JPH0650569B2 - 記録円盤 - Google Patents

記録円盤

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JPH0650569B2
JPH0650569B2 JP60141696A JP14169685A JPH0650569B2 JP H0650569 B2 JPH0650569 B2 JP H0650569B2 JP 60141696 A JP60141696 A JP 60141696A JP 14169685 A JP14169685 A JP 14169685A JP H0650569 B2 JPH0650569 B2 JP H0650569B2
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忠男 永井
裕久 山口
著明 真下
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ティアツク株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録円盤に係り、特に情報信号記録トラツクを
記録及び再生させるための案内トラツクが予め記録され
ている記録円盤に関する。
従来の技術 光ビームにより情報信号をデイスクに記録する場合、実
質上情報のない案内トラツクをデイスク上に予め形成し
ておき、記録時にこの案内トラツクに案内されつつ情報
信号を記録することが従来より知られている(例えば、
特開昭49−113601号など)。かかる案内トラツ
クとして、第8図に示す如く、記録再生されるべきトラ
ツク1の両側に形成された所定深さの一対の溝2a,2
bや、第9図(A)に示す如く1本の所定深さの溝3が
連続的に形成されている。第8図に示す如き案内トラツ
ク2a,2bを有するデイスクの記録又は再生時には、
情報信号記録再生用主光ビームMBに対して、トラツク
走査方向上前後に、かつ、トラツク幅方向に互いにずれ
た位置を照射する2つのトラツキング用副光ビームTB
及びTBを設け、副光ビームTBが案内トラツク
2aの一部を照射し、かつ、副光ビームTBが案内ト
ラツク2bの一部を照射する如くトラツキング制御され
る。これにより、主光ビームMBは記録又は再生すべき
トラツク1上に正確に走査せしめられる。
また、第9図(A)に示す如き案内トラツク3を有する
デイスク4の断面図は同図(B)に示され、案内トラツ
ク3がデイスク半径方向に3−1,3−2,3−3,3
−4,…で示す如く、深さλ/8(ただし、λは光ビー
ムBの波長)の溝として形成されている。このデイスク
4の記録時には、案内トラツク3上を光ビームBが走査
して案内トラツク3内に情報信号記録ピツトを形成する
と共に、光ビームBが深さλ/8の案内トラツク3(3
−1〜3−4)を照射した際に出る一次回折光を利用し
て光ビームBをトラツキング制御する。すなわち、光ビ
ームBが案内トラツク3の中心位置を照射すると、左右
の一次回折光の光強度は等しいが、中心位置からずれる
と左右の一次回折光の光強度に差が出るので、これをデ
イテクタで検出してトラツキング制御が行なわれる。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、第8図に示す従来の記録円盤は、主光ビーム
MBで情報信号を記録する場合、先行の副光ビームTB
と後行の副光ビームTBとの条件が異なり(後行の
副光ビームTBだけが主光ビームMBにより記録され
たピツトの影響を受ける)、このため正しいトラツキン
グ誤差信号が得られないという問題点があつた。また、
第9図(A),(B)に示す従来の記録円盤は光ビーム
Bが再生時などで案内トラツク3を横切るような時に、
案内トラツク3が形成されている溝部と、形成されてい
ない非溝部とで一次回折光が出たり出なかつたりし、時
には第10図(B)に示すように4分割デイテクタ5上
に投射される反射光が斜線で示す如く非対称となつたり
するため、フオーカスサーボが誤動作することがあつ
た。ここで、フオーカス誤差検出方法には、第10図
(A),(B)に示す如く、4個の光センサーからなる
4分割デイテクタ5上に、円筒レンズを通過したデイス
クからの反射光を入射し、焦点が合つているときは同図
(A)に6aで示す如く4分割デイテクタ5上の受光面
は真円となり、デイスクが近すぎたり遠すぎたりすると
二点鎖線6b,三点鎖線6cで示す如くになることを利
用して、対角線のデイテクタ部の出力の和を夫々とり、
それらからエラー信号を得る非点収差法が知られてい
る。
この非点収差法によりフオーカス誤差を検出する装置で
は、上記の光ビームBが案内トラツク3を横切る場合
