JPH06503498A - 超音波式食器洗い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、キッチンおよびダイニング用品の洗浄に用いる食器類洗浄装置および 方法に関する。特に、本発明は、キッチンおよびダイニング用品類を効果的に且 つ綺麗に洗浄するために超音波を利用する改善された食器類洗浄装置であり、水 や化学洗剤の使用を最小にし、更に壊れ易いものの破損や破壊を実質的に少なく するものである。

食器類の洗浄装置や方法はキッチンおよびダイニング用品がら食物のかすを洗う ための技術は良く知られている。特に、公知の食器類洗浄装置は、ポンドやパン 、食べたり食事を出したりする用具、食器およびカップやグラス等から食物のか す、汚れを除くために温水および／またはジェット噴射と組み合わせて用いられ る化学洗剤や同様の洗浄剤に一般的に頼っている。これらの同様の原理が住宅設 備におけると同様、商業的および企業の食事施設において一様に用いられている 。あらゆる場合に、汚れた食器類を洗ったり濯いだりするために比較的大量の水 が必要とされる。更に、かなりの量の化学洗剤やその類のものが用いられる。

使用された水や化学洗剤は、通常キッチン用品から除去された食物のかすと一緒 に地域の下水や（下水処理の）腐敗層への通路の排水口へ放出される。

この種の以前からある食器類の洗浄装置および方法は、大量の異なる種類の食器 類を頻繁にあるいは断続的に洗わなければならないような商業的あるいは企業の キッチンにおいて、特に種々の限界や欠点が存在する。このような施設において 、温水洗浄槽内にある各々の食器類を手で扱ったり、洗ったりする食器の手洗い 技術は、関連する人手や労働コストを減少する一方で、洗浄工程のスピードをあ げるように設計された洗浄装置で一般には置き換えられつつある。しがしながら 食器類を入手で洗うことなく乾燥あるいは焼がれた材料のような多くの種類の食 物のかすを落とすことは非常に困難であるし、不可能であると広く認められてい る。従って、安い労働コストで早（洗えるように自動化された食器類洗浄設備は 改良されたけれども、多くの商業上および企業のキッチンは事前濯ぎをする場所 があり、そこで汚れたキッチン用品は人手により同時に調べられ、もし適当なら 、大きく頑固な汚れかすはンエット温水流、洗剤および／または人手による洗浄 などを組み合わせて除去される。その結果、実質的な人力や関連労働コストが依 然として必要となる。更に、事前濯ぎや洗浄する場所での温水の必要性は高いシ ステムエネルギーを使うことになる。更に、濡れており、且つ滑りやすい環境に おいて、それぞれの食器類を人手で扱う必要性は壊れやすいガラス類等を壊す危 険性を増大し、同時に壊れたガラス等および／または濡れた、滑りやすい仕事場 に対しては従業員が怪我をする危険性にさらされる。

さらに、近年になって、濯ぎ工程よりも前の段階を含む市販の皿洗いシステムに おいて水及び洗剤の高使用率に注意が向けられるようになっている。すなわち、 このような皿洗いシステムでは、個々のレストラン毎に毎年数十万ガロンの水と 、それに応じて、数千ガロンの洗剤とを使用することが必要になっている。乾燥 した気候のために水の供給が制限されるような地理的状況の地域ではこのように 多量の水を使用することは極めて望ましくないことである。さらに、多量の水及 び化学品、並びに、多量の食物残さを局部的な下水システムに放流することも極 めて望ましくないことである。

超音波原理を用いた他の洗浄方法はよく知られているが、この方法では、１個ま たは２個以上の超音波信号発生器が水浴の中でキャビテーションバブルを発生さ せ、このバブルで洗浄対象物を活発に洗浄する。より詳細には、超音波発生器は 水浴中に高周波数の音波を放射し、この音波が急速に変化することによって、正 圧領域と負圧領域とが局地的に連続して形成される。負圧領域は水浴中で効率的 にキャビテーションを起こし、多量の微小バブルを発生させる。水浴中のこれら のキャビテーションバブルが洗浄対象物の表面に接触すると、バブルは内側に破 裂し、手でごしごし洗う作用に相当するような機械的作用が生じる。この機械的 作用が水浴中に沈められている洗浄対象物から効果的に食物残さを分離させ、除 去する。

