに2Co3 (水溶液)で
塩基性とし、ジクロロメタンで抽出した。
抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル;CH2Cl2/CH30H94: 6→90:10)により精製した
。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブ
テンジオエート塩に変換した。塩を濾過し、乾燥−11H−イミダゾ[2,1−
bl [3]ベンズアゼピン−11−イソデン)−1−ピペリジニル]エチル]
−3−フランカルボキシアミド(Z)−2−ブテンジオエート(1:2);融点
202.9℃を得た(化合物1.35)。
実施例45
鉤 6gのイソシアナートメタン、3.1gの化合物(1,27)及び100m
1のテトラヒドロフランの混合物を室温で18時間撹拌した。
反応混合物を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化した。沈澱ルウレア
;融点178.1℃を得た(化合物1.36)。
実施例46
a)18gの二硫化炭素、7.22gのN、 N’ −メタンテトライルビス[
シクロヘキサンアミン]及び15Qinlのテトラヒドロフランの撹拌及び冷却
(−10℃)混合物に、テトラヒドロフラン中の10.8gの化合物(1,27
)の溶液を滴下した。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を蒸発させ、12g
(97,5%)の6.11−ジヒドロ−11−[1−(2−イソチオシアナー
トエチル)−4−ピペリジニリデン)b)2.7gの3.4−ピリジンジアミン
、8.8gの化合物(1,37)及び150m1のテトラヒドロフランの混合物
を還流温度で18時ル) −N” −[2−[4−(5,6−ジヒドロ−11旦
−イミダゾ[2゜1−bl [3]ベンズアゼピン−1】−イリデン)−1−ピ
ペリジニル]エチル]チオウレアを得た(化合物1.38)。
c)11.5gの化合物(1,38) 、7.6gの酸化水銀(II)、0.0
1gの硫黄及び150m1のテトラヒドロフランの混合物を5時間還流した。反
応混合物を熱時にケイ藻上上で濾過し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル; CH,CI 、/CHsOH/CHsOH:N
H390: 5 : 5)により精製した。所望ンジオエート塩に変換した。塩
を濾過し、乾燥し、1. 65g (14゜4%)のN−[2−[4−(5,6
−ジヒドロ−11旦−イミダゾ[2゜1−bコ [3]ベンズアゼピン−11−
イリデン)−1−ピ/<リジニル]エチル]−1H−イミダゾ[4,5−Cl
ピリジン−2−アミン(E)−2−ブテンジオエート(1:3);融点203.
0℃を得た(化合物1gの気体メタンアミンを100m1のテトラヒドロフラン
に吹き込んだ。テトラヒドロフラン中の3.5gの化合物(1,37)の溶液を
加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。蒸発させた後、残留物をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル; CHzCI2/CH30H/CHsOH:NH
s 90・10:0−90:10・1)により精製した。所望の留分の溶離剤を
蒸発させ、残留物を2.2゛ −オキシビスブロノクンから結晶化した。結晶化
生成物を濾過し、乾燥し、0. 9g (23,0■−bl [3]ベンズアゼ
ピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチル]−N゛−メチルチオウレ
ア半水和物:融点155.2℃を得た(化合物1.40)。
実施例48
a)7.6gの化合物(1,30)及び100m1のチオニルクロリドの混合物
を還流温度で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物をメチルベンゼン
(2x)中で撹拌した。得られた残留物を水に溶解し、炭酸ナトリウムで処理し
た。生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた
。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CHzCI2/CHsO
H95: 5)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン中で(Z)−2−ブテ
ンジオエート塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、0.7g(5%)の11−
[1−(2−クロロエチル)−4−ピペリジニリデン]−6.11−ジヒドロ−
5H−イミダゾ[2,1−bl [3]ベンズアゼピン(Z)−2−ブテンジオ
エート(’1:2);融点169.9℃を得た(化合物1.41)。
b)2.8gの1−メチル−1旦−イミダゾール−2−チオール、6゜5gの化
合物(1,41) 、8.3gの炭酸カリウム及び200m1の2−プロパノン
の混合物を還流温度で18時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物をジク
ロロメタン中に取り上げ、水で洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル: CH2Cl2/CH30H90:
10)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をメチルベンゼ
ン中に取り上げ、活性炭で処理した。全体を熱時に濾過し、濾液を冷却し、その
後蒸発させた。残音物を2−プロパノン及びエタノール中でシクロヘキサンスル
ファメート塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、1. 6g (10,5%)の
6゜ミダゾ[2,1−b] [3]ベンズアゼピンシクロヘキサンスルフアメー
ト(1:2):融点265.4℃(分解)を得た(化合物1.42)。
チルカルバムイミドチオエートヨー化水素酸塩、9,3gの化合物(1゜27)
及び200m1の2−プロパツールの混合物を還流温度で18時ベンズアゼピン
−11−イリデン)−−1−ピペリジニル]エチル]−N’ −(2,2−ンメ
トキシエチル)−N”−メチルグアニジン−ヨー化水素酸塩を得た(化合物1.