に、第10図(B)に示す如く4分割デイテクタ5の受
光面が非対称となることは、合焦点状態であつても一方
の対角線のデイテクタの出力の和が他方の対角線のデイ
テクタの出力の和より大となることであり、好ましいこ
とではなかつた。そのため、第9図(A),(B)に示
す記録円盤に対して情報信号を記録し、再生する装置で
は、フオーカス誤差検出に非点収差法を採ることは適当
でなく、合焦点時の反射ビームが最も細くなる点にナイ
フエツジを立て、反射ビームを2分割光デイテクタで受
光し、これよりフオーカス誤差信号を得るナイフエツジ
法を採ることが望ましい。しかし、このナイフエツジ法
はナイフエツジ,デイテクタ,レンズの焦点距離等の精
度が要求されるため、光学系が複雑になるという問題点
があつた。
更に、第9図(A),(B)に示す記録円盤では第9図
(B)に示した左右の一次回折光(+1次回折光と−1
次回折光)の反射光量の差動出力に基づいてトラッキン
グ制御を行なっているから、イ記録円盤の傾き、ロ記録
円盤内部の光学的歪などの不均一性、ハピツトの幅、深
さのバラツキ等の影響で左右の一次回折光の反射光量が
異なって変動し、それがトラッキング制御動作に悪影響
をもたらしてしまうという問題点もあった。
そこで本発明は等回転角度間隔で断続的に形成されたピ
ツトからなる案内トラツクを予め記録形成することによ
り、上記の諸問題点を解決した記録円盤を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明になる記録円盤は、渦巻状又は同心円状の案内ト
ラツクが一周を等回転角度間隔で分割して得た領域の一
つおき毎に位置せしめられたピツトの列として形成さ
れ、かつ、相隣る2本の案内トラツクのうち一方の案内
トラツクのピットの始端、終端と他方の案内トラックの
ピットの終端、始端とが夫々半径方向上に一致するよう
に半径方向上互い違いに形成されてなる。
作用 上記の記録円盤の記録時及び再生時において、相隣る2
本の案内トラツクを例えば別々の光ビームで再生し、こ
れにより得たピツトの記録周期に対応した周期のパルス
で、相隣る2本の案内トラツクの間の領域を走査する情
報信号記録再生用光ビームによる案内トラツク再生信号
をスイツチング出力し、これを差動増幅して得た信号を
トラツキング誤差信号とすることにより、案内トラツク
再生専用光ビームの条件の違いなどに関係なく、正確に
トラツキング制御される光ビームにより、上記の相隣る
2本の案内トラツクの間の領域に情報信号記録トラツク
を形成し、また既記録情報信号が再生される。
実施例 以下、第1図乃至第7図と共に本発明の実施例について
説明する。
第1図は本発明記録円盤の第1実施例の案内トラックパ
ターンを示す。同図中、記録円盤(デイスク)35は、
例えば直径30cmで、情報信号記録トラツクのトラツク
中心線が二点鎖線36で示す如く渦巻状になるように記
録又は再生されるが記録に先立つて、予めトラツク中心
線36の両側に案内トラツクが形成されている。各案内
トラツクは断続するピツト(これは予め記録されている
のでプレピツトというものとする。)37の列として形
成されている。また、デイスク35の中心には中心孔3
8が穿設されており、その周囲にはレーベル部39が形
成されている。情報信号記録トラツクを挾んで隣接する
2本の案内トラツクのプレピツト37は、半径方向上互
い違いになるように形成されている。具体的には一周36
0゜を奇数個の等回転角度の領域に分け、それらの領域
に一つおきにプレピツトを形成することにより、必然的
に情報信号記録トラツクを挾んだ隣接するプレピツトは
互い違いになる。一例として、上記一周当りの領域の数
を525とすることにより、プレピツト37の数は一周毎
に262個と263個とが交互に形成される。また、プレピツ
ト37は1個当りの長さが、例えば映像信号の一水平走
査周期(1H)となるように選定される。時に、情報信号記
録トラツクを挾んで隣接する2本の案内トラツクのトラ
ツク中心線間の距離は、例えば、1.6μmに選定されて
いる。
第2図は本発明デイスクの第2実施例のトラツクパター
ンを示す。同図中、第1図と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。このデイスク40上の情
報信号記録トラツクは、第2図に二点鎖線41で示す如
く、同心円状に記録又は再生される。従つて、この情報
信号記録トラツクを挾んで隣接する2本の案内トラツク
も同心円状に形成される。案内トラツクには、第2図に
42で示す如きプレピツトが断続的に形成される。プレ
ピツト42は第1図のプレピツト37と同様に相隣る案
内トラツクにおいて半径方向上互い違いになるように形
