JPH06507081A

JPH06507081A - 改良された伝達部品および切除消息子を組み込んでいる超音波血管形成装置

Info

Publication number: JPH06507081A
Application number: JP4504475A
Authority: JP
Inventors: シーゲル、ロバート、ジェイ．; フルーガー、ラッセル; ニタ　ヘンリー; バシチ　スティーブン; ボンド　ジオフレイ; デ　カストロ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-01-11
Filing date: 1992-01-09
Publication date: 1994-08-11
Also published as: DE69231357T2; US5397301A; US5326342A; EP0835644A2; WO1992011815A2; CA2099011C; EP0835644A3; DE69231357D1; DE69232059D1; EP0566656B1; EP0835644B1; WO1992011815A3; US5540656A; US5304115A; EP0566656A1; DE69232059T2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

改良された伝達部品および切除消息子を組み込んでいる超音波血管形成装置

【発明の詳細な説明】【発明の分野】

本発明は医学装置に関するものであり、そして特に閉鎖住血管内病変の超音波切除を行うための改良された超音波血管形成カテーテルに関するものである。

【発明の背景】

動脈、狭窄性伏在静脈バイパス移植片、狭窄性分離フイステルおよび狭窄性門脈全身的シャントなどの種々の閉塞性血管障害用の一般的に行われている処置型となってきている。現在では、最も一般的に使用されている型の貫管腔血管形成工程は「バルーン」血管形成である。バルーン血管形成は一般的には、バルーンカテーテルを血管の狭窄領域近くまたはその中に、血管形成バルーンの膨張によりバルーンが血管壁に対して外向きの圧縮力をかけてそれにより狭窄性病変を圧縮しそして血管を直径方向に引き伸ばすような方法で、入れることを含んでいる。そのようなノくルーン血管形成工程はある種の血管閉鎖性病変の処置の有効で且つ相対的に安全な手段であることは証されているが、そのようなバルーン拡張工程は例えば繊維質または石灰化されたアテローム硬化症環からなるものの如きある種の進行した病変の処置においては最適ではないことが証されている。さらに、それ自身の性質のためにバルーン血管形成技術は閉鎖性病−を除去するというよりむしろ病変を圧縮しおよび／または周囲の血管壁を拡張もしくは延伸させる。バルーン血管形成工程を行った後にある時間にわたり少なくとも一部のバルーン処置された病変が引き続き再閉鎖するという傾向がある。ある場合には血管の完全なまたは部分的な再閉鎖が起きることがあり、そのために血管形成工程の繰り返しまたは他の追加的な介在手段（例えば冠状動脈バイパス手術）か必要となる。従って、バルーン拡張血管形成工程の新規変法を開発しそれにより不快な斑または他の狭窄性病変は単なる延伸または圧縮ではなく事実上除去されることが望ましい。バルーン拡張血管形成技術の可能な一変法は「超音波」血管形成である。超音波血管形成用の多数の方法および装置が先行技術で記載されている。先行技術で知られている一つの型の超音波血管形成装置は、縦に貫通して伸びている超音波伝達線（すなわち「超音波伝達部品」）を有する柔軟性の血管内カテーテルを含んでいる。超音波伝達線の末端端部はカテーテルの末端端部から出て進行可能である。球根状の末端頭部すなわち消息子が超音波伝達線の末端端部上に形成または設置されている。超音波エネルギーが伝達線の中を通る時に、末端頭部すなわち消息子は貫通伝達される音波エネルギーに従い振動運動を受けるであろう。末端頭部すなわち消息子のそのような振動運動が周囲の血管壁に損傷や穴あけを与えずに隣接している病変を崩壊および切除させる。先行技術の超音波血管形成装置および関連装置の例には、米国特許番号３，４３３．２２６　（ボイド）、３．８２３．７１７　（ポールマン他）、４，８０８．１５３（パリシ）、４，９３６，２８１　（スタスズ）　、３．５６５．０６２　（クリス）、４゜９２４．８６３　（ステルゲルＬ　４．８７０．９５３　（ドンミシエル他）、並びに他の特許公報ＷＯ３７−０５７９３（り−パ　）　、ＷＯ３９−０６５１５（ｚ＜−ンスタイン他）　、ＷＯ９０−０１３０（ソニック・ニードル・コーポレーション）、ＥＰ３１６．７９６　（ドンミシエル他）　、ＤＥ３．８１２，８３６　（シュベルト）およびＤＴ２．４３８，６４８　（ボールマン）中に記載されているものが包含される。特に、米国特許番号４，８７０．９５３およびヨーロッパ特許公報ＥＰ３１６，７９６（ドンミシエル）中に記載されている一種の先行技術超音波血管形成装置は進行した繊維質または石灰化されたアテローム硬化症病変並びに他の血栓性血管閉鎖を効果的に除去することを目的としている。米国特許番号４，８７０．９５３（ドンミシエル）は、カテーテル中に縦に伸びている線状の細長い超音波伝達部品を有する柔軟性のカテーテルを含んでいる。球根状の末端頭部すなわち消息子が超音波伝達部品の末端端部上に形成されている。球根状の末端頭部はカテーテルの末端端部から交互に出て進行しそして中に収縮できる。超音波発生装置が作動される時には、音波が伝達部品中を通過して球根状の末端頭部が横および前方／後方振動を受ける。球根状の末端頭部のそのような振動運動により、アテローム硬化症病変と隣接して置かれる時には、末端頭部がそのようなアテローム硬化症物質を二種の方法で破壊および溶解させることができる。第一に、末端頭部のそのような振動運動が閉鎖性物質の直接的な「チッピング」または「ビーティング」に影響を与えることが目的である。第二に、末端頭部のそのような振動運動は処置部位において乱流または真空化を引き起こすことが目的であり、そのような乱流または真空化が末端頭部の直接的な「チッピング」または「ビーティング」作用と共作用しそしてそれを促進させるであろう。米国特許番号４．８７０，９５３　（ドンミシエル他）の全開示および図面はここでは参考として特別に記しておく。米国特許番号４，８７０．９５３　（ドンミシェル他）の装置および／または他の先行技術超音波血管形成装置を改良することができる一領域は、音波エネルギーをカテーテルの長さ中に伝達させるために作用する超音波伝達部品すなわち線の構造的、物理的および音響的性質を改良することによるものである。超音波伝達部品には血管解剖中の鋭い曲げおよび曲線を取り扱うのに充分な柔軟性および弾性が付与されていることが望ましいが、超音波伝達部品すなわち線が必要量の音波エネルギーを貫通伝達させるのに充分な質量または厚さのあることも望ましい。さらに、超音波伝達部品すなわち線は使用中の線のやっかいな破壊または破砕を防止するのに充分な強さであることも望ましい。先行技術の超音波血管形成装置を改良することができる第二の部分は、閉鎖性物質を周囲の動脈壁から断片化しそして除去する装置の処置効率を最適にするような超音波伝達部品の末端頭部および／または他の部分の構造および設計におけるものである。ｉｉ、超弾性惣亘ここで完全に記載されている如く、本発明の一態様は「超弾性」として知られている性質を示す一種以上の物質（類）から形成されている超音波伝達部品すなわち線を組み込みそして利用している。ここで使用されている「超弾性」という語は一般的には、物質が可塑性または永久的変形の開始なしに大きい弾性変形を受ける能力を意味する。「形状記憶合金」として知られている金属合金の特定群が超弾性性質を示すことが知られている。そのような形状記憶合金は「形状記憶」現象も示し、それにより合金は一般的には低温構造および高温構造の間で前後に変形可能である。低温構造から高温構造への変形は一般的には合金がマルテンサイト状態からそれのオーステナイト状態へ通過する際に起きる。高温構造から低温構造へのその後の変形は合金がそれのオーステナイト状態からそれのマルテンサイト状態へ通過する際に起きる。構造における温度調節変化を受けるそれらの独特な能力の他に、形状記憶合金は温度−依存性の超弾性性質も示す。形状記憶合金の超弾性性質は合金がそれらのマルテンサイト状態にある間は典型的に示されているが、合金のマルテンサイト状態からそれらのオーステナイト状態への変換につれて失われる。また、一定の形状記憶合金により示される超弾性の程度すなわち量は一般的には特定合金内の個々の金属元素類の化学量論的比に依存している。ある先行発明者はある種のチタン合金がこれまでに超音波切除装置中で音波エネルギーの伝達用に使用されている高強度ステンレス鋼またはある種の他の金属合金により示されるものより良好な応力歪み特性を示すことを認識しているが（米国特許番号４．９２０，９５４およびＷＯ９０−０１３００（アルガー他））、先行技術は超音波切除装置中で使用するためのａ）強度、ｂ）柔軟性／弾性およびＣ）音波伝達性質の最適組み合わせを与える特殊チタンまたは他の金属合金を同定することにはこれまでは失敗している。従って、超音波血管形成装置中で遭遇する操作温度の一般的範囲内で強度、柔軟性／弾性および音波伝達性質の改良された組み合わせを示すように構造的および／または物質的に改変された超音波伝達線および／または切除消息子を有する改良された超音波血管形成装置の開発に関する要望が当技術には存在している。