43)。
b)9.3gの化合物(1,43)及び200m1の塩酸溶液の混合物を室温で
18時間撹拌した。全体を炭酸カリウムで処理し、生成物をジクロロメタンで抽
出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフ
ィーHPLC(シリカゲル+CHC1x/CH30H98: 2)により精製し
た。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン及びエタノール中
でシクロヘキサンスルファメート塩に変換した。塩を濾過し、乾燥し、0.71
g(3%)の4−2−イル)−1−ピペリジンエタナミンシクロヘキサンスルフ
ァメート(1: 3)二水和物;融点153.9℃を得た(化合物1.44)。
実施例50
1.42gの2−メルカプト−4−ピリミジノン、3.1gの化合物(1,27
)及び1mlのN、 N−ジメチルアセトアミドの混合物を140℃で4時間撹
拌した。冷却後、混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CHC]
s/CHsOH95: 5)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、
残留物を2−プロパノン中で塩酸塩に変換した。塩を濾過し、真空中で乾燥し、
1. 8g (32,9%)の2−[[2−[4−(5,6−シヒドロー11H
−イミダゾ−[2,1−b][3コベンズアゼビン−11−イリデン)−1−ピ
ペリジニル]エチル]アミノ]−4(IH)−ピリミジノン三塩酸塩二水和物:
融点234゜8℃を得た(化合物1.45)。”
実施例51
1gの化合物(4,11) 、5’gの酸化マンガン(IV)及び100m1の
トリクロロメタンの混合物を還流温度で2時間撹拌した。反応混合物を熱時にケ
イ藻土上で濾過した。蒸発させた後、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、CH2C12/CH30H95: 5)により精製した。所望の留分の
溶離剤を蒸発させ、残留物を1. 1’ −オキシビスエタンから結晶化した。
生成物を濾過し、乾燥し、0.48g(48,6%)の4−(3−ホルミル−5
,6−シヒドロー1.LH−イミダゾ[2,1−b] [3]ベンズアゼピン−
11−イリデン)−1−ピペリジンカルボン酸エチル:融点138゜2℃を得た
(化合物4゜15)。
実施例52
100mlの水中の9.7gの化合物(4,15)の撹拌溶液に50m1の水中
の137gのAgNO3の溶液、及びその後5Qmlの水中の133gの水酸化
カリウムの溶液を滴下した。18時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、濾液を
塩酸で酸性化した。蒸発させた後、残留物をメタノール中で撹拌し、沈澱を濾過
し、濾液を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; N
H40Ac/H20/CH30H55: 0. 5 : 45)により精製した
。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパノン及び活性炭中で撹拌
した。沈澱を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を最初に2.2゛ −オキシビ
スプロパンから、及びその後アセトニトリルから結晶化した。生成物を濾過し、
乾燥し、0.3g(3%)の11−[1−(エトキシカルボニル)−4=ビペリ
ジニリデン>6.11−ジヒドロ−5其−イミダゾ[2,1−b] [3]ベン
ズアゼピン−3−カルボン酸、融点182.2℃を得た(化合物417)。
実施例53
293gの化合物(4,03) 、1.3gの酢酸ナトリウム及び3Qmlの酢
酸の撹拌混合物に、20m1の酢酸中の1.6gの臭素の溶液を滴下した。30
℃で1時間撹拌した後、混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。水溶液
を水酸化ナトリウムで処理し、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾
燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;
CH2CI 2/ct−i3oH95・5→CH□CI 2/CH30H/C
H30H: NH390: 8 :2)により精製した。所望の留分の溶離剤を
蒸発させ、残留物をアセトニトリル中で煮沸した。冷却後、沈澱生成物を濾過し
、乾燥し、0.96g (25,8%)の2−ブロモ−6,11−ジヒドロ−3
−メチル−11−(1−メチル−4−ピベリジニリデン)−5H−イミダゾ−[
2゜1、−b] [3]ベンズアゼピン;融点11.6.0℃を得た(化合物4
a)6.1.gの6.11−ジヒドロ−11,−(1−メチル−4−ビペリジニ
リデン)−5H−イミダゾ[2,1,−b] [3]ベンズアゼピン=3−カル
ボキシアルデヒド及び1mlのピペリジンならびに50m1のピリジン中の5.