成されている。このためには、デイスク40の一周360
゜を偶数個の等回転角度の領域に分割し、その分割領域
の一つおきにプレピツト42を形成することにより、必
然的にトラツク中心線41の記録トラツクを挾んだ隣接
するプレピツト42は互い違いになる。
デイスク35,40のトラツクパターンの一部を拡大し
て示す第3図において、斜線を付して示したプレピツト
37,42の個々の始端と終端とは、半径方向に隣接す
るプレピツト37,42の個々の終端と始端とに夫々一
致している。プレピツト37,42の始端,終端をデイ
スクの半径方向に結んだ境界線43は、第3図に示す如
く、デイスクの円心を中心として半径方向に等角度間隔
で放射状になる。また、プレピツト37,42は、例え
ば1Hの長さの溝であり、よつてデイスク35,40の
断面形状は第4図に示す如くになり、またその溝の深さ
は光ビームの波長の1/4倍に選定されている。
次に、本発明デイスクの記録時及び再生時に行なわれる
トラツキングサーボの構成及び動作について説明する
に、第5図はトラツキングサーボ装置の一例をブロツク
系統図を示す。同図中、入力端子10にはデイスク上の
第6図(A)に示す主光ビームMBの反射光の光強度を
検出して得た案内トラツクの再生信号が入来し、また入
力端子11及び12には第6図(A)に示す如く主光ビ
ームMBに対してその走査方向上前後に、かつ、トラツ
ク幅方向に僅かな一定距離互いに反対方向にずれた位置
に照射されるトラツキング用副光ビームSB及びSB
の各反射光の光強度を夫々検出して得た、第6図
(B)にa,bで示す如き案内トラツクの再生信号が入
来する。ここで、案内トラツクは、一定の周期の断続す
るプレピツトP11〜P35等よりなり、ピツトP11
12,…,P15は例えば1本目の案内トラツクの一部分
のプレピツトを示し、P21,P22,P23,P24は2本目
の案内トラツクの一部分のプレピツトを示し、P31,P
32,…,P35は3本目の案内トラツクの一部分のプレピ
ツトを示し、これらは予め記録されている。なお、第6
図(A)中、I−1,I−2は情報信号記録トラツクの
中心線を示す。
上記の再生信号a,bは第6図(A),(B)からわか
るように、副光ビームSB,SBがプレピツト上を
走査する期間はプレピツトの溝内で反射した光と溝外で
反射した光にλ/2(ただし、λは波長)の位相差が生
ずるので、これにより反射光の光強度は相殺されて大き
く減衰するから例えばローレベルであり、他方、プレピ
ツトが無い部分を走査する期間は副光ビームSB,S
は殆ど減衰されることなく反射されるので、その反
射光の光強度は大であり、よつて例えばハイレベルとな
る。なお、第6図(A)中のプレピツトP11〜P35と光
ビームMB,SB,SBのスポツトとの関係は説明
のためのものであつて、実際には各ビームスポツトのず
れは極めて僅少である。
上記の再生信号a,bは第6図(B)に示す如きプレピ
ツトの周期に対応した周期の方形波となるが、実際には
ビームスポツトの若干の変動などにより第6図(B)に
示したようなきれいな波形とはならない。しかし、この
場合でも再生信号a,bのエツジからプレピツトP11
35の端部の情報を得ることができる。なお、再生信号
a,bには副光ビームSB,SBがトラック方向前
後に若干ずれている関係上、相対的な位相ずれがある
が、これは本発明には直接関係はない。
上記の再生信号a,bは増幅器13,14を通して微分
回路15,16に供給され、ここで微分されてプレピツ
トの端部情報を抽出され、第6図(B)にc,dで示す
如き微分パルスとされる。この微分パルスc,dは差動
増幅器17に供給され、ここで差動増幅されて第6図
(B)にeで示す如きパルスに変換された後、両波整流
回路18により同図(B)にfで示すパルスとされて比
較回路19に供給される。また、上記の再生信号a,b
は加算回路20で加算され、平滑回路21で平滑されて
反射光量の平均値のレベルとされる。比較回路19は上
記パルスfと平滑回路21よりの第6図(B)のパルス
f中に二点鎖線で示した反射光量の平均値のレベルとを
レベル比較して同図(B)にgで示す如きパルスを発生
出力する。
パルスgはプレピツトの周期に等しい周期のクロツクパ
ルスで、単安定マルチバイブレータ22により第6図
(B)にhで示すパルスとされた後、フエーズ・ロツク
ト・ループ(PLL)23により同図(B)にiで示す
パルスとされ、更に1/2逓倍回路24で1/2逓倍さ
れて同図(B)及び第7図(B)に夫々jで示すパルス
に変換される。PLL23はクロツクパルスg等に欠落
があつても、一定の位相でパルスiを発生出力して、上
記欠落を補償するために設けられている。このパルスj