【発明の要旨】

本発明は、縦に貫通して伸びている少なくとも１個の超音波伝達部品すなわち線を有する柔軟性のカテーテルを含んでいる超音波血管形成装置を提供することにより先行技術の欠点の一部または全部を克服するものである。超音波伝達部品は一般的にはカテーテル内に超音波伝達部品の末端先端がカテーテルの末端先端をわずかに越えて伸びているような方法で固定位置にあることができる。一方、超音波伝達部品はカテーテル本体内に超音波伝達部品の末端先端が交互にカテーテルの末端先端を越えて進行しそしてその中に収縮するように滑動的に配することもできる。拡大されたすなわち球根状の末端頭部を超音波伝達部品の末端先端上に形成して超音波血管形成装置の切除効率を促進させることもできる。本発明に従うと、カテーテルの本体中に縦に伸びている超音波伝達部品すなわち線は使用中に超音波伝達物質が遭遇する温度範囲内で超弾性を示す一種以上の超弾性物質（例えば「形状記憶合金」）から形成することができる。超音波伝達部品を形成することかできる一種の現在好適な形状記憶合金は、５０原子％ニッケルを含有しているニッケルーチタン合金である。本発明の他の面に従うと、超音波伝達部品の末端端部上に形成されている拡大されたすなわち球根状の末端端部に拡大された末端頭部中での案内線の通過を可能にする貫通して伸びている案内線口すなわち通路を装備することもできる。本発明の他の面に従うと、曲線すなわち曲げを超音波伝達部品の末端端部近くに形成してそれの末端端部すなわちそれの上に設置されている末端頭部が超音波伝達部品の本体に関して一面に横方向に配置するようにさせることができる。好適には、超音波伝達部品中の曲率すなわち曲げは約１０°−４５°の角度を形成しそして超音波伝達部品の曲げ端部の約３ｃｍ内に形成される。本発明の他の面に従うと、超音波伝達部品はそれの末端端部近くで狭くなりすなわち先細りしていてもよい。そのような狭窄すなわち先細りは超音波伝達部品の末端先端の５−３０ｃｍ内の領域に構成されていることが好ましい。先細りしたすなわち狭くなった領域が超音波伝達部品の末端を最大５　３０ｃｍを包括していることが好ましい。本発明の他の面に従うと、超音波伝達部品の末端端部上に形成されている拡大された末端頭部すなわち消息子には１個以上の表面分裂部、すなわち溝、くぼみ、へこみ、隆起、ざらざらにされた部分または高くされた部分、をそれの上に供して、振動している末端頭部かそれと接触する時に斑または他の物質の切除性断片化を改良することができる。超音波伝達部品に適用することかできる一種の好適なコーティングは、窒化チタン（ＴｉＮ）コーティングである。さらに、種々の表面メッキ技術および／または圧縮技術を利用して増加した密度の外皮を超音波伝達部品の外表面すなわち末端頭部上に形成することもできる。本発明の他の面に従うと、前記の機素の一部または全部を組み込んでいる本発明の超音波血管形成装置を血管形成装置中に組み込んで繊維光学観察装置と関連させて利用することかできる。本発明の別の目的および利点は下記の詳細な記述および添付図面を読みそして理解すると当技術の専門家には明白となるであろう。