理論的には、超音波洗浄システムは食器類その他の多種類の対象物を洗浄する方 法にも適用できるが、超音波原理を食器類洗浄に適用しようとした試みは成功し ていない。その代わりに、ガラス、セラミック及び／又は同様な材料からなるこ われやすい食器類が最近用いられているが、これらの食器類は超音波洗浄を短時 間だけ施しても極めて破損しやすいものであった。超音波洗浄システムにおいて 食器類の破損の発生率が高いのは、活性的なバブルの洗浄作用が強いことと、定 在波すなわち共鳴波が水浴中に存在していることとに起因していたものと考えら れる。

本発明は、超音波皿洗いシステムを改良することによって、これら従来技術の問 題や欠点を解決するものである。本発明の超音波皿洗いシステムは広範囲のほと んど無制限の範囲の食器類から食物残さを効率的かつ迅速に洗浄するものである 。本発明のシステムにおいては、こわれやすい製品の破損のおそれを減らし、あ るいは、なくすような規制的な方法で超音波洗浄作用が施される。さらに、本発 明に係る超音波洗浄システムは食器類を効果的に洗浄するとともに、水及び／又 は化学洗剤の使用量を実質的に減少させる。

発明の概要 本発明によれば、食器類を洗浄する際に用いられる超音波式食器洗い装置及び関 連する方法が提供される。この装置は、水槽を有し、この水槽が、水中に浸され た食器類を機械的にこすって食べ残しを洗浄するための１若しくはそれ以上の浸 漬される超音波信号発生器と組み合わされている。コントローラは、超音波信号 の周波数を急激に変更することにより信号発生器を調整し、比較的に壊れやすい 食器類の破損を最小限にして防止している。好ましい態様においては、コントロ ーラは、さらに急激に発生器のオンとオフをパルスすることにより信号発生器を 調整している。

本発明の超音波式食器洗い装置は、例えば相対する側で且つ水槽を備えたタンク の底に配置された浸漬される信号発生器を有する。洗浄されるべき食器類のトレ ー若しくはバスケットが、水槽内に浸漬され、この水槽は、加熱されることが好 ましく、小型の選択された洗剤を含むこともできる。コントローラは、信号発生 器を操作して急激に周波数が変化する超音波信号を、好ましくは急激なオン・オ フのサイクルと共に生じさせる。その結果、信号発生器は、多量のキャビテーシ ョン・バブルを生じさせ、このバブルが食器類に対して破裂して食器類をこする ことになる。この信号周波数及びオン・オフのサイクルを共に変えることにより 、洗浄効果を実質的に損なうことなく、割れやすい食器類やそうでない食器類の 両者に対して優しい洗浄を行うことができる。

本発明の一実施例おいては、上述した超音波洗浄ステーションが、洗浄後の消毒 リンス・ステーション、好ましくは洗浄後のリンス・ステーションを有する食器 洗い装置と一体化されたものであってもよい、その代わりに、超音波洗浄ステー ションか、従来の食器洗い装置より進んで洗浄後ステーションとして用いられて もよい、何方の場合にも、適当なコンベア手段が、各処理ステーションに関して 食器類を載せたりするしたりするために設けられる。超音波洗浄ステーションの 水槽は、運ばれてきた残骸を取り除き且つフィルタを通った水を洗浄ステーショ ンに再利用するフィルタ回路を経由して断続的若しくは連続的に循環するもので あったらよい。

本発明の他の特徴や効果は、添付を参照して以下の詳細な説明から更に明らか第 １図は、本発明の新規な特徴を具現化した超音波皿洗い機の斜視図、第２図は、 食器洗い装置の拡大側面図、第３図は、本発明で用いる超音波水槽の拡大図、第 ４図は、図２の線４−４における断面図、第５図は、本発明による超音波信号及 びその発生を示す図、第６図は、本発明の好ましい代替実施例を示す図である。

発明の詳細な説明 例示したように、第１図で参照番号１０によって示された超音波式食器洗い装置 は、台所や、ポット、フライパン、飲食用及び配給用器具、皿、コツプ、及びグ ラス等の食器類１２を洗浄するために設けられたものである。食器洗い装置ＩＯ は、水槽１６内部に１つ若しくは２つ以上の超音波信号発生器１４（第３図及び 第４図）を含む。発生器１４の動作はコントローラ１８によって緊密に調整され ており、実効的な超音波洗浄作業を提供して、壊れやすい食器類の破損を実質的 に減少させ若しくは除去する。

