JPH0650266A - 輸液ポンプ - Google Patents

輸液ポンプ

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JPH0650266A
JPH0650266A JP22340792A JP22340792A JPH0650266A JP H0650266 A JPH0650266 A JP H0650266A JP 22340792 A JP22340792 A JP 22340792A JP 22340792 A JP22340792 A JP 22340792A JP H0650266 A JPH0650266 A JP H0650266A
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Takayuki Nishimura
隆幸 西村
Yoshinobu Fujikawa
伊伸 藤川
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チューブ4の閉塞状態を検出する検出機構1
0は、被検出部としての最も下流側のフィンガーF11
と、該フィンガーF11の変位量を検出する検出部とし
てのホール素子12とから構成している。チューブ4の
膨出量の変動は、上記被検出部としてフィンガーF11
を介してホール素子12によって検出することができ、
チューブ4が閉塞されていない通常時とチューブ4が閉
塞された時とにおけるフィンガーF11の変位量の相違
によって、チューブ4が閉塞されているか否かを検出す
ることができる。 【効果】 上記フィンガーF11は、ポンプ作動を行う
と同時に被検出部としての機能も備えているので、上記
検出部としてのホール素子12は、フィンガーF11を
介して通常時とチューブ閉塞時との変位量の違いを即座
に検出できる。したがって、従来に比較して検出機構の
検出精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる蠕動式の輸液
ポンプに関し、より詳しくはチューブの閉塞状態を検出
する検出機構を備えた輸液ポンプに関する。
【従来の技術】従来、蠕動式の輸液ポンプとして、例え
ば、ケーシング内に回転自在に軸支した回転軸と、この
回転軸の外周部に設けた複数のカム部材と、これら各カ
ム部材に連動して回転軸の半径方向に進退動されて可撓
性を有するチューブを押圧する複数のフィンガーと、上
記チューブの閉塞状態を検出する検出機構とを備え、上
記検出機構を、チューブに当接して該チューブの膨出量
の変動に応じて回転軸の半径方向に変位可能な被検出部
と、この被検出部の変位量を検出する検出部とから構成
して、上記チューブを介して上流側から下流側に向けて
液体を給送するものは知られている(例えば、特開平3
−205060号公報)。上記公報に開示された輸液ポ
ンプでは、上記複数のフィンガーとは別に、それら複数
のフィンガーを配設した中央位置に被検出部としての板
状部材を配置し、この板状部材をばねによってチューブ
に当接させるようにしている。また、上記板状部材の他
端にマグネットを埋設してあり、このマグネットの対向
位置に検出部としてのホール素子を設けている。そし
て、チューブ内の液圧の変動に応じてチューブの膨出量
が変動するので、その変動量を上記板状部材の変位量と
してホール素子によって検出するものである。これによ
り、チューブが閉塞されない正常時に比較するとチュー
ブの閉塞時には、チューブの膨出量、すなわち板状部材
の変位量が大きくなるので、それによってチューブが閉
塞されたことを検出することができる。
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の輸液ポンプでは、被検出部としての板状部材の上下
隣接位置にフィンガーが存在するために、通常時と閉塞
時のチューブの膨出量の変動は、板状部材とその上下隣
接位置のフィンガーとの進退方向におけるずれ量として
検出しており、そのため通常時とチューブ閉塞時との板
状部材の変位量は微小なものとなっていた。しかも、板
状部材の変位量の検出は、その上下隣接位置のフィンガ
ーとの進退方向における相対的なずれ量として検出する
ので、チューブの閉塞状態の検出が遅れ気味になってい
た。したがって、このような従来のものでは検出機構に
よる検出精度が悪くなるという欠点があった。
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、ケーシング内に回転自在に軸支した回転軸
と、この回転軸の外周部に設けた複数のカム部材と、こ
れら各カム部材に連動して回転軸の半径方向に進退動さ
れて可撓性を有するチューブを押圧する複数のフィンガ
ーと、上記チューブの閉塞状態を検出する検出機構とを
備え、上記検出機構を、チューブに当接して該チューブ
の膨出量の変動に応じて回転軸の半径方向に変位可能な
被検出部と、この被検出部の変位量を検出する検出部と
から構成して、上記チューブを介して上流側から下流側