【好適態様の詳細な記載】

下記の詳細な記載および添付図面は本発明の特定態様を説明し且つ記載する目的のために供されており、そして本発明の範囲を何ら限定しようとするものではない。ｉ・血１１助史医置一般的には、本発明の血管形成装置１ま貫通して縦に伸びている少なくとも１個の管腔１４．１４ａを有する柔軟性の細長いカテーテル本体１２．１２ａを含んでいる。超音波伝達部品すなわち線２０はカテーテルの管腔１４．１４ａを通って縦に伸びている。球根状の非対称性または対称性の末端頭部２２．２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄ、２２ｅが超音波伝達部品２０の末端端部上にカテーテル１２．１２ａの末端先端１６．１６ａを越えて配置可能となるように設置されている。図１−３に示されている装置の一態様では、球根状の末端頭部２２は外表面の周りに伸びている任意の環状溝すなわち表面分裂部４１を有する球根状またはディスク−形の構造を含んでいる。超音波伝達部品２ｏの末端端部は球根状の末端頭部２２と末端頭部２２上で中心をはすれた点において、球根状の末端頭部２２の大きい方の部分がカテーテル１２の一側面の方に反対側面の方より伸びているように融合、連結または他の方法で接続されている。カテーテルの一方の側壁を越えての球根状の末端頭部２２のそのようなゆかんだすなわち中心をはずれた配置は図３に示されている。球根状の末端頭部２２は、涙滴形、電球形、ディスク形および多くの他の形などの種々の他の球根状の卵形または他の球形に形成することもできる。複数の流体流出口１３をカテーテル１２．１２ａの末端端部１６．１６ａの近くに形成して流体がカテーテルの管腔１４．１４ａ中に末端方向に流れそして管腔の末端端部から口１３中に外側に通過することを可能にしている。カテーテル１２．１２ａの末端先端近くでのそのような流体流出口１３の装備が、外表面を冷却剤液体中に浸漬させることにより超音波伝達部品２０を連続的または間欠的に冷却するような方法で、管腔１４．１４ａ中の冷却剤液体の連続的または間欠的通過を促進させている。超音波伝達部品２０上の冷却剤液体の通過が部品２０が使用中に過熱するのを防止するであろう。装置１ｏのこの特徴は、超音波伝達部品２０が例えばマルテンサイトからオーステナイト転移温度以下の温度においてのみ望ましい超弾性性質を示すという以下に記載されている超弾性の形状記憶合金の如き温度依存性物理的性質を有する物質から形成されているような態様において特に有利である。そのような態様では、冷却剤液体の温度および／または流速は超音波伝達部品２０の温度があらかじめ決まられた温度（例えばそれのマルテンサイトからオーステナイト転移温度または物質がそれの望ましい超弾性性質を失うであろう他の温度）以上に上昇するのを保つように調節しそして保つことができる。任意のバルーンすなわち膨張可能なカフ１８．１８ａをカテーテル１２の末端部分の周りに配することができる。そのようなバルーンすなわちカフ１８．１８ａは、膨張時には、周囲の血管を効果的に閉鎖しそしてカテーテル１２を希望する固定位置に保つであろう。任意のバルーンすなわちカフ１８．１８ａが使用されている態様では、カテーテル１２はカテーテル１２の本体中に縦に伸びておりそして基部口すなわち連結器中で終わっておりバルーン膨張流体の注入／除去を可能にしてバルーン１８．１８ａを膨張および収縮させることができる別個の膨張流体管腔１９を組み込むことができる。好適な基部連結装置１００が、超音波伝達部品２０が基部連結装置中に直接伸びてそれが付属している超音波発生器２４と連結できるような方法で、カテーテル１２の基部端部と連結されている。示されている如く、基部連結装置は基部連結器１００中を縦に伸びている中空の穴すなわち内側室を有する中空の本体部品の形であることができ、そしてそれは冷却された食塩水または他の流体が注入管１９を通り、側腕１７を通りそして基部連結装置１００内に形成されている内側室中に注入できるような方法で側腕１７の内側管腔と流体連結されている。そのような冷却剤流体は次に末端方向にカテーテル１２の管腔１４中に流入しそしてカテーテルの管腔１４を通って末端方向に連続しており、それにより流体がそれに沿って流れるにつれて超音波伝達部品２０を取り囲みそして浸漬させるであろう。冷却剤流体は次にカテーテル１２．１２ａの末端端部１６．１６ａの近くに形成されている流体流出管腔１３から流出するであろう。図６．８および９に示されている如く、好適な基部連結器組み立て品１００は基部ディスク部品１０２、回転可能な結合部１０４、そこから伸びている側腕１７を有するＹ−適合部１０６およびカテーテル連結適合部１１０と連結可能な前進すなわち前面部品１０８を含んでいる。一般的な中空の内側室１１２は連結器組み立て品１００中を、図８に示されている如く超音波伝達部品２０が貫通して直接通過できるような方法で、縦に伸びている。例えばシリコーンの如き物質から製造されているプラスチック管が連結器組み立て品１００の内側室１１２内の超音波伝達部品２０の一部の周りに配されている。示されている如く、プラスチック管１１４の内径は超音波伝達部品２０の外形よりわずかに大きく空間１１６がその間に存在していることが好適である。例えばプラスチックすなわちシリコーンの如き物質から製造されている二重〇−環１１８およびワッシャー１２０が管１１４の外表面の周りに配されている。〇−環１１８および／またはワッシャー１２０は管１１４の外表面と直接接触しておりそのような内方圧縮により管１１４がその内部に配されている超音波伝達部品２０と接触するかまたはそれに対して圧縮させる時に管１１４が破壊したりまたは内部に圧縮するのに充分な圧力をかけないようにしている。そのような配置により、管１１４は周囲の〇−環１１８および／またはワッシャー１２０によりしっかりと定位置に保たれているが、充分な空間１１６が管１１４内および超音波伝達部品２０の周りに残っていて冷却剤流体が内側室１１２から空間１１６を通って流れるのを可能にしており、それにより管１１４内に配されている超音波伝達部品２ｏの一部を浸漬および冷却している。また、管１１４は好適には超音波伝達部品２０の側面移動すなわち横運動を弱らせるすなわち左右に限定するのに充分な寸法にされており、構成されており、配置されておりそしてそのように充分硬い物質から製造されている。管１１４による超音波伝達部品２ｏの横のすなわち左右の運動のそのような限定により、超音波伝達部品２０が連結器組み立て品１００の内壁に衝突するのが防止されそして超音波伝達部品２ｏの望ましくない左右の運動を最少にしながらそれの望ましい縦方向の（すなわち前後の）振動が可能になる。調節可能な手握り組み立て品１２０がカテーテル１２．１２ａ上に配されており心臓医または他の医師によるカテーテル１２の操作上の捩り、回転および取り扱いを促進させることができる。任意の手握り組み立て品１２０の使用は、好適な基部連結器１００も使用されている態様では、組み立て品１００中に組み込まれている回転可能な連結器１０４により操作者がカテーテル１２の回転を促進させるために特に有利であり、そしてその結果として手握り１２０がこれに関して有用である。