取り分け、本発明の超音波式食器洗い装置ＩＯは、ガラス類、クリスタル、セラ ミック陶器等の破損し易い品々をほとんど若しくは全く破損させることなく、洗 浄過程においても安全な方法で、台所食器類を高速且つ実効的に洗浄するよう設 計しである。洗浄すべき食器類か実質的に自動的に通過するよう食器洗い装置Ｉ Ｏを構成し、必要な手動操作を最小とすることもできる。更に、本発明の超音波 式食器洗い装置は、フィルター回路２０中を巡回し得る比較的少量の水を利用し て、そこから食べ残しや食べ物を取り除き、その後、その水を再び循環させて再 使用することができる。この結果、従来の皿洗い機に比べて全体的な水の使用量 を減少させることとなる。

第１図及び第２図は、商業用の台所等において大量の台所及び食事用陶器１２を 洗浄するのに適した、より好ましい形態の超音波式食器洗い装置を示す。概略的 に述べれば、この装置ｌＯは、前洗浄リンススティジョン（ｐｒｅ−ｗａｓｈ　 ｒｉｎｓｅｓｔａｔｉｏｎ）　２６とポスト洗浄消毒用リンススティジョン（ｐ ｏｓｔ−ｗａｓｈ　ｓａｎｉｔｉｚｉｎｇｒｉｎｓｅ　５ｔａｔｉｏｎ）の間に 介挿された主、中央超音波洗浄ステーション２４にサブ分割されているような、 ハウジング２２を含む。投入用コンベヤ３０は、洗浄すべき台所食器類１２を受 け取るものであり、食器類の集合或いは一群は、適当なトレイ若しくはバスケッ ト３２に保持され得る。洗浄された食器類のトレイ若しくはバスケットを食器洗 い装置から運搬するため、排出用コンベヤ３４も設けられている。投入及び排出 用コンベヤ３０及び３４の詳細な構成についてはここで述べないが、これらのコ ンベヤを、当業者によく知られた適当な動作形態とし、また、自動運搬を提供し たり、及び／又は、手動の押し込みによって食器類バスケットを装置に装入可能 とすることもできることに注意すべきである。

前洗浄すすぎステーション２６では、汚れた食器類１２のバスケット３２が、入 力コンベヤ３０によりハウジングインテリアの入口３６を通って送られる。この すすぎステーション２６は、入力コンベヤ３０の頭上の位置に配置された噴射マ ニホールド３８とその上に配置された食器類のバスケットを含んでいる。噴射マ ニホールド上に設けられた下向きの一群のジェットノズル４０が、噴射水を与え 、汚れた食器類１２に粗い洗浄作用を与える。ノズル４０からの噴射水は、前洗 浄作用をさらに効率良くするため予め加熱される。この噴射水は入力導管４１を 通して局部給水装置から直接給水され、その後、図１に示されているように排水 管４２を介して排出されてもよい。これとは別に、すすぎステーション２６にお いて水を濾過し、所望ならばそれを循環させてもよい。

食器類Ｊ２のバスケット３２は、油洗浄すすぎステーション２６から超音波洗浄 ステーション２４に搬送される。洗浄ステーション２４内では、バスケット３２ は最初水槽１６の面上に配置されている。この水槽１６はシステムハウジング２ ２の一部により形成されたタンク内に含まれている。図１ないし図２に示されて いる垂直昇降装置４３のように、バスケットを降下させて水槽１６に入れて食器 類を水槽に浸す手段が設けられている。この昇降装置４３は、バスケットを自動 的に調時して水槽に浸すように、あるいはバスケットを手動で動かして水槽に浸 すように、その他あらゆる当業者に周知の方法で設計されてもよい。これとは別 に、傾斜型コンベヤセグメント等のような他の形式の垂直搬送システムを使用し てもよい。

水槽Ｉ６内の水中の位置において水タンクの内壁上には、少なくとも１つの超音 波信号発生器１４が取付けられている。図３には、反対の壁とタンクの底壁のそ れぞれに沿って取り付けられている３つの分離した発生器１４を有する好ましい 装置が示されている。これらの超音波信号発生器は適当な水密導管４Ｇを介して コントローラ１８に接続されている。このコントローラ１８は水槽の外側の適当 な位置に配置されている。コントローラ１８は発生器１４を動作させて食器類１ ２を洗浄するための超音波信号を発生させる。発生器１４については後で詳述す る。