は情報信号記録トラツクの両側の案内トラツクのうち一
方の側のプレピツトに対応してハイレベル、他方の側の
プレピツトに対応してローレベルとなる方形波で、プレ
ピツトの記録周期に対応した周期をもつており、スイツ
チングパルスとしてスイツチ回路26に印加される。
他方、入力端子10に入来した主光ビームMBによる再
生信号は、後述するAGC制御回路29に供給される一
方、DCカツト回路25を通してスイツチ回路26の共
通端子に供給される。主光ビームMBは相隣る2本の案
内トラツク間の位置を正しく走査しているときは、主光
ビームMBのスポツトの一部がプレピツトにかかり、若
干反射光量が減るが、その減光量は第3図と共に説明し
たようにプレピツトの端部が境界線上にあるから、上記
2本の案内トラツクのうち一方のトラツクの一のプレピ
ツトから他方のトラツクの一のプレピツトへ移行する際
も含めて一定である。換言すると、間欠的にプレピツト
が記録されているにも拘らず、主光ビームMBの反射光
量はその影響を全く受けない。
いま、主光ビームMBによるスポツトが説明の便宜上、
第7図(A)に(イ)〜(ヌ)で示す位置を順次辿るも
のとすると、DCカツト回路25の出力信号波形は第7
図(B)にkで示す如くになる。第7図(A)中、P11
〜P15は第1の案内トラツクのプレピツト,P21〜P25
は第2の案内トラツクのプレピツト、I−1は情報信号
記録トラツクのトラツク中心線を示す。第7図(A)に
(イ)〜(ホ)で示す位置に主光ビームスポツトが在る
ときは、主光ビームスポツトが上側の第1の案内トラツ
クのプレピツト側にずれており、このため上記出力信号
kは、第7図(B)に示すようにプレピツトP11
12,P13に主光ビームスポツトがかかつているとき
((イ),(ハ),(ホ))は反射光量が小なのでロー
レベルとなり、(ロ),(ニ)の位置ではプレピツトP
21,P22にはかかつていないのでハイレベルとなる。ま
た、(ヘ)〜(リ)までの間では、主光ビームスポツト
が下側の第2の案内トラツクのプレピツト側にずれてお
り、下側のプレピツトP23,P24の有無に応じて出力信
号kの波形は第7図(B)に示す如く変化する。更に、
(ヌ)は主光ビームスポツトが最適位置にあるときの位
置を示しており、主光ビームスポツトはプレピツトP25
に僅かにかかつているため、前記のハイレベルとローレ
ベルの中間レベルの信号kが得られる。
スイツチ回路26は前記スイツチングパルスjのハイレ
ベルの期間は差動増幅器27の非反転入力端子へ入力信
号kを選択出力し、ローレベルの期間は差動増幅器27
の反転入力端子へ選択出力する。これにより、差動増幅
器27により第7図(B)にlで示す如く、その非反転
入力端子に入力された信号kは同相で、その反転入力端
子に入力された信号kは逆相で取り出されてAGC回路
28に供給される。すなわち、第7図(B)に示す差動
増幅器27の出力信号lは二点鎖線で示すセンターレベ
ルよりも低レベルのときは主光ビームスポツトが上側に
ずれており、高レベルのときは下側にずれており、また
センターレベルのときにはトラツキングずれが無いこと
を示す、トラツキングずれに応じたトラツキング誤差信
号である。
このトラツキング誤差信号lはAGC回路28により、
AGC制御回路29よりの制御信号に基づいてレベル制
御される。このAGC回路28及びAGC制御回路29
は、反射光量の変動を補償するための回路で、例えば記
録時と再生時での主光ビーム光量の違いによる差、ある
いは記録円盤表面の汚れ等により反射光量の変動量の影
響が除去される。AGC回路28の出力トラツキング誤
差信号は、イコライザ回路30,増幅器31を夫々通し
てトラツキング装置32に供給され、ここで前記主光ビ
ームMB及び副光ビームSB,SBを夫々同一の位
置関係を保つたまま、主光ビームMBが情報記録トラツ
ク上を走査するように、トラツク幅方向にそれら3つの
光ビームの光路を微小変位させる。このようにして、主
光ビームMBは第7図(A)に(ヌ)で示したような位
置を常に走査するようにトラツキング制御される。
なお、トラツキング制御は、相隣る2本の案内トラツク
間に情報信号記録トラツクが形成されており、その記録
情報信号再生時に行なわれることは勿論のこと、相隣る
2本の案内トラツク間に情報信号記録トラツクを新たに
形成する記録時にも行なわれる。また、上記の再生時に
は、主光ビームMBにより案内トラツクの記録情報と共
に情報信号記録トラツクからの情報信号も同時に再生さ
れるが、後者の再生情報信号(RF信号)の帯域はMH
zオーダーであるのに対し、案内トラツクからの再生情
報は数kHz程度であり、図示しない帯域フイルタによ
り案内トラツクからの再生情報のみが周波数選択されて