任意の調節可能な手握り組み立て品１２０は、末端本体１２２および基部握り部品１２４を含んでいる。へこみ（示されていない）が末端本体１２２の基部端部中に形成されており内部の基部固定部品１２４の前進ねじきり部分１２６を受けている。そのようなへこみも、前進ねじきり部品１２６がへこみ中にねじ込まれるにつれてへこみの先細りが前進部品１２６を圧縮して内部の割れ目を閉じそして前進部品１２６の内径を減少させるような方法で先細りされており、それによりカテーテル１２の表面を握ることとなる。そのような配置により、基部握り部品１２４は末端本体１２２の基部端部上のへこみ（示されていない）中に完全にねじ込まれた時には下にあるカテーテル１２をしっかりと握りそして任意の手握り組み立て品１２０全体をカテーテル１２上の希望する固定位置に保つであろう。また、基部握り部品１２４がねじはずされそして末端本体１２２の基部端部中に形成されているへこみから除去された時には、基部握り部品１２４および末端本体１２２の両者は自由に末端方向に進行しそしてカテーテル１２に沿って基部方向に収縮され、それによりカテーテル１２上での手握り組み立て品の位置の自由調節を与えている。現在好適な音波連結器組み立て品１３０（図１０）は超音波伝達部品２ｏの基部端部上に配することができ、そして図９に示されている如くディスク部品１０２内に定置させるすなわち取り囲まれせることかできる。現在好適な音波連結器組み立て品１３０は基部の雌部分１３２、ディスクの雄部分１３４およびそれらの間に配されている圧縮可能な握りフェルールを含んでいる。音波連結器組み立て品１３０は図９に示されている如く基部ディスク部品１０２中に形成されているへこみすなわちくぼみの中に位置することができる。握りフェルール１３６は内部に定置されそして末端部品１３４中に形成されているへこみにより内部に圧縮されているように構成されており、末端部品１３４および基部部品１３８か完全に一緒にねじきられている時にはフェルールは超音波伝達部品２ｏ上に内方圧力をかけ、それにより超音波伝達部品２０をしっかりと握りそしてそれの滑りまたは回転を防止するであろう。ｉｉ、・な　ン装の図１１に示されている如く、内部に配されている超音波伝達部品２０を有するカテーテル１２の末端部分が動脈（例えば大腿動脈または上腕動脈）中に経皮的に挿入されそして末端頭部２２が不快なアテローム硬化症病変内またはそれ近くに隣接して配されるような方法で希望する位置に進行する。ここでさらに完全に論じられるであろう如く、案内線３４が装置と一緒に使用されて装置のそれの希望位置への挿入および進行を促進させるであろう。案内線が使用されるなら、血管形成装置がそれの希望する操作位置に完全に挿入された後にはそのような案内線は完全に収縮されそして脇に置くことができる。手握り組み立て品１２０はカテーテル１２上の希望位置に握って配することができて、操作者がカテーテル本体１２を簡単に把握し且つカテーテルを結合組み立て品１００の回転軸の周りで回転させることを可能にしている。希望する操作位置に配されている球根状の末端頭部２２を用いると、超音波発生器２４を連続的または突発的に操作して超音波伝達部品２０中の音波エネルギーの伝達を引き起こす。音波エネルギーの末端頭部２２へのそのような伝達が末端頭部に縦のおよび／または左右の振動運動を受けさせる。末端頭部２２のそのような振動運動が周囲のアテローム硬化症病変の最少の断片化および切除をもたらす。装置のある態様では、回転可能な変換器を使用して操作者が超音波伝達部品２０および末端頭部２２を回転可能にさせることができる。本発明のこの面は、末端頭部２２が一方の側面に曲がっておりすなわち中心をはずれて設置されているため一方の側面の方に他方より伸びているような態様において特に適用可能である。そのような態様では、末端頭部２２を回転させる能力が末端頭部を血管壁の周囲全体からアテローム硬化症の斑を最適に除去および切除可能にさせている。回転末端頭部２２のそのような作用は図１２に示されている。超音波血管形成処置が続くにつれて、操作者は超音波伝達部品２０および／またはカテーテル１２を末端方向に進行させて振動している末端頭部２２により不快な病変全体が切除される。工程中に、急冷されている食塩水溶液または他の液体を注入管１９、側腕１７を通しそして末端方向にカテーテル１２．１２ａの管腔１４．１４ａを通して注入して、カテーテルを末端の液体流出口１３を通して出すことができる。カテーテル１２中の冷却液のそのような通過は超音波伝達部品２０からの熱を消散させ。るであろう。ｉｉｉ、　の　”−′。の七本発明の一面に従うと、超音波伝達部品の全部または一部を超弾性を示す一種以上の物質から形成することができる。そのような物質（類）は好適には装置１０の操作中に超音波伝達部品２０が通常遭遇する範囲の温度内で超弾性を常に示すべきである。特に、超音波伝達部品２０の全部または一部は一種以上の「形状記憶合金」として知られている金属合金から形成することができる。本発明の超音波伝達部品２ｏを形成するために使用できる形状記憶合金の例は、米国特許番号４，６６５．９０５　（ジェルヴイス）、４，５６５，５８９　（／’リソン）、４．５０５，７６７　（フィン）、および４，３３７．０９０　（ハリソン）中に詳細に記載されている。米国特許番号４，６６５．９０５．４，５６５，５８９．４，５０５゜７６７、および４，３３７，０９０はここでそれらが種々の記憶合金の組成性質、化学性および性能を記載している限り参考として特に加えておき、そしてそれらの一部および全部を使用して本発明の超弾性超音波伝達部品２０を形成することができる。特に、超音波伝達部品２０を形成することができる一種の現在好適な合金は５０８原子％のニッケルから製造されているニッケルーチタン合金（５０，８原子％のＮｉを有するＮ１Ｔｉ）である。形状記憶合金は典型的にはそれらのマルテンサイト状態からそれらのオーステナイト状態に転移するにつれて超弾性を失うため、超音波伝達部品２０を形成するために使用される特定の形状記憶合金は超音波血管形成工程中にまたは少なくとも超音波血管形成装置の初期通過および血管の鋭い解剖学的な曲げおよび曲線による運動中にはそれのマルテンサイト性のままであることが必要である。マルテンサイトからオーステナイトへの転移は一般的にはある温度範囲で起きるために、マルテンサイト状態からオーステナイト状態への転移（Ｍｓとして知られている）が起きる最低温度の方が超音波伝達部品２０の操作に必要な最高温度より高いことが最も望ましい。形状記憶合金超音波伝達部品２０をそれのマルテンサイト転移温度（Ｍｓ）以下の温度に保つことが望ましいという事実に関すると、本発明は流を冷却剤システム中に組み込んで操作者が例えば急冷された食塩水溶液の如き熱交換流体をカテーテル１２．１２ａ中に通して超音波伝達部品２０の表面上に浸漬および流すことを可能にしている。すなわち、冷却された液体を溶液投与管１９の中、側腕１７の中、末端方向にカテーテルの中に注入しそして流出口１３から出すことかできる。そのような冷却剤溶液の温度および流速を充分調節して超音波伝達部品２０が、超音波伝達部品２０が形成されている形状記憶合金または部品２０中を通過する音波エネルギーの量とは無関係に、それのマルテンサイト転移温度（Ｍｓ）以下の温度に確実に保たれているようにすることができる。