超音波信号発生器の各々は、共振プレートあるいは同様な構造体に取り付けられ た超音波トランスジューサ素子のような従来周知の構成を有する。トランスジュ ーサ素子は、付勢時に、共振プレート板を振動させて高ピツチで高周波数の超音 波を発生する。この超音波は周囲の環境に対して照射される。皿洗いシステムＩ Ｏでは、トランスジューサ素子及び共振プレートが水槽内に浸されているシール されたケーシングに含まれる。それにより、超音波信号が水槽１６に対して照射 される。

本発明で使用するのに好ましい超音波装置には、約３０〜５０キロヘルツのオー ダで周波数範囲が可変の超音波信号を発生する圧電トランスジューサが含まれる 。このような信号発生器は、ドイツ国、ヘツペンハイム（Ｈｅｐｐｅｎｈｅ　ｉ ｍ）のＫＬＭ　ウルトラセル（Ｕｌ　ｔｒａｃｈａｌｌ　）　ＧＭ８Ｈ及び英国 、バーケンヘッド（Ｂｉｒｋｅｎｈｅａｄ）のヒルソニック　リミテッド（Ｈ４ ｌｓｏｎｉｃ　Ｌｔｄ、　）から市販されている。代表的な製品では、好ましい 発生器１４は、平均約８００ワツトで１５００ワツトピーク電力出力のオーダの の設計容量を有する。

水槽１６に加えられる超音波は、この超音波が水槽を横切る時、急峻に変動する 正及び負の圧力の振動を、水槽内の局所に発生する。負の圧力は液体を引き離す ことによって、極めて小さな空洞のバブルを発生する。信号発生器１４が動作す ると、無数のこの様な空洞を発生し、この空洞は、水槽を通過して、内破作用に よって清浄されるべき食器類の表面に接触する。この空洞の内破作用は、食器類 の表面から食滞等を除去するための強力且つ高能率の洗浄作用を提供する。本発 明の好適な実施例においては、この清浄動作は、１２０−１５０°Ｆの範囲の温 度に水槽１６を加熱し、また小さな割合で洗剤を水槽に加えることにより、増強 される。好適な洗剤は、Ｔｉｔａｎ　ｆｎｔｒａｃｌｅａｎ　ＳＵ　１６１との 名称で、英国、ＭｅｒＳｅＹｓ　ｉｄｅのＬｅｖｅｒ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉωｌ　 Ｌｔｄ、から販売される様な泡立た無いか又は泡立ちの低い生物分解性の洗剤で ある。

超音波信号発生器１４によって与えられる洗浄作用は、制御器１８によって注意 深く制御され、壊れやすい台所食器類の損傷又は破損を防止する。特に、図５に 示される様に、発生器１４から放出される超音波の特定の周波数を変化、選択す る。この点に関して、発生された信号の周波数は急速に変更されて、水槽中に定 在波又は共鳴波が発生することが禁止される。図５は周波数の下限及び上限の間 での、鋸歯状傾斜関数に従っての発生信号の短時間での交替を図示している。

超音波の特定の周波数範囲は、特定の周波数変化関数と同様に変化することがで きるが、推奨される信号周波数範囲は、３０−５０キロヘルツの程度であり、好 ましい信号範囲は約３８−４２キロヘルツの程度である。同様に、この超音波の 範囲に渡って繰り返えされる掃引時間は、傾斜関数５０によって表される様に、 ０．０１−１．００秒内の各サイクルの短時間に発生する。

更に、本発明の好ましい実施例において、コントローラＩ８は、オン状態とオン 状態との間で信号発生器１４に即座に、発生した信号の瞬時周波数とは通常異な る急速オン−オフパルス周波数でパルスを発生させる。例えば、図５で示されて いるように、それぞれの“オン”パルス４８の前縁において、コントローラ１８ は、ランプ機能５０に応じて特定周波数を有する超音波信号を発生するように発 生器１４を操作する。図５において波形５２に表されているように、発生した超 音波信号は、”オン”パルス４８の後縁で停止する前の、大体Ｉから２サイクル で非常に短間隔である。連続して次にくる“オン”パルス４８′　において、違 った超音波信号５２°がランプ機能５０に応じて選択された周波数で発生する。