に向けて液体を給送する輸液ポンプにおいて、上記いず
れかのフィンガーを、上記カム部材に係合して回転軸の
半径方向に進退動される駆動部と、この駆動部に対し、
上記回転軸の半径方向に進退動可能に設けられて上記チ
ューブに当接する本体部と、上記駆動部と本体部とに渡
って弾装されて駆動部と本体部とを相互に離隔する方向
に付勢するばねとから構成し、かつ上記本体部を、上記
検出機構の被検出部として兼用したものである。
【作用】このような構成によれば、被検出部としての本
体部は、本来のポンプ作動を行いつつ、その変位量を検
出機構の検出部によって検出されるようになる。そのた
めに、通常時とチューブ閉塞時とにおけるチューブの膨
出量の微小な変動を検出できるとともに、チューブの閉
塞状態を即座に検出することができる。したがって、上
述した従来に比較して検出機構の検出精度を向上させる
ことができる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1はいわゆる蠕動式の輸液ポンプで
ある。この輸液ポンプ1は箱形のケーシング2を備えて
おり、ケーシング2の左方側の面は開放されている。こ
のケーシング2の左方側の開口部は、ばねによって右方
に付勢された蓋体3によって閉鎖してあり、その蓋体3
における右方側の端面の中央に、可撓性を有するチュー
ブ4を保持するようにしている。上記ケーシング2内の
上下位置には一対の軸受5,5’を取り付けてあり、こ
れら一対の軸受5,5’によって鉛直方向に向けた回転
軸6を回転自在に軸支している。上記回転軸6の外周部
の軸方向には、所定の間隔で複数のカム部材7を設けて
あり、これら各カム部材7に各フィンガーF1ないしF
11の各係合凹部Faを係合させている。上記回転軸6
は図示しないモータに連動させてあり、該モータが一方
向に回転されると、回転軸6は図2における時計方向に
回転されるので、上記回転軸6に設けたカム部材7によ
って、上記各フィンガーF1ないしF11が回転軸6の
半径方向に進退されるようになっている。その際、各フ
ィンガーF1ないしF11は、最も上流側のフィンガー
F1から順次その下流側のフィンガーF2ないしF11
が進退されるので、それら前進される各フィンガーF1
ないしF11の先端部によって上記チューブ4は上流側
から下流側にわたって順次押圧されるようになってい
る。これによって、チューブ4を介して、輸液ポンプ1
の上流側(上方側)に設けた図示しない容器内の液体を
輸液ポンプ1の下流側(下方側)にむけて給送すること
ができる。しかして、本実施例は、上記ケーシング2内
の下端部に上記チューブ4の閉塞状態を検出する検出機
構10を設けている。この検出機構10は、最も下流側
(下方側)に位置するフィンガーF11の本体部Fbを
被検出部として兼用するようにしている。上記本体部F
bにおける右方側の端部にマグネット11を埋設してあ
り、またこのマグネット11と対向するケーシング2の
下方側部に、検出部としてのホール素子12を取り付け
ている。図2に示すように、被検出部としてのフィンガ
ーF11の本体部Fbには、上記係合凹部Faを形成す
るとともに、この係合凹部Faにおける左方側の端面に
段付孔Fcを形成している。そして、この段付孔Fc内
に断面T字形の係合部材13を摺動自在に嵌合させてあ
り、該係合部材13と段付孔Fcの底部とにわたってば
ね14を弾装している。このばね14によって係合部材
13と本体部Fbとが相互に離隔する方向に付勢されて
おり、したがって、係合部材13の先端面はカム部材7
に圧接されている。このように構成することによって、
図2に示すチューブ4が閉塞されていない通常の状態で
は、カム部材7のカム面は上記係合部材13の先端面に
圧接係合すると同時に、係合部材13の位置とは反対側
となる係合凹部Faの右方側の端面に係合している。そ
して、この通常の状態では、チューブ4内の液圧が低い
のでチューブ4を押圧したフィンガーF11の本体部F
bの先端部によって、該チューブ4が半径方向に押し潰
された状態となっている。これに対して、上記チューブ
4が何らかの原因で閉塞された際には、チューブ4内の
液圧が高くなるので、上記本体部Fbの先端部によるチ
ューブ4のつぶれ量は上記通常の場合に比較して小さく
なる。すなわち、通常の状態に比較するとチューブ4の
閉塞時には該チューブ4の膨出量が大きくなる。そし
て、この時には上記ばね14が圧縮されるので、検出部
としての本体部Fbは、上記カム部材7および係合部材
13に対して、図2の右方側にむけて相対移動されるこ
とになる。そして、上述した通常時とチューブ4閉塞時
におけるチューブ4の膨出量の変動は、本体部Fbに設
けたマグネット11とホール素子12との距離の変動と
して表れるので、該ホール素子12によって検出したマ
グネット11とホール素子12との距離が所定の距離よ
りも短くなった場合に、チューブ4が閉塞状態にあるこ
とを検出することができる。上述のように、本実施例で