また、冷却剤溶液のそのような調節を促進させるために、１個以上の熱電対をカテーテル内（および／または超音波伝達部品２０の表面上）に設置して超音波伝達部品２０の温度の連続的な電子監視を可能にして冷却剤溶液の温度および／または流速における自動的および／または手動的な変更を必要に応じて行って部品２０を希望する最高温度（例えばＭｓ）以下に保つことができる。ｉｖ、超音波伝達部品中の曲線すなわち曲げの形成本発明の他の面に従うと、図５に示されている如く超音波伝達部品２０ａはそれの末端先端近くで曲線状にすることすなわち曲げることができる。超音波伝達部品２０ａの末端先端近くのこの曲線または曲げにより、超音波伝達部品２０ａの末端頭部２２は横方向に超音波伝達部品２０ａの本体に関して一面で配されている。超音波変換器２４を回転可能式に装備して超音波伝達部品２０ａの回転を図６上に示されている影の線および矢印Ｘにより示されている方法で可能にしている。曲線状にされたすなわちオフセットされた末端頭部２２のそのような回転操作により末端頭部２２はそれぞれ横方向に曲がりすなわちさらに遠くに乱れて、超音波伝達部品のまっすぐな曲がっていない変法２０が使用されている場合の周辺動脈の実際の壁にさらに近くなる。さらに、超音波伝達部品の末端部分中のそのような曲げが側面管、枝血管などへの末端頭部の案内を促進させている。好適には、超音波伝達部品２Ｏａ中の曲率すなわち曲げは１０°−４５°の角度を形成するであろう。そのような１０’−４５°の曲げすなわち曲率は静かにまたは鋭く行うことかできる。すなわち、１０’−４５°の曲げすなわち曲率は超音波伝達部品２０ａの長さの０．５ａｍ−３，０ｃｍにわたり形成することができる。一般的には、曲げまたは曲率は超音波伝達部品２０ａの末端端部近くにそして好適にはそれの末端端部の約５ｃｍ以内に形成されるであろう。図５に示されている現在好適な態様では、曲げ３０は超音波伝達部品２８の末端端部上に形成されている頭部２２の末端先端から１ｃｍに位置している単なる１５°の曲げである。 ■、　なわち消１、の　内　の３図５に示されている如く、まっすぐな２０または曲線状の２０ａ超音波伝達部品上に形成されている末端頭部２２ａは案内線通路または口３２を組み込んで案内線３４の滑動可能な貫通進行を可能にしている。図５に示されている如く、案内線口３２は末端頭部２２ａの一部中を縦方向に伸びていて案内線３４が超音波伝達部品２０の長さにわたり隣接することを可能にしており、案内線３４の末端部分は案内線通路すなわち口３２を通して進行する。図２に示されている如く、案内線通路すなわち口３５の一方または両方の端部を環状へベルすなわち面とりされた縁を組み込んで通路すなわち口３２中の案内線３４の通過を促進させることができる。使用時には、案内線の末端先端を案内線通路すなわち口３２の中に予備挿入し、そしてその後に案内線３４および超音波伝達部品２０，２０ａを一体としてカテーテル１２の主管腔１４を通して案内線３４の末端頭部２２ａおよび／または末端部分かカテーテル１２の末端先端とすぐ隣接するかまたはそれをわずかに越えているような点まで進行させることができる。その後に、Ｘ線写真案内により、操作者は案内線３４を選択的に進行させて閉鎖性病変中を破壊するかまたは血管もしくは領域に達することができる。案内線がそれの希望する位置まで選択的に進行した後に、超音波伝達部品２０，２０ａおよび末端頭部２２ａを案内線に沿ってそのような希望位置まで末端方向に進行させることができる。その後に、案内線３４を基部方向に収縮させて案内線通路または口３２から完全に除去することかできる。さらに、案内線はその点においてカテーテルの管腔１４から案内線を基部開口部３６を通して完全に収縮させることができる。そのような案内線の完全収縮は超音波伝達部品２０だけをカテーテルの主管腔内に残すこととなる。案内線が記載されている方法で完全にまたは部分的に収縮された後に、超音波発生器２４はエネルギーを受けて搏動的または連続的な超音波エネルギーを超音波伝達部品２０に送ることかできる。それが末端頭部２２ａの同時の縦（前進−後退）および横（左右）振動運動をもたらすであろう。さらに、以上に記されているような曲げすなわち曲線状の超音波伝達部品２０ａか使用されている場合には、そのような超音波伝達部品２０を完全にまたは部分的に回転させて横方向に置かれている末端頭部２２ａを周囲の内部血管壁の周りに泳動させてそれによりそのような末端頭部２２ａを完全にまたは部分的に囲んでいる斑に達しそして切除することかできる。横方向に配されている末端頭部２２ａのそのような回転は図４に示されている。ｖｉ　超音波伝達部品の一部の先細りすなわち狭窄本発明のさらに他の面に従うと、末端頭部２２および／または超音波伝達部品２０の構造においである種の変更を行うことにより装置１０の処置効率を改良することかできる。図１３ａおよび１３ｂに示されている如く、超音波伝達部品２ｏに対する一つの好適な改変は超音波伝達部品２０の末端端部における末端頭部２２のすぐ近くでの先細りしたすなわち狭くされた領域４０の組み込みである。そのような先細りしたすなわち狭くされた領域４０は超音波伝達部品２ｏの柔軟性をそれの末端端部において促進させて、超音波伝達部品２０の全体的な直径をそれの長さの残りに沿って実質的に狭くせずに超音波伝達部品２０の末端部分が血管中の種々の曲げを横切ることができて、それにより充分な音波エネルギー伝達能カを保つことができる。超音波伝達部品２０の先細りしたすなわち狭くされた領域４ｏは末端頭部２２の末端先端の５ｃｍ−３０ｃｍ内の領域に規定されていることが好適である。そのような先細りしたすなわち狭くされた領域４０を超音波伝達部品２ｏの末端端部部分に規定することにより、それは超音波伝達部品２０の残りの基部部分の直径を何ら実質的に狭くしたりまたは減少させたりすることはない。示されている如く、先細りしたすなわち狭くされた領域４０は徐々の先細り４ｏｂ（図１３ｂ）、または伸ばされた狭い領域４０ａを有する鋭い先細り（図１３ａ）またはそれらのいずれかの組み合わせもしくは混合を含んでいる。超音波伝達部品２０がチタンまたはここに記されている超弾性の形状記憶合金の１種から製造されている時には、先細りした領域４０上の基部最大点近くにある超音波伝達部品２０の長さＬ２か約００２０”−０，０３０”の直径Ｄ１を有することか好適である。さらに、末端頭部２２の末端先端から先細りした領域４０」二の基部最大点までの長さＬｌが約５ｃｍ−３０ｃｍであることおよび狭くなったすなわち先細りした領域４０の最も狭い点における直径Ｄ２が約０．０５” −０，０２０”であることが好適である。ｖｉｉ、末端頭部すなわち消息子上の１個以上の表面分裂部の形成ここに記載されているような本発明の他の面とは別個にまたはそれと共に、末端頭部２２の構造は１個以上の分裂部、例えば末端頭部２２の外表面の溝、くぼみ、低下、へこみ、隆起、ざらざらにされた部分または高められた部分、の形成により変えることができる。