このような超音波信号のオン−オフのサイクルは急速な周波数変動と組合わされ て、水槽中で結果として脆い食器類にダメージを与えることになる定在抵抗波の 発生を妨げる。オン−オフパルスの特定周波数は変化することができるが、好ま しい周波数は、約０．０００１−０．０１のレコードの間で交替バーストと均一 な時間を提供する。更に、発生した超音波信号のコントロールは、図５における 信号５２に連結された点線の波形から示されているように、信号出力の振幅変動 が与えられる。

選択された時間間隔の超音波クリーニングサイクルに連続して、一般的には約３ ０秒から９０秒で、昇降装置４３は水槽１６の表面を越えた上部に戻り、洗浄さ れた食器類１２を入れたバスケット３２を出力コンベア３４に搬送する。バスケ ット３２は出力コンベヤに沿って後洗い消毒リンスステーションに進み、そこで は食器類は予備洗いステーション２６に関して述べられたような同じ方法で高架 マニホルド５４から噴射されたスプレーにあてられる。後洗いステーションの噴 射スプレーは洗浄水であったり或いは、洗浄された食器の消毒効果を高める薬剤 を含んでいることもできる。マニホルド５４からスプレーされた水は排水管５６ を介して適当な排水管（図示せず）に集められる。次に、洗浄され、すすがれた 食器類はアウトレットコンベヤに沿って出口５４を通ってバスケット３２を通過 する。

本発明の他の実施例に関して、水槽１６を形成する水は、使用済の水を実質的に 節約するために濾過されて、リサイクルされることができる。特に、図１および 図２においては、超音波洗浄ステーション２４に戻る前に、水槽１６がフィルタ ユニットを通るためのポンプ６０により引っ張られて再循環された排水管５８を 備えたフィルタ回路を示している。フィルタユニット６２は、集めて除かれた食 物などを水から除去するように設計されており、このようにして、付加的に水が 再使用されている間に、この排出物は有効に分割して集められ、排除される。

システムが作動している間、この濾過方法は連続して処理され、食器類のバスケ ットが水槽の中に入れられている時には、洗浄の間断続して処理される。

第６図に図示のように、本発明の別の実施例においては、超音波洗浄ステーショ ンが、通常の食器洗い機６４に対する前洗浄ステーションとして用いられている 。この装置では、超音波洗浄ステーション２４が、前リンスステーション２６及 び対応する入力コンベヤ３０（全て前述のコントローラによって動作させられる ）と協働している。しかしながら、この装置では、後洗浄衛生用リンスステーシ ョンが省略されている。その代わりとして、洗浄された食器類１２は、出力コン ベヤ３４に沿って、直接、更に食器類を洗浄する通常のウォータージェット式の 化学洗浄手段を有する食器洗い機６４に送られる。

上記のように、本発明によって改良された超音波式食器洗い装置ｌＯは、超音波 で発生したキャビテーション・バブルを用いて食器類を洗浄する有効な装置及び 方法を提供する。キャビテーション・バブルは、水路内での定在波または共振波 の発生を防止するように超音波信号発生器の適正な調整によって作られて、食器 類の破損を防止する。この点に関し、本発明の種々の実施例においては、システ ムの食器類の洗浄動作の前に、超音波洗浄ステーションで水のガス抜きするのが 好ましい。ガス抜きは、洗浄すべき食器類の装填前の数分の短い時間、水の浴中 で超音波信号発生器を動作させることによってできる。

本発明の超音波式食器洗い装置ｌＯの更に別の変形例が当業者にとって明らかで あろう。例えば、超音波洗浄ステーション２４は、関係の前洗いステーション２ ６及び／または後洗いステーション２８をなくして、独立の洗いステーションと して使用できる。更に、本発明のシステムは、複数のステーションを円形に並べ ること等を含む、いろんな幾何学的形状を採ることができる。従って、請求の範 囲に記載された事項を除いて、前述の記述及び添付の図面の事項に本発明を限定 するつもりはない。