3gのプロパンニ酸モノエチルエステルの混合物を4時間撹拌及び還流した。反
応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。生成物をジクロロメタンで抽
出し、乾燥し、濾過し、蒸発させ、13g (100%)の3− [5,6−シ
ヒドロー1l−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−1,LH−イミダゾ[
2,1−b] [3]ベンズアゼピン−3−イル]−2−プロペン酸エチルを得
た(化合物4.27)。
b)40mlの水中の1.12gの水酸化カリウムの溶液を20m1のテトラヒ
ドロフラン中の13gの化合物(4,27)の撹拌混合物に滴下した。混合物を
終夜撹拌し、HCIで酸性化し、蒸発させた。残留物をHPLCLichrop
rep 18 25μm(溶離剤 N H40Ac/HzO/CH3CN 0.
5:89. 5:10 H20/CH3CN 90/10)により精製した。
所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を500m1の2−プロパノン中で撹拌
し、活性炭を用いて脱色し1、ケイ藻土上で濾過した。濾液を蒸発させ、乾燥し
、0. 9g (11,9%)の(E)−3−[5,6−シヒドロー1l−(1
−メチル−4−ピベリジニリデン)−11H−イミダゾ[2,1−b] [3]
ベンズアゼピン−3−イル]−2−プロペン酸エチル三二水和物;融点207.
3℃を得た(化合物4.28)。
実施例55
a)2.64gの2.5−ジメトキシテトラヒドロフラン、3.1gの化合物(
1,27) 、30m1の水及びlQmlの酢酸の混合物を50℃で1.5時間
撹拌した。混合物をNaOH(水溶液)で塩基性とし、生成物をジクロロメタン
で抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル: CHIC1t/CI、OH95: 5)により精製し
た。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化し、1
.17g (33%)の6゜]ベンズアゼピン;融点165.5℃を得た(化合
物1.55)。
アミド中の1.3.7gの化合物(1,55)の溶液を加え、室温で撹拌を1時
間続けた。反応混合物を氷、水及び炭酸カリウムの混合物中に注ぎ、生成物をジ
クロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl2/CH30H96:4)に
より精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結
晶化し、6.4g (43%)の[3]ベンズアゼピン−11−イリデン)−1
−ピペリジニル]エチル]−LH−ピロール−2−カルボキシアルデヒド;融点
158.5℃を得た(化合物1.56)。
c)4.4gの化合物(1゜56)及び100m1のメタノールノ冷却(水浴)
混合物に、1.1gのナトリウムテトラヒドロボレートを15分かけ、分けて加
えた。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上
げた。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた
。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2C1z/CHsO
H97: 3から93ニア)により精製した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、
残留物をアセトニトリルから結晶化し、2.74g (62%)の1− [2−
[4−(5,6−ジヒドロ−1−IH−イミダゾ[2,1−b] [3]ベンズ
アゼピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチル]−LH−ピロール−
2−メタノール:融点1474℃を得た(化合物1.57)。
実施例56
a)4.3gの化合物(1,27)、5.2gの2,5−ジェトキシテトラヒド
ロフラン−2−カルボン酸エチル及び100m1の酢酸の混合物を80℃で2時
間撹拌した。混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。全体を炭酸カリウ
ムで塩基性とし、生成物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥し、濾過し
、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル; CH2Cl
2.−’CHsOH96: 4→9010)により精製した。所望の留分の溶離
剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから結晶化し、4.3g (70%)の