第5図に示した入力端子10へ供給される。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、予め記録された相隣る2
本の案内トラツクの間に情報信号記録トラツクが形成さ
れる記録円盤において、案内トラツクを断続するピツト
の列として形成し、かつ、相隣る2本の案内トラツクの
ピツトは半径方向上互い違いになるように形成したの
で、記録時及び再生時いずれもトラツキング誤差信号を
主光ビームの案内トラツク再生信号から得ることがで
き、よつて連続的な溝からなる案内トラツクを情報信号
記録トラツクの両側に夫々設けた従来の記録円盤の如き
2つの副光ビームの条件の違いによるトラツキング制御
の不具合を解消でき、また案内トラツクの溝の深さはλ
/4であるから反射光に回折は生ぜず、よつて光ビーム
が案内トラツクを横切るような再生をされても、回折光
による影響を受けることがなく、フオーカス誤差検出方
式として非点収差法をとることができるから、一の案内
トラツク内に情報信号が記録される従来の記録円盤の再
生装置に比し、光学系を簡単にすることができ、しかも
0次回折光を利用したトラッキング制御動作を行なわせ
ることができるので、左右の一次回折光を利用したトラ
ッキング制御動作を行なわれる従来の記録円盤に比し、
記録円盤の傾き、記録円盤内部の光学的歪などの不均一
性、ピットの幅、深さのバラツキ等があったとしても、
それらの影響は殆どなく、面振れ等に対してトラッキン
グ制御し易い等の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明円盤の各実施例の記録ト
ラツクパターンを示す図、第3図は本発明円盤の一部拡
大平面図、第4図は本発明円盤の要部の縦断面図、第5
図は本発明円盤を再生する装置のトラツキングサーボ系
の一例を示すブロツク系統図、第6図(A),(B)は
夫々各ビームとトラツク位置関係の一例と第5図図示ブ
ロツク系統の要部の動作説明用信号波形図、第7図
(A),(B)は夫々主光ビームとプレピツトとの相対
位置関係の各例を第5図図示のブロツク系統の他の要部
の動作説明用信号波形図、第8図及び第9図(A)は夫
々従来の記録円盤におけるトラツキングすべき光ビーム
を案内トラツクとの関係の各例を示す図、第9図(B)
は第9図(A)に示す記録円盤において回折光が生ずる
ことを示す縦断面図、第10図(A),(B)は夫々4
分割デイテクタと入射光の関係の各例を示す図である。 10……主光ビームによる再生信号入力端子、11,1
2……副光ビームによる再生信号入力端子、15,16
……微分回路、17,27……差動増幅器、18……両
波整流回路、19……比較回路、23……フエーズ・ロ
ツクト・ループ(PLL)、24……1/2逓倍回路、
26……スイツチ回路、32……トラツキング装置、3
5,40……記録円盤(デイスク)、36,41,I−
1,I−2……記録トラツク中心線、37,42,P11
〜P35……プレピツト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め記録された案内トラックに従って情報
    信号が記録される記録円盤において、渦巻状又は同心円
    状の案内トラックが一周を等回転角度間隔で分割して得
    た領域の一つおき毎に位置せしめられた断続的なピット
    の列として形成され、かつ、相隣る2本の該案内トラッ
    クのうち一方の案内トラックの該ピットの始端、終端と
    他方の該案内トラックの該ピットの終端、始端とが夫々
    半径方向上で一致するように半径方向上互い違いに形成
    されてなり、該相隣る2本のトラックの間の領域に情報
    信号の記録トラックを形成するよう構成したことを特徴
    とする記録円盤。
  2. 【請求項2】該案内トラックの該ピットの深さは、該情
    報信号の記録再生用光ビームの波長の1/4倍であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録円盤。
JP60141696A 1985-06-28 1985-06-28 記録円盤 Expired - Lifetime JPH0650569B2 (ja)

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JP60141696A JPH0650569B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 記録円盤
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