例えば、複数の周囲の溝、くぼみ、へこみ、隆起、ざらざらにされた部分または他の低下されたもしくは高くされた部分を末端頭部２２の外表面中に形成して、末端頭部２２の振動運動により行われるアテローム硬化症斑または他の閉鎖性物質の切除性断片化を改良することができる。末端頭部２２中に形成することができる周囲方向の溝の例は図１４．１４ａ１１４ｂ１および１４ｃ中に示されている。示されている如く、１個以上の周囲方向の溝４１ａ、４１ｂ、４１ｃを末端頭部２２ｂ、２２ｃ、２２ｄの周りに形成することができる。そのような周囲方向の溝はいずれの方向に形成することもできそして必ずしも示されている方法に配向される必要はない。末端頭部２２ｅの表面中に形成することができるくぼみまたはへこみ４２の形の表面分裂部の例は図１４ｃ中に示されている。末端頭部の外表面中または上に形成されている例えば溝４１ａ、４１ｂまたは４１ｃ、（ぼみ４２、へこみ、隆起、ざらざらにされた部分、高くされた部分、こぷまたは畝の如き表面分裂部の形成は、そのような表面分裂部（類）の特殊な空間および／または配置により、音波振動を受けながら末端頭部２２ｂ、２２ｃ。２２ｄか接触する病変または閉鎖性物体の断片化および切除を促進させるように作用するであろう。ここに記載されているような本発明の他の面とは別個にまたはそれと共に、コーティングすなわち比較的硬い外皮を適用して摩擦係数を低下させおよび／または超音波伝達部品２０，２０ａ、２０ｂ、２０ｃおよび／または末端頭部２２．２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄの全部または一部の表面硬度を増加させることができる。そのようなコーティングすなわち外皮の装着はコーティングされていないチタンまたはアルミニウム超音波伝達部品を用いて生じるかもしれない高いサイクル疲労中の破砕機会を減少させるために作用する。本発明において有効である一種の特定コーティングは、二ニーシャーシー州０７８６６、ロッカウェイ、ラウンド・ヒル・ドライブ、２００のマルチ−アーチ・サイエンティフィック・コーチインゲスにより表示５ＣＩ−８の下で販売されている窒化チタンコーティングである。そのような５ＣＩ−８窒化チタンコーテイングは約８０Ｒｃのロックウェル硬度を有している。超音波伝達部品２０．２０ａ、２０ｂ、２０ｃおよび／または末端頭部２２．２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄが超弾性金属合金から形成されているような本発明の態様では、増加された硬度のコーティングの化学的連続性または組成を調節および／または選択してそのような下部にある合金物質（類）に対する望ましいコーティング接着を得ることかできる。本発明のこの面に従い適用することができるコーティングは上記の窒化チタン（ＴｉＮ）コーティングに限定されるものではない。実際には、希望する程度の硬度および適切な生物学的相容性を示すいずれの型のコーティングでも使用することができる。この目的用に使用されるコーティングは、完全に硬化された時には、下部にある超音波伝達部品２０，２０ａ、２０ｂ、２０ｃおよび／または末端頭部２２．２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄを形成している物質（例えば、チタン、アルミニウム、チタン合金、他の超弾性合金、など）より大きい表面硬度を示すであろう。表面硬度を増加させるための表面コーティングの適用の変法として、表面硬度における同一または同様の増加か本発明のこの面に従うと、超音波伝達部品２０゜２０ａ、２０ｂ、２０ｃおよび／または末端頭部２２．２２　ａ、　２２　ｂｓ　２２　ｃｓ２２ｄの外表面の種々の表面メッキ技術および／または圧縮により、ピーニング、イオン含浸、回転すえ込みまたは増加された密度もしくは増加された硬度の外局の形成を供する他の技術、超音波伝達部品すなわち末端頭部の外表面上のコーティングすなわち皮により、得られる。超音波伝達部品２０の摩擦係数を低下させおよび／または表面硬度を増加させるるために使用できる一方法は、チジドｔｍ方法（カリフォルニア州、ハンチントン・ビーチのチジド・カンパニー・インコーホレーテッド）として知られているものである。チジドｔｍは、全てのアルカリ性浴を用いるチタンの電気分解性転化硬質コーティングを含んでいる。本発明のこの面に従うと、超音波伝達部品２０．２０ａ、２０ｂ、２０ｃおよび／または末端頭部２２．２２ａ、、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄ上に形成されたコーティングすなわち皮の硬度は超音波伝達部品および／または末端頭部がそれから製造されている下部にある物質の硬度より少なくとも５０ｃロツクウエルの増加そして好適にはマルチリーズ・ハンドブック第２版、編集者Ｅ、オベルグ、Ｆ　ジョーンズおよびＨホルトン（インダストリアル・インコーホレーテッド、１９８６）　、２１２６−２１３３頁により規定されているような約６Ｏ−６５ｃロツクウ工ル硬度の増加を与えることか好適である。図１５および１５ａ中に示されている如く、外側のコーティングすなわち皮５０は好適には超音波伝達部品２０ｄの軸を完全に取り囲んでおりそして覆っている。１ｘ　血Ｑ中への超音波血管形成装置の組み込みさらに本発明に従うと、本発明の前記の機素のいずれかまたは全てを血管鏡装置の中に組み込んで超音波血管形成工程の視覚的な貫管腔監視を行うことができる。図１６および１６ａ中に示されている如く、本発明の血管鏡７０は、貫通して縦に伸びている第一管腔７４、第二管腔７６および第三管腔７８を有する柔軟性のカテーテル本体７２を含むことができる。第一管腔７４は、注入／吸引側腕８ｏ中の近くで終結している解放流体注入／吸引管腔を含んでいる。第二管腔７６は、貫通して縦に伸びておりそしてそれの責部端部上に設置されている血管鏡装置８２に対して光学的像伝達を供する複数の光学的繊維を含有している。付随しているテレビ監視器８４が工程の最適観察用に備えられている。第二管腔７６内の光学的繊維７７は、基部光源からカテーテル７２の末端先端へ光を伝達するために機能する光伝達繊維およびカテーテル７２の末端先端から血管鏡装置８２に光学的像を伝達するために作用する像戻り繊維を含むことかできる。第三管腔７８は、本発明の超音波伝達部品２０の一種を含有している。本発明の球根状の末端頭部２２．２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄはそれの末端端部と連続的であるか、その上に形成されているかまたはそれと連結されている。従って、図９および９ａに示されている血管鏡態様は一種以上の上記の改良をそれのいずれかの可能な組み合わせで含んでいる本発明の基本的な血管形成装置を組み込むことかできる。本発明はここでは本発明の現在好適な態様を特に参考にして記載してきた。当技術の専門家は、本発明の精神および範囲から逸脱しない限り上記態様に対する種々の追加、変更、改変および削除を行えるということを認識するであろう。従って、全てのそのような追加、変更、改変および削除は添伺請求の範囲およびそれの同等物内に包括されることが意図されている。