1− [2−[4−上ピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチル]
−18−ピロール−2−カルボン酸エチル:融点158.5℃を得た(化合物1
.58)。
b)3.2gの化合物(1,58) 、40m1の水酸化ナトリウム(IN)
、50m1のテトラヒドロフラン及び100m1の水の混合物を還流温度で48
時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物をジクロロメタンで洗浄した。全
体をHCI(IN)で中和し、生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を乾
燥し、濾過し、蒸発させた。生成物を2−プロパノン及びアセトニトリルから連
続的に結晶化し、1..06g(36%)の1− [2−[4−(5,6−シヒ
ドロー11H−イミダゾ[2゜1−、b] [3]ベンズアゼピン−11−イリ
デン)−1−ピペリジニル]エチル]−LH−ピロール−2−カルボン酸半水和
物;融点166、 2℃を得た(化合物159)。
実施例57
3gの化合物(3,23)及び10m1のテトラヒドロフランの混合物に、20
m1の水中の0.45gの水酸化カリウムの溶液を滴下した。
室温で終夜撹拌した後、反応混合物を蒸発させ、水層をジクロロメタンで3回洗
浄した。水層を活性炭で脱色し、ケイ藻土上で濾過し、濃縮した。水層をHCI
を用いてpH=7まで中和した。沈澱を濾過し、水で洗浄し、乾燥し、1.26
g (40%)の4−(8−フルオロ−5,6−ノヒドロー IIH−イミダゾ
[2,1−b] [3Fベンズアゼピン−11−イリデン)−1−ピペリジンプ
ロパン酸二水和物;融点1361°Cを得た(化合物3.31)。
1.9gの化合物(3,28)及び50m1の臭化水素酸48%(水溶液)の混
合物を還流温度で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り
上げ、炭酸カリウムで塩基性とした。生成物をジクロロメタンで抽出し、抽出物
を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル;CH2Cl2/CH30H96・4→90・10)により精製した。所望の
留分の溶離剤を蒸発させ、残留物を2−プロパツール中で(E)−2−ブテンジ
オエート塩(2:3)に変換し、1.15g(42%)の4− [2−[4−(
5,6−シヒドロー8−メチル−11旦−イミダゾ[2,1−b] [3]ベン
ズアゼピン−11−イリデン)−1−ピペリジニル]エチル]フェノール半エタ
ル−ト半水和物(E)−2−ブテンジオエート(2+3);融点1760℃を得
た(化合物3.30)。
実施例59
a)4.3gの化合物(4,16) 、9gのメチル(メチルチオ)メタンスル
ホキシド97%、50m1のテトラヒドロフラン及びメタノール中40%のベン
ジルトリメチルアンモニウムヒドロキシドの溶液20m1の混合物を還流温度で
18時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、残留物を水中に取り上げた。生成物
をジクロロメタンで抽出し、抽出物を乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をメ
チルベンゼン(2X)と共蒸発させ、50m1のメタノール中に取り上げた。こ
の溶液を氷上で冷却し、気体塩化水素を1/2時間吹き込んだ。終夜撹拌した後
、全体を蒸発させた。残留物を水中に取り上げ、炭酸カリウムで塩基性とした。
生成物をジクロロメタンで抽出し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;
CH2CI2/C2I−(50H(NH3) 97 : 3)によりさらに精製
した。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、3.15g (29,9%)の[5,6
−シヒドロー1l−(1−メチル−4−ピペリジニリデン)−11)1−イミダ
ゾ[2,1−b] [3]ベンズアゼピン−3−イル]酢酸メチルを得た(化合
物430)。
b)3.15gの化合物(4,30)及び10m1のテトラヒドロフランの撹拌
混合物に、20m1の水中の0.56gの水酸化カリウムの溶液を適した。終夜
撹拌を続けた。有機溶媒を蒸発させ、残りの水層をジクロロメタン(3X)で連
続的に洗浄し、活性炭と共に撹拌した。濾過の後、全体を濃縮し、その後pH7
に中和した。生成物を濾過し、カラムクロマトグラフィー(RP18 ; CH
3COONH4(HzO中05%)/CH3CN 90:10)により精製した
。所望の留分の溶離剤を蒸発させ、残留物をアセトニトリルから再結晶し、1.