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．洗浄すべき食器類を受け入れる水槽と、該水構内に浸漬される少なくとも１ つの超音波信号発生器と、該超音波信号発生器を作動させて一連の短バースト超 音波信号を発生させ、前記水構内に大量のキャビテーション泡を発生させるため のコントローラとを備えており、該コントローラは、実質的に一様な持続時間を 有するオフ状態とオン状態との間に前記超音波信号発生器を急速にパルシングし 且つ相続くオン状態の間ある選択された周波数範囲内で種々な特定の超音波信号 周波数を発生する手段を含むことを特徴とする超音波式食器洗い装置。
2. ２．洗浄するために前記水槽へ食器類を送り込み、洗浄後前記水槽から食器類を 搬出させるための搬送手段を含む請求項１記載の超音波式食器洗い装置。
3. ３．前記水槽を有する上方に開口したタンクを含んでおり、該タンクは、対向す る側部壁および端部壁、並びに底部壁を有しており、前記少なくとも１つの超音 波信号発生器は、前記タンク内において、前記対向する側部壁および底部壁にそ って個々の位置に取り付けられた３つの信号発生器を備える請求項１記載の超音 波式食器洗い装置。
4. ４．前記水槽内で洗浄された食器類をすすぎ洗いするための洗浄後リンスステー ションを含む請求項１記載の超音波式食器洗い装置。
5. ５．前記水槽内にて洗浄すべき食器類をすすぎ洗いするための洗浄前リンスステ ーションを含む請求項１記載の超音波式食器洗い装置。
6. ６．前記水槽から粒状物質をろ過するためのろ過手段を含む請求項１記載の超音 波式食器洗い装置。
7. ７．発生される超音波信号の各々の振幅を選択的に変えるための手段を含む請求 項１記載の超音波式食器洗い装置。
8. ８．前記発生される超音波信号の特定の周波数は、約３０ＫＨｚから約５０ＫＨ Ｚまでの周波数範囲内の各超音波信号を発生する発生手段を含む請求項１記載の 超音波式食器洗い装置。
9. ９．前記発生手段は、前記超音波信号発生器をオン状態とオフ状態との間で急速 にパルシングして、約０．０００１−０．０１秒の実質的に一様な持続時間のバ ースト時間と静止時間とを交互に与える手段を含む請求項８記載の超音波式食器 洗い装置。
10. １０．水槽を受け入れ且つ該水槽内に洗浄すべき物を受け入れるための上方に閉 口したタンクと、 前記水槽が前記タンク内にあるとき、その水構内の浸漬位置に前記タンク内に取 り付けられる少なくとも１つの超音波信号発生器と、前記超音波発生器を作動し て一連の短バースト超音波信号を発生させ、前記水槽内の大量のキャビテーショ ン泡を発生させるためのコントローラとを備えており、前記コントローラは、実 質的に一様な持続時間を有するオフ状態とオン状態との間に前記超音波信号発生 器を急速にパルシングし且つ相続くオン状態の間ある選択された周波数範囲内で 種々な特定の超音波信号周波数を発生する手段を含むことを特徴とする超音波洗 浄装置。
11. １１．洗浄すべき物を前記タンク内へ出し入れするための搬送手段を含む請求項 １０記載の超音波洗浄装置。
12. １２．前記少なくとも１つの超音波信号発生器は、前記タンク内で間隔を置いた 位置に取り付けられた複数の信号発生器を備える請求項１０記載の超音波洗浄装 置。
13. １３．前記タンク内で洗浄された物をすすぎ洗いするための洗浄後水リンスステ ーションを含む請求項１０記載の超音波洗浄装置。
14. １４．前記タンク内で洗浄すべき物をすすぎ洗いするための洗浄前水リンスステ ーションを含む請求項１０記載の超音波洗浄装置。
15. １５．前記タンク内の水槽から粒状物質を取り除くためのろ過手段を含む請求項 １０記載の超音波洗浄装置。
16. １６．前記発生される超音波信号の振幅を選択的に変えるための手段を含む請求 項１０記載の超音波洗浄装置。
17. １７．被洗浄物を超音波的に洗浄する方法において、被洗浄物を水槽内に浸漬し 、前記水槽へ一連の短バースト超音波信号を伝送して、前記水槽内に大量のキャ ビテーション泡を発生させる工程を含み、該伝送工程は、短バースト超音波信号 を、実質的に一様な持続時間のオフ状態とオン状態とにて、相続いて急速に伝送 し且つ相続くオン状態の間ある選択された周波数範囲内で異なる特定の超音波信 号周波数を伝送する工程を含むことを特徴とする方法。
18. １８．前記浸漬および伝送工程の前に、被洗浄物を水すすぎ洗いする工程を含む 請求項１７記載の方法。
19. １９．前記浸漬および伝送工程の後に、被洗浄物を水すすぎ洗いする工程を含む 請求項１７記載の方法。
20. ２０．前記水槽から粒状物質をろ過する工程を含む請求項１７記載の方法。