【図面の簡単な説明】

図１は本発明の超音波血管形成カテーテルの第一態様の透視図である。図２は本発明の超音波血管形成カテーテルの第一態様の末端部分の拡大された切断透視図である。図３は上に配されている案内線を有する本発明の超音波血管形成カテーテルの第一態様の末端部分の縦断面図である。図４は図３の線４−４を通る断面図である。図５は本発明の血管形成カテーテルの別の第二態様の末端部分の縦の断面図である。図６は本発明の血管形成カテーテルと連結して使用することができる好適な基部連結組み立て品の透視図である。図７は図６の線７により示されている装置部分の取り出された透視図である。図８は図６の線８−８を通る縦断面図である。図９は図６の線９−９を通る縦断面図である。図１０は装置の超音波伝達部品を握りそして付随する超音波発生器に連結するための好適な音波連結器組み立て品の透視図である。図１１は本発明の超音波血管形成装置の操作方法を描写している操作説明図である。図１２は狭窄血管内に配されている本発明の超音波血管形成装置の操作方法を描写している操作説明図である。図１３ａは相対的に鋭い先細りおよびそれの末端頭部のすぐ近くに形成されている狭い領域を有する本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１３ｂはそれの末端頭部のすぐ近くに形成されている先細りを有する本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１４は末端頭部の周りに形成されている１個の周囲方向の溝を組み込んでいる本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１４ａは末端頭部の周りに形成されている２個の周囲方向の溝を組み込んでいる本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１４ｂは末端頭部の周りに形成されている別の周囲方向の溝を組み込んでいる本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１４ｃは末端頭部中に形成されている複数のへこみを組み込んでいる本発明の超音波伝達部品の末端頭部の透視図である。図１５はそれの外表面上に形成されている増加した密度の外側コーティングすなわち領域を有する本発明の超音波伝達部品の断面図である。図１５ａは図１５の一部の拡大図である。図１６は（ａ）第一の解放注入／吸引管腔、（ｂ）血管鏡の光学的繊維が配されている第二の光学的繊維管腔、および（ｃ）本発明の超音波伝達部品が配されている第三の超音波伝達部品を有する血管鏡の透視図である。国際調査報告　。ｌ−Ｔ／ｌｌｅ。、７、。１．わフロントページの続き（７１）出願人　シーゲル、ロバート、ジェイ。アメリカ合衆国、カリフォルニア州９０２９１、ペニス、ストロング　ドライブ（７２）発明者　シーゲル、ロバート、ジェイ。アメリカ合衆国、カリフォルニア州９０２９’Ｌ、ペニス、ストロング　ドライブ（７２）発明者　フルーガー、ラッセルアメリカ合衆国、カリフォルニア州９２６６３、ニューポート　ビーチ、シーショ（７２）発明者　二タ　ヘンリーアメリカ合衆国、カリフォルニア州９２６３０、レイク　フォーレスト、ジャスミン　ウェイ　２１２０４（７２）発明者　バクチ　ステイーブンアメリカ合衆国、カリフォルニア州９２６６７、ラグナ　ニゲル、ラ　ファルダ（７２）発明者　ポンド　ジオフレイアメリカ合衆国、ニューヨーク州　１４７５０、レイクウッド、ユニット　９、ウェストテラス　６（７２）発明者　デ　カスドロ　ニージエンアメリカ合衆国、ニューヨーク州　１４７０１、ジェームズタウン、ハンター　ストリート