39g (45゜9%)の[5,6−ンヒドロー1l−(1−メチル−4−ピ
ペリジニリデン)−118−イミダゾ[2,1−b] [3]ベンズアゼピン−
3−イル]酢酸を得た(化合物4. 3’l)。
表1−7に挙げるすべての化合物を、実施例番号の欄に示す実施例13−59に
記載の製造法に従って製造した。
*:2−ブテンジオエート #:シクロヘキサンスルファメートC1組成物実施
例
以下の調剤は本発明に従う温血動物への全身的又は局所的投与に適した投薬単位
形態の典型的製薬学的組成物を例示する。
これらの実施例を通じて用いられる“活性成分” (A、1. )は式(I)の
化合物、又はQが(Cl−sアルキル又はフェニル)オキシカルボニル、Cl−
4アルキルカルボニルあるいはシアノ又はアミノにより置換されたC1−6アル
キルを示す式(VII)の化合物、製薬学的に許容し得るこれらの酸付加塩又は
それらの立体化学的異性体に関する。
実施例60:経口用ドロップ
500g(7)A、I、を0. 5++712−ヒドロキシプロパン酸及びl。
51のポリエチレングリコールに60−80℃で溶解する。30−40℃に冷却
した後、351のポリエチレングリコールを加え、混合物を十分に撹拌する。そ
の後2.51の精製水中の1750gのサッカリンナトリウムの溶液を加え、撹
拌しながら2.51のココア風味料及び体積を501とするのに十分な量のポリ
エチレングリコールを加え、10mg/mIのA、1.を含む経口用ドロップ溶
液を得る。得られた溶液を適した容器に充填する。
実施例61:経口用溶液
9gの4−ヒドロキシ安息香酸メチル及び1gの4−ヒドロキシ安息香酸プロピ
ルを41の煮沸精製水に溶解する。この溶液の31に最初に10gの2.3−ジ
ヒドロキシブタンニ酸及びその後20gのA、I。
を溶解する。後者の溶液を前者の溶液の残りと合わせ、121の1.2゜3−プ
ロパントリオール及び31のソルビトール70%溶液をそこに加える。40gの
サッカリンナトリウムを0.51の水に溶解し、2mlのラズベリー及び2ml
のグースベリ−エツセンスを加える。後者の溶液を前者と合わせ、体積を201
とするのに十分な水を加え、茶さじ1杯(5ml)当たり5mgのA1.を含む
経口用溶液を得る。得られた溶液を適した容器に充填する。
実施例62:カプセル
20gのA、1..6gのラウリル硫酸ナトリウム、56gの澱粉、08gのコ
ロイド二酸化ケイ素及び1.2gのステアリン酸マグネシウムを共に激しく撹拌
する。得られた混合物をその後1000個の適した硬質ゼラチンカプセルに充填
し、カプセルはそれぞれ20mgのA。
■、を含む。
実施例63 フィルム被覆錠剤
錠剤芯の調製
100gのA、I 、570gのラクトース及び200gの澱粉の混合物を十分
混合し、その後約200m1の水中の5gのドデシル硫酸ナトリウム及び10g
のポリビニルピロリドン(Ko I I 1don−に90ゝ)の溶液を用いて
加湿する。湿潤粉末混合物をふるい、乾燥し、再びふるう。その後100gの微
結晶セルロース(Avicel’)及び15gの水添植物油(S t e ro
t ex’)を加える。全体を十分に混合し、圧縮して錠剤とし、それぞれ1
0mgの活性成分を含む10000個の錠剤を得る。
橡!
75m1の変性エタノール中の10gのメチルセルロース(Methocel
60 HG’)の溶液に、150m1のジクロロメタン中の5gのエチルセルo
−ス(Ethoce I 22 cps1l)の溶液を加える。75m1のジク
ロロメタン及び2.5mlの1. 2. 3−プロパントリオールをそこに加え
る。10gのポリエチレングリコールを融解し、75m1のジクロロメタンに溶
解する。後者の溶液を前者に加え、その後2.5gのオクタデカン酸マグネシウ
ム、5gのポリビニルピロリドン及び30m1の濃厚着色開墾濁液(Opasp
ray K−1−2109R)を加え、全体を均一化する。かくして得られた混
合物を用い、被覆装置にて錠剤芯を被覆する。
実施例64:注射可能溶液
1.8gの4−ヒドロキシ安息香酸メチル及び0.2gの4−ヒドロキシ安息香
酸プロピルを約0.51の注射用の煮沸水に溶解する。約50℃に冷却した後、
撹拌しながら4gの乳酸、0.05gのプロピレングリコール及び4gのA、1
.を加える。溶液を室温に冷却し、11の体積とするのに十分な量の水を補足し
、1ml当たり4mgのA、I。
を含む溶液を得る。溶液ヲ濾過(U、S、P、 XVI I p、811)によ
り滅菌し、滅菌容器に充填する。
実施例65・座薬
3gのA、1.を25m1のポリエチレングリコール400中の3gの2.3−
ジヒドロキシブタンニ酸の溶液に溶解する。12gの界面活性剤(SPAN”)
及び300gとするのに十分な量のトリグリセリド(Wi tepsol 55
5″)を共に融解する。後者の混合物を前者の溶液と十分に混合する。かくして
得られた混合物を37−38℃の温度で金型に注ぎ、それぞれ30mgのA、I
、を含む100個の座薬を形成する。
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(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、FR,GB、 GR,IT、 LU、 hic、 NL、SE)
、0A(BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、 ML、MR,S
N、TD、TG)、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3,FI、 H
U、JP。
KP、 KR,LK、 MG、 MW、 No、 PL、 RO,RU、SD、
US
(72)発明者 レーネルツ、ヨゼフ・エリザベトベルギー国ビー−2310−
ジーケフオルゼル・ポトベルクストラート35