は、最も下流側に位置するフィンガーF11の本体部F
bを検出機構10の被検出部として兼用しているので、
チューブ4が閉塞されていない通常の状態とチューブ4
が閉塞された状態とを比較すると、被検出部としてのフ
ィンガーF11の変位量が従来に比較して大きくなる。
つまり、従来では被検出部としての板状部材を上記フィ
ンガーを配列した中央位置に設けているので、板状部材
の上下隣接位置にフィンガーが存在することになる。そ
のために、通常時とチューブ4閉塞時とを比較したとき
のチューブ4の膨出量の変動が小さくなり、被検出部と
しての板状部材の変位量が小さくなっていた。したがっ
て、このような従来のものでは検出機構による検出精度
が悪くなるという欠点があった。このような従来に対し
て、本実施例においては、被検出部としての上記本体部
Fbの隣接下流位置には他のフィンガーが存在しないの
で、チューブ4内の液圧の変動に伴うチューブ4の膨出
量の変動が大きくなり、それによってホール素子12に
よる上記本体部Fbの変位量の検出が容易なものとな
る。しかも、被検出部としての本体部Fbは、本来のポ
ンプ作動を行いつつ、上記ホール素子12によって変位
量を検出されるので、本体部Fbの変位量に基づいてチ
ューブの閉塞状態を即座に検出することができる。した
がって、上述した従来に比較してチューブ4の閉塞状態
を検出する際の検出機構10の検出精度を向上させるこ
とができる。また、本実施例では、フィンガーF11の
本体部Fbを検出機構10の被検出部として兼用してい
るので、上記従来のように本来のフィンガーとは別個に
被検出部としての板状部材を設けたものと比較すると、
ケーシングを小型化することができ、ひいては輸液ポン
プを小型化することができる。なお、上記実施例では、
最も下流側のフィンガーF11を検出機構10の被検出
部としているが、他のフィンガーF1−F10のいずれ
かを上記フィンガーF11と同様に構成して、それを検
出機構10の被検出部として兼用しても良い。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して検出機構の検出精度を向上させることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】図1のII−II線に沿う断面図
【符号の説明】
1 輸液ポンプ 2 ケーシング 4 チューブ 6 回転軸 7 カム部材 10 検出機構 12 ホール素子(検出部) 13 係合部材(駆動
部) 14 ばね F1−F11 フィン
ガー Fb 最も下流側のフィンガーF11の本体部(被検出
部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に回転自在に軸支した回転
    軸と、この回転軸の外周部に設けた複数のカム部材と、
    これら各カム部材に連動して回転軸の半径方向に進退動
    されて可撓性を有するチューブを押圧する複数のフィン
    ガーと、上記チューブの閉塞状態を検出する検出機構と
    を備え、 上記検出機構を、チューブに当接して該チューブの膨出
    量の変動に応じて回転軸の半径方向に変位可能な被検出
    部と、この被検出部の変位量を検出する検出部とから構
    成して、上記チューブを介して上流側から下流側に向け
    て液体を給送する輸液ポンプにおいて、 上記いずれかのフィンガーを、上記カム部材に係合して
    回転軸の半径方向に進退動される駆動部と、この駆動部
    に対し、上記回転軸の半径方向に進退動可能に設けられ
    て上記チューブに当接する本体部と、上記駆動部と本体
    部とに渡って弾装されて駆動部と本体部とを相互に離隔
    する方向に付勢するばねとから構成し、 かつ上記本体部を、上記検出機構の被検出部として兼用
    したことを特徴とする輸液ポンプ。
JP22340792A 1992-07-30 1992-07-30 輸液ポンプ Expired - Fee Related JP2762861B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249651A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Nipro Corp 輸液ポンプ
CN103382932A (zh) * 2012-05-02 2013-11-06 精工爱普生株式会社 液体输送装置及液体输送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249651A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Nipro Corp 輸液ポンプ
CN103382932A (zh) * 2012-05-02 2013-11-06 精工爱普生株式会社 液体输送装置及液体输送方法

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