Claims

【特許請求の範囲】

１．基部端部、末端端部および縦方向に貫通して伸びている少なくとも１個の管腔を有する細長い柔軟性カテーテル、並びに該管腔中に伸びている超音波伝達部品を含んでおり、該超音波伝達部品はカテーテルの基部端部を越えて伸びている超音波エネルギー源との連結用の基部端部および該カテーテルの末端端部を越えて少なくともわずかに伸びることができるカテーテルの末端端部の向こうにある病変の処置を行うための末端端部を有しており、そして該超音波伝達部品は少なくとも部分的に超弾性金属合金から形成されている、超音波血管形成装置。
２．該超弾性金属合金がそれのマルテンサイト状態にある時に超弾性性質を示す形状記憶合金を包括している請求項１に記載の装置。
３．該超音波伝達部品が約５０．８原子％ニッケルのニッケル含有量を有するニッケル−チタン合金から形成されている請求項１に記載の装置。
４．カテーテルの基部端部近くに置かれているカテーテルの管腔中へ冷却剤液体を注入するための少なくとも１個の冷却剤入り口、および該カテーテル中にそれの末端端部近くに形成されている冷却剤液体をカテーテルの管腔外に流出させるための少なくとも１個の冷却剤出口をさらに含んでいる請求項１に記載の装置。
５．該超音波伝達部品の末端端部上に形成されている拡大された末端頭部をさらに含んでいる請求項１に記載の装置。
６．該拡大された末端頭部の形状が球根形である請求項５に記載の装置。
７．該拡大された末端頭部の形状が一般的に球形である請求項５に記載の装置。
８．該拡大された末端頭部の形状が一般的にディスクー形である請求項５に記載の装置。
９．該超音波伝達部品が末端頭部に末端頭部上で中心からはずれた点において該末端頭部の大きい方の部分が該超音波伝達部品の一方の側面に伸びており次にそれの反対の側面に伸びているような方法で結合している請求項５に記載の装置。
１０．末端頭部が（ａ）カテーテル管腔の末端端部から出て且つそれを越えて末端方向に進行しそしてカテーテル管腔中に基部方向に収縮するような方法で超音波伝達部品が該カテーテルに関して交互に進行および収縮可能である請求項１に記載の装置。
１１．該超音波伝達部品がカテーテルの基部端部から完全に引き出されそして除去可能である請求項１０に記載の装置。
１２．貫通して伸びている中空の内側穴およびその中に形成されている回転結合点を有しており回転可能な前面部分および静止している後面連結器部分を規定している中空の本体部品を含んでおり、該中空の本体部品の回転可能な前面部分がカテーテルの基部端部と連結されていて中空の本体部品の内側穴がカテーテルの管腔と流体連続しており、中空の本体部品の静止している後面連結器部分が超音波伝達部品の基部端部と超音波エネルギー源との間の振動伝達中間連結を形成するような寸法および構造にされており、超音波伝達部品がカテーテル管腔の基部端部から中空の本体部品の内側孔を通り中空の本体部品の静止している後面連結器部分中に伸びていて超音波伝達部品の基部端部がそれにより超音波エネルギー源と連結可能になっており、それによりカテーテルおよび中空の本体部品の回転可能な前面部分がユニットとして回転可能でありながら超音波伝達部品および中空の本体部品の静止している後面連結器部分は静止したままに保たれている基部連結装置。
１３．中空の本体部品の前面部分が静止しておりそして中空の本体部品の後面部分および超音波エネルギー源が回転可能であり、それによりカテーテルおよび中空の本体部品の前面部分は静止したままでありながら超音波伝達部品および後面本体部分は回転される請求項１２に記載の装置。
１４．管が中空の本体部品の内側穴の中に且つ該内側穴を通って伸びている超音波伝達部品の少なくとも一部の周りに配置されていて超音波伝達部品が中空の本体部品の壁に衝突するのを防止している請求項１２に記載の装置。
１５．液体を中空の本体部品の内側穴の中に注入するための液体注入口、カテーテルの末端端部近くに形成されている少なくとも１個の液体流出口をさらに含んでおり、それにより冷却剤液体が中空の本体部品の内側穴の中に且つカテーテルの管腔を通って流入して内部に配置されている超音波伝達部品の温度を調節する請求項１２に記載の装置。
１６．拡大された末端頭部が超音波伝達部品の末端端部上に形成されておりそして少なくとも１個の案内線口が末端頭部中に形成されていて案内線の貫通を可能にしている請求項１に記載の装置。
１７．超音波伝達部品がそれの末端先端の５ｃｍ−３０ｃｍ内で先細りしている請求項１６に記載の装置。
１８．超音波伝達部品の直径が０．０２０′′−０．０３０′′でありそして超音波伝達部品の直径がそれの末端先端の５ｃｍ−３０ｃｍ内で約０．００５′′ −０．０２０′′に先細りしている請求項１６に記載の装置。
１９．表面分裂部が該末端頭部上に形成されている請求項５に記載の装置。
２０．該表面分裂部が該末端頭部の周りに形成されている少なくとも１個の周囲方向の溝を含んでいる請求項１９に記載の装置。
２１．該表面分裂部が末端頭部中に形成されている複数のくぼみを含んでいる請求項１９に記載の装置。
２２．該表面分裂部が末端頭部上に形成されている少なくとも１個の高くなった領域を含んでいる請求項１９に記載の装置。
２３．該表面分裂部が該末端頭部上に形成されている少なくとも１個のでこぼこにされた領域を含んでいる請求項１９に記載の装置。
２４．超音波伝達部品が既知硬度の物質から形成されており、そして該装置が該超音波伝達部品上に配されているコーティングをさらに含んでおり、該コーティングが超音波伝達部品が形成されている物質の硬度より大きい表面硬度を有している請求項１に記載の装置。
２５．該コーティングが窒化チタンコーティングを包括している請求項２４に記載の装置。
２６．超音波伝達部品が既知硬度の物質から形成されており、そして該装置が超音波伝達部品上に形成されている外皮をさらに含んでおり、該外皮は超音波伝達部品が形成されている物質の硬度より大きい硬度を有している請求項１に記載の装置。
２７．該外皮が超音波伝達部品のピーニングにより形成されている請求項２６に記載の装置。
２８．該外皮がアルカリ浴内のチタンの電気分解性転化により形成されている請求項２６に記載の装置。
２９．該装置が血管鏡の中に組み込まれている請求項１に記載の装置。
３０．カテーテル上に滑動可能に設置されていてカテーテルおよび中空の本体部品の前面部分の手動回転を促進させながら超音波伝達部品および中空の本体部品の静止している後面連結器部分は静止させたままにするための手握り部品をさらに含んでいる請求項１２に記載の装置。
３１．細長い超音波伝達部品が超音波変換器と連結している基部端部および閉鎖性病変に超音波エネルギーを適用するための末端端部を有している型の超音波血管形成装置において、改良が超音波伝達部品の末端端部の５−３０ｃｍ内に狭くなった範囲を形成することを含んでいるような装置。
３２．細長い超音波伝達部品が超音波変換器と連結している基部端部および閉鎖性病変に超音波エネルギーを適用するための末端端部を有している型の超音波血管形成装置において、改良が超音波伝達部品の末端端部上に拡大された末端頭部を形成し、そして末端頭部中に少なくとも１個の表面分裂部を形成することを含んでいるような装置。
３３．該少なくとも１個の表面分裂部が末端頭部の周りに形成されている周囲方向の溝を含んでいる請求項３２に記載の装置。
３４．該表面分裂部が末端頭部上に形成されている複数のくぼみを包括している請求項３２に記載の装置。
３５．細長い超音波伝達部品が超音波変換器に連結している基部端部および超音波エネルギーを閉鎖性病変に適用するための末端端部を有しておりそして超音波伝達部品が既知硬度の物質から形成されている型の超音波血管形成装置において、改良が超音波伝達部品上にコーティングを形成することからなっており、該コーティングは超音波伝達部品が形成されている物質の硬度より大きい表面硬度を有しているような装置。
３６．細長い超音波伝達部品が超音波変換器と連結している基部端部および超音波エネルギーを閉鎖性病変に適用するための末端端部を有している型の超音波血管形成装置において、改良が末端頭部中に案内線口を形成して案内線の貫通を可能にしていることを含んでいるような装置。
３７．細長い超音波伝達部品が超音波変換器と連結している基部端部および超音波エネルギーを閉鎖性病変に適用するための末端端部を有している型の超音波血管形成装置において、改良が少なくとも部分的には超弾性金属合金製の超音波伝達部品を形成することを含んでいるような装置。
３８．該超音波伝達部品が約５０．８原子％のニッケル含有量を有するニッケル −チタン合金から形成されている請求項１７に記載の装置。
３９．心臓血管カテーテルを握りそして手動回転させるための調節可能な手握り装置であり、該装置が前面端部、後面端部、貫通して伸びている中空の穴およびそれの上にあるざらざらにされている外側の握り表面を有する末端本体部品、前面端部、後面端部および貫通して伸びている中空の内側穴を有する基部握り部品を含んでおり、該末端本体部品の内側穴および該基部握り部品は心臓血管カテーテルの直径よりわずかに大きくてそれの上で滑動可能方式に配置することができ、基部握り部品の前面端部が末端本体部品の後面端部と噛み合わせ可能で且つそれと連結可能であり末端本体部品の一部をカテーテルに対して圧縮しそして末端本体部品および連結されている基部握り部品の両者をカテーテルの固定位置に保ち、それによりカテーテル本体上に手握り装置を形成している装置。